JP2007292984A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャム処理時等の開閉カバーの全開時に、転写ローラ等のローラ表面を外部から視認されにくくなるように覆い、転写ローラ等のローラ表面が汚されたり、転写ローラ等のローラ表面が傷付けられるのを防止することを目的とする。
【解決手段】開閉カバー16の全開時に、転写ローラ10のローラ表面10aが外部から視認しにくくなるように、そのローラ表面10aを転写ローラ保護手段30のローラ保護カバー31によって覆うようになっている。また、開閉カバー16の全閉時に、転写ローラ10の感光体8に対向するローラ表面10aを転写ローラ保護手段30によって搬送路5に露出させるようになっている。そして、このような転写ローラ保護手段30の作動を開閉カバー16の開閉動作にともなって自動的に行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】開閉カバー16の全開時に、転写ローラ10のローラ表面10aが外部から視認しにくくなるように、そのローラ表面10aを転写ローラ保護手段30のローラ保護カバー31によって覆うようになっている。また、開閉カバー16の全閉時に、転写ローラ10の感光体8に対向するローラ表面10aを転写ローラ保護手段30によって搬送路5に露出させるようになっている。そして、このような転写ローラ保護手段30の作動を開閉カバー16の開閉動作にともなって自動的に行うことができる。
【選択図】図1
Description
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、及びこれらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来、図5に示すように、シート状の記録材Sにトナー像を転写する静電複写方式の画像形成装置100は、給紙トレイ101上の記録材Sを給紙手段102によって搬送路103に送り出し、その記録材Sを搬送路103に沿って配置された複数のローラ対104,105によって搬送し、搬送路103の途中に配置した感光体106と転写ローラ107の間の転写位置Pで記録材Sにトナー像を転写した後、その記録材Sに転写したトナー像を定着手段108で定着し、その定着後の記録材Sを排紙ローラ対110によって排紙トレイ111や後処理装置(図示せず)等へ送り出すようになっている。
このような画像形成装置100は、転写位置P近傍においてジャム(紙詰まり)が生じた場合を想定し、転写位置P近傍に開閉カバー112を取り付けて、この開閉カバー112を開くことにより、転写位置P近傍の搬送路103を外部に開放し、外部(V1方向)から作業者が転写位置P近傍を観察することができるようにすると共に、作業者の手を転写位置P近傍に差し入れることができるようにして、作業者がジャム処理を容易に行えるように工夫されている(特許文献1参照)。
しかしながら、このような画像形成装置100においては、ジャム処理時に開閉カバー112を全開にすると、開閉カバー112に取り付けられた転写ローラ107やレジストローラ105a(レジストローラ対105を構成するレジストローラ105a,105bのうちの一方)のローラ表面が外部に露出し、作業者がそのローラ表面を外部から容易に視認することができるようになってしまう。その結果、開閉カバー112の全開時において、ジャム処理する作業者の手や作業用の工具等が転写ローラ107やレジストローラ105aの表面に触れやすく、転写ローラ107やレジストローラ105aの表面を作業者の手等によって汚すか、又は、転写ローラ107やレジストローラ105aの表面を作業者が所持する工具等によって傷付ける虞があった。転写ローラ107の表面が汚れたり傷付いた場合には、転写不良を生じる虞がある。また、レジストローラ105aの表面が傷付いた場合には、記録材Sの斜行を防止する機能が損なわれ、記録材Sを転写位置Pに送り込むタイミングに狂いを生じる虞がある。
そこで、本発明は、ジャム処理時等の開閉カバーの全開時に、転写ローラ等のローラ表面を外部から視認されにくくなるように覆い、転写ローラ等のローラ表面が汚されるか、又は、転写ローラ等のローラ表面が傷付けられるのを防止することを目的とする。
請求項1の発明に係る画像形成装置において、シート状の記録材を搬送する装置本体内の搬送路の途中には、表面にトナー像が形成される感光体と、該感光体の表面のトナー像を前記記録材に転写する転写ローラとが配置されている。そして、前記搬送路のうちで前記転写ローラが配置された部分は、装置本体に取り付けられた開閉カバーによって外部に開放されるようになっている。また、前記転写ローラが前記開閉カバーに回動可能に取り付けられている。また、前記感光体が前記装置本体側に回動可能に取り付けられている。そして、前記開閉カバーの全開時には、前記転写ローラと前記感光体との間にジャム処理を可能にする空間が形成され、前記開閉カバーの全閉時には、前記転写ローラと前記感光体との間を前記記録材が通過することができるようになっている。このような画像形成装置は、前記開閉カバーの全開時に、前記転写ローラのローラ表面が外部から視認されにくくなるように前記ローラ表面を覆い、且つ、前記開閉カバーの全閉時に、前記転写ローラの前記感光体に対向する前記ローラ表面を前記搬送路に露出させる転写ローラ保護手段を備えたことを特徴としている。
