JP6197748B2 - 自動車用アクセルペダル構造 - Google Patents

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この発明は、運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部を有する自動車用アクセルペダル構造に関するものである。
一般に自動車用アクセルペダル構造としては、図10に示す吊り下げ式のものと、図11に示すオルガン式のものとがある。
図10に示す吊り下げ式のペダル構造は、ダッシュロアパネル後方の支持軸71にペダルアーム72を枢支し、ペダルアーム72の下端部にペダル部73を一体的に取付けたもので、フロア面74に踵を置いて爪先で操作する構造であるが、ペダル部73は支持軸71を中心とする揺動軌跡X2により前方へ移動するのに対して、乗員(ドライバ)の爪先は踵(いわゆるヒールポイント)を中心とする揺動軌跡Y2により前方下方へ移動するので、ペダル73の踏面の揺動軌跡X2と爪先の揺動軌跡Y2とに差が発生する。
また、図10に示す吊り下げ式のペダル構造においては、ペダル部73の踏面を湾曲させて、当該踏面と乗員の爪先とを点接触または線接触させるよう構成すると共に、ペダル踏面と爪先とが滑りやすくなるよう構成されている。
一方で、図11に示すオルガン式のペダル構造は、運転席前方のフロア面81に台座82を介して配設され、下端部が台座82に枢支されて枢支部83から前上方向に延び、運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部84を有するものである。つまり、フロア面81側に回動支点としての枢支部83を有し、この枢支部83を枢支軸として略前後方向に揺動すべく構成されている。
このオルガン式のペダル構造において、図11に仮想線αで示すように、踵が枢支部83に近接する適正な位置に足を置き、ヒールポイントとペダル部84の枢支部83とを近接させると、踏込み操作時においてペダル部84の踏面と足との間のずれがなくなる。つまり足の揺動軌跡とペダル部84の踏面の揺動軌跡とが略同一となり、ペダル部84に対する適宜の反力設定により、足全体をペダル部84の踏面に載せて安楽な状態でペダル操作することができ、特に、長距離走行においても疲れにくいものである。
また、このオルガン式のペダル構造においては、ペダル部84の踏面に足を確実に載せるため、当該踏面はフラットな形状に形成されている。
しかしながら、吊り下げ式のペダル構造に慣れた乗員は、オルガン式のペダル構造であっても、爪先でペダル部84を操作しようとして、図11に示す枢支部83よりも車両後方側に踵を置き、ペダル部84の踏面を爪先で押す傾向にある。
図11に実線βで示すように、踵を枢支部83から後方に離れた位置に置くと、同図に仮想線αで示す適正な踵の位置に対してヒールポイントの差△Lが形成され、ペダル部84を爪先で操作すると、操作力が重いうえ、ペダル部84の踏面の揺動軌跡X3と足の揺動軌跡Y3との差が大きくなると共に、ペダル部84の踏面がフラット形状であるため、当該踏面と足との接触面積が大きく、踏面と足とが滑りにくく操作性が悪い問題点があった。
ところで、近年ではブレーキのアシスト力が高く設定されており、ブレーキペダル90(図12参照)を小さい操作力で操作することができるようになっている。そこで、図12に示すように、アクセルペダル85のペダル部84と、ブレーキペダル90のペダル部91とを踵を動かすことなく操作するようにフロア面81(図11参照)上に足を置き、位置Z1でアクセルペダル85のペダル部84を操作し、位置Z2でブレーキペダル90のペダル部91を操作する場合がある。
上述のオルガン式のペダル構造は、ペダル部84が可撓性部材から成る枢支部83で台座82に支持されており、この枢支部83の強度を確保するため、該枢支部83は所定幅が必要である。この所定幅を得るため、ペダル部84の下部を車幅方向においてブレーキペダル90側へ膨出させて膨出部86を設けると、位置Z1,Z2に共通する乗員の踵が、制動時においてアクセルペダル85のペダル部84下部の膨出部86と干渉して、ブレーキング操作性が悪化する問題点があった。
また、後述するように、ブレーキペダル90は、本願の実施例を示す図4と同様に、アクセルペダル85のペダル面84よりも車両後方側にペダル面91が位置している。このため、踵を動かさずにアクセル操作とブレーキ操作をする際に、踵を車両後方側にあるブレーキペダルを操作しやすいように、踵をアクセルペダルに最適な位置よりも車両後方側に置く可能性がある。
加えて、図12に示す位置Z3に足を置いて、スポーツ走行時にヒール・アンド・トゥ操作を実行する場合、アクセルペダル85のペダル部84の下端部に踵を配置すると、ペダル操作が重くなる難点があった。
このような問題点を解決するために、特許文献1,2,3に開示された構造が既に発明されている。
