JP6206929B2 - エアブルーム、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 - Google Patents

エアブルーム、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 Download PDF

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Description

本発明は、スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室に用いられるエアブルームに関し、特に、乾燥室又は冷却室の内壁面に付着した粒子の除去性能を向上させることができ、また、陣笠の内側に溜まった粒子を自動洗浄によって確実に除去することが可能なエアブルーム、これを備えたスプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室に関する。
スプレードライヤは、原液を乾燥室内に噴霧し、連続的に熱風に接触させることで、瞬時に粒子を生成する乾燥設備である。噴霧の方式には、一般に、ノズル方式又はロータリーアトマイザ方式が採用される。一方、スプレークーラは、スプレードライヤの技術を応用した装置であり、加熱溶融した原料を冷却室内に噴霧し、連続的に冷風(常温を含む)に接触させることで、瞬時に粒子を生成する冷却設備である。
スプレードライヤとスプレークーラとは、主として、熱風又は冷風のいずれを用いるかに相違がある。このため、両者の構成は、概ね共通している。そこで、以下、両者の代表として、スプレードライヤの構成を例示して説明する。図9は、本出願人の既存技術に係るスプレードライヤ設備を示す概略図である。
図9に示すスプレードライヤ設備100は、乾燥室101及びサイクロン102を備える。このスプレードライヤ設備100は、二点捕集方式を採用しており、乾燥室101の下部と、サイクロン102の下部との二点において、生成された粒子が捕集される。乾燥室101では、流動性に優れた粒子が生成される。この粒子は、乾燥室101内を落下して、その下部に捕集される。一方、比較的に軽い粒子や微粒子は、ブロワーによって乾燥室101外へ吸引され、サイクロン102において捕集される。
次に、乾燥室101の構成について、図10及び図11を参照しつつ説明する。図10(a)において、乾燥室101は、上方が円筒形、下方が逆円錐形の壁部を有する。乾燥室101の天井には、エアディスパーサ110が設置されている。エアディスパーサ110の中央には、ロータリアトマイザ120が取り付けられている。
図10(b)に示すように、エアディスパーサ110は、ハウジング111及びロアパーツ112を備える。ハウジング111は、中心が円形に開口したドーナツ状の外形を有する。ハウジング111内部には、環状の風道が形成されている。この風道は、ハウジング111中心の前記開口を包囲する。ハウジング111内部の風道に供給された熱風は、風道の形状に沿って旋回し、ロアパーツ112の外周面に向かって排出される。
ロアパーツ112は、主として逆円錐状の壁部からなる。ロアパーツ112は、ハウジング111中心の前記開口内に懸架されている。ロアパーツ112のテーパー状の外周面は、ハウジング111からの熱風旋回流に曝される。ロアパーツ112の外周面の上部には、複数の上部ガイドベーン112aが、所定の角度で配置されている。ロアパーツ112の外周面における上部ガイドベーン112aの下側は、ガイドコーン112bによって包囲されている。ガイドコーン112bの内周面には、複数の下部ガイドベーン112cが、所定の角度で配置されている。
このようなロアパーツ112の下端開口には、ロータリーアトマイザ120が懸架されている。ロータリーアトマイザ120は、モータによって高速回転する円盤を備える。高速回転する円盤の中心に原液が供給されると、原液は、円盤面で加速され、円盤の周縁から高速飛散される。これにより、原液は、霧状となって乾燥室101内に噴霧される。そして、乾燥室101内に噴霧された原液は、エアディスパーサ110から乾燥室101内に供給される熱風旋回流に接触し、瞬間的に乾燥及び造粒される。
