JP2002311772A - 廃トナー回収装置及び該回収装置を有する画像形成装置 - Google Patents

廃トナー回収装置及び該回収装置を有する画像形成装置

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JP2002311772A
JP2002311772A JP2001116228A JP2001116228A JP2002311772A JP 2002311772 A JP2002311772 A JP 2002311772A JP 2001116228 A JP2001116228 A JP 2001116228A JP 2001116228 A JP2001116228 A JP 2001116228A JP 2002311772 A JP2002311772 A JP 2002311772A
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waste toner
toner container
shutter
toner
container
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Masami Hiramatsu
正己 平松
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃トナー容器を画像形成装置本体内に装着し
たとき、その廃トナー容器内に挿入された廃トナー搬送
管に形成されているトナー排出口から廃トナーを廃トナ
ー容器内に排出する廃トナー回収装置において、廃トナ
ー容器を画像形成装置本体外に取り出し、廃トナー搬送
管が廃トナー容器外に抜き出されたとき、そのトナー排
出口から廃トナーがこぼれ落ちることを防止する。 【解決手段】 廃トナー搬送管18のトナー排出口24
が廃トナー容器16の外に出たとき、そのトナー排出口
24を閉鎖するシャッター19を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置本体
内に着脱可能に装着される廃トナー容器と、該廃トナー
容器が画像形成装置本体内の所定の位置に装着されたと
き、該廃トナー容器に形成された開口部を通して当該廃
トナー容器内に挿入され、かつ廃トナー容器が画像形成
装置本体外に取り出されたとき、該廃トナー容器から抜
き出される廃トナー搬送管とを具備し、廃トナー容器が
画像形成装置本体内の所定の位置に装着された状態で該
廃トナー容器内に位置する廃トナー搬送管の部分に少な
くとも1つのトナー排出口が形成され、該廃トナー搬送
管に送り込まれた廃トナーを該トナー排出口を通して廃
トナー容器内に排出する廃トナー回収装置、及び該回収
装置を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、プリンタ、ファクシミリ、
或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機な
どとして構成される画像形成装置に、廃トナーを回収し
て収容する廃トナー回収装置を設けることは従来より周
知であり、かかる廃トナー回収装置として冒頭に記載し
た形式の装置を用いることも既に公知である。この形式
の廃トナー回収装置は、廃トナー容器が画像形成装置本
体内の所定の位置に装着された状態で廃トナー搬送管が
廃トナー容器内に挿入され、その廃トナー搬送管を通し
て搬送された廃トナーが廃トナー搬送管のトナー排出口
から廃トナー容器内に排出される。廃トナー容器を交換
すべく、その廃トナー容器を画像形成装置本体から引き
出すと、廃トナー搬送管が廃トナー容器から抜き出され
るので、支障なく廃トナー容器を画像形成装置本体に対
して着脱することができる。
【0003】ところが、廃トナー容器を画像形成装置本
体外に取り出したとき、廃トナー搬送管が廃トナー容器
から抜き出されるので、その廃トナー搬送管に形成され
たトナー排出口から多少のトナーがこぼれ落ち、画像形
成装置本体内をトナーで汚したり、そのトナーが、画像
形成装置本体内に装着された廃トナー容器に付着して当
