JP6214861B2 - 基板処理装置と基板処理装置の電源管理方法 - Google Patents

基板処理装置と基板処理装置の電源管理方法 Download PDF

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Description

この発明は、半導体ウエハ、フォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基板、光ディスク用の基板など(以下、単に基板と称する)を処理する基板処理装置と基板処理装置の電源管理方法に関する。
従来、この種の装置として、複数の処理部を備える装置がある。各処理部は、例えば、処理ユニットと、処理ユニットに基板を搬送する主搬送機構と、を備えている。このように構成される基板処理装置では、各処理部において基板処理を並行して行うことができる。よって、基板処理能力(スループット)を向上させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−10291号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、処理部に対して点検、補修または修理などを行うために、処理部の電源を遮断する場合がある。電源を遮断する前には、予め、種々の準備作業を行う。例えば、処理液を送るポンプを停止させたり、各種の弁を閉じたりする。このように、電源を遮断するための準備作業が煩雑であるので、適切に電源を遮断しづらいという不都合がある。
また、メンテナンス対象が一部の処理部であっても、一部の処理部のみならず、全ての処理部の電源を遮断することになる。このため、基板処理能力が著しく低下してしまうという不都合がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、この発明の第1の目的は、処理部の電源を適切に遮断することができる基板処理装置と基板処理装置の電源管理方法を提供することである。また、この発明の第2の目的は、基板処理能力が著しく低下することを抑制することができる基板処理装置と基板処理装置の電源管理方法を提供することである。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明は、基板を処理する処理部と、処理部に電力を供給するための処理部用配線と、処理部用配線を開閉して、処理部の電源を投入・遮断する開閉器と、処理部を、電源の遮断が制限されている遮断制限状態から電源の遮断が許容された遮断可能状態に変更する制御部と、を備え、制御部はさらに、処理部が遮断可能状態であるときには開閉器の作動を許容し、処理部が遮断制限状態にあるときには開閉器の作動を禁止する基板処理装置である。
[作用・効果]本発明に係る基板処理装置によれば、処理部の電源を遮断するときには、まず、制御部が処理部を遮断可能状態に変更し、その後、開閉器が処理部用配線を開く。このように、処理部に対するソフトウエア的な処理と、ハードウエアである開閉器の作動の2段階によって、処理部の電源を遮断するので、処理部の電源を適切に遮断することができる。また、制御部が処理部を遮断可能状態に変更するので、ユーザーの負担を軽減することができる。さらに、処理部が遮断制限状態であるときには、開閉器の作動を禁止しているので、処理部の電源が遮断されることを確実に防ぐことができる。
上述した発明において、処理部は複数であり、処理部用配線は、各処理部に個別に電力を供給し、開閉器は、各処理部用配線を個別に開閉して、各処理部の電源を個別に投入・遮断し、制御部は、処理部を個別に遮断可能状態に変更させるとともに、遮断可能状態である処理部に対応した開閉器の作動を許容し、遮断制限状態である処理部に対応した開閉器の作動を禁止することが好ましい。これによれば、複数の処理部の電源を個別に遮断することができる。よって、一部の処理部に電力を供給しつつ、他の処理部への電力供給を停止することができる。これにより、例えば、一部の処理部において基板に処理を行いながら、他の処理部を停電させてメンテナンスを行うことができる。このように、基板処理装置の一部の処理部のみを部分的に稼動させることができるので、基板処理能力が著しく低下することを抑制することができる。
また、本発明は、基板を処理する複数の処理部と、各処理部に電力を個別に供給するための複数の処理部用配線と、各処理部用配線を個別に開閉し、各処理部の電源を個別に投入・遮断する複数の開閉器と、を備えている基板処理装置である。
[作用・効果]本発明に係る基板処理装置によれば、各開閉器を互いに独立に作動させることによって、一部の処理部の電源を投入しつつ、他の処理部の電源を遮断することができる。このように、基板処理装置の一部の処理部のみを部分的に稼動させることができるので、基板処理能力が著しく低下することを抑制することができる。
上述した発明において、処理部を個別に、電源の遮断が制限されている遮断制限状態から電源の遮断が許容された遮断可能状態に変更する制御部と、を備え、制御部はさらに、遮断可能状態である処理部に対応した開閉器の作動を許容し、遮断制限状態である処理部に対応した開閉器の作動を禁止することが好ましい。処理部の電源を遮断するときには、まず、制御部が処理部を遮断可能状態に変更し、その後、開閉器を作動させる。よって、処理部の電源を適切に遮断することができる。また、制御部が処理部を遮断可能状態に変更するので、ユーザーの負担を軽減することができる。さらに、処理部が遮断制限状態であるときには、開閉器の作動を禁止しているので、処理部の電源が遮断されることを確実に防ぐことができる。
上述した発明において、処理部を個別に遮断可能状態に変更させる指示を入力するための状態変更用入力部と、を備えていることが好ましい。状態変更用入力部の入力に基づいて、制御部は処理部を遮断可能状態に変更する。このような状態変更用入力部を備えているので、ユーザーは処理ユニットの状態を簡易に変更させることができる。
上述した発明において、開閉器を作動させるための開閉器用入力部をさらに備え、開閉器は、処理部が遮断可能状態であるときには開閉器用入力部の入力に従って作動し、処理部が遮断制限状態であるときには開閉器用入力部の入力に関わらず作動しないことが好ましい。開閉器用入力部を備えているので、ユーザーは開閉器を容易に作動させることができる。
上述した発明において、さらに、処理部用配線とは別個に設けられ、制御部に電力を供給するための制御電源用配線を備えていることが好ましい。開閉器がいずれの処理部用配線を開いても、制御部の電源が遮断されない。よって、たとえば、一部の処理部の電源を遮断した場合であっても、制御部は他の処理部を好適に制御することができる。また、たとえば、制御部は、停電状態の処理部に電源を投入するときに、その処理部を好適に制御することができる。
上述した発明において、さらに、処理部が遮断可能状態に変更されると、当該処理部の状態に関する情報を記憶する記憶部を備えていることが好ましい。仮に制御部の電源が遮断されても、記憶部は遮断可能状態に変更された処理部の状態に関する情報を保持している。このため、制御部の電源が再び投入されれば、制御部は、記憶部の情報を参照することによって、処理部を適切な状態に戻すことができる。
上述した発明において、基板を収容するカセットから処理部に基板を搬送するインデクサ部をさらに備え、制御部は、処理部を遮断可能状態に変更する前に、その処理部が基板に対して処理を実行中であるか否かを判断し、実行中であると判断したときには、その基板が収容されるカセット内の全ての基板に対して処理を完了した後に、処理部を遮断可能状態に変更することが好ましい。基板に対する処理品質が低下することを好適に防ぐことができる。また、カセット内の複数の基板間で処理品質がばらつくことを好適に防ぐことができる。
上述した発明において、処理部は、処理ユニットと、処理ユニットに基板を搬送する主搬送機構と、を有する基板処理列であることが好ましい。処理部は基板処理列であるので、基板を好適に処理することができる。
また、本発明は、基板を処理する処理部を有する基板処理装置の電源管理方法であって、処理部を、電源の遮断が許容された遮断可能状態に変更する工程と、変更する工程が完了した後に、遮断可能状態に変更した処理部のみの電源を遮断する工程と、を備えた基板処理装置の電源管理方法である。
[作用・効果]本発明に係る基板処理装置の電源管理方法によれば、遮断する工程に先だって、変更する工程を行う。これにより、処理部の電源を遮断する前に、処理部は遮断可能状態になっている。よって、処理部の電源を適切に遮断することができる。
上述した発明において、電源の遮断が制限された遮断制限状態である処理部に対しては遮断する工程の実行が禁止されていることが好ましい。処理部が遮断制限状態であるときには、処理部の電源が遮断されることを確実に防ぐことができる。
上述した発明において、処理部は複数であり、変更する工程は、各処理部を個別に遮断可能状態に変更し、遮断する工程では、各処理部の電源を個別に遮断することが好ましい。一部の処理部に電力を供給しながら、他の処理部に対して変更する工程および遮断する工程を実行することができる。これにより、一部の処理部のみを部分的に稼動させることができる。よって、基板処理能力が著しく低下することを抑制することができる。
上述した発明において、変更する工程では、さらに、遮断可能状態に変更する処理部の警報出力を停止させることが好ましい。遮断する工程の実行によって、処理部の電源が無電圧になることや、処理部との間で通信不能となることは、予定されていることであり、異常ではない。このため、これらの現象を知らせる警報等は、むしろ出力しないほうが望ましい。本発明によれば、このような警報出力を停止させるので、ユーザーの負担を軽減することができる。
上述した発明において、変更する工程を開始する前に、処理部が基板に対して処理を実行中であるか否かを判断し、実行中であると判断したときには、その処理を完了するまで待機する工程を備えていることが好ましい。待機する工程を備えているので、基板の処理品質が低下することを好適に防ぐことができる。
