JP6224545B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロコンピュータ(マイコン)と、シリアル多線バス(マイクロセカンドバス)を介して駆動される周辺構成素子とを備える電子制御装置において、周辺構成素子の暴走を監視する監視装置に関するものである。
従来技術から、とりわけ自動車領域において簡単に組立てされ、安価な制御装置が公知である。この制御装置は、内燃機関等の機能の制御および調整に用いられる。この公知の制御装置は2つの集積回路を有する。すなわち、2つの集積回路とは、計算装置またはマイコンに対する構成素子と、マイコンからの指令により動作する周辺構成素子または周辺チップである。周辺構成素子には、電圧供給部と、1つまたは複数の入出力段と、および制御装置のインタフェース構成素子とが収納される。
マイコンおよび周辺構成素子は、従来技術により、いわゆるマイクロセカンドバスを介して相互に通信する。これは3〜4線のシリアルバスである。このバスは、SPI(Serial Peripheral Interface)バスとの類似性を有する。マイクロセカンドバスを介してとりわけ安全性通信(例えば、問い合わせ−応答通信)がマイコンと周辺構成素子との間で行われる。さらにマイコンと周辺構成素子との間には、例えばマイコンに電圧供給するための別の線路が設けられている。
従来より、ウォッチドッグクリア信号(WDC信号)信号に基づいてマイコンの暴走を監視する装置が提案されている。特許文献1は、WDC信号として出力されるパルスの周期性に基づいてマイコンの暴走を監視する装置が提案されている。
特開2002−91802号公報
従来では、マイコンと周辺構成素子との間で上述の安全性通信が行われていたが、マイコン及び周辺構成素子以外の構成要素(以下で説明する「監視部」)によって、周辺構成素子の入出力が監視されていなかった。したがって、監視部によって、マイコンだけでなく、周辺構成素子の通信、及び、入出力機能を監視し、マイコン及び周辺構成素子の暴走を監視する構成が求められる。
本発明の目的は、マイコンで使用している監視部によって周辺構成素子の入出力を監視し、周辺構成素子の通信、及び、入出力機能を監視することができる電子制御装置を提供することである。
本発明において、マイコンと、入出力機能を備える周辺構成素子とは、シリアル通信(マイクロセカンドバス)にて接続しており、マイコンが、シリアル通信介した送信データにより、周辺構成素子の入出力を操作する。監視部は、マイコン及び周辺構成素子の少なくとも一方から出力されるWDC信号の周期性が崩れると、マイコン及び周辺構成素子の異常発生を判定する。
上記課題を解決する為に、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例をあげるならば、少なくも1つのマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータとシリアル多線バスを介して接続され、前記マイクロコンピュータによって制御される入出力機能を備える少なくとも1つの周辺構成素子と、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の少なくとも一方から出力されるウォッチドッグクリア信号の周期性に基づいて、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の異常発生を監視する少なくとも1つの監視部と、を備え、前記監視部は、前記周期性が崩れたときに、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子に対してリセット信号を出力する、電子制御装置が提供される。
本発明によれば、マイコンで使用している監視部によって周辺構成素子の入出力を監視し、周辺構成素子の通信、及び、入出力機能を監視することができる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
第1実施例における車両制御装置の概要を示す構成図である。 第1実施例における暴走監視動作を示すタイムチャートである。 フリーランタイマの動作を示す図である。 第2実施例における車両制御装置の概要を示す構成図である。 第2実施例における暴走監視動作を示すタイムチャートである。 第3実施例における車両制御装置の概要を示す構成図である。 第3実施例における暴走監視動作を示すタイムチャートである。 第4実施例における車両制御装置の概要を示す構成図である。 第4実施例における暴走監視動作を示すタイムチャートである。 第5実施例における車両制御装置の概要を示す構成図である。 第5実施例における暴走監視動作を示すタイムチャートである。 第6実施例における車両制御装置の概要を示す構成図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。また、各図において共通の構成については同一の参照番号が付されている。
以下で説明する本発明に係る電子制御装置は、少なくとも1つの計算装置またはマイコン(以下では、単に「マイコン」と呼ぶ)と、マイコンからの指令により動作する少なくとも1つの周辺構成素子または周辺チップ(以下では、単に「周辺構成素子」と呼ぶ)とを備える。マイコンと周辺構成素子は、シリアル多線バス(マイクロセカンドバス)を介して接続されている。周辺構成素子は、シリアル多線バスを介してマイコンによって制御される入出力機能を備える。以下で説明する実施例の特徴として、電子制御装置は、マイコンと周辺構成素子の少なくとも一方からのウォッチドッグクリア信号(WDC信号)の周期性に基づいて、マイコン及び周辺構成素子の異常発生(例えば、暴走)を監視する少なくとも1つの監視部を備える。
