JP6205986B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6205986B2 JP6205986B2 JP2013173863A JP2013173863A JP6205986B2 JP 6205986 B2 JP6205986 B2 JP 6205986B2 JP 2013173863 A JP2013173863 A JP 2013173863A JP 2013173863 A JP2013173863 A JP 2013173863A JP 6205986 B2 JP6205986 B2 JP 6205986B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- tread
- rubber
- layer
- conductive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
また、この発明にかかる空気入りタイヤは、一対のビードコアと、前記一対のビードコア間に連続またはトレッド部で分断部を有して架け渡される少なくとも1層のカーカス層と、前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配置されるトレッドゴムと、前記カーカス層のタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置される一対のサイドウォールゴムと、タイヤ最内面に配置されるインナーライナとを備える空気入りタイヤであって、前記カーカス層と前記インナーライナとを接着するタイゴムを備え、1×10^8[Ω・cm]未満の抵抗率を有し、前記インナーライナと前記タイゴムとの間に配置されて、少なくともビード部から前記ベルト層まで延在する導電層を備え、前記トレッドゴムが、タイヤ接地面を構成するキャップトレッドと、前記キャップトレッドのタイヤ径方向内側に積層されるアンダートレッドとを有し、1×10^8[Ω・cm]未満の抵抗率を有すると共に、少なくとも前記キャップトレッドを貫通してタイヤ接地面に露出するアーストレッドを備え、且つ、前記導電層のタイヤ周方向の幅Waと、タイヤ最大幅位置におけるタイヤ周長Lpとが、0.05≦Wa/Lpの関係を有することを特徴とする。
図1は、この発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図は、タイヤ径方向の片側領域を示している。また、同図は、空気入りタイヤの一例として、乗用車用ラジアルタイヤを示している。
空気入りタイヤでは、車両走行時にて車両に発生する静電気を路面に放出するために、アーストレッドを用いた帯電抑制構造が採用されている。アーストレッドは、キャップトレッドを貫通してタイヤ接地面に露出する導電ゴムである。この帯電抑制構造では、車両からの静電気がベルト層からアーストレッドを介して路面に放出されて、車両の帯電が抑制される。
図6〜図14は、図1に記載した空気入りタイヤの変形例を示す説明図である。これらの図において、図6〜図8は、導電層52と、カーカス層13、インナーライナ18およびタイゴム19との積層構造を示している。また、図9〜図11は、タイヤ周方向にかかる導電層52の配置領域を模式的に示している。図12は、タイヤ子午線方向の断面図における導電層52の配置構造を示している。図13および図14は、アーストレッド51の拡大断面図を示している。
以上説明したように、この空気入りタイヤ1は、一対のビードコア11、11と、一対のビードコア11、11間に連続またはトレッド部で分断部を有して架け渡される少なくとも1層のカーカス層13と、カーカス層13のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層14と、ベルト層14のタイヤ径方向外側に配置されるトレッドゴム15と、カーカス層13のタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置される一対のサイドウォールゴム16、16と、タイヤ最内面に配置されるインナーライナ18とを備える(図1参照)。また、1×10^8[Ω・cm]未満の抵抗率を有し、カーカス層13とインナーライナ18との間に配置されて、少なくともビード部からベルト層14まで延在する導電層52を備える(図2参照)。
Claims (7)
- 一対のビードコアと、前記一対のビードコア間に連続またはトレッド部で分断部を有して架け渡される少なくとも1層のカーカス層と、前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配置されるトレッドゴムと、前記カーカス層のタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置される一対のサイドウォールゴムと、タイヤ最内面に配置されるインナーライナとを備える空気入りタイヤであって、
前記カーカス層と前記インナーライナとを接着するタイゴムを備え、
1×10^8[Ω・cm]未満の抵抗率を有し、前記カーカス層と前記タイゴムとの間に配置されて、少なくともビード部から前記ベルト層まで延在する導電層を備え、
前記トレッドゴムが、タイヤ接地面を構成するキャップトレッドと、前記キャップトレッドのタイヤ径方向内側に積層されるアンダートレッドとを有し、
1×10^8[Ω・cm]未満の抵抗率を有すると共に、少なくとも前記キャップトレッドを貫通してタイヤ接地面に露出するアーストレッドを備え、且つ、
前記導電層のタイヤ周方向の幅Waと、タイヤ最大幅位置におけるタイヤ周長Lpとが、0.05≦Wa/Lpの関係を有することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記ベルト層と前記導電層とのラップ幅Laが、3[mm]≦Laの範囲にある請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記導電層のタイヤ周方向の幅Waと、タイヤ最大幅位置におけるタイヤ周長Lpとが、Wa/Lp≦0.10の関係を有する請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記インナーライナが、熱可塑性樹脂もしくは熱可塑性樹脂中にエラストマー成分をブレンドした熱可塑性エラストマー組成物から成る請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記トレッドゴムが、タイヤ接地面を構成するキャップトレッドと、前記キャップトレッドのタイヤ径方向内側に積層されるアンダートレッドとを有し、且つ、
前記キャップトレッドの抵抗率が、1×10^8[Ω・cm]以上の範囲にある請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。 - 前記サイドウォールゴムの抵抗率が、1×10^8[Ω・cm]以上の範囲にある請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
- 一対のビードコアと、前記一対のビードコア間に連続またはトレッド部で分断部を有して架け渡される少なくとも1層のカーカス層と、前記カーカス層のタイヤ径方向外側に配置されるベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配置されるトレッドゴムと、前記カーカス層のタイヤ幅方向外側にそれぞれ配置される一対のサイドウォールゴムと、タイヤ最内面に配置されるインナーライナとを備える空気入りタイヤであって、
前記カーカス層と前記インナーライナとを接着するタイゴムを備え、
1×10^8[Ω・cm]未満の抵抗率を有し、前記インナーライナと前記タイゴムとの間に配置されて、少なくともビード部から前記ベルト層まで延在する導電層を備え、
前記トレッドゴムが、タイヤ接地面を構成するキャップトレッドと、前記キャップトレッドのタイヤ径方向内側に積層されるアンダートレッドとを有し、
1×10^8[Ω・cm]未満の抵抗率を有すると共に、少なくとも前記キャップトレッドを貫通してタイヤ接地面に露出するアーストレッドを備え、且つ、
