JP2013216248A - 車両のペダル装置 - Google Patents

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Junpei Kawai
順平 河合
Takashi Ue
崇 宇恵
Kentaro Wakita
健太郎 脇田
Toshiya Yoshitani
俊哉 吉谷
Masanori Amano
正規 天野
Shinichiro Honda
慎一朗 本田
Ayaka Kobayashi
彩香 小林
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Abstract

【課題】車両のペダル装置にペダルの踏み間違え防止機能を付加して、より確実にブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違えを抑制して車両の急発進・急加速という誤操作を防止できる車両のペダル装置を提供する
【解決手段】車両Cのブレーキペダル7の側方にアクセルペダル8を配備し、ブレーキペダル7の踏付面fbを一側端よりアクセルペダル8との対向端側ほど車体前方にずれる傾斜面に形成し、特に、アクセルペダル8との対向端に突縁部21を突き出し形成してもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は車両の運転中にブレーキやアクセルを操作する際に用いる、ブレーキペダルやアクセルペダルからなる車両のペダル装置に関するものである。
車両の運転席の前下部には、車両の加速、減速を操作するアクセルペダルやブレーキペダルからなる車両のペダル装置が配備される。例えば、自動変速装置を用いたいわゆるオートマチック車両の場合、車両の加速用のアクセルペダルと減速用のブレーキペダルの2つのペダルが並列配備されている。
このような車両のペダル装置は、例えば、図9に示すように、ブレーキペダル100とアクセルペダル110が並列状態でダッシュボード120に対向配備される。ここでブレーキペダル100やアクセルペダル110には対応する操作部材がそれぞれ連結され、各操作部材を切り代え変位させるに相当する踏み込み量を確保する必要があり、ダッシュボードに対して所定量離間して対向配備される。更に、2つのペダルは運転者の一方の足で操作性よく踏み込み操作されるよう、互いに離間距離a0を保って近接されている。
このような、ブレーキペダル100はアクセルペダル110に対して車両後方(図中で下方)側に適宜のずれ量d0を保ち配備され、これにより、運転者が加速と減速を切り換える時に両ペダルの相違を足の裏で感覚的に認識し易いようにしている。
なお、特許文献1には車体後方から前方を見た正面視において、ブレーキペダルの右端下部を削除し、アクセルペダル又はブレーキペダルへの踏み代え操作性を改善し、或いは、両ペダルのペダル面の高さの違いによる踏み代え時のペダル縁部の引っかかりなどを排除するため、右端近傍を傾斜面とし、更に、右端縁を裏側である車両前方側に屈曲形成し、踏み代え操作性を向上させている。
特開2002−347589号公報
上述のように、ブレーキペダル100とアクセルペダル110は、車両が加速と減速の相反する走行に切り換わる際、踏み込み操作されるものであり、図9に示すように、前後にずれ量d0だけずらし、両ペダルの離間距離a0を確保している。これにより、両ペダルが類似した形状であるとしても、運転者が今どちらのペダルを操作しているかを認識し、ペダルの踏み間違え防止している。しかし、このような従来の車両のペダル装置では両ペダルの相違を運転者の足の裏で感覚的に確実に認識するのに十分な構成とはいえなかった。
即ち、従来構成ではアクセルペダルとブレーキペダルとが互いに接近しているため、自動車の走行時または停止時に、運転者が踏込み位置を勘違いして、ブレーキペダル100と間違えてアクセルペダル110を踏み込み、車両を急発進・急加速するという誤操作を十分には防止できていない。
