JP6194807B2 - ヒューム回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、はんだ付け装置で発生するヒュームを回収するヒューム回収装置に関する。
従来、はんだ付け装置のリフロー炉で発生するヒュームを回収するヒューム回収装置が知られている。例えば特許文献1のヒューム回収装置では、リフロー炉の加熱ゾーンに吸引部を設け、当該吸引部により加熱ゾーン内の雰囲気を吸引しヒュームを回収している。
特開平7−212031号公報
特許文献1のヒューム回収装置では、リフロー炉の予熱ゾーン、加熱ゾーンのうち加熱ゾーンのみに吸引部が設けられている。そのため、特に予熱ゾーンで発生するヒュームを回収するのが困難になり、はんだ付け装置で発生するヒュームの回収効率が低下するおそれがある。ヒュームの回収効率が低下すると、はんだ付け装置の内側に付着するヒュームの量が増大し、はんだ付け装置の清掃時間および清掃回数が増大するおそれがある。その結果、はんだ付け装置の稼働率が低下するおそれがある。
また、特許文献1のヒューム回収装置では、予熱ゾーンで発生するヒュームの回収効率を上げるには、吸引部の吸引力を所定値以上に増大させる必要がある。しかしながら、吸引部は加熱ゾーンのみに設けられているため、吸引部の吸引力を所定値以上に増大させると、各ゾーン内の雰囲気の酸素濃度の管理が困難になるおそれがある。
さらに、特許文献1のヒューム回収装置では、吸引部は、雰囲気が流入する吸引口からヒュームを回収する回収部までの長さが大きく形成されている。そのため、吸引部の途中で雰囲気の温度が低下し、凝集したヒュームが吸引部の内側に付着するおそれがある。ヒュームが吸引部の内側に付着すると、吸引部の流路面積が小さくなり吸引効率が低下するおそれがある。吸引部の吸引効率を回復するには、吸引部の内側に付着したヒュームを清掃する必要がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヒュームの回収効率が高いヒューム回収装置を提供することにある。
本発明は、はんだ付け装置で発生するヒュームを回収可能なヒューム回収装置であって、第1吸引部と第2吸引部と第3吸引部と第1回収部と第2回収部と第3回収部とを備えている。
本発明のヒューム回収装置が適用されるはんだ付け装置は、搬送レールと予熱ゾーンと加熱ゾーンと冷却ゾーンとを備えている。搬送レールは、基板を搬送する。予熱ゾーンは、搬送レールを覆うよう設けられ、入口を有し、搬送レールにより入口を経由して搬送される基板を予熱する。加熱ゾーンは、搬送レールを覆い、予熱ゾーンの入口とは反対側に接続し、搬送レールにより予熱ゾーンから搬送される基板を加熱し部品をはんだ付けする。冷却ゾーンは、搬送レールを覆い、加熱ゾーンの予熱ゾーンとは反対側に接続し、加熱ゾーンとは反対側に出口を有し、搬送レールにより加熱ゾーンから搬送され出口を経由して外部へ搬送される基板を冷却する。
第1吸引部は、予熱ゾーン内の雰囲気を吸引可能である。第2吸引部は、加熱ゾーン内の雰囲気を吸引可能である。第3吸引部は、冷却ゾーン内の雰囲気を吸引可能である。
第1回収部は、第1吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能である。第2回収部は、第2吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能である。第3回収部は、第3吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能である。
本発明では、はんだ付け装置の予熱ゾーン、加熱ゾーンおよび冷却ゾーンのそれぞれに対応して第1吸引部と第1回収部、第2吸引部と第2回収部、および、第3吸引部と第3回収部が設けられている。そのため、はんだ付け装置で発生するヒュームの回収効率を高めることができる。これにより、はんだ付け装置の各ゾーンの内側に付着するヒュームの量を低減でき、はんだ付け装置の清掃時間および清掃回数を低減することができる。その結果、はんだ付け装置の稼働率を向上することができる。
また、本発明では、はんだ付け装置の予熱ゾーン、加熱ゾーンおよび冷却ゾーンのそれぞれに対応して第1吸引部、第2吸引部および第3吸引部が設けられるため、各吸引部の吸引力を所定値以下に設定することができる。そのため、はんだ付け装置の各ゾーン内の雰囲気の酸素濃度を容易に管理することができる。