前記導電層のタイヤ周方向の幅Waと、タイヤ最大幅位置におけるタイヤ周長Lpとが、0.05≦Wa/Lpの関係を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013173863A JP6205986B2 (ja) | 2013-08-23 | 2013-08-23 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013173863A JP6205986B2 (ja) | 2013-08-23 | 2013-08-23 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015040031A JP2015040031A (ja) | 2015-03-02 |
JP6205986B2 true JP6205986B2 (ja) | 2017-10-04 |
Family
ID=52694415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013173863A Active JP6205986B2 (ja) | 2013-08-23 | 2013-08-23 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6205986B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101906035B1 (ko) | 2017-02-06 | 2018-10-08 | 한국타이어 주식회사 | 카카스 반제품 및 그 제조방법 |
JP6930262B2 (ja) * | 2017-07-18 | 2021-09-01 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 |
JP2019055670A (ja) * | 2017-09-21 | 2019-04-11 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2020040634A (ja) * | 2018-09-13 | 2020-03-19 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
CN109747347A (zh) * | 2019-03-01 | 2019-05-14 | 正新橡胶(中国)有限公司 | 一种充气轮胎及其制作方法 |
JP2021147024A (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-27 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2933032B1 (fr) * | 2008-06-25 | 2010-06-18 | Michelin Soc Tech | Pneumatique comportant des melanges non conducteurs de l'electricite et un chemin permettant l'ecoulement des charges. |
JP5423732B2 (ja) * | 2010-12-22 | 2014-02-19 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5783806B2 (ja) * | 2011-05-31 | 2015-09-24 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ及び該タイヤの製造方法 |
JP5807409B2 (ja) * | 2011-06-28 | 2015-11-10 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5570488B2 (ja) * | 2011-10-14 | 2014-08-13 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5887869B2 (ja) * | 2011-11-22 | 2016-03-16 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5986501B2 (ja) * | 2012-12-25 | 2016-09-06 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
2013
- 2013-08-23 JP JP2013173863A patent/JP6205986B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015040031A (ja) | 2015-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6075285B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6205986B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6354515B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6303487B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6307872B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6299110B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6357764B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7062932B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6418339B1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US10160264B2 (en) | Pneumatic tire | |
US11820173B2 (en) | Pneumatic tire and pneumatic tire manufacturing method | |
JP6354429B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6962091B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7135461B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2023095591A1 (ja) | タイヤ | |
JP2014234126A (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2023095588A1 (ja) | タイヤ | |
JP2019209904A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2014083894A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2014231279A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2015020587A (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160819 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170302 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170321 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170808 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170821 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6205986 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |