JP6218525B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成部で回収されて搬送部により搬送されたトナーを回収容器に蓄積する画像形成装置、詳しくは搬送部に付設されたシャッター部材に関する。
画像形成部でトナー像を形成して像担持体に担持させ、直接又は中間転写体を介してトナー像を記録材に転写し、トナー像を転写された記録材を定着装置で加熱加圧して画像を記録材に定着させる画像形成装置が広く用いられている。
画像形成部では、トナー像の形成、転写に伴って転写残トナーが発生し、クリーニング装置によって回収される。現像装置が劣化した現像剤を少しずつ排出する場合もある。回収トナーや回収現像剤は、通常、画像形成部から搬送部を通じて搬送され、画像形成装置の筐体内に載置した回収容器に蓄積される。回収容器が満杯になると、画像形成装置筐体から回収容器ごと取り出して空の回収容器に交換される(特許文献1)。
特許文献1には、複数の画像形成部にそれぞれ連結された複数の搬送部を、共通の回収容器の一側面に対して同時に接続/分離可能な画像形成装置が示される。搬送部の下流端には閉じ方向にばね付勢されたシャッター部材が付設され、回収容器を搬送部から分離すると、シャッター部材が自動的に搬送部を封止してトナー漏れを阻止する。
特開2005−77513号公報
特許文献1に示される画像形成装置は、複数のシャッター部材が閉じる方向へ回収容器を一方向に押圧するため、回収容器が押し出されないように、拘束バンドやロックレバーを用いて回収容器を画像形成装置に固定しておく必要がある。
本発明は、回収容器を画像形成装置に固定しておかなくても、シャッター部材が閉じようとする力によって回収容器が押し出され難い画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、トナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で回収された回収トナーを搬送する搬送部と、前記搬送部に対して接続及び分離が可能であって前記搬送部の開口から流入した回収トナーを蓄積する回収容器と、前記開口に重ね合わせ可能な貫通孔を有し、前記搬送部の外周面の外側を回動可能に付設され、前記回収容器を接続する方向と交差する方向に回動されることで前記開口を開閉可能なシャッターと、前記シャッターを閉方向に付勢する付勢部材と、前記シャッターと前記回収容器のうち一方の部材に付設された当接部と、前記シャッターと前記回収容器のうち他方の部材に付設されて、前記搬送部に前記回収容器を接続する過程で前記当接部に連続的に当接して前記シャッターを前記付勢部材の付勢に逆らって前記開口を開放する方向に回動させる第一当接経路と、前記他方の部材に付設されて、前記搬送部に前記回収容器を接続する過程で前記当接部が前記第一当接経路と当接した後に当接する第二当接経路と、を備え、前記搬送部に前記回収容器を接続する方向に対する前記第二当接経路の傾き角度は、前記搬送部に前記回収容器を接続する方向に対する前記第一当接経路の傾き角度よりも小さく、前記搬送部に前記回収容器を接続する過程で、前記シャッターの回動軸線と同軸のつる巻き線状に配置されている前記第一当接経路が前記当接部と連続的に当接することで前記シャッターが回動される
本発明の画像形成装置では、シャッターを開放させる過程の後半で回収容器の接続動作に伴うシャッターの反力が低下して、回収容器を押し出す力が弱くなる。したがって、シャッターが閉じようとする力によって回収容器が押し出され難い。
画像形成装置の構成の説明図である。 回収トナーボックスの構成の説明図である。 回収トナーボックスの取り付け状態の説明図である。 実施例1のシャッター機構の説明図である。 シャッター機構の動作の模式図である。 低反力領域の説明図である。 実施例2のシャッター機構の説明図である。 実施例3における目隠しシャッター機構の説明図である。 目隠しシャッターの動作の説明図である。 回転規制形状の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施例1>
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図中(a)は画像形成装置の縦断面、(b)は回収トナーボックスの接続状態である。
図1の(a)に示すように、画像形成装置10は、中間転写ベルト16に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。画像形成装置10の動作は制御部23により制御される。
画像形成部Paでは、感光ドラム11aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト16に転写される。画像形成部Pbでは、感光ドラム11bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト16に転写される。画像形成部Pc、Pdでは、感光ドラム11c、11dにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト16に転写される。
シート(記録材)Sは、カセット20から1枚ずつ取り出されてレジストローラ23で待機する。レジストローラ23は、中間転写ベルト16上のトナー像にタイミングを合わせてシートSを二次転写部T2へ給送する。二次転写部T2にて四色のトナー像を二次転写されたシートSは、定着装置21へ搬送され、加熱加圧を受けて画像を定着された後に、排出トレイ22へ排出される。
(画像形成部)