[第1実施例]
以下、本発明を具体化した第1実施例を図面に従って説明する。第1実施例に係る電子制御装置は、自動車等の車両において内燃機関等の機能の制御及び調整を行う車載制御装置である。図1は、第1実施例における車載制御装置を示す構成図である。車載制御装置は、マイコン10と、周辺構成素子17と、WDC監視部20とを備える。
マイコン10は、コア(CPU(Central Processing Unit))11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、フリーランタイマ14と、I/O部15と、シリアル多線バス(マイクロセカンドバス)16とを備える。図1に示すように、これらの構成要素は相互に接続されており、コア11は、RAM12、ROM13、タイマ14、I/O部15、シリアル多線バス16などを使用する。また、コア11とフリーランタイマ14には発振子18が接続されている。
ここで、フリーランタイマ14は、一定時間毎(例えば1μs毎)にカウントアップされる2バイト(16ビット)のタイマカウンタにて構成される。すなわち、フリーランタイマ14は「0000H」〜「FFFFH」の間でカウント値を変化させるタイマとして機能する。
周辺構成素子17は、マイコン10からの指令により動作する。一例として、周辺構成素子17は、電圧供給部と、1つまたは複数の入出力段と、インタフェース構成素子とを備える。マイコン10と周辺構成素子17は、シリアル多線バス16を介して接続されている。周辺構成素子17は、シリアル多線バス16を介してマイコン10によって制御される入出力機能を備える。
I/O部15のWDC監視部用I/Oポートには、WDC監視部20が接続されている。WDC監視部20は、マイコン等により構成されており、したがって、コア(CPU)、RAM、ROM、及び、I/O部などの構成要素を備える。WDC監視部20は、I/O部15から出力されるWDC信号31を監視する。WDC監視部20は、マイコン10のリセット端子と周辺構成素子17のリセット端子に接続されている。WDC監視部20は、WDC信号31の周期性が崩れた場合、マイコン10または周辺構成素子17で異常発生したと判定し、マイコン10及び周辺構成素子17の両方へリセット信号32を出力する。
例えば、コア11は、ROM13に格納されている所定の制御プログラムを実行することにより、制御演算を実行する。また、WDC監視部20のコアも、ROMに格納されている所定の制御プログラムを実行することにより、制御演算を実行する。マイコン10及びWDC監視部20の以下で説明する制御機能は、コアが実行するソフトウェアとして実装することもできるし、マイコンなどが備える回路デバイスなどのハードウェアとして実装することもできる。
次に、マイコン10または周辺構成素子17の暴走監視の動作を図2のタイムチャートを用いて説明する。図2は、フリーランタイマ14の動作、マイコン10のWDC出力処理タイミング、周辺構成素子17からシリアル多線バス(マイクロセカンドバス)16を介してマイコン10が受信した入力データ(H/L)、並びに、リセット信号をそれぞれ示している。
フリーランタイマ14は、一定速度でカウントアップ動作を継続し、その際のフリーランタイマ14を構成する各ビットはそれぞれに同一の時間間隔で反転を繰り返す。一例として図3に示すように、フリーランタイマ14の11番目のビット(bit11)は約2ms毎に反転を繰り返す。この場合、当該bit11の反転のタイミングがコア11に通知され、その際、割り込み要求が発生し、WDC処理を実施する。すなわち、2ms毎に、コア11は、フリーランタイマ14のbit11が0→1に反転するタイミングで各々の制御を中断し、I/O部15のWDC用I/Oポートを操作する。これにより、I/O部15のWDC用I/OポートからWDC監視部20に対して一定周期のWDC信号31が出力される。
さらに、本実施例では、マイコン10が、マイコン10自身から出力されたWDC信号31を周辺構成素子17に入力し、周辺構成素子17からそのWDC信号を受信する。マイコン10は、周辺構成素子17から受信したWDC信号と、マイコン10自身が出力したWDC信号31とを照合する。マイコン10は、照合結果に基づいて、次の信号となるWDC信号31を出力する。WDC監視部20は、I/O部15から出力されるWDC信号31を監視する。WDC監視部20は、WDC信号31の周期性が崩れた場合、マイコン10または周辺構成素子17で異常発生したと判定し、マイコン10と周辺構成素子17へリセット信号32を出力する。
詳細には、図2の2ms毎に、マイコン10において、コア11がWDC用I/Oポートを操作する際、コア11が、周辺構成素子17からシリアル多線バス16にて受信した入力データ(H/L)と、前回のWDC信号の出力データ(H/L)とを照合する。このとき、コア11は、周辺構成素子17から受信した入力データと、前回のWDC信号の出力データとが同じ場合は、H/Lを反転してWDC信号31を出力する。一方、コア11は、周辺構成素子17から受信した入力データと、前回のWDC信号31の出力データとが異なる場合は、前回と同値の(すなわち、H/Lを反転させずに)WDC信号31を出力する。以上の2つの処理を2ms毎に実行することで、WDC用I/OポートからWDC監視部20に対して2msの一定周期のWDC信号31が出力される。
