JP6196118B2 - 制御通信システムを備えた繊維機械、特に、紡績機または糸巻取機 - Google Patents

制御通信システムを備えた繊維機械、特に、紡績機または糸巻取機 Download PDF

Info

Publication number
JP6196118B2
JP6196118B2 JP2013211953A JP2013211953A JP6196118B2 JP 6196118 B2 JP6196118 B2 JP 6196118B2 JP 2013211953 A JP2013211953 A JP 2013211953A JP 2013211953 A JP2013211953 A JP 2013211953A JP 6196118 B2 JP6196118 B2 JP 6196118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
maintenance
textile machine
machine
bus line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013211953A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014077227A (ja
Inventor
マレック マリオ
マレック マリオ
ヴィドナー ハラルド
ヴィドナー ハラルド
Original Assignee
ライター インゴルスタドト ゲーエムベーハー
ライター インゴルスタドト ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ライター インゴルスタドト ゲーエムベーハー, ライター インゴルスタドト ゲーエムベーハー filed Critical ライター インゴルスタドト ゲーエムベーハー
Publication of JP2014077227A publication Critical patent/JP2014077227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6196118B2 publication Critical patent/JP6196118B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H7/00Spinning or twisting arrangements
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H13/00Other common constructional features, details or accessories
    • D01H13/14Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop motions ; Monitoring the entanglement of slivers in drafting arrangements
    • D01H13/145Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop motions ; Monitoring the entanglement of slivers in drafting arrangements set on carriages travelling along the machines; Warning or safety devices pulled along the working unit by a band or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/22Automatic winding machines, i.e. machines with servicing units for automatically performing end-finding, interconnecting of successive lengths of material, controlling and fault-detecting of the running material and replacing or removing of full or empty cores
    • B65H54/26Automatic winding machines, i.e. machines with servicing units for automatically performing end-finding, interconnecting of successive lengths of material, controlling and fault-detecting of the running material and replacing or removing of full or empty cores having one or more servicing units moving along a plurality of fixed winding units
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H13/00Other common constructional features, details or accessories
    • D01H13/005Service carriages travelling along the machines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

本発明は、繊維機械に関し、特に、長手方向の側面に相互に隣接して配置された多数の同一のワークステーションとこのワークステーションを修理保守するワークステーションに沿って移動可能な多数の保守装置と制御通信システムとを備え、それぞれの保守装置が、保守装置用バス回線を通じてバストポロジ構成要素に接続され、少なくとも一部のバストポロジ構成要素が、制御通信システムに共通のバス回線に接続されている、紡績機または糸巻取機に関する。
そのような繊維機械は、従来技術から公知である。
詳細には、ロータ式紡績機や糸巻取機等の紡績機である。
「同一のワークステーション」とは、決められた作業工程を同時に実行できるユニットのことである。
繊維機械の稼働中に、1つまたは複数の同一のワークステーションが、他の同一のワークステーションと別の作業工程段階にあることは明らかである。
たとえば、一部のワークステーションが製造段階にあり、他のワークステーションが製造段階の準備段階にあり、さらに、別のワークステーションが休止段階にあることがある。
通常、ワークステーションは、区画にまとめられ、1つの区画が、たとえば、20個のワークステーションを備えている。
紡績機の場合、この作業工程は、通常は、紡績工程、すなわち、撚糸を製造する工程であり、製造された撚糸を綾巻きボビン等のボビンに巻き付ける工程を含む。
一方、糸巻取機の場合は、糸巻取工程、すなわち、事前に製造された糸のボビンを製造する工程である。
通常、繊維機械では、ワークステーションが、長手方向の両側面に相互に隣接して配置されている。
各ワークステーションは、作業工程を実行するために必要な構成要素を含んでいる。
ただし、ワークステーションが完全に同一である必要はない。
したがって、たとえば、複数のワークステーションで1回だけ登録する必要がある特定のサイズを登録するための追加センサを、個別のワークステーションが備えていてもよい。
ワークステーションが長手方向の一側面のみに配置された繊維機械も考えられるが、長手方向の両側面にワークステーションを相互に隣接して配置するのが一般的である。
通常、ワークステーションは、2つの終端枠の間に配置された区画にまとめられている。
一方の終端枠(操作枠とも呼ばれる)は、中央操作装置を備え、他方の終端枠(駆動枠とも呼ばれる)は、ワークステーション用の中央駆動部を備えている。
さらに、そのような繊維機械は、ワークステーションを修理保守するためにワークステーションに沿って移動可能な複数の保守装置を備えているのが通例である。
詳細には、保守装置は、ワークステーションをクリーニングするために、および/または切れた撚糸を補修する等の不具合の補修を行うために、ワークステーション上に設けられている。
繊維機械を稼働させて繊維機械の構成要素の作業工程を実行するために、制御通信システムが設けられている。
この制御通信システムは、中央操作装置に接続された中央制御装置を含み、詳細には、操作枠に配置されている。
同様に、制御通信システムは、通常は、中央駆動部を制御する駆動制御装置を含み、駆動枠に配置されている。
さらに、制御通信システムは、各区画を制御する区画制御装置を区画ごとに設けることができ、各ワークステーションを制御するワークステーション制御装置をワークステーションごとに設けることができる。
さらに、各保守装置は、保守制御装置を備えているのが通例である。
通常、制御通信システムは、中央制御装置、区画制御装置、ワークステーション制御装置、保守制御装置、既存の付属制御装置の間で通信(データ転送)可能にする1つまたは複数のデータバスを備えている。
ここで、データバスは、複数の参加体(participants)の間で共通の転送パスを通じてデータを転送するためのシステムである。
参加体は、他の参加体の間でのデータ転送には参加しない。
一般に、データバスは、少なくとも1つの物理的なバス回線と、この物理的なバス回線に接続されたバス参加体とで構成され、このバス参加体は、ノードとも呼ばれている。
一般的な繊維機械の場合、上述したような制御装置が、バス参加体となる。
通常、バス参加体は、いわゆる、IDC終端方式またはプラグシステムを利用して、それぞれのバス回線にこのバス回線を物理的に遮断することなく接続されている。
単純なデータバスは、すべてのバス参加体が接続される内部バス回線のみを含んでいる。
2つの開放端のそれぞれに、終端抵抗を配置して、典型的に高周波な電気信号の反射を防ぐことができる。
したがって、複数のバス回線を物理的に連結することが可能であり、その場合、リピータやブリッジなどのバストポロジ構成要素を使用している。
これにより、ツリートポロジまたはスタートポロジのデータバスや、長いスタブを含むデータバスを実現することができる。