図1の(a)に示すように、画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、現像装置14a、14b、14c、14dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、実質的に同一に構成される。以下では、イエローの画像形成部Paについて説明し、他の画像形成部Pb、Pc、Pdに関する重複した説明を省略する。
画像形成部Paは、感光ドラム11aの周囲に、帯電ローラ12a、露光装置13、現像装置14a、転写ローラ17a、及びドラムクリーニング装置15aを配置している。感光ドラム11aは、外周面に感光層が形成され矢印A方向に回転する。
帯電ローラ12aは、感光ドラム11aの表面を一様な負極性の暗部電位VDに帯電させる。露光装置13は、画像を走査線に展開した画像信号に基づいてON/OFF変調されたレーザービームを感光ドラム11aの表面に走査して、露光された部分の電位を明部電位VLに低下させて、感光ドラム11aの表面に静電像を形成する。
現像装置14aは、トナーとキャリアを含む現像剤を攪拌してトナーをマイナス、キャリアをプラスに帯電させた後に現像スリーブに穂立ち状態で担持させて、感光ドラム11aの静電像をトナー像に現像する。
転写ローラ17aは、中間転写ベルト16の内側面を押圧して感光ドラム11aと中間転写ベルト16との間にトナー像の転写部を形成する。転写ローラ17aに正極性の直流電圧が印加されることにより、感光ドラム11aに担持されたトナー像が中間転写ベルト16へ転写される。
中間転写ベルト16は、テンションローラ16a、駆動ローラ16c、及び二次転写内側ローラ16bに掛け渡して支持され、駆動ローラ16cに駆動されて矢印B方向へ回転する。二次転写ローラ19は、二次転写内側ローラ16bに支持された中間転写ベルト16に当接してトナー像の二次転写部T2を形成する。
(現像剤の回収)
図1の(a)に示すように、画像形成に伴って感光ドラム11aに転写残トナーが付着する。転写残トナーは、ドラムクリーニング装置15aのクリーニングブレードによって掻き取られ、搬送スクリューによって画像形成装置10の正面側へ搬送されて回収容器30に蓄積される。中間転写ベルト16に付着する転写残トナーは、ベルトクリーニング装置18のクリーニングブレードによって掻き取られ、搬送スクリューによって画像形成装置10の正面側へ搬送されて回収容器30に蓄積される。
現像装置14a内で二成分現像剤が長時間に渡って攪拌され続けると次第に帯電性能が低下するため、定常的に一定割合の二成分現像剤を現像装置14aから取り出して回収容器30に回収する。現像装置14aには、画像形成に伴って消費されるトナーを補うために、キャリアを10%ほど含む補給現像剤が補給される。現像装置14a内を循環する現像剤は、画像形成に伴ってトナー消費量に応じた割合で現像装置14aから少しずつオーバーフローし、劣化現像剤として回収容器30に蓄積される。
図1の(b)に示すように、ベルトクリーニング装置18の接続部とドラムクリーニング装置15a、15b、15c、15dの受渡部50a、50b、50c、50dは、それぞれ個別にシャッターを備えて、回収トナーボックス30に接続される。
(回収トナーボックス)
図2は回収トナーボックスの構成の説明図である。図3は回収トナーボックスの取り付け状態の説明図である。図2中、(a)は回収トナーボックスの正面断面図、(b)は背面図である。図3中、(a)は画像形成装置から回収トナーボックスを取り外した状態、(b)は画像形成装置に回収トナーボックスを取り付けた状態である。
図2の(a)に示すように、撹拌スクリュー31は、回収トナーボックス30内の収容部32に溜まったトナーを撹拌する。スクリューフラグ33は、カプリング34に形成されたボスの間隔に拘束されて、画像形成装置側のモータからの駆動力を撹拌スクリュー31に伝達する。回収トナーボックス30へ排出された回収トナーは、撹拌スクリュー31の高さにまで溜まると、撹拌スクリュー31によって収容部32内でまんべんなく均される。
撹拌パドル35は、攪拌スクリュー31に連動する不図示のクランクシャフトに駆動されて、紙面に垂直な方向に往復運動する。撹拌パドル35は、図1の(a)に示すベルトクリーニング装置18から回収トナーボックス30に排出されて図2の(b)に示すシャッター38の内側の空間に堆積したトナーを収容部32に掻き落す。
(満杯検知)
図2の(a)に示すように、撹拌スクリュー31によって収容部32内で均された回収トナーがトナー量検知部39の上側に設けられた入口39aに到達すると、回収トナーはトナー量検知部39の内側に入り込む。トナー量検知部39は、図3の(b)に示すように画像形成装置10側に付設されたフォトインタラプタPIによってトナーの有無を常時監視されている。回収トナーが検知部分39bに溜まってフォトインタラプタPIの検出光路が遮断されると、制御部(23:図1)は、回収トナーボックス30が満杯であると判断して、操作パネルに「回収トナーボックス30の交換要求」を表示する。
なお、回収トナーボックス30が満杯であると判断するタイミングは、トナー量検知部39の検出光路が遮断された直後に限らず、遮断されてから所定枚数の印刷後でもよい。満杯の検知は、フォトインタラプタPIには限らず、トナー量検知部39のトナーを直接的・間接的に検知する方式にも限らない。収容部32に回収された回収トナーがある一定の高さに入ったことを検知する方法は、超音波センサやインダクセンサ等の非接触方式でもよく、ピエゾセンサやプッシュスイッチを用いた接触方式等でもよい。
(回収トナーボックスの着脱)