なお、本明細書は、次のような基板処理装置と基板処理装置の電源管理方法に係る発明も開示している。
(1)遮断可能状態では、処理部が有する電動機器が休止していることが好ましい。これによれば、処理部の電源を安全に遮断することができる。
(2)遮断可能状態では、処理部が有する可動部材が退避位置で静止していることが好ましい。これによれば、処理部の電源を安全に遮断することができる。
(3)遮断可能状態では、処理部の警報出力が停止していることが好ましい。これによれば、処理部の電源を遮断したときに警報が出力されることを好適に防ぐことができる。
(4)遮断可能状態では、電動機器を安全方向に制御していることが好ましい。ここで、「安全方向に制御する」とは、電動機器を、電源を遮断したときに不具合が起こらない/起こりにくい状態に制御することを言う。これによれば、遮断する工程を安全に実行することができる。
たとえば、少なくともいずれかの電動機器は処理液を送るポンプであり、変更する工程はポンプを停止させることが好ましい。また、少なくともいずれかの電動機器は処理液用配管に設けられるバルブであり、変更する工程はバルブを閉じることが好ましい。また、少なくともいずれかの電動機器は吐出ノズルを移動させる移動機構であり、変更する工程は、吐出ノズルが退避位置で静止するように移動機構を制御することが好ましい。また、少なくともいずれかの電動機器は基板を回転させるモータを含み、変更する工程は、モータを停止させ、基板の回転を静止させることが好ましい。
(5)処理部の電源を遮断するときは、処理部が有する複数の電動機器の電源を一括して(まとめて)遮断することが好ましい。処理部の電源を簡易かつ確実に遮断することができる。
(6)待機する工程は、処理部に対する新たな基板の搬入を停止することが好ましい。これによれば、基板の処理品質が低下することを防ぎつつ、変更する工程を速やかに開始することができる。
(7)変更する工程を開始する前に、処理部が基板に対して処理を実行中であるか否かを判断し、実行中であると判断したときには、その基板が収容されるカセット内の全ての基板に対して処理を完了するまで待機する工程を備えていることが好ましい。基板に対する処理品質が低下することを好適に防ぐことができる。また、カセット内の複数の基板間で処理品質がばらつくことを好適に防ぐことができる。
(8)待機する工程は、新たなカセットから処理部に対して基板を搬入することを停止することが好ましい。これによれば、カセット内の各基板に対して略同じ品質で処理を施しつつ、変更する工程を速やかに開始することができる。
(9)変更する工程を完了した後であって遮断する工程を開始する前に、変更する工程が実行された処理部の状態に関する情報を記憶する工程をさらに備えていることが好ましい。記憶する工程を備えているので、処理部の状態に関する情報を喪失することがない。よって、処理部を適切な状態に維持することができる。
(10)さらに、処理部の状態を報知する状態報知部を備えていることが好ましい。ユーザーが処理部の状態を好適に把握することができる。
(11)状態報知部は、処理部の状態が、遮断可能状態、遮断制限状態、および、電力供給が停止している停電状態のいずれであるかを報知することが好ましい。ユーザーは、処理部の状態を的確に把握することができる。
(12)記憶部は、さらに、処理部が遮断制限状態に変更されると、当該処理部の状態に関する情報を記憶することが好ましい。外部電源を喪失する等によって、処理部は遮断制限状態から直接、停電状態に陥ることがある。このような場合であっても、制御部は記憶部の情報を参照することによって、処理部を適切な状態に戻すことができる。
(13)複数の処理部を有する基板処理装置の電源管理方法であって、各処理部の電源を個別に遮断する工程と、を備えている基板処理装置の電源管理方法である。
前記(13)に記載の基板処理装置の電源管理方法によれば、一部の処理部の電力を投入しつつ、他の処理部の電源を遮断できる。これにより、一部の処理部のみを部分的に稼動させることができるので、基板処理能力が著しく低下することを抑制することができる。
本発明に係る基板処理装置と基板処理装置の電源管理方法によれば、処理部を遮断可能状態に変更した後で処理部の電源を遮断するので、処理部の電源を適切に遮断することができる。また、本発明に係る基板処理装置と基板処理装置の電源管理方法によれば、処理部の一部のみを部分的に稼動させることができるので、基板処理能力が著しく低下することを抑制することができる。
実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。 実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。 処理部の状態遷移図である。 処理部の電源を遮断するときの動作を示すフローチャートである。 処理部を遮断可能状態に変更する動作を示すフローチャートである。 処理部の電源を投入するときの動作を示すフローチャートである。 実施例3に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図である。 処理ユニットの配置を示す概略側面図である。 処理ユニットの配置を示す概略側面図である。 図7におけるa−a矢視の各垂直断面図である。 実施例3に係る基板処理装置の電源の系統図である。 実施例3に係る基板処理装置の制御ブロック図である。 処理部を遮断可能状態に変更する動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照してこの発明の実施例1を説明する。
図1は、実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。実施例1に係る基板処理装置1は、複数の処理部3a、3bを備え、処理部3a、3bの一方のみを部分的に稼動することができる。以下、実施例1の構成を説明する。
基板処理装置1は、複数の処理部3a、3bを備えている。各処理部3a、3bは、それぞれ基板(例えば、半導体ウエハ)Wに処理を行う。各処理部3a、3bの構成は、種々の態様を採ることができる。たとえば、処理部3aは、1または2以上の処理ユニットであってもよい。処理ユニットは、基板Wを1枚ずつ処理する処理ユニットであってもよいし、複数枚の基板Wを一括して処理する処理ユニットであってもよい。ちなみに、前者は、「枚葉式処理ユニット」等と呼ばれ、後者は、「バッチ式処理ユニット」と呼ばれる。あるいは、処理部3aは、1または2以上の基板処理列であってもよい。ここで、基板処理列とは、処理ユニットと、基板Wを処理ユニットに搬送する主搬送機構を有するものをいう。処理部3bも、上述した構成を採ることができる。
基板処理装置1は、処理部3a、3bに個別に電力を供給するための複数の処理部用配線7a、7bを備えている。処理部用配線7a、7bの一次側は、両方とも外部電源5に電気的に接続されている。外部電源5は基板処理装置1の外部に設けられている。処理部用配線7a、7bの二次側は、処理部3a、3bにそれぞれ電気的に接続されている。
基板処理装置1は、複数の開閉器9a、9bをさらに備えている。各開閉器9a、9bは、各処理部用配線7a、7bの途中にそれぞれ設けられている。各開閉器9a、9bは、各処理部用配線7a、7bを個別に開閉して、各処理部3a、3bの電源を個別に投入・遮断する。各開閉器9a、9bは、互いに独立して作動可能である。開閉器9a、9bとしては、マグネットコンタクタ(電磁接触器)、電磁開閉器、ブレーカなどが例示される。
各開閉器9a、9bの双方が処理部用配線7a、7bを閉じると、各処理部3a、3bに電源が投入される。この場合、各処理部3a、3bは、それぞれ基板Wを処理できる。また、開閉器9aが処理部用配線7aを閉じ、開閉器9bが処理部用配線7bを開くと、処理部3aに電源が投入され、処理部3bの電源が遮断される。この場合、処理部3aは基板Wを処理しつつ、処理部3bに対して点検、補修または修理など(以下、適宜に「メンテナンス」という)を行うことができる。同様に、開閉器9aが処理部用配線7aを開き、開閉器9bが処理部用配線7bを閉じると、処理部3aを停電させつつ、処理部3bを稼動させることができる。
このように、本実施例1に係る基板処理装置1およびその電源管理方法によれば、開閉器9a、9bを作動させることによって、処理部3a、3bの電源を個別に投入・遮断することができる。このため、処理部3a、3bの一方の電源を遮断する場合であっても、処理部3a、3bの他方を部分的に稼動させ続けることができる。よって、基板処理装置1の処理能力が著しく低下することを好適に抑制できる。
また、処理部3a、3bの両方の電源を遮断する場合に比べて、処理部3a、3bの一方の電源を遮断する場合には、電源を遮断するための準備や、電源を再投入し、処理部3を立ち上げるための復旧のために要する手間や時間を軽減することができる。これにより、処理部3a、3bが稼動していない時間をさらに低減でき、基板処理能力の低下を一層抑制できる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例2を説明する。
図2は、実施例2に係る基板処理装置の概略構成を示す図である。実施例2に係る基板処理装置11は、処理部13を遮断可能状態に変更した後に処理部13の電源を遮断することができる。以下、実施例2の構成を説明する。
基板処理装置11は、基板Wを処理する処理部13を備えている。処理部13は単一の処理ユニットである。以下では、適宜、「処理ユニット13」と呼ぶ。本実施例2では、処理ユニット13として、基板Wにレジスト感光剤(以下、適宜「レジスト」という)を塗布する塗布処理ユニットを例示する。以下では、まず、処理ユニット13の構成を説明し、続いて、処理ユニット13の電源系および制御系について説明する。
