JP2014160367A - 演算処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】割込管理をCPUで行う必要がなく、CPU負荷を下げることができる演算処理装置を提供する。
【解決手段】演算処理を行うCPU部2と外部入出力機器との入出力信号の授受を行う入出力コントローラ部3から構成され、第1〜第4入出力コントローラ31〜34はCPU部2に対して定周期で割り込み信号を発生し、割り込み信号に対して対応する第1〜第4入出力コントローラ31〜34の入出力信号の処理を行う第1〜第4CPUコア21〜24を予め設定しておく。
【選択図】図1

Description

この発明は、定周期処理を行うマルチコアプロセッサ(マルチコアCPU)構成の演算処理装置に関し、特に割り込み制御方式に関するものである。
演算処理装置は、複数の現場機器のデータを取得し、そのデータに対してCPU(Central Processing Unit)にて演算処理を行い、その演算結果を上位装置に通知する処理を行う。演算処理装置は、この演算処理および通知処理を通常定周期で行う。具体的には入出力コントローラでデータを取得したら、CPUに対して割り込み信号を発生し、CPUは入出力コントローラからデータを取得し演算処理を行う。
産業用装置に適用するCPUについても、マルチコアを持つCPUが主流となってきており、各CPUコアに演算処理を分散させて行うことによって、処理性能を向上させることができる。
処理性能を向上させるために、CPUコアのアイドル状態や割り込み種別の情報に基づき、あるいは時分割処理で、CPUコアから割り込みマスクレジスタの設定を変更して割り込みコントローラを動的に制御し、割り込み先のCPUコアを分散する方法が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平5−324569号公報(段落[0015]〜[0022])
特許文献1の開示発明では、リアルタイムで割り込み信号処理を行うため、CPUで割込管理を行う必要があり、CPUの負荷が上昇する問題がある。一方、演算処理装置では、割り込み信号は定周期で発生し、割り込み信号が発生するタイミングや間隔はあらかじめ想定できるため、割り込み先を動的に変更する必要はない。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、割込管理をCPUで行う必要がなく、CPU負荷を下げることができる演算処理装置を提供することを目的とする。
この発明に係る演算処理装置は、演算処理を行うCPU部と外部入出力機器との入出力信号の授受を行う入出力コントローラ部から構成され、CPU部は複数のCPUコアを備え、入出力コントローラ部は複数の入出力コントローラを備え、入出力コントローラはCPU部に対して定周期で割り込み信号を発生し、割り込み信号に対して対応する入出力コントローラの入出力信号の処理を行うCPUコアを予め設定しておく構成としたものである。
この発明に係る演算処理装置は、上記のように構成されているため、割込管理のためにCPUの状態を監視する必要がなく、CPU負荷を下げることができる。
この発明の実施の形態1の演算処理装置に係る構成図である。 この発明の実施の形態2の演算処理装置に係る構成図である。 この発明の実施の形態3の演算処理装置に係る構成図である。 この発明の実施の形態3の演算処理装置に係る割り込み信号処理の説明図である。 この発明の実施の形態3の演算処理装置に係る割り込み信号処理のフローチャートである。
実施の形態1.
