JP6178766B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体上にトナー像を形成し、このトナー像を用紙に転写して画像形成する画像形成装置に関する。
複写機やプリンター、ファクシミリ、複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、現像装置によって像担持体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、転写装置によって像担持体から用紙にトナー像を転写している。現像装置と転写装置との間の空間に、用紙の挙動によって空気の流れが発生すると、この空気の流れによって画像品質が低下する場合がある。
用紙の挙動による空気の流れについて図6〜図8を参照して説明する。図6(A)に示されるように、用紙Pはレジストローラー対101を通過して案内部102に沿って搬送されて、像担持体103と転写ローラー104との間に形成される転写ニップ105に進入し、転写ニップ105においてトナー像が用紙Pに転写される。
トナー像が転写された用紙Pは定着装置へ搬送されていくが、用紙Pの後端部がレジストローラー対101の出口を離れた際に(図6(A)の二点鎖線参照)、弾性によって図6(A)の左方向に跳ね返り(図6(A)の実線参照)、案内部102を形成するガイド板に当たる。すると、案内部102の入口側の空間S101から、案内部102とレジストローラー対101との間の空間S102と、案内部102と現像装置106との間の空間S103を通って像担持体103の方向へ向かう気流F101が発生する。この気流F101が、像担持体103と現像装置106との間の現像ニップ107におけるトナー像形成に影響を与え、画質を劣化させる。具体的には、図6(B)に示されるように、グレー画像Gを印字した際に、用紙Pの後端側に横筋Lが発生する。
気流F101の発生を防止するためには、図7に示されるように、レジストローラー対101と案内部102との間の空間S102を遮風部材110で塞ぐ方法が考えられる。このような遮風部材110を設けることによって、案内部102と現像装置106との間の空間S103に向かう気流F101が遮られるので、グレー画像Gの後端側の横筋Lの発生は防止される。しかし、空間S102に遮風部材110を設けると、異常音が発生したり紙粉が蓄積したりするという問題が生じる。
あるいは、図8(A)に示されるように、現像装置106と案内部102との間の空間S103を遮風部材111で塞ぐことも考えられる。しかし、空間S103に遮風部材111を設けると、以下のような問題が生じる。つまり、案内部102を通って搬送された用紙Pの先端が像担持体103の表面に当たった際に、図8(A)に示されるように、案内部102の出口側の空間S104から現像ニップ107の方向に向かう気流F102が発生する。この気流F102は、通常は案内部102と現像装置106との間の空間S103に流れ込み、現像ニップ107には流れ込まないが、空間S103を遮風部材111で塞ぐと気流F102の逃げ場がなくなり、現像ニップ107に流れ込んでしまう。これにより、図8(B)に示されるように、グレー画像Gを印字した際に、用紙Pの前端側に横筋Lが発生するような画質の劣化が生じる。
像担持体付近の空気の流れによる画質の劣化を防止する対策として、特許文献1には、像担持体の回転によって発生する像担持体の表面に沿う気流によるトナーの飛散を防止した画像形成装置が提案されている。この画像形成装置では、案内部と給紙部との間を通過する気流を形成し、この気流に像担持体の表面に沿う気流の一部を合流させることで、像担持体表面に沿う気流を像担持体から離れる方向に向けてトナー飛散を抑制している。
特開2011−2594号公報
しかしながら上記特許文献1に記載されている画像形成装置においては、案内部と給紙部との間を通過する気流の方向は、用紙の搬送方向と交差する方向であるため、給紙部から案内部への用紙の搬送に影響を与える虞があり、用紙の搬送に干渉しないように気流を形成するためには細かい制御が必要になる。さらに、給紙部から案内部へ用紙が搬送されている間は、給紙部と案内部との間に気流を形成することができないので、用紙の先端が像担持体に当たった時に発生する気流や、用紙の後端が給紙部から離れた時に発生する気流を制御することは不可能である。したがって、これらの気流に起因して発生する横筋等の画質劣化を抑制することはできない。