[処理部(処理ユニット)13の構成]
処理ユニット13は、保持部21を備えている。保持部21は、その上面で基板Wの下面を吸着することにより、単一の基板Wを略水平姿で保持する。保持部21には、吸引用配管23の二次側が連通接続されている。吸引用配管23の一次側は真空吸引源に連通接続されている。吸引用配管23の途中には、吸引用弁部材25が取り付けられている。吸引用弁部材25が開くと保持部21の上面に吸引力が発生し、吸引用弁部材25が閉じると保持部21の上面の吸引力が無くなる。吸引用弁部材25は電気的な制御によって作動する。
吸引用弁部材25の詳細な構成は、図示を省略するが、種々の構成を採用できる。例えば、吸引用弁部材25は、エア制御バルブと空気管と電磁弁とを備えてもよい。エア制御バルブは、吸引用配管23に介在され、空気圧に応じて開閉する。空気管は、エア制御バルブに連通接続され、エア制御バルブに空気圧を与える。電磁弁は、空気管の途中に介在され、エア制御バルブに与える空気圧を調整する。この構成では、電磁弁の開度を電気的に制御することによって、エア制御バルブの開度を調整し、保持部21の上面の吸引力を調整する。あるいは、吸引用弁部材25は、吸引用配管23に介在される電磁弁であってもよい。この構成では、電磁弁の開度を制御することによって、保持部21の上面の吸引力を調整する。後述する他の弁部材47等も同様である。
保持部21にはモータ27が連結されている。モータ27は、保持部21を略鉛直軸回りに回転駆動する。これにより、保持部21に保持された基板Wが回転する。モータ27は電気的な制御によって作動する。
保持部21の周囲には、飛散防止カップ31が配備されている。飛散防止カップ31は、基板Wの外周から周囲に飛散するレジスト等の処理液を受け止めて回収する。飛散防止カップ31には、カップ昇降機構33が連結されている。カップ昇降機構33は、飛散防止カップ31を上下方向に移動させる。これにより、飛散防止カップ31は、処理位置と退避位置とにわたって昇降する。図2では、退避位置にある飛散防止カップ31を実線で示し、処理位置にある飛散防止カップ31を点線で示す。飛散防止カップ31が処理位置にあるとき、飛散防止カップ31は保持部21に保持された基板Wの側方を覆う。飛散防止カップ31が退避位置にあるとき、保持部21に対して基板Wを搬送することができる。カップ昇降機構33は電気的な制御により作動する。
保持部21の上方には、ノズル41が設けられている。ノズル41は、基板Wにレジストを供給する。ノズル41には、処理液配管43の二次側が連通接続されている。処理液配管43の一次側は、レジスト供給源に連通接続されている。処理液配管43の途中には、ポンプ45と吐出用弁部材47が設けられている。ポンプ45は、レジスト供給源からノズル41へレジストを送る。吐出用弁部材47が開くとレジストがノズル41から吐出され、吐出用弁部材47が閉じるとレジストの吐出が停止する。ポンプ45および吐出用弁部材47はそれぞれ、電気的な制御により作動する。
ノズル41には、ノズル移動機構49が連結されている。ノズル移動機構49は、ノズル41を処理位置と退避位置とにわたって移動させる。図2では、退避位置にあるノズル41を実線で示し、処理位置にあるノズル41を点線で示す。処理位置は、保持部21に保持された基板Wの上方の位置であり、退避位置は、基板Wの上方から外れた位置である。ノズル移動機構49は電気的な制御により作動する。
吸引用弁部材25、カップ昇降機構33、ポンプ45および吐出用弁部材47は、直流電源部51に電気的に接続されている。モータ27は、サーボ機構53に電気的に接続されている。ノズル移動機構49は、駆動回路55に電気的に接続されている。そして、直流電源部51は、交流電力を直流電力に変換し、直流電力によって吸引用弁部材25、カップ昇降機構33、ポンプ45および吐出用弁部材47を個別に駆動する。また、直流電源部51は、駆動回路55に直流電力を供給する。このため、直流電源部51と駆動回路55の間も、電気的に接続されている。駆動回路55は直流電力によってノズル移動機構49を駆動する。サーボ機構53は、モータ27を所望の速度で回転駆動する。
上述した吸引用弁部材25、モータ27、カップ昇降機構33、ポンプ45、吐出用弁部材47、ノズル移動機構49、直流電源部51、サーボ機構53および駆動回路55は全て、電力によって動作する。以下では、これらを適宜に、「電動機器」と総称する。また、飛散防止カップ31およびノズル41は、それぞれこの発明における可動部材に相当する。
[電源系の構成]
基板処理装置11は、処理ユニット13に電力を供給するための処理部用配線61を備えている。具体的には、処理部用配線61の一次側は、外部電源5に電気的に接続されている。処理部用配線61の二次側は、直流電源部51およびサーボ機構53に電気的に接続されている。これら直流電源部51およびサーボ機構53を介して、処理ユニット13が有する他の電動機器に電力が供給される。
処理部用配線61の途中には、マグネットコンタクタ63が接続されている。マグネットコンタクタ63は、処理部用配線61を開閉して、処理ユニット13の電源を投入し、かつ、遮断する。図2等においては、マグネットコンタクタ63を適宜に「MC」と表記する。マグネットコンタクタ63は、この発明における開閉器に相当する。
マグネットコンタクタ63には、開閉器用入力部65が電気的に接続されている。ユーザーは、開閉器用入力部65を操作することによって、マグネットコンタクタ63を作動させることができる。開閉器用入力部65は、例えば、押しボタンなどの物理的なボタンが例示される。
ただし、マグネットコンタクタ63の作動は、後述する制御部71によって制限されている。具体的には、制御部71がマグネットコンタクタ63の作動を許容しているときには、開閉器用入力部65の入力は有効である。他方、制御部71がマグネットコンタクタ63の作動を禁止しているときには、開閉器用入力部65の入力は無効となる。すなわち、開閉器用入力部65を操作しても、マグネットコンタクタ63は作動しない。
基板処理装置11は、さらに、制御部71に電力を供給するための制御電源用配線67を備えている。制御電源用配線67の一次側は、外部電源5と電気的に接続されている。本実施例2では、制御電源用配線67は、マグネットコンタクタ63の一次側の位置で処理部用配線61と結線されている。制御電源用配線67の二次側は、制御部71に接続されている。このように、制御電源用配線67は、処理部用配線61と別個に設けられているので、マグネットコンタクタ63の作動によって制御部71の電源は遮断されない。
[制御系の構成]
制御部71は、上述した直流電源部51、サーボ機構53および駆動回路55にそれぞれ電気的に接続されている。制御部71は、これらを制御することによって、処理ユニット13が有する電動機器を統括的に制御する。これにより、処理ユニット13を稼動させたり、処理ユニット13の状態を切り替える。
ここで、図3を参照して、処理ユニット13の状態について説明する。図3は、処理ユニット13の状態遷移図である。本実施例2では、処理ユニット13の状態を、遮断制限状態、遮断可能状態および停電状態に区分している。
遮断可能状態とは、処理ユニット13の電源の遮断が許容されている状態である。遮断可能状態においては、少なくとも、処理ユニット13が有する電動機器が休止している。言い換えれば、遮断可能状態では、電動機器が安全方向に制御されている。このため、遮断可能状態では、処理ユニット13が有する電動機器の電源を安全に遮断できる。たとえば、仮に電源が遮断された場合であっても、電動機器が損傷するおそれがなく、かつ、レジストの漏液が止まらない等の不具合が発生するおそれがない。
本実施例2の場合、遮断可能状態では、吸引用弁部材25/吐出用弁部材47が閉止し、モータ27/ポンプ45が停止し、飛散防止カップ31が原点位置で静止するようにカップ昇降機構33が制御され、ノズル41が退避位置で静止するようにノズル移動機構49が制御されている。
さらに、本実施例2では、遮断可能状態を、電動機器が休止していることに加え、処理ユニット13の警報出力が停止している状態と規定している。警報とは、処理ユニット13(電動機器)の電源の電圧異常、および、制御部71と処理ユニット13(電動機器)との通信異常などが例示される。
遮断制限状態とは、処理ユニット13の電源の遮断が制限されている状態である。具体的には、遮断制限状態は、処理ユニット13が遮断可能状態でなく、かつ、処理ユニット13が電力供給を受けている状態である。
停電状態とは、処理ユニット13の電源が遮断されている状態である。なお、制御部71などへの電力供給が停止しているか否かは、処理ユニット13の状態と関係ない。
遮断制限状態と遮断可能状態の間の変更は、制御部71の制御によって実行される。遮断可能状態と停電状態の間の変更は、マグネットコンタクタ63の作動によって実行される。
ここで、制御部71は、処理ユニット13が遮断可能状態であるときにはマグネットコンタクタ63の作動を許容し、処理ユニット13が遮断制限状態にあるときにはマグネットコンタクタ63の作動を禁止する。また、制御部71は、処理ユニット13が停電状態にあるときはマグネットコンタクタ63の作動を許容する。
このため、処理ユニット13が遮断可能状態でなければ、ユーザーは処理ユニット13の電源を遮断することができない。すなわち、処理ユニット13が遮断制限状態から停電状態に変わるときは、必ず、遮断可能状態を経る。
制御部71は、各種処理を実行する中央演算処理装置(CPU)や、演算処理の作業領域となるRAM(Random-Access Memory)や、各種情報を記憶する固定ディスク等の記憶媒体等によって実現されている。記憶媒体には、処理レシピや駆動回路55のパラメータなど、各種情報が記憶されている。
基板処理装置11はさらに、タッチパネル73と状態報知部75と記憶部77を備えている。上述した制御電源用配線67は、制御部71を介して、これらタッチパネル73、状態報知部75および記憶部77にも電力を供給する。
