JP2009284082A - 電子機器 - Google Patents

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Takanori Fujiwara
孝憲 藤原
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Abstract

【課題】 撮像ユニットの撮影窓を保護するバリアと投影ユニットの投影窓を保護するバリアが共通化された電子機器を提供する。
【解決手段】 撮影窓24を介して被写体を撮像する撮像ユニット26と、投影窓28から画像の投影を行う投影ユニット30と、撮影窓24及び投影窓28を保護する保護部材6と、保護部材6を、撮影窓24及び投影窓28を同時に保護する位置と、撮影窓24及び投影窓28の何れか一方のみを保護する位置とに移動させる移動機構60,62,64とを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電子機器に関するものである。
プロジェクタユニットを備える電子機器としてプロジェクタユニットが内蔵された撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような撮像装置においては、プロジェクタ機能を用いることにより、撮像画像を多くの人が一度に楽しむことができる。また、小さいスペースにプロジェクタユニット及び撮像ユニットを収納することで、小型で携帯性に優れるものとすることができる。
特開2005−250392号公報
ところで、プロジェクタユニットを備える撮像装置は、撮像ユニットの撮影窓を保護するバリアと、プロジェクタユニットの投影窓を保護するバリアをそれぞれ筐体内に設ける必要があるため、構造が複雑になり製造コストも上昇する。
本発明の目的は、撮像ユニットの撮影窓を保護するバリアと投影ユニットの投影窓を保護するバリアが共通化された電子機器を提供することである。
本発明の電子機器は、撮影窓を介して被写体を撮像する撮像ユニットと、投影窓から画像の投影を行う投影ユニットと、前記撮影窓及び前記投影窓を保護する保護部材と、前記保護部材を、前記撮影窓及び前記投影窓を同時に保護する位置と、前記撮影窓及び前記投影窓の何れか一方のみを保護する位置とに移動させる移動機構とを備えることを特徴とする。
本発明の電子機器によれば、撮像ユニットの撮影窓を保護するバリアとプロジェクタユニットの投影窓を保護するバリアを共通化し、装置本体の構造をより簡易なものとすることができる。従って、製造コストを低下させることができ、装置本体を小型化することができる。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態に係る電子機器としてのカメラについて説明する。図1は、この実施の形態に係るカメラにおいて、電源OFF状態のときの外観を示す斜視図である。カメラ2は、金属やプラスチック等からなる筐体4を備え、前面には左右両方向にスライドするバリア6によって閉塞される開口8及びフラッシュ光が射出されるフラッシュ窓10が設けられている。また、カメラ2の上面には、電源スイッチ12、レリーズ動作を指示するシャッタボタン14及び被写体の撮像を行う撮像モードと画像の投影を行う投影モードとを切り替えるモード切替スイッチ16が設けられている。電源OFFの状態では、図1に示されるように、バリア6は開口8を完全に閉塞し、開口8内に設置されている撮像ユニット26の撮影窓24及び投影ユニット30の投影窓28(図3参照)を同時に保護する保護部材として機能している。
図2は、この実施の形態に係るカメラの背面の構成を示す図である。カメラ2の背面には、撮影条件、撮像モード等を表示するメニュー画面や撮影画像の表示を行うLCDパネル20及びLCDパネル20に表示されるメニュー画面の項目選択に使用する操作部22が設けられている。
図3は、この実施の形態に係るカメラ内部に収納された各ユニットの配置を示す正面図である。ただし、図3においては、バリア6の図示を省略している。カメラ2の筐体4の内部には、撮影窓24を介して被写体の撮像を行う撮像ユニット26、投影窓28から画像の投影を行うプロジェクタユニット30、撮像ユニット26及びプロジェクタユニット30に電力を供給するバッテリを収容する電池室32が設けられている。撮影窓24及び投影窓28は、筐体4の開口8内に配置されており、開口8及び開口8を閉塞するバリア6を小型化するために近接して配置されている。
