JP6221995B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体上にトナー像を形成し、このトナー像を用紙に転写して画像形成する画像形成装置に関する。
複写機やプリンター、ファクシミリ、複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、現像装置によって像担持体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、転写装置によって像担持体から用紙にトナー像を転写している。現像装置と転写装置との間の空間に、用紙の挙動によって空気の流れが発生すると、この空気の流れによって画像品質が低下する場合がある。
用紙の挙動による空気の流れについて図10〜図11を参照して説明する。図10(A)に示されるように、用紙Pはレジストローラー対101を通過して案内部102に沿って搬送されて、像担持体103と転写ローラー104との間に形成される転写ニップ105に進入し、転写ニップ105において像担持体103からトナー像が用紙Pに転写される。
トナー像が転写された用紙Pは定着装置へ搬送されていくが、用紙Pの後端部がレジストローラー対101の出口を離れた際に(図10(A)の二点鎖線参照)、弾性によって図10(A)の左方向に跳ね返り(図10(A)の実線参照)、案内部102を形成するガイド板に当たる。すると、案内部102の入口側の空間S101から、案内部102とレジストローラー対101との間の空間S102と、案内部102と現像装置106との間の空間S103とを通って像担持体103の方向へ向かう気流F101が発生する。この気流F101が、像担持体103と現像装置106との間の現像ニップ107におけるトナー像形成に影響を与え、画質を劣化させる。具体的には、図10(B)に示されるように、グレー画像Gを印字した際に、用紙Pの後端側に横筋Lが発生する。
気流F101の発生を防止するためには、図11に示されるように、レジストローラー対101と案内部102との間の空間S102を遮風部材110で塞ぐ方法が考えられる。このような遮風部材110を設けることによって、案内部102と現像装置106との間の空間S103に向かう気流F101が遮られるので、グレー画像Gの後端側の横筋Lの発生は防止される。しかし、空間S102に遮風部材110を設けると、異常音が発生したり紙粉が蓄積したりするという問題が生じる。
また、案内部102を用紙Pが搬送されている間、用紙Pの左側の面と案内部102の内面との間から像担持体103の方向へ流れる気流F102(図10(A)参照)が形成され、この気流F102が像担持体103に形成されたトナー像に影響を与えるというような事態も懸念される。
一方、特許文献1には、案内部と現像装置との間に像担持体の表面に当接するシール部材を設けて、コロナ式の転写装置から発生するコロナイオンが現像装置側の空間へ進入することを防止した画像形成装置が提案されている。
特開平7−234625号公報
上記特許文献1に記載されている画像形成装置においては、シール部材は現像装置側の空間と転写装置側の空間とを遮へいするので、現像装置側の空間への気流の進入を防ぐようにも作用する。しかしながら、シール部材は現像装置側の空間と転写装置側の空間に設けられて、トナー像が形成された像担持体の表面に当接するので、トナー像を乱さないためにはシール部材を厚さ50μm程度の薄膜とする必要がある。このような薄膜を用いた場合、コロナイオンの進入は防止することが可能であっても、用紙の挙動によって発生する気流を確実に遮断することは不可能である。気流を確実に遮断するために薄膜の厚さを厚くすると、シール部材が像担持体上のトナー像を乱す虞があり、画質の劣化を招いてしまう。
そこで本発明は上記事情を考慮し、用紙が給紙部から離れた際や用紙が案内部を搬送されている際に発生する気流を制御することで、横筋の発生等の画質劣化を生じさせないように構成した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、給紙部から供給された用紙に前記トナー像を転写する転写装置と、前記現像装置と前記転写装置との間に、前記給紙部から前記像担持体の表面に沿って前記転写装置へ向かう前記用紙の搬送経路を形成する案内部と、前記現像装置と前記案内部との間に形成され、前記搬送経路の前記給紙部に面する給紙部側空間に連通する流路と、を備えた画像形成装置であって、前記案内部は、前記搬送経路の前記現像装置側に配置されたガイド板を有し、前記現像装置側ガイド板は、前記用紙の後端が前記給紙部から離脱する際に前記給紙部側空間で発生する気流を前記現像装置から離間する方向へ導く排出路を形成するように、前記現像装置と前記給紙部との間に形成されていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、用紙の後端が給紙部を離れた際に発生する気流が現像装置から離間する方向に向かうので、気流の影響を受けずにトナー像を形成することができ、横筋の発生等の画質の劣化を防止できる。