実施の形態1は、入出力コントローラはCPU部に対して定周期で割り込み信号を発生し、割り込み信号に対して入出力コントローラの入出力信号の処理を行うCPUコアを予め設定しておく構成とした演算処理装置に関するものである。
以下、本願発明の実施の形態1に係る演算処理装置1の構成、動作について、演算処理装置の構成図である図1に基づいて説明する。
まず演算処理装置1の全体構成を説明する。
図1において、演算処理装置1は、CPU部2と入出力コントローラ部3から構成される。CPU部2は、第1〜第4CPUコア21〜24(総称する場合は、CPUコアと適宜記載する)と割り込みコントローラ25から構成される。入出力コントローラ部3は、第1〜第4入出力コントローラ31〜34(総称する場合は、入出力コントローラと適宜記載する)から構成される。
入出力コントローラ部3の第1〜第4入出力コントローラ31〜34と、CPU部2の割り込みコントローラ25の間に割り込み信号ライン41〜44が設けられている。
また、CPU部2では、割り込みコントローラ25の出力信号を第1〜第4CPUコア21〜24に出力する信号ラインが設けられている。
また、第1〜第4入出力コントローラ31〜34と第1〜第4CPUコア21〜24の間には、入出力データの授受を行うためのデータ共有バス(図示せず)が設けられている。
第1〜第4入出力コントローラ31〜34には、複数の外部入出力機器である現場機器(図示せず)が接続されている。第1〜第4入出力コントローラ31〜34は、現場機器から、例えば接点、電圧、電流、パルス信号を受信するとともに、現場機器に対して、例えば接点、電圧、電流信号による操作信号を出力する。
演算処理装置1は、図示しない上位装置との間で、例えば通信インターフェイスを経由して、信号の授受を行う。演算処理装置1は、現場機器状態の監視、保存用のデータを上位装置に出力し、上位装置からは、現場機器のマニュアル操作信号および演算条件や設定値を受信する。
次に、実施の形態1の演算処理装置1の機能、動作を説明する。
第1〜第4入出力コントローラ31〜34は、現場機器からの信号をディジタル信号に変換して、CPU部2に出力するために、定周期で割り込み信号をCPU部2に対して発生する。
第1〜第4入出力コントローラ31〜34は、CPU部2の割り込みコントローラ25に対して、割り込み信号ライン41〜44を経由して、割り込み信号を出力する。
割り込みコントローラ25は、予め入出力コントローラとCPUコアとの対応関係を決定したコントローラ設定に基づき、入出力コントローラが発生した割り込み信号を処理するCPUコアを判定する。この判定結果に基づき、第1〜第4入出力コントローラ31〜34からの割り込み信号を第1〜第4CPUコア21〜24に出力する。
なお、「割り込み信号を処理する」とは、後で説明するようにCPUコアが入出力コントローラから現場機器からの入力信号を受信し、また現場機器への操作信号を出力することをいう。
実施の形態1の演算処理装置1では、割り込みコントローラ25は、第1入出力コントローラ31からの割り込み信号を、第1CPUコア21に出力する。割り込みコントローラ25は、第2入出力コントローラ32からの割り込み信号を第2CPUコア22に、第3入出力コントローラ33からの割り込み信号を第3CPUコア23に、第4入出力コントローラ34からの割り込み信号を第4CPUコア24に、それぞれに出力する。
割り込みコントローラ25から割り込み信号を受信した第1〜第4CPUコア21〜24は、共有データバスを経由して、対応する第1〜第4入出力コントローラ31〜34から入力信号を受信する。
第1CPUコア21を例として、具体的な入出力データの授受方法を説明する。割り込みコントローラ25から割り込み信号を、受信した第1CPUコア21は、共有データバスに対して第1入出力コントローラ31を指定して、共有データバスを経由して、第1入出力コントローラ31から第1入出力コントローラ31に接続されている現場機器からの入力信号を受信する。
第1CPUコア21は、第1入出力コントローラ31から入力信号を受信後、第1入出力コントローラ31に対して、共有データバスを経由して、第1入出力コントローラ31に接続されている現場機器に対する操作信号を出力する。第1入出力コントローラ31は、第1CPUコア21から受信した操作信号を、必要な信号形態、例えば接点信号や電圧信号などのアナログ信号に変換して、現場機器に出力する。