図4は、この実施の形態に係るカメラにおいて、被写体の撮像を行っているときのカメラの外観を示す斜視図である。バリア6がカメラ2の前面に向かって左方向(以下、同様に左右はカメラの前面に向かって定義されたものとする。)へスライドしたことにより、開口8の右半分が開放されて、撮像ユニット26の撮影窓24が開口8内で露出している。従って、撮像ユニット26は、露出した撮影窓24を介して被写体の撮像を行うことができる。なお、開口8の左半分はバリア6によって閉塞されているため、投影ユニット30の投影窓28はバリア6によって保護された状態にある。
図5は、この実施の形態に係るカメラにおいて、画像の投影を行っているときのカメラの外観を示す斜視図である。バリア6が右方向へスライドしたことにより、開口8の左半分が開放されて、投影ユニット30の投影窓28が開口8内で露出している。従って、投影ユニット30は、露出した投影窓28から画像の投影を行うことができる。なお、開口8の右半分はバリア6によって閉塞されているため、撮像ユニット26の撮影窓24はバリア6によって保護された状態にある。
図6は、この実施の形態に係るカメラのバリア及びバリアの移動機構の構成を示す模式図である。なお、図6はカメラ2を正面から見たときの図である。図6(a)に示されるように、撮影窓24及び投影窓28を同時に保護できる程度の大きさを有する矩形状のバリア6の下辺には、水平方向に伸びるラック60が設けられており、ラック60は、筐体4内に設置された駆動モータ62によって回転駆動されるピニオンギア64と噛合している。ここで、ラック60、駆動モータ62及びピニオンギア64が移動機構を構成しており、駆動モータ62の回転駆動力によりバリア6を水平方向に往復移動させる。なお、スムーズな往復移動を実現するために、ガイドレール等のガイド手段を適宜設けてもよい。
図6(b)に示されるように、撮像ユニット26によって被写体の撮像を行うときには、ピニオンギア64及びラック60を介して伝達した駆動モータ62の反時計回りの回転駆動力によって、バリア6が左方向にスライドする。このようにして開口8の右半分が開放されて、撮影窓24が完全に露出した状態になると、撮像ユニット26は撮影窓24を介して被写体の撮像を行うことができる。
一方、図6(c)に示されるように、投影ユニット30によって画像の投影を行うときには、駆動モータ62の時計回りの駆動力によってバリア6は右方向にスライドし、開口8の左半分が開放される。このようにして、投影窓28が完全に露出した状態となると、投影ユニット30は投影窓28から画像の投影を行うことができる。
次に、この実施の形態に係るカメラのシステム構成について説明する。図7は、本実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。カメラ2が備える主制御部100には、主制御部100への電力供給のON/OFFを切り替える電源スイッチ12、レリーズ動作を指示するシャッタボタン14、撮像モードと投影モードとを切り替えるモード切替スイッチ16、LCDパネル20に表示されるメニュー画面の操作に用いる操作部22が接続されている。また、主制御部100には、筐体4内に設けられた移動機構を駆動して、バリア6の移動を制御する移動機構駆動部110、プロジェクタユニット30による画像の投影を制御する投影制御部120、撮像ユニット26の制御を行う撮像制御部130、LCDパネル20の表示制御を行うLCD表示制御部140が接続されている。
次に、図8のフローチャートを参照して、カメラ2の使用時に実行される処理について説明する。カメラ2の電源スイッチ12がOFFの状態では、バリア6は、カメラ2の筐体4の開口8を完全に閉塞し、開口8内に設けられた撮影窓24及び投影窓28の両方を同時に保護する位置にある(図1及び図6(a)参照)。
カメラ2の電源スイッチ12が押下されて電源ON状態になると(ステップS10)、主制御部100は、前回の電源OFF時に設定されていたモードに関わらず、常に撮像モードを設定する(ステップS11)。撮像モードが設定されると、主制御部100は、移動機構駆動部110によってバリア6を左方向に移動させて開口8の右半分を開放させ(ステップS12)、開口8内の撮影窓24を完全に露出させる(図4及び図6(b)参照)。バリア6の移動が完了して撮影窓24が完全に露出した状態となると、撮影窓24を介して入射した被写体光が、撮像ユニット26内の図示しない撮像素子によって撮像信号に変換されることにより、LCDパネル20にスルー画像が表示される。この状態でシャッタボタン14が操作されると(ステップS13)、撮像制御部130により被写体の撮影が行われる(ステップS14)。なお、撮像モード設定時に電源スイッチ12が押下されると(ステップS15)、主制御部100は、移動機構駆動部110によってバリア6を右方向に移動させて開口8を完全に閉塞し(ステップS16)、設定の保存等の必要な処理を行った後に電源OFF処理を実行する(ステップS17)。
撮像モード設定時にモード切替スイッチ16が操作されると(ステップS18)、主制御部100は投影モードを設定する(ステップS19)。投影モードが設定されると、主制御部100は、移動機構駆動部110によってバリア6を右方向に移動させて開口8の左半分を開放させ(ステップS20)、開口8内の投影窓28を完全に露出させる(図5及び図6(c)参照)。バリア6の移動が完了して投影窓28が完全に露出すると、投影ユニット30により投影窓28から画像の投影が行われる(ステップS21)。なお、投影モード設定時に電源スイッチ12が押下されると(ステップS22)、主制御部100は、移動機構駆動部110によってバリア6を左方向に移動させて開口8を完全に閉塞し(ステップS23)、設定の保存等の必要な処理を行った後に電源OFF処理を実行する(ステップS24)。
投影モード設定時にモード切替スイッチ16が操作されると(ステップS25)、主制御部100は撮像モードを設定する(ステップS26)。撮像モードが設定されると、主制御部100は、移動機構駆動部110によってバリア6を左方向に移動させて開口8の右半分を開放し(ステップS27)、開口8内の撮影窓24を完全に露出させる。バリア6の移動が完了すると、LCDパネル20にスルー画像が表示され、この状態でシャッタボタン14が操作されると(ステップS13)、被写体の撮影が行われる(ステップS14)。
この第1の実施の形態に係るカメラによれば、撮像ユニットの撮影窓を保護するバリアとプロジェクタユニットの投影窓を保護するバリアを共通化しているため、装置本体の構造を簡易なものとすることができる。従って、製造コストを低下させ、装置本体を小型化することができる。また、被写体の撮像を行う撮像モードを選択すると、プロジェクタユニットの投影窓のみを保護する位置にバリアを移動させ、画像の投影を行う投影モードを選択すると、撮像ユニットの撮影窓のみを保護する位置にバリアを移動させる移動機構を備えているため、カメラの操作を簡便にすることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る電子機器としてのカメラについて説明する。なお、第2の実施の形態に係るカメラは、第1の実施の形態のバリアの移動機構とは異なる構成の移動機構を有し、モード切替ボタンを有していない点で、第1の実施の形態に係るカメラとは異なるが、これらの点以外は、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成を備えている。従って、第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成については説明を省略する。また、この第2の実施の形態に係るカメラの説明においては、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成には第1の実施の形態で用いた符号と同一の符号を付して説明を行なう。
図9は、この実施の形態に係るカメラにおいて、電源OFF状態のときの外観を示す斜視図である。カメラ102の筐体4の開口8を閉塞するバリア6は、筐体4の上面に設けられた操作開口104から突出する切替レバー106に接続されている。切替レバー106は、バリア6の上面の中央に設置されており、図9に示されるような、バリア6が開口8を完全に閉塞する位置にあるときは、操作開口104の中央部に位置している。
図10は、この実施の形態に係るカメラにおいて、被写体の撮像を行っているときのカメラの外観を示す斜視図である。操作開口104内において、切替レバー106を左方向へ移動させると、バリア6は左方向にスライドして開口8の右半分が開放され、撮像ユニット26の撮影窓24が開口8内で露出する。この状態では、撮像ユニット26は、露出した撮影窓24を介して被写体の撮像を行うことができる。なお、投影ユニット30の投影窓28はバリア6によって保護されている。
図11は、この実施の形態に係るカメラにおいて、画像の投影を行っているときのカメラの外観を示す斜視図である。操作開口104内において、切替レバー106を右方向へ移動させると、バリア6は右方向にスライドして開口8の左半分が開放され、投影ユニット30の投影窓28が開口8内で露出する。この状態では、投影ユニット30は、露出した投影窓28から画像の投影を行うことができる。なお、撮像ユニット26の撮影窓24はバリア6によって保護されている。
