JP2021139840A - 検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価かつ簡易な構造で綴じ部材を検出して、シート及び装置各部の損傷を防止する。【解決手段】搬送路(L2)上のシート(S)に付いた綴じ部材(45)を検出する検出装置(30)が、搬送路から離間して設置された第1の検出電極(31a−31c)と、第1の検出電極に容量結合する第2の検出電極(32)と、第1、第2の検出電極の間の静電容量値を測定する測定部(33)と、静電容量値の変化に応じてシートの綴じ部材を検出する検出部(34)と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、検出装置及び画像形成装置に関する。
シート束からステイプル針やクリップ等の綴じ部材を外し忘れたまま、画像形成装置の手差しトレイや自動原稿送り装置にシート束がセットされると、シートに付いた綴じ部材によって装置の各部品が傷付けられて故障を招くおそれがある。このため、綴じ部材を磁石に吸着させることで、綴じ部材が付いたシートの搬送を防止する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、搬送路を通過するシートの電気抵抗の変化から、シートに付いた綴じ部材を検出して、以降の画像形成工程を停止する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−298514号公報 特開2006−308914号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、綴じ部材が磁石に吸着されてシートの搬送が停止されるが、シートジャム(紙詰まり)が発生してシートが傷付いてしまう。また、特許文献2に記載の画像形成装置には、電気抵抗検出型の特殊な検出器が必要になってコストが増大する。
そこで、本発明は、安価かつ簡易な構造で綴じ部材を検出して、シート及び装置各部の損傷を防止することを目的とする。
本発明の一態様の検出装置は、搬送路上のシートに付いた綴じ部材を検出する検出装置であって、前記搬送路から離間して設置された第1の検出電極と、前記第1の検出電極に容量結合する第2の検出電極と、前記第1、第2の検出電極の間の静電容量値を測定する測定部と、静電容量値の変化に応じてシートの綴じ部材を検出する検出部と、を備えている。
前記第1の検出電極は、搬送方向に直交する搬送幅方向に並んだ複数の電極であり、前記第2の検出電極は、搬送幅方向に存在する1つの長尺電極又は複数の電極であってもよい。
前記検出部は、綴じ部材を検出した場合に、搬送機構にシートの搬送を停止させるための停止信号を出力してもよい。
前記検出部は、綴じ部材を検出した場合に、表示装置に綴じ部材の検出位置を表示させるための位置信号を出力してもよい。
本発明の一態様の画像形成装置は、上記の検出装置と、シートに対して画像を形成する画像形成部と、を備えている。
本発明によれば、搬送路上のシートが第1、第2の検出電極の間を通過すると、シートの誘電率と綴じ部材の誘電率の違いによって第1、第2の検出電極の間の静電容量値が変化する。静電容量値の変化を利用して安価かつ簡易な構造でシートに付いた綴じ部材を検出することができる。また、綴じ部材が付いたシートの搬送を停止することで、シートジャムが抑えられると共に、搬送路に設けられた各種部品が綴じ部材に傷付けられることがない。
本実施形態の画像形成装置の模式図である。 本実施形態のプリンターの検出構成の模式図である。 本実施形態の綴じ部材がないシートの静電容量値の測定結果である。 本実施形態の綴じ部材付きのシートの静電容量値の測定結果である。 本実施形態の綴じ部材付きのシートの静電容量値の測定結果である。 本実施形態の検出処理動作のフローチャートの一例を示す図である。 変形例のプリンターの検出構成の模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本実施形態の検出装置を適用した画像形成装置について説明する。なお、以下の説明では、画像形成装置としてプリンターを例示して説明する。図1は、本実施形態のプリンターの模式図である。各図に適宜付される矢印Fr、Re、U、Loは、それぞれプリンターの前側、後側、上側、下側を示している。
図1に示すように、プリンター1は、各種機器が収容された箱型形状のハウジング5を備えている。ハウジング5の下部にはシート束S1がセットされるシートカセット11が着脱可能に収容され、ハウジング5の上部には排紙トレイ12が設けられている。ハウジング5内には、複数のローラーによってシートカセット11から排紙トレイ12に向かうシートSのメイン搬送路L1が形成されている。メイン搬送路L1には上流から下流に向かって給紙装置13、画像形成部14、定着装置15、排紙装置16が設けられている。画像形成部14の上方にはトナーコンテナ17及び露光装置18が設けられている。
プリンター1の画像形成時には、露光装置18からのレーザー光によって画像形成部14の感光体ドラム19の表面に静電潜像が形成され、静電潜像にトナーが付着されて感光体ドラム19の表面にトナー像が形成される。一方で、給紙装置13によってシートカセット11からシートSが取り出され、画像形成動作にタイミングを合わせて画像形成部14に向けてシートSが搬送される。画像形成部14において感光体ドラム19の表面からシートSの表面にトナー像が転写され、定着装置15においてシートSにトナー像が定着されて、定着済みのシートSが排紙装置16によって排紙トレイ12に排出される。
ハウジング5の前面には、シート束S1がセットされる手差しトレイ21が設けられている。ハウジング5内には手差しトレイ21からメイン搬送路L1に向かう手差し用搬送路L2が形成されている。手差しトレイ21の近傍には、手差しトレイ21のシート束S1からシートSを取り出すピックアップローラー22と、シートSを1枚ずつ分離して手差し用搬送路L2の上流端に送り出す給紙ローラー23とが設けられている。このような手差しトレイ21には、ハガキ、封筒、OHP(Over Head Projector)シート等の特殊紙の他に、ユーザーによって使用済みのシートSが載置される場合がある。