ここで、ハウジング111からの熱風旋回流は、ガイドコーン112bによって二分割される。ガイドコーン112bの外側を流れる熱風旋回流は、乾燥室101内の全体を大きく旋回する。一方、ガイドコーン112bの内側を流れる熱風旋回流は、ロータリーアトマイザ120の先端側に向かって流れ、水平に噴霧される霧状の原液の角度に影響を与える。乾燥室101で所望する粒子を製造する場合には、原液の性質に応じて、乾燥室101に供給される熱風旋回流の角度及び流量比を制御する必要がある。ガイドコーン112bの外側を流れる熱風旋回流の角度は、上部ガイドベーン112aの角度を調整することによって制御される。また、ガイドコーン112bの内側を流れる熱風旋回流の角度は、下部ガイドベーン112cの角度を調整することによって制御される。さらに、ガイドコーン112bの内外を流れる熱風旋回流の流量比は、ロアパーツ112の外周面とガイドコーン112bとの間隔を調整することによって制御される。
一方、図10(a)に示す乾燥室101の内壁面101aには、エアブルーム130が対向配置してある。エアブルーム130は、内壁面101aに付着した粒子にエアを吹き付けて除去する。エアブルーム130は、主として、アーム131と、陣笠132と、駆動手段133(図9を参照)とを備えた構成となっている。
アーム131は、内壁面101aの断面形状に沿って曲折した管状体である。図11(a)に示すように、アーム131の壁面には、長手方向に沿って複数の噴出口131a、131a、131a・・・が一定の間隔をあけて設けてある。図10(a)に示すように、アーム131の下端側の基部131bは、乾燥室101の下部に接続されたダクト101bを貫通する。乾燥室101の外部において、アーム131の基部131bには、図9に示す駆動手段133、及び図示しないエア供給源が接続してある。駆動手段133は、アーム131を一定の速度で回転させる。エア供給源は、アーム131の内部に圧縮空気を供給する。このような構成によって、アーム131は、乾燥室101の内壁面101aに沿って回転しながら、各噴出口131aから内壁面101aに向かってエアを吹き付ける。
陣笠132は、ダクト101bから駆動手段133側への粒子の流出を阻止するためのカバーである。図11(b)に示すように、陣笠132は、笠状の天井部132Aと、筒状の胴部132Bとを有する。天井部132Aの中心には、円形の開口部132Cが形成してある。開口部132Cには、アーム131の基部131bが挿通され、開口部132Cの周縁部は、基部131bに隙間なく溶接されている。
特開2011−33269号公報 特開2011−33268号公報 特開2009−149683号公報 特開2007−285619号公報
<粒子の除去性能に関する課題>
図11(a)に示すように、従来のエアブルーム130では、アーム131の長手方向に沿って、複数の噴出口131a、131a、131a・・・が一直線上に設けられていた。このため、乾燥室101の内壁面101aにおける、噴出口131aどうしの間隔に相当する部位に付着した粒子を、エアによって十分に除去することができないという課題があった。この点について、噴出口131aどうしの間隔の寸法は、各噴出口131aから噴出されるエアの圧力に影響を与える。噴出口131aどうしの間隔を狭くすると、各噴出口131aから噴出されるエアの圧力が低下し、エアブルーム130全体の粒子の除去性能が低下してしまう。例えば、従来のエアブルーム130では、噴出口131aの直径を2mm、噴出口131aどうしの間隔を25mmに設定してあり、25mmの間隔における粒子の除去性能が十分ではなかった。
<陣笠の洗浄に関する課題>
図11(b)に示すように、従来のエアブルーム130では、陣笠132の内側における開口部132Cの周縁部に、極めて狭小な隙間Gが形成されていた。このため、狭小な隙間Gに溜まった粒子を自動洗浄によって除去することができないという課題があった。すなわち、図10(a)に示すように、陣笠132は、乾燥室101内で生成された粒子が通過するダクト101b内に設けられている。ダクト101b内は、粒子を吸引するための真空圧が掛けられており、ダクト101b内における風の流れがない箇所は、負圧になる。この結果、風の流れがない陣笠132内は、負圧となって粒子を巻き込みやすい。そこで、図9に示すスプレードライヤ設備100において、一の粒子の製造が終了した場合には、陣笠132を洗浄してから他の粒子の製造を行う必要がある。作業効率の観点から陣笠132を自動洗浄することが望ましい。しかし、従来の自動洗浄装置では、陣笠132の極めて狭小な隙間Gに溜まった粒子を除去することができない。隙間Gに溜まった粒子は、その後に行われる他の粒子の製造において異物となる。