図12は、この実施の形態に係るカメラにおけるバリアの移動機構の構成を示す模式図である。図12(a)に示されるように、バリア6は、バリア6の幅方向の長さの略2倍の長さを有するスライドレール110上にスライド自在に設置されており、バリア6の切替レバー106の上部が、筐体4に設けられた操作開口104(図12では不図示)から突出している。また、バリア6の底面の中央部には、固定突部108が突設されており、スライドレール110に設けられた固定凹部112a,112b,112cと嵌合することで、バリア6をスライドレール110に対して固定する。なお、固定突部108と固定凹部112a,112b,112cとの嵌合の強さは、バリア6が不用意にスライドするのを防止する程度であり、切替レバー106が操作された場合には容易に解除できる程度の強さである。また、固定突部108は、センサや端子等の図示しない検知手段を備えており、固定凹部112a,112b,112cとの嵌合を検知することができる。また、スライドレール110の左右両端にはそれぞれストッパ114a,114bが設置されており、バリア6のスライド範囲を制限している。なお、操作開口104、切替レバー106及びスライドレール110がバリア6の移動機構を構成している。
図12(b)に示されるように、切替レバー106が左へ操作されるとバリア6は左方向に移動し、開口8の右半分が開放されて撮影窓24が露出する。ここで、固定突部108は固定凹部112aに嵌合し、バリア6を図12(b)に示される位置に固定すると共に、固定突部108が備える検知手段によって、バリア6が当該位置に位置していることが検出される。このようにして、撮影窓24が完全に露出すると、撮像ユニット26は撮影窓24を介して被写体の撮像を行うことができる。
図12(c)に示されるように、切替レバー106が右へ操作されるとバリア6は右方向に移動し、開口8の左半分が開放されて投影窓28が露出する。ここで、固定突部108は固定凹部112cに嵌合し、バリア6を図12(c)に示される位置に固定すると共に、固定突部108が備える検知手段によって、バリア6が当該位置に位置していることが検出される。このようにして、投影窓28が完全に露出すると、投影ユニット30は投影窓28から画像の投影を行うことができる。
次に、この実施の形態に係るカメラの操作について説明する。カメラ102の電源がOFF状態では、バリア6は、カメラ102の筐体4の開口8を完全に閉塞し、開口8内に設けられた撮影窓24及び投影窓28の両方を同時に保護できるようにスライドレール110の中央に位置しており、バリア6の固定突部108が、スライドレール110の固定凹部112bと嵌合してバリア6を当該位置に固定している(図9及び図12(a)参照)。なお、カメラ102の電源がOFF状態のときには、図示しない固定部材によって固体突部108と固定凹部112bとの嵌合が固定されており、バリア6が不用意にスライドするのを防止している。
この状態において、カメラ102の電源スイッチ12が押下されて電源ON状態になると、固定突部108に設けられた検知手段によって、固定突部108が固定凹部112bと嵌合していることが検知される。従って、バリア6によって開口8が完全に閉塞されている状態であると判断されて、投影モード及び撮像モードの何れのモードも選択されず待機モードが設定される。待機モード設定時には、カメラ102の背面のLCDパネル20に、例えば「切替レバー106を操作してモード設定をして下さい。」といったメッセージを表示させて、使用者に、モード選択をするように指示してもよい。なお、固体突部108と固定凹部112bとの嵌合の固定は、電源がON状態になった際に解除される。
被写体の撮像を行う場合には、使用者は、カメラ102の上面の操作開口104から突出しているバリア6の切替レバー106を左に移動させる。切替レバー106が操作されると、バリア6の固定突部108とスライドレール110の固定凹部112bとの嵌合が解除されて、固定突部108が固定凹部112aに嵌合するまで、バリア6はスライドレール110上を左方向にスライドする。固定突部108が固定凹部112aに嵌合すると、開口8の右半分が開放されて撮影窓24が露出する。なお、スライドレール110の左端にはストッパ114aが設けられているため、バリア6が更に左にスライドすることはない。ここで、固定突部108に設けられた検知手段によって、固定突部108が固定凹部112aと嵌合していることが検知されると、撮影窓24が完全に露出していると判断されて撮像モードが設定される。撮像モード設定時には、LCDパネル20にスルー画像が表示され、この状態でシャッタボタン14が押下されると、撮像ユニット26によって被写体の撮影が行われる。
