JP2009053952A - Cpu監視装置及び電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】三つ以上のCPUを備えるマイクロコンピュータシステムであっても、監視回路の数を増やすことなく適切にCPUの暴走監視でき、さらには、監視回路を共用したときに何れのCPUに異常が発生しているのかを容易に判別することができるCPU監視装置を提供する。
【解決手段】CPU15から周期的に出力されるウォッチドッグタイマクリア信号の周期が監視周期を超えると前記CPU15にリセット信号を出力する監視部41を備えて構成されるCPU監視装置40であって、複数のCPU15が前記監視部41に対して設定周期内で前記ウォッチドッグタイマクリア信号を時分割して出力し、各ウォッチドッグタイマクリア信号を合成した一つのウォッチドッグタイマクリア信号が前記監視部41に入力されるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、CPUから周期的に出力されるウォッチドッグタイマクリア信号の周期が監視周期を超えると前記CPUにリセット信号を出力する監視部を備えて構成されるCPU監視装置に関する。
近年の電子機器の多くがマイクロコンピュータにより制御されているが、ノイズ等の影響により暴走する万一の事態に備えて、通常、ウォッチドッグタイマ方式の異常監視部を備えている。
例えば、特許文献1には、2つのマイクロコンピュータが所定の周期毎に異なるタイミングでウォッチドッグタイマクリア信号を出力し、各マイクロコンピュータのウォッチドッグタイマクリア信号により出力が反転するフリップフロップを介して監視装置にウォッチドッグタイマクリア信号を入力し、フリップフロップの出力周期が予め定められた範囲内になければ異常と判定するデュアルマイクロコンピュータシステムの暴走監視装置が提案されている。
上述の従来技術では、各マイクロコンピュータの演算タイミングや処理時間が異なることが原因でウォッチドッグタイマクリア信号の出力タイミングがずれると、誤った監視動作が行われるという不都合があった。
そこで、特許文献2には、並行して動作する少なくとも2つの演算プロセッサと、各々の演算プロセッサからの周期的な出力に基づくウォッチドッグタイマクリア信号が入力され、ウォッチドッグタイマクリア信号の周期性が崩れると演算プロセッサの異常発生の旨を判定する監視部とを備え、各々の演算プロセッサがタイマ部から一定周期で通知されたタイミングに従って、互いに異なるタイミングでそれぞれ周期的な出力を行う電子制御システムの暴走監視装置が提案されている。
上述の暴走監視装置では、第1の演算プロセッサがタイマ部からのタイミング通知に従いウォッチドッグタイマクリア信号をハイレベルに操作する一方、第2の演算プロセッサがタイマ部からの第1の演算プロセッサに対するタイミングとは異なるタイミング通知に従いウォッチドッグタイマクリア信号をローレベルに操作するように構成されている。
特許第2556156号公報 特開2002−91802号公報
しかし、特許文献2に記載された暴走監視装置では、単一のウォッチドッグタイマクリア信号のレベルを二つのCPUで協働して切り替えるため、一つのパッケージに二つのCPUが組み込まれたデュアルマイクロコンピュータシステムに好適な構成ではあるが、パッケージに三つ以上のCPUが組み込まれたマイクロコンピュータシステムや、シングルコアのマイクロコンピュータを三つ以上備えたマイクロコンピュータシステムに容易に適用することができないという問題があった。
そのため、個々のCPUに対して個別の監視部を設ける必要があるという問題が解決されるものではなく、また、特許文献2に記載された暴走監視装置であっても、何れのCPUが暴走しているのかを容易に判別することができないという問題もあった。
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、三つ以上のCPUを備えるマイクロコンピュータシステムであっても、監視回路の数を増やすことなく適切にCPUの暴走監視でき、さらには、監視回路を共用したときに何れのCPUに異常が発生しているのかを容易に判別することができるCPU監視装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明によるCPU監視装置の特徴構成は、CPUから周期的に出力されるウォッチドッグタイマクリア信号の周期が監視周期を超えると前記CPUにリセット信号を出力する監視部を備えて構成されるCPU監視装置であって、複数のCPUが前記監視部に対して設定周期内で前記ウォッチドッグタイマクリア信号を時分割し、各ウォッチドッグタイマクリア信号を合成した一つのウォッチドッグタイマクリア信号が前記監視部に入力されるように構成されている点にある。