さらに、この方法により、複数の論理的に自律したデータバスを含むデータバスシステムを実現することができる。
通常、データバスは、繊維機械でフィールドバスとして設けられ、詳細には、CANバス(Controller Area Networkバス)として設けられている。
多くの場合は、CANオープンバスプロトコルが使用されている。
ノード、あるいは、バストポロジ構成要素は、それぞれのプロトコルをサポートするように設けられている。
さらに、一般的な繊維機械では、すべての保守装置が物理的な保守装置用バス回線を通じて、そのようなバストポロジ構成要素に接続されている。
この場合、少なくとも一部のバストポロジ構成要素は、制御通信システムに共通のバス回線に接続されている。
この結果、保守装置と保守装置の間、および、保守装置と他のノードとの間で、データを交換することができる。
バス回線の最大長は、データバスで使用する帯域幅に反比例する。
通常、一般的な繊維機械は、注文に応じて、さまざまな区画数で製造される。
これに関し、区画の最大数と、ワークステーションの数とを増やしたいというニーズがあった。
しかし、これらを増やすと、制御通信システムによって転送されるデータの量が増え、帯域幅を増やすことが望ましくなる一方、繊維機械が長くなることに対応してデータバス回線が物理的に長くなり、帯域幅を減らすことが必要になる。
したがって、既知の制御通信システムでは、一般的な繊維機械の区画またはワークステーションの最大数が制限されている。
本発明の目的は、大量数の区画またはワークステーションに適した制御通信システムを備える繊維機械を作成することである。
この目的は、バストポロジ構成要素の少なくとも一部を、繊維機械の長手方向で見た場合の繊維機械の中央領域に配置することによって達成される。
繊維機械の長手方向で見た場合の繊維機械の中央領域とは、繊維機械の2つの終端枠の間の領域であって、個別の区画が配置される領域のことである。
繊維機械の2つの保守装置の間での転送動作に有効な回線全長は、2つの保守装置用バス回線の物理的な長さと、(2つのバストポロジ構成要素の転送動作によって生じる)追加の仮想的な長さと、バストポロジ構成要素を接続する各バス回線上におけるバストポロジ構成要素の物理的な距離との合計である。
他の条件がすべて同じである場合、バストポロジ構成要素を中央領域に正確に配置することで、バストポロジ構成要素をいずれかの終端枠に配置する解決策に比べて、2つの保守装置用バス回線を大幅に短縮し、2つの保守装置の間での転送動作の有効回線全長を大幅に短縮することができる。
これを以下の例に示す。既知の繊維機械では、保守装置は、機械全体に沿って移動することができる。
このとき、各保守装置用バス回線は、保守装置から繊維機械の中央領域に配置された機械側接続装置につながる可動部を含む。
この可動部は、繊維機械の工程で2つの終端枠に到達できるようにするために、繊維機械の長さの半分に相当する長さを必然的に有する。
既知の繊維機械では、(機械側接続装置からいずれかの終端枠に配置されてリピータとして設計されたバストポロジ構成要素まで延長する)機械側部分が、すべての保守装置用バス回線の可動部に接続している。
バストポロジ構成要素は、短い距離で共通のバス回線に接続されている。
このとき、機械側部分も、繊維機械の長さの半分に相当する長さを有している。
ある保守装置のデータを別の保守装置に転送する必要がある場合、(バストポロジ構成要素の影響と共通のバス回線上のバストポロジ構成要素の距離とを無視すると)2つの保守装置の間での転送動作に有効な回線全長は、繊維機械の全長の2倍になる 。
本発明で示すように、バストポロジ構成要素を繊維機械の中央領域に配置すると、保守装置用バス回線の機械側部分を大幅に短縮することができる。
より正確には、バストポロジ構成要素が機械側接続装置上でより近接して配置される。
これにより、2つの保守装置の間での転送動作に有効な回線全長を大幅に短縮し、データバスの設計によって決まる不変の最大回線長で繊維機械の全長(すなわち、区画またはワークステーションの数)を増やすことができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、リピータまたはブリッジとして設けられている。
ここで、一般に、リピータとは、データバスのバス回線を接続するバストポロジ構成要素である。
リピータによって接続されたバス回線は、データバスの電気的に自律したセグメントである。
これらのセグメントは、バス回線で反射が発生するのを防ぐために、対応する終端抵抗で終端することができる。
信号技術の観点で言うと、リピータは、然るべき遅延が伴う回線に相当する。
そのため、リピータを使用しても、データバスのリアルタイム動作に影響はない。
転送動作に関する限り、リピータは、回線のみで構成されるネットワークに相当するからである。
一般的な繊維機械でバストポロジ構成要素をリピータとして作成した場合、保守装置は、保守装置用バス回線と、リピータと、共通バス回線とを含むデータバス上のノードになる。
これにより、保守装置と繊維機械の付属制御装置との間でデータをほぼリアルタイムに転送することが可能となる。
これは、たとえば、保守装置のアクチュエータと紡績位置とを完璧に一致した態様で制御する必要がある糸継ぎ工程において有利である。
一般に、ブリッジは、論理的に分離されたデータバスを接続してデータ交換を実現することができるバストポロジ構成要素として理解されている。
ブリッジは、格納‐(変更)‐転送(store‐(modify)‐forward)の原則に基づいている。
この原則では、データバスからデータを受信し、必要に応じて、プロトコルを変更し、他のデータバスに送信する。
リピータの代わりにブリッジを使用すると、制御通信システムを最大限に拡張することができる。
これは、ブリッジを介して接続されるデータバスが、それぞれ自立的に動作するからである。
これにより、区画をさらに増やすことができる。
ゲートウェイテーブルとも呼ばれる変換規則により、受信したバス電文を別の識別子の下で再転送またはフィルタ処理することができる。
繊維機械のブリッジによって接続されたデータバスのデータバス利用率は、この機構によって低減することができる。
これにより、たとえば、データバスのオーバヘッドを生じさせずに、より多くの区画をデータバスに接続することができる。
これは、保守装置だけに関連する電文が、区画を接続するデータバスに届かないからである。
このようにして作成された独立したデータバスのそれぞれで、別々のプロトコルを使用することができる。
同様に、独立したデータバスに異なる帯域幅を割り当てることもできる。
これもまた、繊維機械を長くすることにつながる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、それぞれに割り当てられた保守装置用バス回線の機械側接続装置の領域に配置される。
これにより、保守装置用バス回線の機械側部分を最小化することができる。
結果として、保守装置の間での転送動作に有効な回線全長を最小化し、データバスの設計によって決まる不変の最大回線長で繊維機械の全長(すなわち、区画またはワークステーションの数)を最大化することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、繊維機械の外面の上部に配置される。
通常、保守装置用バス回線の可動部は、繊維機械の上部に配置される。
バストポロジ構成要素も、繊維機械の上部に配置することで、2つの保守装置間の有効な回線全長をさらに短縮することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、撚糸の端部を吸収したりその他の方法で処理したりするために保守装置に真空を提供する真空ダクトの領域に配置されている。
これを実現するために、各保守装置がワークステーションに配置されているときに、その保守装置を真空ダクトに自動的に取り付けることができる。
より典型的には、保守装置の機械側接続装置が真空ダクトに配置され、それによって、バストポロジ構成要素を真空ダクトの領域に配置することで有効な回線全長がさらに短縮される。
さらに、共通のバス回線を真空ダクトに沿って配置し、詳細には、真空ダクトの内部に配置して、共通のバス回線を容易かつ保護的に配線することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、保守装置用バス回線は、垂下ケーブルとして実現される。
通常、垂下ケーブルは、機械側接続装置から機械の可動部に延長する柔軟な案内装置(垂下チェーンとも呼ばれる)によって保護される柔軟なケーブルである。
垂下ケーブルは、屈曲半径を垂下チェーンで許容最小半径を用いることにより保持できるので、耐用年数が長い。
さらに、垂下ケーブルは、移動可動な保守装置の駆動部によって引っ張られるように配置することができるため、独自の能動的な駆動部を必要としない。
ここで、保守装置用バス回線をエネルギー供給回線等の追加の回線と共に案内装置内に配置すると特に有利である。
ただし、原則として、保守装置用バス回線は、自己巻取型の回線として設計することも可能である。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、無反応(reactionless)として作成される。
つまり、バストポロジ構成要素に接続されたバス回線の不具合が、他の接続されたバス回線に影響を与えない。
詳細には、いずれかのバス回線で短絡または永続的な信号の不良が発生しても、他の接続されたバス回線は反応しない。
これにより、いずれかのバス回線での混乱によってシステム全体が故障することがなくなる。
たとえば、いずれかの保守装置用バス回線で短絡が発生した場合、バス回線全体に影響は及ばず、他の保守装置は、共通のバス回線を通じて通信を維持することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、繊維機械に沿って第1終端枠から第2終端枠まで延長する機械バス回線に接続される。
そのような機械バス回線は、現代の繊維機械では一般的であり、接続ノードや、必要に応じて他の接続バス回線またはそれらのバス回線のノードと共に、いわゆる、機械バス回線を形成している。
通常、機械バス回線は、繊維機械の中央制御装置と、駆動制御装置と、区画制御装置とを連結している。
このような機械バス回線とそれらの機械バス回線に接続されたノードとを、機械バスという。
