JP6216568B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影モードを切り替える撮影モード切替機構を備えたデジタルスチルカメラ、インスタントカメラ等の撮像装置に関し、特に、レンズ鏡筒及び撮影モード切替機構を備えたデジタルスチルカメラ、インスタントカメラ等の撮像装置に関する。
従来の撮像装置としては、複数のカバー(前カバー、後カバー、及び上カバー等)により形成されるカメラの本体、本体の上部(上カバー)に設けられたレリーズボタン、本体の側部(前カバーと後カバーの結合領域)に設けられた撮影モードを切り替えるためのモード切替ダイヤル、モード切替ダイヤルと同軸上にて回動すると共に本体の後側(後カバー)から突出するように設けられたズームレバー、本体の後側(後カバー)に設けられた表示パネル等を備えたデジタルカメラが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
このカメラにおいては、撮影者がカメラの本体を掴む際に、右手の親指が置かれる近傍にモード切替ダイヤル及びズームレバーを配置しているため、手のひらで本体を掴みつつ親指でモード切替ダイヤル及びズームレバーを操作する必要があり、本体を確実に掴めるか否か懸念され、又、カメラの向きを縦向きにして撮影する場合には操作性が悪くなる。
また、他の撮像装置としては、カメラの本体、本体の前側に設けられたレンズ鏡筒、本体の上部に設けられたレリーズボタン、本体の上部に設けられた撮影モードを切り替えるためのモードダイヤルスイッチ、本体の後側に設けられた画像表示部(TFT、LCD)等を備えたデジタルカメラが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
このカメラにおいては、撮影者がカメラの本体を掴む際に、左手で本体を掴みつつ、右手の親指でモードダイヤルスイッチを操作する必要があり、前述のカメラと同様に、本体を確実に掴めるか否か懸念され、又、カメラの向きを縦向きにして撮影する場合には操作性が悪くなる。
さらに、他の撮像装置としては、カメラの本体(カメラ筐体)、本体の前側に設けられたレンズ鏡筒、本体の上部に設けられたレリーズボタン、本体の上部でかつレリーズボタンの周りに設けられたズームレバー、本体の上部でレリーズボタンの近傍に設けられた撮影モードを切り替えるモードダイヤル、レンズ鏡筒の周りに設けられて撮影条件(シャッタスピード、ISO感度、露出値、絞り値、ホワイトバランス、ズームポジション等)を設定可能な操作リング、本体の後側に設けられた液晶表示パネル等を備えたデジタルカメラが知られている(例えば、特許文献3を参照)。
このカメラにおいて、操作リングは、複数のリング部材により構成されて、10度刻みで時計回り及び反時計回りに回転させるように形成されており、又、10度刻みにクリック感を得るための凹み及び凹みに嵌合する鋼球が設けられ、さらに、操作リングの回転位置を検出するためのフォトリフレクタ等が設けられている。
したがって、構造が複雑であり、所望の撮影条件を設定するために10度刻みの回転操作が必要であり、それ故に設定操作が面倒である。
特開2007−25113号公報 特開2004−77949号公報 特開2013−61602号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、低コスト化等を図りつつ、撮像装置の方向(横向き、縦向き)に拘わらず本体を確実に掴むことができ、操作性に優れ、又、インスタントカメラ等の撮像装置においても高級感を確保できる撮影モード切替機構を備えた撮像装置を提供することにある。
本発明の撮像装置は、本体と、本体に設けられてレンズを保持するレンズ鏡筒と、撮影モードを切り替えるための撮影モード切替機構と、を備えた撮像装置であって、上記撮影モード切替機構は、レンズ鏡筒の周りに配置されて所定の休止位置を中心として所定角度範囲を往復動操作可能でかつ休止位置に自動復帰するように形成されたモード切替操作環と、モード切替操作環の一方向又は他方向への回転操作に連動して撮影モードを連続的に切り替えるトリガ信号を発するスイッチレバーとを含む、ことを特徴としている。
この構成によれば、撮影モード切替機構として、レンズ鏡筒の周りに配置されたモード切替操作環及びモード切替操作環に連動するスイッチレバーを含むため、構造の簡素化、低コスト化等を達成しつつ、操作者は、本体を横向き又は縦向きのいずれの向きに方向付けした状態でも、本体を掴んで撮影する姿勢で、モード切替操作環を一方向又は他方向に所定角度回転させて保持すると、スイッチレバーのトリガ信号により撮影モード(例えば、一方向への回転により、近距離撮影モード(電源オン時の休止位置)→キッズ撮影モード→パーティ撮影モード→マクロ撮影モード→バルブ撮影モード→多重露出撮影モード→遠距離撮影モード→近距離撮影モード(電源オン時の休止位置)/他方向への回転により、近距離撮影モード(電源オン時の休止位置)→遠距離撮影モード→多重露出撮影モード→バルブ撮影モード→マクロ撮影モード→パーティ撮影モード→キッズ撮影モード→近距離撮影モード(電源オン時の休止位置))がエンドレスにて連続的に切り替えられ、所望の撮影モードに達したとき、モード切替操作環から手を離して休止位置に自動復帰させるだけで、当該所望の撮影モードを容易に設定することができる。