上述の構成によれば、設定周期が複数の期間に分割され、各CPUが自己に割り当てられた期間に監視部に対してウォッチドッグタイマクリア信号を出力する。従って、前記設定周期内で割り当てられた期間にウォッチドッグタイマクリア信号を出力すべきCPUが暴走すると、当該期間にウォッチドッグタイマクリア信号が出力されず、その結果、監視部からリセット信号が出力されるのである。尚、監視部は各CPUから監視周期より短い周期で出力されるウォッチドッグタイマクリア信号が入力されている間は、異常が発生していないと判断するため、リセット信号を出力することは無い。
以上説明した通り、本発明によれば、三つ以上のCPUを備えるマイクロコンピュータシステムであっても、監視回路の数を増やすことなく適切にCPUの暴走監視でき、さらには、監視回路を共用したときに何れのCPUに異常が発生しているのかを容易に判別することができるCPU監視装置を提供することができるようになった。
以下、本発明によるCPU監視装置が車両の各部を制御するマイクロコンピュータを備えた電子制御装置(以下、「ECU」と記す。)に組み込まれた例を説明する。
図1に示すように、車両の電子制御システムは、車両を構成するエンジン、自動変速装置、ブレーキ装置等の被制御部としての複数の機能ブロック単位に電子制御する複数のECU10がCAN等のネットワーク20を介して相互に接続され、互いに協働して所定の纏まりのある機能を実現するように構成されている。
システムを構成するECU10には、エンジンを制御するエンジンECU10a、自動変速装置を制御する自動変速ECU10b、ブレーキ装置を制御するブレーキECU10c、盗難防止等のセキュリティを管理する監視ECU10d等が含まれる。
各ECU10は、対応する機能ブロックを制御するマイクロコンピュータ11と、ネットワーク20を介してデータを送受信する通信インタフェース回路12と、複数の周辺回路等を備えて構成されている。
図2に示すように、エンジンECU10aに組み込まれたマイクロコンピュータ11は、二つのCPU15(151,152)、二つのRAM16(161,162)、夫々のCPU151,152で実行される制御プログラムが格納された共用のROM14、共用の入出力インタフェース回路13、共用のリセット回路17、共用のタイマ回路19等のハードウェアリソースが一つのパッケージに組み込まれたデュアルコアマイクロコンピュータ11で構成されている。
各CPU151,152は、ROM14に格納された制御プログラムに基づいてエンジンに対する制御を分担して実行するように構成され、例えば入出力インタフェース回路13を介して入力されるクランクパルスやエアフロー等のエンジンに設けられた各種のセンサからの検出信号に基づいて所定の演算処理を実行し、入出力インタフェース回路13を介して燃料噴射バルブや点火装置等に制御信号を出力することにより、エンジンを所定の回転数に制御する。
つまり、各CPU151,152は、各種の入出力信号や演算データを自身に帰属するRAM16(161,162)に展開するとともに、調停回路18を介して他方のCPUに帰属するRAMのデータを参照して必要な演算処理を互いに独立して、或は、互いに協働して実行することによりエンジンを制御する。
エンジンECU10aには、CPU15と、CPU15から周期的に出力されるウォッチドッグタイマクリア信号の周期が監視周期を超えるとCPU15にリセット信号を出力する監視部41と、監視部41を備え、監視部41から出力されるリセット信号を強制的に非アクティブレベルに固定するスイッチ回路42を備えて構成されるCPU監視装置40が設けられている。
尚、単一のCPUを備えた他のECU10には、従来公知の暴走監視装置が設けられ、複数のCPUを備えた他のECU10には、本発明と同様のCPU監視装置40が設けられている。
図3(a),(b)に示すように、監視部41は、CPU15から入出力インタフェース回路13を介して出力される単一のウォッチドッグタイマクリア信号WDCの立上りエッジ(または立下りエッジ)でリセットされ、リセット後にカウントを再起動するカウンタ回路411と、カウンタ回路411にクロック信号を出力するクロック回路412と、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCが所定の周期TAでカウンタ回路411に入力されず、カウント値が閾値Cthを超える、つまりウォッチドッグタイマクリア信号WDCの周期が監視周期TWDを超えるとリセット回路17にリセット信号RSTを出力するリセット信号出力回路413等を備えて構成されている。
