JP6217900B2 - トナー回収装置および画像形成装置 - Google Patents

トナー回収装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、トナー回収装置および画像形成装置に関する。
従来、排出トナーを回収容器(タンク)に搬送して収容するトナー回収装置、およびそのようなトナー回収装置を備えた画像形成装置が知られており、回収容器にフィルタを備えて回収容器から空気を排出させるトナー回収装置も知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献2には、回収容器内に吸入された空気の流速を減速する減速部をフィルタの前に設けてフィルタの目詰まりを防ぐトナー回収装置が開示されている。
特許文献3には、排出トナーを回収容器(タンク)にポンプで空気とともに送り込むことによってフィルタに振動を与えてフィルタの目詰まりを防ぐトナー回収装置が開示されている。
特開2009−122326号公報 特開平3−038668号公報 特開2011−164643号公報
本発明は、省スペースの機構でフィルタの目詰まりが防がれたトナー回収装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係るトナー回収装置は、
トナーを使って画像を作成する画像作成機から排出される不要なトナーを搬送経路に沿って搬送するトナー搬送機と、
上記トナー搬送機によるトナーの搬送に用いられる駆動力を駆動源からそのトナー搬送機へと伝達する伝達機と、
上記トナー搬送機によって搬送されたトナーが収容されるトナー収容容器と、
上記トナー収容容器の壁に設けられ、空気を通してトナーを止めるフィルタと、
上記伝達機によって上記トナー搬送機へと伝達される駆動力の一部が用いられて上記フィルタに衝撃を与える衝撃付与機と、
を備え
上記衝撃付与機が、
上記フィルタに接触する第1の位置と、そのフィルタが広がった面内方向でそのフィルタから離間した第2の位置との間で移動自在な移動部材と、
上記移動部材を上記第2の位置から第1の位置へと向かう向きに付勢する付勢部材と、
上記駆動力の一部で駆動し、上記移動部材を上記付勢部材による付勢力に逆らって上記第1の位置から上記第2の位置へと移動させ、その第2の位置でその移動部材を開放することでその移動部材をその付勢力で第1の位置へと戻させる駆動部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る画像形成装置は、
トナーを使って画像を作成する画像作成機と、
上記画像作成機から排出される不要なトナーを搬送経路に沿って搬送するトナー搬送機と、
上記トナー搬送機によるトナーの搬送に用いられる駆動力を駆動源からそのトナー搬送機へと伝達する伝達機と、
上記トナー搬送機によって搬送されたトナーが収容されるトナー収容容器と、
上記トナー収容容器の壁に設けられ、空気を通してトナーを止めるフィルタと、
上記伝達機によって上記トナー搬送機へと伝達される駆動力の一部が用いられて上記フィルタに衝撃を与える衝撃付与機と、
を備え
上記衝撃付与機が、
上記フィルタに接触する第1の位置と、そのフィルタが広がった面内方向でそのフィルタから離間した第2の位置との間で移動自在な移動部材と、
上記移動部材を上記第2の位置から第1の位置へと向かう向きに付勢する付勢部材と、
上記駆動力の一部で駆動し、上記移動部材を上記付勢部材による付勢力に逆らって上記第1の位置から上記第2の位置へと移動させ、その第2の位置でその移動部材を開放することでその移動部材をその付勢力で第1の位置へと戻させる駆動部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に係るトナー回収装置および請求項2に係る画像形成装置によれば、省スペースの機構でフィルタの目詰まりが防がれる。
画像形成装置の第1実施形態に相当するプリンタの概略構成図である。 トナー回収装置の第1実施形態を示す図である。 図2に示す回収容器の詳細を示す図である。 図2に示す回収容器の内部を示す図である。 衝撃付与機の動作における第1の状態を概念的に示す概念図である。 衝撃付与機の動作における第2の状態を概念的に示す概念図である。 衝撃付与機の動作における第3の状態を概念的に示す概念図である。 第2実施形態における回収容器の詳細を示す図である。 第2実施形態における衝撃付与機の動作の第1の状態を概念的に示す概念図である。 第2実施形態における衝撃付与機の動作の第2の状態を概念的に示す概念図である。 第2実施形態における衝撃付与機の動作の第3の状態を概念的に示す概念図である。 衝撃付与機による目詰まり回避の能力を表したグラフである。