詳細には、機械バス回線は、機械に相当する長さを有するケーブルダクト等に配置される線形の連続的な物理的な回線である。
具体的には、機械バス回線は、区画に相当する長さを有する部品で構成されている。
これらの部品は、繊維機械の組み立て時に接続ねじやプラグ接続等により連結されている。
バストポロジ構成要素を機械バス回線に少なくとも間接的に連結すると、保守装置の間で直接的かつ高速な通信を実現しつつ、中央制御装置、駆動制御装置、および、区画制御装置との間でも直接的かつ高速な通信を実現することができる。
これは、ワークステーションのいずれかで障害を修正するときに特に有利である。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、バストポロジ構成要素から機械バス回線の終端枠のいずれかに延長する少なくとも1つの延長部を介して接続される。
これは、生産技術の観点から特に有利である。
なぜなら、機械バス回線を従来のように連続するものとして実現することが可能であり、繊維機械のすべての区画を同じ方法で配線することができるからである。
延長部は、終端枠から繊維機械の中央領域に独立して導くことができる。
たとえば、延長部を真空ダクトの上または内部に配置してもよい。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、リピータから機械バス回線の長手方向中央領域に延長する少なくとも1つの追加バス回線に接続されている。
この結果、延長部を使用する場合に比べて、物理的なバス回線をさらに短縮することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、追加バス回線は、機械バスリピータを介して機械バス回線に接続している。
機械バス回線と追加バス回線とを連結する機械バスリピータを使用すると、追加バス回線と、(論理的な分割が存在しない限り)バストポロジ構成要素と、保守装置用バス回線と、保守装置とが、機械バス回線の統合部分となり、直接的かつ高速な通信が可能となる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、追加バス回線は、機械バスブリッジを介して機械バスラインに接続している。
詳細には、機械バス回線と追加バス回線とを連結する機械バスブリッジを使用すると、機械バスから論理的に(および必要に応じて電気的に)分離され、追加バス回線と、リピータと、保守装置用バス回線と、保守装置とを含むデータバスが作成される。
この場合、作成された分離データバスで、機械バスとは異なるプロトコルを使用することができる。
同様に、分離データバスと機械バスとで異なる帯域幅を提供することができる。
さらに、追加のブリッジでフィルタ機能を使用して、受信側に関係のあるデータのみを分離データバスと機械バスとの間で転送することができる。
この結果、制御通信システムを最適化して区画の数を増やすことができる。
詳細には、フィルタ処理によって帯域幅を減らし、それによって回線を長くすることができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、機械バスリピータおよび/または機械バスブリッジは、無反応として作成される。
こうすると、機械バスリピータまたは機械バスブリッジに接続されたバス回線に不具合が生じても、他の接続バス回線に影響が及ばない。
詳細には、いずれかのバス回線で短絡または永続的な信号の不良が発生しても、他の接続バス回線は、反応しない。
結果として、いずれかのバス回線で不具合が生じても、システム全体が故障しないという利点が得られる。
たとえば、追加バス回線で短絡が発生した場合、機械バス回線は、その影響を受けない。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、バストポロジ構成要素からいずれかの終端枠に延長する少なくとも1つの接続回線に接続されている。
この場合、接続バス回線は、追加ブリッジまたは追加リピータを介して機械バス回線に接続される。
追加リピータを使用した場合、接続回線は、機械バスの一部となり、高速なデータ転送が実現する。
一方、追加ブリッジを使用して接続回線を機械バス回線に接続した場合、機械バスから論理的に(必要に応じて電気的に)分離され、接続バス回線と、(論理分離がなされていない限り)バストポロジ構成要素と、保守装置用バス回線と、保守装置とを含むデータバスが作成される。
この場合、作成された分離データバスで、機械バスとは異なるプロトコルを使用することができる。
同様に、分離データバスと機械バスとで異なる帯域幅を提供することができる。
さらに、追加ブリッジでフィルタ機能を使用して、受信側に関係のあるデータのみを分離データバスと機械バス領域との間で転送することができる。
この結果、制御通信システムを最適化し、区画の数を増やすことができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、機械バス回線、機械バス回線の延長部、追加バス回線、または、接続バス回線に直接接続する。
バストポロジ構成要素がリピータであり、機械バス回線または機械バス回線の延長部に直接接続している場合、保守装置用バス回線と保守装置とは、機械バスの直接的な一部分になる。
追加バス回線または接続バス回線がリピータを介して機械バス回線に接続している場合も、同じことがいえる。
この場合、保守装置の間で直接的かつ高速な通信を実現しつつ、中央制御装置、駆動制御層、および、区画制御装置との間でも直接的かつ高速な通信を実現することができる。これは、いずれかのワークステーションで不具合を修正するときに、特に有利である。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、少なくとも1つの保守バス回線に接続する。
保守バス回線は、少なくとも1つの保守ブリッジを介して、制御通信システムの付加的なバス回線に接続する。
詳細には、接続先は、機械バス回線、機械バス回線の延長部、追加バス回線、または接続バス回線である。
この結果、バストポロジ構成要素がリピータであれば、保守装置と、保守装置用バス回線と、リピータと、保守バス回線と、保守バスブリッジとを含む論理自律型の保守バスが作成される。
一方、バストポロジ構成要素がブリッジであれば、保守バスは、ブリッジと、保守バス回線と、保守バスブリッジとを含む。
このようにして作成された保守バスで、繊維機械の他のデータバスで使用されているプロトコルとは異なるプロトコルを使用することができる。
同様に、保守バスと繊維機械の他のデータバスとで異なる帯域幅を提供することができる。
さらに、保守バスブリッジでフィルタ機能を使用して、受信側に関係のあるデータのみを保守バスと繊維機械の他のデータバスとの間で転送することができる。
この結果、制御通信システムを最適化して区画の数を増やすことができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、保守バスブリッジは、補助リピータを介して保守バス回線に接続することができる。
これにより、保守バスブリッジをより長いスタブを介して保守バス回線に接続することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、補助リピータおよび/または保守バスブリッジは、無反応として作成される。
こうすると、制御通信システムの付加的なバス回線の側で発生した短絡または永続的な信号の不良が、保守バス回線に影響を与えない。
これには、機械バスの側で不具合が生じてもシステム全体は故障せず、保守装置は、保守バス回線を介して通信を維持できるという利点がある。
本発明のさらに別の有利な展開によると、すべてのバストポロジ構成要素は、相互に密接して配置される。
この結果、2つの保守装置の間での転送動作の有効回線全長をさらに短縮することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、すべてのバストポロジ構成要素は、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成するために、共通ボードに配置されている。
これにより、繊維機械の最終的な組み立てが大幅に簡素化される。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、繊維機械の長手方向中央に配置されている。
これにより、上述した利点を実現しながら回線長を短縮することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、保守バスブリッジは、バストポロジ構成要素に密接して配置されている。
これにより、2つの保守装置の間での転送動作に有効な回線全長も短縮することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、保守バスブリッジは共通ボードに配置される。
これにより、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成して、繊維機械の最終的な組み立てを大幅に簡素化することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、補助リピータはバストポロジ構成要素に密接して配置されている。
この結果、いずれかの保守装置間と繊維機械の他の制御装置との間での転送動作の有効回線全長を同様に短縮することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、補助リピータは、共通ボードに配置される。
これにより、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成して、繊維機械の最終的な組み立てを大幅に簡素化することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素はグループに分割されており、すべてのバストポロジ構成要素が相互に密接して配置される。
この解決策は、保守装置の数を増やすとき(たとえば、8個以上)に、特に有利である。
この場合、個別の保守装置を一部のワークステーションに沿ってのみ移動させることができる。
これにより、グループ内の有効な回線パスが最小化される。
通常、グループ間での通信は、不要である。