画像の投影を行う場合には、使用者は、バリア6の切替レバー106を右に移動させて、バリア6の固定突部108が固定凹部112cに嵌合するまで、即ち、開口8内の投影窓28が完全に露出する位置までバリア6を右方向にスライドさせる。なお、スライドレール110の右端にはストッパ114bが設けられているため、バリア6が更に右にスライドすることはない。固定突部108に設けられた検知手段によって、固定突部108が固定凹部112cと嵌合していることが検知されると、投影窓28が完全に露出していると判断されて投影モードが設定される。投影モード設定時には、カメラ102の背面の操作部22を操作して、所望の画像を投影ユニット30によって投影する。
カメラの使用を終了する場合には、使用者は、切替レバー106を操作開口104の中央に移動させて、固定突部108が固定凹部112bに嵌合する位置まで、即ち、バリア6によって開口8を完全に閉塞し、開口8内の撮影窓24及び投影窓28が共に保護される位置までバリア6を移動させる。このとき、固定突部108に設けられた検知手段によって、固定突部108が固定凹部112bと嵌合していることが検知されると、開口8が完全に閉塞されたと判断されて、再び待機モードが設定される。待機モード設定時に電源スイッチ12を押下すると、電源OFF処理が実行され、不図示の固定部材によって固定突部108と固定凹部112bとの嵌合が固定される。なお、撮像モードまたは投影モード設定時に電源スイッチ12が押下されて電源OFF処理が行われた場合には、電源OFF後に切替レバー106を操作して開口8を閉塞すると、不図示の固定部材によって固定突部108と固定凹部112bとの嵌合が固定される。
この第2の実施の形態に係るカメラによれば、撮像ユニットの撮影窓を保護するバリアとプロジェクタユニットの投影窓を保護するバリアを共通化しているため、装置本体の構造を簡易なものとすることができる。従って、製造コストを低下させ、装置本体を小型化することができる。また、プロジェクタユニットの投影窓のみを保護する位置にバリアを移動させると被写体の撮像を行う撮像モードが選択され、撮像ユニットの撮影窓のみを保護する位置にバリアを移動させると画像の投影を行う投影モードが選択される移動機構を備えているため、カメラの操作を簡便にすることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る電子機器としてのカメラについて説明する。なお、第3の実施の形態に係るカメラは、第1の実施の形態のカメラとは異なる構成のバリア及びバリアの移動機構を有し、筐体の前面に2つの開口を有する点で、第1の実施の形態に係るカメラとは異なるが、これらの点以外は、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成を備えている。従って、第3の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成については説明を省略する。また、この第3の実施の形態に係るカメラの説明においては、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成には第1の実施の形態で用いた符号と同一の符号を付して説明を行なう。
図13は、この実施の形態に係るカメラにおいて、電源OFF状態のときの外観を示す斜視図である。カメラ202の筐体4の前面には、第1開口208及び第2開口210が設けられており、両開口は、共にバリア206(図14参照)によって完全に閉塞されている。なお、第1開口208及び第2開口210内部には、それぞれ撮像ユニット26の撮影窓24及び投影ユニット30の投影窓28(図14参照)が設けられており、被写体の撮像を行うときには第1開口208が開放され、画像の投影を行うときには第2開口210が開放される。
図14は、この実施の形態に係るカメラにおけるバリア及びバリアの移動機構の構成を示す模式図である。なお、図14はカメラ202を正面から見たときの図である。図14(a)に示されるような、バリア206が、第1開口208及び第2開口210を同時に閉塞している状態では、バリア206の第1翼片216が第1開口208を閉塞し、バリア206の第2翼片226が第2開口210を閉塞している。なお、バリア206の上部には、略直角三角形状の中央翼片236が形成されており、また、バリア206の下部には、駆動モータ262によって回転駆動される回転軸264が嵌通されている。従って、バリア206は、駆動モータ262の回転駆動力により、鉛直面内(図14における紙面に平行な面内)において回転軸264を中心とした回転を行う。なお、駆動モータ262及び回転軸264がバリア206の移動機構を構成している。