特許文献1に開示された自動車用アクセルペダル構造は、ペダル部を、水平部材と、該水平部材の前後方向中間から上方に立上がる立上り部と、この立上り部の上端から前方かつ上方に傾斜して延びるパッド部と、から略L字状に形成し、水平部材の車両後端部にフロア面と略同一になるようにペダル部の枢支部を設け、ペダル支点である枢支部と乗員の踵位置とが略一致するように構成されている。
しかしながら、特許文献1に開示された従来構造においては、ペダル踏込み時に、上記水平部材の移動を許容すべくフロア面下部に凹部を広く形成する必要があり、フロアの成形性、防水性、遮音性の観点で好ましくなく、加えて、限られた車高において車室を高く確保しようとする場合、下方に窪む凹部形状は好ましくない。
特許文献2に開示された自動車用アクセルペダル構造は、ペダル部の下方に空間を設けてフロアマットを敷設するために、ペダル部の下部に枢支部として横向きU字状の支持軸を介してフロア面に枢支したものである。
しかしながら、特許文献2に開示された従来構造においては、乗員が爪先でペダル部を操作しようとすると、踵をペダル部下部の枢支部である支持軸から車両後方に離れた位置に置くことになり、ペダル部の枢支部に対して乗員の踵を前後方向で近付けることが不可となる。
特許文献3に開示された自動車用アクセルペダル構造は、ペダル部の踏面を、側面視で凹曲面形状と成したものである。
しかしながら、特許文献3に開示された従来構造においては、上記凹曲面形状により乗員の足がずれにくくなる利点がある反面、ペダル部の下部に枢支部としてのヒンジピンが設けられており、乗員はこのヒンジピンを踏むことを好まないので、踵をヒンジピンから車両後方に離す傾向にあり、この結果、ペダル部の枢支部であるヒンジピンに対して乗員の踵を前後方向で近づけることが不可能となる。
実開平3−118122号公報 実開昭58−45136号公報 特開2008−59202号公報
そこで、この発明は、踵位置をペダル部の枢支部に近接させることができ、アクセルペダル踏込み操作時の踏面と足のずれを軽減することができる自動車用アクセルペダル構造の提供を目的とする。
この発明による自動車用アクセルペダル構造は、運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部を有する自動車用アクセルペダル構造であって、該アクセルペダルは、運転席前方の足元に配設されたブレーキペダルの車幅方向右側かつ運転席前方のフロア面に台座を介して配設され、下端部が上記台座に枢支されて枢支部から前上方向に延び、上記ペダル部の下部の上記ブレーキペダル配設側に位置する左辺を、その直上部位の左辺を直線状に延長した仮想線に対し、上記ブレーキペダル配設側に対して車幅方向反対側の右側に偏らせたオフセット部を形成し、上記ペダル部は、当該ペダル部の前側過半部に位置する第1踏面を有し、該第1踏面の後部に、当該第1踏面の傾斜角度よりも緩傾斜角度の第2踏面を延設し、該第2踏面の上記ブレーキペダル側の左辺が、上記オフセット部を構成し、上記第2踏面の延設下端部に上記枢支部を設け、上記第1踏面と上記第2踏面との境界に凹入部が形成され、上記凹入部はその車幅方向右側が車幅方向左側よりも高い位置に存在するよう傾斜状に形成されたものである。
またこの発明による自動車用アクセルペダル構造は、運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部を有する自動車用アクセルペダル構造であって、該アクセルペダルは、運転席前方の足元に配設されたブレーキペダルの車幅方向右側かつ運転席前方のフロア面に台座を介して配設され、下端部が上記台座に枢支されて枢支部から前上方向に延び、上記ペダル部の下部の上記ブレーキペダル配設側に位置する左辺を、その直上部位の左辺を直線状に延長した仮想線に対し、上記ブレーキペダル配設側に対して車幅方向反対側の右側に偏らせたオフセット部を形成し、上記ペダル部は、当該ペダル部の前側過半部に位置する第1踏面を有し、該第1踏面の後部に、当該第1踏面の傾斜角度よりも緩傾斜角度の第2踏面を延設し、該第2踏面の上記ブレーキペダル側の左辺が、上記オフセット部を構成し、上記第2踏面の延設下端部に上記枢支部を設け、上記第1踏面と上記第2踏面との境界に凹入部が形成され、上記第2踏面は、上記凹入部に沿って、上記オフセット部に向かって下方へ傾斜したものである。
上記構成によれば、上述のオフセット部を形成したので、乗員(ドライバ)がアクセルペダルのペダル部の下部を避けるように、そのブレーキペダル側のフロア面に踵を置くと、踵と枢支部との位置が前後方向に近づくので、好ましい踏み方となり、ペダル部の踏面の揺動軌跡と足の揺動軌跡とが略同一となって、ペダル踏面と足との間のずれが発生しにくくなり、かつブレーキペダルも踵を移動させることなく操作可能となる。