また、運転者側からみて、ブレーキペダル100がアクセルペダル110よりも手前に配置されていることから、ブレーキペダル100の操作時に、足を踏み外した時(図9の符号z参照)に足がアクセルペダルを踏んでしまう可能性も考えられる。
なお、上述の特許文献1に開示の車両のペダル装置では、ブレーキペダルとアクセルペダルのペダル踏み代え時の操作性を改善するものであるが、ペダルの踏み間違えを防止する構成を開示するものではない。
本発明が目的とするのは、車両のペダル装置にペダルの踏み間違え防止機能を付加して、より確実にブレーキペダルとアクセルペダルの相違を認識でき、誤操作による車両の急発進・急加速を防止できる車両のペダル装置を提供することにある。
前記課題を達成するため、請求項1に係る発明は、車両のブレーキペダルの側方にアクセルペダルを配備し、前記ブレーキペダルの踏付面を一側端よりアクセルペダルとの対向端側ほど車体前方にずれる傾斜面として形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の車両のペダル装置において、前記ブレーキペダルの踏付面が前記アクセルペダルの踏付面より車体後方にずれて配設されると共に前記ブレーキペダルの踏付面を前記アクセルペダルに近づくほど該アクセルペダルの踏付面に近づく傾斜面として形成したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の車両のペダル装置において、前記ブレーキペダルの踏付面の前記アクセルペダルとの対向端に突縁部が車体後方に突き出すよう形成されたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の車両のペダル装置において、前記突縁部が縦向きに長い突出部として形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、運転者がブレーキペダルを踏みつけた場合とアクセルペダルを踏みつけた場合とで、踏付面の傾きによる反力の相違より、足の裏で感覚的に両ペダルの相違を認識できるので、両ペダルの誤操作による車両の急発進・急加速を防止できる。
請求項2発明によれば、運転者がブレーキペダルを踏みつけた場合とアクセルペダルを踏みつけた場合とで踏付面の傾きが相違する点と、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏付面の前後位置が相違する点とから、足の裏で感覚的に両ペダルの相違を的確に認識できるので、両ペダルの誤操作による車両の急発進・急加速を確実に防止できる。
請求項3の発明によれば、ブレーキペダルの踏付面側よりアクセルペダルとの対向端側に運転者の足が移動する場合、運転者の足が突縁部に当接するので、この突縁部によってもブレーキペダルとアクセルペダルの相違を感覚的に認識でき、ブレーキペダルとアクセルペダルの誤操作をより確実に防止できる。
請求項4の発明によれば、突縁部として縦向きに長い突出部がブレーキペダルとアクセルペダルの誤操作をより確実に防止でき、容易に形成することができる。
本発明の車両のペダル装置を装備する車両の運転席5周りの要部概略側面図である。 図1の車両のペダル装置の車体後方から前方を見た正面視での要部正面図である。 図1の車両のペダル装置のアクセルペダルとその操作部材の要部断面図である。 図2中のX−X線方向の断面であって、本発明の一実施形態での車両のペダル装置の要部切欠平断面図である。 図1の車両のペダル装置の他の実施形態での要部切欠平断面図である。 図1の車両のペダル装置の他の実施形態での要部切欠平断面図である。 図1の車両のペダル装置で用いるブレーキペダルの変形例で、(a)は正面図、(b)は要部平面図である。 図1の車両のペダル装置で用いるブレーキペダルの他の変形例で、(a)は正面図、(b)は要部平面図である。 従来の車両のペダル装置の要部切欠平断面図である。
