JP6214405B2 - 車両用ホイール - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ホイール(以下、単に「ホイール」とも称する。)の改良に関する。
車両の走行時、ホイールハウス内に空気が滞留することは、主に、次の2つの理由によって好ましくない。1つの理由は、車体に対する揚力が発生し、走行性に影響を与える可能性があることである。もう1つの理由は、制動装置(ディスクブレーキ装置など)が過熱状態となって制動性能が変化する可能性があることである。
例えば、特許文献1では、ファン(送風機)形状の車両用ホイールが開示されている。これによれば、ホイールハウス内の空気を車両用ホイール経由で車体外側に排出することができる。
実開昭59−60001号公報
しかし、特許文献1の技術では、ホイールハウス内の空気が車両用ホイール経由で車体外側へ排出される際、車両用ホイール内を通過中の空気が制動装置から出る空気と合流することによって乱される。そして、その乱された空気がそのまま車両用ホイール内から車体外側へ排出されるので、車体側方における空気の乱れを招き、その結果、走行する車両に対する空気抵抗が大きくなるという問題がある。
そこで、本発明は、ホイールハウス内の空気を車両用ホイール経由で車体外側へ排出する際に、車体側方における空気の乱れを小さく抑えることを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、環状のリムと、制動装置を有する車軸に接続され、前記制動装置よりも大径のハブと、外側端が前記リムに接続され、内側端が前記ハブに接続され、羽根形状を呈する複数のスポークと、を有する車両用ホイールであって、前記スポークは、車両前進時に車体内側から前記孔を経由して車体外側へ空気を排出する形状であり、前記ハブは、前記制動装置の外周のうち車体外側寄りの一部のみを覆うようにその外周面が前記スポークの内側端と共に前記制動装置側に入り込む形状であり、車体内側から車体外側へ向けて車両用ホイール内を通過する空気流と前記制動装置から出る空気流とが前記ハブの外周面の前記制動装置側の端部の手前で合流するように構成されていることを特徴とする。
これにより、車体内側(ホイールハウス内)の空気が車両用ホイール経由で車体外側へ排出される際、車両用ホイール内を通過中の空気が制動装置から出る空気と合流することによって乱されても、その乱された空気はハブ外周面の存在によって整流されてから車体外側へ排出されるので、車体側方における空気の乱れを小さく抑えることができる。
また、請求項2に係る発明は、前記リムの内周面における車体外側寄りの部分と、前記ハブの外周面における車体外側寄りの部分とが、前記車両用ホイールの径方向の断面視で、車両外側に向かうにつれて広がる略ハ字状を呈する形状であることを特徴とする。
これにより、車両前進時に、走行風の力も利用して、車両用ホイールから排出する空気を車体に沿わせて排出することができ、車体側方の空気の乱れを一層低減できる。
本発明によれば、ホイールハウス内の空気を車両用ホイール経由で車体外側へ排出する際に、車体側方における空気の乱れを小さく抑えることができる。
本実施形態の車両用ホイールに関し、(a)は平面図で、(b)は斜視図である。 本実施形態の車両用ホイールに関し、図1のA−A断面図である。 本実施形態の車両用ホイール内の空気の流れの説明図である。 (a)は、比較例の車両用ホイールを用いた場合の車両側方の空気の乱れを示す説明図である。(b)は、本実施形態の車両用ホイールを用いた場合の車両側方の空気の乱れを示す説明図である。 本実施形態の車両用ホイールを2ピースで製造する場合についての説明図である。
以下に、本発明を実施するための形態(実施形態)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)(b)に示すように、本実施形態の車両用ホイール1は、環状のリム2と、ハブ3と、複数のスポーク4と、複数の孔(通気孔)5と、を有する。
ハブ3は、制動装置11(図3参照)を有する車軸(不図示)に接続され、制動装置11(図3参照)よりも大径を有している。ハブ3には、車軸(不図示)への接続時にボルトを取り付けるための孔31が設けられている。
スポーク4は、車両前進時に車体内側(ホイールハウス内)から孔5を経由して車体外側へ空気を排出する羽根形状を呈し、スポーク外側端42(外側端)でリム2に接続され、スポーク内側端41(内側端)でハブ3に接続される。なお、スポーク外側端42はリム2に接続される線状部分であり、スポーク内側端41はハブ3に接続される線状部分である。
なお、図2は、図1のA−A断面図である。
また、図3も合わせて参照すると、ハブ3は、制動装置11の外周を覆うようにハブ外周面33(外周面)がスポーク4のスポーク内側端41と共に制動装置11側に入り込む形状となっている。ハブ外周端32は、ハブ3の外周の端部である。
車両用ホイール1のこの構造により、車体内側(ホイールハウス内)の空気が車両用ホイール1経由で車体外側へ排出される際、車両用ホイール1内を通過中の空気が制動装置11から出る空気と合流することによって乱されても、その乱された空気はハブ外周面33の存在によって整流されてから車体外側へ排出されるので、車体側方における空気の乱れを小さく抑えることができる。