粒子の製造において異物の混入は許されず、特に、粒子が食品や医薬品である場合は、異物の混入を確実に防止する必要がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、乾燥室又は冷却室の内壁面に付着した粒子の除去性能を向上させることができ、また、陣笠の内側に溜まった粒子を自動洗浄によって確実に除去することが可能なエアブルーム、これを備えたスプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の第1のエアブルームは、スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室の室内に設けられ、前記室内の内壁面に付着した粒子にエアを吹き付けて除去するエアブルームであって、前記内壁面の断面形状に対応する形状に曲折された管状体によって構成されたアームと、前記アーム内にエアを供給するエア供給手段と、前記アームを回転させる駆動手段と、を備え、前記アームには、前記内壁面にエアを吹き付けるための複数の噴出口が、前記アームの長手方向に沿って間隔をあけて設けられ、前記噴出口が、前記アームの長手方向の中心線に対して斜めに設けられた構成としてある。
(2)好ましくは、上記(1)のエアブルームにおいて、前記噴出口が、前記アームの長手方向の中心線に対して斜めに設けられたスリットである構成にするとよい。
(3)また、好ましくは、上記(1)のエアブルームにおいて、前記噴出口が、前記アームの長手方向の中心線に対して斜めに設けられた複数の孔である構成にするとよい。
(4)上記目的を達成するために、本発明の第2のエアブルームは、スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室の室内に設けられ、前記室内の内壁面に付着した粒子にエアを吹き付けて除去するエアブルームであって、前記内壁面の断面形状に対応する形状に曲折された管状体によって構成されたアームと、前記アーム内にエアを供給するエア供給手段と、前記アームを回転させる駆動手段と、を備え、前記アームの回転軸となる基部には、前記駆動手段の側への粒子の流出を阻止するためのカバーである陣笠が溶接され、前記陣笠は、前記アームの基部に溶接される笠状の天井部と、筒状の胴部とを有し、前記天井部の中心には、前記アームの基部が挿通される円形の開口部が形成され、前記天井部の内側には、前記開口部を包囲する断面弧状の環状凹部が設けられた構成としてある。
(5)上記目的を達成するために、本発明の第3のエアブルームは、スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室の室内に設けられ、前記室内の内壁面に付着した粒子にエアを吹き付けて除去するエアブルームであって、前記内壁面の断面形状に対応する形状に曲折された管状体によって構成されたアームと、前記アーム内にエアを供給するエア供給手段と、前記アームを回転させる駆動手段と、を備え、前記アームの回転軸となる基部には、前記駆動手段の側への粒子の流出を阻止するためのカバーである陣笠が溶接されるとともに、前記陣笠の内側に挿入される筒状の洗浄ノズルが装着され、前記洗浄ノズルを構成する筒状壁部の中には、液体のための流路が形成され、前記筒状壁部の少なくとも上端面及び外周面には、前記流路に連通する前記液体の噴出口が形成される構成としてある。
(6)上記目的を達成するために、本発明のスプレードライヤの乾燥室は、上記(1)〜(5)のいずれかのエアブルームを備えた構成としてある。
(7)上記目的を達成するために、本発明のスプレークーラの冷却室は、上記(1)〜(5)のいずれかのエアブルームを備えた構成としてある。
本発明のエアブルーム、これを備えたスプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室によれば、乾燥室又は冷却室の内壁面に付着した粒子の除去性能を向上させることができ、また、陣笠の内側に溜まった粒子を自動洗浄によって確実に除去することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るエアブルームを示す正面図である。 図2は、上記エアブルームを構成するアーム及び陣笠を示す正面図である。 図3は、上記アームの噴出口を示すものであり、同図(a)は第1実施形態の噴出口の平面図及び正面図、同図(b)は第2実施形態の噴出口の平面図及び正面図、同図(c)は、第1実施形態の噴出口どうしの間隔を示す拡大図、同図(d)は、第2実施形態の噴出口どうしの間隔を示す拡大図である。 図4は、上記アームの基部に取り付けられた上記陣笠及び洗浄ノズルを示す断面図である。 図5は、上記アームの基部に取り付けられた上記陣笠を示すものであり、同図(a)は縦断面図、同図(b)は横断面図である。 図6は、上記洗浄ノズルの縦断面図である。 