つまり、基本的なアクセル操作をする乗員は、アクセルペダルを踏む時はペダル部下部に踵を置いて操作し、ブレーキペダルを踏込む時は一旦、フロア面から踵を離してブレーキペダルを操作する。このように基本的なアクセル操作をする乗員にとっては、足をアクセルペダルのペダル部に載せて安楽な姿勢で操作をすることができ、一方で、吊り下げ式のペダル構造に慣れた乗員(ドライバ)は、踵とペダル部の枢支部とが近づくことにより、ペダル部の踏面の揺動軌跡と足の揺動軌跡とが略同一となって、ペダル踏面と足との間のずれが発生しにくく、操作性が向上する。
要するに、踵位置をペダル部の枢支部に近接させることができ、アクセルペダル踏込み操作時の踏面と足のずれを軽減することができる。
さらに上述したように、上記ペダル部は、当該ペダル部の前側過半部に位置する第1踏面を有し、該第1踏面の後部に、当該第1踏面の傾斜角度よりも緩傾斜角度の第2踏面を延設し、上記第2踏面の延設下端部に上記枢支部を設けたものであるため、該枢支部と踵の位置(いわゆるヒールポイント)とが略一致するようになる。また、上記第2踏面には、ヒール・アンド・トゥ操作時に踵を置くことができ、ヒール・アンド・トゥ操作の操作性を確保することができる。
さらにまた上述したように、上記第1踏面と、上記第2踏面との境界に凹入部が形成されたものであるため、枢支部よりも前方かつ上方の位置に凹入部が形成されることになり、該凹入部に踵を置くと、ヒール・アンド・トゥ操作が行ないやすくなり、枢支部と凹入部との間の離間距離によりテコの原理にて軽い力でアクセル操作を行なうことができる。
特に後者の発明については、上述したように、上記第2踏面は、上記凹入部に沿って、上記オフセット部に向かって下方へ傾斜したものであるため、吊り下げ式のペダル構造に慣れた乗員(ドライバ)は、アクセルペダルの側方に踵を置いて、爪先をアクセルペダル側に傾けた際に、足の踵近くの部位と、ペダル部の下部とが、第2踏面の傾斜により更に干渉し難くなることで、ペダルの側方のフロア上に踵を置きながら、爪先側の足の裏を広い面積で安楽な姿勢にて第1ペダル踏面に載せることができる。
この発明の一実施態様においては、上記オフセット部は、上記ペダル部の下部の車幅方向における左辺が直上の左辺に対し右側に窪んで形成されるものである。
上記構成によれば、乗員はアクセルペダルのペダル面に対し、より車幅方向に近い位置に踵を置いてアクセル操作できると共に、ペダル面との干渉なくブレーキ操作を行うことができる。
この発明の一実施態様においては、上記オフセット部は、ペダル部の下部の上記ブレーキペダル側の左辺が直上の左辺に対し右側に曲がって形成されるものである。
上記構成によれば、アクセルペダルの左辺が滑らかに形成され、見栄えが良い。
この発明によれば、踵位置をペダル部の枢支部に近接させることができ、アクセルペダル踏込み操作時の踏面と足のずれを軽減することができる効果がある。
本発明の自動車用アクセルペダル構造を車室内側から見た状態で示す正面図 図1の左側面図 自動車用アクセルペダル構造を示す斜視図 アクセルペダルとブレーキペダルの関連構造を示す側面図 アクセルペダル操作時の説明図 アクセルペダルとブレーキペダルとを踵位置を共通で操作する足の位置と、ヒール・アンド・トゥ操作時の足の位置とを併記して示す説明図 本発明の他の実施形態における自動車用アクセルペダル構造を車室内側から見た状態で示す正面図。 本発明の他の実施形態における自動車用アクセルペダル構造を車室内側から見た状態で示す左側面図。 本発明の他の実施形態における自動車用アクセルペダル構造を上から見た平面図。 従来の吊り下げ式のペダル構造を示す側面図 従来のオルガン式のペダル構造におけるペダル部踏面の揺動軌跡と足の揺動軌跡との差を示す側面図 アクセルペダルとブレーキペダルとを踵位置を共通で操作する足の位置と、ヒール・アンド・トゥ操作時の足の位置とを併記して示す従来構造の説明図
踵位置をペダル部の枢支部に近接させることができ、アクセルペダル踏込み操作時の踏面と足のずれを軽減するという目的を、運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部を有する自動車用アクセルペダル構造であって、該アクセルペダルは、運転席前方の足元に配設されたブレーキペダルの車幅方向右側かつ運転席前方のフロア面に台座を介して配設され、下端部が上記台座に枢支されて枢支部から前上方向に延び、上記ペダル部の下部の上記ブレーキペダル配設側に位置する左辺を、その直上部位の左辺を直線状に延長した仮想線に対し、上記ブレーキペダル配設側に対して車幅方向反対側の右側に偏らせたオフセット部を形成し、上記ペダル部は、当該ペダル部の前側過半部に位置する第1踏面を有し、該第1踏面の後部に、当該第1踏面の傾斜角度よりも緩傾斜角度の第2踏面を延設し、該第2踏面の上記ブレーキペダル側の左辺が、上記オフセット部を構成し、上記第2踏面の延設下端部に上記枢支部を設け、上記第1踏面と上記第2踏面との境界に凹入部が形成された構成において、上記凹入部はその車幅方向右側が車幅方向左側よりも高い位置に存在するよう傾斜状に形成するという構成、又は上記第2踏面は、上記凹入部に沿って、上記オフセット部に向かって下方へ傾斜したという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車用アクセルペダル構造を示し、図1は同アクセルペダル構造を車室内側から見た状態で示す正面図、図2は図1の左側面図、図3はアクセルペダル構造を示す斜視図、図4はアクセルペダルとブレーキペダルの関連構造を示す側面図である。