タイマ回路19は、各CPU151,152に計時情報を供給する共通のタイマカウンタとして機能している。
なお、各CPU151,152は、タイマ回路19の計時動作によって所定タイミングで発生するタイマ割込毎に、自身に帰属するRAM16(161,162)に記憶されているカウント値をカウントアップすることで、計時情報を得るように構成されていてもよい。
各CPU151,152はタイマ回路19から供給された計時情報に基づいて設定周期内でウォッチドッグタイマクリア信号WDCを時分割して出力する信号処理部を備えている。そして信号処理部は、計時情報に基づいて予め設定された順序でウォッチドッグタイマクリア信号WDCを出力する。
詳述すると、各CPU151,152の信号処理部は、監視部41に対してウォッチドッグタイマクリア信号WDCを監視周期TWDより長い設定周期T(TWD<T)内で時分割して出力し、各ウォッチドッグタイマクリア信号を合成した一つのウォッチドッグタイマクリア信号WDCが監視部41に入力されるように構成されている。
即ち、図4に示すように、設定周期Tを期間t1とt2に分割して、CPU151がROM14に格納された制御プログラムに基づいて、期間t1でウォッチドッグタイマクリア信号WDCを入出力インタフェース回路13を介して出力し、CPU152が同様にROM14に格納された制御プログラムに基づいて、期間t2でウォッチドッグタイマクリア信号WDCを入出力インタフェース回路13を介して出力するように構成されている。
各CPU151,152から出力されるウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力期間t1、t2が設定周期T内で互いに異なるように設定され、且つ、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの周期T1,T2が互いに異なるように設定されている。
各CPU151,152は、設定周期Tで繰り返しカウントされるフリーランタイマ機能を備えたタイマ回路19から出力されるタイマ値を取り込み、ROM14に格納された夫々の制御期間データと比較して、自身がウォッチドッグタイマクリア信号WDCを出力すべき期間t1、t2であると判断したときに、制御プログラムに基づいて夫々周期T1,T2でウォッチドッグタイマクリア信号WDCを出力する。
CPU151に対する制御期間データは、タイマ回路19から出力されるタイマ値が0からt1迄の間を規定するデータであり、CPU152に対する制御期間データは、タイマ回路19から出力されるタイマ値がt1からt2迄の間を規定するデータである。
従って、期間t1にCPU151が暴走すると、その間はウォッチドッグタイマクリア信号WDCが出力されず、監視部41に備えるカウンタ回路411の値が閾値Cthを超えてリセット信号RSTが出力され、期間t2にCPU152が暴走すると、その間はウォッチドッグタイマクリア信号WDCが出力されず、監視部41に備えるカウンタ回路411の値が閾値Cthを超えてリセット信号RSTが出力される。即ち、設定周期T内で何れかのCPUが暴走したときに、何れのCPUが暴走しても監視部41からリセット信号RSTが出力されるように構成されている。
ローアクティブとなるように論理が設定されたリセット信号RSTは、スイッチ回路42を介してリセット回路17に入力されるように構成されているため、図2に示すスイッチ回路42の接点が破線で示す位置に設定されているときには、監視部41から出力されるリセット信号RSTがリセット回路17に入力されず、強制的に非アクティブレベルである電源電圧Vddに固定された信号が入力される。
尚、リセット回路17はパワーオンリセット機能、電源瞬時停電検出によるリセット機能、及び監視部41から出力されるリセット信号RSTによる強制リセット機能を備え、リセット動作時に所定時間ローレベルの信号をCPU15に出力するCR時定数回路で構成されている。
従って、スイッチ回路42を非アクティブレベルである電源電圧側に切り替えた状態で、入出力インタフェース回路13のウォッチドッグタイマクリア信号WDCのポートからの出力波形をオッシロスコープ等の計測器で計測することにより、何れのCPU151,152が暴走しているのかがモニタできるようになる。
例えば、ECU10aの開発時の各種の動作試験等の際にスイッチ回路42を非アクティブレベルに切り替えておけば、万一何れかのCPU151,152が暴走したときに、期間t1でウォッチドッグタイマクリア信号WDCが出力されていなければCPU151が異常状態であり、期間t2でウォッチドッグタイマクリア信号WDCが出力されていなければCPU152が異常状態であると判断できる。