使用済みのシートSにステイプル針やクリップ等の綴じ部材45(図2参照)が残ったままだと、給紙ローラー23でシートジャムが発生したり、綴じ部材45によって搬送路L1、L2に設けられた各種部品が傷付けられる場合がある。このため、本実施形態のプリンター1には、シートSと綴じ部材45の誘電率の違いを利用して、手差し用搬送路L2上でシートSに付いた綴じ部材45を検出する静電容量型の検出装置30が設けられている。検出装置30の検出結果に応じてシートSの搬送を停止することで、綴じ部材45が付いたシートSの搬送による不具合が防止される。
図2を参照して、プリンターの綴じ部材45の検出構成について説明する。図2は、本実施形態のプリンターの検出構成の模式図である。なお、図2では、プリンターが通常備えている構成については備えているものとし、説明は省略する。
図2に示すように、検出装置30には手差し用搬送路L2を挟んで対向した第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32が設けられている。第1の検出電極31a−31cは、金属板によって形成されており、それぞれ搬送方向に直交する搬送幅方向に並んでいる。第2の検出電極32は、長尺の金属板によって形成されており、第1の検出電極31a−31cと平行になるように搬送幅方向に延在している。第1の検出電極31a−31cは手差し用搬送路L2から上方に離間し、第2の検出電極32は手差し用搬送路L2から下方に離間しており、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32がギャップを介して容量結合している。
また、検出装置30には、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間の静電容量値を測定する測定部33と、静電容量値の変化に応じてシートSの綴じ部材45を検出する検出部34とが設けられている。測定部33から第1の検出電極31a−31c及び第2の検出電極32に対して交流電圧が印加されて、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間の静電容量値が測定される。第1の検出電極31a−31c及び第2の検出電極32が搬送幅方向に存在しているため、シートSが搬送方向に送り出されることでシート全域が通過したときの静電容量値が測定される。
第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間の静電容量値は検出部34によって監視されている。第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間の静電容量値は、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間を通過する材質に応じて大きく変化する。シートSは紙等の誘電体シートであり、綴じ部材45はステイプル針やクリップ等の導体片である。このため、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間をシートSが通過するときよりも、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間を綴じ部材45が通過するときの静電容量値が高くなって綴じ部材45が検出される。
また、綴じ部材45の有無だけでなく、検出部34によって綴じ部材45の位置が検出される。第1の検出電極31aと第2の検出電極32の間、第1の検出電極31bと第2の検出電極32の間、第1の検出電極31cと第2の検出電極32の間のいずれかの静電容量値が高くなることで、搬送幅方向における綴じ部材45の位置が検出される。この静電容量値が高くなったときのシートSの送り量(シート位置)によって、搬送方向における綴じ部材45の位置が検出される。なお、シートSの送り量は、搬送機構37のローラーに設けられたエンコーダーから送信されるパルス数に基づいて算出される。
検出部34によって綴じ部材45が検出されると、検出部34から搬送機構37にシートSの搬送を停止させるための停止信号が出力される。搬送機構37は、メイン搬送路L1及び手差し用搬送路L2に沿って並んだ複数のローラーと、ローラーを回転駆動させるモーターとを含んでいる。停止信号によって搬送機構37のモーターが停止されて、メイン搬送路L1及び手差し用搬送路L2上のシートSの搬送が中断される。これにより、シートジャムの発生が抑えられると共に、綴じ部材45によって搬送機構37の各ローラー、感光体ドラム19(図1参照)が傷付けられることがない。
また、検出部34によって綴じ部材45が検出されると、検出部34から表示装置38に綴じ部材45の検出位置を表示させるための位置信号が出力される。表示装置38は、タッチパネル式のディスプレイであり、印刷条件等の各種設定画面が表示されている。位置信号によって表示装置38に警告情報が表示されて、プリンター1からのシートSの取り除き作業とシートSに付いた綴じ部材45の取り外し作業とがユーザーに促される。警告情報にはシートSに付いた綴じ部材45の位置が表示されているため、警告情報を参照してユーザーがシートSから綴じ部材45を容易に取り外すことができる。
なお、測定部33及び検出部34は、プロセッサを用いてソフトウェアによって実現されてもよいし、集積回路等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現されてもよい。プロセッサを用いる場合には、プロセッサがメモリに記憶されているプログラムを読み出して実行することで各種処理が実施される。プロセッサとしては、例えば、CPU(Central Processing Unit)が使用される。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の一つ又は複数の記憶媒体によって構成されている。