これにより、不変の最大有効回線長で区画の数をさらに増やすことができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、バストポロジ構成要素は、繊維機械の長手方向のいずれかのグループに配置され、該グループに割り当てられた保守装置の作業領域の中央に配置される。
グループの作業領域は、そのグループの保守装置が保守するワークステーションの領域と理解される。
これにより、グループ内の有効回線長をさらに短縮することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、すべてのバストポロジ構成要素は、いずれかのグループの共通ボード上に配置される。
これにより、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成して、繊維機械の最終的な組み立てを大幅に簡素化することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、グループごとに保守バス回線と保守バスブリッジとが提供され、グループのバストポロジ構成要素に密接して配置される。
これにより、複数の保守バスが作成され、結果として、特にきわめて長い機械に対して制御通信システムをさらに最適化することが可能になる。
詳細には、グループ内の有効回線長をさらに短縮することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、各保守バスブリッジは、グループの対応するボードに配置される。
これにより、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成して、繊維機械の最終的な組み立てを大幅に簡素化することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、グループのバストポロジ構成要素に密接して配置される追加リピータが、グループごとに提供される。
これにより、グループの対応する保守バスブリッジを、より長いスタブを介して、グループの保守バス回線に接続することができる。
本発明のさらに別の有利な展開によると、各追加リピータは、グループの対応する共通ボードに配置される。
これにより、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成して、繊維機械の最終的な組み立てを大幅に簡素化することができる。
上述および/または従属請求項で反復されている本発明の有利な設計および追加の設計は、明確な依存関係がある場合や、選択肢に互換性がない場合を除き、個別に適用することも、組み合わせて適用することもできる。
以下では、本発明について図面を用いて、さらに詳しく説明する。
移動可能な保守装置を備えた本発明によるオープンエンド紡績機の長手方向側面の概略図。 本発明による繊維機械の制御通信システムの第1実施形態を示す概略図。 本発明による繊維機械の制御通信システムの第2実施形態を示す概略図。 本発明による繊維機械の制御通信システムの第3実施形態を示す概略図。 本発明による繊維機械の制御通信システムの第4実施形態を示す概略図。 本発明による繊維機械の制御通信システムの第5実施形態を示す概略図。 本発明による繊維機械の制御通信システムの第6実施形態を示す概略図。
以下の図では、繊維機械の構成要素のうち、本発明を理解するために必要なものだけを符号を付して説明する。
本発明の繊維機械が追加の部品および組立部品を含み得ることは言うまでもない。
図1は、本発明による繊維機械1の例であるロータ式紡績機1の長手方向側面の一部を示す。
この図で、繊維機械1の長手方向LRは、双方向矢印で示されている。
3つの完全区画2a、2e、2iが示されており、それぞれの区画が、例として6つのワークステーション3、すなわち、6つの紡績ユニット3を含む。
ただし、区画2a、2e、2iのそれぞれが含む紡績ユニット3の数は、さらに増やすことができ、たとえば、16個でもよい。
選択した視点の関係上、6つの紡績ユニットのうちの3つ、すなわち、区画2aの紡績ユニット3a、3b、3c、区画2eの紡績ユニット3d、3e、3f、区画2iの紡績ユニット3g、3h、3iのみが示されている。
各区画2のその他の3つの紡績ユニット3は、繊維機械1の反対側の長手方向側面に配置されており、図示されていない。
区画2aと区画2eの間、および区画2eと区画2iの間には、複数の追加の区画2が設けられるが、スペースの関係で図示されていない。
ロータ式紡績機1の区画2の数は、変えることができる。
通常は、20区画等である。
図示されているすべての紡績ユニット3a乃至3iは、同一に設計されている。
わかりやすくするため、紡績ユニット3aの必須構成要素のみを符号により特定している。
供給手段4は、紡績ユニット3aが提供する缶KAからスライバFBを引き出し、このスライバFBを開繊装置5に供給する。
開繊装置5により、スライバFBでまとめて保持された繊維が開繊され、図示されていない手段を使用して個別の繊維を紡績装置6に供給することが可能になる。
これらの個別の繊維は、紡績装置6によって撚糸Fとして紡がれる。
「撚糸」(thread)は、「紡ぎ糸」(yarn)と同義である。
紡がれた撚糸Fは、糸引出装置7により紡績装置6から引き出される。
糸引出装置7の下流には、撚糸監視装置8が配置されている。
撚糸監視装置8は、糸切れを認識し、適切な手段を自動的に講じて不具合を修正するように設計されている。
糸巻取装置9は、紡がれた撚糸Fを巻き取って綾巻きボビンKSを作成する。
さらに、紡績ユニット3aの機能単位を制御するために、ワークステーション制御装置(図示せず)が設けられている。
区画2aの紡績ユニット3a、3b、3cのワークステーション制御装置は、区画制御装置10aとデータを交換できるように接続されている。
区画2eのワークステーション制御装置も同様に区画制御装置10eに接続され、区画2iのワークステーション制御装置も同様に区画制御装置10iに接続されている。
繊維機械1の一端には、繊維機械1の複数の中央装置を既知の方法で含む第1終端枠11が概略的に図示されている。
わかりやすくするために、繊維機械1の製造を制御および監視する機械制御装置12を1つだけ示している。
機械制御装置12には、制御ユニット(詳細には図示せず)が割り当てられている。
そのため、第1終端枠は、操作枠とも呼ばれる。
繊維機械1の他端には、繊維機械1の複数の中央駆動部を既知の方法で含む第二終端枠13が図示されている。
わかりやすくするために、繊維機械1の中央駆動部を制御および監視する駆動制御装置14を1つだけ示している。
第2終端枠は、駆動枠とも呼ばれる。
さらに、長手方向LRで移動可能な4つの保守装置15が、一例として提供されている。
このうち、2つの保守装置15a、15bのみが図示されており、残りの保守装置15c、15dは、機械装置1の反対側の長手方向側面にある。
ただし、保守装置15の数を増やすことも可能である。
これらの保守装置15は、いずれかの紡績ユニット3で糸継ぎ工程を自動的に実行する役割等を果たす。
移動可能な保守装置15a乃至15dは、それぞれ1つの保守制御装置16a乃至16dを備える。
これらの保守制御装置16a乃至16dは、操作部(図示せず)を備えることができる。
保守装置15a乃至15dは、ある紡績ユニット3から他の紡績ユニット3に長手方向LRで移動できるように、少なくとも1つが駆動可能であるローラ等を利用して走行レール17の上に取り付けられる。
さらに、保守装置15a乃至15dに真空を供給するために、真空ダクト18が繊維機械1の上部の一方に長手方向LRで設けられている。
これを実現するために、すべての紡績ユニット3に、保守装置15を真空ダクト18に自動的に連結する接続を設けることができる。
保守制御装置16a乃至16dを繊維機械1の制御通信システムの機械側部分に接続できるようにするために、垂下ケーブルとして設計された保守装置用バス回線19a乃至19dが設けられている。
このうち、保守装置用バス回線19a、19bのみが図示されている。
ここで、保守装置用バス回線19aは、保守制御装置16aから延長し、保守装置側接続装置20aを通って機械側接続装置21に至る。
保守装置用バス回線19bは、保守制御装置16bから同様に延長し、保守装置側接続装置20bを通って機械側接続装置21に至る。
保守装置用バス回線19a乃至19dは、垂下ケーブル19a乃至19dとして有利に設計されている。
垂下ケーブル19a乃至19dは、屈曲半径を垂下チェーンで許容最小半径を用いることにより保持することができるため、耐用年数が長い。
さらに、垂下ケーブル19a乃至19dは、移動可能な保守装置15a乃至15dの駆動部によって引っ張られるように配置することができるため、独自の能動的駆動部を必要としない。
垂下ケーブル19a乃至19dをその他の回線(エネルギー供給回線等)と共に案内装置内に配置すると特に有利である。
ただし、原則として、保守装置用バス回線19a乃至19dは、自己巻取型ケーブルとして設計することも可能である。
図2は、本発明による繊維機械1の制御通信システムの第1実施形態を概略的に示している。
この実施形態は、第1終端枠11から第2終端枠13まで繊維機械1に沿って延長する機械バス回線22を含む。
区画制御装置10a乃至10iと、機械制御装置12と、駆動制御装置14とは、いわゆるIDC技術またはプラグ技法を利用して、機械バス回線22を物理的に遮断することなく、ノードとして接続されている。
これらのIDC接続またはプラグ接続は、ここでは、双方向矢印で示されている。
詳細には、機械バス回線22は、機械に相当する長さを有するケーブルダクト等に配置される線形の連続的な物理的な回線である。
具体的には、機械バス回線22は、区画に相当する長さを有する部品で構成されている。
これらの部品は、繊維機械1の組み立て時に、ねじ接続やプラグ接続等により結合されている。
第1実施形態では、機械バス回線22が、第1終端枠11から機械側接続装置21の領域まで延長する延長部23を含んでいる。
結果として、線形のバス回線22、23は、第2終端枠13の領域で第1終端抵抗24によって終端され、機械側接続装置21の領域で第2終端抵抗25によって終端される。
各保守装置用バス回線19a乃至19dは、リピータ26a乃至26dおよび延長部23を介して機械バス回線22に接続し、終端抵抗(図示せず)により両端で終端される。