請求項2の発明に係る画像形成装置において、シート状の記録材を装置本体内の下方から上方へ向かって搬送する搬送路の途中には、表面にトナー像が形成される感光体と、該感光体の表面のトナー像を前記記録材に転写する転写ローラとが配置されている。そして、前記搬送路のうちで前記転写ローラが配置された部分は、開閉カバーによって外部に開放することが可能になっている。また、前記転写ローラが前記開閉カバーに回動可能に取り付けられている。また、前記搬送路のうちで前記感光体が配置された部分は、前記開閉カバーを閉じた際に、前記開閉カバーに取り付けられた前記転写ローラに対向する前記装置本体側の一部である。また、前記感光体が前記装置本体側に回動可能に取り付けられている。また、前記開閉カバーは、その下端側が前記装置本体に対して回動可能に支持されている。そして、前記開閉カバーの全開時には、前記転写ローラと前記感光体との間にジャム処理を可能にする空間が形成され、前記開閉カバーの全閉時には、前記転写ローラと前記感光体との間を前記記録材が通過することができるようになっている。このような画像形成装置は、前記開閉カバーの全開時に、前記転写ローラのローラ表面が外部から視認されにくくなるように前記ローラ表面を覆い、且つ、前記開閉カバーの全閉時に、前記転写ローラの前記感光体に対向する前記ローラ表面を前記搬送路に露出させる転写ローラ保護手段を備えたことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2の発明に係る画像形成装置の転写ローラ保護手段に特徴を有するものである。すなわち、本発明において、前記転写ローラ保護手段は、(1)前記転写ローラの軸方向両端側に回動可能に支持されたローラ保護カバーと、(2)このローラ保護カバーを前記開閉カバーの閉扉回動方向と同一回動方向に常時回動付勢するばね部材と、(3)このばね部材によって回動付勢された前記ローラ保護カバーに当接し、前記ローラ保護カバーの回動限界位置を決定する前記開閉カバーのストッパ部材と、(4)装置本体側に取り付けられて、前記開閉カバーの閉扉方向への回動途中において前記ローラ保護カバーから突出する駆動突起に当接し、前記ローラ保護カバーを前記ばね部材の回動付勢力に抗して前記開閉カバーの閉扉回動方向と逆の回動方向へ回動させるレバー部材と、を備えている。そして、前記開閉カバーの全開時に、前記ローラ保護カバーが前記ばね部材の付勢力で前記ストッパ部材に当接し、前記転写ローラの前記ローラ表面が前記ローラ保護カバーによって外部から視認されにくくなるように覆われた状態となる。また、前記開閉カバーの全閉時に、前記駆動突起が前記レバー部材に当接し、且つ、前記ローラ保護カバーが前記ストッパ部材から所定間隔だけ離れ、前記転写ローラの前記感光体に対向する前記ローラ表面が前記搬送路に露出した状態になる。
請求項4の発明に係る画像形成装置において、シート状の記録材を搬送する装置本体内の搬送路の途中には、前記記録材を搬送するローラ対が配置されている。そして、前記搬送路のうちで前記ローラ対が配置された部分は、前記装置本体に取り付けられた開閉カバーによって外部に開放されるようになっている。また、前記ローラ対を構成する一方のローラが前記開閉カバー側に回動可能に取り付けられている。また、前記ローラ対を構成する他方のローラが前記装置本体側に回動可能に取り付けられている。そして、前記開閉カバーの全開時には、前記一方のローラと前記他方のローラとの間にジャム処理を可能にする空間が形成され、前記開閉カバーの全閉時には、前記一方のローラと前記他方のローラとで前記記録材を搬送することができるようになっている。このような画像形成装置は、前記開閉カバーの全開時に、前記一方のローラのローラ表面が外部から視認されにくくなるように前記ローラ表面を覆い、且つ、前記開閉カバーの全閉時に、前記一方のローラの前記ローラ表面を前記搬送路に露出させ、前記一方のローラと前記他方のローラで前記記録材を搬送することができるようになっているローラ保護手段を備えたことを特徴としている。
請求項5の発明に係る画像形成装置において、シート状の記録材を下方から上方へ向かって搬送する搬送路の途中には、前記記録材を搬送路に沿って搬送するローラ対が配置されている。そして、前記搬送路のうちで前記ローラ対の一方のローラが配置された部分は、開閉カバーによって外部に開放することが可能になっている。また、前記一方のローラが前記開閉カバーに回動可能に取り付けられている。また、前記搬送路のうちで前記ローラ対の他方のローラが配置された部分は、前記開閉カバーを閉じた際に、前記開閉カバーに取り付けられた前記一方のローラに対向する装置本体側の一部である。また、前記他方のローラが前記装置本体側に回動可能に取り付けられている。また、前記開閉カバーは、その下端側が装置本体に対して回動可能に支持されている。そして、前記開閉カバーの全開時には、前記一方のローラと前記他方のローラとの間にジャム処理を可能にする空間が形成され、前記開閉カバーの全閉時には、前記一方のローラと前記他方のローラとで前記記録材を搬送することができるようになっている。