図3の(a)に示すように、第一の状態では、回収トナーボックス(30:図2)が取り外されて、画像形成装置10下部にベルトクリーニング装置18と画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが露出している。画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdからは、受渡部50a、50b、50c、50dが突出している。ベルトクリーニング装置18の接続部とドラムクリーニング装置15a、15b、15c、15dの受渡部50a、50b、50c、50dは、それぞれシャッターで封止されている。
図2の(a)に示すように、受渡部50a、50b、50c、50dが接続される上部の空間とトナーが蓄積される下部の収容部32との間には、引張バネ40によって封止方向に付勢された封止部材36が配置される。受入口37a、37b、37c、37dは、封止部材36に連動して開閉する受入口シャッター41a、41b、41c、41dが付設されている。封止部材36及び受入口シャッター41a、41b、41c、41dは、第一の状態にあるとき、常に封止状態を保って、回収トナーボックス30が転倒しても外部へトナーをこぼさない。
第一の状態では、受入口37と収容部32の間を封止する封止部材36がトナー量検知部の入口39aと収容部32との間も封止しているので、回収トナーボックス30の転倒等に伴ってトナー量検知部39の入口39aにトナーが入り込むことが防止される。
図3の(b)に示すように、第二の状態では、受渡部50a、50b、50c、50dを回収トナーボックス30の受入口37a、37b、37c、37dに挿入して、画像形成装置10の所定位置に回収トナーボックス30が取り付けられる。接続部18eと受渡部50a、50b、50c、50dが接続されることで、回収トナーボックス30がトナーを受け入れ可能になる。ドラムクリーニング装置15a、15b、15c、15dで回収された転写残トナーは、受渡部50a、50b、50c、50dの下側に配置された受渡口(51a:図4)を通じて回収トナーボックス30内に排出される。
図2の(a)に示すように、第二の状態では、受入口シャッター41a、41b、41c、41dが受渡部50a、50b、50c、50dに押圧されて内側へ開放される。受入口シャッター41と連動して封止部材36が引張バネ40に逆らってスライドして受入口37a、37b、37c、37dと収容部32とが連通する。
(ベルトクリーニング装置の接続)
図2の(b)に示すように、ベルトクリーニング装置(18:図1)に対する回収トナーボックス30の接続口には回収トナーボックス30の挿抜方向にスライドして開閉するシャッター38が付設されている。シャッター38は、不図示のバネによって封止方向に付勢され、第一の状態にあるとき、常に封止状態を保って、回収トナーボックス30が転倒しても外部へトナーをこぼさない。
回収トナーボックス30の取り付けに伴ってシャッター38が開放方向にスライドして、ベルトクリーニング装置18のトナー排出部と回収トナーボックス30の内部空間とを連通させる。回収トナーボックス30の挿抜方向と平行方向にスライドするシャッターの場合、開放状態でシャッターを退避させる空間を、回収トナーボックス30を挿入する奥側に確保する必要がある。しかし、受渡部50a、50b、50c、50dの回収トナーボックス30を挿入する奥側にはシャッターを退避させる空間が無い。
そこで、受渡部50a、50b、50c、50dには、受渡部50a、50b、50c、50dと同軸に回転して受渡部50a、50b、50c、50dの開口部を封止する封止シャッター52を配設している。
(受渡部の構成)
図4は実施例1のシャッター機構の説明図である。図5はシャッター機構の動作の模式図である。図4中、(a)は封止状態、(b)は開放状態、(c)は回収トナーボックス側に配置されたシャッター駆動部である。
図3の(b)に示すように、画像形成部Paから突出した受渡部50aは、図3の(a)に示すように、回収トナーボックス30に挿入されて使用済みトナーを排出する。
図4の(a)に示すように、封止シャッター52は、有底円筒状に形成される。封止シャッター52は、搬送パイプ51の先端部の外周を覆って搬送パイプ51と同軸で回動可能である。搬送パイプ51の外周を覆って回動する封止シャッター52を配設することで、封止状態でも開放状態でも作動過程でも退避領域は封止シャッター52の回動領域のみに限定される。このため、図4の(b)に示すように、シャッターを挿入方向にスライドさせる方式よりも小スペースで受渡口51aの封止を実現できる。
回収トナーボックス30を押し込んで画像形成装置10に取り付ける初期段階では、受渡部50aの封止シャッター52が封止状態にあって、受渡部50aからのトナーの落下を阻止する。
図4の(b)に示すように、画像形成装置10に回収トナーボックス30を取り付けた最終段階では、受渡部50aの封止シャッター52が開放状態に保持されて、受渡部50aから回収トナーボックス30へトナーを落下可能である。
図4の(c)に示すように、回収トナーボックス30の受入口37aには、受渡部50aに付設されたシャッター機構を作動させるための当接リブ37eが設けられている。
実施例1では、封止シャッター52に形成した螺旋リブ52bの傾き角度θ1のテーパー1と傾き角度θ2のテーパー2とを次式のように設定して、ねじりコイルバネ53による回転方向の付勢力を切り替える。傾き角度θは、後述するように、回収トナーボックス30の挿抜方向に対するテーパー面の傾き角度(90度から螺旋のつるまき線のリード角αを引いた値)である。
θ1>θ2
