JP2017009171A - エアブルーム、スプレードライヤの乾燥室及びスプレークーラの冷却室 - Google Patents
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Abstract
Description
図11(a)に示すように、従来のエアブルーム130では、アーム131の長手方向に沿って、複数の噴出口131a、131a、131a・・・が一直線上に設けられていた。このため、乾燥室101の内壁面101aにおける、噴出口131aどうしの間隔に相当する部位に付着した粒子を、エアによって十分に除去することができないという課題があった。この点について、噴出口131aどうしの間隔の寸法は、各噴出口131aから噴出されるエアの圧力に影響を与える。噴出口131aどうしの間隔を狭くすると、各噴出口131aから噴出されるエアの圧力が低下し、エアブルーム130全体の粒子の除去性能が低下してしまう。例えば、従来のエアブルーム130では、噴出口131aの直径を2mm、噴出口131aどうしの間隔を25mmに設定してあり、25mmの間隔における粒子の除去性能が十分ではなかった。
図11(b)に示すように、従来のエアブルーム130では、陣笠132の内側における開口部132Cの周縁部に、極めて狭小な隙間Gが形成されていた。このため、狭小な隙間Gに溜まった粒子を自動洗浄によって除去することができないという課題があった。すなわち、図10(a)に示すように、陣笠132は、乾燥室101内で生成された粒子が通過するダクト101b内に設けられている。ダクト101b内は、粒子を吸引するための真空圧が掛けられており、ダクト101b内における風の流れがない箇所は、負圧になる。この結果、風の流れがない陣笠132内は、負圧となって粒子を巻き込みやすい。そこで、図9に示すスプレードライヤ設備100において、一の粒子の製造が終了した場合には、陣笠132を洗浄してから他の粒子の製造を行う必要がある。作業効率の観点から陣笠132を自動洗浄することが望ましい。しかし、従来の自動洗浄装置では、陣笠132の極めて狭小な隙間Gに溜まった粒子を除去することができない。隙間Gに溜まった粒子は、その後に行われる他の粒子の製造において異物となる。粒子の製造において異物の混入は許されず、特に、粒子が食品や医薬品である場合は、異物の混入を確実に防止する必要がある。
図1及び図2に示すように、アーム10は、内壁面101aの断面形状に曲折された管状体によって構成してある。アーム10の壁面には、長手方向に沿って、図3(a)、(b)に示す複数の噴出口11、11、11・・・又は12、12、12・・・が設けてある。これら噴出口11、12については、後に詳述する。
まず、第1実施形態の噴出口11について説明する。図3(a)下の正面図に示すように、第1実施形態の噴出口11は、アーム10の長手方向の中心線Qに対して、斜めに設けられたスリットからなる。アーム10の壁面には、その長手方向に沿って、複数の噴出口11、11、11・・・が所定の間隔をあけて平行に設けてある。
次に、第2実施形態の噴出口12について説明する。図3(b)下の正面図に示すように、第2実施形態の噴出口12は、アーム10の長手方向の中心線Qに対して、斜めに設けられた複数の微小孔12a、12a、12a・・・からなる。アーム10の壁面には、その長手方向に沿って、複数の噴出口12、12、12・・・が所定の間隔をあけて平行に設けてある。
次に、実施形態に係るエアブルーム1を構成する陣笠20及び洗浄ノズル30について説明する。図4に示すように、ダクト101b内において、アーム10の基部10aには陣笠20が溶接されており、この陣笠20の内側には、筒状の洗浄ノズル30が挿入されている。陣笠20は、ダクト101bから駆動手段40側への粒子の流出を阻止するためのカバーである。一方、洗浄ノズル30は、筒状壁部から洗浄液36を噴出させて、陣笠20の内側、及びアーム10の基部10aの表面に付着した粉体を除去する。
図4に示すように、導入管35には、図示しない自動洗浄装置から洗浄液36が供給される。この洗浄液36は、洗浄ノズル30の最も下の環状空洞34に流入する。引き続き供給される洗浄液36は、各環状突起31aの放射状スリット31bを通過して、全ての環状空洞34、34、34を満たし、洗浄ノズル30の全てのノズル孔33から噴出される。