本発明の実施形態について、以下図面を参照して説明する。
図1は、画像形成装置の第1実施形態に相当するプリンタの概略構成図である。
図1に示すプリンタ1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色のトナーを用いる各画像形成エンジン10Y,10M,10C,10Kを並列的に配置してなるタンデム型のカラープリンタである。このカラープリンタによれば、単色の画像をプリントすることができるほか、4色のトナー像からなるフルカラーの画像をプリントすることができる。トナーカートリッジ18Y,18M,18C,18Kには、YMCK各色のトナーが収容されている。
4つの画像形成エンジン10Y,10M,10C,10Kは、ほぼ同様の構成を有しているため、これらを代表してイエローに対応する画像形成エンジン10Yを取り上げて説明する。画像形成エンジン10Yは、感光体ドラム11Y、帯電装置12Y、露光装置13Y、現像装置14Y、一次転写装置15Y、および感光体クリーナ16Yを備えている。画像形成エンジン10Yのうち、感光体ドラム11Y、帯電装置12Y、現像装置14Y、および感光体クリーナ16Yは、プロセスカートリッジCRに備えられている。プロセスカートリッジCRは、プリンタ1の本体に対し着脱自在に装着される。
感光体ドラム11Yは円筒状の基体表面に感光層が設けられたものであり、表面に形成される像を保持して円筒の軸周りである矢印A方向に回転する。帯電装置12Y、露光装置13Y、現像装置14Y、一次転写装置15Y、および感光体クリーナ16Yは、感光体ドラム11Yの周囲に矢印Aの向きの順に配置されている。
帯電装置12Yは、矢印A方向に回転駆動される感光体ドラム11Yの表面を帯電させる装置である。露光装置13Yは、感光体ドラム11Yの表面を露光光で露光して、感光体ドラム11Yの表面に静電潜像を形成する装置である。イエローの画像形成エンジン10Yでは露光装置13Yが、プリンタ1外部から供給される画像信号のうちのイエローに対応する画像信号に応じて変調されたレーザ光を発光し、そのレーザ光で感光体ドラム11Yを走査する。
現像装置14Yは、現像剤を用いて感光体ドラム11Yの表面に形成された静電潜像を現像し、感光体ドラム11Yの表面にトナー像を形成する。より詳細には、現像装置14Yにはトナーカートリッジ18Yからトナーが供給され、現像装置14Yは、磁性キャリアとトナーが混合された現像剤を撹拌することでトナーおよび磁性キャリアを帯電し、帯電したトナーで感光体ドラム11Y表面を現像する。イエローの画像形成エンジン10Yではトナーカートリッジ18Yからイエローのトナーが供給され、現像によってイエローのトナー画像が形成される。本実施形態のプリンタ1では、トリクル方式の現像装置が採用されており、トナーカートリッジ18Yからはトナーの供給時に若干の磁性キャリアも供給され、現像装置14Yからは、溢れた現像剤が徐々に排出される。これにより現像剤の劣化が抑制されている。現像装置14Yから排出された、トナーを含んだ現像剤は、図1では図示を省略した後述するトナー回収装置によって回収される。
一次転写装置15Yは、中間転写ベルト30を挟んで感光体ドラム11Yに対向した位置に配置されたロールである。一次転写装置15Yは、感光体ドラム11Yに対する電圧が印加されることで、感光体ドラム11Y上のトナー像を中間転写ベルト30に転写する。
感光体クリーナ16Yは、感光体ドラム11Yの表面に突き当てられた硬質ゴム製のクリーニングブレード161Yを備えており、このクリーニングブレード161Yにより、感光体ドラム11Yの表面の、一次転写装置15Yで転写が行われた部分に残ったトナー等の不要物を掻き落とすことによって、感光体ドラム11Yの表面を清掃する。この感光体クリーナ16Yによって掻き落とされた、トナーを含んだ不要物は感光体クリーナ16Yから排出される。このように排出された不要物も、現像装置14Yから排出された現像剤と同様に、後述するトナー回収装置によって回収される。
プリンタ1には、中間転写ベルト30、定着装置60、用紙搬送装置80、および制御装置100も備えられている。中間転写ベルト30は、ベルト支持ロール31〜35に架け渡された無端のベルトである。中間転写ベルト30は、画像形成エンジン10Y,10M,10C,10K、および二次転写装置50を経由する矢印Bの方向に循環移動する。中間転写ベルト30には、画像形成エンジン10Y,10M,10C,10Kから各色のトナー像が、互いに重なり合うタイミングで転写される。中間転写ベルト30は、このように各色が重なり合ってカラー画像となったトナー像を保持しながら移動する。