タッチパネル73は、制御部71の制御に基づき、各種情報を表示する。また、ユーザーがタッチパネル73を触れることによって、処理ユニット13の状態を変更させる指示をタッチパネル73に入力できる。本実施例2では、タッチパネル73は、各種の指示を入力するためのボタン(GUI. Button)等を表示可能である。タッチパネル73に入力された命令は、制御部71に送られる。タッチパネル73は、この発明における状態変更用入力部に相当する。
状態報知部75は、制御部71の制御に基づき、処理ユニット13の状態をユーザーに対して報知する。本実施例2では、状態表示部75は、処理ユニット13の状態に応じて異なる色で点灯する。例えば、遮断制限状態には緑色、遮断可能状態には橙色、停電状態には赤色が、それぞれ対応付けられている。
記憶部77は、処理ユニット13の状態が変更されると、変更後の処理ユニット13の状態に関する情報を記憶する。本実施例2では、処理ユニット13が遮断制限状態と遮断可能状態との間で変更されると、処理ユニット13の状態に関する情報を更新する。
次に、実施例2に係る基板処理装置11の動作について図を参照しつつ説明する。以下では、処理ユニット13の電源を遮断する動作と、処理ユニット13に電源を投入する動作に分けて説明する。
[処理ユニット13の電源を遮断する動作]
図4は、処理ユニット13の電源を遮断するときの動作を示すフローチャートである。ここで、処理ユニット13は遮断制限状態にあり、処理ユニット13は基板Wに処理を行っているものとする。
<ステップS0> 遮断制限状態
遮断制限状態では、マグネットコンタクタ63は閉じており、外部電源5から処理ユニット13に電力が供給されている。制御部71は処理ユニット13を稼動させている。すなわち、保持部21に保持された基板Wを回転しつつ、ノズル41からレジストと吐出して、基板Wにレジストを塗布する処理を行っている。制御部71は、さらに、マグネットコンタクタ63の作動を禁止している。状態報知部75は、遮断制限状態に応じた緑色で発光し、処理ユニット13が遮断制限状態であることを報知している。
<ステップS1> 遮断変更指示を入力する
ユーザーが、タッチパネル73に触れることによって、処理ユニット13を遮断可能状態に変更する指示をタッチパネル73に入力する。タッチパネル73に入力された命令は、制御部71に与えられる。
<ステップS2> 処理を実行中か?(待機する工程)
制御部71は、処理ユニット13が基板Wに対する処理を実行中であるか否かを判断する。その結果、実行中である場合には、ステップS2に戻る。そして、実行中の処理が完了するまで、ステップS2の処理を繰り返す。そうでない場合には、ステップS3に進む。なお、遮断可能状態に変更する指示がタッチパネル73に入力されると、制御部71は、その後に基板Wが処理ユニット13に搬入されないように制御する。
<ステップS3> 遮断可能状態に変更する(変更する工程)
制御部71は、処理ユニット13の状態を遮断可能状態に変更する。
図5を参照する。図5は、処理ユニット13を遮断可能状態に変更する動作を示すフローチャートである。
<ステップS3.1−S3.6> 電動機器を休止させる
制御部71は、各種電動機器を休止させる。具体的には、制御部71は、吸引用弁部材25および吐出用弁部材47を閉止させ(ステップS3.1、S3.2)、モータ27およびポンプ45を停止させる(ステップS3.3、S3.4)。また、制御部71は、飛散防止カップ31が退避位置で静止するようにカップ昇降機構33を制御し(ステップS3.5)、ノズル41が退避位置で静止するようにノズル移動機構49を制御する(ステップS3.6)。
<ステップS3.7> 警報停止指示を入力する
ユーザーが、処理ユニット13の警報出力を停止する指示をタッチパネル73に入力する。タッチパネル73に入力された命令は、制御部71に送られる。
<ステップS3.8> 警報停止命令を送信する
制御部71は、処理ユニット13に対して警報出力を停止させる命令を送信する。これにより、処理ユニット13が有する直流電源部51等の電動機器は、警報を出力しないように設定される。
<ステップS3.9> 警報出力が停止されたか?
制御部71は、処理ユニット13の警報出力が停止されたか否かを判断する。その結果、停止されたと判断した場合には、処理ユニット13を遮断可能状態に変更する処理が完了する。すなわち、処理ユニット13は遮断可能状態に遷移する。そうでない場合は、ステップS3.7に戻り、処理ユニット13の警報出力を停止させる処理を再び行う。
<ステップS4> 状態を保存する
記憶部77は、処理ユニット13の状態に関する情報を保存する。状態に関する情報としては、単に遮断可能状態を示す情報であってもよいし、各種電動機器の状態を示す情報であってもよい。
<ステップS5> マグネットコンタクタの作動を許容する
制御部71は、マグネットコンタクタ63の作動を許容する。これにより、開閉器用入力部65の操作によってマグネットコンタクタ63が作動可能となる。
<ステップS6> 遮断可能状態を報知する
状態報知部75の発光色が、遮断制限状態に応じた緑色から、遮断可能状態に応じた橙色に変わる。これにより、処理ユニット13が遮断可能状態であることをユーザーに報知する。
<ステップS7> 開閉器用入力部を操作する
ユーザーが、マグネットコンタクタ63を開作動させるように開閉器用入力部65を操作する。
<ステップS8> マグネットコンタクタが開く(遮断する工程)
開閉器用入力部65の入力に応じて、マグネットコンタクタ63が処理部用配線61を開く。処理ユニット13の電源が遮断される。すなわち、処理ユニット13が有する電動機器の電源が遮断される。処理ユニット13の状態は、遮断可能状態から停電状態に遷移する。なお、制御部71等には電力が供給されたままである。
<ステップS9> 停電状態を報知する
状態報知部75の発光色が、遮断可能状態に応じた橙色から、停電状態に応じた赤色に変わる。これにより、処理ユニット13が停電状態であることをユーザーに報知する。
[処理ユニット13の電源を投入する動作]
図6は、処理ユニット13の電源を投入するときの動作を示すフローチャートである。ここで、処理ユニット13は停電状態であるものとする。
<ステップS10> 停電状態
停電状態では、マグネットコンタクタ63は開いており、処理ユニット13には電力が供給されていない。制御部71等には電力が供給されている。制御部71は、マグネットコンタクタ63の作動を許容している。状態報知部75は赤色で点灯している。
<ステップS11> 開閉器用入力部を操作する
ユーザーが、マグネットコンタクタ63を閉作動させるように開閉器用入力部65を操作する。
<ステップS12> マグネットコンタクタが閉じる
開閉器用入力部65の入力に応じて、マグネットコンタクタ63が処理部用配線61を閉じる。処理ユニット13の電源が投入される。処理ユニット13は、遮断可能状態に復帰する。
<ステップS13> 遮断可能状態を報知する
状態報知部75は、赤色から橙色に変わり、処理ユニット13が遮断可能状態であることをユーザーに報知する。
<ステップS14> 状態変更指示を入力する
ユーザーが、処理ユニット13を起動させる指示をタッチパネル73に入力する。処理ユニット13を起動させる指示は、遮断制限状態に変更する指示の一種である。タッチパネル73に入力された命令は、制御部71に送られる。
<ステップS15> 遮断制限状態に変更する
制御部71は、処理ユニット13を遮断制限状態に変更させる。具体的には、制御部71は吐出用弁部材47を開放させる。これにより、処理ユニット13は、遮断可能状態から外れて、遮断制限状態に移る。また、制御部71は、駆動回路55等のパラメータを改めて設定する。電源が遮断されると、駆動回路55等は保持していたパラメータを喪失するからである。駆動回路55等のパラメータの再設定により、ノズル移動機構49は作動可能となる。
<ステップS16> 状態を保存する
記憶部77は、処理ユニット13の状態に関する情報を更新する。状態に関する情報としては、単に遮断制限状態を示す情報であってもよいし、各種電動機器の状態を示す情報であってもよい。
<ステップS17> マグネットコンタクタの作動を禁止する
制御部71は、マグネットコンタクタ63の作動を禁止する。これにより、開閉器用入力部65の操作は無効となる。
<ステップS18> 遮断制限状態を報知する
状態報知部75は、橙色から緑色に変わり、処理ユニット13が遮断制限状態であることを報知する。
このように、本実施例2に係る基板処理装置11およびその電源管理方法によれば、処理ユニット13を遮断可能状態に変更した(ステップS3)後に、処理ユニット13の電源を遮断する(ステップS6)。このように、処理ユニット13に対するソフトウエア的な処理(ステップS3)と、ハードウエアであるマグネットコンタクタ63の作動(ステップS6)の2段階によって、処理ユニット13の電源を遮断する。このため、処理ユニット13の電源を適切に遮断することができる。また、制御部71が処理ユニット13を遮断可能状態に変更するので、ユーザーの負担を軽減することができる。
また、処理ユニット13が遮断制限状態であるときには、制御部71はマグネットコンタクタ63の作動を禁止している。このように、制御部71とマグネットコンタクタ63の間でインターロックを構成しているので、遮断制限状態の処理ユニット13の電源が遮断されることを確実に防ぐことができる。たとえば、ユーザーが開閉器用入力部65を誤って操作した場合であっても、処理ユニット13の電源を遮断することはできない。
また、遮断可能状態では、処理ユニット13が有する電動機器が休止しているので、処理ユニット13の電源を安全に遮断することができる。換言すれば、遮断可能状態では、電動機器が安全方向に制御されているので、処理ユニット13の電源を遮断したときにトラブルが発生することを好適に抑制することができる。