本発明によると、リピータ26a乃至26dとして設計されたバストポロジ構成要素26a乃至26dが、繊維機械1の長手方向LRの中央領域に配置されている。
他の条件がすべて同じである場合、リピータ26a乃至26dを中央領域に正確に配置することで、リピータ26a乃至26dを終端枠11、13のいずれかに配置する解決策に比べて、保守装置用バス回線19a乃至19dを大幅に短縮し、保守装置15a乃至15dのうちの2つの間での転送動作に有効な回線全長を大幅に短縮することができる。
これにより、繊維機械1の全長(すなわち、区画2またはワークステーション3の数)を増やすことができる。
リピータ26a乃至26dは、機械バス回線22に少なくとも間接的に接続しているため、保守装置15a乃至15dの間で直接的かつ高速な通信を実現しつつ、機械制御装置12、駆動制御装置14、および、区画制御装置10a乃至10iとの間でも直接的かつ高速な通信を実現することができる。
これは、ワークステーション3のいずれかで不具合を修正するときに特に有利である。
リピータ26a乃至26dは、機械バス回線22の延長部23を通じて機械バス回線に接続しているため、特に生産技術上の利点が得られる。
なぜなら、機械バス回線22を従来のように連続するものとして設計することが本質的に可能であり、繊維機械1のすべての区画2を同じ方法で配線できるからである。
延長部23は、終端枠11から繊維機械1の中央領域に独立して導くことができる。
たとえば、延長部23を真空ダクト18の上または内部に配置してもよい。
リピータ26a乃至26dは、保守装置用バス回線19a乃至19dに割り当てられた機械側接続装置21の領域に有利に配置されている。
この方法により、保守装置用バス回線19a乃至19dの機械側部分を最小化することができる。
この結果、保守装置15a乃至15dのうち2つの間での転送動作に有効な回線全長を最小化し、繊維機械1の全長(すなわち、区画2またはワークステーション3の数)を最大化することができる。
リピータ26a乃至26dは、繊維機械1の上部に便利に配置されている。
通常、保守装置用バス回線19a乃至19dの可動部は、繊維機械1の上部に沿って配置される。
リピータ26a乃至26dも、繊維機械1の上部に配置することで、保守装置15a乃至15dのうち2つの間での転送動作に有効な回線全長をさらに短縮することができる。
リピータ26a乃至26dは、保守装置15a乃至15dに真空を提供する真空ダクト18の領域に有利に配置されている。
より典型的には、保守装置用バス回線19a乃至19dの機械側接続装置21が、真空ダクト18に配置され、それによってリピータ26a乃至26dを真空ダクト18の領域に配置することで有効回線長がさらに短縮される。
さらに、延長部23を真空ダクト18に沿って配置し、詳細には、真空ダクト18の内部に配置して、延長部23を容易かつ保護的に配線することができる。
リピータ26a乃至26dは、無反応(reactionless)として有利に作成される。
これにより、保守装置用バス回線19a乃至19dのいずれかで不具合が生じても、システム全体が故障しないという利点が得られる。
たとえば、保守装置用バス回線19a乃至19dのいずれかが短絡しても、機械バス回線22の延長部23には影響が及ばず、他の保守装置15a乃至15dは、延長部23を通じて通信を維持することができる。
リピータ26a乃至26dを機械バス回線22の延長部23に直接取り付けると便利である。
リピータ26a乃至26dを機械バス回線に直接取り付けるか(代替として可能)、または機械バス回線22の延長部23に直接取り付けた場合、保守装置用バス回線19a乃至19dと保守装置15a乃至15dとは、機械バスの直接的な一部分になる。
この結果、保守装置15a乃至15dの間で直接的かつ高速な通信を実現しつつ、機械制御装置12、駆動制御装置14、および、区画制御装置10a乃至10iとの間でも、直接的かつ高速な通信を実現することができる。
これは、いずれかのワークステーションで不具合を修正するときに、特に有利である。
すべてのリピータ26a乃至26dを相互に密接して配置すると、有利である。
この配置により、保守装置15a乃至15dのうちの2つの間での転送動作の有効回線全長をさらに短縮することができる。
すべてのリピータ26a乃至26dを共通のボード(図示せず)に配置すると、有利である。
これにより、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成し、繊維機械1の最終的な組み立てを大幅に簡素化することができる。
リピータ26a乃至26dを繊維機械1の長手方向LRの中央に配置すると、便利である。
これにより、上述した利点を実現しながら回線長を短縮することができる。
図3は、本発明による繊維機械1の制御通信システムの第2実施形態を示す概略図である。
ただし、第1実施形態と比較して異なる部分だけを説明する。
ここでは、リピータ26a乃至26dが少なくとも1つの追加バス回線28(第3終端抵抗27によって終端)に接続している。
追加バス回線28は、リピータ26a乃至26dから、機械バス回線22の長手方向LRの中央領域に延長している。
この場合、延長部23は不要であり、機械バス回線自体が、第2終端抵抗25によって終端される。
これにより、延長部23を使用する場合に比べて、物理的な回線長をさらに短縮することができる。
追加バス回線28を、機械バスリピータ29を介して機械バス回線22に接続すると、有利である。
機械バス回線22と追加バス回線28とを連結する機械バスリピータ29を使用した場合、追加バス回線28と、(論理的な分割が存在しない限り)リピータ26a乃至26dと、保守装置用バス回線19a乃至19dと、保守装置15a乃至15dとが、機械バスの統合部分となり、直接的かつ高速な通信が可能となる。
図示しない実施形態では、機械バスリピータの代わりに機械バスブリッジを介して追加バス回線を機械バス回線に接続する。
詳細には、機械バス回線22と追加バス回線28の接続に機械バスブリッジを使用した場合、機械バスから論理的に(および必要に応じて電気的に)分離され、追加バス回線28と、リピータ26a乃至26dと、保守装置用バス回線19a乃至19dと、保守装置15a乃至15dとを含むデータバスが作成される。
この場合、作成された分離データバスで、機械バスとは異なるプロトコルを使用できる。
同様に、分離データバスと機械バスとで異なる帯域幅を提供することができる。
さらに、追加ブリッジでフィルタ機能を使用して、受信側に関係のあるデータのみを分離データバスと機械バスとの間で転送することができる。
この結果、制御通信システムを最適化して区画の数を増やすことができる。
機械バスリピータ29および/または機械バスブリッジを無反応に設計すると有利である。
こうすると、バス回線22、28の一方で短絡または信号不良が発生しても、バス回線22、28の他方は、反応しない。
これには、バス回線22、28のいずれかで不具合が生じても、システム全体が故障しないという利点がある。
たとえば、追加バス回線28で短絡が発生した場合、機械バス回線22は、その影響を受けない。
リピータ26a乃至26dは、追加バス回線28に有利に直接接続される。
この結果、保守装置用バス回線19a乃至19dと保守装置15a乃至15dとは、追加バス回線28が機械バスリピータ29を介して機械バス回線22に接続されている限り、機械バスの直接的な一部分になる。
これにより、保守装置15a乃至15dの間で直接的かつ高速な通信を実現しつつ、機械制御装置12、駆動制御装置14、および区画制御装置10a乃至10dとの間でも直接的かつ高速な接続を実現することができる。
これは、ワークステーション3のいずれかで不具合を修正するときに、特に有利である。
図4は、本発明による繊維機械1の制御通信システムの第3実施形態を示す概略図である。
ただし、図2に示す実施形態と異なる部分だけを、以下に説明する。
第3実施形態では、リピータ26a乃至26dは、少なくとも1つの保守バス回線30に接続する。
保守バス回線30は、少なくとも1つの保守バスブリッジ31を介して、制御通信システムの機械バス回線22の延長部23に接続する。
ただし、保守バスブリッジ31は、別のバス回線、詳細には、機械バス回線22または追加バス回線28に接続することもできる。
この結果、保守装置15a乃至15dと、保守装置用バス回線19a乃至19dと、リピータ26a乃至26dと、保守バス回線30とを含む論理自律型の保守バスが作成される。
この場合、作成された保守バスで、繊維機械1の他のデータバスとは異なるプロトコルを使用することができる。
同様に、保守バスと繊維機械1の他のデータバスとで異なる帯域幅を提供することができる。
さらに、保守バスブリッジ31でフィルタ機能を使用して、受信側に関係のあるデータのみを保守バスと繊維機械1の他のデータバスとの間で転送することができる。
この結果、制御通信システムを最適化して区画2の数を増やすことができる。
保守バスブリッジ31を補助リピータ32経由で保守バス回線30に接続し、保守バスブリッジ31をより長いスタブを介して保守バス回線30に接続できるようにすると、便利である。
補助リピータ32および/または保守バスブリッジ31は、無反応として作成すると、有利である。
こうすると、機械バスの側で短絡または信号不良が発生しても、保守バス回線30は反応しない。
これには、機械バスの側で不具合が発生してもシステム全体は故障せず、保守装置15a乃至15dは、保守バス回線30を介して通信を維持できるという利点がある。
保守バスブリッジ31は、リピータ26a乃至26dに密接して有利に配置することができる。
この結果、保守装置15a乃至15dのうちの2つの間での転送動作に有効な回線全長も短縮することができる。
保守バスブリッジ31を共通ボードに配置すると有利である。
これにより、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成して、繊維機械1の最終的な組み立てを大幅に簡素化することができる。
補助リピータ32は、リピータ26a乃至26dに密接して配置するのが好ましい。
この結果、保守装置15a乃至15dのうちの2つの間での転送動作に有効な回線全長も同様に短縮することができる。
補助リピータ32を共通ボードに配置すると、有利である。
これにより、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成して、繊維機械1の最終的な組み立てを大幅に簡素化することができる。