このような画像形成装置は、前記開閉カバーの全開時に、前記一方のローラのローラ表面が外部から視認されにくくなるように前記ローラ表面を覆い、且つ、前記開閉カバーの全閉時に、前記一方のローラの前記ローラ表面を前記搬送路に露出させ、前記一方のローラと前記他方のローラで前記記録材を搬送することができるようになっているローラ保護手段を備えたことを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項5の発明に係る画像形成装置の前記ローラ保護手段に特徴を有するものである。すなわち、本発明において、前記ローラ保護手段は、(1)前記一方のローラの軸方向両端側に回動可能に支持されたローラ保護カバーと、(2)このローラ保護カバーを前記開閉カバーの閉扉回動方向と同一回動方向に常時回動付勢するばね部材と、(3)このばね部材によって回動付勢された前記ローラ保護カバーに当接し、前記ローラ保護カバーの回動限界位置を決定する前記開閉カバーのストッパ部材と、(4)装置本体側に取り付けられて、前記開閉カバーの閉扉方向への回動途中において前記ローラ保護カバーから突出する駆動突起に当接し、前記ローラ保護カバーを前記ばね部材の回動付勢力に抗して前記開閉カバーの閉扉回動方向と逆の回動方向へ回動させるレバー部材と、を備えている。そして、前記開閉カバーの全開時に、前記ローラ保護カバーが前記ばね部材の付勢力で前記ストッパ部材に当接し、前記一方のローラの前記ローラ表面が前記ローラ保護カバーによって外部から視認されにくくなるように覆われた状態になる。また、前記開閉カバーの全閉時に、前記駆動突起が前記レバー部材に当接し、且つ、前記ローラ保護カバーが前記ストッパ部材から所定間隔だけ離れ、前記一方のローラの前記ローラ表面を前記搬送路に露出させ、前記一方のローラと前記他方のローラとで前記記録材を搬送することができる状態になる。
本発明は、開閉カバーの全開時に、転写ローラのローラ表面が外部から視認しにくくなるように、そのローラ表面を転写ローラ保護手段によって覆い、且つ、開閉カバーの全閉時に、転写ローラの感光体に対向するローラ表面を転写ローラ保護手段によって搬送路内に露出させるようになっており、このような転写ローラ保護手段の作動を開閉カバーの開閉動作にともなって自動的に行うことができる。したがって、本発明は、ジャム処理時等の開閉カバーの全開位置において、転写ローラのローラ表面を転写ローラ保護手段によって確実に覆うことができ、転写ローラのローラ表面が作業者の手や作業者が保持する工具等によって汚されるか、又は、傷付けられるのを効果的に防止することができる。
また、本発明は、開閉カバーの全開時に、レジストローラ等のローラのローラ表面が外部から視認しにくくなるように、そのローラ表面をローラ保護手段によって覆い、且つ、開閉カバーの全閉時に、ローラのローラ表面をローラ保護手段によって搬送路内に露出させるようになっており、このようなローラ保護手段の作動を開閉カバーの開閉動作にともなって自動的に行うことができる。したがって、本発明は、ジャム処理時等の開閉カバーの全開位置において、ローラのローラ表面をローラ保護手段によって確実に覆うことができ、転写ローラのローラ表面が作業者の手や作業者が保持する工具等によって汚されるか、又は、傷付けられるのを効果的に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
(画像形成装置の概略構成)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の部分的概略構成図である。また、図2は、図1の画像形成装置1の転写位置P近傍の拡大図である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の部分的概略構成図である。また、図2は、図1の画像形成装置1の転写位置P近傍の拡大図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、装置本体2の下部に給紙トレイ3が配置され、この給紙トレイ3上に積載されたシート状の記録材(コピー用紙、プラスチックフィルム等)Sをピックアップローラ4a及び給紙ローラ対4bからなる給紙手段4によって一枚ずつ搬送路5に送り出すようになっている。搬送路5は、装置本体2の下方から上方に向かって形成されており、その途中に複数のローラ対6,7が配置されている。そして、搬送路5に送り出された記録材Sは、ローラ対6,7によって装置本体2の下側から上側に向かって搬送される。搬送路5に沿って搬送される記録材Sは、レジストローラ対(ローラ対7)によって斜行が矯正された後、感光体8と転写ローラ10との間の転写位置Pに所定のタイミングで送り込まれる。感光体8と転写ローラ10との間の転写位置Pに送り込まれた記録材Sは、感光体8の表面に形成されたトナー像が転写ローラ10によって転写される。感光体8と転写ローラ10との間を通過することによってトナー像が転写された記録材Sは、定着手段11に送り込まれ、この定着手段11によって加熱・加圧されることにより、トナー像が溶融・固着される。そして、定着手段11から送り出された記録材Sは、ローラ対(排紙ローラ対)12によって排紙トレイ13上に送り出されるようになっている。