二次転写装置50は、ベルト支持ロール31〜35の一つであるバックアップロール34との間に中間転写ベルト30および用紙Pを挟んで回転するロールである。二次転写装置50は、トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることで、中間転写ベルト30上のトナー像を用紙Pに転写する。
用紙搬送装置80は、用紙収容器Tに収容された用紙Pを取り出す取出ロール81、取り出された用紙Pを搬送する搬送ロール82、用紙Pを二次転写装置50に搬送するレジストレーションロール84、および、用紙Pを外部に排出する排出ロール86を備えている。用紙搬送装置80は、用紙Pを、二次転写装置50および定着装置60を経由する用紙搬送路Rに沿って搬送する。レジストレーションロール84は、用紙Pを、中間転写ベルト30から用紙P上にトナー像が転写されるタイミングに合うように、二次転写装置50に送り込む。トナー像が転写された用紙Pは二次転写装置50から定着装置60に搬送される。
定着装置60は、トナー像を用紙P上に定着させる装置である。定着装置60は、加熱ロール61および加圧ロール62を備えており、加熱ロール61内には加熱器が配置されている。加熱ロール61および加圧ロール62は、定着前の未定着トナー像を保持して搬送されてきた用紙Pをさらに搬送する方向にそれぞれが回転しその用紙Pを互いに間に挟んで加熱および加圧する。定着装置60でこのようにして未定着トナー像が用紙P上に定着されると、その用紙Pがさらに搬送方向下流側に送り出され、排出ロール86によってプリンタ1の外部に排出される。二次転写装置50による転写後、中間転写ベルト30に残留したトナーは、ベルトクリーナ90によって除去される。ベルトクリーナ90によって除去されたトナーはベルトクリーナ90から排出され、この排出されたトナーも、後述するトナー回収装置によって回収される。
制御装置100は、このプリンタ1の全体の制御を担っている。
プリンタ1の構成要素のうち、図1に示されたものは、本発明にいう画像作成機の一例に相当する。
図1に示すプリンタ1の構成は概念的に示されたものであって実際のプリンタにおける具体的な構成配置とは異なっている。実際のプリンタでは、製品の小型化・省スペース化が強く求められており、各要素の配置は図1の図示よりも混み合っている。また、プリンタ1には、図1に示された構成要素以外に、以下説明するトナー回収装置も備えられている。このトナー回収装置は、本発明のトナー回収装置の第1実施形態に相当する。
図2は、トナー回収装置の第1実施形態を示す図である。
図2には、プリンタ1に備えられた現像装置14Y,14M,14C,14K、感光体クリーナ16Y,16M,16C,16K、およびベルトクリーナ90から排出される、トナーを含んだ排出物を回収するトナー回収装置110が示されている。上述したように、このトナー回収装置110もプリンタの構成要素の1つである。図2には、図1に示した構成要素のうち、黒色用の感光体ドラム11Kおよび感光体クリーナ16Kと、シアン用の現像装置14Cとベルトクリーナ90が示されており、その他の構成要素については煩雑を避けるため図示が省略されている。
トナー回収装置110には、搬送パイプ111と回収容器112が備えられている。
搬送パイプ111には、各現像装置14Y,14M,14C,14Kから排出される現像剤を受ける受け口113Y,113M,113C,113Kと、各感光体クリーナ16Y,16M,16C,16Kから排出される不要物を受ける受け口114Y,114M,114C,114Kと、ベルトクリーナ90から排出されるトナーを受ける受け口115が繋がっている。これらの受け口が受けた現像剤、不要物、およびトナーを総称して「排出物」と称する。この排出物の構成は主として廃トナーである。搬送パイプ111の内部には螺旋形状の羽根を有するオーガが組み込まれており、このオーガが回転することによって搬送パイプ111内の排出物は回収容器112へと搬送される。オーガを駆動するための駆動力は、図示を省略したモータによりギヤなどを経て回転駆動される駆動軸116によってオーガに伝達される。
回収容器112は、トナー回収装置110に対して着脱自在に取り付けられており、回収された排出物で回収容器112が満杯と判断された場合にはユーザの操作によって交換される。
図3は、図2に示す回収容器の詳細を示す図であり、図4は、回収容器の内部を示す図である。但し、これらの図3,4には、図2の奥側から見た回収容器が示されている。