本発明の画像形成装置において、前記ガイド板は、前記搬送経路側へ突出して形成されるガイド部を有し、該ガイド部の周囲には、前記搬送経路を通過中の前記用紙が該ガイド部に接触する際に発生する気流を前記排出路側に向かわせるように空間が形成されていること特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、搬送経路を用紙が通過中にガイド部に当たって発生する気流を、空間を通して排出路に流入させることができるので、この気流が案内部から像担持体側へ流れてトナー像に影響を及ぼすような事態を避けることができる。
本発明の画像形成装置において、前記ガイド部は、前記搬送方向と交差する前記用紙の幅方向に複数形成された突部により構成されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、ガイド部を、搬送方向に沿った比較的長い距離に形成することができるので、案内部内において用紙を安定に搬送することができる。
本発明の画像形成装置において、前記ガイド部は、前記搬送方向と交差する前記用紙の幅方向に延びる板状部材により構成されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、様々な幅の用紙を板状部材に沿って搬送させることができる。
本発明によれば、用紙の後端が給紙部を離れた際に発生する気流の影響を受けずに、現像装置においてトナー像を形成することができるので、横筋の発生等の画質の劣化を防止できる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、画像形成部の概略を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、案内部の構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、上ガイド板を説明する図であり、図4(A)は上ガイド板を右側から見た図であり、図4(B)は上ガイド板のガイド部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、用紙の後端がレジストローラー対の出口から離れた状態を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、他の例に係る上ガイド板を説明する正面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、他の例に係る上ガイド板を右側から見た図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、さらに他の例に係る上ガイド板を説明する正面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、さらに他の例に係る上ガイド板を右側から見た図である。 図10(A)は、従来のプリンターにおいて、用紙の後端がレジストローラー対の出口から離れた際に発生する気流を説明する正面図であり、図10(B)はこの気流によって生じる画質の劣化を示す用紙の平面図である。 従来のプリンターにおいて、案内部とレジストローラー対との間に遮風部材を設けた状態を示す正面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について説明する。
まず、図1及び図2を用いてプリンター1(画像形成装置)の全体の主な構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図であり、図2は画像形成部の構成を示す図である。以下、図1における紙面手前側を、プリンター1の正面側(前側)とし、左右の向きは、プリンター1の正面から見た方向を基準として説明する。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には、用紙(図示省略)が収容された給紙カセット3から記録紙を給紙する給紙装置4が設けられている。給紙装置4の右上には、左右一対のローラー5L、5Rからなるレジストローラー対5(給紙部)が設けられており、レジストローラー対5の上方には案内部6が設けられている。また、プリンター本体2の上部には排紙トレイ7が形成されている。プリンター本体2の内部には、左側にレーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光装置8が配置されており、中央部にトナーを収容するトナーコンテナ9が配置されている。トナーコンテナ9の右側には、画像形成部10が設けられている。