図1において、感光体8を一部に備えた感光体ユニット14は、ドラム状の感光体8の周囲に、図示しない除電ユニット、クリーニングユニット、帯電ユニットが配置されており、装置本体2に対して着脱できるようになっている。また、この感光体ユニット14に隣接する位置には、感光体8の表面にトナーを供給して、感光体8の表面に形成された静電潜像をトナー像として可視化する現像ユニット15が配置されている。この現像ユニット15は、感光体ユニット14と別に(独立して)、装置本体2に対して着脱できるようになっている。尚、感光体ユニット14と現象ユニット15の近傍には、感光体8の表面を露光する露光ユニット(図示せず)が配置されている。
図1及び図2に示すように、転写位置P近傍の搬送路5を外部に開放できるようにするため、転写位置P近傍に開閉カバー16が取り付けられている。この開閉カバー16は、その下端の外側面16a側が装置本体2に支軸17で回動可能に支持されており、装置本体2の開口部18を塞ぐ全閉位置(図1及び図2の実線位置)から二点鎖線位置(全開位置)まで回動できるようになっている。この開閉カバー16は、その搬送路5側の内側面16bが搬送路5の一部を構成する搬送ガイド面を兼ねており、この搬送ガイド面(16b)側にレジストローラ対7の一方のローラ7aと転写ローラ10とが回動可能に取り付けられている。なお、開閉カバー16を全閉位置と全開位置に保持する図示しない保持機構(例えば、開閉カバー16を全閉位置に保持する周知のフック手段や、開閉カバー16を全開位置に保持する周知の回り止めストッパ等)が、開閉カバー16又は装置本体2に取り付けられている。
図1及び図2に示すように、開閉カバー16に回動可能に取り付けられている転写ローラ10は、開閉カバー16の全閉位置において、感光体8の表面に対して僅かな隙間が生じる位置に保持されるようになっている。そして、この開閉カバー16の全閉位置において、転写ローラ10と感光体8との間が、記録材Sに感光体8のトナー像を転写する転写位置Pになっている。また、開閉カバー16に回動可能に取り付けられている一方のレジストローラ7aは、開閉カバー16の全閉位置において、他方のレジストローラ7bに所定の押圧力(図示しないばねのばね力)で押し付けられ、他方のレジストローラ7bとの接触部分にニップが形成されるようになっている。尚、図3に示すように、転写ローラ10は、その軸端から延びるローラ軸20が開閉カバー16の軸支持フレーム21に回動可能に支持されている。
また、図1及び図2に示すように、開閉カバー16の全開位置においては、転写ローラ10が感光体8から大きく離間すると共に、一方のレジストローラ7aが他方のレジストローラ7bから大きく離間し、転写ローラ10と感光体8との間及び一対のレジストローラ7(7a,7b)間に作業者の手を差し入れるための十分なスペースを生じさせることができるようになっている。また、開閉カバー16の全開位置において、装置本体2の開口部18の端縁22と転写ローラ10との間に作業者の手を差し入れるための十分な開口スペースを確保できるようになっている。その結果、転写位置P近傍において紙詰まり(ジャム)が生じた場合でも、作業者の手を転写位置P近傍に差し入れて、紙詰まりを生じた記録材Sを作業者の手によって容易に取り除くことができる。尚、開口部18の上部壁面は、搬送路5側から端縁22側に向かうに従って斜め上方へ傾斜するように形成され、開閉動作する開閉カバー16と干渉しないようになっている。また、開口部18は、開閉カバー16側の形状を工夫し、回動する開閉カバー16と干渉しなければ、図1及び図2の形状に限定されず、開閉カバー16の回動軌跡に応じた最適形状にすることができる。
図1及び図2に示すように、開閉カバー16を全開にした場合、転写ローラ10が装置本体2の外部に位置するか、又は作業者が容易に視認することができる位置にあるため、転写ローラ10のローラ表面10aを覆うような手段を何等設けないとすれば、転写ローラ10のローラ表面10aが作業者によって容易に視認されてしまう。このように、転写ローラ10のローラ表面10aが作業者によって容易に視認されてしまうように露出していると、作業者の手が転写ローラ10のローラ表面10aに触れたり、作業者が所持する工具が転写ローラ10のローラ表面10aに触れて、転写ローラ10のローラ表面10aが汚れたり、また、転写ローラ10のローラ表面10aが傷付いたりする虞がある。
そこで、本実施の形態は、開閉カバー16の全開位置において、転写ローラ10のローラ表面10aが作業者によって容易に視認されることがなく、且つ、開閉カバー16の全閉位置において、転写ローラ10の感光体8に対向するローラ表面10aが搬送路5に露出するようにした転写ローラ保護手段30を設置した。
(転写ローラ保護手段)
図1乃至図4に示すように、転写ローラ保護手段30は、ローラ保護カバー31、ばね部材32、ストッパ部材33、及びレバー部材34を備えている。尚、図3は、転写ローラ保護手段30を示す図である。この図3において、(a)は転写ローラ保護手段30の正面図、(b)は転写ローラ保護手段30の左側面図、(c)は転写ローラ保護手段30の右側面図、(d)は(b)に示す転写ローラ保護手段30の一部拡大図、(e)は(d)のA−A線に沿って切断して示す断面図である。また、図4は、ローラ保護カバー31を示す図である。この図4において、(a)はローラ保護カバー31の正面図、(b)はローラ保護カバー31の左側面図、(c)はローラ保護カバー31の右側面図、(d)はローラ保護カバー31の平面図である。
