JP6197748B2 - 自動車用アクセルペダル構造 - Google Patents
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また、このオルガン式のペダル構造においては、ペダル部84の踏面に足を確実に載せるため、当該踏面はフラットな形状に形成されている。
また、後述するように、ブレーキペダル90は、本願の実施例を示す図4と同様に、アクセルペダル85のペダル面84よりも車両後方側にペダル面91が位置している。このため、踵を動かさずにアクセル操作とブレーキ操作をする際に、踵を車両後方側にあるブレーキペダルを操作しやすいように、踵をアクセルペダルに最適な位置よりも車両後方側に置く可能性がある。
特許文献1に開示された自動車用アクセルペダル構造は、ペダル部を、水平部材と、該水平部材の前後方向中間から上方に立上がる立上り部と、この立上り部の上端から前方かつ上方に傾斜して延びるパッド部と、から略L字状に形成し、水平部材の車両後端部にフロア面と略同一になるようにペダル部の枢支部を設け、ペダル支点である枢支部と乗員の踵位置とが略一致するように構成されている。
要するに、踵位置をペダル部の枢支部に近接させることができ、アクセルペダル踏込み操作時の踏面と足のずれを軽減することができる。
図面は自動車用アクセルペダル構造を示し、図1は同アクセルペダル構造を車室内側から見た状態で示す正面図、図2は図1の左側面図、図3はアクセルペダル構造を示す斜視図、図4はアクセルペダルとブレーキペダルの関連構造を示す側面図である。
なお、以下の実施例においては自動車用アクセルペダル構造を、右ハンドル車に適用した場合を例示して説明する。
上述のペダル部14を、運転者(ドライバ)の右足によって前方へ踏込むと、支軸12を支点としてペダルアーム13が車両前方へ揺動するので、連結ピン15を介してオペレーティングロッドが前動し、制動倍力装置(図示せず)を作動するように構成している。
図2に示すように、このアクセルペダル20はベース部としての台座21と、下端部が台座21に枢支されて枢支部であるヒンジ軸部22から前上方向に延び、運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部23とを備えている。
上述のアクセルペダル20は、運転者がペダル部23(いわゆるペダル本体)を踏込み操作することにより、アクセルケーブルまたはアクセル開度検知手段を介して、スロットルバルブの開度または燃料噴射量が調整され、エンジンの出力が調整できるようになっている。
そして、上述の略平行面21Pの後端部、すなわち、台座21の後端部は、ヒンジ軸部22を取付けるために当該略平行面21Pの上下方向の厚さよりも、その上下方向の厚さが大きい膨出部21Eに形成されており、この膨出部21Eの車幅方向内側(ブレーキペダル配設側)と略平行面21Pの後側を一体的に切欠いで、踵誘導エリアe1(図3参照)を形成するための切欠き部28が設けられている。
また、上述のヒンジ軸部22はエラストマのような可撓性部材で形成されており、該ヒンジ軸部22の下辺部は上述の膨出部21E上部に没入固定され、ヒンジ軸部22の上辺部はペダル部23の下端部に没入固定されている。
詳しくは、図1に示すように、ペダル部23の左側の側辺部23aの下方への仮想延長線L1に対して、ペダル部23の下部がブレーキペダル11(図6参照)の配設側に対して車幅方向反対側、すなわち右側に曲がるような曲げ部29を形成したものである。
なお、図6に示す位置Z1は爪先によるアクセルペダル操作位置であり、位置Z2はブレーキペダル操作位置であって、これら各位置Z1,Z2における踵の位置は共通となる。つまり、踵を移動することなく位置Z1でアクセルペダル20を操作し、位置Z2でブレーキペダル11を操作することができる。
上述の第1踏面23Aは、図1,図6に示すように、踵を動かすことなく両ペダル11,20を操作する際の足の位置Z1に略沿うように、その上部が下部に対して車幅方向外側つまり右側に位置するように形成されている。
なお、図2,図4において、32はアングルセンサ、33はその他の機構が内蔵されたハウジング、34はキックダウンスイッチである。また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示す。
要するに、踵位置をペダル部23の枢支部(ヒンジ軸部22)に近接させることができ、アクセルペダル20踏込み操作時の踏面と足のずれを軽減することができる。