図2を参照して画像形成部10について説明する。画像形成部10には、像担持体である感光体ドラム11が回転可能に設けられている。感光体ドラム11の周囲には、帯電装置12と、現像装置13と、転写ローラー14(転写装置)と、除電装置15と、クリーニング装置16とが、感光体ドラム11の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って順に配置されている。
帯電装置12は、感光体ドラム11に接触して帯電する帯電ローラー12aと、帯電クリーニングローラー12bと、を有し、支持部材12cに支持されている。
現像装置13は、感光体ドラム11にトナーを供給する現像ローラー13aと、磁気ローラーと、撹拌部材(いずれも図示省略)と、を有するジャンピング現像式の現像装置であり、現像ローラー13aにトナーと同極性の現像バイアスを印加して感光体ドラム11の表面にトナーを飛翔させる。現像ローラー13aと、磁気ローラーと、撹拌部材とは、支持部材13bに収容されている。支持部材13bには、感光体ドラム11に対向する面に開口が形成されており、この開口を通して現像ローラー13aと感光体ドラム11との間に現像ニップ17が形成される。
転写ローラー14は、感光体ドラム11との間に転写ニップ19を形成し、所定の転写バイアスが印加される。
クリーニング装置16は、感光体ドラム11の表面に当接するクリーニングブレード16aと、感光体ドラム11の表面にトナーを付与するクリーニングローラー16bと、クリーニングローラー16bから掻き取られたトナーを回収する回収スパイラル16cと、を有し、これらは支持部材16dに収容されている。支持部材16dには転写ニップ19側の側面に、除電装置15と、剥離爪21と、搬送補助部材22と、が設けられている。
再度図1を参照して説明する。画像形成部10の上方には定着装置24が設けられており、定着装置24の左上方には、排紙トレイ7に面した用紙排出部25が設けられている。
また、プリンター本体2の内部には、給紙装置4から、レジストローラー対5と、案内部6と、転写ニップ19と、定着装置24とを通って、用紙排出部25へ向かう用紙搬送経路26が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作を説明する。プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力されると、以下のように画像形成動作が実行される。
まず、帯電装置12によって感光体ドラム11の表面が帯電された後、露光装置8からのレーザー光(図1の破線P参照)により感光体ドラム11に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置13によってトナー像に現像される。
一方、給紙装置4によって給紙カセット3から取り出された用紙は、レジストローラー対5によって上記した画像形成動作とタイミングを合わせた後、案内部6を通って転写ニップ19へと搬送される。そして、転写ニップ19において、転写ローラー14に所定の静電バイアスが印加されて、感光体ドラム11上のトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は、搬送経路26を下流側へ搬送される。そして、定着装置24に進入して用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、用紙排出部25から排紙トレイ7に排出される。感光体ドラム11上に残留した電位は、除電装置15によって除電され、感光体ドラム11上に残留したトナーは、クリーニング装置16によって回収される。
次に、図3及び図4を参照して、レジストローラー対5から転写ニップ19へ用紙Pを案内する案内部6について説明する。図3は案内部を示す正面図である。図4は案内部を構成する上ガイド板を説明する図であり、図4(A)は上ガイド板を右側から見た図であり、図4(B)は上ガイド板に設けられたリブを示す斜視図である。
図3に示されるように、案内部6は、現像装置13と転写ニップ19との間の空間に、レジストローラー対5の出口5aから感光体ドラム11に向かう縦方向に延びる用紙の搬送経路26を形成していると共に、現像装置13との間に流路27を形成している。案内部6は、レジストローラー対5の出口5aを挟んで、現像装置13の側に配置される上ガイド板31(ガイド板)と、転写ニップ19の側に配置される下ガイド板32と、を有する。