また、本発明は、第1吸引部、第2吸引部および第3吸引部の少なくともいずれか1つに設けられ、第1吸引部、第2吸引部または第3吸引部が吸引する雰囲気を加熱可能なヒータをさらに備えている。
また、本発明の別の態様は、第1吸引部、第2吸引部および第3吸引部の少なくともいずれか1つに設けられ、第1吸引部、第2吸引部または第3吸引部が吸引する雰囲気が旋回しながら流れるよう誘導可能な誘導部を備えている。
また、本発明のさらに別の態様は、第1回収部、第2回収部および第3回収部の少なくともいずれか1つに設けられ、雰囲気中で凝集したヒュームを捕集可能なフィルタを備えている。フィルタは、第1回収部、第2回収部および第3回収部の少なくともいずれかの1つあたり、複数設けられている。
本発明の一実施形態によるヒューム回収装置を示す模式図。 (A)は本発明の一実施形態によるヒューム回収装置のツールおよびその近傍を示す斜視図、(B)は(A)を矢印B方向から見た図。 本発明の一実施形態によるヒューム回収装置の第2吸引部、第2回収部およびその近傍を示す断面図。
以下、本発明の実施形態によるヒューム回収装置を図面に基づき説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態によるヒューム回収装置を図1に示す。ヒューム回収装置1は、はんだ付け装置10に適用され、はんだ付け装置10で基板2に部品3をはんだ付けするときに発生するヒュームを回収するために用いられる。ここで、基板2は、例えば車両の各部を制御する電子制御ユニットやメータ等に用いられる。また、部品3は、例えば半導体モジュールやコンデンサ等の電子部品である。なお、本実施形態では、部品3は、表面実装型の部品(SMD)である。
まず、ヒューム回収装置1が適用されるはんだ付け装置10について説明する。はんだ付け装置10は、搬送レール11、予熱ゾーン12、加熱ゾーン13および冷却ゾーン14等を備えている。
搬送レール11は、例えば2つの長尺状の部材を互いに平行になるよう配置することにより構成されている。搬送レール11は、基板2を一端から他端に向かうよう長手方向に搬送する。
予熱ゾーン12、加熱ゾーン13および冷却ゾーン14は、それぞれ、はんだ付け装置10のリフロー炉の一部位である。
予熱ゾーン12は、搬送レール11を覆うよう設けられ、一端に入口121を有している。予熱ゾーン12は、例えば図示しない送風部から熱風を送ることによって、搬送レール11により入口121を経由して搬送される基板2を予熱する。
加熱ゾーン13は、搬送レール11を覆い、予熱ゾーン12の入口121とは反対側に接続するよう設けられている。加熱ゾーン13は、例えば送風部20(図3参照)から熱風を送ることによって、搬送レール11により予熱ゾーン12から搬送される基板2を加熱し部品3をはんだ付けする。
冷却ゾーン14は、搬送レール11を覆い、加熱ゾーン13の予熱ゾーン12とは反対側に接続し、加熱ゾーン13とは反対側に出口141を有している。冷却ゾーン14は、例えば図示しない送風部から冷風を送ることによって、搬送レール11により加熱ゾーン13から搬送され出口141を経由して外部へ搬送される基板2を冷却する。
このように、はんだ付け装置10は、例えば表面実装型の部品3を基板2の実装面にリフローによりはんだ付けする装置である。予熱ゾーン12、加熱ゾーン13および冷却ゾーン14において、基板2と部品3との間のはんだペースト4から、フラックスに含まれる樹脂、活性剤、溶剤等が気化することによりヒュームが発生する(図2(B)参照)。
本実施形態によるヒューム回収装置1は、上述のはんだ付け装置10で発生するヒュームを回収するための装置である。
本実施形態では、はんだ付け装置10は、ガス導入部15および濃度センサ16をさらに備えている。
ガス導入部15は、例えば窒素を加熱ゾーン13に噴出することにより、加熱ゾーン13、予熱ゾーン12および冷却ゾーン14に窒素(ガス)を導入する。濃度センサ16は、例えば加熱ゾーン13に設けられ、加熱ゾーン13内の雰囲気の酸素の濃度を検出する。本実施形態では、濃度センサ16が検出する酸素の濃度に応じてガス導入部15から窒素を加熱ゾーン13、予熱ゾーン12および冷却ゾーン14に導入する。これにより、加熱ゾーン13、予熱ゾーン12および冷却ゾーン14内の雰囲気の酸素濃度が一定に保たれる。その結果、加熱ゾーン13、予熱ゾーン12および冷却ゾーン14内を、はんだ付けに適した環境に保つことができる。