図3,4に示された回収容器112には、図の右上側の端に、ここでは図示を省略した搬送パイプ111が繋がっており、回収容器112の天井側から内部へと排出物が投入される。回収容器112の内部には、図4に示す搬送部材117が備えられている。この搬送部材117は螺旋状に巻かれた針金であり、駆動軸116を回転駆動しているモータに、図3,4の手前側に設けられた連結部117aを介して連結される。そして、搬送部材117はモータの駆動力によって駆動軸116と一緒に回転駆動される。回収容器112に投入された排出物は搬送部材117によって図の左下方向へと搬送される。回収容器112の容器壁の天井部分には、図3に示すように透明な検知窓118と、空気は通すが内容物(主にはトナーの粒子)は止めるフィルタ119が設けられている。検知窓118は外側に突き出た形状となっており、検知窓118の箇所まで内容物が詰まると横方向(図の左上から右下へと向かう方向)への光の透過が阻害され、図示を省略した検知手段によって光学的に検知されることとなる。このような状態に達した回収容器112、あるいは最初にその状態となってから一定時間が経過した回収容器112は、内容物で満杯であると判断され、ユーザによる交換が行われることとなる。
フィルタ119は、搬送パイプ111から排出物とともに回収容器112内に送り込まれてくる空気を回収容器112外に逃がすためのものである。フィルタ119の設置箇所としては、回収容器112の容器壁の側面であるか上面(天井)であるかを問わないが、フィルタの内面が内容物に埋もれない位置であることが望ましい。
このフィルタ119がトナー粒子などで目詰まりしてしまうと空気の通りが悪くなり、
回収容器112への排出物の搬送に支障が生じる。そこで本実施形態では、回収容器112の上部に、フィルタ119の目詰まりを防ぐ衝撃付与機122が設けられている。この衝撃付与機122は、駆動軸116に取り付けられた第1部材121と、回収容器112の外面に貼り付けられた第2部材120とを備えている。そして、駆動軸116が搬送パイプ111のオーガに伝達する駆動力の一部によってこの衝撃付与器122は駆動されてフィルタ119に対して衝撃を付与する。この衝撃によってフィルタ119からトナー粒子などが落とされてフィルタ119の目詰まりが防止される。また、このような衝撃を生む機構は、ここに示す例や後述する例のように簡潔で省スペースな機構として実現される。以下、衝撃付与機122の動作の詳細を説明する。
図5〜図7は、衝撃付与機122の動作を概念的に示す概念図である。
第1部材121は回転カムとしての役割を有する部材であり突出部分121aを備えている。第2部材120は先部分120aと元部分120bを備えており、先部分120aはフィルタ119に対して接離する方向に、元部分120bの折れ曲がっている箇所を中心として移動自在となっている。元部分120bは板バネとして作用して、先部分120aをフィルタ119側へと付勢している。
駆動軸116が回転すると、第1部材121は駆動軸116とともに図の矢印Dの方向へと回転する。一方、第2部材120は、元部分120bの付勢力によって先部分120aがフィルタ119側へと付勢されており、図5に示す第1の状態では、先部分120aに設けられた突起120cの先端がフィルタ119の表面に接触している。
図5に示す第1の状態から第1部材121が図の矢印Dの方向へと回転していくことにより、第1部材121の突出部分121aに第2部材120の先部分120aが引っかかり、先部分120aが元部分120bの付勢力に逆らってフィルタ119から持ち上げられ、図6に示す第2状態となる。この第2状態では、先部分120aに設けられた突起120cはフィルタ119の表面から離間している。
図6に示す第2状態から第1部材121が図の矢印Dの方向へとさらに回転していくと、第2部材120の先部分120aが第1部材121の突出部分121aから外れて、図7に示す第3状態となる。この第3状態では、第2部材120の先部分120aは、元部分120bの付勢力によってフィルタ119側へと引き戻され、先部分120aに設けられた突起120cの先端がフィルタ119の表面に衝突する。この衝突によってフィルタ119に衝撃が付与されて、フィルタ119に付着したトナー粒子などが落とされ、その結果として目詰まり防止が実現する。