上ガイド板31は、左側のレジストローラー5Lの左側において、左側のレジストローラー5Lの下端から感光体ドラム11の表面に向かうように設けられており、左側のレジストローラー5Lの左側面に対向するレジストローラー対向部31aと、レジストローラー対向部31aの上端から感光体ドラム11の表面に向かって斜め右上に延びる傾斜部31bと、傾斜部31bの上端から現像装置13の方向に鋭角に屈曲して感光体ドラム11の表面に対向する感光体ドラム対向部31cと、を有する。
レジストローラー対向部31aと傾斜部31bと、左側のレジストローラー5Lとの間には、搬送経路26がレジストローラー対5の側の空間S1(給紙部側空間)に連通し、現像装置13から離間する方向に延びる排出路36が形成されている。排出路36の下端は下方に開口している。
上ガイド板31には、搬送経路26の側へ突出するガイド部35が形成されている。ガイド部35は、6個の屈曲部38(突部)によって構成され、各屈曲部38は、上ガイド板31の傾斜部31bの右側面(搬送経路側の面)から右方向に突出して搬送方向に沿って延びるように形成されている。各屈曲部38は、図4(A)に示されるように、用紙Pの搬送方向と直交する用紙幅方向において、中心を挟んで両側に3個ずつ互いに平行に配置されている。内側の一対の屈曲部は、ハガキの幅よりも狭い間隔を開けて配置されている。一例として、内側の一対の屈曲部は、ハガキの側縁よりも5mm内側に配置されている。中央側の一対の屈曲部と、外側の一対の屈曲部とは、通紙される用紙の基準的な幅(例えば、A4用紙の短辺寸法と長辺寸法)よりも狭い間隔を開けて配置されている。
各屈曲部38は、図4(B)に示されるように、所定の幅の縦長の板状片を、5本の横線に沿って略三角形状に屈曲させることで形成されている。このような屈曲部38は、図4(A)に示されるように、例えば、上ガイド板31を板金材料で形成し、各屈曲部38が形成される箇所に縦方向に延びる平行な一対のスリットCを形成し、スリットC間の縦長の長方形状の部分を、部分絞り加工によって5本の横線に沿って略三角形状に屈曲させて形成することができる。
このような屈曲部38を形成したことによって、上ガイド板31において、スリットC間の部分は抜き孔となっている。各抜き孔は、上ガイド板31の外側の面からシール部材39で塞がれている。シール部材39の材料としては、例えば、ポリエステルやPET(ポリエチレンテレフタラート)を使用できる。
各屈曲部38は、図3に示されるように、左側のレジストローラー5Lの左上側面に対向して右斜め上方向に延びる傾斜部38aと、左側のレジストローラー5Lの上面に対向してほぼ水平に延びる水平部38bと、水平部38bから鋭角に湾曲して左斜め上方向に延びる傾斜部38cと、傾斜部38cの上端からほぼ垂直に上方に延びる垂直部38dと、を有する。水平部38bと傾斜部38cとの角38eは、レジストローラー対5の出口5aに最も近接した位置まで突出していると共に、出口5aから出た用紙Pの先端と干渉しないように、出口5aよりもやや左寄りに設けられている。
隣り合う屈曲部38の間と上ガイド板31の右側面との間の空間S2は、下方の排出路36に連通している。
下ガイド板32は、右側のレジストローラー5Rの上方に隙間を介して対向するレジストローラー対向部32aと、レジストローラー対向部32aの左端から左斜め上方に延びる下ガイド部32bと、下ガイド部32bの上端からほぼ垂直に上方に延びる上ガイド部32cと、上ガイド部32cの上端から感光体ドラム11と隙間を介して対向するように延びる感光体ドラム対向部32dと、を有する。
上ガイド板31のガイド部35と下ガイド板32とによって、搬送経路26は、レジストローラー対5から感光体ドラム11に向かって幅が狭くなるとともに、やや右方向に湾曲するように形成されている。用紙Pは、この搬送経路26に沿って、感光体ドラム11の回転方向において転写ニップ19よりも下流の位置で感光体ドラム11のほぼ接線方向から感光体ドラム11に当たり、転写ニップ19へ搬送されるようになっている。
上記構成を有するプリンター1において、用紙Pが転写ニップ19に搬送される動作について、図5を参照して説明する。図5は用紙の後端がレジストローラー対の出口から離れた状態を示す。
給紙装置4によって給紙カセット3から送り出された用紙は、レジストローラー対5において、搬送方向の先端の位置がセンサ(図示省略)で検出され、用紙Pの先端位置と感光体ドラム11の表面に形成されたトナー像位置とが同期された後、レジストローラー対5から排出される。