また、遮断可能状態では、保持部21、飛散防止カップ31およびノズル41といった可動部材が退避位置で静止しているので、処理ユニット13の電源を一層安全に遮断することができる。
また、遮断可能状態では、処理ユニット13の警報出力が停止しているので、ユーザーが処理ユニット13の電源を遮断させるときに、必要性に乏しい警報が出力されることがない。これにより、ユーザーの負担を軽減することができる。
また、単一のマグネットコンタクタ63の作動によって、処理ユニット13が有する電動機器の電源を一括して(まとめて)投入/遮断することができる。よって、複数の動力機器の電源を簡易に、かつ、漏れなく投入/遮断できる。
また、開閉器用入力部65を備えているので、ユーザーはマグネットコンタクタ63を容易に作動させることができる。
また、タッチパネル73を備えているので、ユーザーは処理ユニット13の状態を簡易に変更させることができる。
また、遮断可能状態に変更する指示がタッチパネル73に入力されたときに処理ユニット13が基板Wに対して処理を実行中である場合には、その処理を完了するまで待機し(ステップS2)、処理が完了した後に処理ユニット13の状態を変更する(ステップS3)。このため、その基板Wの処理品質の低下を好適に防止できる。
また、遮断可能状態に変更する指示がタッチパネル73に入力された後は、処理ユニット13への基板Wの搬入を停止する。よって、速やかに遮断可能状態に変更する処理を開始できる。
また、記憶部77を備えているので、仮に外部電源5が喪失した場合であっても、記憶部77は処理ユニット13の状態に関する情報を保持している。よって、外部電源5が復旧すれば、制御部71は、記憶部77の情報を参照することによって、処理ユニット13の直前の状態を把握することができ、処理ユニット13を適切な状態に戻すことができる。
また、状態報知部75を備えているので、ユーザーは処理ユニット13の状態を好適に把握することができる。また、状態報知部75は、遮断可能状態、遮断制限状態および停電状態に応じてそれぞれ異なる発光色で点灯する。よって、ユーザーは、処理ユニット13の状態を的確に把握することができる。
また、制御電源用配線67を備えているので、マグネットコンタクタ63が作動に関わらず、制御部71に電力を供給し続けることができる。よって、停電状態の処理ユニット13に電源を投入する場合であっても、制御部71は好適に処理ユニット13を制御することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例3を説明する。
実施例3に係る基板処理装置81は、処理部85a、85bの一方のみを部分的に稼動することができ、かつ、処理部85a、85bの電源を個別に、かつ、適切に遮断することができる。以下、実施例3の構成を説明する。
図7は、実施例3に係る基板処理装置の概略構成を示す平面図であり、図8と図9は基板処理装置が有する処理ユニットの配置を示す概略側面図であり、図10は、図7におけるa−a矢視の各垂直断面図である。
基板処理装置81は、インデクサ部(以下、「ID部」と呼ぶ)83と複数の処理部85a、85bとインターフェイス部(以下、「IF部」と呼ぶ)87とを備えている。処理部85a、85bは、上下方向に並ぶように積層されている。ID部83は、各処理部85a、85bの一側方に隣接するように設けられている。IF部87は、各処理部85a、85bの他側方に隣接するように設けられている。IF部87は、さらに、本装置81とは別体の外部装置である露光機EXPに隣接している。各処理部85a、85bは、それぞれ基板Wを処理する。以下、ID部83、処理部85a、85b、IF部87について順に説明する。
[ID部83]
ID部83は、カセットCと各処理部85a、85bとの間で基板Wを搬送する。ID部83は、載置台84とID用搬送機構TIDを備えている。載置台84は、複数(4個)のカセットCを載置可能である。カセットCは複数の基板Wを収容する。ID用搬送機構TIDは、水平方向および鉛直方向に移動可能に構成され、カセット載置台84に載置されたカセットCおよび処理部85a、85bに対して基板Wを搬送する。
[処理部(基板処理列)85a、85b]
各処理部85a、85bは、ID部83とIF部87の間にわたって基板Wを往復搬送しつつ、基板Wにレジスト膜等を形成し、かつ、露光された基板Wを現像する。各処理部85a、85bは、それぞれ単一の基板処理列である。基板処理列は、処理ユニットと、処理ユニットに基板Wを搬送する主搬送機構と、を有する。以下では、処理部85a、85bを、適宜に「基板処理列85a、85b」と呼ぶ。
各基板処理列85a、85bの構成は、略同じである。以下では、基板処理列85a、85bを特に区別しない場合は、単に「基板処理列85」と記載し、各基板処理列85a、85bの構成をまとめて説明する。
基板処理列85は、複数(2基)の主搬送機構T1、T2を備えている。各主搬送機構T1、T2は、ID部83とIF部87とを結ぶ方向に並ぶように配置されている。各主搬送機構T1、T2は、水平方向および鉛直方向に移動可能に構成され、双方向に基板Wを受け渡すことができる。主搬送機構T1は、さらにID用搬送機構TIDとの間で基板Wを受け渡す。主搬送機構T2は、さらにIF部87(後述するIF用搬送機構TIF1)と基板Wを受け渡す。
ID用搬送機構TIDと主搬送機構T1の間には、基板Wを載置する載置部PASS1が配置されている。同様に、主搬送機構T1と主搬送機構T2の間、および、主搬送機構T2とIF用搬送機構TIF1の間には、それぞれ基板Wを載置する載置部PASS2およびPASS3が配置されている。各載置部PASS1乃至PASS3は、搬送機構同士が基板Wを受け渡すときに利用される。
載置部PASS1は、図10に示すように、載置部PASS1A、PASS1Bを有する。載置部PASS1A、PASS1Bは、基板Wの搬送方向によって使い分けられる。たとえば、載置部PASS1Aには、ID用搬送機構TIDから主搬送機構T1へ搬送される基板Wが載置され、載置部PASS1Bには、主搬送機構T1からID用搬送機構TIDへ搬送される基板Wが載置される。載置部PASS2、PASS3も同様である。
図7に示すように、主搬送機構T1が基板Wの搬送を負担する処理ユニットは、大きく液処理ユニットUcと熱処理ユニットUh1に分けられる。液処理ユニットUcは主搬送機構T1の一側方に配置され、熱処理ユニットUh1は主搬送機構T1の他側方に配置されている。
液処理ユニットUcの構成は、基本的に、実施例2で例示した処理ユニット13と共通している。すなわち、液処理ユニットUcは、基板Wを保持する保持部や、基板Wに処理液を供給するノズル等を備えている。さらに、液処理ユニットUcは、保持部を回転させるモータ、ノズルに処理液を送るポンプ、ノズルを移動させるノズル移動機構等、および、これらモータ、ポンプ、ノズル移動機構等を駆動するサーボ機構や直流電源部等を備えている。このように、液処理ユニットUcは、各種の電動機器によって構成されており、電力によって稼動する。
熱処理ユニットUh1は、基本的に、基板Wを載置する載置台や電熱ヒーター等を備えている。熱処理ユニットUh1も、電力によって稼動する。
図8に示すように、液処理ユニットUcは、具体的には、反射防止膜用塗布処理ユニットBARCと、レジスト膜用塗布処理ユニットRESISTである。反射防止膜用塗布処理ユニットBARCは、基板Wに反射防止膜材料を塗布し、反射防止膜を形成する処理を行う。レジスト膜用塗布処理ユニットRESISTは、基板Wにレジストを塗布し、レジスト膜を形成する処理を行う。
図9に示すように、熱処理ユニットUh1は、具体的には、加熱ユニットHP、冷却ユニットCP、加熱冷却ユニットPHPおよびアドヒージョン処理ユニットAHLである。加熱ユニットHPは基板Wを加熱する。冷却ユニットCPは基板Wを冷却する。加熱冷却ユニットPHPは、加熱処理と冷却処理を続けて行う。アドヒージョン処理ユニットAHLは、基板Wと被膜の密着性を向上させるためにヘキサメチルシラザン(HMDS)の蒸気雰囲気で熱処理する。
図7を参照する。主搬送機構T2が基板Wの搬送を負担する処理ユニットは、大きく現像処理ユニットDEVと熱処理ユニットUh2とエッジ露光ユニットEEWに分けられる。現像処理ユニットDEVは、主搬送機構T2の一側方に配置され、熱処理ユニットUh2およびエッジ露光ユニットEEWは主搬送機構T2の他側方に配置されている。
現像処理ユニットDEVは、基板Wに現像処理を行う。現像処理ユニットDEVは、液処理ユニットの一種であり、現像処理ユニットDEVの構成は、基本的に、実施例2で例示した処理ユニット13と共通している。現像処理ユニットDEVは、各種の電動機器を有し、電力によって稼動する。
図9に示すように、熱処理ユニットUh2は、加熱ユニットHP、冷却ユニットCPである。なお、加熱冷却ユニットPHPに対しては、IF用搬送機構TIF1が基板Wの搬送を負担する。エッジ露光ユニットEEWは、基板Wの周縁を露光する。エッジ露光ユニットEEWは、基板Wを保持する保持部と、保持部を回転するモータと、基板Wに光を照射する光照射部等を備えており、電力によって稼動する。
[IF部87]
図7を参照する。IF部87は、基板処理列85a、85bと露光機EXPに対して基板Wを搬送する。IF部87は基板Wを搬送する複数のIF用搬送機構TIF1、TIF2を備えている。IF用搬送機構TIF1とIF用搬送機構TIF2は、互いに基板Wを受け渡す。IF用搬送機構TIF1は、さらに基板処理列85a、85bに対して基板Wを搬送する。IF用搬送機構TIF2は、さらに露光機EXPに対して基板Wを搬送する。