図5は、本発明による繊維機械1の制御通信システムの第4実施形態を示す概略図である。
ただし、図4に示す第3実施形態と異なる部分だけを以下に説明する。
ここで、リピータ26a乃至26dは、保守バスブリッジ31を通じて、少なくとも1つの接続バス回線33に接続している。
接続バス回線33は、リピータ26a乃至26dから終端枠11に延長している。
この場合、接続バス回線33は、補助ブリッジ34を介して機械バス回線22または追加リピータ(図示せず)に接続している。
この場合、延長部23は、不要である。
または、リピータ26a乃至26dを接続バス回線33に直接接続してもよい。
追加リピータを使用した場合、接続バス回線33は、機械バスの一部となり、高速なデータ転送が実現する。
一方、追加ブリッジ34を使用して接続回線33を機械バス回線22に接続した場合、機械バスから論理的に(および必要に応じて電気的に)分離され、接続バス回線33と、(保守ブリッジ31等による論理分離がなされていない限り)リピータ26a乃至26dと、保守装置用バス回線19a乃至19dと、保守装置15a乃至15dとを含むデータバスが作成される。
この場合、作成された分離データバスで、機械バスとは異なるプロトコルを使用することができる。
同様に、分離データバスと機械バスとで異なる帯域幅を提供することができる。
さらに、追加ブリッジ34でフィルタ機能を使用して、受信側に関係のあるデータのみを分離データバスと機械バスとの間で転送することができる。
この結果、制御通信システムを最適化して区画の数を増やすことができる。
反射を防ぐために、接続バス回線の両端を第4終端抵抗35および第5終端抵抗36で終端する。
図6は、本発明による繊維機械1の制御通信システムの第5実施形態を示す概略図である。
以下では、図2に示す第1実施形態と異なる部分だけを説明する。
第5実施形態では、リピータ26a乃至26dがグループ37a、37bに分割されており、グループ37aがリピータ26a、26cを、グループ37bがリピータ26b、26dをそれぞれ含む。
ここで、グループ37aのリピータ26a、26cとグループ37bのリピータ26b、26dとは、それぞれ相互に密接して配置されている。
この解決策は、保守装置15a乃至15dの数を増やすとき(たとえば、8個以上)に特に有利である。
この場合、個別の保守装置を一部のワークステーション3に沿ってのみ移動させることができる。
ここで、有効回線長は、グループ37a、37b内で最小化されている。
通常、グループ37aの保守装置15a、15cとグループ37bの保守装置15b、15dとの間で通信を行う必要はない。
これにより、同じ最大有効回線長で区画2の数をさらに増やすことができる。
リピータ26a、26cまたはリピータ26b、26dは、繊維機械1の長手方向のグループ37aまたはグループ37bに配置され、グループ37aまたはグループ37bに割り当てられた保守装置15a、15cまたは保守装置15b、15dの作業領域の中央に有利に配置されている。
グループ37aまたはグループ37bの作業領域は、グループ37aまたはグループ37bの保守装置15a、15cまたは保守装置15b、15dが保守するワークステーション3の領域と理解される。
これにより、グループ37a内またはグループ37b内で有効回線長をさらに短縮できる。
リピータ26a、26cまたはリピータ26b、26dは、グループ37aまたはグループ37bの共通ボードに便利に配置される。
これにより、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成して、繊維機械1の最終的な組み立てを大幅に簡素化することができる。
グループ37a、37bのぞれぞれに、図4および図5に示し上述した1つの保守バスブリッジ31と1つの保守バス回線30とが有利に設けられ、グループ37aまたはグループ37bのリピータ26a、26cまたはリピータ26b、26dに密接して配置される。
これにより、複数の保守バスが作成され、特にきわめて長い繊維機械1に対して制御通信システムをさらに最適化することが可能になる。
したがって、グループ37a内またはグループ37b内の有効回線長をさらに短縮することができる。
各保守バスブリッジ31は、グループ37aまたはグループ37bの対応する共通ボードに有利に配置されている。
これにより、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成して、繊維機械1の最終的な組み立てを大幅に簡素化することができる。
図4および図5に示し上述した補助リピータ32が、グループ37a、37bに1つずつ有利に設けられ、グループ37aまたはグループ37bのリピータ26a、26cまたはリピータ26b、26dに密接して配置される。
この配置により、グループ37aまたはグループ37bの対応する保守バスブリッジ31を、より長いスタブを介して、グループ37aまたはグループ37bの保守バス回線30に接続することができる。
各補助リピータ32をグループ37aまたはグループ37bの対応する共通ボードに配置すると有利である。
これにより、有効回線長をさらに短縮しつつ、最終的な組み立て時に予め組み立てられた部品として取り付けることができる電子組立部品を作成して、繊維機械1の最終的な組み立てを大幅に簡素化することができる。
図7は、本発明による繊維機械1の制御通信システムの第6実施形態を示す概略図である。
以下では、図2に示す第1実施形態と異なる部分だけを説明する。
図7では、バストポロジ構成要素38a乃至38dがブリッジ38a乃至38dとして設計されている。
これにより、第1保守制御装置16aと、第1保守装置用バス回線19aと、第1ブリッジ38aとを含む第1保守装置バスが作成される。
さらに、第2保守装置バス(第2保守制御装置16bと、第2保守装置用バス回線19bと、第2ブリッジ38bとを含む)と、第3保守装置バス(第3保守制御装置16cと、第3保守装置用バス回線19cと、第3ブリッジ38cとを含む)と、第4保守装置バス(第4保守制御装置16dと、第4保守装置用バス回線19dと、第4ブリッジ38dとを含む)とが作成される。
ここで、保守装置用バス回線19a乃至19dの長さは、対応する保守装置バスの最大可能長に対応するので、特に長い保守装置用バス回線19a乃至19dを実現することができる。
さらに、4つの保守装置用バス回線19a乃至19dの帯域幅を小さくして、これらのバス回線を特に長くすることもできる。
1 繊維機械(ロータ式紡績機)
2 区画
3 ワークステーション(紡績ユニット)
4 供給手段
5 開繊装置
6 紡績装置
7 糸引出装置
8 撚糸監視装置
9 糸巻取装置
10 区画制御装置
11 第1終端枠(操作枠)
12 機械制御装置
13 第2終端枠(駆動枠)
14 駆動制御装置
15 移動可能な保守装置
16 保守制御装置
17 走行レール
18 真空ダクト
19 保守装置用バス回線(垂下ケーブル)
20 保守装置側接続装置
21 機械側接続装置
22 機械バス回線
23 機械バス回線の延長部
24 第1終端抵抗
25 第2終端抵抗
26 リピータとして設計されたバストポロジ構成要素
27 第3終端抵抗
28 追加バス回線
29 機械バスリピータ
30 保守バス回線
31 保守バスブリッジ
32 補助リピータ
33 接続バス回線
34 追加ブリッジ
35 第4終端抵抗
36 第5終端抵抗
37 リピータのグループ
38 ブリッジとして設計されたバストポロジ構成要素
LR 長手方向
FB スライバ
KA 缶
F 撚糸
KS 綾巻きボビン

Claims (16)

  1. 長手方向の側面に相互に隣接して配置された複数の同一のワークステーション(3a乃至3i)と、前記ワークステーション(3a乃至3i)を修理保守するために前記ワークステーション(3a乃至3i)に沿って移動可能な複数の保守装置(15a、15b)と、制御通信システムとを含み、前記保守装置(15a、15b)のそれぞれが、保守装置用バス回線(19a、19b、19c、19d)を通じてバストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)に接続され、前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)の少なくともいくつかが、前記制御通信システムに共通のバス回線(22、23、28、30、33)に接続された、紡績機または巻線機である繊維機械(1)であって、
    前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)の少なくとも一部が、前記繊維機械(1)の長手方向(LR)で見た場合に、前記繊維機械(1)の中央領域に配置され、
    前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、それぞれに割り当てられた前記保守装置用バス回線(19a、19b、19c、19d)の機械側接続装置(21、21a、21b)の領域に配置されていることを特徴とする繊維機械(1)。
  2. 前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、リピータ(26a、26b、26c、26d)またはブリッジ(38a、38b、38c、38d)として作成されていることを特徴とする請求項1記載の繊維機械(1)。
  3. 前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、前記繊維機械(1)の上部で前記保守装置(15a、15b)に真空を供給する真空ダクト(18)の領域において配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の繊維機械(1)。
  4. 前記保守装置用バス回線(19a、19b、19c、19d)が、垂下ケーブル(19a、19b、19c、19d))として作成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の繊維機械(1)。
  5. 前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、無反応として作成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の繊維機械(1)。