図7は、上記洗浄ノズルを示すものであり、同図(a)は壁部の積層構造を示す概念図、同図(b)は図6のA−A線断面図、同図(c)は同図(b)の拡大図である。 同じく図8も、上記洗浄ノズルを示すものであり、同図(a)は図6のD−D線及びG−G線断面図、同図(b)は図6のE−E線及びH−H線断面図、同図(c)は図6のF−F線断面図、同図(d)は図6のJ−J線断面図、同図(e)は図6のK−K線断面図、同図(f)は図6のI−I線断面図である。 図9は、本出願人の既存技術に係るスプレードライヤ設備を示す概略図である。 図10は、上記スプレードライヤ設備を構成する乾燥室を示すものあり、同図(a)は乾燥室全体の概略図、同図(b)は上記乾燥室に備えられたエアディスパーサの概略図である。 図11は、上記エアディスパーサを構成するエアブルームの要部を示すものであり、同図(a)はアームの噴出口の平面図及び側面図、同図(b)はアームの基部に設けられた陣笠の断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るエアブルーム、これを備えたスプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエアブルーム1を示す正面図である。エアブルーム1は、図9及び図10(a)に示すようなスプレードライヤ設備100の乾燥室101内、又はこれと同様のスプレークーラ設備の冷却室内に設置されている。本実施形態のエアブルーム1は、主として、図1に示すアーム10、陣笠20、洗浄ノズル30及び駆動手段40を備える。
<アーム>
図1及び図2に示すように、アーム10は、内壁面101aの断面形状に曲折された管状体によって構成してある。アーム10の壁面には、長手方向に沿って、図3(a)、(b)に示す複数の噴出口11、11、11・・・又は12、12、12・・・が設けてある。これら噴出口11、12については、後に詳述する。
図1に示すように、アーム10の下端側の基部10aは、乾燥室101の下部に接続されたダクト101bを貫通する。乾燥室101の外部において、アーム10の基部10aには、駆動手段40及び図示しないエア供給源が接続してある。駆動手段40は、アーム10を一定の速度で回転させる。エア供給源は、アーム10の下端から管状体内に圧縮空気を供給する。このような構成により、アーム10は、乾燥室101の内壁面101aに沿って回転しながら、各噴出口11又は12から内壁面101aに向かってエアを吹き付ける。このエアの吹き付けによって、内壁面101aに付着した粒子が除去されるとともに、内壁面101aが除湿され、粒子が付着しにくくなる。
ここで、本実施形態のアーム10は、図3(a)〜(d)に示す噴出口11又は12の構成に特徴がある。以下、本発明の第1実施形態に係る噴出口11、及び第2実施形態に係る噴出口12について説明する。
<<第1実施形態の噴出口>>
まず、第1実施形態の噴出口11について説明する。図3(a)下の正面図に示すように、第1実施形態の噴出口11は、アーム10の長手方向の中心線Qに対して、斜めに設けられたスリットからなる。アーム10の壁面には、その長手方向に沿って、複数の噴出口11、11、11・・・が所定の間隔をあけて平行に設けてある。
第1実施形態の噴出口11は、例えば、スリットの長さを20mm、スリットの幅を1mmに設定してあり、水平に対して45°の傾きをもたせてある。上下方向に並ぶ二つの噴出口11、11は、互いのスリットのどの部位も、垂直方向に等間隔となっている。例えば、本実施形態では、上下方向に並ぶ二つの噴出口11、11の中心O−Oの間隔を25mmに設定してある。これら例示の寸法に設定した噴出口11、11、11・・・によれば、内壁面101aに付着した粒子を除去するのに十分なエアの吐出量と圧力とを得ることができる。
また、図3(a)上の平面図に示すように、各噴出口11の中心Oは、内壁面101aに対する垂線Pを基準にして、アーム10の回転方向と反対側にシフトさせてある。この構成により、回転するアーム10から内壁面101aに対して、効果的な角度でエアを吹き付けることが可能となる。例えば、本実施形態では、各噴出口11の中心Oを、垂線Pからアーム10の回転方向と反対側に5°シフトさせてある。
このような第1実施形態の噴出口11は、斜めのスリット状となっているので、スリットの長さに応じた内壁面101aの所定範囲に、アーム10の回転に伴う時間差でエアを吹き付けることができる。
また、図3(c)に示すように、噴出口11が設けられていない垂直方向の間隔L1を短くすることが可能となり、間隔L1に相当する内壁面101aの部位に付着した粒子を、二つの噴出口11、11から噴出されるエアによって十分に除去することができる。