IF用搬送機構TIF1、TIF2の間には、基板Wを載置し、冷却する載置部PASS−CPが配置されている。載置部PASS−CPの下方には、基板Wを載置する載置部(図示省略)と、基板Wを一時的に収容するバッファ部(図示省略)が積層されている。載置部PASS−CPは、IF用搬送機構TIF1からIF用搬送機構TIF2へ搬送される基板Wが載置される。不図示の載置部には、IF用搬送機構TIF2からIF用搬送機構TIF1へ搬送される基板Wが載置される。不図示のバッファ部は、載置部PASS−CP等に基板Wを予定通り載置できないときに、使用される。
[電源系の構成]
次に本装置の電源について説明する。図11は、実施例3に係る基板処理装置の電源の系統図である。図示するように、基板処理装置81は、メインブレーカー90と、処理部用配線91a、91bと、マグネットコンタクタ93a、93bと、開閉器用入力部95a、95bとを備えている。
メインブレーカー90の一次側は、外部電源5に電気的に接続されている。メインブレーカー90の二次側には、処理部用配線91a、91bが接続されている。処理部用配線91a、91bは、それぞれ基板処理列85a、85bに電力を個別に供給する。具体的には、処理部用配線91aは、基板処理列85aが有する各主搬送機構T1、T2および各処理ユニットに電力を供給する。処理部用配線91bも同様である。
マグネットコンタクタ93a、93bは、処理部用配線91a、91bの途中に接続され、各処理部用配線91a、91bを個別に開閉する。マグネットコンタクタ93a、93bは、それぞれこの発明における開閉器に相当する。
各開閉器用入力部95a、95bは、それぞれマグネットコンタクタ93a、93bを個別に作動させる。開閉器用入力部95a、95bは、ID部83の一側部に配置されている(図8参照)。
ただし、後述する制御部101がマグネットコンタクタ93aの作動を禁止している場合、マグネットコンタクタ93aに対応する開閉器用入力部95aの入力は無効となる。制御部101がマグネットコンタクタ93aの作動を許容している場合のみ、開閉器用入力部95aの入力は有効となる。開閉器用入力部95bの場合も同様である。
メインブレーカー90の二次側には、さらに、ID部用配線97とIF部用配線98と制御電源用配線99が接続されている。ID部用配線97、IF部用配線98および制御電源用配線99は、それぞれ、ID部83、IF部87および制御部101に電力を供給する。
[制御系の構成]
図12を参照して、本装置の制御系について説明する。図13は、実施例3に係る基板処理装置の制御ブロック図である。
図示するように、基板処理装置81は、制御部101とタッチパネル103と状態報知部105a、105bと記憶部107を備えている。
制御部101は、ID部83、基板処理列85a、85bおよびIF部87を統括的に制御する。基板処理列85a、85bについては、制御部101は、各基板処理列85a、85bが有する主搬送機構T1、T2および各処理ユニットを制御する。処理ユニットについては、制御部101は、各処理ユニットが有する各種の電動機器を制御する。制御部101は、基板処理列85a、85bの状態を個別に変更することができる。
本実施例3においても、各基板処理列85a、85bの状態を、遮断制限状態、遮断可能状態および停電状態の3つに区分している。遮断制限状態と遮断可能状態の間の変更は、制御部101の制御によって実行される。遮断可能状態と停電状態の間の変更は、マグネットコンタクタ93a、93bの作動によって実行される。
また、制御部101は、遮断可能状態である基板処理列85a、85bに対応したマグネットコンタクタ93a、93bの作動を許容し、遮断制限状態にある基板処理列85a、85bに対応したマグネットコンタクタ93a、93bの作動を禁止する。
タッチパネル103は、ID部83の一側部に配置されている(図8参照)。タッチパネル103は、制御部101から送信される各種情報を表示する。また、タッチパネル103は、基板処理列85a、85bの状態を個別に変更させるための指示を受け付ける。
タッチパネル103は、さらに、基板処理列85a、85bを手動運転させるための指示を受け付ける。これにより、各基板処理列85a、85bの全部または一部を、試験的に運転させることができる。これにより、基板処理列85等の動作確認、処理品質の検証等を行うことができる。タッチパネル103は、この発明における状態変更用入力部に相当する。
これに対応して、本実施例3では、遮断可能状態では手動運転を禁止している。すなわち、本実施例3では、遮断可能状態を、基板処理列85が有する電動機器が休止しており、基板処理列85の警報出力が停止しており、かつ、基板処理列85の手動運転を禁止している状態と規定している。
状態報知部105a、105bは、ID部83の一側部に配置されている(図8参照)。各状態報知部105a、105bは、各基板処理列85a、85bの状態をそれぞれ報知する。具体的には、各状態報知部105a、105bは、緑色、橙色および赤色で点灯することによって、それぞれ、遮断制限状態、遮断可能状態および停電状態を報知する。状態報知部105a、105bを特に区別しない場合は、適宜に「状態報知部105」と記載する。
次に、実施例3に係る基板処理装置81の動作について図を参照しつつ説明する。以下では、基板処理列85a、85bの両方が稼動する動作、基板処理列85a、85bの一方の電源を遮断する動作と、基板処理列85a、85bの一方の電源を投入する動作に分けて説明する。
[基板処理列85a、85bが稼動する動作]
以下では、ID部83からIF部87への搬送と、IF部87からID部83への搬送とに分けて説明する。なお、各基板処理列85a、85bは遮断制限状態にあるものとする。
[ID部83からIF部87への搬送]
ID用搬送機構TIDは、カセットCから基板Wを搬出し、基板処理列85a、85bに交互に搬送する。
主搬送機構T1は、ID部83から受け取った基板Wを、液処理ユニットUcおよび熱処理ユニットUh1に所定の順番で搬送する。各種処理ユニットが所定の処理を行うことにより、反射防止膜およびレジスト膜を形成する塗布処理が基板Wに施される。主搬送機構T1は、塗布処理が施された基板Wを主搬送機構T2に渡す。主搬送機構T2は、受け取った基板Wをエッジ露光ユニットEEWに搬送する。エッジ露光ユニットEEWは、基板Wの周縁部を露光する。主搬送機構T2は、エッジ露光処理が施された基板WをIF部87に搬出する。
IF用搬送機構TIF1は、各基板処理列85a、85bから交互に基板Wを受け取り、IF用搬送機構TIF2に渡す。IF用搬送機構TIF2は、受け取った基板Wを露光機EXPに搬出する。
[IF部87からID部83への搬送]
IF用搬送機構TIF2は、露光機EXPから露光済みの基板Wを受け取り、IF用搬送機構TIF1に渡す。IF用搬送機構TIF1は、受け取った基板Wを加熱冷却ユニットPHPに搬送する。加熱冷却ユニットPHPは、基板Wに露光後加熱処理(Post Exposure Bake)を行う。IF用搬送機構TIF1は、露光後加熱処理が施された基板Wを各基板処理列85a、85bに搬出する。
各基板処理列85a、85bにおいて、主搬送機構T2が、IF部87から基板Wを受け取り、現像処理ユニットDEVおよび熱処理ユニットUh2に所定の順番で搬送する。これにより、基板Wを現像する現像処理等が行われる。主搬送機構T2は、現像処理が施された基板Wを主搬送機構T1に渡す。主搬送機構T1は、受け取った基板WをID部83に搬出する。
ID用搬送機構TIDは、基板処理列85a、85bから基板Wを交互に受け取り、カセットCに搬入する。
[基板処理列85a、85bの一方の電源を遮断する動作]
以下では、基板処理列85a、85bの双方が遮断制限状態にあるときに、基板処理列85aのみの電源を遮断する動作を例に採って説明する。この場合、基板処理列85aの動作順序は、図4のフローと略同じとなる。したがって、便宜上、図4を参照して説明する。
<ステップS0> 遮断制限状態
マグネットコンタクタ93a、93bはともに閉じている。制御部101は、マグネットコンタクタ93a、93bの作動を禁止している。状態報知部105a、105bはそれぞれ緑色で点灯しており、基板処理列85a、85bの両方が遮断制限状態であることを報知している。
<ステップS1> 状態変更指示を入力する
ユーザーが、遮断可能状態に変更する基板処理列として、基板処理列85aを指定する指示をタッチパネル103に入力する。
<ステップS2> 処理を実行中か?(待機する工程)
制御部101は、基板処理列85aが基板Wに対する処理を実行中か否かを判断する。その結果、実行中であると判断した場合には、ステップS2に戻る。そして、処理中の基板Wが収容されるカセットCに対するジョブが完了するまで、ステップS2の処理を繰り返す。ここで、ジョブとは、カセットC単位で設定される基板Wの処理をいう。よって、当該カセットC内の全ての基板Wに対する処理が完了まで、ステップS2を繰り返す。実行中でないと判断した場合には、ステップS3に進む。
なお、遮断可能状態に変更する指示がタッチパネル103に入力されると、制御部101は、その後に新たなジョブが開始されないように制御する。具体的には、処理を実行中の基板Wが収容されるカセットCとは異なるカセットCから、基板処理列85aに基板Wを新たに搬入することを停止させる。
<ステップS3> 遮断可能状態に変更する(変更する工程)
制御部101は、基板処理列85aの状態を遮断可能状態に変更する。
図13を参照する。図13は、基板処理列85を遮断可能状態に変更する動作を示すフローチャートである。
<ステップS3.11> 電動機器を休止させる
制御部101は、基板処理列85aが有する各種電動機器を休止させる。
<ステップS3.12> 警報停止指示を入力する
ユーザーが、基板処理列85aの警報出力を停止する指示をタッチパネル103に入力する。
<ステップS3.13> 警報停止命令を送信する
制御部101は、基板処理列85aに対して警報出力を停止させる命令を送信する。これにより、基板処理列85aは、警報を出力しないように設定される。
<ステップS3.14> 警報出力が停止されたか?