ヒューム回収装置1は、第1吸引部31、第2吸引部32、第3吸引部33、第1回収部41、第2回収部42、第3回収部43、ツール51、52、ヒータ61、断熱材62、誘導部63、熱交換器70、フィルタ73、74、ガスカーテン部80等を備えている。
第1吸引部31は、例えば予熱ゾーン12に設けられ、予熱ゾーン12内の雰囲気を吸引可能である。第2吸引部32は、例えば加熱ゾーン13に設けられ、加熱ゾーン13内の雰囲気を吸引可能である。第3吸引部33は、例えば冷却ゾーン14に設けられ、冷却ゾーン14内の雰囲気を吸引可能である。
ここで、第1吸引部31は、筒状または管状に形成され、吸引する雰囲気の流入口である第1吸引口34が予熱ゾーン12の鉛直方向上側に位置するよう設けられている。第2吸引部32は、筒状または管状に形成され、吸引する雰囲気の流入口である第2吸引口35が加熱ゾーン13の鉛直方向上側に位置するよう設けられている。第3吸引部33は、筒状または管状に形成され、吸引する雰囲気の流入口である第3吸引口36が冷却ゾーン14の鉛直方向上側に位置するよう設けられている。
第1回収部41は、筒状または管状に形成され、一端が第1吸引部31の第1吸引口34とは反対側に接続するよう設けられ、第1吸引部31により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能である。第2回収部42は、筒状または管状に形成され、一端が第2吸引部32の第2吸引口35とは反対側に接続するよう設けられ、第2吸引部32により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能である。第3回収部43は、筒状または管状に形成され、一端が第3吸引部33の第3吸引口36とは反対側に接続するよう設けられ、第3吸引部33により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能である。
ツール51、52は、例えば加熱ゾーン13に設けられ、基板2の部品3がはんだ付けされる面(実装面)と基板2の面方向外側とを隔てる。本実施形態では、ツール51、52は、例えば板状に形成され、基板2の搬送方向に対し平行になるよう、かつ、互いに対向するよう設けられている。図2に示すように、基板2上の部品3を加熱ゾーン13ではんだ付けするとき、はんだ付け装置10の昇降部17が基板2を鉛直方向上側に移動するよう持ち上げる。これにより、基板2の実装面の端部がツール51、52の下端面に当接する。その結果、部品3のはんだ付け時、基板2は、部品3がはんだ付けされる面(実装面)と基板2の面方向外側とがツール51、52により隔てられる。そのため、部品3のはんだ付け時にはんだペースト4から発生するヒュームが基板2の面方向外側に飛び散るのを抑制することができる。
ヒータ61は、例えば発熱可能な電熱ヒータであり、第1吸引部31、第2吸引部32および第3吸引部33のそれぞれに設けられている。すなわち、ヒータ61は、ヒューム回収装置1に計3つ設けられている。ヒータ61は、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33が吸引する雰囲気を加熱可能である。図3には、ヒータ61が第2吸引部32の内側に設けられる例を示している。
断熱材62は、例えばグラスウール等の断熱材であり、第1吸引部31、第2吸引部32および第3吸引部33のそれぞれに設けられている。すなわち、断熱材62は、ヒューム回収装置1に計3つ設けられている。断熱材62は、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33の内側と外側との熱の移動を遮断可能である。図3には、断熱材62が第2吸引部32の外側に設けられる例を示している。
誘導部63は、例えば板状に形成され、第1吸引部31、第2吸引部32および第3吸引部33のそれぞれに設けられている。すなわち、誘導部63は、ヒューム回収装置1に計3つ設けられている。誘導部63は、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33が吸引する雰囲気が旋回しながら流れるよう誘導可能である。図3には、誘導部63が第2吸引部32の内側に設けられる例を示している。