上述した本実施形態のエアブルーム1、及びこれを備えたスプレードライヤの乾燥室101では、図3(a)〜(d)に示す噴出口11、12を、アーム10の長手方向の中心線Qに対して斜めに設けたことにより、乾燥室101の内壁面101aに付着した粒子の除去性能を向上させることができる。
10 アーム
11、12 噴出口
12a 微小孔
10a 基部
20 陣笠
21 天井部
21a 開口部
21b 環状凹部
22 胴部
30 洗浄ノズル
31 外パイプ
31a 環状突部
31b 放射状スリット
32 内パイプ
33 ノズル孔(噴出口)
34 環状空洞
35 導入管
36 洗浄液
40 駆動手段
100 スプレードライヤ設備
101 乾燥室
101a 内壁面
101b ダクト
102 サイクロン
130 エアブルーム
131 アーム
131a 噴出口
131b 基部
132 陣笠
Claims (7)
- スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室の室内に設けられ、前記室内の内壁面に付着した粒子にエアを吹き付けて除去するエアブルームであって、
前記内壁面の断面形状に対応する形状に曲折された管状体によって構成されたアームと、前記アーム内にエアを供給するエア供給手段と、前記アームを回転させる駆動手段と、を備え、
前記アームには、前記内壁面にエアを吹き付けるための複数の噴出口が、前記アームの長手方向に沿って間隔をあけて設けられ、
前記噴出口が、前記アームの長手方向の中心線に対して斜めに設けられた、ことを特徴とするエアブルーム。 - 前記噴出口が、前記アームの長手方向の中心線に対して斜めに設けられたスリットである請求項1に記載のエアブルーム。
- 前記噴出口が、前記アームの長手方向の中心線に対して斜めに設けられた複数の孔である請求項1に記載のエアブルーム。
- スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室の室内に設けられ、前記室内の内壁面に付着した粒子にエアを吹き付けて除去するエアブルームであって、
前記内壁面の断面形状に対応する形状に曲折された管状体によって構成されたアームと、前記アーム内にエアを供給するエア供給手段と、前記アームを回転させる駆動手段と、を備え、
前記アームの回転軸となる基部には、前記駆動手段の側への粒子の流出を阻止するためのカバーである陣笠が溶接され、前記陣笠は、前記アームの基部に溶接される笠状の天井部と、筒状の胴部とを有し、前記天井部の中心には、前記アームの基部が挿通される円形の開口部が形成され、前記天井部の内側には、前記開口部を包囲する断面弧状の環状凹部が設けられた、ことを特徴とするエアブルーム。 - スプレードライヤの乾燥室又はスプレークーラの冷却室の室内に設けられ、前記室内の内壁面に付着した粒子にエアを吹き付けて除去するエアブルームであって、
前記内壁面の断面形状に対応する形状に曲折された管状体によって構成されたアームと、前記アーム内にエアを供給するエア供給手段と、前記アームを回転させる駆動手段と、を備え、
前記アームの回転軸となる基部には、前記駆動手段の側への粒子の流出を阻止するためのカバーである陣笠が溶接されるとともに、前記陣笠の内側に挿入される筒状の洗浄ノズルが装着され、
前記洗浄ノズルを構成する筒状壁部の中には、液体のための流路が形成され、前記筒状壁部の少なくとも上端面及び外周面には、前記流路に連通する前記液体の噴出口が形成される、ことを特徴とするエアブルーム。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載したエアブルームを備えたことを特徴とするスプレードライヤの乾燥室。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載したエアブルームを備えたことを特徴とするスプレークーラの冷却室。
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2015
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