出荷後の車両のメンテナンスでサービスエンジニアがECU10aの動作をチェックする際に、スイッチ回路42を非アクティブレベルに切り替えることによっても、同様に、何れのCPU151,152が暴走しているのかがモニタできる。
以下、CPU監視装置40の動作について、図6及び図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
図6(a)に基づいて、監視部41の処理について説明する。カウンタ回路411は、クロック回路412からクロック信号の入力によってカウント値を1増加する(SA1)。
リセット回路出力信号413は、当該カウント値が閾値Cthを超えている場合(SA2)、リセット回路17にリセット信号を出力する(SA3)。一方、当該カウント値が閾値Cthを超えていない場合(SA2)、カウンタ回路411は、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの立上りエッジがカウンタ回路411に入力された場合は(SA4)、カウント値をリセットし(SA5)、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの立上りエッジがカウンタ回路411に入力されない場合は、カウント値をリセットせずに、ステップSA1に戻りカウントを継続する(SA4)。
図6(b)に基づいて、タイマ割込設定処理について説明する。なお、図6(b)及び図7の説明では、各CPU151,152が、タイマ回路19の計時動作によって所定タイミングで発生するタイマ割込毎に、自身に帰属するRAM16(161,162)に記憶されているカウント値をカウントアップすることで、計時情報を得るような構成について説明する。
マイクロコンピュータ11の電源がオンしてタイマ回路19が起動すると(SB1)、CPU151は制御プログラムを実行してRAM161に記憶されたカウント値を零に初期化する(SB2)。同様に、CPU152は制御プログラムを実行してRAM162に記憶されたカウント値を零に初期化する(SB3)。
また、CPU151,152の何れかが、タイマ割込処理を開始するタイミング設定のための割込タイマ値をタイマレジスタに設定し(SB4)、各CPU151,152に対するタイマ回路19によるタイマ割込みを許可する(SB5、SB6)。以後、一定のインタバルでタイマ割込処理が起動される。
図7(a)に基づいて、CPU151のタイマ割込処理について説明する。なお、図7の説明において、時分割判定レベルTth1とは、図4に示すように、CPU151の制御期間データに対する期間からCPU152の制御期間データに対する期間へ移行する瞬間の時刻に対応するカウント値であり、設定周期レベルTth2とは、設定周期Tの期間が経過する瞬間の時刻に対応するカウント値である。また、図7の説明において、CPU152が出力するウォッチドッグタイマクリア信号WDCの周期T2は、CPU151が出力するウォッチドッグタイマクリア信号WDCの周期T1の2倍に設定されているものとして説明する。
タイマ回路19からCPU151に割込信号が入力されて、タイマ割込処理が開始されると、CPU151の信号処理部は、RAM161に記憶されたカウント値を1増加し(SC1)、そのカウント値が時分割判定レベルTth1より小さい場合は(SC2)、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力を反転させて監視部41へ出力する(SC3)。つまり、CPU151のタイマ割込処理のとき、割込処理の度にウォッチドッグタイマクリア信号WDCが反転出力される。
そして、そのカウント値が設定周期レベルTth2に達している場合は(SC4)、カウント値をリセットして割込処理を終了する。
一方、そのカウント値が設定周期レベルTth2に達していない場合は(SC4)、カウント値をリセットすることなく割込処理を終了する。
図7(b)に基づいて、CPU152のタイマ割込処理について説明する。タイマ回路19からCPU152に割込信号が入力されて、タイマ割込処理が開始されると、CPU152の信号処理部は、RAM162に記憶されたカウント値を1増加し(SD1)、そのカウント値が時分割判定レベルTth1以上の場合は(SD2)、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力を反転させて監視部41へ出力する(SD3)。