これについて、図3を参照してより詳細に説明すると、まず、車体内側(ホイールハウス内)からの空気流aが、制動装置11から出る空気流bと合流し、空気流に乱れが発生する。しかし、その乱された空気流は、空気流cとしてハブ外周面33に沿って流れることによって整流されてから、空気流dとなって車体外側へ排出されるので、車体側方における空気の乱れを小さく抑えることができ、ドラッグ(空気抵抗)の低減につながる。また、ホイールハウス内から適切に排気できるので、揚力を悪化させることがない。
なお、車両用ホイール1は、リム2のリム内周面21における車体外側寄りの部分と、ハブ3のハブ外周面33における車体外側寄りの部分とが、車両用ホイール1の径方向の断面視で、車両外側に向かうにつれて広がる略ハ字状を呈する形状となっている。
この構造により、車両前進時に、走行風の力も利用して、車両用ホイール1から排出する空気(空気流d、e)を車体に沿わせて排出することができ、車体側方の空気の乱れを一層低減できる。結果として、揚力を悪化させることなくドラッグを低減させることができる。
なお、リム2のリム内周面21における車体外側寄りの部分と、ハブ3のハブ外周面33における車体外側寄りの部分とは、図3に示すように断面視で曲線をともなったラッパ状の略ハ字状となっているのがより好ましいが、これに限定されず、他の形状の略ハ字状であってもよい。
また、リム2、ハブ3、スポーク4の材質は、例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金であればよいが、これに限定されず、鉄やカーボンなどでもよい。
次に、図4を参照して、車両用ホイール1の作用効果について説明する。図4(a)に示すように、比較例(従来)のファン形状の車両用ホイールを用いた場合、車両用ホイール内を通過中の空気が制動装置から出る空気と合流することによって乱され、その乱された空気がそのまま車両用ホイール内から車体外側へ排出されるので、車体側方における空気の乱れ(サイドウェイク)が大きく発生する(ドラッグの増加につながる)。
一方、図4(b)に示すように、本実施形態の車両用ホイール1を用いた場合、車両用ホイール内を通過中の空気が制動装置から出る空気と合流することによって乱されても、その乱された空気はリム内周面21(図3参照)とハブ外周面33(図3参照)の間の空間を通過することによって整流されてから車体外側へ排出されるので、車体側方における空気の乱れ(サイドウェイク)を小さく抑えることができる(ドラッグの低減につながる)。なお、図4(b)において、地面近傍の空気の乱れは走行風がタイヤに当たることによって発生する空気の乱れ(タイヤウェイク)である。
(製造方法)
本実施形態の車両用ホイール1の製造方法としては、例えば、鋳造によってリム2とハブ3とスポーク4とを一体成型する方法がある。その場合、スポーク4の羽根形状の向きを考慮して、スライド金型を回転させながら鋳型から抜き出せばよい。
また、その他に、鍛造や鋳造によってリム2とハブ3を一体成型し、スポーク4が羽根形状になるように後から切削等で加工する方法でもよい。
また、その他に、図5に示すように、リム2と、ハブ3および複数のスポーク4とを、別体でそれぞれ製造し、それらを溶接やボルトで締結する方法でもよい。
また、その他に、リム2とハブ3とスポーク4とをそれぞれ別体で製造し、それらを溶接やボルトで締結する方法でもよい。
以上で本実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではない。
各構成の具体的な形状や材質などについて、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 車両用ホイール
2 リム
3 ハブ
4 スポーク
5 孔
11 制動装置
21 リム内周面
31 孔
32 ハブ外周端
33 ハブ外周面
41 スポーク内側端
42 スポーク外側端

Claims (2)

  1. 環状のリムと、
    制動装置を有する車軸に接続され、前記制動装置よりも大径のハブと、
    外側端で前記リムに接続され、内側端で前記ハブに接続され、羽根形状を呈する複数のスポークと、
    前記リムと前記ハブとの間に設けられた孔と、を有する車両用ホイールであって、
    前記スポークは、車両前進時に車体内側から前記孔を経由して車体外側へ空気を排出する形状であり、
    前記ハブは、前記制動装置の外周のうち車体外側寄りの一部のみを覆うようにその外周面が前記スポークの内側端と共に前記制動装置側に入り込む形状であり、
    車体内側から車体外側へ向けて前記車両用ホイール内を通過する空気流と前記制動装置から出る空気流とが前記ハブの外周面の前記制動装置側の端部の手前で合流するように構成されている
    ことを特徴とする車両用ホイール。
  2. 前記リムの内周面における車体外側寄りの部分と、前記ハブの外周面における車体外側寄りの部分とが、前記車両用ホイールの径方向の断面視で、車両外側に向かうにつれて広がる略ハ字状を呈する形状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイール。
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