なお、第1CPUコア21から第1入出力コントローラ31に出力する出力信号は、前回の演算周期でCPU部2が受信した入力データおよび上位装置から受信した演算条件や設定値に基づきCPU部2が演算した結果に基づいたものである。上位装置から受信した現場機器のマニュアル操作信号も、この時第1CPUコア21から第1入出力コントローラ31に出力される。
次に本実施の形態1の演算処理装置1の特徴を説明する。
特許文献1開示の演算処理装置では、CPUコアで割り込み状態を監視し、割り込みコントローラを動的に制御し、割り込み信号の割り振りを行っていた。しかし、定周期割り込み処理を行う演算処理装置では、割り込み信号が定周期で発生し、この割り込み信号に対して必要な処理を事前に設計できる。したがって、割り込み信号処理を行うCPUコアを予め固定的に割り振っても、割り込み信号処理が輻輳して規定時間内に完了しない事態が発生するおそれはない。
たとえば、割り込み周期が10ms間隔である場合、割り込み処理時間が割り込み周期10msを下回る場合には、問題は発生しない。したがって、演算処理装置1を起動する時、入出力コントローラからの割り込み信号の処理が分散するように、割り込み信号を処理するCPUコアを予め設定しておくことができる。
このように、入出力コントローラからの割り込み信号を処理するCPUコアを分散するように予め設定しておく方式とすることで、割り込み信号の割り振りを行うために、CPUコアで割り込み状態を監視し、割り込みコントローラを動的に制御する必要がない。したがって、CPU部の負荷を下げることができ、CPU部全体の処理効率を向上させることができる。
以上、実施の形態1で説明した演算処理装置の構成は1例であり、入出力コントローラは、2台、3台または、5台以上であってもよい。
また、CPUコアは、2台、3台または、5台以上であってもよい。
以上説明したように、実施の形態1の演算処理装置1は、入出力コントローラはCPU部に対して定周期で割り込み信号を発生し、割り込み信号に対して入出力コントローラの入出力信号の処理を行うCPUコアを予め設定しておく構成としたものである。このため、割込管理のためにCPUの状態を監視する必要がなく、CPU負荷を下げることができる。また、実施の形態1の演算処理装置1は、CPU部全体の処理効率を向上させることができるため省エネルギーの効果がある。
実施の形態2.
実施の形態2の演算処理装置は、入出力コントローラはCPU部に対して定周期で割り込み信号を発生し、この割り込み信号に対して入出力コントローラの入出力信号の処理を行うCPUコアを特定の一部のCPUコアに予め設定しておく構成としたものである。
以下、実施の形態2の演算処理装置100の構成、動作について、演算処理装置100の構成図である図2に基づいて実施の形態1(図1)との差異を中心に説明する。
なお、図2において、図1と同一あるいは相当部分には、同一の符号を付している。
図2において、演算処理装置100は、CPU部2と入出力コントローラ部3から構成される。CPU部2は、第1〜第4CPUコア21〜24と割り込みコントローラ26から構成される。入出力コントローラ部3は、第1〜第4入出力コントローラ31〜34から構成される。
入出力コントローラ部3の第1〜第4入出力コントローラ31〜34と、CPU部2の割り込みコントローラ26の間に割り込み信号ライン41〜44が設けられている。
また、CPU部2では、割り込みコントローラ26の出力信号を第1、第2CPUコア21、22に出力する信号ラインが設けられている。
また、第1〜第4入出力コントローラ31〜34と第1、第2CPUコア21、22の間には、入出力データの授受を行うためのデータ共有バス(図示せず)が設けられている。
第1〜第4入出力コントローラ31〜34には、現場機器(図示せず)が接続されている。
また、演算処理装置100は、図示しない上位装置との間で、例えば通信インターフェイスを経由して、信号の授受を行う。
第1〜第4入出力コントローラ31〜34と現場機器との信号の授受、および演算処理装置100と上位装置との信号に授受については、実施の形態1と同様であるため、説明は省略する。
次に、実施の形態2の演算処理装置100の機能、動作を説明する。