このように、本体の向きに関係無く、本体を掴んで(例えば、左手及び右手で本体を掴みつつ、左手の親指及び人差し指等でモード切替操作環を回すような)撮影姿勢を維持したまま、撮影モードの切り替え(選択)が可能であるため、手振れ補正機構等を備えていない撮像装置(カメラ)においても手振れを低減しつつ、撮影モード設定後に撮影動作を迅速に行うことができる。また、モード切替操作環は一方向及び他方向のいずれの回転方向でも撮影モードの切替動作を迅速に行うことができるため、所望の撮影モードを行き過ぎても、モード切替操作環を逆向きに回転させることで、速やかに所望の撮影モードに戻すことができる。さらに、レンズ鏡筒の周りにモード切替操作環を配置するため、インスタントカメラ等にいても、ズーミング用の操作環に類似した高級感をもたらすことができる。
上記構成において、撮影モード切替機構は、モード切替操作環に設けられると共にその谷部が休止位置に対応するように形成された略V字状のカム部と、本体に揺動自在に設けられてカム部に係合する係合部を有する係合アームと、係合部をカム部に向けて付勢する付勢部材とを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、通常の休止状態において、モード切替操作環は、略V字状のカム部の谷部に対して係合アームの係合部が付勢部材により付勢されつつ係合して、休止位置に位置しており、付勢部材の付勢力に抗して、モード切替操作環を一方向に所定角度回転させて維持することで、撮影モードを連続的に切り替えて所望の撮影モードを選択することができ、一方、モード切替操作環を他方向に所定角度回転させて維持することで、撮影モードを逆向きに連続的に切り替えて所望の撮影モードを選択することができ、所望の撮影モードが選択されたとき、操作者が手を離すことで、付勢部材の付勢力により係合アームがカム部の谷部に移行するため、モード切替操作環を自動的に休止位置に復帰させることができる。
上記構成において、カム部は、休止位置に対応する谷部を中心として、所定の傾斜角度をなす第1カム部と、第1カム部よりも緩やかな傾斜角度をなす第2カム部を有し、係合アームは、谷部に対して、第1カム部の側にその揺動支点を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、仮に、カム部が谷部を境に線対称の形態をなす(第1カム部と第2カム部の傾斜角度が同一の)状態で係合アームの揺動支点が一方側に偏倚している場合、操作者がモード切替操作環を回す際に、一方向(正回転)と他方向(逆回転)とでは、操作者が受ける力量の負荷(トルク)が異なり操作上の違和感を招くことになるが、係合アームの揺動支点がある側の第1カム部の傾斜角度よりも第2カム部の傾斜角度を緩やかにすることで、一方向及び他方向への回転で操作者が受ける力量の負荷(トルク)の差が低減され、操作者は違和感無くモード切替操作環を円滑に操作することができる。また、付勢部材により付勢される係合アームの係合部がカム部を押して、モード切替操作環を一方向又は他方向の回転端側から休止位置に自動復帰させる際にも、戻し力の差が低減されて円滑な復帰動作を得ることができる。
上記構成において、カム部は、係合アームの係合部が谷部から一方向及び他方向に移動する移動端近傍において、傾斜角度が変化する変曲部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、操作者がモード切替操作環を一方側及び他方側に回転させて係合アームの係合部が変曲部に至ったとき、操作者にクリック感として伝わるため、モード切替操作環の回転端近傍(回転端は別個のストッパにより規制される)を容易に認識することができる。
上記構成において、本体は、レンズ鏡筒を内側に収容する円筒部を有する前側カバーを含み、前側カバーは、円筒部の内側において着脱自在に固定されるベース環を含み、モード切替操作環は、その環状把持部を外部に露出させた状態で、円筒部とベース環の間に嵌め込まれて所定角度範囲を往復動自在に取り付けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、前側カバーの円筒部に、ベース環を取り付け、円筒部とベース環の間に、モード切替操作環を嵌め込んで(例えば、バヨネット結合により)取り付けることにより、構造の簡素化、低コスト化等を達成しつつ、容易に組み付けることができる。
上記構成をなす撮像装置によれば、構造の簡素化、低コスト化等を図りつつ、撮像装置の方向(横向き、縦向き)に拘わらず本体を確実に掴むことができ、操作性に優れ、又、インスタントカメラ等の撮像装置においても高級感を確保できる撮影モード切替機構を備えた撮像装置を得ることができる。