なお、周期T1は周期T2の2倍に設定されていることから、ステップSD3における出力の反転は、CPU151の場合と比べて2回に1回の割合で実行される。つまり、CPU152のタイマ割込処理のとき、割込処理が2回実行される度にウォッチドッグタイマクリア信号WDCが反転出力される。
この2回に1回の割合での実行は、例えば、RAM162に記憶されたカウント値が時分割判定レベルTth1以上であると判断される度にカウントアップされるカウンタを、CPU152の信号処理部に設け、CPU152の信号処理部は当該カウンタの値が奇数または偶数のときのみに、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力を反転させることによって実現される。
そして、そのカウント値が設定周期レベルTth2に達している場合は(SD4)、カウント値をリセットして割込処理を終了する。
一方、そのカウント値が設定周期レベルTth2に達していない場合は(SD4)、カウント値をリセットすることなく割込処理を終了する。
以下に別実施形態を説明する。上述した実施形態では、各CPU151,152から出力されるウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力期間t1、t2が設定周期T内で互いに異なるように設定され、且つ、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの周期T1,T2が互いに異なるように設定されている場合を説明したが、図5(a)に示すように、各CPU151,152から出力されるウォッチドッグタイマクリア信号WDCの周期T1,T2が互いに異なるように設定されていれば、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力期間が設定周期T内で等しい値t3に設定されるものであってもよい。
また、図5(b)に示すように、各CPU151,152から出力されるウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力期間t1、t2が設定周期T内で互いに異なるように設定されていれば、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの周期は互いに等しい値T3に設定されるものであってもよい。
何れの場合でも、スイッチ回路42を非アクティブレベルに切り替えたときに、入出力インタフェース回路13のウォッチドッグタイマクリア信号WDCのポートからの出力波形を計測すれば、何れのCPU15が暴走しているのかが判別できるようになる。
尚、スイッチ回路42を切り替えてウォッチドッグタイマクリア信号WDCをモニタする必要の無い場合には、各CPU151,152から出力されるウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力期間が設定周期T内で互いに等しくなるように設定され、且つ、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの周期が互いに等しくなるように設定されるものであってもよい。
上述した実施形態では、監視部41は、CPU151、152のうちの何れかから出力されるウォッチドッグタイマクリア信号の周期が監視周期を超えると、つまりCPU151、152のうちの何れかに異常が発生すると、両方のCPU15にリセット信号を出力して、両方のCPU15をリセットする構成について説明した。
しかし、監視部41は、CPU151、152のうちの何れかに異常が発生すると、何れのCPU15に異常が発生したのかを判別して、異常が発生したCPUのみ、または、両方のCPU15にリセット信号を出力する構成であってもよい。
このような構成を実現するために、例えば、監視部41を、CPU識別用のレジスタを備えた特定用途向集積回路(ASIC)等で構成する。ここで、CPU識別用のレジスタとは、監視部41へ現在ウォッチドッグタイマクリア信号を出力しているCPU15(151、152)に割り当てられた識別番号が格納されるレジスタである。尚、各CPU15の識別番号は、予め設定しておく構成であってもよいし、CPU151、152による制御プログラムの実行開始時等にCPU151、152によって設定される構成であってもよい。
監視部41は、入力されるウォッチドッグタイマクリア信号の周期(例えば、図4であれば周期T1と周期T2の何れの周期であるか)、または、設定周期Tにおける相対時刻(例えば、図4であれば期間t1と期間t2の何れの期間であるか)に基づいて、監視部41に現在ウォッチドッグタイマクリア信号を出力しているCPU15を識別し、CPU識別用のレジスタに当該CPU15の識別番号を格納する。