図14(b)に示されるように、撮像ユニット26によって被写体の撮像を行うときには、バリア206は、駆動モータ262の回転駆動力によって回転軸264を中心として反時計回りに回転し、第1開口208が開放され、第2開口210がバリア206の中央翼片236によって閉塞される。第1開口208が開放されて撮影窓24が完全に露出した状態になると、撮像ユニット26は撮影窓24を介して被写体の撮像を行うことができる。
一方、図14(c)に示されるように、投影ユニット30によって画像の投影を行うときには、バリア206は、駆動モータ262の回転駆動力によって回転軸264を中心として時計回りに回転し、第2開口210が開放され、第1開口208が中央翼片236によって閉塞される。第2開口210が開放されて投影窓28が完全に露出した状態となると、投影ユニット30は投影窓28から画像の投影を行うことができる。
この第3の実施の形態に係るカメラの使用時に実行される処理は、バリアの移動機構によるバリアの移動方法が異なる点以外は、上述の第1の実施の形態に係るカメラの使用時に実行される処理(図8参照)と実質的に同一である。即ち、カメラ202の電源スイッチ12がOFFの状態では、バリア206は、筐体4の第1開口208及び第2開口210を完全に閉塞し、第1開口208内の撮影窓24及び第2開口210内の投影窓28の両方を同時に保護している。電源スイッチ12が押下されて電源ON状態になると、前回の電源OFF時に設定されていたモードに関わらず、常に撮像モードが設定される。撮像モードが設定されると、駆動モータ262によってバリア206が反時計回りに約45度回転し、第1開口208内の撮影窓24のみが完全に露出する。このようにして撮影窓24が完全に露出すると、LCDパネル20にスルー画像が表示され、この状態でシャッタボタン14が操作されると被写体の撮影が行われる。なお、撮像モード設定時に電源スイッチ12が押下されると、移動モータ262によってバリア206が時計回りに回転し、第1開口208を完全に閉塞した後に電源OFF処理が実行される。
撮像モード設定時にモード切替スイッチ16が操作されると投影モードが設定され、駆動モータ262が、バリア206を時計回りに90度回転し、第2開口210内の投影窓28のみを完全に露出させる。このようにして投影窓28が完全に露出すると、投影ユニット30により投影窓28から画像の投影が行われる。なお、投影モード設定時に電源スイッチ12が押下されると駆動モータ262によってバリア206が反時計回りに45度回転し、第2開口210を完全に閉塞した後に電源OFF処理が実行される。
この第3の実施の形態に係るカメラによれば、撮像ユニットの撮影窓を保護するバリアとプロジェクタユニットの投影窓を保護するバリアを共通化しているため、装置本体の構造を簡易なものとすることができる。従って、製造コストを低下させ、装置本体を小型化することができる。また、被写体の撮像を行う撮像モードを選択すると、プロジェクタユニットの投影窓のみを保護する位置にバリアを移動させ、画像の投影を行う投影モードを選択すると、撮像ユニットの撮影窓のみを保護する位置にバリアを移動させる移動機構を備えているため、カメラの操作を簡便にすることができる。
なお、この第3の実施の形態に係るカメラのバリアの移動機構として、駆動モータ262の替わりに、例えば回転軸264を手動で回転させる機構を設けてもよい。この場合には、例えば回転軸264の回転角を検知できる検知手段を設けて、バリア206の回転状態を判断できるように構成し、第1開口208のみが閉塞されている場合には、投影モードが設定され、第2開口210のみが閉塞されている場合には、撮像モードが設定されるように構成してもよい。このような構成を有するカメラの操作は、上述の第2の実施の形態に係るカメラの操作と実質的に同一であるので説明は省略する。
なお、本発明の第3の実施の形態に係る電子機器としてのカメラが有するバリア及びバリアの移動機構としては、図15に示されるようなものでもよい。
図15は、本発明の第3の実施の形態に係る電子機器としてのカメラが有する他のバリア及びバリアの移動機構の構成を示す模式図である。なお、図15はこの実施の形態に係るカメラを正面から見たときの図である。円形に形成されたバリア306は、半径方向に長辺を有する長方形状のバリア窓308及びバリア306の中心に設けられた回転軸310を有している。図15(a)に示されるような回転位置にバリア306が位置している状態では、バリア306のバリア窓308以外の部分が第1開口208及び第2開口210を閉塞している。なお、バリア306は、図示しない駆動モータ等の回転駆動力が回転軸310を介して伝達することにより回転する。