そこで本発明は上記事情を考慮し、案内部を通って転写装置に向かう用紙の挙動によって発生する気流を制御することで、横筋の発生等の画質劣化を防止した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、給紙部から供給された用紙に前記トナー像を転写する転写装置と、前記現像装置と前記転写装置との間に、前記給紙部から前記像担持体の表面に沿って前記転写装置へ向かう前記用紙の搬送経路を形成する案内部と、前記現像装置と前記案内部との間に形成され、前記搬送経路が前記給紙部に面する給紙部側空間と、前記搬送経路が前記像担持体に面する像担持体側空間と、に連通する流路と、を備えた画像形成装置であって、前記流路を開閉可能な開閉部材を有し、前記開閉部材は、前記用紙の先端が前記像担持体の表面に接触する際には、前記流路を開放して前記像担持体側空間に発生する気流を前記流路へ流入させ、前記用紙の後端が前記給紙部を離脱する際には、前記流路を閉止して前記給紙部側空間に発生する気流が前記流路を通過することを防止するように構成されていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、用紙の先端が案内部から像担持体の表面に接触した際に発生する気流は、現像装置の方向に向かわずに流路に流入され、用紙の後端が給紙部を離れた際に発生する気流は、流路を通ることができないので現像装置の方向に向かわない。したがって、転写装置へ搬送される用紙の挙動によって発生した気流の影響を受けずに、現像装置においてトナー像を形成することができるので、横筋の発生等の画質の劣化を防止できる。
本発明の画像形成装置において、前記開閉部材は、前記流路を開く開放位置と前記流路を閉じる閉止位置との間を回動可能なシャッター部材であり、該シャッター部材は、前記用紙の先端が前記像担持体の表面に接触する際には前記開放位置に回動し、前記用紙の後端が前記給紙部から離脱する際には前記閉止位置に回動するように、前記搬送経路に沿った前記用紙の位置に基づいて駆動されることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、流路を正確なタイミングで開閉して気流を制御できるので、横筋の発生等の画質の劣化を確実に防止できる。
本発明の画像形成装置において、前記開閉部材は、前記像担持体側空間から前記流路へ流入する気流によって開放され、前記給紙部側空間から前記流路へ流入する気流によって閉止される弁部材であることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、開閉部材の駆動機構が不要となるので、画像形成装置の構成を簡易化できる。
本発明の画像形成装置において、前記現像装置は、前記像担持体にトナーを供給する現像ローラーを支持する支持部材を有し、前記案内部は、前記現像装置側及び前記転写装置側に配置される一対のガイド板を有し、前記支持部材と前記像担持体との開口の総面積は、前記現像装置側ガイド板と前記像担持体との開口の総面積よりも狭いことを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、用紙先端と感光体ドラムの表面との当接によって発生した空気を、像担持体と現像装置との間に入り込みにくくできるので、現像装置におけるトナー像形成作業へ気流による影響を与えにくくできる。
本発明の画像形成装置において、前記流路の断面積は、前記支持部材と前記像担持体との開口の総面積よりも広いことを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、用紙先端と感光体ドラムの表面との当接によって発生した空気が、像担持体と現像装置側との間には入り込みにくく、流路に入り込みやすくできるので、発生した気流をより円滑に流路に導入することができ、現像装置におけるトナー像形成作業へ気流による影響を与えにくくできる。
本発明によれば、用紙の先端が案内部から像担持体の表面に接触した際に発生する気流や、用紙の後端が給紙部を離れた際に発生する気流の影響を受けずに、現像装置においてトナー像を形成することができるので、横筋の発生等の画質の劣化を防止できる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、画像形成部の概略を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、案内部の構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、開閉部材の動作を示す正面図であり、図4(A)は用紙の先端が感光体ドラムに達した状態を示し、図4(B)は用紙の後端がレジストローラー対の出口から離れた状態を示す。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、他の例の開閉部材の動作を示す正面図であり、図5(A)は用紙の先端が感光体ドラムに達した状態を示し、図5(B)は用紙の後端がレジストローラー対の出口から離れた状態を示す。 図6(A)は、従来のプリンターにおいて、用紙の後端がレジストローラー対の出口から離れた際に発生する気流を説明する正面図であり、図6(B)はこの気流によって生じる画質の劣化を示す用紙の平面図である。 従来のプリンターにおいて、案内部とレジストローラー対との間に遮風部材を設けた状態を示す正面図である。 図8(A)は、従来のプリンターにおいて、案内部と現像装置との間に遮風部材を設けた場合に、用紙の先端が感光体ドラムに接した時に発生する気流を説明する正面図であり、図8(B)はこの気流によって生じる画質の劣化を示す用紙の平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について説明する。