図1乃至図4に示すように、転写ローラ保護手段30は、ローラ保護カバー31、ばね部材32、ストッパ部材33、及びレバー部材34を備えている。尚、図3は、転写ローラ保護手段30を示す図である。この図3において、(a)は転写ローラ保護手段30の正面図、(b)は転写ローラ保護手段30の左側面図、(c)は転写ローラ保護手段30の右側面図、(d)は(b)に示す転写ローラ保護手段30の一部拡大図、(e)は(d)のA−A線に沿って切断して示す断面図である。また、図4は、ローラ保護カバー31を示す図である。この図4において、(a)はローラ保護カバー31の正面図、(b)はローラ保護カバー31の左側面図、(c)はローラ保護カバー31の右側面図、(d)はローラ保護カバー31の平面図である。
ローラ保護カバー31は、図3及び図4に詳細を示すように、転写ローラ10の軸方向両端から延びるローラ軸20の小径部分23に回動可能に支持されている一対の支持プレート部35と、これら一対の支持プレート部35に跨って形成されているカバー部36とを有している。そして、一対の支持プレート部35,35間の寸法は、記録材Sの通紙幅方向(搬送方向に対して直交する方向)の寸法よりも十分に大きく、搬送路5内を搬送される記録材と干渉しない大きさになっている。
このローラ保護カバー31の支持プレート部35は、転写ローラ10のローラ軸20の小径部分23を収容する軸係合溝37が一方の側面38側に開口するように形成されると共に、軸係合溝37の溝底に軸受け部材40と嵌合する軸受け穴41が形成されている。この支持プレート部35の軸受け穴41は、軸係合溝37の溝幅寸法よりも大径であり、軸受け部材40が嵌合されると、その軸受け部材40を軸係合溝37から抜け出さないように保持する。その結果、ローラ保護カバー31は、ローラ軸20の小径部分23に軸受け部材40を介して回動可能に支持されることになる。そして、このローラ保護カバー31は、支持プレート部35が転写ローラ10と小径部分23との間に位置する軸段部(小径部分23よりも大径で且つ転写ローラ10のローラ外径よりも小径のローラ軸部分)24によって軸方向の位置決めがされるようになっている(図3(a),(e)参照)。尚、軸受け部材40は、一対の支持プレート35のそれぞれに取り付けられるようになっており、支持プレート部35の軸受け穴41内に嵌合される円筒状軸受け部40aと、この円筒状軸受け部40aの一端側に一体に形成され且つ円筒状軸受け部40aよりも大径のフランジ部40bとを備え、その中心部の軸穴40cをローラ軸20の小径部分23が貫通するようになっている。そして、フランジ部40bは、支持プレート部35の外側面側に位置し、図示しない軸用止め輪等によってローラ軸20上におけるスライド移動が規制されるようになっている。
ローラ保護カバー31のカバー部36は、1/4円筒と同程度か又は1/4円筒よりも僅か(δ)だけ大きな寸法の円弧形状を呈しており、一対の支持プレート35の対向する側面に一体に形成されている。
一対の支持プレート部35のうちで、図3(a)及び図4(a)の右側に位置する支持プレート部35の外側面35aには、ローラ軸20に沿って延びる回り止め突起42及び駆動突起43が突出形成されている。このうち、回り止め突起42は、軸係合溝37の開口端上縁37a近傍に形成されており(図4(c)参照)、ばね部材32によって図3(c)の反時計回り方向に常時付勢されるようになっている。ばね部材32は、ローラ軸20の小径部分23に嵌合されており、その一端側が開閉カバー16の軸支持フレーム21に固定され、その他端側が回り止め突起42に当接するようになっている。そして、ばね部材32によって付勢された回り止め用突起42は、開閉カバー16の全開位置において、開閉カバー16の軸支持フレーム21から突出するストッパ部材33に当接するようになっている(図1,2,3(c)参照)。この回り止め用突起42がストッパ部材33に当接するのは、図1及び図2において、開閉カバー16が全閉位置から開扉方向へ所定角度回動し、駆動突起43が装置本体2側より延びるレバー部材34から離間したときである。したがって、図1及び図2において、開閉カバー16が全開位置にある場合、回り止め用突起42は、ばね部材32に付勢されてストッパ部材33に当接した状態にあり、ローラ保護カバー31の回動限界位置を決定する。すなわち、ローラ保護カバー31は、ばね部材32で付勢された回り止め用突起42がストッパ部材33に突き当てられていることにより、カバー部36が転写ローラ10のローラ表面10aを外部空間に対して覆う位置に保持される(図1及び図2参照)。
図1及び図2に示すように、開閉カバー16が全開位置にある場合、ローラ保護カバー31のカバー部36は、転写ローラ10のローラ表面10aが外部の作業者から視認されにくい位置に保持されている。すなわち、開閉カバー16が全開位置にある場合、転写ローラ10のローラ表面10aは、転写位置P近傍の空間に向けて差し入れられる作業者の手や作業者が保持する工具が触れにくいように、ローラ保護カバー31のカバー部36によって覆われる。なお、本実施の形態において、ローラ保護カバー31は、図1の左斜め上方から見た場合(矢印V1に沿って見た)場合に限られず、図1の真上から全開状態の開閉カバー16を見た(矢印V2に沿って見た)場合でも、転写ローラ10のローラ表面10aを視認しづらい位置まで、カバー部36がローラ表面10aを覆うようになっている。