以下、本発明の第1実施形態である車両のペダル装置について説明する。
本発明の車両のペダル装置は、図1に示すように、車両Cに搭載される。ここで車両Cはモータのみで走行する電気自動車であるが、これに代えて内燃機関を駆動源とした自動車であっても良い。
図1に示す車両Cは、前側収容室FRと車室Rとを区画するダッシュボード1を供え、ダッシュボード1の上端が車幅方向(紙面垂直方向)の補強部材を成すカウルボックス2に溶着され、下端が車体の後方に延びるフロアパネル10の前端と互いに溶着される。
図1に示すように、車室Rのフロアパネル10の前部には運転席5を成すシート501が配備され、そのシート501に着座する運転者Mの前方にインストルメントパネル6が装着される。インストルメントパネル6の下部にはカウルボックス2に並設された車体前部の剛性部材であるクロスメンバ3が配備され、そこに運転者Mが操作するステアリングハンドル4が取り付け支持されている。
運転席5の前方のダッシュボード1の下方には、図2に示すように、ブレーキペダル7とその側方のアクセルペダル8とが並列配備される。
アクセルペダル8とブレーキペダル7とは、図1,2に示すように、シート501に着座した運転者Mの足元部に位置するダッシュボード1の下部に設置され、運転者Mの踏込操作に応じて前後に揺動変位可能に配備される。
ブレーキペダル7はペダル本体701とペダル本体701を下方端である揺動端に固定したブレーキレバー702と、ブレーキレバー702の上端である枢支端703に枢支ピン8を介して連結されるブレーキブラケット9とを備える。ブレーキブラケット9はその基板部901をダッシュボード1に重ねられ、複数の締結ボルト(不図示)でダッシュボード1に締結される。ブレーキレバー702の中間部にはU字型の連結ブラケット11がピン結合される。この連結ブラケットの前部には制動装置12から延びるプッシュバー13(図1参照)の後端が締結される。制動装置12はブレーキブースターを成し、プッシュバー13の前方への変位を受けて不図示の油圧倍力機構が制動油圧を発生し、該制動油圧が不図示の制動アクチュエータに伝達され、これにより不図示の車輪を制動作動させる。
図2、3に示すように、アクセルペダル8はペダル本体801と、ペダル本体801を下方端である揺動端に固定したアクセルレバー802とを備える。アクセルレバー802はその上端部が板金にて所要の剛性を持つように成形されたアクセルブラケット14に揺動可能にピン結合され、アクセルブラケット14はその基板部141をダッシュボード1に重ねられ、複数の締結ボルト(不図示)でダッシュボード1に締結されている。
アクセルレバー802の中間部にはリンク系rを介し、ペダル本体801の揺動操作に応じた回動変位量を検出するエンコーダ15が連結される。エンコーダ15はダッシュボード1に固定の箱状体20内に取り付け支持される。エンコーダ15はエンコーダ軸151を回転自在に支持し、その一端がリンク系rを介しアクセルレバー802の上側枢支部より下方側にピン結合される。エンコーダ軸151からは駆動アーム16が突設され、駆動アーム16の回動端には玉継ぎ手を成す連結部17が形成され、連結部17には操作ロッド18の一端を成す球状部が相対変位可能に圧入される。操作ロッド18はその突端がu字状の連結金具19を介してアクセルレバー802の上端部にピン結合され、これらがリンク系rを成している。
ペダル本体801を運転者Mが踏込操作すると、アクセルレバー802の不図示の戻しばねの付勢力に抗してペダル本体801及びアクセルレバー802が車両Cの前方側(図3で紙面左側)へ揺動変位し、踏込み操作力が操作ロッド18および駆動アーム16を介してエンコーダ15軸に伝達されることにより、このエンコーダ軸151の回転量がエンコーダ15により検出され、その検出信号が図外の制御部に出力されるようになっている。