なお、以下の実施例においては自動車用アクセルペダル構造を、右ハンドル車に適用した場合を例示して説明する。
図4において、エンジンルームと車室とを前後方向に仕切るダッシュロアパネル(ダッシュパネル)には、ペダル支持ブラケット10を介してブレーキペダル11を取付けている。このブレーキペダル11は上述のペダル支持ブラケット10に支軸12を介して揺動可能に設けられたペダルアーム13と、このペダルアーム13の下端部に一体的に取付けられたペダル部14と、図示しないオペレーティングロッドの後端をペダルアーム13の上下方向中間部に連結する連結ピン15と、を備えている。
上述のペダル部14を、運転者(ドライバ)の右足によって前方へ踏込むと、支軸12を支点としてペダルアーム13が車両前方へ揺動するので、連結ピン15を介してオペレーティングロッドが前動し、制動倍力装置(図示せず)を作動するように構成している。
図1〜図4に示すように、運転席前方のフロア面16には、アクセルペダル20が設けられている。
図2に示すように、このアクセルペダル20はベース部としての台座21と、下端部が台座21に枢支されて枢支部であるヒンジ軸部22から前上方向に延び、運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部23とを備えている。
上述のアクセルペダル20は、運転者がペダル部23(いわゆるペダル本体)を踏込み操作することにより、アクセルケーブルまたはアクセル開度検知手段を介して、スロットルバルブの開度または燃料噴射量が調整され、エンジンの出力が調整できるようになっている。
図6に概略図で示すように、ブレーキペダル11はアクセルペダル20の左側(右ハンドル車においては、車幅方向内側)に配設されており、アクセルペダル20はブレーキペダル11の右側(右ハンドル車においては、車幅方向外側)に配設されている。
また、図4で示したように、ブレーキペダル11はダッシュロアパネル後方の支軸12により吊り下げ状態で車両前後方向に揺動する所謂吊り下げ式ペダル構造に構成されており、一方、アクセルペダル20はフロア面16側のヒンジ軸部22を枢支軸として略前後方向に揺動する所謂オルガン式ペダル構造に構成されている。
図4から明らかなように、この実施例においては、ブレーキペダル11を確実に踏込むために該ブレーキペダル11のペダル部14は、アクセルペダル20のペダル部23よりも後方、詳しくは、後述する第1踏面23Aよりも後方に位置している。
図1,図3に示すように、上述の台座21はペダル部23の左側に位置する左側部21Lと、ペダル部23の右側に位置する右側部21Rとを一体形成したものであり、左側部21Lには当該台座21をフロアパネルに固定するための前後一対の取付け孔部24,25と、該取付け孔部24,25を補強するボス部26,27(図2参照)とが形成されている。
図1〜図3に示すように、台座21の左側部21Lにおいて後側の取付け孔部25の下側孔縁よりも前側は、前方かつ上方に延びるスラント面21Sに形成されており、後側の取付け孔部25の下側孔縁よりも後側は、フロア面16と略平行に延びる略平行面21Pに形成されている。
そして、上述の略平行面21Pの後端部、すなわち、台座21の後端部は、ヒンジ軸部22を取付けるために当該略平行面21Pの上下方向の厚さよりも、その上下方向の厚さが大きい膨出部21Eに形成されており、この膨出部21Eの車幅方向内側(ブレーキペダル配設側)と略平行面21Pの後側を一体的に切欠いで、踵誘導エリアe1(図3参照)を形成するための切欠き部28が設けられている。
また、上述のヒンジ軸部22はエラストマのような可撓性部材で形成されており、該ヒンジ軸部22の下辺部は上述の膨出部21E上部に没入固定され、ヒンジ軸部22の上辺部はペダル部23の下端部に没入固定されている。
しかも、図1に示すように、ペダル部23の下部は、ブレーキペダル配設側(左側)に対して車幅方向反対側、すなわち、右ハンドル車においては車幅方向外側に曲げて、オフセット部としての曲げ部29を形成している。
詳しくは、図1に示すように、ペダル部23の左側の側辺部23aの下方への仮想延長線L1に対して、ペダル部23の下部がブレーキペダル11(図6参照)の配設側に対して車幅方向反対側、すなわち右側に曲がるような曲げ部29を形成したものである。