図3から図5を参照して、検出装置による綴じ部材の検出動作について説明する。図3は、本実施形態の綴じ部材がないシートの静電容量値の測定結果である。図4及び図5は、本実施形態の綴じ部材付きのシートの静電容量値の測定結果である。ここでは、図2の符号を適宜使用して説明する。
図3に示すように、第1の検出電極31aと第2の検出電極32の間、第1の検出電極31bと第2の検出電極32の間、第1の検出電極31cと第2の検出電極32の間のそれぞれ静電容量値C1−C3が搬送方向のシート位置によって変化していない。それぞれの静電容量値C1−C3は閾値Thよりも低い状態で略一定である。このため、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間をシートSが通過しても、閾値Th以上の静電容量値が測定されず、シートSには綴じ部材45が付いていないと認識される。
図4に示すように、第1の検出電極31aと第2の検出電極32の間の静電容量値C1が搬送方向のシート前端位置で高くなる。第1の検出電極31bと第2の検出電極32の間、第1の検出電極31cと第2の検出電極32の間の静電容量値C2、C3は搬送方向のシート位置によって変化していない。第1の検出電極31aと第2の検出電極32の間の静電容量値C1だけが、搬送方向のシート前端位置で一時的に閾値Thを超えている。このため、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間をシートSが通過すると、シートSの搬送方向の前端41と搬送幅方向の一端42の角部付近に付いた綴じ部材45が検出される。
図5に示すように、第1の検出電極31aと第2の検出電極32の間の静電容量値C1が搬送方向のシート後端位置で高くなる。第1の検出電極31bと第2の検出電極32の間、第1の検出電極31cと第2の検出電極32の間の静電容量値C2、C3は搬送方向のシート位置によって変化していない。第1の検出電極31aと第2の検出電極32の間の静電容量値C1だけが、搬送方向のシート後端位置で一時的に閾値Thを超えている。このため、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間をシートSが通過すると、シートSの搬送方向の後端43と搬送幅方向の一端42の角部付近に付いた綴じ部材45が検出される。
このように、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間をシートSが通過したときに、静電容量値が一時的に高くなることでシートSに付いた綴じ部材45が検出される。また、静電容量値が高くなったときに、第1の検出電極31a−31cの下方を通過するシート位置によって、搬送方向における綴じ部材45の検出位置が特定される。さらに、第1の検出電極31a−31cのいずれの検出電極で静電容量値が高くなるかで、搬送幅方向における綴じ部材45の検出位置が特定される。なお、閾値Thとしては、過去データ等から経験的、実験的、又は理論的に求められた値が使用される。
図6を参照して、検出装置による検出処理動作の流れについて説明する。図6は、本実施形態の検出処理動作のフローチャートの一例を示す図である。ここでは、図2の符号を適宜使用して説明する。
図6に示すように、シートSの搬送が開始されると、測定部33によって第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間の静電容量値C1−C3が測定される(ステップS01)。次に、検出部34によって第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間の静電容量値C1−C3が閾値Th以上か否かが判定される(ステップS02)。静電容量値C1−C3のいずれも閾値Thよりも低い場合には(ステップS02でNo)、測定部33による静電容量値C1−C3の測定が終了するまで、ステップS01、S02の処理が繰り返される(ステップS03)。
静電容量値C1−C3の少なくとも1つが閾値Th以上になると(ステップS02でYes)、シートSに綴じ部材45が付いているため、検出部34から搬送機構37に停止信号が出力される(ステップS04)。これにより、綴じ部材45が付いたシートSの搬送が防止される。次に、高い静電容量値が測定されたときの検出電極とシート位置から、検出部34によってシートSに付いた綴じ部材45の位置が特定され、検出部34から表示装置38に位置信号が出力される(ステップS05)。これにより、表示装置38には、シートSの取り除き作業と綴じ部材45の取り外し作業を促すメッセージが表示される。
以上、本実施形態によれば、搬送路上のシートSが第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間を通過すると、シートSの誘電率と綴じ部材45の誘電率の違いによって第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の間の静電容量値が変化する。静電容量値の変化を利用して安価かつ簡易な構造でシートSに付いた綴じ部材45を検出することができる。また、綴じ部材45が付いたシートSの搬送を停止することで、シートジャムが抑えられると共に、搬送路に設けられた各種部品が綴じ部材45に傷付けられることがない。よって、シートSに付いた綴じ部材45に起因した画像形成装置の故障を防ぐことができる。
また、第1の検出電極31a−31cが搬送幅方向に並び、第2の検出電極32が搬送幅方向に延びているため、シートSの搬送幅方向のどの位置に綴じ部材45が付けられていても、シートSに付いた綴じ部材45を検出することができる。