該廃トナー容器をトナーで汚すおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
欠点を除去できる冒頭に記載した形式の廃トナー回収装
置を提供することを第1の目的とし、かかる装置を有す
る画像形成装置を提供することを第2の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、冒頭に記載した形式の廃トナー回収
装置において、前記廃トナー容器が画像形成装置本体内
の所定の位置に装着されているとき、該廃トナー容器内
に位置する前記トナー排出口から廃トナーが排出される
ことを許容し、トナー排出口が廃トナー容器外に出たと
きは、該トナー排出口から廃トナーが落下することを阻
止するシャッターを設けたことを特徴とする廃トナー回
収装置を提案する(請求項1)。
【0006】その際、前記シャッターは、前記トナー排
出口から廃トナーが排出されることを許容する位置と、
該トナー排出口から廃トナーが落下することを阻止する
位置との間を、廃トナー搬送管の長手方向に作動可能に
当該廃トナー搬送管に嵌合している管状の部材として構
成され、画像形成装置本体に対する廃トナー容器の着脱
時に、シャッターが前記開口部を通して廃トナー容器内
に挿入され、又は該廃トナー容器内から抜き出されるよ
うに構成されていると有利である(請求項2)。
【0007】また、上記請求項1又は2に記載の廃トナ
ー回収装置において、前記シャッターが廃トナー容器の
開口部に挿入され、又は抜き出されるときに該シャッタ
ー先端部の上部と下部となる部分が先細状に形成されて
いると有利である(請求項3)。
【0008】さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに
記載の廃トナー回収装置において、前記廃トナー容器
は、画像形成装置本体に対する廃トナー容器の着脱時に
該廃トナー容器外に出たシャッター部分の下方に位置す
るトナー受け部を有していると有利である(請求項
4)。
【0009】また、上記請求項1乃至4のいずれかに記
載の廃トナー回収装置において、前記廃トナー容器は、
画像形成装置本体に対する廃トナー容器の着脱時に前記
シャッターに干渉して当該シャッターに衝撃を与える突
部を有していると有利である(請求項5)。
【0010】さらに、上記請求項1乃至5のいずれかに
記載の廃トナー回収装置において、前記トナー排出口
は、廃トナー搬送管内の廃トナーが該トナー排出口を通
して落下できるように、廃トナー搬送管の下部に形成さ
れ、前記シャッターには、廃トナー容器が画像形成装置
本体内の所定の位置に装着されているとき、前記トナー
排出口に合致して該トナー排出口から廃トナーが排出さ
れることを許容し、かつ該トナー排出口が廃トナー容器
外に出たときは、トナー排出口からの廃トナーの落下を
阻止すべく、トナー排出口に合致することのないトナー
出口が形成され、前記トナー排出口が廃トナー容器外に
出たとき、前記トナー出口が上部を向くように、画像形
成装置本体に対する廃トナー容器の着脱時にシャッター
を回転させるシャッター回転手段を設けると有利である
(請求項6)。
【0011】また、本発明は、上記第2の目的を達成す
るため、請求項1乃至6のいずれかに記載の廃トナー回
収装置を具備する画像形成装置を提案する(請求項
7)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0013】図1は画像形成装置の一例であるカラープ
リンタを示す概略図であり、符号1は画像形成装置本体
を示している。この画像形成装置本体1内には次に説明
する作像手段が配置されている。すなわち、画像形成装
置本体内には、ドラム状の感光体として構成された第1
乃至第4の像担持体2Y,2M,2C,2BKを有し、
その各像担持体上にイエロートナー像、マゼンタトナー
像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形
成される。第1乃至第4の像担持体2Y乃至2BKに対