図15(b)に示されるように、撮像ユニット26によって被写体の撮像を行うときには、バリア306は、バリア窓308によって第1開口208が開放される位置まで回転軸310を中心として時計回りに回転する。このとき、第2開口210は、バリア306のバリア窓308以外の部分によって閉塞されているので、撮影窓24のみが露出した状態となる。
一方、図15(c)に示されるように、投影ユニット30によって画像の投影を行うときには、バリア306は、バリア窓308によって第2開口210が開放される位置まで回転軸310を中心として反時計回りに回転する。このとき、第1開口208は、バリア306のバリア窓308以外の部分によって閉塞されているので、投影窓28のみが露出した状態となる。
この実施の形態に係るバリア及びバリアの移動機構を有するカメラのモード選択に係る処理は、上述の第3の実施の形態に係るカメラにおけるモード選択に係る処理と実質的に同一である。即ち、モード選択スイッチ16の操作に基づいて撮像モードが選択された場合には、バリア306が撮影窓24のみが露出する位置まで回転するので被写体の撮像を行うことができ、投影モードが選択された場合には、バリア306が投影窓28のみが露出する位置まで回転するので画像の投影を行うことができる。
なお、この実施の形態に係るバリアの移動機構として、例えば回転軸310を手動で回転させる機構を設けてもよい。この場合には、例えば回転軸310の回転角を検知できる検知手段を設けて、バリア306の回転状態を判断できるように構成し、第1開口208のみが閉塞されている場合には、投影モードが設定され、第2開口210のみが閉塞されている場合には、撮像モードが設定されるように構成してもよい。このような構成を有するカメラの操作は、上述の第2の実施の形態係るカメラの操作と実質的に同一であるので説明は省略する。
また、本発明の第3の実施の形態に係る電子機器としてのカメラが有するバリア及びバリアの移動機構としては、図16に示されるようなものでもよい。
図16は、本発明の第3の実施の形態に係る電子機器としてのカメラが有する他のバリア及びバリアの移動機構の構成を示す模式図である。なお、図16はこの実施の形態に係るカメラを正面から見たときの図である。図16(a)に示されるように、筐体4の前面には、第1開口208及び第2開口210を同時に閉塞できる程度の大きさを有するスライドカバー406が設けられている。なお、スライドカバー406は、既存のカメラに採用されているスライドレールと同様のスライドレール(不図示)上に設置されており、筐体4の幅方向にスライド自在、かつ、図16(a)〜(c)に示される3つの位置において固定可能に設置されている。
図16(b)に示されるように、撮像ユニット26によって被写体の撮像を行うときには、スライドカバー406は左にスライドして第1開口208を開放する。第1開口208が開放されると、撮影窓24が完全に露出した状態となり、撮像ユニット26は撮影窓24を介して被写体の撮像を行うことができる。
一方、図16(c)に示されるように、投影ユニット30によって画像の投影を行うときには、スライドカバー406は、右にスライドして第2開口210を開放する。第2開口210が開放されると、投影窓28が完全に露出した状態となり、投影ユニット30は投影窓28から画像の投影を行うことができる。
なお、この実施の形態に係るカメラでは、スライドカバー406をスライド移動させる移動機構を設けてもよい。この場合には、上述の第3の実施の形態に係るカメラのモード選択の処理と同様に、モード選択スイッチ16の操作に基づいて撮像モードが選択された場合には、スライドカバー406が撮影窓24のみが露出する位置まで移動して被写体の撮像を行うことができ、投影モードが選択された場合には、スライドカバー406が投影窓28のみが露出する位置まで移動して画像の投影を行うことができるようにするのが好ましい。
また、スライドカバー406を手動で移動させる構成としてもよい。この場合には、例えばスライドカバー406の位置を検知できる検知手段を設けて、第1開口208のみが閉塞されている場合には、投影モードが設定され、第2開口210のみが閉塞されている場合には、撮像モードが設定されるように構成するのが好ましい。
上述した実施の形態では、モータによって駆動されるピニオンギアとラックからなるバリアの移動機構を採用しているが、例えばスプリング等からなる移動機構を採用してもよい。また、上述した実施の形態では、撮像装置としてカメラを例にしているが、例えばカメラ機能付き携帯電話等の他の電子機器や撮像装置であってもよい。