上述のようなブレーキペダル7のペダル本体701と、アクセルペダル8のペダル本体801とは、図2に示すように、車体後方から前方を見た正面視において、フロアパネル10からの高さがほぼ同等の位置に配備され、互に側方に位置し、並列配備される。これにより、運転者Mが踏込操作する足の踵部e1をフロアパネル10に載置する状態で足のつま先側e2で各ペダル本体701を選択的に踏込操作可能としている。
図4は図2中のX−X線断面を拡大した平断面を示す。ここに示すように、ブレーキペダル7の踏付面fbはアクセルペダル8の踏付面faよりずれ量d1だけ車両前後方向で後方(図4で下方)に位置し、このように両ペダル7,8の前後位置が相違することにより、ブレーキペダル7とアクセルペダル8との相違を、運転者Mが足の裏で感覚的に認識できるようにしている。
更に、ブレーキペダル7とアクセルペダル8の両ペダル本体701,801は相互に接近配備され、適宜の離間距離a1を保ち、これにより、運転者Mが各ペダル本体701,801の踏み込みを切り換える場合に、図2に2点鎖線で示すように左右に足の裏を移動するが、この際、足の踵部e1をつま先部e2側に比べて過度に移動することなく切換えできるように配慮されている。
ここで、本発明の車両のペダル装置の要部を説明する。
図4に示すように、ブレーキペダル7とアクセルペダル8の各ペダル本体701,801は基板701d、801dにゴム製のパッド701p、801pを一体的に接合して形成され、パッド701p、801pは運転者Mの右足の裏が横滑りすることを抑制するために複数の縦溝701c、801c(図2参照)を形成している。
アクセルペダル8の踏付面faは車幅方向(図4で紙面左右方向)に延びる車幅方向線Lbと平行に形成され、車幅方向線Lbに対する傾斜角はゼロである。これに対し、ブレーキペダル7のペダル本体701の踏付面fbは、その一側端よりアクセルペダル8との対向端側ほど車体前方(図4で紙面上方向)にずれる傾斜面として形成され、車幅方向線Lbに対して適宜の傾斜角αを保持している。
更に、ブレーキペダル7の踏付面fbであってアクセルペダル8との対向端の前後方向の位置はアクセルペダル8の踏付面faに対してずれ量d1だけ後方にずれて配備されている。これにより、ブレーキペダル7よりアクセルペダル8への踏み代え時にこの前後のペダルのずれより運転者は両ペダルの相違を感覚的に検知できる。
しかも、ブレーキペダル7の踏付面fbをアクセルペダル8に近づくほどアクセルペダル8の踏付面faに近づく傾斜面として形成している。ここでは、ブレーキペダル7の踏付面fbの傾斜角αは、運転者Mの右足の裏が受ける踏み込み時の反力がアクセルペダル8の踏付面faから受ける踏み込み時の反力とは相違すると認識できる角度以上の値が選択され、ブレーキペダル7の踏付面fbの踏み込み時に運転者Mの右足の裏がすべることが無い程度の角度以下の値に設定されことが望ましい。
更に、図2に示すように、ブレーキペダル7の踏付面fbのアクセルペダル8との対向端に、該対向端の縦方向全域に縦向きに長く、適宜の厚さtの突縁部である突出部21が形成される。突出部21は基板701d側より後方(運転者側)に屈曲形成され、突出し量hを保持しており、ここでの突出部21は比較的容易に形成することができる。
突縁部である突出部21の突出し量hの設定に当たっては、ブレーキペダル7の踏付面fbの中央部よりアクセルペダル8との対向端側に運転者Mの足が移動する場合(図4の矢印s1参照)、運転者Mの足が突出部21に一旦当接し、容易に突出部21を乗り越えて(図4の矢印s2参照)、アクセルペダル8の踏付面faに移動できる程度の突出し量hが採用される。
一方、アクセルペダル8よりブレーキペダル7への踏み代え時には、運転者Mの足が突出部21に一旦当接すると(図4の矢印s3参照)、両踏付面fa,fbのずれ量d1と突出し量hとを上回るように運転者Mの足が突出部21を超えるよう移動させる(図4の矢印s2参照)。この場合、アクセルペダル8よりブレーキペダル7への踏み代えの際に、比較的容易に両ペダルの踏み込み時の足の裏が受ける反力の相違により、両ペダルの違いを感覚的に認識できる。しかも突出部21を設けることでブレーキペダル7とアクセルペダル8との踏み代えをより確実に検知できるようにしている。