向して転写ベルト8が配置され、この転写ベルト8は、
ローラ4,5,6,7に巻き掛けられて矢印A方向に走
行駆動される。
【0014】第1乃至第4の各像担持体2Y,2M,2
C,2BK上にトナー像を形成する構成と、その作用は
実質的に全て同一であるため、第1の像担持体2Yにト
ナー像を形成する構成だけを説明する。この像担持体2
Yは図1における時計方向に回転駆動され、このとき帯
電ローラ11によって像担持体表面が所定の極性に均一
に帯電される。次いでその帯電面に、レーザ書き込みユ
ニット21から出射する光変調されたレーザビームLが
照射される。これによって像担持体2Y上に静電潜像が
形成され、その静電潜像が現像装置3によってイエロー
トナー像として可視像化される。
【0015】一方、給紙部10から、例えば転写紙又は
樹脂シートや樹脂フィルムなどから成る記録材Sが矢印
B方向に給送され、その記録材Sが、像担持体2Yと転
写ベルト8の間に送り込まれ、転写ベルト8に担持され
て搬送される。転写ベルト8を挟んで、像担持体2Yに
ほぼ対向する位置には転写装置9が配置され、その転写
装置9の作用によって、像担持体2Y上のイエロートナ
ー像が記録材S上に転写される。記録材Sに転写され
ず、像担持体2Y上に残された転写残トナーは、クリー
ニング装置12によって除去される。
【0016】全く同様にして、第2乃至第4の像担持体
2M,2C,2BK上にマゼンタトナー像、シアントナ
ー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これら
のトナー像が、イエロートナー像の転写された記録材S
上に順次重ね合されて転写される。このようにして4色
のトナー像が形成された記録材Sは、定着装置13を通
過し、このときそのトナー像が記録材S上に定着され
る。定着装置13を通過した記録材は、矢印Cで示すよ
うに排紙トレイ17上に排出される。また、転写ベルト
8上に付着したトナーは、ベルト用クリーニング装置1
4により除去され、該転写ベルトの表面が清掃される。
【0017】上述のように、クリーニング装置12及び
ベルト用クリーニング装置14によって、像担持体2
Y,2M,2C,2BKと転写ベルト8からそれぞれ除
去された粉体状のトナーは、廃トナーとして廃トナー回
収装置15の廃トナー容器16に搬送されて回収され
る。
【0018】図2は廃トナー回収装置15の分解斜視図
であり、図3は廃トナー回収装置15の断面図である。
ここに示した廃トナー回収装置15は上述の廃トナー容
器16と、後述する廃トナー搬送管18と、同じく後に
詳しく説明するシャッター19とを有し、廃トナー容器
16は例えば樹脂よりなる中空体として構成され、画像
形成装置本体1内に着脱可能に装着されている。図1及
び図3は、この廃トナー容器16が、画像形成装置本体
1内の所定の位置に位置決めされて装着されたときの状
態を示している。
【0019】廃トナー容器16を画像形成装置本体外に
取り出すときは、画像形成装置本体の前ドア(図示せ
ず)を開いた上で、廃トナー容器16を、図3に矢印D
で示した画像形成装置本体1の手前側、すなわち図1の
紙面に対して垂直な手前側の方向に、ガイド20(図
1)により案内しながら引き出す(図5参照)。逆に廃
トナー容器16を画像形成装置本体内に装着するとき
は、その廃トナー容器16をガイド20により案内しな
がら画像形成装置本体の奥側、すなわち図3に矢印Eで
示した方向に押し込み、これを画像形成装置本体1内の
所定の位置に位置決めして装着する。
【0020】一方、廃トナー搬送管18は、その奥側の
基端部22の側が、その取付ブラケット22Aを介して
画像形成装置本体1のフレームに対して固定され、画像
形成装置本体に対して片持梁状に支持されている。また
廃トナー容器16の奥側の壁部には開口部23が形成さ
れ、この廃トナー容器16が画像形成装置本体内の所定
の位置に装着されたとき、該廃トナー容器16に形成さ
れた上記開口部23を通して、廃トナー搬送管18の先
端部側が図3に示すように廃トナー容器16内に挿入さ
れる。廃トナー容器16を前述のように手前側に引き出