図2を用いて、さらに詳細に説明する。図2に示すように、コア11は、周辺構成素子17からシリアル多線バス16を介して受信した入力データ201と、前回のWDC信号のデータ202とを照合する。ここでは、入力データ201とデータ202が同じであるため、コア11は、H/Lを反転してWDC信号31をI/O部15のWDC用I/Oポートから出力する。なお、前回のWDC信号のデータ202については、マイコン10内の所定の記憶部(例えば、コア11のレジスタなど)に記憶しておくことで、コア11が、周辺構成素子17から受信した入力データ201と、前回のWDC信号のデータ202とを照合することができる。
例えば図2の(A)期間では、上記の通りフリーランタイマ14のbit11の反転に応じて、コア11が、WDC処理を実施する。(A)期間では、マイコン10及び周辺構成素子17が正常に動作しているため、WDC用I/OポートからWDC監視部20に対して出力されるWDC信号31が、一定周期で反転を繰り返す。従って、WDC監視部20は、マイコン10または周辺構成素子17が、正常動作していると判定する。
次に、周辺構成素子17が暴走した例を説明する。図2に示すように、コア11は、周辺構成素子17からシリアル多線バス16を介して受信した入力データ203と、前回のWDC信号のデータ204とを照合する。ここでは、入力データ203とデータ204が異なるため、コア11は、H/Lを反転させずにWDC信号31をI/O部15のWDC用I/Oポートから出力する。ここでは、コア11は、前回と同じHでWDC信号31を出力する。コア11は、H/Lを反転させずにWDC信号31を出力した場合、マイコン10内の所定の記憶部に記憶されている前回のWDC信号のデータ204を更新せずに保持する。したがって、以降の処理では、入力データ203とデータ204が異なり続けるため、WDC用I/Oポートから出力されるWDC信号31はHに固定される。
上述のように、周辺構成素子17が暴走すると、図2の(B)期間に示すように、WDC用I/OポートがLに立ち下げられず、WDC用I/Oポートから出力されるWDC信号31はHに固定される。WDC監視部20は、WDC信号31の値(HまたはL)が所定の期間同じ状態であるか(すなわち、H/Lの反転がされず、連続して同じ値であるか)を判定する。WDC信号31の値が一定期間固定されて連続している場合、WDC監視部20は、マイコン10及び周辺構成素子17に対してリセット信号32を出力する。これにより、マイコン10及び周辺構成素子17がリセットされる。図2の(C)期間では、リセット信号32によって周辺構成素子17が正常に復帰し、それ以降、再びWDC信号31が一定周期で反転動作する。
以上詳述した第1実施例では、コア11のWDC処理(割り込み要求発生)のタイミングをフリーランタイマ14から通知し、その時に、マイコン10が、マイコン10自身が出力したWDC信号31を周辺構成素子17からシリアル多線バス16を介して入力データとして読み取り、その入力データと前回のWDC信号31のデータ(H/L)とを照合する。マイコン10は、それらが同じ場合は、WDC信号31のH/Lを反転して出力し、それらが異なる場合は、WDC信号31のH/Lを前回と同値で出力する。これにより、WDC監視部20が、マイコン10または周辺構成素子17の暴走を判定し、リセット信号32によりマイコン10及び周辺構成素子17の再起動が可能となる。
第1実施例によれば、1つのWDC監視部20だけで、マイコン10及び周辺構成素子17の2つの構成要素を監視することができる。すなわち、監視対象の構成要素と同数のWDC監視部が必要になることはなく、構成の簡素化が可能となる。また更に、従来では、監視部で周辺構成素子を監視できていなかったが、上述した構成では、WDC監視部20が周辺構成素子17の暴走を確実に監視することができる。WDC監視部20によって、マイコン10だけでなく、周辺構成素子17の通信、及び、入出力機能を監視し、マイコン10及び周辺構成素子17の暴走を監視することができる。
[第2実施例]
図4は、第2実施例における車両制御装置の概要を示す構成図である。上述の実施例と同じ構成要素については、同じ符号を付し、説明を省略する。以下では、上述の実施例と異なる部分のみを説明する。
図4に示すように、車載制御装置は、OR回路21を備える。周辺構成素子17の出力端子とマイコン10のI/O部15とをOR回路21で結合し、OR回路21の出力端子をWDC監視部20に結合する。マイコン10からのWDC信号31Aと周辺構成素子17からのWDC信号31BとをOR回路21によってOR演算し、OR演算結果であるWDC信号31CをOR回路21からWDC監視部20に出力する。WDC監視部20は、マイコン10のリセット端子と周辺構成素子17のリセット端子に接続されている。WDC監視部20は、WDC信号31Cの周期性が崩れた場合、マイコン10または周辺構成素子17で異常発生したと判定し、マイコン10と周辺構成素子17の両方へリセット信号32を出力する。