レジストローラー対5の出口5aから排出された用紙Pは、案内部6の搬送経路26に沿って搬送される。この際、用紙Pの左側の面は、上ガイド板31のガイド部35において、各屈曲部38の右端面に沿って案内される。用紙Pが搬送されて後端がレジストローラー対5の出口5aから離れると、給紙部側空間S1内に左方向に向かう気流F1が発生する。図5に示されるように、この気流F1は排出路36に流れ込み、排出路36の下端から開放される。また、用紙Pの搬送中、用紙Pの左側の面と、各屈曲部38の右端面や上ガイド板31の右側面との間の空気が圧縮されて、隣り合う屈曲部38と上ガイド板31との間の空間S2に左方向へ向かう気流F2が発生する。この気流F2は空間S3から排出路36に流入し、排出路36の下端から開放される。
上記説明したように本実施形態に係るプリンター1においては、給紙部側空間S1は、上ガイド板31によって、案内部6と現像装置13との間の流路27の左方向へ向かう空気の流通が遮断されているので、用紙Pの後端がレジストローラー対5の出口から離れた際に給紙部側空間S1に生じる気流F1は、排出路36に沿って下方(現像装置13から離間する方向)に流れて開放される。つまり、流路27を通って現像ニップ17には流れ込まない。したがって用紙Pがレジストローラー対5を離れた際の挙動が、現像ニップ17におけるトナー像形成作業に影響を及ぼすことがないので、横筋の発生等の画質劣化を防止することができる。
また、上ガイド板31にガイド部35を設けたことにより、レジストローラー対5の出口5aを離れた用紙Pの後端部は、出口5aに近接している各屈曲部38の角38eに当たるので、用紙Pにかかる衝撃を緩和することができる。
なお、上ガイド板31の全体を屈曲部38のように屈曲させて形成した場合(図5のハッチングで示される形状)には、以下のような問題が発生する。すなわち、用紙Pは案内部6に進入した後、用紙Pの左側の面は上ガイド板31の右方向に突出した部分(屈曲部38の角38eに相当する部分)に接し、上方に搬送される。この際、上ガイド板31の突出部よりも上方の部分では、上ガイド板31と用紙Pの間の空間が圧縮されて上方向(感光体ドラム11の方向)に向かう気流(図5にF3で示す)が生じる可能性がある。このような気流が案内部6から感光体ドラム11に向かうと、感光体ドラム11上に形成されたトナー像に影響を及ぼす虞がある。
本実施形態においては、用紙Pの幅に比べて6個の屈曲部38で形成される案内部の幅が狭いので、用紙Pと屈曲部38との間での空気の圧縮は起こり難く、さらに、隣り合う屈曲部38と上ガイド板31との間の空間S3が排出路36に連通しているので、用紙Pと上ガイド板31との間に発生する左方向への気流F2を、空間S2を通して排出路36に流入させて開放することができる。
また、各屈曲部38の間隔は、通紙される用紙の基準的な幅よりも狭い間隔を開けて配置されているので、基準的な幅を有する用紙Pが各屈曲部38間に挟まれる虞はない。
次に、図6及び図7を参照して、ガイド部35の他の実施形態について説明する。図6は案内部を示す正面図であり、図7は案内部を構成する上ガイド板を右側から見た図である。
ガイド部35は、6個の板状のリブ51によって構成され、各リブ51は、上ガイド板31の傾斜部31bの右側面(搬送経路側の面)から右方向に突出して搬送方向に沿って延びるように形成されている。各リブ51の正面形状は、屈曲部38の正面形状と同様の形状を有し、屈曲部38と同様に、図4(A)に示されるように、用紙Pの搬送方向と直交する用紙幅方向において、中心を挟んで両側に3個ずつ互いに平行に配置されている。このようなリブ51は、樹脂製の上ガイド板31の右側面に、一体に設けることができる。
この実施形態においても、レジストローラー対5の出口5aから排出された用紙Pは、上ガイド板31の各リブ51の右端面に沿って案内され、各リブ51を通過した後は、上ガイド板31の右側面に沿って案内される。そして、用紙Pがレジストローラー対5の出口5aから離れた際に空間S1に発生する気流F1は排出路36に流れ込み、排出路36の下端から開放される。また、用紙Pの搬送中、用紙Pの左側の面と、上ガイド板31の右側面との間の空気が圧縮されて、隣り合うリブ51と上ガイド板31との間の空間S2に発生した左方向へ向かう気流F2は、空間S2から排出路36に流入し、排出路36の下端から開放される。この実施形態では、リブ51の形状が板状であり、隣り合うリブ51間の空間では用紙Pの幅方向への空気の流れが生じないので、気流F2を下方の排出路36に確実に向かわせることができる。
このようにガイド部35を複数の屈曲部38やリブ51で構成する場合、各屈曲部38やリブ51を搬送経路26に沿った比較的長い距離に形成することができるので、用紙Pを搬送方向に沿って安定に搬送することができる。
なお、屈曲部38やリブ51の数は6個には限らない。また、上ガイド板31とガイド部35とは一体物として形成してもよく、別々に形成してもよい。さらに、上ガイド板31の材料も板金材料や樹脂材料に限らない。
図8及び図9を参照して、ガイド部35のさらに他の実施形態について説明する。図8は案内部を示す正面図であり、図9は案内部を構成する上ガイド板を右側から見た図である。
ガイド部35は、用紙の幅方向に延びる板状部材53によって構成される。上ガイド板31の傾斜部31bの内面の上下方向のほぼ中央には、用紙Pの幅方向の両端に、それぞれ脚部54が形成されている。板状部材53は、各脚部54の間に架け渡されている。板状部材53と上ガイド板31との間には空間S3が開いており、空間S3の上端は搬送経路26に対して開口し、下端は排出路36に連通している。
レジストローラー対5の出口5aから排出された用紙Pの後端は、板状部材53の右端面に沿って案内され、板状部材53を過ぎると上ガイド板31の右側面に沿って案内される。そして、用紙Pがレジストローラー対5の出口5aから離れた際に空間S1に発生する気流F1は排出路36に流れ込み、排出路36の下端から開放される。また、用紙Pと板状部材53や上ガイド板31との間の空気が圧縮されて発生した気流F2は、空間S3から排出路36に流入し、排出路36の下端から開放される。
この実施形態においては、板状部材53が用紙幅方向の全域に架け渡されているので、さまざまな幅の用紙Pに対応できる。例えば、図3や図6等に示した屈曲部38やリブ51の場合、用紙Pの幅が基準幅以外であると、用紙Pがリブ間に挟まってしまうような事態が生じ得る。そこで、板状部材53を用紙幅方向に延びるように設けることにより、基準幅以外の用紙も確実に搬送することができる。
さらに、本発明の実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用した場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等のプリンター1以外の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
5 レジストローラー対(給紙部)
6 案内部
11 感光体ドラム(像担持体)
13 現像装置
14 転写ローラー(転写装置)
26 搬送経路
31 上ガイド板(ガイド板)
35 ガイド部
36 排出路
38 屈曲部(突部)
51 リブ(突部)
53 板状部材

Claims (1)

  1. 像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、
    給紙カセットの上方のレジストローラー対から供給された用紙にトナー像を転写する転写装置と、
    前記現像装置と前記転写装置との間の空間において前記レジストローラー対の出口から前記像担持体に向かう縦方向に延びる前記用紙の搬送経路を形成する案内部と
    備えた画像形成装置であって、
    前記案内部は、前記搬送経路の前記現像装置側に配置されガイド板を有し、
    前記ガイド板は、前記レジストローラー対のうちの前記現像装置側のレジストローラーの側面に対向するレジストローラー対向部と、該レジストローラー対向部の上端から前記像担持体の表面に向かうように縦方向に形成される傾斜部と、を有し、前記ガイド板と前記現像装置側のレジストローラーとの間には、前記レジストローラー対の出口側の空間に連通し、前記現像装置から離間する下方向に延びる排出路が形成され、
    前記ガイド板には、前記搬送経路側へ突出するガイド部が形成され、該ガイド部は、前記用紙の搬送方向と交差する用紙の幅方向に延びる板状部材により形成され、該板状部材は、前記ガイド板の傾斜部において前記用紙の幅方向の両端に形成される脚部の間に掛け渡され、前記板状部材と前記ガイド板の傾斜部との間に空間が形成され、該空間の上端は前記搬送経路に対して開口し、該空間の下端は前記排出路に連通し、
    前記用紙の後端が前記レジストローラー対から離脱する際に前記レジストローラー対の出口側の空間で発生する気流は前記排出路の下端から開放され、前記板状部材と前記ガイド板との間の空気が圧縮されて発生した気流は前記板状部材と前記ガイド板の傾斜部との間の空間から前記排出路に流入し、前記排出路の下端から開放されることを特徴とする画像形成装置。
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