JP3166552B2 - Cpu監視方法及びcpu監視装置 - Google Patents

Cpu監視方法及びcpu監視装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対のCPUが正しく
動作しているかどうかを相互監視するCPU監視方法及
びCPU監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すCPU監視装置1は、ループ
処理を繰り返す主副一対のCPU2,3の動作を監視す
るための装置であり、CPU2,3が1回のループ処理
を終えるつど出力する50%デューティのウォッチドッ
グパルスWDm,WDsを合成するウォッチドッグパル
ス合成回路4と、このウォッチドッグパルス合成回路4
の合成出力の周期が異常であればCPU2,3の暴走と
判定するパルス異常判定回路5とからなる。ウォッチド
ッグパルス合成回路4は、主CPU2の出力ウォッチド
ッグパルスWDmをクロック入力とし、Qバー出力をデ
ータ入力とする第1のフリップフロップ回路6と、この
第1のフリップフロップ回路6のQ出力Qmをデータ入
力とし、副CPU3の出力ウォッチドッグパルスWDs
をインバータ回路7にて極性反転したパルスWDsバー
をクロック入力とする第2のフリップフロップ回路8と
からなり、ウォッチドッグパルスWDm,WDsに周期
ずれが発生したときに、すなわち図6(E)〜(K)に
示したように、第2のフリップフロップ回路6のQ出力
Qsの周期が、図6(A)〜(D)に示したループ周期
の2倍に相当する正規の周期TsからTs’やTs”或
いはTs”’のごとく長期化或いは短期化したときに、
こうした周期異常からCPU2,3が暴走しているもの
と判定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のCPU監視
システム1は、主CPU2が出力するウォッチドッグパ
ルスWDmと副CPU3が出力するウォッチドッグパル
スWDsとを合成するためのウォッチドッグパルス合成
回路4が必要であり、このため回路構成が複雑であり、
またウォッチドッグパルスWDmとウォッチドッグパル
スWDsが若干の位相ずれを維持したまま推移するとき
は、ただちに第2のフリップフロップ回路6のQ出力Q
sの周期が変化するとは限らず、第2のフリップフロッ
プ回路6のQ出力Qsに異常が現れないまま、長期に亙
って異常が看過されてしまう危険があるといった課題が
あった。
【0004】また、一対のCPU2,3を同一のクロッ
ク発振器を共通に使用して作動させるいわゆる1クロッ
ク2CPUのシステム構成をとった場合、一対のCPU
2,3間でクロック信号の周期ずれが堆積してループタ
イムがずれことはあり得ないが、クロック周波数が仮に
本来想定していた例えば16MHzから15MHzに変
動したとしても、このクロック発振器自体の誤動作に起
因するループタイムの時間ずれについて簡単には検出で
きなかった。そこで、多少の負担増を覚悟の上で、一対
のCPU2,3のそれぞれにクロック発振器をもたせ、
一方のクロック発振器に生じた動作異常も含めループタ
イムの時間ずれをもって暴走検知する2クロック2CP
Uのシステム構成を採用することもできるが、CPU
2,3それぞれの処理時間に存在する個体差、或いは同
じ処理プログラムに従う一対のCPU2,3のループ処
理途中に挿入される割り込み処理が時期も消費時間も異
なるといった理由から、暴走以外の理由でウォッチドッ
グ回路4が作動してしまうことがある等の課題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決したものであり、ループ処理プログラム途中の所定ス
テップにおいてループタイムが経過したか否かを判定
し、ループタイムが経過したと判定した時点でウォッチ
ドッグパルスを外部出力する一対のCPUと、該一対の
CPUを相互接続し、ウォッチドッグパルス出力を相互
に送受する一対のウォッチドッグパルス線とを具備して
なり、該一対のCPUがそれぞれ対応するウォッチドッ
グパルス線を介してウォッチドッグパルスを相手方のC
PUに出力し、相手方のCPUが発するウォッチドッグ
パルスが自ら発したウォッチドッグパルスと規定時間内
の時間全てにおいて極性一致しない場合は暴走であると
判定し、自らのループ処理を停止し、これによりシステ
ムの出力をすべて停止することを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】本発明は、ウォッチドッグパルスを相互に監視