さらに、噴出口11、11どうしの間には、垂直方向に十分な間隔(例えば、中心O−Oの間隔25mm)が確保されるので、各噴出口11から噴出されるエアの圧力を低下させることなく、エアブルーム1全体の粒子の除去性能を向上させることができる。
<<第2実施形態の噴出口>>
次に、第2実施形態の噴出口12について説明する。図3(b)下の正面図に示すように、第2実施形態の噴出口12は、アーム10の長手方向の中心線Qに対して、斜めに設けられた複数の微小孔12a、12a、12a・・・からなる。アーム10の壁面には、その長手方向に沿って、複数の噴出口12、12、12・・・が所定の間隔をあけて平行に設けてある。
第2実施形態の噴出口12は、例えば、五つの微小孔12aを、水平に対して45°の傾きで直線状に配列した構成となっている。一つの微小孔12aの直径は、1.5mmに設定してあり、一端の微小孔12aから他端の微小孔12aまでの長さは、20mmに設定してある。上下方向に並ぶ二つの噴出口12、12は、互いの五つの微小孔12aが、それぞれ垂直方向に等間隔となっている。例えば、本実施形態では、上下方向に並ぶ二つの噴出口12、12の中心O、Oに位置する微小孔12a、12aどうしの間隔を25mmに設定してある。これら例示の寸法に設定した噴出口12、12、12・・・によれば、内壁面101aに付着した粒子を除去するのに十分なエアの吐出量と圧力とを得ることができる。
また、図3(b)上の平面図に示すように、各噴出口12の中心Oは、内壁面101aに対する垂線Pを基準にして、アーム10の回転方向と反対側にシフトさせてある。この構成により、回転するアーム10から内壁面101aに対して、効果的な角度でエアを吹き付けることが可能となる。例えば、本実施形態では、各噴出口12の中心Oに位置する微小孔12aを、垂線Pからアーム10の回転方向と反対側に5°シフトさせてある。
このような第2実施形態の噴出口12は、斜めに配列した五つの微小孔12aからなっているので、一端の微小孔12aから他端の微小孔12aまでの長さに応じた内壁面101aの所定範囲に、アーム10の回転に伴う時間差でエアを吹き付けることができる。
また、図3(d)に示すように、噴出口12が設けられていない垂直方向の間隔L2を短くすることが可能となり、間隔L2に相当する内壁面101aの部位に付着した粒子を、二つの噴出口12、12から噴出されるエアによって十分に除去することができる。
さらに、噴出口12、12どうしの間には、垂直方向に十分な間隔(例えば、中心O−Oの間隔25mm)が確保されるので、各噴出口11から噴出されるエアの圧力を低下させることなく、エアブルーム1全体の粒子の除去性能を向上させることができる。
<陣笠・洗浄ノズル>
次に、実施形態に係るエアブルーム1を構成する陣笠20及び洗浄ノズル30について説明する。図4に示すように、ダクト101b内において、アーム10の基部10aには陣笠20が溶接されており、この陣笠20の内側には、筒状の洗浄ノズル30が挿入されている。陣笠20は、ダクト101bから駆動手段40側への粒子の流出を阻止するためのカバーである。一方、洗浄ノズル30は、筒状壁部から洗浄液36を噴出させて、陣笠20の内側、及びアーム10の基部10aの表面に付着した粉体を除去する。
図5(a)、(b)に示すように、本実施形態の陣笠20は、アーム10の基部10aに溶接される笠状の天井部21と、筒状の胴部22とを有する。天井部21の中心には、アーム10の基部10aが挿通される円形の開口部21aが形成してある。また、天井部21の内側には、開口部21aを包囲する断面弧状の環状凹部21bが設けてある。環状凹部21bの断面形状は、例えば、直径10〜15mm程度の円弧とすることができる。
本実施形態の陣笠20は、全て金属製であり、その製造方法は、特に限定されるものではない。例えば、開口部21a及び環状凹部21bを含む中実の部分を、切削加工した金属部品とし、これ以外の板状の部分を、鋳造、塑性又は板金などの成形加工した金属部品とし、これら二つの金属部品を互いに溶接した構成にしてもよい。又は、天井部21及び胴部22を含む陣笠20の全体を、鋳造によって一体成形してもよい。
図6に示すように、洗浄ノズル30は、陣笠20の内側に挿入される筒状壁部を有し、この筒状壁部は、断面円形の外パイプ31と内パイプ32とで構成してある。外パイプ31の内面には、間隔をあけて二つの環状突部31a、31aが設けてある。内パイプ32は、外パイプ31の内側に接合してある。