この実施例によれば、乗員はアクセルペダル120のペダル面に対し、より車幅方向に近い位置に踵を置いてアクセル操作できると共に、ペダル面との干渉なくブレーキ操作を行うことができる。
この実施例によれば、第2踏面123Bの延設下端部に枢支部を設けたので、該枢支部と踵の位置(いわゆるヒールポイント)とが略一致するようになる。また、上記第2踏面123Bには、ヒール・アンド・トゥ操作時に踵を置くことができ、ヒール・アンド・トゥ操作の操作性を確保することができる。
この実施例によれば、吊り下げ式のペダル構造に慣れた乗員(ドライバ)は、アクセルペダル120の側方に踵を置いて、爪先をアクセルペダル120側に傾けた際に、足の踵近くの部位と、ペダル部123の下部とが、第2踏面123Bの傾斜により更に干渉し難くなることで、操作性の良い爪先側の足の裏を広い面積かつ安楽な姿勢で第1ペダル踏面123Aに載せることができる。
この発明のアクセルペダルのペダル部の枢支部は、実施例のヒンジ軸部22、122に対応し、
以下同様に、
オフセット部は、曲げ部29または段差部129に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては自動車用アクセルペダル構造を右ハンドル車に適用した場合を例示したが、本発明の自動車用アクセルペダル構造を左ハンドル車に適用してもよいことは勿論である。
16…フロア面
20,120…アクセルペダル
21…台座
22,122…ヒンジ軸部(枢支部)
23,123…ペダル部
23A,123A…第1踏面
23B,123B…第2踏面
23C,123C…凹入部
23b,123b…延設下端部
29…曲げ部(オフセット部)
129…段差部(オフセット部)
Claims (4)
- 運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部を有する自動車用アクセルペダル構造であって、
該アクセルペダルは、運転席前方の足元に配設されたブレーキペダルの車幅方向右側かつ運転席前方のフロア面に台座を介して配設され、下端部が上記台座に枢支されて枢支部から前上方向に延び、
上記ペダル部の下部の上記ブレーキペダル配設側に位置する左辺を、その直上部位の左辺を直線状に延長した仮想線に対し、上記ブレーキペダル配設側に対して車幅方向反対側の右側に偏らせたオフセット部を形成し、
上記ペダル部は、当該ペダル部の前側過半部に位置する第1踏面を有し、
該第1踏面の後部に、当該第1踏面の傾斜角度よりも緩傾斜角度の第2踏面を延設し、
該第2踏面の上記ブレーキペダル側の左辺が、上記オフセット部を構成し、
上記第2踏面の延設下端部に上記枢支部を設け、
上記第1踏面と上記第2踏面との境界に凹入部が形成され、
上記凹入部はその車幅方向右側が車幅方向左側よりも高い位置に存在するよう傾斜状に形成された
自動車用アクセルペダル構造。 - 運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部を有する自動車用アクセルペダル構造であって、
該アクセルペダルは、運転席前方の足元に配設されたブレーキペダルの車幅方向右側かつ運転席前方のフロア面に台座を介して配設され、下端部が上記台座に枢支されて枢支部から前上方向に延び、
上記ペダル部の下部の上記ブレーキペダル配設側に位置する左辺を、その直上部位の左辺を直線状に延長した仮想線に対し、上記ブレーキペダル配設側に対して車幅方向反対側の右側に偏らせたオフセット部を形成し、
上記ペダル部は、当該ペダル部の前側過半部に位置する第1踏面を有し、
該第1踏面の後部に、当該第1踏面の傾斜角度よりも緩傾斜角度の第2踏面を延設し、
該第2踏面の上記ブレーキペダル側の左辺が、上記オフセット部を構成し、
上記第2踏面の延設下端部に上記枢支部を設け、
上記第1踏面と上記第2踏面との境界に凹入部が形成され、
上記第2踏面は、上記凹入部に沿って、上記オフセット部に向かって下方へ傾斜している
自動車用アクセルペダル構造。 - 上記オフセット部は、上記ペダル部の下部の車幅方向における左辺が直上の左辺に対し右側に窪んで形成される
請求項1、又は2に記載の自動車用アクセルペダル構造。 - 上記オフセット部は、ペダル部の下部の上記ブレーキペダル側の左辺が直上の左辺に対し右側に曲がって形成される
請求項1、又は2記載の自動車用アクセルペダル構造。
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