し合うよう接続された一対のCPUが、それぞれのルー
プ処理プログラム途中の所定ステップにおいてループタ
イムが経過したか否かを判定し、ループタイムが経過し
たと判定した時点でウォッチドッグパルスを相手方のC
PUに出力し、相手方のCPUが発するウォッチドッグ
パルスが自ら発したウォッチドッグパルスと規定時間内
の時間全てにおいて極性一致しない場合は暴走であると
判定し、自らのループ処理を停止することにより、ウォ
ッチドッグパルス合成回路等を用いることなく、簡単な
回路構成でCPUどうしが相互に暴走を監視する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1ないし
図4を参照して説明する。図1は、本発明のCPU監視
装置の一実施例を示すブロック構成図、図2は、図1に
示した回路各部の信号波形図、図3は、図1に示した主
CPUの動作を説明するためのフローチャート、図4
は、図3に示したウォッチドッグパルス同期処理ステッ
プの具体的内容を示すフローチャートである。
【0008】図1に示すCPU監視システム11は、説
明の便宜上主副の区別を施した一対のCPU12,13
が、互いに専用のクロック発振器12a,13aが発す
るほぼ同周期のクロック信号に基づいて動作し、それぞ
れほぼ同じ動作プログラムに従ってループ処理を実行す
る。各CPU12,13は、ループタイム等を計時する
タイマ12b,13bと、両CPU12,13の同期処
理に必要な計数値を保持するレジスタ12c,13cを
内蔵する。また、CPU12,13は、互いのハンドシ
ェーク信号出力ポートPhoとハンドシェーク信号入力
ポートPhiを一対のハンドシェーク信号線14,15
が相互接続し、かつ互いのデータ出力ポートDoとデー
タ入力ポートDiを8ビットのデータ通信線16,17
が相互接続している。さらに、互いのウォッチドッグパ
ルス出力ポートPwoとウォッチドッグパルス入力ポー
トPwiがウォッチドッグパルス線18,19により相
互接続されており、副CPU13のウォッチドッグパル
ス出力ポートWDoと主CPU12のウォッチドッグパ
ルス入力ポートWDiとを結ぶウォッチドッグドッグパ
ルス線19にウォッチドッグパルス監視回路20を分岐
接続し、ウォッチドッグパルスがハイレベル又はロウレ
ベルに固定されたことをもってウォッチドッグパルス監
視回路20からシステムの暴走を報知する構成としてあ
る。
【0009】実施例の場合、双方のCPU12,13
は、相手方のハンドシェーク信号出力ポートPhoから
ロウレベルのハンドシェーク信号を受けて割り込み要求
フラグIFLを立てる。また、データ出力ポートDo
は、CPU12,13内のレジスタ12c,13cが保
持する計数値を供給され、これを相手方のデータ入力ポ
ートDiへと供給する。ウォッチドッグパルス出力ポー
トWDoは、図2(A),(B)に示したように、1ル
ープが消化される時点でレベルが反転するウォッチドッ
グパルスを、相手方のウォッチドッグパルス入力ポート
WDiに供給する。なお、図2(C),(D)は、異常
発生時のウォッチドッグパルスの波形を例示するもので
ある。
【0010】ところで、主CPU12も副CPU13の
基本的には、同じ処理プログラムに従って動作する。そ
こで、以下の説明では、概ね主CPU12に関する処理
プログラムに沿って説明する。まず、全体のループ処理
プログラムは、図3に示したように、その大部分をステ
ップ(10)で示した演算プログラムが占めており、こ
の演算プログラムに続く判断ステップ(70)におい
て、タイマ12bの計時出力TMがCPU12が保持し
ているループタイム目標値TLに一致したかどうか判断
される。判断の結果、計時出力TMがループタイム目標
値TLに一致すると、続くステップ(80)においてウ
ォッチドッグパルスWDmがレベル反転され、相手方の
副CPU13へと出力される。さらに、前述のステップ
(10)に示した演算プログラムに復帰する前に、ステ
ップ(90)において、自らのウォッチドッグパルスW
Dmと相手方である副CPU13が出力するウォッチド
ッグパルスWDsとを同期判定し、クロック発振器12
a,13aのクロック周波数ずれや主副のCPU12,
13によってランダムに異なる割り込み処理に要した時
間の違い等により生ずる同期ずれを解消して同期出力す
るための同期処理を行う。
【0011】ステップ(90)におけるウォッチドッグ
パルス同期処理においては、まず、図4に示す最初のス
テップ(100)にて、同期処理中の割り込みを禁止す
る。次に、ステップ(101)において、ループタイム
目標値TLに対し初期値を設定する。また、これと同時
にロウレベルのハンドシェーク信号をポートPhoから
出力する。さらにまた、同期時間の計測に同期カウンタ
として用いるレジスタ12cを零リセットする。次に、
判断ステップ(102)において、ハンドシェーク信号
入力ポートPhiの信号レベルから、相手方である副C
PU13の割り込み要求フラグIFLが立っているかど
うか、すなわち副CPU13が主CPU12からの同期
信号すなわちハンドシェーク信号待ちか否かを判定す
る。
【0012】判定の結果、割り込み要求フラグIFLが
立っていてハンドシェーク信号待ちではないこと、すな
わち両CPU12,13が互いに同期していることが判
明した場合は、ステップ(103)において、割り込み
要求フラグIFLをクリアし、続くステップ(104)
において、ハンドシェーク信号を停止して同期処理を終
える。
【0013】一方、判断ステップ(102)において割
り込み要求フラグが立っていないこと、すなわち相手方
である副CPU13がハンドシェーク信号を出力してい
ないことが明らかになった場合は、ステップ(120)
において、同期カウンタであるレジスタ12cが保持す
る計数値を1だけ増し、続く判断ステップ(121)に
おいて、レジスタ12cが計数値として保持する時間デ
ータが規定時間を超過しているかどうか、すなわちCP
U12,13が出力するハンドシェーク信号間に時間差
があるかどうかを判定する。なお、この規定時間は、一
対のCPU12,13間で許容できるループタイムずれ
の最大値を規定するものであり、この値を越えてループ
タイムに差が生じた場合に暴走が生じたものと判定する
閾値そのものを指す。
【0014】ステップ(121)における判定の結果、
規定時間超過信号が出力された場合、すなわち予め規定
された許容可能な規定時間を超過していることが判れ
ば、続く判断ステップ(122)において、ウォッチド
ッグパルスPwo,Pwiの極性を相互に比較する。そ
こで、双方のウォッチドッグパルスPwo,Pwiの極
性が一致しなかった場合は、相手方である副CPU13
が暴走しているものとし、続く暴走処理ステップ(12
3)に移行する。この暴走処理ステップでは、主CPU
12は自ら演算を停止して全出力を停止し、これと同時
にウォッチドッグパルスの出力も停止するため、無限ル
ープへと移行する。ただし、ウォッチドッグパルスPw
o,Pwiの極性が一致した場合には、ステップ(10
3)に移行し、次のループに判定を委ねる。
【0015】このように、CPU12は、それぞれのル
ープ処理プログラム途中の所定ステップにおいてループ
タイムTLが経過したことを判定し、判定時点でウォッ
チドッグパルスWDmを相手方である副CPU13に出
力し、副CPU13が発するウォッチドッグパルスWD
sと自ら発したウォッチドッグパルスWDmとが規定時
間内に極性一致しない場合は暴走であると判定し、自ら
のループ処理を停止する。すなわち、主副一対のCPU
12,13間で相手方のループタイムを相互監視し、少
なくとも一方に異常があると判断した場合には、自らル
ープ処理を停止するため、自然消滅的に両CPU12,
13が作動を停止する。従って、主副一対のCPU1
2,13が出力するウォッチドッグパルスWDm,WD
sの一方、すなわちこの実施例ではWDsの極性変化の
有無をウォッチドッグパルス監視回路20により外部監
視するだけで、両CPU12,13の異常を発見するこ
とができる。さらに、CPU監視装置11は、主副一対
のCPU12,13がそれぞれ専用のクロック発振器1
2a,13aで動作させる2クロック2CPUのシステ
ム構成であるが、仮に各専用のクロック発振器12a,
13a間にクロック周波数ずれが生じた場合でも、これ
がループタイムずれとなって現れるため、一方のウォッ
チドッグパルスWDsの異常から簡単に検出することが
できる。
【0016】一方、ステップ(104)において、ハン
ドシェーク信号出力ポートPhoをハイレベルにセット
してハンドシェーク信号を停止した後は、続くステップ
(105)において、タイマ12bの計時出力TM、す
なわち上記ステップ(70)〜(104)までの同期処
理に要した時間を、タイマ12bから16ビットの計数
値としてレジスタ12cに取り込む。なお、取り込んだ
16ビットの計数値AXは、Aが上位8ビットを表し、
Xが下位8ビットを表すが、同期異常が発生していなけ
れば、上位8ビットAは零で下位8ビットXだけがデー
タとして存在する。次に、タイマ12bを零から動作再
開させるため、続くステップ(106)において、タイ
マコントロールフラグTMCFLをクリアした後、タイ
マコントロールフラグTMCFLをセットしてタイマ1
2cを再度動作開始させる。
【0017】タイマ12bの動作再開に続き、まずステ
ップ(107)において、主CPU12は内蔵するレジ
スタ12cが保持する計数値Xをデータ出力ポートDo
にセットし、この計数値Xを副CPU13が取りこめる
ようにする。また、これに並行して副CPU13の側で
も、自らが内蔵するレジスタ13cが保持する計数値X
をデータ出力ポートDoにセットするため、主CPU1
2は副CPU13が同期処理に要した時間に関する計数
値Xを取り込めるようになる。ただし、実施例では、副
CPU13を主CPU12に準拠させる構成としてある
ため、副CPU13が同期処理に要した時間に関する計
数値Xは、使用されないまま終わる。次に、ステップ
(108)において同期処理を行う。
【0018】ステップ(108)における同期処理は、
ステップ(101)〜(104)に非常に似ており、そ
の内容はステップ(101)からレジスタ12cのリセ
ット動作を除外し、かつ判断ステップ(102)の判断
否定結果をステップ(120)〜(123)を経ずに直
接帰還させる内容となっている。このため、主副のCP
U12,13は相手方からハンドシェーク信号が得られ
るまで、すなわちハンドシェーク信号入力ポートPhi
を介して受信されるハンドシェーク信号がロウレベルと
なって割り込み要求フラグIFLが起立するのを待ち、
最後に相手方に出力していたハンドシェーク信号を停止
し、同期処理が行われる。
【0019】こうして、同期処理を終えると、主CPU
12(副CPU13)は、ステップ(109)におい
て、相手方の副CPU13(主CPU12)のレジスタ
13c(12c)が出力ポートDoから出力する計数値
Xを、データ入力ポートDiから取り込んでレジスタ1
2c(13c)の計数値Aとする。ただし、こうしてレ
ジスタ12c,13cに取り込まれた相手方の計数値X
は、主CPU12と副CPU13とで異なる処理を行う
ための判断ステップ(110)の判断結果を受けて、異
なる取り扱いを受ける。判断ステップ(110)は、こ
れまで主CPU12を例に説明してきたフローチャート
を、ここから主CPU12と副CPU13とで別扱いと
するための判断ステップであり、主CPU12について
はステップ(111)を飛び越えて直接ステップ(11
2)に移行させ、副CPU13についてはステップ(1
11)を経てステップ(112)へと導く。すなわち、
前述の如くここでは副CPU13側を主CPU12に準
拠させる方法によっているため、副CPU13のレジス
タ13cが保持する計数値Xは、ステップ(111)に
おいて上記の計数値Aすなわち主CPU12側の計数値
Xに強制的に合致させられる。こうして、副CPU13
側の同期を主CPU12側に同調させる前処理が施さ
れ、しかるのちループタイムの補正ステップ(112)
へと移行する。
【0020】ステップ(112)では、同期処理に要し
た時間によってループタイムが延びてしまわないよう、
ループタイム目標値TLからステップ(70)〜(10
6)までの同期処理に要した時間(X+Y)を減算し、
これを新たなループタイマ目標値TLとして保持させ
る。ただし、Yは、システムに固有のステップ処理時間
を含む微調整値であり、例えばタイマ12b内のカウン
タクロックの計数値に換算して2や3といった数値が用
いられる。こうして、主CPU12と副CPU13は、
専用のクロック発振器12a,13aのクロック周波数
が周波数ずれを多少生じたり、或いは規定時間の範囲内
で割り込み処理に要する時間差が生じたとしても、ステ
ップ(104)までにおいて相互に同期をとられ、また
ステップ(105)以下において同期に要した時間も補
正される。このため、最終的にはループタイムの正確な
維持が可能である。同期処理の最後は、ステップ(11
3)において、それまで禁止していた割り込みを許可
し、図3に示した演算プログラム(10)に復帰するこ
とで締めくくられる。
【0021】このように、上記構成になるCPU相互監
視装置11は、それぞれ固有のクロック信号に従って動
作する一対のCPU12,13が、同期信号用のハンド
シェーク線14,15とデータ通信線16,17とで接
続してあるため、一定時間ごとに同期をとることがで
き、またそのさいにタイマ12b,13bを互いにクリ
アするため、クロック誤差を堆積させることなく暴走を
未然に防止することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウォッチドッグパルスを相互に監視し合うよう接続され
た一対のCPUが、それぞれのループ処理プログラム途
中の所定ステップにおいてループタイムが経過したか否
を判定し、ループタイムが経過したと判定した時点
ウォッチドッグパルスを相手方のCPUに出力し、相手
方のCPUが発するウォッチドッグパルスが自ら発した
ウォッチドッグパルスと規定時間内の時間全てにおいて
極性一致しない場合は暴走であると判定し、自らのルー
プ処理を停止するようにしたから、主副一対のCPU間
で相手方のループタイムを相互監視することができ、相
手方に異常があると判断した場合には、自らループ処理
を停止するため、自然消滅的に両CPUが作動を停止
し、従って主副一対のCPUのいずれか一方が出力する
ウォッチドッグパルスの極性変化をウォッチドッグパル
ス監視回路等において外部監視するだけで、両CPUの
異常を発見することができ、主副のCPUが出力するウ
ォッチドッグパルスを合成するためのウォッチドッグパ
ルス合成回路が不要であるため、回路構成を簡単化する
ことができ、また主副一対のCPUをそれぞれ専用のク
ロック発振器で動作させる2クロック2CPUのシステ
ム構成とした場合には、各専用のクロック発振器間に生
じたクロック周波数ずれも、ループタイムずれとして一
方のウォッチドッグパルスから検出することができる等
の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCPU監視装置の一実施例を示すブロ
ック構成図である。
【図2】図1に示した回路各部の信号波形図である。
【図3】図1に示した主CPUの動作を説明するための
フローチャートである。
【図4】図3に示したウォッチドッグパルス同期処理ス
テップの具体的内容を示すフローチャートである。
【図5】従来のCPU監視装置の一例を示すブロック構
成図である。
【図6】図5に示した回路各部の信号波形図である。
【符号の説明】
11 CPU監視装置 12 主CPU 13 副CPU 12a,13a クロック発振器 12b,13b タイマ 12c,13c レジスタ 14,15 ハンドシェーク信号線 16,17 データ通信線 18,19 ウォッチドッグパルス線 20 ウォッチドッグパルス監視回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/28 - 11/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォッチドッグパルスを相互に監視し合
    うよう接続された一対のCPUが、それぞれのループ処
    理プログラム途中の所定ステップにおいてループタイム
    が経過したか否かを判定し、ループタイムが経過したと
    判定した時点でウォッチドッグパルスを相手方のCPU
    に出力し、相手方のCPUが発するウォッチドッグパル
    スが自ら発したウォッチドッグパルスと規定時間内の時
    間全てにおいて極性一致しない場合は暴走であると判定
    し、自らのループ処理を停止することを特徴とするCP
    U監視方法。
  2. 【請求項2】 ループ処理プログラム途中の所定ステッ
    プにおいてループタイムが経過したか否かを判定し、
    ープタイムが経過したと判定した時点でウォッチドッグ
    パルスを外部出力する一対のCPUと、該一対のCPU
    を相互接続してなり、ウォッチドッグパルス出力を相互
    に送受する一対のウォッチドッグパルス線とを具備し、
    該一対のCPUがそれぞれ対応するウォッチドッグパル
    ス線を介してウォッチドッグパルスを相手方のCPUに
    出力し、相手方のCPUが発するウォッチドッグパルス
    が自ら発したウォッチドッグパルスと規定時間内の時間
    全てにおいて極性一致しない場合は暴走であると判定
    し、自らのループ処理を停止することを特徴とするCP
    U監視装置。
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