第1の実施の形態に係るカメラの電源OFF状態のときの外観を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るカメラの背面の構成を示す図である。 第1の実施の形態に係るカメラの内部に収納された各ユニットの配置を示す正面図である。 第1の実施の形態に係るカメラにおいて、被写体の撮像を行っているときのカメラの外観を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るカメラにおいて、画像の投影を行っているときのカメラの外観を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るバリア及びバリアの移動機構の構成を示す模式図である。 第1の実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るカメラの使用時に実行される処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るカメラの電源OFF状態のときの外観を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るカメラにおいて、被写体の撮像を行っているときのカメラの外観を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るカメラにおいて、画像の投影を行っているときのカメラの外観を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るバリア及びバリアの移動機構の構成を示す模式図である。 第3の実施の形態に係るカメラの電源OFF状態のときの外観を示す斜視図である。 第3の実施の形態に係るバリア及びバリアの移動機構の構成を示す模式図である。 第3の実施の形態に係る他のバリア及びバリアの移動機構の構成を示す模式図である。 第3の実施の形態に係る他のバリア及びバリアの移動機構の構成を示す模式図である。
符号の説明
2,102,202…カメラ、4…筐体、6,206,306…バリア、8…開口、16…モード切替スイッチ、24…撮影窓、26…撮像ユニット、28…投影窓、30…プロジェクタユニット、60…ラック、62…駆動モータ、64…ピニオンギア、100…主制御部、104…操作開口、106…切替レバー、108…固定突部、110…スライドレール、112a,112b,112c…固定凹部、208…第1開口、210…第2開口、406…スライドカバー

Claims (5)

  1. 撮影窓を介して被写体を撮像する撮像ユニットと、
    投影窓から画像の投影を行う投影ユニットと、
    前記撮影窓及び前記投影窓を保護する保護部材と、
    前記保護部材を、前記撮影窓及び前記投影窓を同時に保護する位置と、前記撮影窓及び前記投影窓の何れか一方のみを保護する位置とに移動させる移動機構とを備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記撮像ユニットにより前記被写体の撮像を行う撮像モードが選択された場合に、前記移動機構により前記保護部材を前記投影窓のみを保護する位置に移動させることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記投影ユニットにより前記画像の投影を行う投影モードが選択された場合に、前記移動機構により前記保護部材を前記撮影窓のみを保護する位置に移動させることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
  4. 前記移動機構により前記保護部材を前記投影窓のみを保護する位置に移動させた場合に、前記撮像モードを選択することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 前記移動機構により前記保護部材を前記撮影窓のみを保護する位置に移動させた場合に、前記投影モードを選択することを特徴とする請求項1又は4記載の電子機器。
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US20220377220A1 (en) * 2021-05-21 2022-11-24 Nidec Copal Corporation Camera

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