本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)を前方側から視た外観斜視図である。 本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)を後方側から視た外観斜視図である。 本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)において、レンズ鏡筒の繰り出し動作を説明する側面図である。 本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)の分解斜視図である。 本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)において、本体の一部をなしレンズ鏡筒を内側に収容する円筒部を有する前側カバー及びベース環、モード切替操作環、係合アーム及び付勢部材を保持するホルダ部材等を示す分解斜視図である。 本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)において、本体の一部をなしレンズ鏡筒を内側に収容する円筒部を有する前側カバー(及びベース環)に対して、モード切替操作環、係合アーム及び付勢部材を保持するホルダ部材等が組み付けられた状態を背面側から視た斜視図である。 本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)において、本体の一部をなす前側カバーに組み付けられるベース環を示す斜視図である。 本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)の一部をなすモード切替操作環を示す斜視図である。 本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)の一部をなす係合アーム、付勢部材、係合アーム及び付勢部材を保持するホルダ部材の分解斜視図である。 (a),(b)は、図9に示す係合アーム及び付勢部材をホルダ部材に組み付けた状態を示す斜視図である。 本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)の一部をなすモード切替操作環、スイッチレバー等を示すものであり、(a)はモード切替操作環とスイッチレバーとの連動(係合)関係を示す部分斜視図、(b)はスイッチレバーの動作を示す模式図、(c)はスイッチレバーを含む部分回路図である。 本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)における撮影モードを示す模式図である。 本発明に係る撮像装置(インスタントカメラ)の一部をなすモード切替操作環のカム部の他の実施形態を示すものであり、(a)はカム部と係合アームとの配置関係を示す部分図、(b)はカム部を示す部分図である。 (a),(b)は、図13に示す他の実施形態の作用効果を説明するための模式図である。 図13に示す実施形態における動作を説明する模式図であり、(a)は係合アームの係合部がカム部の谷部(休止位置)に位置する状態を示す模式図、(b)はモード切替操作環が一方向に回転して係合アームの係合部が第1カム部の側に移動した状態を示す模式図、(c)はモード切替操作環が他方向に回転して係合アームの係合部が第2カム部の側に移動した状態を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
この実施形態に係る撮像装置は、インスタント写真用のフィルムが装填されるインスタントカメラであり、図1ないし図4に示すように、外輪郭を画定する(本体としての)カバー本体10、カバー本体10の内部に収容される(本体としての)ベース本体20、ベース本体20に設けられて光軸L方向において繰り出し及び繰り込み動作を行うレンズ鏡筒30、カバー本体10の前側に設けられた第1のレリーズボタンRB1、第1のレリーズボタンRB1の周りに配置されたメインスイッチSW、カバー本体10の側部に設けられた第2のレリーズボタンRB2、カバー本体10の後側から前側に向けて設けられたファインダFD、ファインダFDに隣接してカバー本体10の前側に配置されたストロボSB、カバー本体10の後側に設けられた表示部EP、カバー本体10の後側に設けられて撮影モードを切り替えるためのモードスイッチMS、カバー本体10の前側でレンズ鏡筒30の周りに設けられると共に略V字状のカム部43を有するモード切替操作環40、(ベース本体20に固定される回路基板90に実装されて)モード切替操作環40に連動するスイッチレバー50、カバー本体10の内部に設けられたホルダ部材60、ホルダ部材60に保持されてモード切替操作環40のカム部43に係合する係合アーム70、ホルダ部材60に保持されて係合アーム70の係合部71をカム部43に向けて付勢する付勢部材80、ベース本体20に設けられた回路基板90、回路基板90に設けられて種々の制御を司る制御部を含む制御回路(不図示)等を備えている。
メインスイッチSWは、電源のオン/オフを操作するものであり、図1に示すように、第1のレリーズボタンRB1の周りに環状に配置されており、所定角度の回転操作により電源をオン/オフするようになっている。
第1のレリーズボタンRB1は、図1に示すように、インスタントカメラを通常の撮影姿勢である縦向きにして撮影する際に、右手の人差し指等で操作されるように配置されたものである。
第2のレリーズボタンRB2は、図1に示すインスタントカメラを、横向き(側部カバー13が上向きとなる姿勢)にして撮影する際に、右手の人差し指等で操作されるように配置されたものである。
ファインダFDは、撮影のための画枠を決定する際に操作者が覗くように形成されたものである。
ストロボSBは、撮影モード及び被写体の撮影環境に応じて、発光が必要と判断されたとき所定量の光を発するように制御されるものであり、又、操作者が故意に強制発光や発光禁止に設定した場合にはその指示に従うように制御されるものである。
表示部EPは、図2に示すように、カバー本体10の後側(後側カバー12の開閉ドア12a)に設けられており、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等からなり、種々の情報、例えば選択された撮影モード、その他の撮影条件等が表示されるようになっている。