図5は、第2実施例における暴走監視動作を示すタイムチャートである。図5に示すように、本実施例では、マイコン10は、マイコン10と周辺構成素子17が一定周期毎に交互にWDC信号31A、31Bを出力するように制御する。周辺構成素子17からのWDC信号31Bの出力は、マイコン10により制御される。マイコン10が、シリアル多線バス16を介して送信したWDC信号が周辺構成素子17からWDC信号31Bとして出力される。
マイコン10からのWDC信号31Aの出力(周期的なH/Lの反転出力)の時間間隔と、周辺構成素子17からのWDC信号31Bの出力(周期的なH/Lの反転出力)の時間間隔は、WDC監視部20で暴走の判定を行うための期間よりも長く設定される。したがって、WDC監視部20が、WDC信号31Cの周期性を判定することにより、マイコン10または周辺構成素子17で異常発生したことを判定できる。
図5の(A)期間では、最初に、マイコン10からWDC信号31Aの出力(周期的なH/Lの反転出力)が行われ、その後、周辺構成素子17からWDC信号31Bの出力(周期的なH/Lの反転出力)に切替えられる。(A)期間では、マイコン10及び周辺構成素子17が正常に動作しているため、OR回路21からWDC監視部20に対して出力されるWDC信号31Cが、一定周期で反転を繰り返す。従って、WDC監視部20は、マイコン10または周辺構成素子17が、正常動作していると判定する。なお、マイコン10から周辺構成素子17へWDC信号の出力を切替えるときに、若干周期性が崩れる場合があり得るが、この期間は、WDC監視部20で暴走の判定を行うための期間に比べて非常に短いので問題ない。
図5の(B)の期間では、周辺構成素子17が暴走し、周辺構成素子17からのWDC信号31Bの出力がHで固定される。したがって、OR回路21からWDC監視部20に対して出力されるWDC信号31Cの出力がHで固定される。WDC監視部20は、WDC信号31Cの値(HまたはL)が所定の期間同じ状態であるかを判定する。WDC信号31Cの値が一定期間固定されて連続している場合、WDC監視部20は、マイコン10及び周辺構成素子17に対してリセット信号32を出力する。図5の(C)期間では、リセット信号32によって周辺構成素子17が正常に復帰し、それ以降、再びWDC信号31Cが一定周期で反転動作する。
以上詳述した第2実施例では、マイコン10と周辺構成素子17が一定周期毎に交互にWDC信号31A、31Bを切替えて出力することで、WDC監視部20がマイコン10と周辺構成素子17の暴走を監視する。マイコン10または周辺構成素子17からのWDC信号の周期性が崩れた場合は、WDC監視部20がマイコン10または周辺構成素子17の暴走を判定することができ、リセット信号32により再起動できる。
第2実施例によれば、マイコン10が、自身からWDC信号31Aを出力する処理と、周辺構成素子17を制御して周辺構成素子17からWDC信号31Bを出力させる処理を切替えて、2つのWDC信号31A、31BをOR演算して1つのWDC監視部20に入力する。したがって、1つのWDC監視部20だけで、マイコン10及び周辺構成素子17の2つの構成要素を監視することができる。すなわち、監視対象の構成要素と同数のWDC監視部が必要になることはなく、構成の簡素化が可能となる。また、WDC監視部20によって、マイコン10だけでなく、周辺構成素子17の通信、及び、入出力機能を監視することができる。
[第3実施例]
図6は、第3実施例における車両制御装置の概要を示す構成図である。上述の実施例と同じ構成要素については、同じ符号を付し、説明を省略する。以下では、上述の実施例と異なる部分のみを説明する。
図6に示すように、車載制御装置は、AND回路22を備える。周辺構成素子17の出力端子とマイコン10のI/O部15とをAND回路22で結合し、AND回路22の出力端子をWDC監視部20に結合する。マイコン10からのWDC信号31Aと周辺構成素子17からのWDC信号31BとをAND回路22によってAND演算し、AND演算結果であるWDC信号31DをAND回路22からWDC監視部20に出力する。WDC監視部20は、マイコン10のリセット端子と周辺構成素子17のリセット端子に接続されている。WDC監視部20は、WDC信号31Dの周期性が崩れた場合、マイコン10または周辺構成素子17で異常発生したと判定し、マイコン10と周辺構成素子17の両方へリセット信号32を出力する。
図7は、第3実施例における暴走監視動作を示すタイムチャートである。本実施例では、マイコン10と周辺構成素子17は、同じ波形のWDC信号31A、31Bを出力する。なお、周辺構成素子17からのWDC信号31Bの出力は、上述した実施例と同様に、マイコン10により制御される。WDC監視部20が、WDC信号31Dの周期性を判定することにより、マイコン10または周辺構成素子17で異常発生したことを判定する。
図7の(A)期間では、マイコン10及び周辺構成素子17が正常に動作しているため、AND回路22からWDC監視部20に対して出力されるWDC信号31Dが、一定周期で反転を繰り返す。従って、WDC監視部20は、マイコン10または周辺構成素子17が、正常動作していると判定する。
図7の(B)の期間では、周辺構成素子17が暴走し、周辺構成素子17からのWDC信号31Bの出力がLで固定される。したがって、AND回路22からWDC監視部20に対して出力されるWDC信号31Dの出力がLで固定される。WDC監視部20は、WDC信号31Dの値が所定の期間同じ状態であるかを判定する。WDC信号31Dの値が一定期間固定されて連続している場合、WDC監視部20は、マイコン10及び周辺構成素子17に対してリセット信号32を出力する。図7の(C)期間では、リセット信号32によって周辺構成素子17が正常に復帰し、それ以降、再びWDC信号31Dが一定周期で反転動作する。