制御部101は、基板処理列85aの警報出力が停止されたか否かを判断する。その結果、停止されたと判断した場合には、ステップS3.15に進む。そうでない場合は、再び、ステップS3.12に戻る。
<ステップS3.15> 手動運転を禁止する
制御部101は、基板処理列85aの手動運転を禁止する。これにより、ユーザーが、基板処理列85aに対して手動運転を行う指示をタッチパネル103に入力しても、タッチパネル103の入力は無効となる。これにより、基板処理列85aの状態が、遮断制限状態から遮断可能状態に変わる。なお、基板処理列85bは、遮断制限状態のままである。
<ステップS4> 状態を保存する
記憶部107は、基板処理列85aの状態に関する情報を保存する。
<ステップS5> マグネットコンタクタの作動を許容する
制御部101は、マグネットコンタクタ93aの作動を許容する。
<ステップS6> 遮断可能状態を報知する
状態報知部105aは、緑色から橙色に変わり、基板処理列85aが遮断可能状態であることを報知する。なお、状態報知部105bは緑色のままである。
<ステップS7> 開閉器用入力部を操作する
ユーザーが、マグネットコンタクタ93aを開作動させるように開閉器用入力部95aを操作する。
<ステップS8> マグネットコンタクタが開く(遮断する工程)
開閉器用入力部95aの入力に応じて、マグネットコンタクタ93aが処理部用配線91aを開く。基板処理列85aの電源が遮断される。これにより、基板処理列85aは、遮断可能状態から停電状態に変わる。基板処理列85bは、依然として、遮断制限状態のままである。
<ステップS9> 停電状態を報知する
状態報知部105aは、橙色から赤色に変わり、基板処理列85aが停電状態であることを示す。
[基板処理列85の電源を投入する動作]
以下では、基板処理列85aが停電状態であり、基板処理列85bが遮断制限状態にあるときに、基板処理列85aのみの電源を投入する動作を例に採って説明する。この場合、基板処理列85aの動作順序は、図6のフローと略同じとなる。したがって、便宜上、図6を参照して説明する。
<ステップS10> 停電状態
マグネットコンタクタ93aは開いており、基板処理列85aには電力が供給されていない。制御部101は、マグネットコンタクタ93aの作動を許容している。状態報知部105aは赤色で点灯し、基板処理列85aが停電状態であることを示している。他方、マグネットコンタクタ93bは閉じており、制御部101は、マグネットコンタクタ93bの作動を禁止しており、状態報知部105bは緑色で点灯している。
<ステップS11> 開閉器用入力部を操作する
ユーザーが、マグネットコンタクタ93aを閉作動させるように開閉器用入力部95aを操作する。
<ステップS12> マグネットコンタクタが閉じる
開閉器用入力部95aの入力に応じて、マグネットコンタクタ93aが処理部用配線91aを閉じる。基板処理列85aの電源が投入され、基板処理列85aは遮断可能状態に復帰する。なお、基板処理列85bは遮断制限状態のままである。
<ステップS13> 遮断可能状態を報知する
状態報知部105aは、赤色から橙色に変わり、基板処理列85aが遮断可能状態であることを示す。
<ステップS14> 状態変更指示を入力する
ユーザーが、基板処理列85aを起動させる指示をタッチパネル103に入力する。
<ステップS15> 遮断制限状態に変更する
制御部101は、基板処理列85aを遮断制限状態に変更させる。具体的には、液処理ユニットUcや現像処理ユニットDEVに設けられる吐出用弁部を開放させたり、各種処理ユニットが有する駆動回路のパラメータを設定する。
<ステップS16> 状態を保存する
記憶部107は、基板処理列85aの状態に関する情報を更新する。
<ステップS17> マグネットコンタクタの作動を禁止する
制御部101は、マグネットコンタクタ93aの作動を禁止する。これにより、開閉器用入力部95aが操作されても、マグネットコンタクタ93aは作動しない。
<ステップS18> 遮断制限状態を報知する
状態報知部105aは、橙色から緑色に変わり、基板処理列85aが遮断制限状態であることを報知する。
このように、実施例3に係る基板処理装置81およびその電源管理方法によれば、実施例1および実施例2で説明した効果を奏する。すなわち、基板処理列85a、85bの電源を個別に遮断することができるので、一部の基板処理列85のみを部分的に稼動させることができる。これにより、基板処理能力が著しく低下することを抑制することができる。また、基板処理列85a、85bを個別に遮断可能状態に変更した(ステップS3)後に、遮断可能状態に変更した基板処理列85の電源のみを遮断する(ステップS6)ので、一部の基板処理列85の電源のみを適切に遮断することができる。
また、本実施例3では、遮断可能状態では、基板処理列85の手動運転が禁止されているので、一層安全に基板処理列85の電源を遮断することができる。
また、制御部101は、基板処理列85a、85bの少なくともいずれかが遮断制限状態である場合には、その基板処理列85に対応するマグネットコンタクタ93a、93bの作動を個別に禁止することができる。
また、制御電源用配線99を備えているので、マグネットコンタクタ93a、93bが作動に関わらず、制御部101に電力を供給し続けることができる。よって、停電状態の基板処理列85に電源を投入する場合であっても、制御部101は好適に基板処理列85を制御することができる。また、一部の基板処理列85の電源を遮断した場合であっても、制御部101は他の基板処理列85を好適に制御することができる。
また、遮断可能状態に変更する基板処理列85を指定する指示がタッチパネル103に入力されたときに指定された基板処理列85が基板Wに対して処理を実行中である場合には、その基板Wが収容されるカセットC内の全ての基板Wに対して処理を完了するまで待機する(ステップS2)。よって、基板Wに対する処理品質が低下することを好適に防ぐことができる。また、カセットC内の複数の基板W間で処理品質がばらつくことを好適に防ぐことができる。
また、基板処理列85を遮断可能状態に変更する指示がタッチパネル103に入力された後は、その基板処理列85に対して新たなカセットCから基板Wを搬入することを停止する。このため、カセットC内の各基板Wに対して略同じ品質で処理を施しつつ、その基板処理列85を遮断可能状態に変更する処理を変更する工程を速やかに開始できる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例2乃至3では、ユーザーがタッチパネル73、103に入力する指示に基づいて、処理部13、85を遮断可能状態に変更したが、これに限られない。例えば、予め設定されているスケジュールに基づいて、制御部71、101が自動的に処理部13、85a、85bを遮断可能状態に変更してもよい。これによれば、メンテナンスを定期的に行うことができる。あるいは、処理部13、85またはID部83、IF部87において異常または故障を検知したときに、制御部71、101が自動的に処理部13、85を遮断可能状態に変更してもよい。
(2)上述した実施例2、3では、それぞれ遮断可能状態を規定したが、次のように遮断可能状態を規定してもよい。すなわち、遮断可能状態を、処理部13、85が有する電動機器が休止している状態と規定してもよい。あるいは、遮断可能状態を、処理部13、85が有する電動機器が休止しており、かつ、基板処理列85の手動運転を禁止している状態と規定してもよい。
(3)上述した実施例2、3では、開閉器用入力部65/95a、95bによって、マグネットコンタクタ63/93a、93bを作動させるが、これに限られない。例えば、ユーザーが直接、マグネットコンタクタ63/93a、93bを操作するように変更してもよい。
(4)上述した実施例2、3では、マグネットコンタクタ63/93a、93bを例示したが、これに限られない。処理部用配線61/処理部91a、91bを開閉できる各種のスイッチに変更することができる。たとえば、電磁開閉器や、ブレーカに変更してもよい。
(5)上述した実施例2、3では、マグネットコンタクタ63/93a、93bを作動させる指示と、処理部13/85a、85bを遮断可能状態に変更する指示とを、それぞれ別体の入力部(すなわち、開閉器用入力部65/95a、95bとタッチパネル73/103)で受け付けていたが、これに限られない。例えば、両方の指示を同じ入力部で受け付けるように変更してもよい。例えば、両方の指示を入力するためのタッチパネルを採用してもよい。