モードスイッチMSは、図2に示すように、カバー本体10の後側(後側カバー12の開閉ドア12a)に設けられており、一回押すことによりモード切替操作環40による撮影モードの切替操作を許容し、その後押し続けることにより、図12に示す複数の撮影モード及びそれ以外の撮影モード(例えば、ライト撮影モード、ハイキー撮影モード、ダークン撮影モード等)を含むより多くの撮影モードを適宜選択できるようになっている。
尚、ここでは、モードスイッチMSからなる第1の撮影モード切替機構と、モード切替操作環40、スイッチレバー50、係合アーム70、付勢部材80等により、モードスイッチMS(第1の撮影モード切替機構)とは別に設けられて、撮影モードを切り替えるための第2の撮影モード切替機構が構成されている。
カバー本体10は、図1ないし図4に示すように、前側カバー11、開閉ドア12aを備えた後側カバー12、側部カバー13、側部カバー14、上側カバー15等を備え、相互にかつベース本体20に対して着脱自在に結合されるように形成されている。
前側カバー11は、図1、図4、図5、図6に示すように、ベース本体20に設けられたレンズ鏡筒30を繰り出し及び繰り込み可能に内側に収容する円筒部11a、ホルダ部材60を固定する固定部11b、円筒部11aの内側に所定の隙間をおいて着脱自在に固定されたベース環16等を備えている。
円筒部11aは、レンズ鏡筒30に保持されたレンズの光軸Lを中心とする円筒状に形成され、その外周面がモード切替操作環40の環状把持部41の外周面と略同一径をなすように形成されている。
後側カバー12は、図2及び図4に示すように、開閉自在に連結された開閉ドア12aを備えている。
開閉ドア12aには、表示部EP及びモードスイッチMS(並びに他の操作スイッチ)が設けられている。
側部カバー13は、図1、図2、図4に示すように、側壁面だけでなく、前側及び後側の壁面の一部を画定するように形成されており、第1のレリーズボタンRB1を取り付ける取付け部13a、第2のレリーズボタンRB2を取り付ける取付け部13b、ファインダFDを露出させる開口窓13c等を備えている。
側部カバー14は、図1、図2、図4に示すように、側壁面を画定するように形成されており、インスタントカメラを縦向きにした状態で、操作者が左手の手のひらで容易に掴むことができるようになっている。
上側カバー15は、ベース本体20のインスタントフィルムの取り出し口15aを画定するように形成されている。
ベース環16は、図5ないし図7に示すように、前側カバー11の背面側から円筒部11aの内側に所定の隙間をおいて挿入されて、ネジ等により着脱自在に固定されるように形成されており、前側カバー11にネジBにて取り付けるための複数の取付け部16a、モード切替操作環40を回動自在に支持する円筒部16b、円筒部16bの外周面においてモード切替操作環40をバヨネット結合により嵌め込むための複数(ここでは、3つ)の凸部16c、モード切替操作環40の一方の回転端を規制するストッパ16d等を備えている。
ベース本体20は、図4に示すように、レンズ鏡筒30、回路基板90、撮影のために必要な種々の電子部品等を保持するように形成されており、又、インスタントフィルムを装填及び排出可能に形成されている。
レンズ鏡筒30は、図3に示すように、レンズを保持すると共にレンズの光軸L方向に繰り出し及び繰り込み自在な複数の鏡筒(第1鏡筒31、第2鏡筒32、第3鏡筒33)を備え、又、複数の鏡筒を光軸L方向に駆動する駆動機構、レンズの前方を開閉するバリア機構、撮影のためのシャッタ動作を行うシャッタ機構、撮影の際の絞り動作を行う絞り機構等を備えている。
ここで、レンズ鏡筒30は、図3に示すように、インスタントカメラの電源がオフの時の沈胴位置P0から、電源がオンされると近距離撮影位置(撮影待機位置)P1まで繰り出し、撮影モードの切り替えにより、若干繰り込んだ遠距離撮影位置P2、最も繰り出したマクロ撮影位置P3等に適宜繰り出し及び繰り込み動作を行うようになっている。
尚、図3では、近距離撮影位置P1及びマクロ撮影位置P3において、第1鏡筒31のみが二点鎖線で示されているが、第2鏡筒32及び第3鏡筒33も第1鏡筒31に連動して適宜移動するものであり、ここでは便宜上それらの移動状態が省略されている。
モード切替操作環40は、図1、図4、図5、図6、図8に示すように、略円環状に形成されており、操作者が把持するための環状把持部41、ベース環16の凸部16cを嵌め込んでバヨネット結合を行うための複数(ここでは、3つ)の凹部42、係合アーム70の係合部71が係合する略V字状のカム部43、スイッチレバー50を受け入れて連動させる連動凹部44等を備えている。
環状把持部41は、図1及び図4に示すように、前側カバー11の円筒部11aの外周面と略同一の径をなすと共に円筒部11aの前端部に当接しつつ回転するように形成されている。
凹部42は、図8に示すように、内周面において周方向に所定の長さに形成されると共に、光軸L方向の後方側に伸長して切り欠かれ(開口し)、ベース環16の凸部16cを受け入れるように形成されている。