外パイプ31と内パイプ32との間には、各環状突起31aに仕切られた三つの環状空洞34、34、34が形成される。図7(b)、(c)に示すように、各環状突起31aには、複数の放射状スリット31bが設けてあり、三つの環状空洞34、34、34は、これら放射状スリット31bを介して連通している。
図6に示すように、外パイプ31及び内パイプ32の各壁面には、各環状空洞34に連通する複数のノズル孔33、33、33・・・が穿設してある。また、図6及び図7(a)に示すように、外パイプ31及び内パイプ32の上端には、微小幅の間隔が形成されており、この微小幅の間隔が、環状かつスリット状のノズル孔33となる。
ここで、図4及び図6は、いずれも洗浄ノズル30を模式的に示したものであり、本実施形態では、外パイプ31及び内パイプ32の各壁面における異なる位置に、複数のノズル孔33、33、33・・・を穿設してある。図8(a)〜(f)は、外パイプ31及び内パイプ32の各壁面に穿設した複数のノズル孔33、33、33・・・の位置を示す。図8(a)〜(c)は、いずれも図6に示す外パイプ31及び内パイプ32の上半分に含まれる箇所の断面図である。一方、図8(d)〜(f)は、いずれも図6に示す外パイプ31及び内パイプ32の下半分に含まれる箇所の断面図である。
まず、図6に示す外パイプ31及び内パイプ32の上半分に穿設された各ノズル孔33の位置について説明する。外パイプ31及び内パイプ32の上半分においては、外パイプ31と内パイプ32との各壁面に、ノズル孔33が穿設してある。外パイプ31のノズル孔33と、内パイプ32のノズル孔33とは、各壁面の同じ位置で対応している。
図8(a)は、図6のD−D線及びG−G線断面図である。外パイプ31及び内パイプ32のD−D線及びG−G線の箇所には、0°、90°、180°及び270°の位置に、それぞれ二つのノズル孔33、33が対向して穿設してある。
図8(b)は、図6のE−E線及びH−H線断面図である。外パイプ31及び内パイプ32のE−E線及びH−H線の箇所には、30°、120°、210°及び300°の位置に、それぞれ二つのノズル孔33、33が対向して穿設してある。
図8(c)は、図6のF−F線断面図である。外パイプ31及び内パイプ32のF−F線の箇所には、60°、150°、240°及び330°の位置に、それぞれ二つのノズル孔33、33が対向して穿設してある。
次に、図6に示す外パイプ31及び内パイプ32の下半分に穿設された各ノズル孔33の位置について説明する。外パイプ31及び内パイプ32の下半分においては、内パイプ32の壁面のみにノズル孔33が穿設してあり、外パイプ31の壁面にノズル孔33はない。
図8(d)は、図6のJ−J線断面図である。内パイプ32のJ−J線の箇所には、0°、90°、180°及び270°の位置に、それぞれ一つずつノズル孔33が穿設してある。
図8(e)は、図6のK−K線断面図である。内パイプ32のK−K線の箇所には、30°、120°、210°及び300°の位置に、それぞれ一つずつノズル孔33が穿設してある。
図8(f)は、図6のI−I線断面図である。内パイプ32のI−I線の箇所には、60°、150°、240°及び330°の位置に、それぞれ一つずつノズル孔33が穿設してある。
上述したように、外パイプ31及び内パイプ32の上半分においては、外パイプ31と内パイプ32との各壁面に、複数のノズル孔33、33、33・・・が穿設してあり、各ノズル孔33は、高さ方向に30°ずつシフトする放射状の配置となっている。一方、外パイプ31及び内パイプ32の下半分においては、内パイプ32の壁面のみに、複数のノズル孔33、33、33・・・が穿設してあり、各ノズル孔33は、高さ方向に30°ずつシフトする放射状の配置となっている。
図6に戻り、洗浄ノズル30の残りの構成について説明する。外パイプ31の下方の壁面には、導入管35が接合してある。この導入管35は、最も下の環状空洞34に連通する。導入管35は、図示しない自動洗浄装置に接続され、この自動洗浄装置から導入管35に洗浄液36(図4を参照)が供給される。
<陣笠の自動洗浄>
図4に示すように、導入管35には、図示しない自動洗浄装置から洗浄液36が供給される。この洗浄液36は、洗浄ノズル30の最も下の環状空洞34に流入する。引き続き供給される洗浄液36は、各環状突起31aの放射状スリット31bを通過して、全ての環状空洞34、34、34を満たし、洗浄ノズル30の全てのノズル孔33から噴出される。
洗浄ノズル30の上端のノズル孔(環状スリット)33から噴出された洗浄液36は、陣笠20の天井部21の内側に向けて噴出される。洗浄ノズル30の上端のノズル孔33は、陣笠20の環状凹部21bに対向する環状スリットとなっている。この構成により、環状凹部21bは、環状スリットから噴出された洗浄液36によって、その全周にわたり余すところなく洗浄される。