(6)上述した実施例2、3では、状態報知部75、105a、105bの報知態様は、光であったが、これに限られない。例えば、文字情報や音声情報などによってユーザーに報知してもよい。
(7)上述した実施例1、3では、2つの処理部3a、3b(85a、85b)を備える装置1(81)であったが、これに限られない。すなわち、3以上の処理部を備えるように変更してもよい。
(8)上述した実施例2では、処理部13は単一の処理ユニット13であったが、これに限られない。処理部13を、複数の処理ユニットで構成してもよい。同様に、実施例3では、処理部85a、85bは、それぞれ単一の基板処理列85a、85bであったが、これに限られない。すなわち、処理部85a、85bの少なくとも一方を、複数の基板処理列で構成してもよい。
(9)上述した実施例2では、処理ユニット13の処理内容は、レジスト塗布であったが、これに限られない。処理ユニット13の処理内容は、例えば、洗浄処理、熱処理または現像処理など種々の処理に変更してもよい。同様に、実施例3では、基板処理列85の処理内容は、基板Wにレジスト膜等を形成し、かつ、露光された基板Wを現像するものであったが、これに限られない。基板処理列85a、85bの各処理内容は、種々の処理に変更してもよい。また、基板処理列85a、85bの間で処理内容が異なっていてもよい。
(10)上述した実施例3では、基板処理列85は2基の主搬送機構T1、T2を備えていたが、これに限られない。例えば、1基の主搬送機構を備える基板処理列に変更してもよいし、3基以上の主搬送機構を備える基板処理列に変更してもよい。
(11)上述した実施例2、3では、処理部13/85a、85bの状態を、それぞれ遮断制限状態、遮断可能状態および停電状態に区分していたが、これに限られない。処理部13/85a、85bの状態を、4以上の区分に分けてもよい。
(12)上述した各実施例および各変形実施例の各構成を適宜に組み合わせるように変更してもよい。
1、11、81 …基板処理装置
3a、3b、13、85、85a、85b …処理部(処理ユニット、基板処理列)
7a、7b、61、91a、91b …処理部用配線
9a、9b …開閉器
63、93a、93b …マグネットコンタクタ
65、95a、95b …開閉器用入力部
67、99 …制御電源用配線
71、101 …制御部
73、103 …タッチパネル
75、105(105a、105b) …状態報知部
77、107 …記憶部
83 …インデクサ部(ID部)
87 …インターフェイス部(IF部)
T1、T2 …主搬送機構
Uc …液処理ユニット
BARC …反射防止膜用塗布処理ユニット
RESIST …レジスト膜用塗布処理ユニット
DEV …現像処理ユニット
Uh1、Uh2 …熱処理ユニット
W …基板

Claims (12)

  1. 基板を処理する処理部と、
    処理部に電力を供給するための処理部用配線と、
    処理部用配線を開閉して、処理部の電源を投入・遮断する開閉器と、
    開閉器と電気的に接続され、ユーザーによって操作され、開閉器を作動させるための開閉器用入力部と、
    処理部を、電源の遮断が制限されている遮断制限状態から電源の遮断が許容された遮断可能状態に変更する制御部と、
    を備え、
    制御部はさらに、処理部が遮断可能状態であるときには開閉器の作動を許容し、処理部が遮断制限状態にあるときには開閉器の作動を禁止し、
    処理部が遮断可能状態であるときには、ユーザーによる開閉器用入力部の操作は有効であり、開閉器は開閉器用入力部の入力に従って作動し、
    処理部が遮断制限状態であるときには、ユーザーによる開閉器用入力部の操作は無効であり、開閉器は開閉器用入力部の入力に関わらず作動しない
    基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    処理部は複数であり、
    処理部用配線は、各処理部に個別に電力を供給し、
    開閉器は、各処理部用配線を個別に開閉して、各処理部の電源を個別に投入・遮断し、
    制御部は、処理部を個別に遮断可能状態に変更させるとともに、遮断可能状態である処理部に対応した開閉器の作動を許容し、遮断制限状態である処理部に対応した開閉器の作動を禁止する基板処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板処理装置において、
    処理部を個別に遮断可能状態に変更させる指示を入力するための状態変更用入力部と、
    を備え、
    制御部は、状態変更用入力部に入力された指示に基づいて、処理部を個別に遮断制限状態から遮断可能状態に変更する基板処理装置。
  4. 請求項3に記載の基板処理装置において、
    ユーザーが処理部を個別に指定して遮断可能状態に変更させる指示を状態変更用入力部に入力した場合、制御部は、指定された処理部の電動機器を休止させてから、指定された処理部を遮断制限状態から遮断可能状態に変更し、
    開閉器用入力部は物理的なボタンである基板処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の基板処理装置において、
    さらに、処理部用配線とは別個に設けられ、制御部に電力を供給するための制御電源用配線を備えている基板処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の基板処理装置において、
    さらに、処理部が遮断可能状態に変更されると、当該処理部の状態に関する情報を記憶する記憶部を備えている基板処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の基板処理装置において、
    基板を収容するカセットから処理部に基板を搬送するインデクサ部をさらに備え、
    制御部は、処理部を遮断可能状態に変更する前に、その処理部が基板に対して処理を実行中であるか否かを判断し、実行中であると判断したときには、その基板が収容されるカセット内の全ての基板に対して処理を完了した後に、処理部を遮断可能状態に変更する処理を開始する基板処理装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の基板処理装置において、
    処理部は、処理ユニットと、処理ユニットに基板を搬送する主搬送機構と、を有する基板処理列である基板処理装置。
  9. 基板を処理する処理部を有する基板処理装置の電源管理方法であって、
    制御部が、処理部を、電源の遮断が制限されている遮断制限状態から電源の遮断が許容された遮断可能状態に変更する工程と、
    制御部が、遮断可能状態に変更された処理部用の開閉器の作動を許容し、作動が許容される開閉器と電気的に接続されている開閉器用入力部に対するユーザーの操作を有効とする工程と、
    操作が有効な開閉器用入力部をユーザーが操作する工程と、
    操作が有効な開閉器入力部に電気的に接続されている開閉器が、ユーザーによる開閉器用入力部の操作に従って作動して、遮断可能状態である処理部の電源を遮断する工程と、
    を備え、
    制御部は、遮断制限状態である処理部の電源を遮断するための開閉器の作動を禁止し、作動が禁止された開閉器と電気的に接続されている開閉器用入力部に対するユーザーの操作を無効とし、
    遮断制限状態である処理部の電源を遮断するための開閉器は開閉器用入力部の入力に関わらず作動しない基板処理装置の電源管理方法。
  10. 請求項9に記載の基板処理装置の電源管理方法において、
    処理部は複数であり、
    変更する工程は、各処理部を個別に遮断可能状態に変更し、
    遮断する工程では、各処理部の電源を個別に遮断し、
    開閉器用入力部は物理的なボタンである基板処理装置の電源管理方法。
  11. 請求項9または10に記載の基板処理装置の電源管理方法において、
    変更する工程では、さらに、遮断可能状態に変更される処理部の警報出力を停止させる基板処理装置の電源管理方法。
  12. 請求項9乃至11のいずれかに記載の基板処理装置の電源管理方法において、
    変更する工程を開始する前に、処理部が基板に対して処理を実行中であるか否かを判断し、実行中であると判断したときには、その処理を完了するまで待機する工程を備えている基板処理装置の電源管理方法。
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