カム部43は、図8に示すように、モード切替操作環40が休止位置に位置するとき係合アーム70の係合部71が係合する谷部43a、谷部43を中心としてモード切替操作環40を一方向に回転させるとき係合部71が係合しつつ移動する第1カム部43b、谷部43を中心としてモード切替操作環40を他方向に回転させるとき係合部71が係合しつつ移動する第2カム部43c、第1カム部43bの終端側寄り(係合アーム70の係合部71が谷部43aから一方向に移動する移動端近傍)に形成された変曲部43b´、第2カム部43cの終端側寄り(係合アーム70の係合部71が谷部43aから他方向に移動する移動端近傍)に形成された変曲部43c´、ベース環16のストッパ16dに当接する当接部43d、ホルダ部材60のストッパ64に当接する当接部43e等を備えている。
第1カム部43b及び第2カム部43cは、谷部43aを通る中心線CLに対して線対称に、すなわち、同一の傾斜角度をなすように形成されている。
変曲部43b´,43c´は、第1カム部43b及び第2カム部43cにおいて、傾斜角度が変化するように形成されており、操作者がモード切替操作環40を一方向及び他方向に回転させてこの領域に係合部71が達したとき又は通過するとき、操作者にクリック感として伝わるため、モード切替操作環40の回転端近傍(回転端は別個のストッパ16d、64により規制される)を容易に認識することができる。
連動凹部44は、図8及び図11(a)に示すように、光軸Lと平行な方向に延出すると共に内側壁44a,44bを画定して、スイッチレバー50を受け入れるように形成されており、モード切替操作環40を一方向に回転させたとき、その内側壁44aがスイッチレバー50に当接して、スイッチレバー50を一方向に倒れるように連動させ、モード切替操作環40を他方向に回転させたとき、その内側壁44bがスイッチレバー50に当接して、スイッチレバー50を他方向に倒れるように連動させるようになっている。
ここでは、モード切替操作環40が、環状把持部41を外部に露出させた状態で、カバー本体10の一部をなす前側カバー11の円筒部11aとベース環16との間に嵌め込まれて所定角度範囲を往復動自在に取り付けられる構成となっているため、前側カバー11にベース環16を取り付けた後、円筒部11aとベース環16の間に、モード切替操作環40を嵌め込んでバヨネット結合により取り付け、その後、後述するホルダ部材60を前側カバー11の固定部11bに固定することにより、構造の簡素化、低コスト化等を達成しつつ、所定角度範囲を回動自在にかつ抜け落ちないようにモード切替操作環40を容易に組み付けることができる。
スイッチレバー50は、図6及び図11(a),(b),(c)に示すように、ベース本体20に固定される回路基板90に実装されると共に、モード切替操作環40の連動凹部44に挿入されている。尚、図6及び図11(a)において、回路基板90は、説明の便宜上、ベース本体20から分離して図示されている。
そして、スイッチレバー50は、モード切替操作環40が休止位置に位置するとき(係合アーム70の係合部71がカム部43の谷部43aに位置するとき)、モード切替操作環40の回転方向において連動凹部44の中央位置に非接触にて位置し、モード切替操作環40を一方向に回転させたとき(係合アーム70の係合部71が第1カム部43bに位置するとき)、連動凹部44の内側壁44aにより押されて一方向に倒れると共に撮影モードを順方向に連続的に切り替えるトリガ信号を発し、モード切替操作環40が元の休止位置に戻ると、内側壁44aの離脱により自動復帰(直立復帰)して連動凹部44の中央位置に戻ってトリガ信号の発信を停止し、一方、モード切替操作環40を他方向に回転させたとき(係合アーム70の係合部71が第2カム部43cに位置するとき)、連動凹部44の内側壁44bにより押されて他方向に倒れると共に撮影モードを逆方向に連続的に切り替えるトリガ信号を発し、モード切替操作環40が元の休止位置に戻ると、内側壁44bの離脱により自動復帰(直立復帰)して連動凹部44の中央位置に戻ってトリガ信号の発信を停止するようになっている。
ホルダ部材60は、図9及び図10(a),(b)に示すように、前側カバー11(の固定部11b)にネジ等により固定されるフランジ部61、係合アーム70(の連結部72)を揺動自在に支持する支軸62、付勢部材80の一端部82を掛止する掛止部63、モード切替操作環40の他方向への回転端を規制するストッパ64、係合アーム70の回転範囲を規制する規制壁65等を備えている。
そして、ホルダ部材60は、図10(a),(b)に示すように、係合アーム70が揺動自在となるように組み込んで保持しかつ付勢部材80が係合部71をカム部43に向けて付勢するように組み込んで保持した状態で、モード切替操作環40が組み付けられた後に、前側カバー11の固定部11bにネジにより固定されるようになっている。
また、ホルダ部材60は、モード切替操作環40がベース環16にバヨネット結合により回動自在に組み付けられた後に、ストッパ64を介して、凹部42から凸部16cが抜け落ちないように規制するように形成されている。
係合アーム70は、図6、図9、図10(a),(b)に示すように、モード切替操作環40のカム部43(谷部43a、第1カム部43b、第2カム部43c)に係合するローラ状の係合部71、ホルダ部材60の支軸62に揺動自在に連結される円筒状の連結部72、付勢部材80の他端部83を掛止する掛止部73、ホルダ部材60の規制壁65に当接して付勢部材80の付勢力に抗しつつ所定以上の回転が規制させる突起部74等を備えている。
そして、係合アーム70は、連結部72が支軸62に嵌め込まれて、ホルダ部材60により揺動自在に保持されている。