そして、監視部41は、何れかのCPU15に異常が発生した場合、CPU識別用のレジスタに格納されている識別番号を参照して、格納されている識別番号に対応するCPU15の異常であると判断し、当該CPU15に対してリセット信号を出力する。または、何れのCPU15の異常にかかわらず、両方のCPU15に対してリセット信号を出力する。
尚、このような構成の場合、CPU監視装置40では、リセット回路17をCPU151、152毎に設ける必要があることは言うまでもない。
上述した実施形態では、各CPUが少なくとも共通の入出力インタフェース回路13及び共通のリセット回路17を備えたデュアルコアマイクロコンピュータ11に組み込まれ、各ウォッチドッグタイマクリア信号WDCが入出力インタフェース回路13を介して監視部41に一つのウォッチドッグタイマクリア信号として出力されるとともに、監視部41からのリセット信号RSTがリセット回路17に入力され、各CPUがリセットされるように構成されたCPU監視装置40を説明したが、単一のCPU15を備えた複数のシングルコアマイクロコンピュータ111,112を備えたECU10に対しても、本発明によるCPU監視装置40を採用することができる。
この場合には、図8に示すように、CPU監視装置40が各CPU15に計時情報を供給する単一のタイマカウンタとして機能するタイマ回路43を備え、各CPU15に計時情報に基づいて設定周期内でウォッチドッグタイマクリア信号WDCを時分割して出力する信号処理部を設けることにより実現できる。
この場合、マイクロコンピュータ111,112の外部に単一のタイマ回路43を設けて各マイクロコンピュータ11が当該タイマ回路43の値を読み込むように構成するものに限らず、マイクロコンピュータ111,112の外部に設定周期Tで各マイクロコンピュータ111,112に同期信号を出力するクロック回路を設けて、各マイクロコンピュータ111,112の信号処理部が同期信号をトリガとして内部タイマ値によりウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力期間t1、t2を演算してウォッチドッグタイマクリア信号WDCを出力処理するものであってもよい。さらには、各マイクロコンピュータ111,112に対して設定周期内でウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力期間に対応する制御信号を出力するクロック回路を備え、各マイクロコンピュータ111,112がクロック回路から出力される制御信号がアクティブとなる間にウォッチドッグタイマクリア信号WDCを夫々出力するように構成してもよい。
上述した何れの実施形態も、二つのCPU15に対して一つの監視部41を備え、各CPU15が監視部41に対して監視周期より長い設定周期内でウォッチドッグタイマクリア信号WDCを時分割して出力するものを説明したが、三つ以上のCPUを備えたマルチコアマイクロコンピュータを採用するECUや、三つ以上のシングルコアマイクロコンピュータを備えたECUに対しても、本発明によるCPU監視装置を採用することができる。
例えば、図9に示すような、三つのCPU15(153,154,155)を備えたマルチコアマイクロコンピュータ11を採用するECUでは、図10に示すように、設定周期Tを期間t13,t14,t15に分割して、CPU153がROM14に格納された制御プログラムに基づいて、期間t13でウォッチドッグタイマクリア信号WDCを入出力インタフェース回路13を介して出力し、CPU154がROM14に格納された制御プログラムに基づいて、期間t14でウォッチドッグタイマクリア信号WDCを入出力インタフェース回路13を介して出力し、CPU155がROM14に格納された制御プログラムに基づいて、期間t15でウォッチドッグタイマクリア信号WDCを入出力インタフェース回路13を介して出力するように構成することができる。
なお、図10では、各CPU153,154,155から出力されるウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力期間t13,t14,t15が設定周期T内で互いに異なるように設定され、且つ、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの周期T13,T14,T15が互いに異なるように設定されている構成について図示しているが、上述の実施形態と同様、各出力期間または各ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの周期の何れか一方は互いに等しい値に設定されるものであってもよい。