回収トナーボックス30の押し込み中はテーパー1が回収トナーボックス30と当接して封止シャッター52を回転させ、回収トナーボックス30を画像形成装置10に装着し終えた状態では、テーパー2が回収トナーボックス30と当接している。
図5に示すように、画像形成部Paの受渡部50aは、回収トナーボックス30の受入口37aに接続される。ドラムクリーニング装置15aによって回収された使用済みトナーは、搬送スクリュー51sによって搬送パイプ51内を受渡口51aへと搬送される。
封止シャッター52は、ねじりコイルばね53によって矢印A方向に付勢されているので、回収トナーボックス30が接続されていない状態では常に受渡口51aを封止された状態に保つ。
回収トナーボックス30に受渡部50aが挿入される過程で、受入口37aに付設された当接リブ37eが封止シャッター52の螺旋リブ52bに当接して、図4の(a)に示すように、封止シャッター52を矢印A方向とは逆向きに回転させる。
画像形成装置10に回収トナーボックス30が装着された状態では、受渡口51aと封止シャッター開口部52aが重なった状態で封止シャッター52の回転が停止している。搬送パイプ51内を搬送される使用済みトナーは、受渡口51aと封止シャッター開口部52aが重なった穴から回収トナーボックス30内へ排出可能である。
このとき、図4の(b)に示すように当接リブ37eが螺旋リブ52bのつる巻き線の傾き角度θが小さい(リード角αが大きい)低反力領域52cに到達しているため、封止シャッター52を挿入方向の反対方向へ押し戻す力が小さくなっている。
(着脱時の反力)
図7の(a)に示すように、回収トナーボックス30を画像形成装置10に押し込む途中のねじりコイルばね53による付勢力の押し込み方向の分力をf1とする。図7の(b)に示すように、回収トナーボックス30を画像形成装置10に装着し終えた状態でのねじりコイルばね53による付勢力の押し込み方向の分力をf2とする。これらの分力は図7の(c)に示す当接リブ37aの当接位置に発生する。
分力f1は、ねじりコイルばね53の付勢力をfcとし、螺旋リブ52bのつる巻き線のリード角α1と90°の差分角(90−α1)をθ1とすると次式により求められ、押し込み方向に対する螺旋面の傾き角度θ1によって調整が可能である。簡単に説明するとねじりコイルばね53による螺旋面の面圧がfc・cosθでその移動方向分力は、面圧にsinθ1を乗じた値である。
f1=fc・sinθ1・cosθ1
分力f2は、ねじりコイルばね53の付勢力をfcとし、低反力領域52cのつる巻き線のリード角α2と90°の差分角(90−α2)をθ2とすると次式により求められ、押し込み方向に対する低反力領域52cの傾き角度θ2によって調整が可能である。
f2=fc・sinθ2・cosθ2
ここで、図7の(b)に示す低反力領域52cの傾き角度(θ2:図6(a))が小さくなると、回収トナーボックス30の押し込み方向の移動に対して、封止シャッター52がほとんど回転しなくなる。このため、装着状態での回収トナーボックス30の位置精度が高くなくても、封止シャッター52の開放状態はほぼ一定に再現される。図7の(c)に示す当接リブ37eが低反力領域52cに当接していれば、封止シャッター52が開放状態にあることを保証することができる。
空の回収トナーボックス30が画像形成装置10に装着されて複数の搬送パイプ51に接続された状態における回収トナーボックス30の最大静止摩擦力をFとする。シャッター38を開放状態に保つ際の反力をf38とする。このとき、押し込み方向に対する低反力領域52cの傾き角度θ2を以下の関係を満たすように設計することで、回収トナーボックス30は最大静止摩擦力Fのみで位置保持する。回収トナーボックス30を画像形成装置10に固定するためのバンドやレバー等の固定部材が不要になる。回収トナーボックス30の着脱時に固定部材を操作する必要がなくなることで、回収トナーボックス30自体を持って着脱操作をすることが可能になる。
f38+4×f2>F
このため、低反力領域52cを介してねじりコイルばね53が回収トナーボックス30を搬送パイプ51から分離する方向へ付勢する合計の力をΣf2とするとき、F>Σf2の関係が成立している。また、螺旋面の傾き角度θ1を次式のように設定すれば、画像形成装置10からの回収トナーボックス30の引き出し時に分力f1を補助力として利用できる。
f38+4×f1>F
これにより、封止シャッター52の付勢力を利用して、使用済みトナーが満たされて重くなった回収トナーボックス30の引き出し時に必要な力を節約できる。引き出しの動き始めに大きな力で引っ張って、勢い余って回収トナーボックス30が画像形成装置10から落下する可能性が低くなる。
以上説明したように、実施例1では、搬送部の一例である搬送パイプ51は、画像形成部Paで回収された回収トナーを搬送する。回収容器の一例である回収トナーボックス30は、複数の搬送パイプ51を同時に並行して接続可能である。回収トナーボックス30は、搬送パイプ51に対して接続及び分離が可能であって開口の一例である受渡口51aから流入した回収トナーを蓄積する。
シャッターの一例である封止シャッター52は、搬送パイプ51に付設されて回収トナーボックス30を接続する方向と交差する方向へ移動して受渡口51aを開閉可能である。封止シャッター52は、受渡口51aに重ね合わせ可能な貫通孔を有して搬送パイプ51の外周面の外側を回転可能である。螺旋リブ52bは、封止シャッター52の外周面に封止シャッター52の回転軸と同軸のつる巻き線状に配置される。封止シャッター52は、貫通孔を下方に移動させた状態で受渡口51aを開放し、貫通孔を上方に移動させた状態で受渡口51aを封止する。