付勢部材80は、図9、図10(a)に示すように、捩り型のバネであり、コイル部81、一端部82、他端部83を備えている。
そして、付勢部材80は、コイル部81が係合アーム70の連結部72の周りに嵌め込まれ、一端部82がホルダ部材60の掛止部63に掛止されかつ他端部83が係合アーム70の掛止部73に掛止されてホルダ部材60に保持され、係合アーム70の係合部71をモード切替操作環40のカム部43(谷部43a、第1カム部43b、第2カム部43c)に常時係合させるように付勢力を及ぼすようになっている。
すなわち、付勢部材80により付勢される係合部71とカム部43の係合関係(カム作用)により、操作者がモード切替操作環40から手を離すと、モード切替操作環40は休止位置(係合部71がカム部43の谷部43aに係合する位置)に自動的に復帰するようになっている。
ここでは、ホルダ部材60に対して係合アーム70及び付勢部材80を組み込むことで、係合アーム70が付勢部材80の付勢力に回転付勢されつつ突起部74が規制壁65に当接して所定以上の回転が規制された状態にてモジュール化され、モジュール化されたホルダ部材60が前側カバー11に固定されるため、組付け作業を容易にかつ円滑に行うことができる。
回路基板90は、図4に示すように、ベース本体20に固定されており、スイッチレバー50を含むスイッチ、種々の制御を司るための制御部を含む制御回路、その他の電子部品等を搭載している。
制御部は、スイッチレバー50が発するトリガ信号に基づいてレンズ鏡筒30の繰り出し及び繰り込み動作等を制御する制御信号等を発するようになっており、例えば、図12に示すように、スイッチレバー50の一方向への移動(モード切替操作環40の一方向への回転)により、撮影モードを、休止位置に対応する近距離撮影モードWM→キッズ撮影モードKM→パーティ撮影モードPM→マクロ撮影モードMM→バルブ撮影モードBM→→多重露出撮影モードDM→遠距離撮影モードTM→近距離撮影モードWMへとエンドレスにて順方向に連続的に切り替える制御信号を発し、又、スイッチレバー50の他方向への移動(モード切替操作環40の他方向への回転)により、撮影モードを、休止位置に対応する近距離撮影モードWM→遠距離撮影モードTM→多重露出撮影モードDM→バルブ撮影モードBM→マクロ撮影モードMM→パーティ撮影モードPM→キッズ撮影モードKM→近距離撮影モードWMへとエンドレスにて逆方向に連続的に切り替える制御信号を発するようになっている。
次に、上記構成をなすインスタントカメラにおける撮影動作について説明する。
先ず、電源をオンすると、図3に示すように、レンズ鏡筒30が沈胴位置P0から近距離撮影位置(撮影待機位置)に繰り出し、モード切替操作環40は休止位置(係合アーム70の係合部71がカム部43の谷部73aに係合する位置)に位置付けられている。
そして、レリーズ動作の前に、モードスイッチMSを一回押すことで、モード切替操作環40による撮影モードの切替操作が可能になる。
ここで、第1の撮影モード切替機構(モードスイッチMS)を用いて撮影モードを設定する場合は、両手で本体(カバー本体10)を掴みつつ、右手の親指等でモードスイッチMSを押し続けることで、撮影モードが連続的に順次に切り替わり、所望の撮影モードを選定することができる。
一方、第2の撮影モード切替機構(モード切替操作環40)を用いて撮影モードを設定する場合は、両手で本体(カバー本体10)を掴みつつ、例えば左手の親指と人差し指でモード切替操作環40の環状把持部41を掴み、クリック感が得られるまで所定角度だけ一方向又は他方向に回転させる。尚、クリック感が得られた位置を僅かに越えて回転させても、カム部43の当接部43d,43eがストッパ16d,64に当接して、モード切替操作環40はそれ以上の回転が規制される。
ここで、モード切替操作環40を一方向に回転させて保持すると、モード切替操作環40に設けられた連動凹部44の内側壁44aがスイッチレバー50を押して連動させることで、スイッチレバー50は撮影モードを順方向に連続的に切り替えるトリガ信号を発し、撮影モードが、休止位置に対応する近距離撮影モードWM→キッズ撮影モードKM→パーティ撮影モードPM→マクロ撮影モードMM→バルブ撮影モードBM→多重露出撮影モードDM→遠距離撮影モードTM→近距離撮影モードWMへとエンドレスにて連続的に切り替わる。
そこで、操作者は表示部EPを確認しつつ、所望の撮影モードに達した時点でモード切替操作環40から指を離すことで、当該所望の撮影モードが設定される。
このとき、モード切替操作環40は、付勢部材80の付勢力と係合アーム70及びカム部43の係合関係により、休止位置(係合部71が谷部43aに係合する位置)に自動復帰すると共に、スイッチレバー50も自動復帰して連動凹部44の中央に位置する直立位置に戻りトリガ信号の発信を停止する。
一方、モード切替操作環40を他方向に回転させて保持すると、モード切替操作環40に設けられた連動凹部44の内側壁44bがスイッチレバー50を押して連動させることで、スイッチレバー50は撮影モードを逆方向に連続的に切り替えるトリガ信号を発し、撮影モードが、休止位置に対応する近距離撮影モードWM→遠距離撮影モードTM→多重露出撮影モードDM→バルブ撮影モードBM→マクロ撮影モードMM→パーティ撮影モードPM→キッズ撮影モードKM→近距離撮影モードWMへとエンドレスにて連続的に切り替わる。