第1〜第4入出力コントローラ31〜34は、現場機器からの信号をディジタル信号に変換して、CPU部2に出力するために、定周期で割り込み信号をCPU部2に対して発生する。
第1〜第4入出力コントローラ31〜34は、CPU部2の割り込みコントローラ26に対して、割り込み信号ライン41〜44を経由して、割り込み信号を出力する。
割り込みコントローラ26は、予め入出力コントローラとCPUコアとの対応関係を決定したコントローラ設定に基づき、入出力コントローラが発生した割り込み信号を処理するCPUコアを判定する。割り込みコントローラ26は、この判定結果に基づき、第1入出力コントローラ31および第2入出力コントローラ32からの割り込み信号は、第1CPUコア21に出力する。割り込みコントローラ26は、第3入出力コントローラ33および第4入出力コントローラ34からの割り込み信号は、第2CPUコア22に出力する。
割り込みコントローラ26から割り込み信号を受信した第1、第2CPUコア21、22は、共有データバスを経由して、対応する第1〜第4入出力コントローラ31〜34から入力信号を受信する。
第1CPUコア21を例として、具体的な入出力データの授受方法を説明する。第1入出力コントローラ31が発生した割り込み信号を、割り込みコントローラ26から受信した第1CPUコア21は、共有データバスに対して第1入出力コントローラ31を指定する。第1CPUコア21は共有データバスを経由して、第1入出力コントローラ31から第1入出力コントローラ31に接続されている現場機器からの入力信号を受信する。
第1CPUコア21は、第1入出力コントローラ31から入力信号を受信後、第1入出力コントローラ31に対して、共有データバスを経由して、第1入出力コントローラ31に接続されている現場機器に対する操作信号を出力する。第1入出力コントローラ31は、第1CPUコア21から受信した操作信号を、必要な信号形態、例えば接点信号や電圧信号などのアナログ信号に変換して、現場機器に出力する。
なお、第1CPUコア21から第1入出力コントローラ31に出力する出力信号は、前回の演算周期でCPU部が受信した入力データおよび上位装置から受信した演算条件や設定値に基づきCPU部が演算した結果に基づいたものである。上位装置から受信した現場機器のマニュアル操作信号も、この時第1CPUコア21から第1入出力コントローラ31に出力される。
次に本実施の形態2の演算処理装置100の特徴を説明する。
実施の形態1では、全てのCPUコアに対して入出力コントローラからの割り込み信号を処理するCPUコアを全てのCPUコアに対して均等に設定することで、割り込み信号処理を分散させていた。
しかし、割り込み信号を処理するCPUコアを特定の一部のCPUコアに割り当てることで処理を分散させることもできる。実施の形態2の演算処理装置100では、第1、第2入出力コントローラ31、32の割り込み信号処理を第1CPUコア21で行い、第3、第4入出力コントローラ33、34の割り込み信号処理を第2CPUコア22で行うように設定している。
割り込み信号を処理するために必要な処理時間と、定周期割り込みの周期を元に検討した結果から、割り込み信号の処理が輻輳することがなければ、複数の割り込み信号の処理を1つのCPUコアにまとめて行っても問題ない。
実施の形態2では、特定の一部のCPUコアに割り込み信号の処理を割り当てるため、それ以外のCPUコアを別の処理に割り当てることができる。
実施の形態2の演算処理装置100では、第3、第4CPUコアを、例えば、第1〜第4入出力コントローラ31〜34からの入力データの演算処理や、上位装置との信号授受のための通信処理の実行のみを実行させることができる。演算処理や上位装置との通信処理を別の専用のCPUコアに割り当てることができるので、割り込み信号の処理によって遅延することなく動作でき、CPU部全体の処理効率を向上できる。
以上説明したように、実施の形態2の演算処理装置100は、入出力コントローラはCPU部に対して定周期で割り込み信号を発生し、この割り込み信号に対して入出力コントローラの入出力信号の処理を行うCPUコアを特定の一部のCPUコアに予め設定しておく構成としたものである。このため、割込管理のためにCPUの状態を監視する必要がなく、CPU負荷を下げることができる。さらに、演算処理や上位装置との通信処理を専用のCPUコアに割り当てることができるので、CPU部全体の処理効率をさらに向上できる。
実施の形態3.