また、洗浄ノズル30の壁面のうち、上半分に穿設された複数のノズル孔33、33、33・・・から噴出された洗浄液36は、陣笠20の胴部22の内側と、アーム10の基部10aの表面との二方向に向けて噴出される。洗浄ノズル30の上半分の各ノズル孔33は、いずれも胴部22の内側、又は基部10aの表面に対向し、かつ高さ方向に30°ずつシフトする放射状に配置されている。この構成により、胴部22の内側、及び基部10aの表面は、各ノズル孔33から放射状に噴出された洗浄液36によって、その全周にわたって洗浄される。
さらに、洗浄ノズル30の壁面のうち、下半分に穿設された複数のノズル孔33、33、33・・・から噴出された洗浄液36は、アーム10の基部10aの表面に向けて噴出される。洗浄ノズル30の下半分の各ノズル孔33は、基部10aの表面に対向し、かつ高さ方向に30°ずつシフトする放射状に配置されている。この構成により、基部10aの表面は、各ノズル孔33から放射状に噴出された洗浄液36によって、その全周にわたって洗浄される。
<作用効果>
上述した本実施形態のエアブルーム1、及びこれを備えたスプレードライヤの乾燥室101では、図3(a)〜(d)に示す噴出口11、12を、アーム10の長手方向の中心線Qに対して斜めに設けたことにより、乾燥室101の内壁面101aに付着した粒子の除去性能を向上させることができる。
また、上述した本実施形態のエアブルーム1、及びこれを備えたスプレードライヤの乾燥室101では、図5(a)に示す陣笠20の内側に、開口部21aを包囲する断面弧状の環状凹部21bを設けたことにより、図11(b)に示すような狭小な隙間Gが形成されない。この結果、陣笠20の内側に溜まった粒子を自動洗浄によって確実に除去することが可能となる。
さらに、上述した本実施形態のエアブルーム1、及びこれを備えたスプレードライヤの乾燥室101では、図6に示す洗浄ノズル30の上端、外周面及び内周面のそれぞれにノズル孔33を設けたことにより、陣笠20の内側、及びアーム20の基部10aの表面に付着した粒子を効果的に除去することができる。
1 エアブルーム
10 アーム
11、12 噴出口
12a 微小孔
10a 基部
20 陣笠
21 天井部
21a 開口部
21b 環状凹部
22 胴部
30 洗浄ノズル
31 外パイプ
31a 環状突部
31b 放射状スリット
32 内パイプ
33 ノズル孔(噴出口)
34 環状空洞
35 導入管
36 洗浄液
40 駆動手段
100 スプレードライヤ設備
101 乾燥室
101a 内壁面
101b ダクト
102 サイクロン
130 エアブルーム
131 アーム
131a 噴出口
131b 基部
132 陣笠

Claims (5)

  1. スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室の室内に設けられ、前記室内の内壁面に付着した粒子にエアを吹き付けて除去するエアブルームであって、
    前記内壁面の断面形状に対応する形状に曲折された管状体によって構成されたアームと、前記アーム内にエアを供給するエア供給手段と、前記アームを回転させる駆動手段と、を備え、
    前記アームには、前記内壁面にエアを吹き付けるための複数の噴出口が、前記アームの長手方向に沿って間隔をあけて設けられ、
    前記噴出口が、前記アームの長手方向の中心線に対して斜めに設けられたスリット又は複数の孔であり、前記噴出口の中心が、前記室内の内壁面に対する垂線を基準にして、前記アームの回転方向と反対側にシフトさせてある、ことを特徴とするエアブルーム。
  2. 前記噴出口がスリットであり、上下方向に並ぶ二つの前記噴出口は、互いのスリットのどの部位も、垂直方向に等間隔となっている請求項1に記載のエアブルーム。
  3. 前記噴出口が複数の孔であり、上下方向に並ぶ二つの前記噴出口は、互いの複数の孔が、それぞれ垂直方向に等間隔となっている請求項1に記載のエアブルーム。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載したエアブルームを備えたことを特徴とするスプレードライヤの乾燥室。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載したエアブルームを備えたことを特徴とするスプレークーラの冷却室。
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