付勢部材の一例であるねじりコイルばね53は、封止シャッター52を閉方向に付勢する。被当接部の一例である螺旋リブ52bは、封止シャッター52に設けられ、回収トナーボックス30の装着動作に伴い回収トナーボックス30と当接されることで封止シャッター52を開方向へ移動させる力を受ける。
螺旋リブ52bから回収トナーボックス30に対して装着方向へ作用する力は、封止シャッター52が第一回動位置に位置するときよりも、第一回動位置よりも封止シャッター52を開方向へ回動させた第2回動位置に位置するときの方が小さくなる。
(比較例との対比)
図1の(b)に示す受渡部50a、50b、50c、50dに、図7の(b)に示す低反力領域52cを有しない、最後まで螺旋リブ52bが続く封止シャッター52が付設されている場合を考える。この場合、回収トナーボックス30が画像形成装置10に装着された状態で封止シャッター52が回収トナーボックス30に押し出す方向の大きな力を作用させる。
また、図1の(b)に示す受渡部50a、50b、50c、50dに、シャッター38と同様な回収トナーボックス30の挿抜方向にスライドするシャッターを付設している場合を考える。この場合も、回収トナーボックス30が画像形成装置10に装着された状態で封止シャッター52が回収トナーボックス30に押し出す方向の大きな力を作用させる。
これらの比較例では、回収トナーボックス30が押し出されて画像形成装置10から脱落しないように、画像形成装置10に回収トナーボックス30を固定する機構が必要である。例えば、特許文献1に示されるように、画像形成装置10に固定レバーを左右方向にスライド自在に組み付けておくことが考えられる。
回収トナーボックス30が画像形成装置10に装着された状態では、固定レバーは回収トナーボックス30側にスライドし、回収トナーボックス30に係合することで、回収トナーボックス30の抜け出しを抑制している。シャッターに配設されたバネの付勢力を固定レバーが受け止めることによって、画像形成装置10内で回収トナーボックス30の位置を決めている。シャッターを封止方向に付勢するバネが回収トナーボックス30を画像形成装置10から押し出そうとする付勢力を固定レバーが相殺している。
比較例では、画像形成装置10から回収トナーボックス30を取り出す際には、固定レバーを解除すると、ばねの付勢力によって回収トナーボックス30が正面側に押し出されるため、大容量の回収トナーボックスであっても取り出しは容易である。使用済みトナーで満たされた回収トナー容器30は容量に応じて相当重くなるが、ばねの付勢力が取り出す補助力となるため、容易に回収トナーボックス30を取り出すことが可能である。
しかし、回収トナーボックス30を画像形成装置10に取り付ける際には、シャッターを封止方向に付勢するバネの付勢力に逆らって回収トナーボックス30を画像形成装置10に位置決めして押し込む必要がある。回収トナーボックス30の抜け出しを抑制しながら、受渡部50a、50b、50c、50dを同時に受入口37a、37b、37c、37dに位置合わせする必要がある。この操作は比較的難しい。
また、固定レバーを用いて回収トナーボックス30を固定している状態で固定レバーを解除すると、シャッターに配設されたバネの付勢力によって、回収トナーボックス30がいきなり押し出される場合がある。回収トナーボックス30の容量が小さい場合や、回収トナーボックス30を満杯以前に取り外す場合、固定レバーの解除と同時に勢い余って回収トナーボックス30が画像形成装置10から落下する可能性がある。
これらの課題を改善するために、固定レバーとは別に規制部材を設ける方法も考えられる。しかし、画像形成装置の構成が複雑になることに加えて、回収トナーボックス30の交換手順も複雑になる。固定レバーの操作によるロック解除に加えて規制部材から取り外す操作が追加されて、回収トナーボックス30の交換に伴う工数が増えてしまう。
これに対して、実施例1では、回収トナーボックス30が画像形成装置10に装着された状態において、分力f2が、空の状態の回収トナーボックス30の最大静止摩擦力Fよりも弱くなるため、回収トナーボックス30の固定レバーが不要である。回収トナーボックス30を所定位置に保持するための特別な固定部材が不要である。実施例1では、固定部材を操作する必要がないため、回収トナーボックス30自体を両手で持って着脱操作することが可能になる。回収トナーボックス30を取り外す際にシャッターのバネによる付勢力の分力f1によって、勢い余って回収トナーボックス30が画像形成装置本体から飛び出す可能性が低くなる。回収トナーボックス30の画像形成装置10への着脱性、特に取り外し性が改良されている。
回収トナーボックス30の押し込み中はテーパー1が回収トナーボックス30と当接して封止シャッター52を回転させ、回収トナーボックス30を画像形成装置10に装着し終えた状態では、テーパー2が回収トナーボックス30と当接している。
(実施例1の効果)
実施例1では、螺旋リブ52b(第一当接経路)は、当接リブ37e(当接部)に連続的に当接して封止シャッター52をねじりコイルばね53の付勢に逆らって受渡口51aを開放する方向に移動させる。低反力領域52c(第二当接経路)は、搬送パイプ51に回収トナーボックス30を接続する過程で螺旋リブ52bの後に当接リブ37eに当接する。接続する方向に対する低反力領域52cの傾き角度は、0度であるため、接続する方向に対する螺旋リブ52bの傾き角度よりも小さい。このため、装着位置の回収トナーボックス30に作用する押し戻し方向の力は小さい。
実施例1では、入口領域52e(第三当接経路)は、封止シャッター52に付設されて搬送パイプ51に回収トナーボックス30を接続する過程で螺旋リブ52bの前に当接リブ37e(当接部)に当接する。接続する方向に対する入口領域52eの傾き角度は、0度であるため、接続する方向に対する螺旋リブ52bの傾き角度よりも小さい。このため、回収トナーボックス30の位置決め時に作用する押し戻し方向の力は小さい。