なお、本実施形態では、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32が搬送路を挟んで対向している構成にしたが、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32は対向していなくてもよい。例えば、図7に示すように、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32は並列に設置されていてもよい。このように、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32が容量結合可能であれば、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32が共に搬送路L2から上方に離間して設置されてもよい。
また、本実施形態では、第1の検出電極31が搬送幅方向に並んだ複数の電極、第2の検出電極32が搬送幅方向に延びた長尺電極である構成にしたが、第1、第2の検出電極31、32の個数及び形状は適宜変更可能である。例えば、第1、第2の検出電極31、32が搬送幅方向に並んだ複数の電極で構成されてもよい。
また、本実施形態では、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32は電極板に限定されず、ストリップライン等の導体路によって形成されてもよい。
また、本実施形態では、綴じ部材45が、ステイプル針等の導体片である構成について説明したが、綴じ部材45はシートSと誘電率が異なる材質で形成された部材であればよい。
また、本実施形態では、検出部34がシートSにおける綴じ部材45の有無及び綴じ部材45の位置を検出する構成にしたが、静電容量値から綴じ部材45の種類を識別することも可能である。例えば、静電容量値の変化量の違いからステイプル針とクリップが識別されてもよい。この場合、検出部34に対して予め第1の閾値と第1の閾値よりも大きな第2の閾値を設定する。第1の閾値以上かつ第2の閾値未満の場合にステイプル針が検出され、第2の閾値以上の場合にクリップが検出されてもよい。なお、第1、第2の閾値は、過去データ等から経験的、実験的、又は理論的に求められた値が使用される。
また、本実施形態では、測定部33が第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の静電容量値を個別に測定する構成にしたが、第1の検出電極31a−31cと第2の検出電極32の合成静電容量値を測定してもよい。このような場合でも、綴じ部材45の有無を検出することができる。
また、本実施形態では、検出装置30が手差し用搬送路L2でシートSに付いた綴じ部材45を検出する構成にしたが、検出装置30はメイン搬送路L1でシートSに付いた綴じ部材45を検出してもよい。この場合、ハウジング5に開閉可能に取り付けられた各種サイドカバーによって、手差し用搬送路L2及びメイン搬送路L1を外部に露出可能な位置に検出装置30が設けられることが好ましい。これにより、ユーザーによるシートSの取り除き作用が容易になる。
また、本実施形態では、画像形成装置としてプリンターを例示したが、画像形成装置は、コピー機及びファクシミリの他、プリント機能、コピー機能及びファックス機能等を複合的に備えた複合機でもよい。また、検出装置は、給紙装置、給紙カセット、自動原送り装置(ADF:Auto Document Feeder)に搭載されていてもよい。
また、本実施形態において、シートSは、画像の形成対象となるシート状のものであればよく、例えば、普通紙、コート紙、トレーシングペーパー、OHP(Over Head Projector)シートでもよい。
なお、本実施形態を説明したが、他の実施形態として、上記実施形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の技術は上記の実施形態に限定されるものではなく、技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、技術的思想を別の仕方によって実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様をカバーしている。
1 :プリンター(画像形成装置)
14 :画像形成部
30 :検出装置
31a−31c:第1の検出電極
32 :第2の検出電極
33 :測定部
34 :検出部
37 :搬送機構
38 :表示装置
45 :綴じ部材
L1、L2 :搬送路
S :シート

Claims (5)

  1. 搬送路上のシートに付いた綴じ部材を検出する検出装置であって、
    前記搬送路から離間して設置された第1の検出電極と、
    前記第1の検出電極に容量結合する第2の検出電極と、
    前記第1、第2の検出電極の間の静電容量値を測定する測定部と、
    静電容量値の変化に応じてシートの綴じ部材を検出する検出部と、を備えていることを特徴とする検出装置。
  2. 前記第1の検出電極は、搬送方向に直交する搬送幅方向に並んだ複数の電極であり、
    前記第2の検出電極は、搬送幅方向に存在する1つの長尺電極又は複数の電極であることを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記検出部は、綴じ部材を検出した場合に、搬送機構にシートの搬送を停止させるための停止信号を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の検出装置。
  4. 前記検出部は、綴じ部材を検出した場合に、表示装置に綴じ部材の検出位置を表示させるための位置信号を出力することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の検出装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の検出装置と、
    シートに対して画像を形成する画像形成部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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