そこで、操作者は表示部EPを確認しつつ、所望の撮影モードに達した時点でモード切替操作環40から指を離すことで、当該所望の撮影モードが設定される。
このとき、モード切替操作環40は、前述同様に付勢部材80の付勢力と係合アーム70及びカム部43の係合関係により、休止位置(係合部71が谷部43aに係合する位置)に自動復帰すると共に、スイッチレバー50も自動復帰して連動凹部44の中央に位置する直立位置に戻りトリガ信号の発信を停止する。
尚、モード切替操作環40を一方向又は他方向に回転させて撮影モードを切り替える際に、所望の撮影モードを行き過ぎた場合には、モード切替操作環40を逆向きに(一方向に回転させていた場合には他方向に、他方向に回転させていた場合には一方向に)回転させることで、速やかに所望の撮影モードに戻すことができる。
上記構成をなすインスタントカメラによれば、第2の撮影モード切替機構として、レンズ鏡筒30の周りに配置されたモード切替操作環40及びモード切替操作環40に連動するスイッチレバー50を含むため、構造の簡素化、低コスト化等を達成しつつ、操作者は、本体(カバー本体10)を横向き又は縦向きのいずれの向きに方向付けした状態でも、本体(カバー本体10)を掴んで撮影する姿勢で、モード切替操作環40を一方向又は他方向に所定角度回転させて保持し、所望の撮影モードに達したとき、モード切替操作環40から手を離して休止位置に自動復帰させるだけで、当該所望の撮影モードを容易に設定することができる。
すなわち、本体の向きに関係無く、本体(カバー本体10)を掴んで(例えば、左手及び右手で本体を掴みつつ、左の親指及び人差し指等でモード切替操作環40を回すような)撮影姿勢を維持したまま、撮影モードの切り替え(選択)が可能であるため、手振れ補正機構等を備えていない撮像装置(カメラ)においても手振れを低減しつつ、撮影モード設定後に撮影動作を迅速に行うことができる。
また、モード切替操作環40は、一方向及び他方向のいずれの回転方向でも撮影モードの切替動作を迅速に行うことができるため、所望の撮影モードを行き過ぎても、モード切替操作環40を逆向きに回転させることで、速やかに所望の撮影モードに戻すことができる。さらに、レンズ鏡筒30の周りにモード切替操作環40を配置するため、インスタントカメラ等にいても、ズーミング用の操作環に類似した高級感をもたらすことができる。
図13(a),(b)は、本発明に係る撮像装置の第2の撮影モード切替機構に含まれるカム部の他の実施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態において、カム部143は、図13(a),(b)に示すように、モード切替操作環40が休止位置に位置するとき係合アーム70の係合部71が係合する谷部143a、谷部143を中心としてモード切替操作環40を一方向に回転させるとき係合部71が係合しつつ移動する第1カム部143b、谷部143を中心としてモード切替操作環40を他方向に回転させるとき係合部71が係合しつつ移動する第2カム部143c、第1カム部143bの終端側寄り(係合アーム70の係合部71が谷部43aから一方向に移動する移動端近傍)に形成された変曲部143b´、第2カム部143cの終端側寄り(係合アーム70の係合部71が谷部143aから他方向に移動する移動端近傍)に形成された変曲部143c´、ベース環16のストッパ16dに当接する当接部143d、ホルダ部材60のストッパ64に当接する当接部143e等を備えている。
第1カム部143b及び第2カム部143cは、図13(a)に示すように係合アーム70の揺動支点Cが谷部143aに対して第1カム部143bの側に位置する状態で、谷部143aを通る中心線CLに対して非対称に、すなわち、第1カム部143bが所定の傾斜角度αをなし、第2カム部143cが第1カム部143b(の傾斜角度α)よりも緩やかな傾斜角度βをなす(β>α)ように形成されている。
ここで、第1カム部143bの傾斜角度αよりも第2カム部143cの傾斜角度βが緩やか(β>α)に形成されている場合の作用効果について、図14(a),(b)及び図15(a),(b),(c)を参照しつつ説明する。
前述の実施形態と同様に、モード切替操作環40に設けられたカム部43が谷部43aを境に線対称の形態をなす(第1カム部43bと第2カム部43cの傾斜角度が同一の)状態で係合アーム70の揺動支点Cが一方側に偏倚している場合、図14(a)に示すように、係合部71が付勢部材80の付勢力を受けつつ第1カム部43bに係合しているとき、モード切替操作環40を休止位置に戻す方向(矢印方向)と同方向にベクトルFを生じ、一方、図14(b)に示すように、係合部71が付勢部材80の付勢力を受けつつ第2カム部43cに係合しているとき、モード切替操作環40を休止位置に戻す方向(矢印方向)と逆方向にベクトルFを生じる。
換言すれば、操作者がモード切替操作環40を回転操作するとき、図14(a)に示すように左向き(一方向)に回転させるときは、図14(b)に示すように右向き(他方向)に回転させるときよりも、より大きな操作力を必要とする。