してこれを画像形成装置本体外に取り出したときは、廃
トナー搬送管18は廃トナー容器16から抜き出され
る。
【0021】また、廃トナー容器16が図3に示すよう
に画像形成装置本体内の所定の位置に装着された状態
で、その廃トナー容器16内に位置する廃トナー搬送管
18の部分に、少なくとも1つのトナー排出口が形成さ
れており、図示した例では、廃トナー搬送管18の周壁
に形成された第1のトナー排出口24と、廃トナー搬送
管先端の開口により形成された第2のトナー排出口25
が設けられている。第1のトナー排出口24は、廃トナ
ー搬送管18の下部に形成されている。
【0022】前術のように、各クリーニング装置12に
よって像担持体2Y,2M,2C,2BKからそれぞれ
除去された廃トナーと、ベルト用クリーニング装置14
によって転写ベルト8から除去された廃トナーは、図示
していない搬送路を搬送されて図1及び図3に示した導
管26に集められる。この導管26は、廃トナー搬送管
18の基端部22の側に形成されたトナー取入口27に
接続され、導管26に集められた粉体状の廃トナーはト
ナー取入口27を通して廃トナー搬送管18内に送り込
まれる。
【0023】廃トナー搬送管18内にはトナー搬送部材
の一例であるスプリング28が配置され、そのスプリン
グ28の奥側の端部は、廃トナー搬送管18の基端側の
端壁に回転自在に支持された軸29に係止され、この軸
29にはプーリ30が固定され、このプーリ30に巻き
掛けられたベルト31の作動によって、プーリ30とス
プリング28が回転駆動される。これにより廃トナー搬
送管18に送り込まれた廃トナーは、手前側、すなわち
廃トナー容器16の側に向けて搬送され、トナー排出口
を通して廃トナー容器16内に排出される。図示した例
では第1及び第2のトナー排出口24,25が設けられ
ているので、廃トナー搬送管18内の廃トナーは、先ず
図3に示すように第1のトナー排出口24から廃トナー
容器16内に排出される。このようにして廃トナー容器
16内には、第1のトナー排出口24から排出されたト
ナーT1が山状に堆積し、その堆積トナーT1によって
第1のトナー排出口24が詰まった状態となると、今度
は廃トナー搬送管18内の廃トナーは、第1のトナー排
出口24よりもさらに廃トナー搬送管18の先端側へ搬
送され、第2のトナー排出口25から廃トナー容器16
内に排出される。図4のT2は、第2のトナー排出口2
5から排出されて山状に堆積したトナーを示している。
【0024】ここで、廃トナー容器16内のトナーの量
が多くなったとき、すなわち満杯状態となったときは、
その廃トナー容器16を空の廃トナー容器と交換する必
要がある。この場合には先に説明しかつ図5に示すよう
に廃トナー容器16を矢印D方向に引き出して画像形成
装置本体外に取り出し、その代わりに空の新たな廃トナ
ー容器を矢印E方向に押し込んでこれを画像形成装置本
体内の所定の位置に装着する。廃トナー容器16をこの
ように着脱するとき、スプリング28が回転することは
なく、廃トナー搬送管18内での廃トナーの搬送が停止
される。
【0025】その際、従来の廃トナー回収装置において
は、廃トナー容器の着脱時に廃トナー搬送管のトナー排
出口が廃トナー容器外に出たとき、そのトナー排出口か
らトナーがこぼれ落ちるおそれがあった。特に廃トナー
容器を画像形成装置本体から抜いた状態で、画像形成装
置本体に衝撃が加えられると、トナーのこぼれ落ちが発
生しやすくなる。
【0026】そこで、本例の廃トナー回収装置15に
は、前述のシャッター19が設けられている。図に一例
として示したシャッター19は、廃トナー搬送管18の
外側にその長手方向に摺動可能に嵌合した管状の部材よ
り成る。かかるシャッター19の奥側の端部に形成され
たフランジ32と、廃トナー搬送管18の奥側の部分に
形成されたフランジ33との間には、廃トナー搬送管1
8のまわりに巻装された圧縮スプリングより成る加圧部
材34が設けられている。図3及び図4に示すように廃
トナー容器16が画像形成装置本体内の所定の位置に装
着され、従って廃トナー搬送管18の先端部側が廃トナ
ー容器16の内部に挿入されているとき、シャッター1