まず、図1及び図2を用いてプリンター1(画像形成装置)の全体の主な構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図であり、図2は画像形成部の構成を示す図である。以下、図1における紙面手前側を、プリンター1の正面側(前側)とし、左右の向きは、プリンター1の正面から見た方向を基準として説明する。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には、用紙(図示省略)が収容された給紙カセット3から記録紙を給紙する給紙装置4が設けられている。給紙装置4の右上には、左右一対のローラー5L、5Rからなるレジストローラー対5(給紙部)が設けられており、レジストローラー対5の上方には案内部6が設けられている。また、プリンター本体2の上部には排紙トレイ7が形成されている。プリンター本体2の内部には、左側にレーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光装置8が配置されており、中央部にトナーを収容するトナーコンテナ9が配置されている。トナーコンテナ9の右側には、画像形成部10が設けられている。
図2を参照して画像形成部10について説明する。画像形成部10には、像担持体である感光体ドラム11が回転可能に設けられている。感光体ドラム11の周囲には、帯電装置12と、現像装置13と、転写ローラー14(転写装置)と、除電装置15と、クリーニング装置16とが、感光体ドラム11の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って順に配置されている。
帯電装置12は、感光体ドラム11に接触して帯電する帯電ローラー12aと、帯電クリーニングローラー12bと、を有し、支持部材12cに支持されている。
現像装置13は、感光体ドラム11にトナーを供給する現像ローラー13aと、磁気ローラーと、撹拌部材(いずれも図示省略)と、を有するジャンピング現像式の現像装置であり、現像ローラー13aにトナーと同極性の現像バイアスを印加して感光体ドラム11の表面にトナーを飛翔させる。現像ローラー13aと、磁気ローラーと、撹拌部材とは、支持部材13bに収容されている。支持部材13bには、感光体ドラム11に対向する面に開口が形成されており、この開口を通して現像ローラー13aと感光体ドラム11との間に現像ニップ17が形成される。
転写ローラー14は、感光体ドラム11との間に転写ニップ19を形成し、所定の転写バイアスが印加される。
クリーニング装置16は、感光体ドラム11の表面に当接するクリーニングブレード16aと、感光体ドラム11の表面にトナーを付与するクリーニングローラー16bと、クリーニングローラー16bから掻き取られたトナーを回収する回収スパイラル16cと、を有し、これらは支持部材16dに収容されている。支持部材16dには転写ニップ19側の側面に、除電装置15と、剥離爪21と、搬送補助部材22と、が設けられている。
再度図1を参照して説明する。画像形成部10の上方には定着装置24が設けられおり、定着装置24の左上方には、排紙トレイ7に面した用紙排出部25が設けられている。
また、プリンター本体2の内部には、給紙装置4から、レジストローラー対5と、案内部6と、転写ニップ19と、定着装置24とを通って、用紙排出部25へ向かう用紙搬送経路26が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作を説明する。プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力されると、以下のように画像形成動作が実行される。
まず、帯電装置12によって感光体ドラム11の表面が帯電された後、露光装置8からのレーザー光(図1の二点鎖線p参照)により感光体ドラム11に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置13によってトナー像に現像される。
一方、給紙装置4によって給紙カセット3から取り出された用紙は、レジストローラー対5によって上記した画像形成動作とタイミングを合わせた後、案内部6を通って転写ニップ19へと搬送される。そして、転写ニップ19において、転写ローラー14に所定の静電バイアスが印加されて、感光体ドラム11上のトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は、搬送経路26を下流側へ搬送される。そして、定着装置24に進入して用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、用紙紙排出部25から排紙トレイ7に排出される。感光体ドラム11上に残留した電位は、除電装置15によって除電され、感光体ドラム11上に残留したトナーは、クリーニング装置16によって回収される。