尚、スイッチ回路42を切り替えてウォッチドッグタイマクリア信号WDCをモニタする必要の無い場合には、各CPU153,154,155から出力されるウォッチドッグタイマクリア信号WDCの出力期間が設定周期T内で互いに等しくなるように設定され、且つ、ウォッチドッグタイマクリア信号WDCの周期が互いに等しくなるように設定されるものであってもよい。
上述の実施形態では、車両を制御するECU10に対して本発明によるCPU監視装置40を適用した構成について説明したが、前記CPU監視装置40が適用されるのはECUに限らず、複数のCPU、特に三個以上のCPUを備えた制御装置に対して単一の監視部を備えるものであれば、例えばOA機器のような電子制御機器に、前記CPU監視装置40を適用することができる。
なお、上述の実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において各ブロックの具体的構成等は適宜変更設計できることは言うまでもない。
車両の制御システムのブロック構成図 本発明に係るCPU監視装置のブロック構成図 (a)は、監視部のブロック構成図、(b)は、監視部の処理について説明するためのタイムチャート ウォッチドッグタイマクリア信号の出力について説明するためのタイムチャート (a)は、各CPUから同一出力時間のウォッチドッグタイマクリア信号が出力される場合について説明するための、(b)は、各CPUから同一周期のウォッチドッグタイマクリア信号が出力される場合について説明するためのタイムチャート (a)は、監視部の処理について説明するための、(b)は、タイマ割込設定について説明するためのフローチャート (a)は、CPU151のタイマ割込処理について説明するための、(b)は、CPU152のタイマ割込処理について説明するためのフローチャート デュアルマイクロコンピュータにCPU監視装置を適用した場合のブロック構成図 三個のCPUを備えたマルチコアマイクロコンピュータにCPU監視装置を適用した場合のブロック構成図 マルチコアマイクロコンピュータにCPU監視装置を適用した場合のウォッチドッグタイマクリア信号の出力について説明するためのタイムチャート
符号の説明
13:入出力インタフェース回路
17:リセット回路
15:CPU
40:CPU監視装置
41:監視部
42:スイッチ回路

Claims (8)

  1. CPUから周期的に出力されるウォッチドッグタイマクリア信号の周期が監視周期を超えると前記CPUにリセット信号を出力する監視部を備えて構成されるCPU監視装置であって、
    複数のCPUが前記監視部に対して設定周期内で前記ウォッチドッグタイマクリア信号を時分割して出力し、各ウォッチドッグタイマクリア信号を合成した一つのウォッチドッグタイマクリア信号が前記監視部に入力されるように構成されているCPU監視装置。
  2. 前記設定周期内で時分割された各CPUから出力される前記ウォッチドッグタイマクリア信号の夫々の出力時間が互いに異なるように設定されている請求項1記載のCPU監視装置。
  3. 各CPUから出力される前記ウォッチドッグタイマクリア信号の周期が互いに異なるように設定されている請求項1または2記載のCPU監視装置。
  4. 各CPUに計時情報を供給する共通のタイマカウンタを備え、各CPUに、前記タイマカウンタから供給される前記計時情報に基づいて前記設定周期内で前記ウォッチドッグタイマクリア信号を時分割して出力する信号処理部を備えている請求項1から3の何れかに記載のCPU監視装置。
  5. 前記信号処理部は、前記計時情報に基づいて予め設定された順序で前記ウォッチドッグタイマクリア信号を出力する請求項4に記載のCPU監視装置。
  6. 各CPUに共通の入出力インタフェース回路及び共通のリセット回路を備え、各ウォッチドッグタイマクリア信号が前記入出力インタフェース回路を介して前記監視部に一つのウォッチドッグタイマクリア信号として出力されるとともに、前記監視部からのリセット信号が前記リセット回路に入力され、各CPUがリセットされるように構成されている請求項1から5の何れかに記載のCPU監視装置。
  7. 前記監視部からのリセット信号を強制的に非アクティブレベルに固定するスイッチ回路を備えている請求項1から6の何れかに記載のCPU監視装置。
  8. 請求項6または7記載のCPU監視装置が組み込まれ、各CPUが複数の被制御部を備えた車両を分担して電子制御するように構成されている電子制御装置。
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