9は加圧部材34によって押圧され、そのフランジ32
が廃トナー容器16の奥側の外壁面に当たり、シャッタ
ー19はその大半の部分が廃トナー容器16に挿入され
た状態となる。シャッター19には、トナー出口35が
形成され、廃トナー容器16が画像形成装置本体内の所
定の位置に装着された状態では、図3及び図4に示すよ
うに、そのトナー出口35が廃トナー搬送管18に形成
された第1のトナー排出口24に合致し、しかもシャッ
ター19の先端部、すなわち手前側の端部は、廃トナー
搬送管18の第2のトナー排出口25を塞ぐことのない
位置を占めている。従って、廃トナー搬送管18内の廃
トナーを、前述のようにトナー排出口24,25から支
障なく廃トナー容器16内に排出させることができる。
【0027】一方、図5に示すように、廃トナー容器1
6を手前側、すなわち矢印D方向に引き出すと、シャッ
ター19は加圧部材34によって加圧されているので、
シャッター19が廃トナー搬送管18に対して相対的に
摺動し、両フランジ32,33間の間隔が拡がる。シャ
ッター19が廃トナー搬送管18に対して図5に示した
位置を占めたとき、加圧部材34がフリー状態となり、
或いは廃トナー搬送管18に設けられたストッパ(図示
せず)がシャッター19に当たることにより、シャッタ
ー19が図5に示した位置で停止する。このとき、廃ト
ナー搬送管18に形成された第1のトナー排出口24
は、シャッター19によって閉鎖され、そのトナー排出
口24から廃トナーが落下することが禁止される。しか
もシャッター19の先端部が廃トナー搬送管18の先端
部よりも手前側に突出するので、第2のトナー排出口2
5からの廃トナーの落下も禁止される。
【0028】廃トナー容器16を図5に示した状態より
もさらに矢印D方向、すなわち手前側に引くと、廃トナ
ー搬送管18とシャッター19は廃トナー容器16から
完全に抜き出され、トナー排出口24,25は廃トナー
容器16の外に出るが、上述のように廃トナー搬送管1
8のトナー排出口24,25からのトナーの落下が禁止
されているので、廃トナー搬送管18内の廃トナーが下
方に落下することを防止できる。空の廃トナー容器16
を奥側に押し込んで、その廃トナー容器16内に廃トナ
ー搬送管18とシャッター19を図3に示すように挿入
すれば、廃トナー搬送管18のトナー排出口24,25
から廃トナーを廃トナー容器16内に排出できる状態と
なる。
【0029】上述のように、本例の廃トナー回収装置に
おけるシャッター19は、廃トナー容器16が画像形成
装置本体内の所定の位置に装着されているとき、その廃
トナー容器16内に位置するトナー排出口24,25か
ら廃トナーが排出されることを許容し、トナー排出口2
4,25が廃トナー容器16外に出たときは、該トナー
排出口24,25から廃トナーが落下することを阻止す
る用をなす。これにより、廃トナー容器16の交換時
に、トナーがこぼれて画像形成装置本体内を汚したり、
廃トナー容器16を抜いた状態で画像形成装置本体に衝
撃が加えられたときに、トナー排出口24,25に付着
したトナーが落下することを防止することが可能とな
る。
【0030】また、図示したシャッター19は、図3及
び図4に示すように、トナー排出口24,25から廃ト
ナーが排出されることを許容する位置と、図5に示すよ
うに、トナー排出口24,25から廃トナーが落下する
ことを阻止する位置との間を、廃トナー搬送管18の長
手方向に作動可能に当該廃トナー搬送管18に嵌合して
いる管状の部材として構成され、しかも当該シャッター
19は、画像形成装置本体1に対する廃トナー容器16
の着脱時に、廃トナー容器16の開口部23を通して廃
トナー容器内に挿入され、又は該廃トナー容器内から抜
き出されるように構成されているので、簡単な構成によ
って、シャッター19が廃トナー搬送管18のトナー排
出口を確実に開閉することができる。
【0031】ところで、廃トナー容器16を画像形成装
置本体内の所定の位置にセットするとき、その廃トナー
容器16を矢印E方向に押し込み、その円形の開口部2
3に、廃トナー搬送管18に嵌合したシャッター19の