次に、図3を参照して、レジストローラー対5から転写ニップ19へ用紙Pを案内する案内部6について説明する。
案内部6は、現像装置13と転写ニップ19との間の空間に、レジストローラー対5の出口5aから感光体ドラム11に向かう縦方向に延びる用紙の搬送経路26を形成している。案内部6は、レジストローラー対5の出口5aを挟んで、現像装置13の側に配置される上ガイド板31と、転写ニップ19の側に配置される下ガイド板32と、を有する。
上ガイド板31は、左側のレジストローラー5Lの上方に隙間を介して対向するレジストローラー対向部31aと、レジストローラー対向部31aの右端から左斜め上方に延びる下ガイド部31bと、下ガイド部31bの上端からほぼ垂直に延びる中ガイド部31cと、中ガイド部31cの上端から感光体ドラム11の表面に向かって右斜め上方向に延びる上ガイド部31dと、を有する。
レジストローラー対向部31aと下ガイド部31bとの角31eは鋭角に形成されており、この角31eは、レジストローラー対5の出口5aに最も接近するように形成されている。ただし、角31eは、レジストローラー対5の出口5aを通過した用紙Pの先端と干渉しないように、出口5aよりもやや左寄りに設けられている。
また、上ガイド板31は、上ガイド部31dの感光体ドラム11側の先端31eと感光ドラム11の表面との開口D1における総面積が、現像装置13の支持部材13bと感光体ドラム11の表面との開口D2における開口の総面積よりも広くなるように設けられている。
下ガイド板32は、右側のレジストローラー5Rの上方に隙間を介して対向するレジストローラー対向部32aと、レジストローラー対向部32aの左端から左斜め上方に延びる下ガイド部32bと、下ガイド部32bの上端からほぼ垂直に延びる上ガイド部32cと、上ガイド部32cの上端から感光体ドラム11と隙間を介して対向するように延びる感光体ドラム対向部32dと、を有する。
このような形状の上下ガイド板31、32によって、搬送経路26は、レジストローラー対5から感光体ドラム11に向かって幅が狭くなるとともに、やや右方向に湾曲するように形成されている。用紙Pは、この搬送経路26に沿って、感光体ドラム11の回転方向において転写ニップ19よりも下流の位置で感光体ドラム11のほぼ接線方向から感光体ドラム11に当たり、転写ニップ19へ搬送されるようになっている。
案内部6の上ガイド板31と現像装置13の支持部材13bとの間には、縦方向に延びる流路35が形成されている。流路35の上端開口は、搬送経路26の感光体ドラム11側の空間S1(像担持体側空間)に連通している。流路35の下端開口は、現像装置13の下方の空間に連通していると共に、案内部6の上ガイド板31のレジストローラー対向部31aと左側のレジストローラー5Lとの間の空間S2を通って、搬送経路26のレジストローラー対5側の空間S3(給紙部側空間)に連通している。
さらに、流路35は、断面積が、現像装置13の支持部材13bと感光体ドラム11の表面との開口D2における総面積よりも広くなるように形成されている。
流路35の途中には、流路35を開閉する開閉部材40が設けられている。開閉部材40は、シャッター板41(シャッター部材)と回動軸42とを有し、回動軸42が現像装置13の支持部材13bの外側の面に回動可能に支持されて、シャッター板41が、流路35を塞ぐ閉止位置(図3の二点鎖線で示す)と、流路35を開く開放位置との間を回動する。閉止位置においては、シャッター板41の先端が、上ガイド板31の中ガイド部31cの外面に当接するまで回動して流路35を閉止し、開放位置においては、シャッター板41は支持部材13bの外面に当接するまで回動して流路35を開放する。
上記構成を有するプリンター1において、用紙Pが転写ニップ19に搬送される動作について、図4を参照して説明する。図4(A)は用紙の先端が感光体ドラムに達した状態を示し、図4(B)は用紙の後端がレジストローラー対の出口から離れた状態を示す。
画像形成動作が行われていない状態では、開閉部材40においては、シャッター板41は開放位置に回動しており、感光体ドラム11の周囲に飛散しているトナー等は流路35を通って感光体ドラム11から除去されるようになっている。画像形成動作が開始されて、給紙装置4によって給紙カセット3から送り出された用紙Pは、レジストローラー対5において、搬送方向の先端の位置がセンサ(図示省略)で検出され、用紙Pの先端位置と感光体ドラム11の表面に形成されたトナー像位置とが同期された後、レジストローラー対5から排出される。