駆動突起43は、支持プレート部35の外側面35aのうち、カバー部36が形成されたコーナー部分35bに突出形成されており、開閉カバー16が全開位置から所定角度だけ閉扉方向に回動すると、開閉カバー16が収容される装置本体2の開口部18の側壁44に取り付けられたレバー部材34に当接するようになっている(図1,2の43’で示す位置、及び3(a)参照)。そして、開閉カバー16が更に閉扉回動方向へ回動すると、駆動突起43が転写ローラ10の軸芯を回動中心として開閉カバー16の閉扉回動方向と逆の方向へ回動させられ(レバー部材34に沿って、符号43’で示す位置から符号43で示す位置に向けて移動させられ)、ローラ保護カバー31がばね部材32のばね力に抗して開閉カバー16の閉扉回動方向と逆方向に回動する。そして、開閉カバー16の全閉位置において、ローラ保護カバー31のカバー部36が転写ローラ10の感光体8に対向するローラ表面10aを搬送路5内に露出させる。その結果、転写ローラ10と感光体8との間の転写位置Pにおいて記録材Sに感光体8のトナー像を転写させることができ、このトナー像転写後の記録材Sを搬送路5に沿って定着手段11側に向けて搬送することができる。尚、駆動突起43は、図3(a)に示すように、開閉カバー16の軸支持フレーム21に形成した図示しない長穴を貫通して装置本体2の側壁44側に延びている。そして、軸支持フレーム21に形成した図示しない長穴は、駆動突起43が転写ローラ10の軸芯を回動中心とする回動を許容するように、駆動突起43の回動軌跡に沿って形成されている。
以上のように、本実施形態の画像形成装置1は、開閉カバー16の全開時に、転写ローラ10のローラ表面10aが外部から視認しにくくなるように、ローラ表面10aをローラ保護カバー31のカバー部36で覆い、且つ、開閉カバー16の全閉時に、転写ローラ10の感光体8に対向するローラ表面10aを搬送路5内に露出させるようにした転写ローラ保護手段30を備えており、このような転写ローラ保護手段30の作動を開閉カバー16の開閉動作にともなって自動的に行うことができる。
したがって、本実施形態の画像形成装置1によれば、ジャム処理時等の開閉カバー16の全開位置において、転写ローラ10のローラ表面10aをローラ保護カバー31のカバー部36によって確実に覆うことができ、転写ローラ10のローラ表面10aが作業者の手や作業者が保持する工具等によって汚されるか、又は、傷付けられるのを効果的に防止することができるため、優れた転写機能を維持することができ、高品質の印刷を行うことができる。
また、本実施形態の画像形成装置1は、開閉カバー16の下端の外側面16a近傍を回動可能に支持し、開閉カバー16の重心が常時開扉方向の回動モーメントを生じさせるようになっており、全開位置が保持されるようになっているため、作業者が作業中に開閉カバー16を抑えている必要がなく、ジャム処理等の作業が容易化すると共に、開閉カバー16の意図しない閉扉動作に起因する作業者の怪我の発生を防止できる。
また、本実施形態の画像形成装置1は、ジャム処理時等の開閉カバー16の全開時において、作業者が見下ろす状態で転写位置Pを観察できるため、作業者による転写位置P近傍の観察が容易化し、ジャム処理等の作業が容易になる。
尚、本実施形態は、開閉カバー16の全開位置において、転写ローラ10のローラ表面10aをローラ保護カバー31で覆い、転写ローラ10のローラ表面10aを保護する態様を例示したが、転写ローラ保護手段30と同様に構成したローラ保護手段をレジストローラ7aに適用し(転写ローラ保護手段30をレジストローラ7aに変形適用し)、レジストローラ7aのローラ表面を保護カバーのカバー部で覆い、レジストローラ対7のローラ表面を保護するようにしてもよい。このように構成すれば、ジャム処理時等の開閉カバー16の全開位置において、レジストローラ7aのローラ表面が作業者の手や作業者が保持する工具等によって汚されるか、又は、傷付けられるのを効果的に防止することができる。その結果、レジストローラ対7は、斜行防止機能を維持でき、記録材Sを正確なタイミングで転写位置Pに送り込むことができる。
また、開閉カバー16にレジストローラ対7以外のローラ対が取り付けられている場合には、そのローラ対の一つ(開閉カバー16側のローラ)にローラ保護手段を適用し、開閉カバー16の全開位置において、そのローラのローラ表面を保護カバーで覆い、ローラのローラ表面を保護するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、搬送路5を装置本体2の下方側から上方側に向かってほぼ垂直に配置する態様を例示したが、これに限られず、搬送路5の上流側が装置本体2の下方側に位置し、搬送路5の下流側が装置本体2の上方側に位置しておればよく、搬送路5を装置本体2の下方側から斜め上方側に向けて形成するか、又は、搬送路5の途中にS字状部,湾曲部,屈曲部,水平方向搬送路部等を有してもよい。