  6. 前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、前記繊維機械(1)に沿って第1終端枠(11)から第2終端枠(13)まで延長する機械バス回線(22)に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の繊維機械(1)。
  7. 前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、該バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)から前記終端枠(11、13)のいずれかに延長する前記機械バス回線(22)の少なくとも1つの延長部(23)を通じて前記機械バス回線(22)に接続されていることを特徴とする請求項6記載の繊維機械(1)。
  8. 前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、該バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)から前記機械バス回線(22)の長手方向中央領域に延長する少なくとも1つの追加バス回線(28)に接続され、
    該追加バス回線(28)が、機械バスリピータ(29)および/または機械バスブリッジを通じて前記機械バス回線(22)に接続され、
    該機械バスリピータ(29)および/または機械バスブリッジが、無反応として作成されていることを特徴とする請求項6記載の繊維機械(1)。
  9. 前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、該バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)から前記終端枠(11、13)のいずれかに延長する少なくとも1つの接続バス回線(33)に接続され、
    該接続バス回線(33)が、追加ブリッジ(34)または追加リピータを介して前記機械バス回線(22)に接続されていることを特徴とする請求項6記載の繊維機械(1)。
  10. 前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、少なくとも1つの保守バス回線(30)に接続され、
    該保守バス回線(30)が、少なくとも1つの保守バスブリッジ(31)を通じて、制御通信システムの共通のバス回線(22、23、28、33)の1つに接続され、
    前記保守バスブリッジ(31)が、補助リピータ(32)を通じて前記保守バス回線(30)に接続され、
    前記補助リピータ(32)および/または前記保守バスブリッジ(31)が、無反応として作成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の繊維機械(1)。
  11. 前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、共通ボード上で、相互に密接して配置され、
    前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、前記繊維機械(1)の長手方向で前記繊維機械(1)の中央に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の繊維機械(1)。
  12. 前記保守バスブリッジ(31)が、前記共通ボード上で、前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)に密接して配置されていることを特徴とする請求項10記載の繊維機械(1)。
  13. 前記補助リピータ(32)が、前記共通ボード上で、前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)に密接して配置されていることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の繊維機械(1)。
  14. 前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、グループ(37a、37b)に分割され、
    それぞれの前記グループ(37a、37b)のすべての前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、共通ボード上で、相互に密接して配置され、
    それぞれの前記グループ(37a、37b)のバストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)が、前記グループ(37a、37b)に割り当てられた保守装置(15a、15B)の作業領域の前記繊維機械(1)の長手方向における中央に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の繊維機械(1)。
  15. 前記グループ(37a、37b)のそれぞれに保守バス回線(30)と保守バスブリッジ(31)とが設けられ、前記グループ(37a、37b)のそれぞれの共通ボード上で、前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)に密接して配置されることを特徴とする請求項14に記載の繊維機械(1)。
  16. 前記グループ(37a、37b)のそれぞれに補助リピータ(32)が設けられ、前記グループ(37a、37b)のそれぞれの共通ボード上で、前記バストポロジ構成要素(26a、26b、26c、26d;38a、38b、38c、38d)に密接して配置されることを特徴とする請求項14または請求項15に記載の繊維機械(1)。
JP2013211953A 2012-10-11 2013-10-09 制御通信システムを備えた繊維機械、特に、紡績機または糸巻取機 Active JP6196118B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102012109669.4A DE102012109669A1 (de) 2012-10-11 2012-10-11 Textilmaschine, insbesondere Spinnmaschine oder Spulmaschine, mit einem Steuer- und Kommunikationssystem
DE102012109669.4 2012-10-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014077227A JP2014077227A (ja) 2014-05-01
JP6196118B2 true JP6196118B2 (ja) 2017-09-13

Family

ID=49303837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013211953A Active JP6196118B2 (ja) 2012-10-11 2013-10-09 制御通信システムを備えた繊維機械、特に、紡績機または糸巻取機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9631299B2 (ja)
EP (1) EP2719802B1 (ja)
JP (1) JP6196118B2 (ja)
CN (1) CN103726146B (ja)
DE (1) DE102012109669A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112015003528T5 (de) * 2014-07-31 2017-07-06 Camozzi Digital S.R.L. System zum Überwachen physikalischer Parameter von Textilmaschinen und Verfahren zur vorausschauenden Instandhaltung
JP2016117584A (ja) * 2014-12-24 2016-06-30 村田機械株式会社 繊維機械
CN104730978A (zh) * 2015-02-09 2015-06-24 河南工程学院 基于大数据的实时数据采集分布式集成系统
JP6996707B2 (ja) 2017-10-10 2022-01-17 マツダ株式会社 車体構造
DE102017129700A1 (de) * 2017-12-13 2019-06-13 Saurer Spinning Solutions Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Betreiben eines Serviceaggregates

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS536633A (en) * 1976-07-06 1978-01-21 Omron Tateisi Electronics Co Method of detecting yarn breakage with robot
DE3123281C2 (de) * 1981-06-12 1983-04-21 Schubert & Salzer Maschinenfabrik Ag, 8070 Ingolstadt Spinnmaschine, insbesondere Offenend-Spinnmaschine, mit einer Vielzahl von Spinnstellen sowie mit einer entlang der Maschine bewegbaren Wartungsvorrichtung
DE3602961A1 (de) * 1986-01-31 1987-08-13 Schubert & Salzer Maschinen Verfahren und vorrichtung zum warten der arbeitsstellen von spinn- oder zwirnmaschinen mittels mehrerer an den arbeitsstellen entlang fahrbarer wartungseinrichtungen