レジストローラー対5の出口5aから排出された用紙Pは案内部6の搬送経路26に沿って搬送されて、感光体ドラム11の表面に接触する。この接触によって、図4(A)に示されるように、感光体ドラム側空間S1に気流F1が発生する。ここで、開閉部材40は開放位置に回動しており、流路35は開放されている。そして、上ガイド板31の先端31eと感光体ドラム11の表面との開口D1における総面積は、現像装置13の支持部材13bと感光体ドラム11の表面との開口D2における総面積よりも広く、流路35の断面積は、現像装置13の支持部材13bと感光体ドラム11の表面との開口D2における総面積よりも広いので、図4(A)の矢印で示されるように、気流F1は現像ニップ17ではなく、流路35に流れ込む。すなわち、気流F1は、現像ニップ17に影響を及ぼしにくくなる。
用紙Pがさらに搬送されて後端がレジストローラー対5の出口5aから排出される直前に、開閉部材40において、シャッター板41は閉止位置に回動するように駆動されて、流路35が閉止される。用紙Pがレジストローラー対5から排出されると、用紙Pの後端は案内部6の搬送経路26内で上ガイド板31の角31eに当たって、給紙部側空間S3から上ガイド板31のレジストローラー対向部31aと左側のレジストローラー5Lとの間の空間S2に向かう気流F2が発生する。図4(B)に示されるように、この気流F2の一部(図4(B)の点線参照)は流路35に流れ込むが、流路35は閉止されているので流路35を上昇することはなく、感光体ドラム11の表面や現像ニップ17には達しない。すなわち、気流F2は、感光体ドラム11上に形成されたトナー像に影響を及ぼしにくくなる。用紙Pの後端が案内部6に進入すると、開閉部材40において、シャッター板41は開放位置に回動するように駆動される。
上記説明したように本実施形態に係るプリンター1においては、用紙Pの搬送位置に合わせて開閉部材40によって流路35を開閉することによって、レジストローラー対5から排出された用紙Pの先端が感光体ドラム11に当たった際に生じる気流、及び、用紙Pの後端がレジストローラー対5の出口から離れた際に生じる気流を、現像ニップ17から離れる方向に流すことができる。したがって用紙Pの挙動が現像ニップ17における現像作業に及ぼす影響を軽減できるので、横筋の発生等の画質劣化を防止することができる。
さらに、現像装置13の支持部材13bと感光体ドラム11の表面との開口D2における総面積は、案内部6の上ガイド板31の先端31eと感光体ドラム11の表面との開口D1における総面積よりも狭く形成されていると共に、流路35の断面積は、現像装置13の支持部材13bと感光体ドラム11の表面との開口D2における総面積よりも広く形成されている。このような構造により、用紙Pの先端が感光体ドラム11の表面に当たった際に感光体ドラム側空間S1に生じる気流は、現像装置ニップ17には入り込みにくく、流路35に入り込みやすくなっている。したがって、発生した気流をより円滑に流路35に導入することができ、現像ニップ17により影響を及ぼしにくくすることができる。
また、開閉部材40のシャッター板41の回動は、例えば、用紙Pのサイズや、レジストローラー対5から用紙Pを排出するタイミング等を基にして、簡単に制御することができる。
図5を参照して、開閉部材40の別の例を説明する。図5は、用紙が転写ニップに搬送される動作を説明する図であり、図5(A)は用紙の先端が感光体ドラムに達した状態を示し、図5(B)は用紙の後端がレジストローラー対の出口から離れた状態を示す。
開閉部材40として、感光体ドラム側空間S1から流路35へ流入する気流によって開放され、給紙部側空間S3から流路35へ流入する気流によっては閉止される弁部材を使用できる。弁部材は、一対の長方形状のフィルム部材45、46(弁部材)から構成される。フィルム部材45、46の材料として、シリコンフィルムを使用できる。一方のフィルム部材45は、現像装置13の支持部材13bにおいて、開口端縁13dよりも下方の外面に上端が固定されて、流路35内を下方に垂下している。他方のフィルム状部材46は、案内部6の上ガイド板31において、先端よりも下方の外面に上端が固定されて、流路35内を下方に垂下している。両フィルム部材45、46の下端部は、フィルム部材の弾性あるいは摩擦によって緩く接触している。
この開閉部材40においては、用紙Pの先端と感光体ドラム11の表面との当接によって感光体ドラム側空間S1に発生した気流F2が流路35の上端に達すると、前述のように現像装置13側には入り込みにくいので、流路35に入り込む。すると、開閉部材40の両フィルム部材45、46の上端間から気流が入り込み、接触していた両フィルム部材45、46の下端部を開く方向へ圧力がかかり、両フィルム部材45、46の下端部間が開く。発生した気流はフィルム部材45、46の間を通って流路35を下方に流れる。
一方、用紙Pの後端が上ガイド板31の角に当たって給紙部側空間S3に気流F2が発生すると、この気流は上ガイド板31のレジストローラー対向部31aと左側のレジストローラー5Lとの間の空間S2を通って流路35に流れ込む。しかし、開閉部材40においては、両フィルム状部材45、46の下端部を離間させるような力は生じないので、流路35は閉じたままとなる。すなわち、発生した気流F2は流路35に入り込まず、感光体ドラム11の表面へ向かう気流は生じない。