先端部を挿入させるのであるが、このとき廃トナー搬送
管18がその自重などによってその先端部が下方に変位
する向きに撓んでいると、シャッター19の先端部が開
口部23に合致しないで、当該先端部が開口部23に入
り込まなくなるおそれがある。特に図示した例のよう
に、廃トナー搬送管18がその基端部22の側で支持さ
れた片持梁状となっていて、その基端部22からその先
端部までの長さが長くなっていると、その廃トナー搬送
管18にシャッター19の重量も加わるので、廃トナー
搬送管18が撓みやすくなる。
【0032】そこで、本例の廃トナー回収装置15にお
いては、図2に示すように、シャッター19が廃トナー
容器16の開口部23に挿入されるとき、又は抜き出さ
れるときに、シャッター先端部の上部と下部となる部分
が先細状に形成されている。このため、廃トナー搬送管
18がその自重などによって下方に曲げ変形しているよ
うなときも、シャッター19の先端部をスムーズに開口
部23に挿入させることができる。
【0033】前述のように、廃トナー容器16の着脱時
に、廃トナー搬送管18のトナー排出口24,25から
廃トナーが落下することをシャッター19によって防止
できるが、シャッター19のトナー出口35にも少量の
トナーが付着するので、トナーのこぼれを完全に阻止で
きないこともある。そこで、本例の廃トナー回収装置1
5における廃トナー容器16は、画像形成装置本体1に
対する廃トナー容器16の着脱時に該廃トナー容器外に
出たシャッター19の部分の下方に位置するトナー受け
部16Aを有している。この例では、廃トナー容器16
の奥側の下側部分16Bが、開口部23よりも奥側に突
出し、その上面がトナー受け部16Aとして構成されて
いる。廃トナー容器16がかかるトナー受け部16Aを
有しているので、その廃トナー容器16を画像形成装置
本体1に対して急に着脱してシャッター19に付着して
いたトナーが微量こぼれても、そのトナーをトナー受け
部16Aによって受け止めることができる。これによ
り、画像形成装置本体内がトナーで汚される不具合を防
止できる。
【0034】また図3に示すように、トナー受け部16
Aを、その近傍の廃トナー容器部分よりも下方に窪んだ
状態に形成すると、廃トナー容器16を着脱するときに
トナー受け部16Aに衝撃が加えられても、ここにこぼ
れ落ちたトナーが、そのトナー受け部16Aから落下す
ることをより一層確実に防止することができる。図示し
た例では、トナー受け部16Aを構成する廃トナー容器
16の下側部分16Bも内部が中空となっていて、ここ
に廃トナーを収容することができる。
【0035】また、以上説明した各構成に次の構成を追
加することもできる。すなわち、図6及び図7に示すよ
うに、廃トナー容器16の奥側の下側部分16Bの上面
に突部36を形成するのである。これにより、廃トナー
容器16を矢印D方向に引き抜くとき、シャッター19
のトナー出口35が廃トナー容器16内にあるうちに、
シャッター19のフランジ32が突部36に当たり、こ
れによってシャッター19と廃トナー搬送管18に衝撃
が与えられ、これらに付着したトナーが廃トナー容器1
6内に払い落とされる。このように、廃トナー容器16
が、画像形成装置本体1に対する廃トナー容器16の着
脱時にシャッター19に干渉して該シャッター19に衝
撃を与える突部36を有するように構成することによっ
て、シャッター19が廃トナー容器16の外部に出たと
き、そのシャッター19からトナーが落下する不具合を
より確実になくすことが可能となる。
【0036】また、以上説明した構成に加えて、次の構
成を採用することもできる。
【0037】前述のように、廃トナー搬送管18に形成
されたトナー排出口24は、これが廃トナー容器16内
に位置しているとき、廃トナー搬送管内の廃トナーがそ
のトナー排出口24を通して落下できるように、廃トナ
ー搬送管18の下部に形成されている。しかも、シャッ
ター19には、廃トナー容器16が画像形成装置本体内
の所定の位置に装着されているとき、トナー排出口24
に合致して該トナー排出口24から廃トナーが排出され