次に、このような車両Cのペダル装置の作動を説明する。
車両Cの走行中に加速域に達すると、図4に2点差線で示すように、運転者Mはアクセルペダル8を適宜の踏み込み量で変位させ、最大で踏み込み量p2だけ踏込み、加速運転できる。一方、減速域に入ると、図4に2点差線で示すように、運転者Mはブレーキペダル7を適宜の踏み込み量で変位させ、最大で踏み込み量p1だけ踏込み、減速運転できる。
ここで、車両Cが定常走行や加速走行より減速域に入り、アクセルペダル8の踏付面faよりブレーキペダル7の踏付面fbへ踏み代えが行われる。
この際、運転者Mの足がブレーキペダル7に向けて移動し(図4の符号s3参照)、突出部21に当接する。次いで、運転者Mは足の裏が突出部21を乗り越えるよう移動させ、ブレーキペダル7の踏付面fbに移動させ、ブレーキペダル7を制動作動する。
この場合、アクセルペダル8の踏付面faより傾斜角αを保持するブレーキペダル7の踏付面fbの踏込により、運転者Mの足はアクセルペダル8とは異なる反力を受ける。これにより、運転者Mは速やかにブレーキペダル7への踏み代えを確認できる。このため、誤ってブレーキペダル7への踏み代えが完了しないうちにアクセルペダル8を踏込み、車両Cを誤って加速するという事態の発生を確実に防止できる。
しかも、運転者Mは突出部21を乗り越える際に比較的大きく足の裏を移動させるため、この点でもブレーキペダル7への踏み代えを確実に検知でき、誤ってアクセルペダル8をブレーキペダル7と間違えて踏込むことを確実に防止できる。更に、ブレーキペダル7上の運転者Mの足が、アクセルペダル8側に無意識でずれることを突出部21が確実に防止できるので、アクセルペダル8をブレーキペダル7と誤って踏み込むことを確実に防止できる。
一方、停止状態や減速状態より加速に入り、ブレーキペダル7の踏付面fbよりアクセルペダル8の踏付面faへ踏み代えが行われるとする。この場合、運転者Mの足がアクセルペダル8に向けて移動し、突出部21に当接する(図4の符号s1参照)。次いで、運転者Mは足の裏が突出部21を乗り越えるよう移動させ、その後踏付面faに達してアクセルペダル8を踏込み、車両の加速を行う。
この場合、足の裏が受ける反力の相違よりブレーキペダル7よりアクセルペダル8への移動を確認でき、更に、足の裏が突出部21を乗り越えることによってもアクセルペダル8への踏み代えを確認でき、確実に車両を加速できる。
このように本発明の車両Cのペダル装置によれば、運転者Mがブレーキペダル7を踏み付けた場合とアクセルペダル8を踏み付けた場合とで、踏付面fb、faの傾斜角αによる反力の相違より、運転者Mが感覚的にアクセルペダル8とブレーキペダル7の相違を確認(検知)でき、両ペダル7,8の誤操作を防止できる。
更に、ブレーキペダル7とアクセルペダル8の踏付面fb,faの傾きが相違し、両ペダル7,8の踏付面fbの前後位置が相違するという2つの点から、両ペダル7,8の相違を感覚的に確認(検知)でき、両ペダル7,8の誤操作を確実に防止できる。
しかもブレーキペダル7の突出部21(突縁部)によってもブレーキペダル7とアクセルペダル8の配置位置の相違を認識でき、ブレーキペダル7とアクセルペダル8の誤操作をより確実に防止できる。しかも突出部21は縦向きに長く形成されたので、足裏の位置にずれがあっても確実に両者の当接を確認でき、誤操作をより確実に防止できる。
上述のところで、図1の車両のペダル装置ではブレーキペダル7の踏付面fbであってアクセルペダル8との対向端と、アクセルペダル8の踏付面faとは、ずれ量d1を設定されていたが、これに代えて、図5に示すように、第2実施形態として、ブレーキペダル7のアクセルペダル8との対向端側の踏付面fbとアクセルペダル8の踏付面faとの前後方向の位置をほぼ同一とし、ずれ量を排除した構成を採ってもよい。なお、その他の構成は第1実施形態と同様であり、重複説明を略す。
この第2実施形態によれば、ブレーキペダル7よりアクセルペダル8への無意識でのずれによる誤操作を突出部21により防止できる。更に、ペダルの踏み代え時には突出部21を乗り越えるよう足裏を移動させればよく、実施形態1の場合より比較的容易にペダルの踏み代えを行える。
上述の図1の車両のペダル装置では、ブレーキペダル7の踏付面fbがアクセルペダル8より前後方向で後方(運転者側)にずれていたが、これに代えて、第3実施形態では、図6に示すように、ブレーキペダル7の踏込面fbをアクセルペダル8の踏込面faより前側(図6で上側)にずれ量d2だけずらして配設してもよい。なお、その他の構成は第1実施形態と同様であり、重複説明を略す。
この第3実施形態によれば、突出部21によりブレーキペダル7よりアクセルペダル8への無意識でのずれによる誤操作を突出部21の突出し量hの設定で防止でき、アクセルペダル8よりブレーキペダル7への移動はスムーズに成され、両ペダルの相違は、両ペダル8、7の踏付面fa、fbの反力の相違より認識することとなる。
この場合もブレーキペダル7よりアクセルペダル8への無意識のずれによるアクセルペダル8の誤操作(踏込み)を確実に防止できる。
上述のところで、突縁部である突出部21がアクセルペダル8との対向端の全域に縦向きに長く形成されているが、これに代えて、図7(a)、(b)に示すように、アクセルペダル8との対向端の一部に基板701dの延出部である短片部21aを形成してもよく、この場合、足の裏が突出部21を乗り越える操作を比較的容易化できる。更に、図8(a)、(b)に示すように,ブレーキペダル7のパッド701pの端部に突縁部として平面視で楕円形状(円形でも良い)の膨出部21bを膨出状に形成してもよい。この場合、膨出部21bのスロープkを足の裏がスムーズに通って膨出部21bを乗り越えるので、足裏の移動が容易化され、更に、パッド701p上に膨出部21bを一体形成するので、作成が容易化される。
上述のところで、車両Cは右ハンドル車として車両のペダル装置を説明したが、これに代えて、左ハンドル車である場合には、アクセルペダル8とブレーキペダル7の位置を左右反転して装着し、これに応じて、本発明を適用してもよく、この場合も図1の車両のペダル装置と同様の作用効果を得ることができる。
上述のところで、車両Cのペダル装置をアクセルペダル8とブレーキペダル7の2ペダルの車両Cに装着するとしたが、これに代えてマニュアル変速機を備えた車両の場合ではクラッチペダルを付加した3つのペダルを併設する車両のペダル装置として構成してもよく、この場合も、図1の車両のペダル装置と同様の作用効果を得ることができる。
1 ダッシュパネル
7 ブレーキペダル
8 アクセルペダル
21 突出部
21a 短片部
21b 膨出部
fa アクセルペダルの踏付面
fb ブレーキペダルの踏付面
C 車両

Claims (4)

  1. 車両のブレーキペダルの側方にアクセルペダルを配備し、前記ブレーキペダルの踏付面を一側端よりアクセルペダルとの対向端側ほど車体前方にずれる傾斜面に形成したことを特徴とする車両のペダル装置。
  2. 請求項1記載の車両のペダル装置において、前記ブレーキペダルの踏付面が前記アクセルペダルの踏付面より車体後方にずれて配設されると共に前記ブレーキペダルの踏付面を前記アクセルペダルに近づくほど該アクセルペダルの踏付面に近づく傾斜面として形成したことを特徴とする車両のペダル装置。
  3. 請求項1又は2記載の車両のペダル装置において、前記ブレーキペダルの踏付面の前記アクセルペダルとの対向端に突縁部が車体後方に突き出すよう形成されたことを特徴とする車両のペダル装置。
  4. 請求項3記載の車両のペダル装置において、前記突縁部が縦向きに長い突出部として形成されたことを特徴とする車両のペダル装置。
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