この例の開閉部材40では、感光体ドラム側空間S1で生じた気流によって弁部材が自動的に開くように構成されているので、開閉部材40を駆動させる機構が不要となり、部品点数を減らしてコスト削減できる。
なお、弁部材として、一枚のシート状の部材を使用することもできる。この場合は、シート状の一端を、現像装置13の支持部材13b又は案内部6の上ガイド板31の一方の外面に回動可能に支持する。そして、シート状部材の他端を、流路35の下方へは移動可能であり、上方への移動は規制されるように、現像装置13又は案内部6の他方の外面に係止させる。これにより、流路35の上側(感光体ドラム側空間S1の側)から気流が入り込むと、フィルム状部材の上面に圧力がかかって係止が解除され、フィルム状部材は下方へ回動して流路35が開かれる。一方、流路35の下側(給紙部側空間S3の側)から気流が入り込むと、シート部材の下面に圧力がかかるが、シート状部材の他端は上方向へ移動が規制されているので、上方向へは回動せず、流路35は開かれない。
さらに、本発明の実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用した場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等のプリンター1以外の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
5 レジストローラー対(給紙部)
11 感光体ドラム(像担持体)
13 現像装置
13a 現像ローラー
13b 支持部材
14 転写ローラー(転写装置)
26 搬送経路
31 上ガイド板(現像装置側ガイド板)
32 下ガイド板(転写装置側ガイド板)
35 流路
40 開閉部材
41 シャッター板(シャッター部材)
45、46 フィルム部材(弁部材)
S1 感光体ドラム側空間(像担持体側空間)
S3 給紙部側空間

Claims (5)

  1. 像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、
    給紙カセットから給紙部を介して供給された用紙に前記トナー像を転写する転写装置と、
    前記現像装置と前記転写装置との間に、前記給紙部から前記像担持体の表面に沿って前記転写装置へ向かう前記用紙の搬送経路を形成する案内部と、
    前記現像装置と前記案内部との間に形成され、前記搬送経路が前記給紙部に面する給紙部側空間と、前記搬送経路が前記像担持体に面する像担持体側空間と、に連通する流路と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記流路を開閉可能な開閉部材を有し、
    前記開閉部材は、
    前記用紙の先端が前記像担持体の表面に接触する際には、前記流路を開放して前記像担持体側空間に発生する気流を前記流路へ流入させ、
    前記用紙の後端が前記給紙部を離脱する際には、前記流路を閉止して前記給紙部側空間に発生する気流が前記流路を通過することを防止するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記開閉部材は、前記流路を開く開放位置と前記流路を閉じる閉止位置との間を回動可能なシャッター部材であり、
    該シャッター部材は、前記用紙の先端が前記像担持体の表面に接触する際には前記開放位置に回動し、前記用紙の後端が前記給紙部から離脱する際には前記閉止位置に回動するように、前記搬送経路に沿った前記用紙の位置に基づいて駆動されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記開閉部材は、前記像担持体側空間から前記流路へ流入する気流によって開放され、前記給紙部側空間から前記流路へ流入する気流によっては閉止される弁部材であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像装置は、前記像担持体にトナーを供給する現像ローラーを支持する支持部材を有し、
    前記案内部は、前記現像装置側及び前記転写装置側に配置される一対のガイド板を有し、
    前記流路は、前記支持部材と前記現像装置側ガイド板との間に形成され、
    前記支持部材の先端と前記像担持体の表面との開口の総面積は、前記現像装置側ガイド板の先端と前記像担持体の表面との開口の総面積よりも狭いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記流路の断面積は、前記支持部材の先端と前記像担持体の表面との開口の総面積よりも広いことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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