DE3701796C2 (de) * 1987-01-22 1998-06-04 Zinser Textilmaschinen Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Steuern des Einsatzes von Bedienorganen in einer Spinnereianlage
IN171162B (ja) * 1987-05-20 1992-08-08 Rieter Ag Switzerland Maschf
DE4212629A1 (de) * 1992-04-15 1993-10-28 Rieter Ag Maschf Kombination einer Ringspinnmaschine mit einem Bedienroboter und gegebenenfalls weiterer Bedienungs- und/oder Wartungseinrichtungen
JPH06289956A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Hitachi Ltd 着脱型情報処理装置
DE4405088C2 (de) * 1994-02-17 1999-08-05 Zinser Textilmaschinen Gmbh Spinnereimaschine, insbesondere eine Ringspinnmaschine
DE59407059D1 (de) 1994-10-25 1998-11-12 Rieter Ingolstadt Spinnerei Backplane-Steuerung für Spinnereimaschine
DE19505023B4 (de) * 1995-02-15 2005-08-04 Saurer Gmbh & Co. Kg Textilmaschine mit einer zentralen Steuereinrichtung und dezentralen Steuereinrichtungen an den Arbeitsstellen
DE19548667A1 (de) * 1995-12-23 1997-06-26 Csm Gmbh Zentrifugenspinnmaschinensteuerung
DE19650879A1 (de) * 1996-12-07 1998-06-10 Schlafhorst & Co W Kreuzspulen herstellende Textilmaschine
JP2001168900A (ja) * 1999-09-29 2001-06-22 Hitachi Telecom Technol Ltd Lan接続装置間の保守試験方式およびlan接続装置
US6658599B1 (en) * 2000-06-22 2003-12-02 International Business Machines Corporation Method for recovering from a machine check interrupt during runtime
JP3871879B2 (ja) * 2000-12-06 2007-01-24 三菱電機株式会社 階層型バスシステム
DE10130467B4 (de) * 2001-06-23 2014-02-13 Rieter Ingolstadt Gmbh Anordnung von Service-Positionen für Wartungseinrichtungen an einer Textilmaschine
ITMI20021605A1 (it) * 2001-07-28 2004-01-22 Rieter Ingolstadt Spinnerei Comando del movimento di marcia di almeno un dispositivo di manutenzione in una macchina tessile
DE10137056C5 (de) * 2001-07-28 2018-09-06 Rieter Ingolstadt Gmbh Verfahren zur Wartung einer Textilmaschine
DE10142976A1 (de) * 2001-09-01 2003-03-20 Rieter Ingolstadt Spinnerei Textilanlage mit einer Steuereinrichtung zur Bereitstellung partiebezogener Betriebsdaten
DE10153457B4 (de) * 2001-10-30 2015-07-16 Rieter Ingolstadt Gmbh Textilmaschine mit einer Vielzahl von Bearbeitungsstellen und Kommunikationsverfahren hierfür
DE10159153A1 (de) * 2001-12-01 2003-06-18 Rieter Ingolstadt Spinnerei Textilmaschine mit einer Vielzahl von Bearbeitungsstellen und diesen zugeordneten Garnsensoren
DE10212712B4 (de) * 2002-03-21 2017-03-16 Rieter Ingolstadt Gmbh Textilmaschine mit einer Vielzahl von Bearbeitungsstellen und einem Maschinenbus zur Kommunikation
DE10348706A1 (de) * 2003-10-16 2005-05-12 Saurer Gmbh & Co Kg Rotorspinnmaschine
JP4981802B2 (ja) * 2005-07-27 2012-07-25 クアルコム アセロス, インコーポレイテッド 通信ネットワークにおけるデータの暗号化
DE102007043418A1 (de) * 2007-09-12 2009-03-19 Rieter Ingolstadt Gmbh Textilmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
EP2719802B1 (de) 2016-12-14
DE102012109669A1 (de) 2014-05-15
CN103726146B (zh) 2017-09-12
US9631299B2 (en) 2017-04-25
EP2719802A1 (de) 2014-04-16
JP2014077227A (ja) 2014-05-01
US20140107829A1 (en) 2014-04-17
CN103726146A (zh) 2014-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6196118B2 (ja) 制御通信システムを備えた繊維機械、特に、紡績機または糸巻取機
CN111344447B (zh) 用于生产或处理合成纱线的机器设备
US10414623B2 (en) Method for operating a textile machine with work stations having their own handling elements for piecing of a thread, and a textile machine with own work stations having their own handling elements
ITMI952164A1 (it) Comando a retroquadri per macchine di filatura
US6381511B1 (en) Textile machine with individual work station processors
JPH07316933A (ja) 生産機械、特に精紡機のための制御システムおよびこの制御システムを備えた精紡機
CN101560709B (zh) 具有单独锭子驱动的纺纱机
EP2713563A1 (de) Redundant betreibbares industrielles Kommunikationssystem, Kommunikationsgerät und Verfahren zum redundanten Betrieb eines industriellen Kommunikationssystems
CN102046862B (zh) 具有单个锭子驱动装置的纺纱机
CN110872736B (zh) 纺织机和控制纺织机的方法
US20130177022A1 (en) Dynamic Virtual LANs to Segregate Data
CN104176070A (zh) 一种高速动车网络控制系统的中央控制装置
JP2007522056A (ja) 複数の糸群を巻取るための装置
CN105450790B (zh) 用于建立安全通讯连接的方法、通讯设备和连接控制单元
CN101171373A (zh) 生产交叉卷绕筒子的纺织机
JP2004169264A (ja) 繊維機械
US6772697B2 (en) Arrangement of service positions for maintenance apparatuses on a textile machine
DE102006060222B4 (de) Redundante Ethernet-Verbindung
JP2022551303A (ja) プロセス制御オートメーション設備での使用のための多機能スイッチ及びそのようなプロセス制御オートメーション設備
JP2003278036A (ja) 精紡機
CN107407009B (zh) 用于制造或处理合成丝线的机器系统
JP2013067473A (ja) 糸巻取機
CN102745544A (zh) 一种双母丝分丝机
ITBO20010750A1 (it) Metodo per alimentare un filatoio con file di spole e sistema di alimentazione che attua questo metodo
CN118108062A (zh) 纱线卷绕机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6196118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250