上述の曲げ部29の形成により、図5,図6に示すように、乗員(ドライバ)がアクセルペダル20のペダル部23の下部を避けるようにフロア面16に踵を置く時、切欠き部28の左側近傍の踵誘導エリアe1に踵を誘導して、踵と枢支部としてのヒンジ軸部22との位置が車両前後方向に近づくように成して、好ましい踏み方を確保し、ペダル部23の踏面の揺動軌跡と足の揺動軌跡とが略同一になるように成し、ペダル踏面と足との間のずれの発生を防止し、かつブレーキペダル11も踵を移動させることなく操作ができるよう構成したものである。
また、図2に側面図で示すように、上述のペダル部23は、当該ペダル部23の前側過半部に位置するフラットな第1踏面23Aを有し、この第1踏面23Aの後部に、当該第1踏面23Aの傾斜角度よりも緩傾斜角度の略フラットな第2踏面23Bを延設しており、この第2踏面23Bの延設下端部23bに上述のヒンジ軸部22を設けている。ここで、上述の第2踏面23Bは側面視で直線状であってもよく、曲率が大きい湾曲形状であってもよく、何れにしても略フラットに形成されていればよい。そして、上述の第2踏面23Bを緩傾斜角度で後方に延ばし、その延設下端部23bにヒンジ軸部22を設けることで、該ヒンジ軸部22の位置を可及的車両後方に移行設定すべく構成している。また、この実施例では、上述の第1踏面23Aと第2踏面23Bとの開角は約165度〜170度に設定されているが、この角度に限定されるものではない。
図2に示すように、主踏面である第1踏面23Aの下方への仮想延長線L2に対して、補助踏面である第2踏面23Bの傾斜角度が緩やかとなるように、当該第2踏面23Bの傾斜角度を設定して、その延設下端部23bヒンジ軸部22を設けることにより、ヒンジ軸部22の位置と、乗員(ドライバ)の踵の位置(いわゆるヒールポイント)とが略一致するように構成すると共に、第2踏面23Bに、ヒール・アンド・トゥ操作の操作時(図6に仮想線で示す位置Z3参照)に踵を置いて、ヒール・アンド・トゥ操作の操作性を確保すべく構成したものである。
なお、図6に示す位置Z1は爪先によるアクセルペダル操作位置であり、位置Z2はブレーキペダル操作位置であって、これら各位置Z1,Z2における踵の位置は共通となる。つまり、踵を移動することなく位置Z1でアクセルペダル20を操作し、位置Z2でブレーキペダル11を操作することができる。
上述の第1踏面23Aは、図1,図6に示すように、踵を動かすことなく両ペダル11,20を操作する際の足の位置Z1に略沿うように、その上部が下部に対して車幅方向外側つまり右側に位置するように形成されている。
また、図1に示すように、上述の第2踏面23Bの右側部は、その上側から下側にかけて順次幅広となる拡幅部30が一体形成されており、これによりペダル支持強度、なかんずく、ヒンジ軸部22の所定幅を確保して、その強度を得るように構成している。
さらに、図1〜図3に示すように、上述の第1踏面23Aと第2踏面23Bとの境界には凹入部23Cが形成されており、これにより図2に示すように、枢支部としてのヒンジ軸部22よりも前方かつ上方の位置に凹入部23Cが形成され、当該凹入部23Cに踵(図6の位置Z3参照)を置いて、ヒール・アンド・トゥ操作の容易化を図り、ヒンジ軸部22と凹入部23Cとの間の離間距離によりテコの原理にて軽い力でアクセル操作を行なうよう構成している。
また、図11に示す従来のオルガンペダル構造の枢支部83に比べてヒンジ軸部22が車両後方へ位置することから、踵とヒンジ軸部22との離間距離が従来のオルガンペダル構造の踵と枢支部83との離間距離よりも長くなり、より軽い力で操作できる。
この実施例では、図1に示すように、上述の凹入部23Cはその車幅方向外側(右側)が上下方向の高い位置に存在し、その車幅方向内側(左側)が上下方向の低い位置に存在するよう傾斜状に形成されている。
図1,図3に示すように、アクセルペダル20のペダル部23における踏面には、少なくとも第1踏面23Aの長手方向に延びる複数条の凹溝31が形成されており、これにより足の横方向(車幅方向)への滑り止めを図ると共に、靴の底部に付着した泥等を掻き出すように構成している。
なお、図2,図4において、32はアングルセンサ33その他の機構が内蔵されたハウジング、34はキックダウンスイッチである。また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示す。
このように、上記実施例1の自動車用アクセルペダル構造は、運転席前方のフロア面16に台座21を介して配設され、下端部が上記台座21に枢支されて枢支部(ヒンジ軸部22参照)から前上方向に延び、運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部23を有する自動車用アクセルペダル構造であって、上記ペダル部23の下部を、ブレーキペダル11配設側に対して車幅方向反対側に曲げて、オフセット部としての曲げ部29を形成したものである(図1,図2,図6参照)。