実施の形態3の演算処理装置200は、割り込みタイミング制御部をさらに設けて、CPUコアが他の割り込み信号に対する処理を実施している場合には、CPUコアへの割り込み信号の出力を一定時間遅らせる構成としたものである。
以下、実施の形態3の演算処理装置200の構成、動作について、演算処理装置200の構成図である図3、割り込み信号処理の説明図である図4および割り込み信号処理のフローチャートである図5に基づいて差異を中心に説明する。
なお、図3において、図1または図2と同一あるいは相当部分には、同一の符号を付している。
実施の形態3の演算処理装置200と実施の形態2の演算処理装置100との差異は、演算処理装置200では割り込みタイミング制御部5が追加されていることである。
図3において、演算処理装置200は、CPU部2、入出力コントローラ部3および割り込みタイミング制御部5から構成される。CPU部2は、第1〜第4CPUコア21〜24と割り込みコントローラ26から構成される。入出力コントローラ部3は、第1〜第4入出力コントローラ31〜34から構成される。
入出力コントローラ部3の第1〜第4入出力コントローラ31〜34が発生する割り込み信号は、割り込みタイミング制御部5に入力される。割り込みタイミング制御部5で制御された割り込み信号が、割り込み信号ライン41〜44を経由してCPU部2に出力される。
また、CPU部2では、割り込みコントローラ26の出力信号を各第1、第2CPUコア21、22に出力する信号ラインが設けられている。
また、第1〜第4入出力コントローラ31〜34と第1、第2CPUコア21、22の間には、入出力データの授受を行うためのデータ共有バス(図示せず)が設けられている。
第1〜第4入出力コントローラ31〜34には、現場機器(図示せず)が接続されている。
また、演算処理装置200は、図示しない上位装置との間で、例えば通信インターフェイスを経由して、信号の授受を行う。
第1〜第4入出力コントローラ31〜34と現場機器との信号の授受、および演算処理装置200と上位装置との信号に授受については、実施の形態1と同様であるため、説明は省略する。
次に、実施の形態3の演算処理装置200の機能、動作を説明する。
第1〜第4入出力コントローラ31〜34は、現場機器からの信号をディジタル信号に変換して、CPU部2に出力するために、定周期で割り込み信号を発生する。
実施の形態3の演算処理装置200では、第1〜第4入出力コントローラ31〜34が定周期で発生する割り込み信号を割り込みタイミング制御部5で受けて、制御した後に第1、第2CPUコア21、22に出力する。
割り込みタイミング制御部5は、後で説明するようにCPUコアにおいて割り込み信号処理が輻輳しないように、第1〜第4入出力コントローラ31〜34からの割り込み信号を制御する。
具体的な割り込み信号の制御方法を、第1、第2入出力コントローラ31、32からの入出力信号を処理する第1CPUコア21に関する割り込み信号の制御を例として、図4に基づいて説明する。
定周期割り込み信号が複数の入出力コントローラから発生することを想定した場合、複数の割り込み信号が重なって発生することが考えられる。
図4(a)は、第1入出力コントローラ31および第2入出力コントローラ32からの割り込み信号が時間的に重なった場合を示している。
実施の形態2の演算処理装置100では、割り込みタイミング制御部5がなく、第1、第2入出力コントローラ31、32からの割り込み信号を、そのままCPU部2に出力していた。
したがって、実施の形態2の演算処理装置100では、第1CPUコア21において第1入出力コントローラ31からの割り込み信号に対する処理を行っている間に、第2入出力コントローラ32からの割り込み信号を受信する場合があり得る。この場合、第1CPUコア21は、第1入出力コントローラ31からの割り込み信号に対する処理と第2入出力コントローラ32からの割り込み信号に対する処理を同時に行う必要がある。
このような状態を繰り返すと割り込み信号の処理が輻輳し、CPUコアの処理効率が低下する可能性がある。
実施の形態3の演算処理装置200では、複数の入出力コントローラから発生される割り込み信号が重なり、CPUコアにおける割り込み信号処理が輻輳することを確実に防止するため、割り込みタイミング制御部5を設けている。
割り込みタイミング制御部5の役割について、図4(b)に基づいて説明する。
割り込み信号が複数の入出力コントローラから重なって発生した場合、これらの割り込み信号をCPUコアに時間的に重なって出力しないように、割り込みタイミング制御部5が制御する。
例として、入出力コントローラ31から割り込み信号が発生された直後に入出力コントローラ32から割り込み信号が発生した場合を説明する。割り込みタイミング制御部5は、第2入出力コントローラ32からの割り込み信号を一定時間遅らせて第1CPUコア21に出力する。
割り込み信号の重なりを判断する所定時間、および割り込み信号の出力を遅らせる時間(一定時間)については、割り込み信号の発生周期や割り込み信号処理に必要な時間に基づき予め設定しておく。
割り込みコントローラ26は、予め入出力コントローラとCPUコアとの対応関係を決定したコントローラ設定に基づき、発生した割り込み信号の割り込み先のCPUコアを判定する。
実施の形態3の演算処理装置200では、この判定結果に基づき、割り込みコントローラ26は、第1入出力コントローラ31および第2入出力コントローラ32からの割り込み信号は、第1CPUコア21に出力する。割り込みコントローラ26は、第3入出力コントローラ33および第4入出力コントローラ34からの割り込み信号は、第2CPUコア22に出力する。
割り込みコントローラ26から割り込み信号を受信した第1、第2CPUコア21、22は、共有データバスを経由して、対応する第1〜第4入出力コントローラ31〜34から入力信号を受信する。
第1、第2CPUコア21、22が第1〜第4入出力コントローラ31〜34の入出力データを授受する方法は、実施の形態2と同様であるため説明は省略する。
次に、割り込みタイミング制御部5の処理を図5のフローチャートに基づいて説明する。
処理が開始されると、割り込みタイミング制御部5は割り込み信号が発生するまで待つ(S1)。
割り込みタイミング制御部5は、入出力コントローラが発生した割り込み信号を受信すると、同じCPUコアに出力すべき他の割り込み信号が所定時間以内に発生していたかを判定する(S2)。
所定時間以内に他の割り込み信号が発生していた場合は、一定時間ウエイトする(S3)。
その後、CPU部2に対して割り込み信号を出力する(S4)。
他の割り込み信号が所定時間以内に発生していない場合には、ステップ4に進み、そのままCPU部2に対して割り込み信号を出力する(S4)。
実施の形態3によれば、割り込みタイミング制御部5からCPUコアへの割り込み信号が重なって出力されることがない。このため、CPUコアで割り込み信号を処理している途中で、別の割り込み信号を処理する必要がないため、CPU部2の処理効率を向上することができる。
次に本実施の形態3の演算処理装置200の特徴を説明する。
演算処理装置200においては、割り込みタイミング制御部5を設けているため、例えば、第1入出力コントローラ31からの割り込み信号と第2入出力コントローラ32からの割り込み信号が重なっても、後で発生した割り込み信号を一定時間遅らせて第1CPUコアに出力するように制御できる。このため、第1、第2入出力コントローラ31、32から割り込み信号が重なって第1CPUコアに出力されて、第1CPUコアでの割り込み信号処理が輻輳すること確実に防止することができる。
以上説明したように、実施の形態3の演算処理装置200は、割り込みタイミング制御部をさらに設けて、CPUコアが他の割り込み信号に対する処理を実施している場合には、CPUコアへの割り込み信号の出力を一定時間遅らせる構成としている。このため、割込管理のためにCPUの状態を監視する必要がなく、CPU負荷を下げ、演算処理や上位装置との通信処理を専用のCPUコアに割り当てることができるので、CPU部全体の処理効率を向上できる。さらに、CPUコアにおける割り込み信号処理の輻輳を確実に防止できるため、CPU部全体の処理効率をさらに向上できる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,100,200 演算処理装置、2 CPU部、3 入出力コントローラ部、
5 割り込みタイミング制御部、21 第1CPUコア、22 第2CPUコア、
23 第3CPUコア、24 第4CPUコア、25,26 割り込みコントローラ、
31 第1入出力コントローラ、32 第2入出力コントローラ、
33 第3入出力コントローラ、34 第4入出力コントローラ、
41〜44 割り込み信号ライン。

Claims (3)

  1. 演算処理を行うCPU部と外部入出力機器との入出力信号の授受を行う入出力コントローラ部から構成され、
    前記CPU部は複数のCPUコアを備え、
    前記入出力コントローラ部は複数の入出力コントローラを備え、
    前記入出力コントローラは前記CPU部に対して定周期で割り込み信号を発生し、
    前記割り込み信号に対して対応する前記入出力コントローラの前記入出力信号の処理を行う前記CPUコアを予め設定しておく構成の演算処理装置。
  2. 前記割り込み信号に対して前記入出力信号の処理を行う前記CPUコアとして一部の特定の前記CPUコアを割り当てる構成とした請求項1に記載の演算処理装置。
  3. 前記CPUコアは、複数の前記入出力コントローラからの前記割り込み信号に対して前記入出力信号の処理を行う構成において、
    さらに割り込みタイミング制御部を設け、
    前記割り込みタイミング制御部は、前記CPUコアが前記入出力コントローラの前記割り込み信号に対して前記入出力信号の処理を実施している時に他の前記入出力コントローラの前記割り込み信号が発生した場合には、前記CPUコアへの他の前記入出力コントローラからの前記割り込み信号の出力を一定時間遅らせる制御を行う構成とした請求項2に記載の演算処理装置。
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