ることを許容し、かつ該トナー排出口24が廃トナー容
器外に出たときは、そのトナー排出口24からの廃トナ
ーの落下を阻止すべく、トナー排出口に合致することの
ないトナー出口35が形成されている。これらの点は先
に説明したところと変わりはないが、これに加えて、ト
ナー排出口24が廃トナー容器外に出たとき、シャッタ
ー19に形成されたトナー出口35が上部を向くよう
に、画像形成装置本体に対する廃トナー容器16の着脱
時にシャッター16を回転させるシャッター回転手段を
設けるのである。
【0038】図8及び図9にそのシャッター回転手段の
一例を示す。ここに示した例ではシャッター19の周壁
にらせん状に延びるガイド溝37が形成され、このガイ
ド溝37に摺動自在に嵌合するピン38が廃トナー搬送
管18に突設されている。シャッター19が廃トナー容
器16内に挿入されているときは、図8に示すようにこ
れに形成されたトナー出口35は下を向き、廃トナー搬
送管18に形成されたトナー排出口24に合致してい
る。これに対し、図5に示したように廃トナー容器16
を矢印D方向に引き抜くとき、シャッター19は加圧部
材34によって押圧されるので、該シャッター19は前
述のように廃トナー搬送管18の長手方向(軸線方向)
に摺動すると共に、上述のガイド溝37とピン38の構
成によってシャッター19は回転し、シャッター19が
廃トナー容器16から出た状態では、図9に示すように
当該シャッター19は初期状態から180°回転し、ト
ナー出口35が上を向く。このため、シャッター19の
トナー出口35に付着したトナーが下方に落下すること
をより確実に防止することができる。廃トナー容器16
を画像形成装置本体に装着するときは、シャッター19
は逆方向に回転し、図8に示した状態に戻される。
【0039】以上、廃トナー回収装置15を有する画像
形成装置の一例としてカラープリンタを示したが、かか
るプリンタ以外の各種形態の画像形成装置に廃トナー回
収装置15を設けることもできる。また像担持体や転写
ベルトから除去した廃トナーに限らず、中間転写体など
から除去した廃トナーなどを回収する廃トナー回収装置
にも本発明を適用できることは明らかである。
【発明の効果】
【0040】本発明によれば、廃トナー搬送管に形成さ
れたトナー排出口が廃トナー容器の外に出たとき、その
トナー排出口からトナーがこぼれ落ちる不具合を効果的
に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略断面図である。
【図2】廃トナー回収装置の概略分解斜視図である。
【図3】廃トナー容器が画像形成装置本体内の所定の位
置に装着されているときの廃トナー回収装置の断面図で
ある。
【図4】廃トナー搬送管の第2のトナー排出口から廃ト
ナーが廃トナー容器内に排出されることを示す廃トナー
回収装置の断面図である。
【図5】廃トナー容器を画像形成装置本体から抜き出す
ときの様子を示す廃トナー回収装置の断面図である。
【図6】廃トナー容器に突部を設けた例を示す廃トナー
回収装置の断面図である。
【図7】図6に示した廃トナー容器を画像形成装置本体
から抜き出すときの様子を示す廃トナー回収装置の断面
図である。
【図8】シャッター回転手段を有する廃トナー回収装置
のシャッターが廃トナー容器に挿入されているときの様
子を示す斜視図である。
【図9】図8に示したシャッターが廃トナー容器の外に
出たときの様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 15 廃トナー回収装置 16 廃トナー容器 16A トナー受け部 18 廃トナー搬送管 19 シャッター 23 開口部 24 トナー排出口 25 トナー排出口 35 トナー出口 36 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 AA07 AA39 BA03 BA13 BA14 BA23 BA35 DA08 DA13 EA18 2H134 GA01 GA06 GB02 HA01 HA16 HD01 JA02 JA07 JB02 JB03 KA20 KA24 KB11 KB12 KG04 KG08 KH07 KJ02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体内に着脱可能に装着さ
    れる廃トナー容器と、該廃トナー容器が画像形成装置本
    体内の所定の位置に装着されたとき、該廃トナー容器に
    形成された開口部を通して当該廃トナー容器内に挿入さ
    れ、かつ廃トナー容器が画像形成装置本体外に取り出さ
    れたとき、該廃トナー容器から抜き出される廃トナー搬
    送管とを具備し、廃トナー容器が画像形成装置本体内の
    所定の位置に装着された状態で該廃トナー容器内に位置
    する廃トナー搬送管の部分に少なくとも1つのトナー排
    出口が形成され、該廃トナー搬送管に送り込まれた廃ト
    ナーを該トナー排出口を通して廃トナー容器内に排出す
    る廃トナー回収装置において、 前記廃トナー容器が画像形成装置本体内の所定の位置に
    装着されているとき、該廃トナー容器内に位置する前記
    トナー排出口から廃トナーが排出されることを許容し、
    トナー排出口が廃トナー容器外に出たときは、該トナー
    排出口から廃トナーが落下することを阻止するシャッタ
    ーを設けたことを特徴とする廃トナー回収装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッターは、前記トナー排出口か
    ら廃トナーが排出されることを許容する位置と、該トナ
    ー排出口から廃トナーが落下することを阻止する位置と
    の間を、廃トナー搬送管の長手方向に作動可能に当該廃
    トナー搬送管に嵌合している管状の部材として構成さ
    れ、画像形成装置本体に対する廃トナー容器の着脱時
    に、シャッターが前記開口部を通して廃トナー容器内に
    挿入され、又は該廃トナー容器内から抜き出される請求
    項1に記載の廃トナー回収装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッターが廃トナー容器の開口部
    に挿入され、又は抜き出されるときに該シャッター先端
    部の上部と下部となる部分が先細状に形成されている請
    求項1又は2に記載の廃トナー回収装置。
  4. 【請求項4】 前記廃トナー容器は、画像形成装置本体
    に対する廃トナー容器の着脱時に該廃トナー容器外に出
    たシャッター部分の下方に位置するトナー受け部を有し
    ている請求項1乃至3のいずれかに記載の廃トナー回収
    装置。
  5. 【請求項5】 前記廃トナー容器は、画像形成装置本体
    に対する廃トナー容器の着脱時に前記シャッターに干渉
    して当該シャッターに衝撃を与える突部を有している請
    求項1乃至4のいずれかに記載の廃トナー回収装置。
  6. 【請求項6】 前記トナー排出口は、廃トナー搬送管内
    の廃トナーが該トナー排出口を通して落下できるよう
    に、廃トナー搬送管の下部に形成され、前記シャッター
    には、廃トナー容器が画像形成装置本体内の所定の位置
    に装着されているとき、前記トナー排出口に合致して該
    トナー排出口から廃トナーが排出されることを許容し、
    かつ該トナー排出口が廃トナー容器外に出たときは、ト
    ナー排出口からの廃トナーの落下を阻止すべく、トナー
    排出口に合致することのないトナー出口が形成され、前
    記トナー排出口が廃トナー容器外に出たとき、前記トナ
    ー出口が上部を向くように、画像形成装置本体に対する
    廃トナー容器の着脱時にシャッターを回転させるシャッ
    ター回転手段を設けた請求項1乃至5のいずれかに記載の
    廃トナー回収装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の廃ト
    ナー回収装置を具備する画像形成装置。
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