要するに、運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部23を有する自動車用アクセルペダル構造において、該アクセルペダル20は、運転席前方の足元に配設されたブレーキペダル11の車幅方向右側かつ運転席前方のフロア面16に台座21を介して配設され、下端部が上記台座21に枢支されて枢支部から前上方向に延び、上記ペダル部23の下部の上記ブレーキペダル11配設側に位置する左辺を、その直上部位の左辺を直線状に延長した仮想線(L1参照)に対し、上記ブレーキペダル11配設側に対して車幅方向反対側の右側に偏らせたオフセット部としての曲げ部29を形成したものである。
この構成によれば、上述の曲げ部29を形成したので、乗員(ドライバ)がアクセルペダル20のペダル部23の下部を避けるようにフロア面16に踵を置くと、踵と枢支部(ヒンジ軸部22)との位置が前後方向に近づくので、好ましい踏み方となり、ペダル部23の踏面の揺動軌跡と足の揺動軌跡とが略同一となって、ペダル踏面と足との間のずれが発生しにくくなり、かつブレーキペダル11も踵を移動させることなく操作可能となる。
つまり、基本的なアクセル操作をする乗員は、アクセルペダル20を踏む時はペダル部23下部に踵を置いて操作し、ブレーキペダル11を踏込む時は一旦、フロア面16から踵を離してブレーキペダル11を操作する。このように基本的なアクセル操作をする乗員にとっては、足をアクセルペダル20のペダル部23に載せて安楽な姿勢で操作をすることができ、一方で、吊り下げ式のペダル構造に慣れた乗員(ドライバ)は、踵とペダル部23の枢支部(ヒンジ軸部22参照)とが近づくことにより、ペダル部23の踏面の揺動軌跡と足の揺動軌跡とが略同一となって、ペダル踏面と足との間のずれが発生しにくく、操作性が向上する。
要するに、踵位置をペダル部23の枢支部(ヒンジ軸部22)に近接させることができ、アクセルペダル20踏込み操作時の踏面と足のずれを軽減することができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記ペダル部23は、当該ペダル部23の前側過半部に位置する第1踏面23Aを有し、該第1踏面23Aの後部に、当該第1踏面23Aの傾斜角度よりも緩傾斜角度の第2踏面23Bを延設し、上記第2踏面23Bの延設下端部23bに上記枢支部(ヒンジ軸部22)を設けたものである(図2参照)。
この構成によれば、第2踏面23Bの延設下端部23bに枢支部(ヒンジ軸部22)を設けたので、該枢支部(ヒンジ軸部22)と踵の位置(いわゆるヒールポイント)とが略一致するようになる。また、上記第2踏面23Bには、ヒール・アンド・トゥ操作時に踵(図6の位置Z3参照)を置くことができ、ヒール・アンド・トゥ操作の操作性を確保することができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記第1踏面23Aと上記第2踏面23Bとの境界に凹入部23Cが形成されたものである(図2参照)。
この構成によれば、枢支部(ヒンジ軸部22)よりも前方かつ上方の位置に凹入部23Cが形成されることになり、該凹入部23Cに踵を置くと、ヒール・アンド・トゥ操作が行ないやすくなり、枢支部(ヒンジ軸部22)と凹入部23Cとの間の離間距離によりテコの原理にて軽い力でアクセル操作を行なうことができる。
図7〜図9は自動車用アクセルペダル構造の他の実施例を示し、図7は同アクセルペダル構造を車室内側から見た正面図、図8はその左側面図、図9は上から見た平面図である。
図7〜図9に示すこの実施例においては、オフセット部としての段差部129が、ペダル部123の下部としての第2踏面123Bの車幅方向における左辺が直上の第1踏面123Aの左辺に対し右側に段差状に窪んで形成されている。また、この実施例においては、第1踏面123Aおよび第2踏面123B間の凹入部123Cも、段差状に窪んでおり、また第2踏面123Bの凹入部123Cと隣接する部位が、車幅方向ブレーキペダル側、すなわち図9において左側に向かって下方へ傾斜した傾斜面140を有する。
その他の構成は上記実施例1と同様であり、共通する部位には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
上述の段差部129の形成により、図7,図8に示すように、乗員(ドライバ)がアクセルペダル120のペダル部123の下部を避けるようにフロア面16に踵を置く時、切欠き部28の左側近傍の踵誘導エリアe1に踵を誘導して、踵と枢支部としてのヒンジ軸部122との位置が車両前後方向に近づくように成して、好ましい踏み方を確保し、ペダル部123の踏面の揺動軌跡と足の揺動軌跡とが略同一になるように成し、ペダル踏面と足との間のずれの発生を防止し、かつブレーキペダル11も踵を移動させることなく操作ができるよう構成したものである。