また、上記実施形態において、感光体8は、ドラム状のものを例示したが、これに限られず、ベルト状のものでもよい。
また、上記実施形態は、開閉カバー16の全閉位置において、感光体8と転写ローラ10との間に僅かな隙間を設ける態様を例示したが、このような態様に限定されず、転写ローラ10を感光体8に押し付け、転写ローラ10と感光体8の接触部分にニップを形成し、そのニップを転写位置Pとしてもよい。
本発明は、静電複写方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、及びこれらの複合機等の画像形成装置に限定されず、インクジェット方式の画像形成装置にも広く適用することができる。
1……画像形成装置、2……装置本体、5……搬送路、7……レジストローラ対(ローラ対)、7a……一方のローラ、7b……他方のローラ、8……感光体、10……転写ローラ、10a……ローラ表面、16……開閉カバー、30……転写ローラ保護手段、31……ローラ保護カバー、32……ばね部材、33……ストッパ部材、34……レバー部材、43……駆動突起、P……転写位置、S……記録材
Claims (6)
- シート状の記録材を搬送する装置本体内の搬送路の途中には、表面にトナー像が形成される感光体と、該感光体の表面のトナー像を前記記録材に転写する転写ローラとが配置され、
前記搬送路のうちで前記転写ローラが配置された部分は、装置本体に取り付けられた開閉カバーによって外部に開放されるようになっており、
前記転写ローラが前記開閉カバーに回動可能に取り付けられ、
前記感光体が前記装置本体側に回動可能に取り付けられ、
前記開閉カバーの全開時には、前記転写ローラと前記感光体との間にジャム処理を可能にする空間が形成され、
前記開閉カバーの全閉時には、前記転写ローラと前記感光体との間を前記記録材が通過することができるようになっている画像形成装置において、
前記開閉カバーの全開時に、前記転写ローラのローラ表面が外部から視認されにくくなるように前記ローラ表面を覆い、且つ、前記開閉カバーの全閉時に、前記転写ローラの前記感光体に対向する前記ローラ表面を前記搬送路に露出させる転写ローラ保護手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - シート状の記録材を装置本体内の下方から上方へ向かって搬送する搬送路の途中には、表面にトナー像が形成される感光体と、該感光体の表面のトナー像を前記記録材に転写する転写ローラとが配置され、
前記搬送路のうちで前記転写ローラが配置された部分は、開閉カバーによって外部に開放することが可能になっており、
前記転写ローラが前記開閉カバーに回動可能に取り付けられ、
前記搬送路のうちで前記感光体が配置された部分は、前記開閉カバーを閉じた際に、前記開閉カバーに取り付けられた前記転写ローラに対向する前記装置本体側の一部であり、
前記感光体が前記装置本体側に回動可能に取り付けられ、
前記開閉カバーは、その下端側が前記装置本体に対して回動可能に支持され、
前記開閉カバーの全開時には、前記転写ローラと前記感光体との間にジャム処理を可能にする空間が形成され、
前記開閉カバーの全閉時には、前記転写ローラと前記感光体との間を前記記録材が通過することができるようになっている画像形成装置において、
前記開閉カバーの全開時に、前記転写ローラのローラ表面が外部から視認されにくくなるように前記ローラ表面を覆い、且つ、前記開閉カバーの全閉時に、前記転写ローラの前記感光体に対向する前記ローラ表面を前記搬送路に露出させる転写ローラ保護手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写ローラ保護手段は、
前記転写ローラの軸方向両端側に回動可能に支持されたローラ保護カバーと、
このローラ保護カバーを前記開閉カバーの閉扉回動方向と同一回動方向に常時回動付勢するばね部材と、
このばね部材によって回動付勢された前記ローラ保護カバーに当接し、前記ローラ保護カバーの回動限界位置を決定する前記開閉カバーのストッパ部材と、
装置本体側に取り付けられて、前記開閉カバーの閉扉方向への回動途中において前記ローラ保護カバーから突出する駆動突起に当接し、前記ローラ保護カバーを前記ばね部材の回動付勢力に抗して前記開閉カバーの閉扉回動方向と逆の回動方向へ回動させるレバー部材と、を備え、
前記開閉カバーの全開時に、前記ローラ保護カバーが前記ばね部材の付勢力で前記ストッパ部材に当接し、前記転写ローラの前記ローラ表面が前記ローラ保護カバーによって外部から視認されにくくなるように覆われた状態になり、
前記開閉カバーの全閉時に、前記駆動突起が前記レバー部材に当接し、且つ、前記ローラ保護カバーが前記ストッパ部材から所定間隔だけ離れ、前記転写ローラの前記感光体に対向する前記ローラ表面が前記搬送路に露出した状態になる、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - シート状の記録材を搬送する装置本体内の搬送路の途中には、前記記録材を搬送するローラ対が配置され、
前記搬送路のうちで前記ローラ対が配置された部分は、前記装置本体に取り付けられた開閉カバーによって外部に開放されるようになっており、
前記ローラ対を構成する一方のローラが前記開閉カバー側に回動可能に取り付けられ、