この第1実施形態における衝撃付与機122は、本発明にいう衝撃付与機の一例に相当する。また、第2部材120の先部分120aは、本発明にいう移動部材の一例に相当し、第2部材120の元部分120bは、本発明にいう付勢部材の一例に相当し、第1部材121は、本発明にいう駆動部材の一例に相当する。例えば本実施形態の場合には、駆動軸116の回転速度は1秒当たり1回ないし数回程度であるため駆動軸116の回転で直接にフィルタ119を叩いても目詰まり防止に効くような衝撃を付与することは難しいが、本発明にいう移動部材の一例である先部分120aを本発明にいう付勢部材の一例である元部分120bの付勢力に逆らって一端移動させた後、その先部分120aを開放することで、その先部分120aがフィルタ119に衝突して効率よく衝撃が生じる。
また、第1実施形態における衝撃付与機122は、フィルタ119を空気が通過する方向に沿った衝撃をフィルタ119に付与するタイプとなっている。このような衝撃の方向は、フィルタに対してトナー粒子などが付着する方向と同方向であって、トナー粒子などをフィルタから鉛直に引き離す方向とも言えるので目詰まり防止の観点では他の方向の衝撃よりも好ましい。
以上で第1実施形態の説明を終了し、以下、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、衝撃付与機が第1実施形態と異なっているという点を除くと第1実施形態と同様の形態であるため、以下の説明では衝撃付与機に着目し、重複説明は省略する。
図8は、第2実施形態における回収容器の詳細を示す図である。この図8にも、図2の奥側から見た回収容器が示されている。
第2実施形態でも、回収容器130の天井部分に検知窓118とフィルタ119が設けられている。そして、回収容器130の上部に、フィルタ119の目詰まりを防ぐ衝撃付与機131が設けられている。この衝撃付与機131は、駆動軸116に取り付けられた回転部材133と、回収容器130の上部に取り付けられた案内レール134と、その案内レール134に案内されることでフィルタ119のフィルタ面に沿って移動自在な移動枠132と、この図では見えない位置に設置された押しバネ(図9〜11参照)とを備えている。第2実施形態における衝撃付与機131も、駆動軸116が搬送パイプ111のオーガに伝達する駆動力の一部によって駆動されてフィルタ119に対して衝撃を付与する。以下、衝撃付与機131の動作の詳細を説明する。
図9〜図11は、第2実施形態における衝撃付与機131の動作を概念的に示す概念図である。
回転部材133は回転カムとしての役割を有する部材であり突出部分133aを備えている。移動枠132はフィルタ119を取り囲んでいて、図の横方向に移動自在となっている。押しバネ135は、一端がフィルタ119に固定され、他端が移動枠132の内側を押している。その結果、移動枠132は図の左側へと付勢されていて、図9に示す第1状態では、移動枠132の右側部分132aがフィルタ119と接触している。
駆動軸116が回転すると回転部材133は駆動軸116とともに図の矢印Dの方向へと回転していく。やがて回転部材133の突出部分133aが移動枠132に当たり、移動枠132を図10の矢印E方向に、押しバネ135の付勢力に逆らって移動させる。その結果、図10に示す第2状態となる。この第2状態では、移動枠132の右側部分132aはフィルタ119から離れている。そして、回転部材133がさらに図の矢印D方向へと回転していくと、回転部材133の突出部分133aが移動枠132から外れて図11に示す第3状態となる。この第3状態では、移動枠132は、押しバネ135の付勢力によって図の矢印F方向へと引き戻され、移動枠132の右側部分132aがフィルタ119に衝突する。このような方向の衝突によってもフィルタ119に衝撃が付与されて、フィルタ119に付着したトナー粒子などが落とされ、その結果として目詰まり防止が実現する。
この第2実施形態における衝撃付与機131は、本発明にいう衝撃付与機の一例に相当する。また、移動枠132は、本発明にいう移動部材の一例に相当し、押しバネ135は、本発明にいう付勢部材の一例に相当し、回転部材133は、本発明にいう駆動部材の一例に相当する。
第2実施形態における衝撃付与機131の場合は、フィルタ119を空気が通過する通過面であるフィルタ面に沿った方向の衝撃をフィルタ119に付与するものとなっている。このような方向の衝撃を付与する場合、上述した第1実施形態の場合とは異なり、部材をフィルタから持ち上げる必要がない。そのため、部材の移動スペースとしては、第1実施形態の場合よりも省スペースでの設計が容易となり、装置全体としてもより一層の省スペースが見込める。
最後に、衝撃付与機による目詰まり回避について説明する。
図12は、衝撃付与機による目詰まり回避の能力を表したグラフである。
このグラフの横軸はプリント枚数を表し、縦軸は回収容器内の圧力を表している。回収容器内の圧力が高まると言うことはフィルタが目詰まりしていると言うことを意味する。