以上詳述した第3実施例では、マイコン10と周辺構成素子17が同じWDC信号31A、31Bを出力し、それらをAND演算することで、WDC監視部20がマイコン10と周辺構成素子17の暴走を監視する。マイコン10または周辺構成素子17からのWDC信号の周期性が崩れた場合は、WDC監視部20がマイコン10または周辺構成素子17の暴走を判定することができ、リセット信号32により再起動できる。
第3実施例によれば、マイコン10が、自身からWDC信号31Aを出力するとともに、周辺構成素子17を制御して周辺構成素子17からWDC信号31Bを出力させ、これら2つのWDC信号31A、31BをAND演算して1つのWDC監視部20に入力する。したがって、1つのWDC監視部20だけで、マイコン10及び周辺構成素子17の2つの構成要素を監視することができる。すなわち、監視対象の構成要素と同数のWDC監視部が必要になることはなく、構成の簡素化が可能となる。
また、WDC監視部20によって、マイコン10だけでなく、周辺構成素子17の通信、及び、入出力機能を監視することができる。なお、図7では、マイコン10と周辺構成素子17のWDC信号31A、31Bが同期した状態で表現されているが、これら2つのWDC信号31A、31Bが完全に同期する必要はなく、WDC監視部20が暴走を判定できる程度に、WDC信号31A、31Bが重なればよい。
[第4実施例]
図8は、第4実施例における車両制御装置の概要を示す構成図である。上述の実施例と同じ構成要素については、同じ符号を付し、説明を省略する。以下では、上述の実施例と異なる部分のみを説明する。
図8に示すように、車載制御装置は、フリップフロップ回路23を備える。周辺構成素子17の出力端子とマイコン10のI/O部15とをフリップフロップ回路23で結合し、フリップフロップ回路23の出力端子をWDC監視部20に結合する。マイコン10からのWDC信号31Aはフリップフロップ回路23のS端子に入力され、周辺構成素子17からのWDC信号31Bはフリップフロップ回路23のR端子に入力される。これにより、WDC信号31Eが、フリップフロップ回路23からWDC監視部20に出力される。WDC監視部20は、マイコン10のリセット端子と周辺構成素子17のリセット端子に接続されている。WDC監視部20は、WDC信号31Eの周期性が崩れた場合、マイコン10または周辺構成素子17で異常発生したと判定し、マイコン10と周辺構成素子17の両方へリセット信号32を出力する。
図9は、第4実施例における暴走監視動作を示すタイムチャートである。本実施例では、マイコン10と周辺構成素子17は、出力周期の半分(約2ms)をずらして波形を出力する。マイコン10は、自身からWDC信号31Aを出力するとともに、WDC信号31Aとは半周期ずらしたWDC信号31Bが周辺構成素子17から出力されるように制御する。WDC監視部20が、WDC信号31Eの周期性を判定することにより、マイコン10または周辺構成素子17で異常発生したことを判定する。
図9の(A)期間では、マイコン10及び周辺構成素子17が正常に動作しているため、フリップフロップ回路23からWDC監視部20に対して出力されるWDC信号31Eが、一定周期で反転を繰り返す。従って、WDC監視部20は、マイコン10または周辺構成素子17が、正常動作していると判定する。
図9の(B)の期間では、周辺構成素子17が暴走し、周辺構成素子17からのWDC信号31Bの出力がLで固定される。マイコン10からのWDC信号31AがLで、かつ、周辺構成素子17からのWDC信号31BがLとなると、フリップフロップ回路23が前回の状態を保持するため、WDC信号31EはHとなる。また、マイコン10からのWDC信号31AがHで、かつ、周辺構成素子17からのWDC信号31BがLである場合も、WDC信号31EはHとなる。したがって、図9の(B)の期間では、フリップフロップ回路23からのWDC信号31EはHに固定される。WDC監視部20は、WDC信号31Eの値が所定の期間同じ状態であるかを判定する。WDC信号31Dの値が一定期間固定されて連続している場合、WDC監視部20は、マイコン10及び周辺構成素子17に対してリセット信号32を出力する。図9の(C)期間では、リセット信号32によって周辺構成素子17が正常に復帰し、それ以降、再びWDC信号31Dが一定周期で反転動作する。
以上詳述した第4実施例では、マイコン10と周辺構成素子17が、出力周期の半分をずらして波形を出力し、それらをフリップフロップ回路23に入力することで、WDC監視部20がマイコン10と周辺構成素子17の暴走を監視する。マイコン10または周辺構成素子17からのWDC信号の周期性が崩れた場合は、WDC監視部20がマイコン10と周辺構成素子17の暴走を判定することができ、リセット信号32により再起動できる。