そこで、図13(a),(b)に示すように、中心線CLに対する第1カム部143bの傾斜角度αを第2カム部143cの傾斜角度βよりも急峻にする(α<β)、すなわち、第2カム部143cの傾斜角度を第1カム部143bの傾斜角度に比べて相対的に緩やかにすることにより、一方向及び他方向への回転で操作者が受ける力量の負荷(トルク)の差が低減され、操作者は、モード切替操作環40を、図15(a)に示す休止位置から、図15(b)に示す一方向又は図15(c)に示す他方向へ違和感無く円滑に操作することができ、又、付勢部材80により付勢される係合アーム70の係合部71がカム部143を押して、モード切替操作環40を一方向又は他方向の回転端側から休止位置に自動復帰させる際にも、戻し力の差が低減されて円滑な復帰動作を得ることができる。
また、変曲部143b´,143c´は、それぞれ対応する第1カム部143b及び第2カム部143cの傾斜角度よりも緩やかな傾斜角度をなすように、すなわち傾斜角度が変化するように形成されている。
これにより、操作者がモード切替操作環40を一方向及び他方向に回転させてこの領域に係合部71が達したとき又は通過するとき、操作者にクリック感として伝わるため、モード切替操作環40の回転端近傍(回転端は別個のストッパ16d、64により規制される)を容易に認識することができ、又、変曲部143b´,143c´が、傾斜角度を変化させて直線状に形成されているため、クリック感を確保しつつも円滑な動作を得ることができる。
上記実施形態においては、第2の撮影モード切替機構として、略V字状のカム部43,143、係合アーム70、付勢部材80を備えた構成を示したが、モード切替操作環40がレンズ鏡筒30の周りに配置されて所定の休止位置を中心として所定角度範囲を往復動操作可能でかつ休止位置に自動復帰するように形成されるものであれば、その他の構成を採用してもよい。
上記実施形態においては、モード切替操作環40が、前側カバー11の円筒部11aとベース環16の間に嵌め込まれて回動自在に保持される構成を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、モード切替操作環をレンズ鏡筒の周りにおいて所定の角度範囲を往復動自在に支持するものであれば、その他の構成を採用してもよい。
以上述べたように、本発明に係る撮像装置は、構造の簡素化、低コスト化等を達成しつつ、撮像装置の方向(横向き、縦向き)に拘わらず本体を確実に掴むことができ、操作性に優れ、高級感をも得ることができるため、インスタントカメラ等の撮像装置に限らず、その他のカメラ、光学機器等に搭載される撮像装置としても有用である。
10 カバー本体(本体)
11 前側カバー(本体)
11a 円筒部
12 後側カバー(本体)
13,14 側部カバー(本体)
15 上側カバー(本体)
16 ベース環
16b 円筒部
20 ベース本体(本体)
30 レンズ鏡筒
L 光軸
40 モード切替操作環(撮影モード切替機構)
41 環状把持部
43 カム部(撮影モード切替機構)
43a 谷部
43b 第1カム部
43b´ 変曲部
43c 第2カム部
43c´ 変曲部
43d,43e 当接部
44 連動凹部
44a,44b 内側壁
50 スイッチレバー(撮影モード切替機構)
60 ホルダ部材
70 係合アーム(撮影モード切替機構)
C 揺動支点
71 係合部
80 付勢部材(撮影モード切替機構)
90 回路基板
143 カム部(撮影モード切替機構)
143a 谷部
143b 第1カム部
143b´ 変曲部
143c 第2カム部
143c´ 変曲部
143d,143e 当接部

Claims (4)

  1. 本体と、前記本体に設けられてレンズを保持するレンズ鏡筒と、撮影モードを切り替えるための撮影モード切替機構と、を備えた撮像装置であって、
    前記撮影モード切替機構は、前記レンズ鏡筒の周りに配置されて所定の休止位置を中心として所定角度範囲を往復動操作可能でかつ前記休止位置に自動復帰するように形成されたモード切替操作環と、前記モード切替操作環に設けられると共にその谷部が前記休止位置に対応するように形成された略V字状のカム部と、前記本体に揺動自在に設けられて前記カム部に係合する係合部を有する係合アームと、前記係合部を前記カム部に向けて付勢する付勢部材と、前記モード切替操作環の一方向又は他方向への回転操作に連動して撮影モードを連続的に切り替えるトリガ信号を発するスイッチレバーと、を含む、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記カム部は、前記休止位置に対応する谷部を中心として、所定の傾斜角度をなす第1カム部と、前記第1カム部よりも緩やかな傾斜角度をなす第2カム部を有し、
    前記係合アームは、前記谷部に対して、前記第1カム部の側にその揺動支点を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記カム部は、前記係合アームの係合部が前記谷部から一方向及び他方向に移動する移動端近傍において、傾斜角度が変化する変曲部を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記本体は、前記レンズ鏡筒を内側に収容する円筒部を有する前側カバーを含み、
    前記前側カバーは、前記円筒部の内側において着脱自在に固定されるベース環を含み、
    前記モード切替操作環は、その環状把持部を外部に露出させた状態で、前記円筒部と前記ベース環の間に嵌め込まれて所定角度範囲を往復動自在に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか一つに記載の撮像装置。
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