また、図8に側面図で示すように、上述のペダル部123は、当該ペダル部123の前側過半部に位置するフラットな第1踏面123Aを有し、この第1踏面123Aの後部に、当該第1踏面123Aの傾斜角度よりも緩傾斜角度の略フラットな第2踏面123Bを延設しており、この第2踏面123Bの延設下端部123bに上述のヒンジ軸部122を設けている。ここで、上述の第2踏面123Bは、上述の第2踏面123Bを緩傾斜角度で後方に延ばし、その延設下端部123bにヒンジ軸部122を設けることで、該ヒンジ軸部122の位置を可及的車両後方に移行設定すべく構成している。
上述の第1踏面123Aおよび第2踏面123B間の凹入部123Cが段差状に窪んでおり、また第2踏面123Bの凹入部123Cと隣接する部位が、車幅方向ブレーキペダル側、すなわち図9において左側に向かって下方へ傾斜した傾斜面140を有することにより、アクセルペダル120のブレーキペダル11側のフロア上に設けられた踵誘導エリアe1に乗員(ドライバ)が踵を置き、アクセルペダル120を操作しようとする際、足と第2踏面123Bとの干渉が防止されることで、第1踏面123Aに足の爪先側を充分に安定して置くことができる。
このように、上記実施例2の自動車用アクセルペダル構造は、運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部123を有する自動車用アクセルペダル構造であって、該アクセルペダル120は、運転席前方の足元に配設されたブレーキペダル14(図6参照)の車幅方向右側かつ運転席前方のフロア面16に台座21を介して配設され、下端部が上記台座21に枢支されて枢支部(ヒンジ軸部122参照)から前上方向に延び、本実施例における上記ペダル部123の下部である第2踏面123Bの上記ブレーキペダル配設側に位置する左辺を、その直上部位である第1踏面123Aの左辺を直線状に延長した仮想線(図9のL1参照)に対し、上記ブレーキペダル配設側に対して車幅方向反対側の右側に偏らせたオフセット部としての段差部129を形成したものである(図7,図8,図9参照)。
この構成によれば、上記実施例1と同様に、上述のオフセット部である段差部129を形成したので、乗員(ドライバ)がアクセルペダル120のペダル部123の下部を避けるようにフロア面16の踵誘導エリアe1に踵を置くと、踵と枢支部(ヒンジ軸部122)との位置が前後方向に近づくので、好ましい踏み方となり、ペダル部123の踏面の揺動軌跡と足の揺動軌跡とが略同一となって、ペダル踏面と足との間のずれが発生しにくくなり、かつブレーキペダル11も踵を移動させることなく操作可能となる。
また、この発明の一実施形態においては、上記オフセット部である段差部129は、上記ペダル部123の下部の車幅方向における左辺が直上の左辺に対し右側に窪んで形成されるものである。(図7、図9参照)
この実施例によれば、乗員はアクセルペダル120のペダル面に対し、より車幅方向に近い位置に踵を置いてアクセル操作できると共に、ペダル面との干渉なくブレーキ操作を行うことができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記ペダル部123は、当該ペダル部123の前側過半部に位置する第1踏面123Aを有し、該第1踏面123Aの後部に、当該第1踏面123Aの傾斜角度よりも緩傾斜角度の第2踏面123Bを延設し、上記第2踏面123Bの延設下端部に上記枢支部(ヒンジ軸部122を参照)を設けたものである。(図8参照)
この実施例によれば、第2踏面123Bの延設下端部に枢支部を設けたので、該枢支部と踵の位置(いわゆるヒールポイント)とが略一致するようになる。また、上記第2踏面123Bには、ヒール・アンド・トゥ操作時に踵を置くことができ、ヒール・アンド・トゥ操作の操作性を確保することができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記第1踏面123Aと上記第2踏面123Bとの境界に凹入部123Cが形成されたものである(図8参照)。
この構成によれば、枢支部(ヒンジ軸部122)よりも前方かつ上方の位置に凹入部123Cが形成されることになり、該凹入部123Cに踵を置くと、ヒール・アンド・トゥ操作が行ないやすくなり、枢支部(ヒンジ軸部122)と凹入部123Cとの間の離間距離によりテコの原理にて軽い力でアクセル操作を行なうことができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記第2踏面123Bは、上記凹入部123Cに沿って、上記オフセット部(段差部129参照)に向かって下方へ傾斜しているものである。(図8参照)
この実施例によれば、吊り下げ式のペダル構造に慣れた乗員(ドライバ)は、アクセルペダル120の側方に踵を置いて、爪先をアクセルペダル120側に傾けた際に、足の踵近くの部位と、ペダル部123の下部とが、第2踏面123Bの傾斜により更に干渉し難くなることで、操作性の良い爪先側の足の裏を広い面積かつ安楽な姿勢で第1ペダル踏面123Aに載せることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のアクセルペダルのペダル部の枢支部は、実施例のヒンジ軸部22、122に対応し、
以下同様に、
オフセット部は、曲げ部29または段差部129に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては自動車用アクセルペダル構造を右ハンドル車に適用した場合を例示したが、本発明の自動車用アクセルペダル構造を左ハンドル車に適用してもよいことは勿論である。
また、例えば、上記実施例においてはアクセルケーブルまたはアクセル開度検知手段、及び踵誘導エリアを形成するための切欠き部が台座に設けられた場合を例示したが、台座は少なくとも枢支部を有するのみでよく、アクセル開度検知手段が、アクセルペダルに連結された吊り下げ式のレバーであるなど、別の構成であっても良く、切欠き部は、フロアパネル、又はフロアマットの形状にて形成しても良いし、無くともよい。
以上説明したように本発明は、運転席前方のフロア面に台座を介して配設され、下端部が上記台座に枢支されて枢支部から前上方向に延び、運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部を有する自動車用アクセルペダル構造について有用である。
11…ブレーキペダル
16…フロア面
20,120…アクセルペダル
21…台座
22,122…ヒンジ軸部(枢支部)
23,123…ペダル部
23A,123A…第1踏面
23B,123B…第2踏面
23C,123C…凹入部
23b,123b…延設下端部
29…曲げ部(オフセット部)
129…段差部(オフセット部)

Claims (4)

  1. 運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部を有する自動車用アクセルペダル構造であって、
    該アクセルペダルは、運転席前方の足元に配設されたブレーキペダルの車幅方向右側かつ運転席前方のフロア面に台座を介して配設され、下端部が上記台座に枢支されて枢支部から前上方向に延び、
    上記ペダル部の下部の上記ブレーキペダル配設側に位置する左辺を、その直上部位の左辺を直線状に延長した仮想線に対し、上記ブレーキペダル配設側に対して車幅方向反対側の右側に偏らせたオフセット部を形成し
    上記ペダル部は、当該ペダル部の前側過半部に位置する第1踏面を有し、
    該第1踏面の後部に、当該第1踏面の傾斜角度よりも緩傾斜角度の第2踏面を延設し、
    該第2踏面の上記ブレーキペダル側の左辺が、上記オフセット部を構成し、
    上記第2踏面の延設下端部に上記枢支部を設け、
    上記第1踏面と上記第2踏面との境界に凹入部が形成され、
    上記凹入部はその車幅方向右側が車幅方向左側よりも高い位置に存在するよう傾斜状に形成された
    自動車用アクセルペダル構造。
  2. 運転者の右足によって前方へ踏込みが可能とされたペダル部を有する自動車用アクセルペダル構造であって、
    該アクセルペダルは、運転席前方の足元に配設されたブレーキペダルの車幅方向右側かつ運転席前方のフロア面に台座を介して配設され、下端部が上記台座に枢支されて枢支部から前上方向に延び、
    上記ペダル部の下部の上記ブレーキペダル配設側に位置する左辺を、その直上部位の左辺を直線状に延長した仮想線に対し、上記ブレーキペダル配設側に対して車幅方向反対側の右側に偏らせたオフセット部を形成し
    上記ペダル部は、当該ペダル部の前側過半部に位置する第1踏面を有し、
    該第1踏面の後部に、当該第1踏面の傾斜角度よりも緩傾斜角度の第2踏面を延設し、
    該第2踏面の上記ブレーキペダル側の左辺が、上記オフセット部を構成し、
    上記第2踏面の延設下端部に上記枢支部を設け、
    上記第1踏面と上記第2踏面との境界に凹入部が形成され、
    上記第2踏面は、上記凹入部に沿って、上記オフセット部に向かって下方へ傾斜している
    自動車用アクセルペダル構造。
  3. 上記オフセット部は、上記ペダル部の下部の車幅方向における左辺が直上の左辺に対し右側に窪んで形成される
    請求項1、又は2に記載の自動車用アクセルペダル構造。
  4. 上記オフセット部は、ペダル部の下部の上記ブレーキペダル側の左辺が直上の左辺に対し右側に曲がって形成される
    請求項1、又は2記載の自動車用アクセルペダル構造。
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