第4実施例によれば、マイコン10が、自身からWDC信号31Aを出力するとともに、周辺構成素子17を制御して周辺構成素子17からWDC信号31Bを出力させ、これら2つのWDC信号31A、31Bをフリップフロップ回路23を介して1つのWDC信号31Eとして1つのWDC監視部20に入力する。したがって、1つのWDC監視部20だけで、マイコン10及び周辺構成素子17の2つの構成要素を監視することができる。すなわち、監視対象の構成要素と同数のWDC監視部が必要になることはなく、構成の簡素化が可能となる。また、WDC監視部20によって、マイコン10だけでなく、周辺構成素子17の通信、及び、入出力機能を監視することができる。
また、上記第2実施例〜第4実施例によれば、マイコン10の指示で、周辺構成素子17とI/O部15とからWDC信号31A、31Bを出力し、これらWDC信号31A、31Bの周期性により、マイコン10または周辺構成素子17の暴走を監視する。かかる構成では、監視対象の構成要素と同数のWDC監視部が必要になることはなく、構成の簡素化が可能となる。また更に、WDC監視部20がマイコン10と周辺構成素子17の暴走を確実に監視することができる。
[第5実施例]
図10は、第5実施例における車両制御装置の概要を示す構成図である。上述の実施例と同じ構成要素については、同じ符号を付し、説明を省略する。以下では、上述の実施例と異なる部分のみを説明する。
本実施例では、車載制御装置は、2つのWDC監視部20A、20Bを備える。WDC監視部20Aは、I/O部15からのWDC信号31Aの周期性を監視し、WDC監視部20Bは、周辺構成素子17からのWDC信号31Bの周期性を監視する。WDC監視部20Aは、マイコン10のリセット端子に接続されており、WDC監視部20Bは、周辺構成素子17のリセット端子に接続されている。したがって、WDC監視部20A、20Bは、マイコン10と周辺構成素子17について個別に異常監視とリセットを行うことができる。
図11は、第5実施例における暴走監視動作を示すタイムチャートである。本実施例では、マイコン10と周辺構成素子17は、同じ波形のWDC信号31A、31Bを出力する。なお、周辺構成素子17からのWDC信号31Bの出力は、上述した実施例と同様に、マイコン10により制御される。WDC監視部20A、20Bが、それぞれ、WDC信号31A、31Bの周期性を判定することにより、マイコン10と周辺構成素子17について個別に異常発生したことを判定できる。
なお、図11では、マイコン10と周辺構成素子17は、同じ波形のWDC信号31A、31Bを出力しているが、同じ波形である必要はない。同じ波形のWDC信号31A、31Bを用いることにより、同じ構成のWDC監視部20A、20Bを設ければよいため、構成の簡素化が可能となり、製造コストも削減できる。
図11の(A)期間では、マイコン10及び周辺構成素子17が正常に動作している。従って、WDC監視部20A、20Bは、それぞれ、マイコン10と周辺構成素子17が正常動作していると判定する。
図11の(B)の期間では、周辺構成素子17が暴走し、周辺構成素子17からのWDC信号31Bの出力がLで固定される。WDC監視部20Bは、WDC信号31Bの値が所定の期間同じ状態であるかを判定する。WDC信号31Bの値が一定期間固定されて連続している場合、WDC監視部20Bは、周辺構成素子17に対してリセット信号32Bを出力する。図11の(C)期間では、リセット信号32Bによって周辺構成素子17が正常に復帰し、それ以降、再びWDC信号31Bが一定周期で反転動作する。なお、同様に、WDC監視部20Aは、WDC信号31Aの値が所定の期間同じ状態であるかを判定し、マイコン10に対してリセット信号32Aを出力することができる。
以上詳述した第5実施例では、マイコン10と周辺構成素子17のそれぞれから同じ波形のWDC信号31A、31Bを個別に2つのWDC監視部20A、20Bで受け取り、マイコン10と周辺構成素子17を個別に監視することができる。この構成は、特に、マイコン10と周辺構成素子17の一方だけで異常発生した場合に有益である。マイコン10または周辺構成素子17からのWDC信号の周期性が崩れた場合は、対応するWDC監視部20A、20Bがマイコン10または周辺構成素子17の暴走を判定することができ、停止した素子を個別にリセット信号32A、32Bにより再起動できる。
[第6実施例]
図12は、第6実施例における車両制御装置の概要を示す構成図である。上述の実施例と同じ構成要素については、同じ符号を付し、説明を省略する。以下では、上述の実施例と異なる部分のみを説明する。
本実施例では、1つのWDC監視部20が、2つのWDC信号31A、31Bの入力を受け取り、各WDC信号31A、31Bの暴走監視をする。さらに、WDC監視部20が、個別に、マイコン10に対してリセット信号32Aを出力し、周辺構成素子17に対してリセット信号32Bを出力することができる。
WDC監視部20は、マイコン10からのWDC信号31Aを受け取るとともに、周辺構成素子17からのWDC信号31Bを受け取る。例えば、図11と同様に、マイコン10と周辺構成素子17は、同じ波形のWDC信号31A、31Bを出力する。なお、周辺構成素子17からのWDC信号31Bの出力は、上述した実施例と同様に、マイコン10により制御される。ここで、WDC信号31A、31Bは、同じ波形である必要はない。本実施例のように同じ波形のWDC信号31A、31Bを用いることにより、WDC監視部20での制御が複雑にならず、構成の簡素化が可能となる。
第6実施例における暴走監視動作は、図11と同じである。第5実施例と異なるのは、1つのWDC監視部20が、マイコン10から出力されるWDC信号31Aの周期性と、周辺構成素子17から出力されるWDC信号31Bの周期性とを個別に監視することにより、マイコン10及び周辺構成素子17のうち異常発生したものに対して個別にリセット信号32A、32Bを出力する点である。WDC監視部20は、マイコン10と周辺構成素子17のそれぞれが暴走していないかを監視し、マイコン10または周辺構成素子17のいずれかのWDC信号が停止した場合は、リセット信号32A、32Bを停止した素子に対して出力することができる。
以上詳述した第6実施例では、マイコン10と周辺構成素子17が、それぞれ、同じ波形を出力し、1つのWDC監視部20によって、マイコン10と周辺構成素子17を個別に監視することができる。すなわち、1つのWDC監視部20だけで、マイコン10及び周辺構成素子17の2つの構成要素を監視し、停止対象となる素子を個別にリセットし、再起動できる。この構成は、特に、マイコン10と周辺構成素子17の一方だけで異常発生した場合に有益である。また、1つのWDC監視部20だけで監視できるという利点がある。
以上の第5実施例〜第6実施例によれば、マイコン10の指示で、周辺構成素子17とI/O部15とからWDC信号31A、31Bを出力し、これらWDC信号31A、31Bの周期性により、マイコン10または周辺構成素子17の暴走を個別に監視する。かかる構成では、WDC監視部によって、マイコン10と周辺構成素子17の暴走を確実に監視することができ、暴走しているマイコン10、周辺構成素子17のどちらかをリセットすることが可能である。
さらに、第1実施例〜第5実施例では、マイコン10から出力されるWDC信号は、周期的にH/L反転動作する従来通りのものであり、WDC監視部20としての機能は何ら変更がない。それ故に、監視対象のマイコン10の形態が変わっても、WDC監視部20(監視機能)としての互換性は保たれる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることもできる。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることもできる。また、各実施例の構成の一部について、他の構成を追加・削除・置換することもできる。
上記各構成、機能等は、それらの一部や全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム等の情報は、何らかの記録装置あるいは記録媒体に格納することができる。
10 :マイコン
11 :コア
12 :RAM
13 :ROM
14 :フリーランタイマ
15 :I/O部
16 :シリアル多線バス
17 :周辺構成素子
18 :発振子
20、20A、20B :WDC監視部
21 :OR回路
22 :AND回路
23 :フリップフロップ回路

Claims (7)

  1. 少なくも1つのマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータとシリアル多線バスを介して接続され、前記マイクロコンピュータによって制御される入出力機能を備える少なくとも1つの周辺構成素子と、
    前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の少なくとも一方から出力されるウォッチドッグクリア信号の周期性に基づいて、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の異常発生を監視する少なくとも1つの監視部と、
    を備え、
    前記監視部は、前記周期性が崩れたときに、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子に対してリセット信号を出力し、
    前記マイクロコンピュータは、
    第1のウォッチドッグクリア信号を前記周辺構成素子に入力し、前記シリアル多線バスを介して前記周辺構成素子から入力データとして受信し、
    前記周辺構成素子から受信した前記入力データと、前記マイクロコンピュータ自身が出力した前記第1のウォッチドッグクリア信号の出力データとの照合結果に基づいて、前記第1のウォッチドッグクリア信号の次の信号として第2のウォッチドッグクリア信号を出力し、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記入力データと前記出力データとが同じ場合は、前記第1のウォッチドッグクリア信号の値を反転して前記第2のウォッチドッグクリア信号を出力し、
    前記入力データと前記出力データとが異なる場合は、前記第1のウォッチドッグクリア信号の値と同じ値で前記第2のウォッチドッグクリア信号を出力する
    ことを特徴とする電子制御装置。
  2. 少なくも1つのマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータとシリアル多線バスを介して接続され、前記マイクロコンピュータによって制御される入出力機能を備える少なくとも1つの周辺構成素子と、
    前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の少なくとも一方から出力されるウォッチドッグクリア信号の周期性に基づいて、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の異常発生を監視する少なくとも1つの監視部と、
    を備え、
    前記監視部は、前記周期性が崩れたときに、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子に対してリセット信号を出力し、
    前記監視部は、
    前記マイクロコンピュータから出力される第1のウォッチドッグクリア信号の周期性に基づいて前記マイクロコンピュータの異常発生を監視し、前記マイクロコンピュータに前記リセット信号を出力する第1の監視部と、
    前記周辺構成素子から出力される第2のウォッチドッグクリア信号の周期性に基づいて、前記周辺構成素子の異常発生を監視し、前記周辺構成素子に前記リセット信号を出力する第2の監視部と
    から構成され
    前記マイクロコンピュータが、前記第1のウォッチドッグクリア信号の出力と前記第2のウォッチドッグクリア信号の出力とが同じ波形になるように制御する
    ことを特徴とする電子制御装置。
  3. 少なくも1つのマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータとシリアル多線バスを介して接続され、前記マイクロコンピュータによって制御される入出力機能を備える少なくとも1つの周辺構成素子と、
    前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の少なくとも一方から出力されるウォッチドッグクリア信号の周期性に基づいて、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の異常発生を監視する少なくとも1つの監視部と、
    を備え、
    前記監視部は、前記周期性が崩れたときに、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子に対してリセット信号を出力し、
    前記監視部は、1つの監視部から構成され、
    前記監視部は、
    前記マイクロコンピュータから出力される第1のウォッチドッグクリア信号の周期性と、前記周辺構成素子から出力される第2のウォッチドッグクリア信号の周期性とを個別に監視することにより、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子のうち異常発生したものに対して個別に前記リセット信号を出力し、
    前記マイクロコンピュータが、前記第1のウォッチドッグクリア信号の出力と前記第2のウォッチドッグクリア信号の出力とが同じ波形になるように制御する
    ことを特徴とする電子制御装置。
  4. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記マイクロコンピュータからの第1のウォッチドッグクリア信号と、前記周辺構成素子からの第2のウォッチドッグクリア信号とをOR演算した第3のウォッチドッグクリア信号を前記監視部に対して出力するOR回路をさらに備え、
    前記マイクロコンピュータが、前記第1のウォッチドッグクリア信号の出力と前記第2のウォッチドッグクリア信号の出力を一定周期毎に切替えるように制御し、
    前記監視部が、前記第3のウォッチドッグクリア信号の周期性に基づいて、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の異常発生を監視することを特徴とする電子制御装置。
  5. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記マイクロコンピュータからの第1のウォッチドッグクリア信号と、前記周辺構成素子からの第2のウォッチドッグクリア信号とをAND演算した第3のウォッチドッグクリア信号を前記監視部に対して出力するAND回路をさらに備え、
    前記マイクロコンピュータが、前記第1のウォッチドッグクリア信号の出力と前記第2のウォッチドッグクリア信号の出力とが同じ波形になるように制御し、
    前記監視部が、前記第3のウォッチドッグクリア信号の周期性に基づいて、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の異常発生を監視することを特徴とする電子制御装置。
  6. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記マイクロコンピュータからの第1のウォッチドッグクリア信号と、前記周辺構成素子からの第2のウォッチドッグクリア信号とを入力信号として受け取り、第3のウォッチドッグクリア信号を前記監視部に出力するフリップフロップ回路をさらに備え、
    前記マイクロコンピュータが、前記第1のウォッチドッグクリア信号の出力と前記第2のウォッチドッグクリア信号の出力とが半周期ずれるように制御し、
    前記監視部が、前記第3のウォッチドッグクリア信号の周期性に基づいて、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の異常発生を監視することを特徴とする電子制御装置。
  7. 請求項1から3いずれか1項記載の電子制御装置において、
    前記監視部は、前記ウォッチドッグクリア信号の値が所定の期間同じであるかを判定することにより、前記マイクロコンピュータ及び前記周辺構成素子の異常発生を監視することを特徴とする電子制御装置。
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