図12のグラフには3つのラインが示されている。丸印が付されたラインは、上述した第1実施形態から衝撃付与機を外したプリンタで低速のプロセススピードによって1000枚のプリントを実行した結果を表している。プロセススピードが低いため回収容器内の圧力はほぼ一定でフィルタの目詰まりは生じない。これに対し、四角印が付されたラインは、衝撃付与機を外したプリンタで高速のプロセススピードによって1000枚のプリントを実行した結果を表しており、プリント枚数が進むにつれて回収容器内の圧力がましていることがわかる。即ち、フィルタの目詰まりが生じている。そして、三角印が付されたラインは、第1実施形態のプリンタで高速のプロセススピードによって1000枚のプリントを実行した結果を表している。第2実施形態のプリンタでも同様の性能が確認されており、1000枚のプリントが終了するまで回収容器内の圧力はほぼ一定でフィルタの目詰まりは生じていない。このように、衝撃付与機を備えることでフィルタの目詰まりが回避されることが確認された。
以上で本発明の実施形態の説明を終了する。
なお、上記説明では、本発明の画像形成装置の一実施形態としてタンデム型のカラープリンタが示されているが、本発明の画像形成装置は、ロータリ型のカラープリンタやモノクロプリンタであってもよい。また、プリンタ以外にも、コピー機やファクシミリや複合機であってもよい。
また、上記説明では、トナー収容容器が画像形成装置から着脱自在である例が示されているが、本発明にいうトナー収容容器は、トナー回収装置や画像形成装置に固定されたものであっても良い。
1 プリンタ
16Y 感光体クリーナ
18Y,18M,18C,18K トナーカートリッジ
90 ベルトクリーナ
110 トナー回収装置
111 搬送パイプ
112 回収容器
116 駆動軸
119 フィルタ
122,131 衝撃付与機
121 第1部材
120 第2部材
132 移動枠
133 回転部材
134 案内レール
135 押しバネ

Claims (2)

  1. トナーを使って画像を作成する画像作成機から排出される不要なトナーを搬送経路に沿って搬送するトナー搬送機と、
    前記トナー搬送機によるトナーの搬送に用いられる駆動力を駆動源から該トナー搬送機へと伝達する伝達機と、
    前記トナー搬送機によって搬送されたトナーが収容されるトナー収容容器と、
    前記トナー収容容器の壁に設けられ、空気を通してトナーを止めるフィルタと、
    前記伝達機によって前記トナー搬送機へと伝達される駆動力の一部が用いられて前記フィルタに衝撃を与える衝撃付与機と、
    を備え
    前記衝撃付与機が、
    前記フィルタに接触する第1の位置と、該フィルタが広がった面内方向で該フィルタから離間した第2の位置との間で移動自在な移動部材と、
    前記移動部材を前記第2の位置から第1の位置へと向かう向きに付勢する付勢部材と、
    前記駆動力の一部で駆動し、前記移動部材を前記付勢部材による付勢力に逆らって前記第1の位置から前記第2の位置へと移動させ、該第2の位置で該移動部材を開放することで該移動部材を該付勢力で該第1の位置へと戻させる駆動部材と、
    を備えたことを特徴とするトナー回収装置。
  2. トナーを使って画像を作成する画像作成機と、
    から排出される不要なトナーを搬送経路に沿って搬送するトナー搬送機と、
    前記トナー搬送機によるトナーの搬送に用いられる駆動力を駆動源から該トナー搬送機
    へと伝達する伝達機と、
    前記トナー搬送機によって搬送されたトナーが収容されるトナー収容容器と、
    前記トナー収容容器の壁に設けられ、空気を通してトナーを止めるフィルタと、
    前記伝達機によって前記トナー搬送機へと伝達される駆動力の一部が用いられて前記フ
    ィルタに衝撃を与える衝撃付与機と、
    を備え
    前記衝撃付与機が、
    前記フィルタに接触する第1の位置と、該フィルタが広がった面内方向で該フィルタから離間した第2の位置との間で移動自在な移動部材と、
    前記移動部材を前記第2の位置から第1の位置へと向かう向きに付勢する付勢部材と、
    前記駆動力の一部で駆動し、前記移動部材を前記付勢部材による付勢力に逆らって前記第1の位置から前記第2の位置へと移動させ、該第2の位置で該移動部材を開放することで該移動部材を該付勢力で該第1の位置へと戻させる駆動部材と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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