前記ローラ対を構成する他方のローラが前記装置本体側に回動可能に取り付けられ、
前記開閉カバーの全開時には、前記一方のローラと前記他方のローラとの間にジャム処理を可能にする空間が形成され、
前記開閉カバーの全閉時には、前記一方のローラと前記他方のローラとで前記記録材を搬送することができるようになっている画像形成装置において、
前記開閉カバーの全開時に、前記一方のローラのローラ表面が外部から視認されにくくなるように前記ローラ表面を覆い、且つ、前記開閉カバーの全閉時に、前記一方のローラの前記ローラ表面を前記搬送路に露出させ、前記一方のローラと前記他方のローラで前記記録材を搬送することができるようになっているローラ保護手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - シート状の記録材を下方から上方へ向かって搬送する搬送路の途中には、前記記録材を搬送路に沿って搬送するローラ対が配置され、
前記搬送路のうちで前記ローラ対の一方のローラが配置された部分は、開閉カバーによって外部に開放することが可能になっており、
前記一方のローラが前記開閉カバーに回動可能に取り付けられ、
前記搬送路のうちで前記ローラ対の他方のローラが配置された部分は、前記開閉カバーを閉じた際に、前記開閉カバーに取り付けられた前記一方のローラに対向する装置本体側の一部であり、
前記他方のローラが前記装置本体側に回動可能に取り付けられ、
前記開閉カバーは、その下端側が装置本体に対して回動可能に支持され、
前記開閉カバーの全開時には、前記一方のローラと前記他方のローラとの間にジャム処理を可能にする空間が形成され、
前記開閉カバーの全閉時には、前記一方のローラと前記他方のローラとで前記記録材を搬送することができるようになっている画像形成装置において、
前記開閉カバーの全開時に、前記一方のローラのローラ表面が外部から視認されにくくなるように前記ローラ表面を覆い、且つ、前記開閉カバーの全閉時に、前記一方のローラの前記ローラ表面を前記搬送路に露出させ、前記一方のローラと前記他方のローラで前記記録材を搬送することができるようになっているローラ保護手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ローラ保護手段は、
前記一方のローラの軸方向両端側に回動可能に支持されたローラ保護カバーと、
このローラ保護カバーを前記開閉カバーの閉扉回動方向と同一回動方向に常時回動付勢するばね部材と、
このばね部材によって回動付勢された前記ローラ保護カバーに当接し、前記ローラ保護カバーの回動限界位置を決定する前記開閉カバーのストッパ部材と、
装置本体側に取り付けられて、前記開閉カバーの閉扉方向への回動途中において前記ローラ保護カバーから突出する駆動突起に当接し、前記ローラ保護カバーを前記ばね部材の回動付勢力に抗して前記開閉カバーの閉扉回動方向と逆の回動方向へ回動させるレバー部材と、を備え、
前記開閉カバーの全開時に、前記ローラ保護カバーが前記ばね部材の付勢力で前記ストッパ部材に当接し、前記一方のローラの前記ローラ表面が前記ローラ保護カバーによって外部から視認されにくくなるように覆われた状態になり、
前記開閉カバーの全閉時に、前記駆動突起が前記レバー部材に当接し、且つ、前記ローラ保護カバーが前記ストッパ部材から所定間隔だけ離れ、前記一方のローラの前記ローラ表面を前記搬送路に露出させ、前記一方のローラと前記他方のローラとで前記記録材を搬送することができる状態になる、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006120191A JP2007292984A (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006120191A JP2007292984A (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007292984A true JP2007292984A (ja) | 2007-11-08 |
Family
ID=38763675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006120191A Pending JP2007292984A (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007292984A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11415917B2 (en) | 2020-07-22 | 2022-08-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
WO2024024227A1 (ja) * | 2022-07-29 | 2024-02-01 | 株式会社バルカー | 支持治具およびタンクの洗浄方法 |
-
2006
- 2006-04-25 JP JP2006120191A patent/JP2007292984A/ja active Pending
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