実施例1では、回収トナーボックス30が複数の搬送パイプ51に接続された状態における回収トナーボックス30の最大静止摩擦力をFとする。低反力領域52cを介してねじりコイルばね53が回収トナーボックス30を搬送パイプ51から分離する方向へ付勢する合計の力をf2とする。このとき、F>f2の関係が成立する。このため、回収トナーボックス30は自重で装着位置に保たれる。
実施例1では、回動式の封止シャッター52を採用することで、着脱の短いストロークでも、回収トナーボックス30を押し出す方向にバネの付勢力が働かないシャッターを構成できる。螺旋リブ52bのテーパーの形状や位置を調整することで、開閉のタイミングを調整可能な、回収トナーボックス30を押し出す方向に働かない封止シャッター52を提供できる。
実施例1では、プロセスカートリッジの輸送時や交換等の場面において、封止シャッター52に直接力が加わった場合でも、封止シャッター52の回転を制限してトナー飛散を低減できる。
実施例1では、回収トナーボックス30の交換時に、回収トナーボックス30が抜け出し落下する可能性を低減できる。
<実施例2>
図6は低反力領域の説明図である。図7は実施例2のシャッター機構の説明図である。図6中、(a)は実施例1、(b)は実施例2、(c)は実施例3である。図7中、(a)は封止状態、(b)は開放状態、(c)は回収トナーボックス側に付設されたシャッター駆動部である。
図6の(a)に示すように、封止シャッター52の周面の180度を展開してつる巻き曲線の螺旋ガイドを説明する。実施例1では、低反力領域52cのつる巻き曲線のリード角α2=80度である。
図6の(b)に示すように、実施例2では、低反力領域52cのつる巻き曲線のリード角α2=90度である。実施例2は、実施例1における低反力領域の傾き角度θ2が0度である以外は実施例1と同一に構成される。このため、図6中、実施例1と共通する構成には図4と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図7の(b)に示すように、実施例2では、回収トナーボックス30の押し込み方向に対する低反力領域52cの傾き角度θ2=(90−α2)=0度である。回収トナーボックス30の押し込み方向に平行になるように低反力領域52cを配設してθ2=0とする。このとき、回収トナーボックス30を画像形成装置10に装着した状態で、ねじりコイルばね53による付勢力は、全て回収トナーボックス30の押し込み方向と垂直な封止シャッター52を回転させる方向に加わる。回収トナーボックス30が画像形成装置10に装着された状態におけるねじりコイルばね53による付勢力の回収トナーボックス30の押し込み方向への分力f2は、次式となる。
f2=fc・sinθ2・cosθ2=fc・0・1・=0
封止シャッター52のねじりコイルばね53による付勢力を、回収トナーボックス30の押し込み方向とは垂直な方向に受けることで、分力f2=0になる。分力f2=0となるため、空の回収トナーボックス30の画像形成装置10に装着された状態での最大静止摩擦力Fに関係なく、回収トナーボックス30を画像形成装置10に固定するための固定部材が不要になる。
より正確には、シャッター38の影響を無視したとき、画像形成装置10に装着された状態での回収トナーボックス30の最大静止摩擦力Fとは無関係に回収トナーボックス30を画像形成装置10に固定することが可能になる。回収トナーボックス30と画像形成装置10との間の摩擦力の影響を受けずに回収トナーボックス30の位置を決定できる。
回収トナーボックス30の交換作業に伴って固定部材を操作する必要が無いため、回収トナーボックス30を両手で持って抜き取り/押し込みすることが可能になる。抜き取り/押し込み時、封止シャッター52のねじりコイルばね53による付勢力の分力f1によって、勢い余って回収トナーボックス30が画像形成装置10から抜け出して落下する可能性が低くなる。
<実施例3>
実施例3は、実施例1における低反力領域に凸部を設けてクリック感を発生させた以外は実施例1と同一に構成される。このため、図6の(c)中、実施例1と共通する構成には図6の(a)と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図6の(c)に示すように、実施例3では、低反力領域52cに凸部52fを設けて、回収トナーボックス30の押し込み過程の最後にクリック感を発生させた。
<実施例4>
図8は実施例4における目隠しシャッター機構の説明図である。図9は目隠しシャッターの動作の説明図である。図8中、(a)は封止状態、(b)は開放状態、(c)は回収トナーボックス側に付設されたシャッター駆動部である。
実施例4は、目隠しシャッターが追加された以外は実施例2と同一に構成される。このため、図8中、実施例2と共通する構成には図7と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図8の(b)に示すように、回収トナーボックス(30:図3)が画像形成装置10に装着された状態で、受渡部50aは、ドラムクリーニング装置15aから回収トナーボックス30に使用済みトナーを排出する。このとき、封止シャッター開口部52aには、受渡口51aを通る使用済トナーが付着する。
図8の(a)に示すように、回収トナーボックス(30:図3)が画像形成装置10から取り外されて封止シャッター開口部52aが受渡口51aを封止した状態で、目隠しシャッター54が封止シャッター開口部52aを覆うように当接する。これにより、封止シャッター開口部52aからのトナー飛散汚れを低減する。
図8の(b)に示すように、目隠しシャッター54は、画像形成部Paに対して、受渡パイプ51の軸と垂直な矢印B方向に移動可能である。
図8の(c)に示すように、回収トナーボックス30には、受入部37aに隣接してテーパー面37bが形成される。テーパー面37bに隣接して、図8の(b)に示す目隠しシャッター54の封止部54eが退避する窪み37hが形成される。図9に示すように、退避した目隠しシャッター54の封止部54eは、テーパー面37bに隣接する当接面37cに当接する。
図9に示すように、目隠しシャッター54は、圧縮バネ55によって封止シャッター52に当接する方向に付勢され、回収トナーボックス30が接続されていない状態では、常に封止シャッター開口部52aを覆った状態を保つ。
テーパー面54aは目隠しシャッター54の先端部に配設されている。回収トナーボックス30を受渡部50aに近づけていくと、受入口37aのテーパー面37bが目隠しシャッター54のテーパー面54aと当接して目隠しシャッター54を矢印Bの反対方向へ押し上げる。回収トナーボックス30の押し込み方向におけるテーパー面54aの位置を調節することで、目隠しシャッター54の開閉タイミングを調整可能である。
目隠しシャッター54がテーパー面37bに押し上げられる過程で、圧縮バネ55による付勢力の回収トナーボックス30の押し込み方向の分力f3は、目隠しシャッター54のテーパー面54aとテーパー面37bの当接角度θ3に応じて変化する。
回収トナーボックス30が画像形成装置10へ装着完了すると、当接面37cが当接面54bに当接し、目隠しシャッター54の封止部54eが封止シャッター52から離間している。
目隠しシャッター54が当接面37cに沿って移動する過程では、圧縮バネ55による付勢力の回収トナーボックス30の押し込み方向の分力f4は、目隠しシャッター54の当接面54bと当接面37cとの当接角度θ4に応じて変化する。
当接面37cを回収トナーボックス30の押し込み方向と平行にすれば、当接面37cと当接面54bの当接角度θ4=0度である。このとき、回収トナーボックス30を画像形成装置10に装着した状態での圧縮バネ55による付勢力は、全て押し込み方向と垂直な方向に加わり、押し込み方向の分力f4=0となる。分力f4=0であれば、回収トナーボックス30を画像形成装置10に固定するための固定部材を考える際に、目隠しシャッター54を考慮する必要が無い。
以上説明したように、封止部材の一例である目隠しシャッター54は、封止シャッター52の回転軸に垂直な方向に移動して貫通孔を封止可能である。別の付勢部材の一例である圧縮バネ55は、貫通孔を封止する方向に目隠しシャッター54を付勢する。第一傾斜面の一例であるテーパー面54a、37bは、搬送パイプ51に回収トナーボックス30を接続する過程で目隠しシャッター54を圧縮バネ55の付勢に逆らって貫通孔を開放する方向に移動させる。第二傾斜面の一例である当接面54b、37cは、第一傾斜面の後に目隠しシャッター54を圧縮バネ55の付勢に逆らって支持する。接続する方向に対する当接面54b、37cの傾き角度は、前記接続する方向に対するテーパー面54a、37bの傾き角度よりも小さい。
(着脱時の反力)
実施例4では、圧縮バネ55による目隠しシャッター54の付勢力の押し込み方向の分力f4が回収トナーボックス30に作用する。このため、空の回収トナーボックス30が最大静止摩擦力Fのみで画像形成装置10上に停止する条件は次式となる。
f38+4×f2+4×f4>F
また、回収トナーボックス30の抜き取りに際して圧縮バネ55による目隠しシャッター54の付勢力の押し込み方向の分力f3を補助力に利用できる条件は次式となる。
f38+4×f2+4×f4<F
これにより、固定部材を設けることなく、回収トナーボックス30を画像形成装置10に装着することができる。固定部材を操作する必要がなくなることで、回収トナーボックス30自体を持って着脱操作をすることが可能になる。
(回転規制形状)
図10は回転規制形状の説明図である。図10に示すように、目隠しシャッター54は、封止シャッター52の回転規制部材を兼ねている。
目隠しシャッター54の回転規制形状はプロセスユニットPを交換する際等に、ユーザーが意図せずに封止シャッターに触れ封止シャッターが開放することによる、トナー飛散防止を目的とする。
目隠しシャッター54の封止シャッター52に対する対向面に回転規制リブ54cが設けられる。封止シャッター52の目隠しシャッター54に対する対向面に回転被規制リブ52dが設けられる。
回収トナーボックス30が画像形成装置10から取り出され状態では、目隠しシャッター54の回転規制リブ54cが封止シャッター52の回転被規制リブ52dに当接して封止シャッター52の回転を規制する。
回収トナーボックス30が画像形成装置10に装着される過程では、最初に目隠しシャッター54が受入口37aのテーパー面37bに当接して開放される。それと同時に回転規制リブ54cが回転被規制リブ52dから離脱して封止シャッター52が回転自在となる。
その後、受入れ口37が封止シャッター52に当接して封止シャッター52を開放すると、画像形成装置10に対する回収トナーボックス30の装着が完了する。
実施例4では、回転規制形状を目隠しシャッター54に設けることで、回収トナーボックス30が装着されていない状態では封止シャッター52の回転を規制して開放を阻止するため、回収トナーボックス30からトナーが漏れ出しにくい。回収トナーボックス30を画像形成装置10に装着するだけで、装着動作以外の操作を必要とせずに、封止シャッター52の回転規制を解除できる。
<その他の実施例>
本発明は、シャッター部材の閉じ過程の後半に回収容器の挿入抵抗が低下する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。当接経路は、つる巻き線状の構造には限らず、図6に示すような案内溝を形成した平板な形状でもよい。つる巻き線状の当接経路は、スクリュー羽根には限らず、スクリュー溝でもよい。
実施例1では、当接部の一例である当接リブ37eは、一方の部材の一例である回収トナーボックス30に付設され、第一当接経路の一例である螺旋リブ52bは、他方の部材の一例である封止シャッター52に付設される。一方の部材と他方の部材の関係は逆にしてもよい。
本発明は、画像形成装置の帯電方式、静電像形成方式、転写方式、定着方式に関わらず実施できる。本実施例では、タンデム型カラー画像形成装置について説明したが、その他の各種画像形成装置においても、本発明は実施可能である。
Pa、Pb、Pc、Pd 画像形成部
11a、11b、11c、11d 感光ドラム
14a、14b、14c、14d 現像装置
15a、15b、15c、15d ドラムクリーニング装置
18 ベルトクリーニング装置、30 回収トナーボックス
37a、37b、37c、37d 受入口、37e 当接リブ
38 シャッター、50a、50b、50c、50d 受渡部
51 搬送パイプ、52 封止シャッター、52b 螺旋リブ
52c 低反力領域、52e 入口領域、53 ねじりコイルばね
54 目隠しシャッター

Claims (7)

  1. トナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部で回収された回収トナーを搬送する搬送部と、
    前記搬送部に対して接続及び分離が可能であって前記搬送部の開口から流入した回収トナーを蓄積する回収容器と、
    前記開口に重ね合わせ可能な貫通孔を有し、前記搬送部の外周面の外側を回動可能に付設され、前記回収容器を接続する方向と交差する方向に回動されることで前記開口を開閉可能なシャッターと、
    前記シャッターを閉方向に付勢する付勢部材と、
    前記シャッターと前記回収容器のうち一方の部材に付設された当接部と、
    前記シャッターと前記回収容器のうち他方の部材に付設されて、前記搬送部に前記回収容器を接続する過程で前記当接部に連続的に当接して前記シャッターを前記付勢部材の付勢に逆らって前記開口を開放する方向に回動させる第一当接経路と、
    前記他方の部材に付設されて、前記搬送部に前記回収容器を接続する過程で前記当接部が前記第一当接経路と当接した後に当接する第二当接経路と、を備え、
    前記搬送部に前記回収容器を接続する方向に対する前記第二当接経路の傾き角度は、前記搬送部に前記回収容器を接続する方向に対する前記第一当接経路の傾き角度よりも小さく、
    前記搬送部に前記回収容器を接続する過程で、前記シャッターの回動軸線と同軸のつる巻き線状に配置されている前記第一当接経路が前記当接部と連続的に当接することで前記シャッターが回動されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記接続する方向に対する前記第二当接経路の傾き角度は、0度であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記回収容器に複数の前記搬送部を同時に並行して接続可能であって、
    前記回収容器が複数の前記搬送部に接続された状態における前記回収容器の最大静止摩擦力をFとし 、前記第二当接経路を介して前記付勢部材が前記回収容器を前記搬送部から分離する方向へ付勢する合計の力をf2とするとき、
    F>f2の関係が成立することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記他方の部材に付設されて前記搬送部に前記回収容器を接続する過程で前記第一当接経路の前に前記当接部に当接する第三当接経路を備え、
    前記接続する方向に対する前記第三当接経路の傾き角度は、前記接続する方向に対する前記第一当接経路の傾き角度よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記接続する方向に対する前記第三当接経路の傾き角度は、0度であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記シャッターは、前記貫通孔を下方に移動させた状態で前記開口を開放し、前記貫通孔を上方に移動させた状態で前記開口を封止することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記シャッターの回転軸に垂直な方向に移動して前記貫通孔を封止可能な封止部材と、
    前記貫通孔を封止する方向に前記封止部材を付勢する別の付勢部材と、
    前記封止部材と前記回収容器の少なくとも一方に付設されて、前記搬送部に前記回収容器を接続する過程で前記封止部材を前記別の付勢部材の付勢に逆らって前記貫通孔を開放する方向に移動させる第一傾斜面と、
    前記回収容器に付設されて、前記第一傾斜面の後に前記封止部材を前記別の付勢部材の付勢に逆らって支持する第二傾斜面と、を備え、
    前記接続する方向に対する前記第二傾斜面の傾き角度は、前記接続する方向に対する前記第一傾斜面の傾き角度よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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