熱交換器70は、第1回収部41、第2回収部42および第3回収部43のそれぞれに設けられている。すなわち、熱交換器70は、ヒューム回収装置1に計3つ設けられている。熱交換器70は、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33により吸引される雰囲気を冷却可能である。図3には、熱交換器70が第2回収部42に設けられる例を示している。熱交換器70は、熱交換部71およびチラー72等を有している。
熱交換部71は、例えば内部に流路を有し、外壁に放熱フィンを有している。チラー72は、熱交換部71の流路に冷却水を流すことができる。これにより、熱交換部71の周囲の雰囲気が冷却される。ここで冷却された雰囲気中のヒュームは凝集する。
フィルタ73、74は、例えば不織布等により形成され、第1回収部41、第2回収部42および第3回収部43のそれぞれに設けられている。すなわち、フィルタ73、74は、それぞれ、ヒューム回収装置1に計3つ設けられている。フィルタ73、74は、雰囲気中で凝集したヒュームを捕集可能である。図3には、フィルタ73、74が第2回収部42の内側に設けられる例を示している。
本実施形態では、フィルタ73、74は、第2回収部42の熱交換部71に対し第2吸引部32とは反対側に設けられている。また、フィルタ73、74は、第1回収部41内、第2回収部42内または第3回収部43内の雰囲気の流れ方向に直列に並ぶようにして設けられている(図3参照)。
本実施形態では、第1回収部41、第2回収部42、第3回収部43のそれぞれにファン37が設けられている。ファン37は、第1回収部41、第2回収部42、第3回収部43それぞれの他端の内側に設けられている。図3には、ファン37が第2回収部42の他端の内側に設けられる例を示している。ファン37が回転すると、予熱ゾーン12、加熱ゾーン13、冷却ゾーン14内の雰囲気は、第1吸引口34、第2吸引口35、第3吸引口36から第1吸引部31、第2吸引部32、第3吸引部33に吸引され、第1回収部41、第2回収部42、第3回収部43に導かれる。
本実施形態では、ヒューム回収装置1は、循環部38をさらに備えている。循環部38は、第1回収部41、第2回収部42、第3回収部43のそれぞれの他端と予熱ゾーン12の送風部、加熱ゾーン13の送風部20、冷却ゾーン14の送風部とを接続している。
予熱ゾーン12の送風部、および、加熱ゾーン13の送風部20は、本体21、ファン22、ヒータ23、送風ノズル24、吸引孔25等を有している(図3参照)。一方、冷却ゾーン14の送風部は、ヒータ23を有さず、本体21、ファン22、送風ノズル24、吸引孔25等を有している(図示せず)。
ファン22、ヒータ23は、本体21内に設けられている。循環部38の第1回収部41、第2回収部42、第3回収部43とは反対側の端部は、本体21に接続している、そのため、第1回収部41、第2回収部42、第3回収部43内の雰囲気は、循環部38を経由して本体21に流入可能である。ヒータ23は、例えば発熱可能な電熱ヒータである。ファン22が回転すると、ヒータ23を通過した雰囲気が熱風となって、送風ノズル24から噴出される。本実施形態では、例えば加熱ゾーン13の送風部20の送風ノズル24は、熱風を噴出する噴出口(端部)が部品3に比較的近い位置となるよう本体21に設けられている。
なお、本実施形態では、本体21には、複数の送風ノズル24の間に、雰囲気を吸引する吸引孔25が複数形成されている。ファン37が回転すると、予熱ゾーン12、加熱ゾーン13、冷却ゾーン14の雰囲気は、それぞれ、吸引孔25、本体21、第1吸引口34、第2吸引口35、第3吸引口36を経由して、第1吸引部31、第2吸引部32、第3吸引部33に吸引される。
このように、循環部38は、フィルタ73、74を経由した雰囲気を予熱ゾーン12内、加熱ゾーン13内または冷却ゾーン14内へ排出(送風)し循環させる。そのため、ガス導入部15から予熱ゾーン12内、加熱ゾーン13内、冷却ゾーン14内に導入する窒素等の量を低減することができる。
ガスカーテン部80は、噴射口81、吸入口82等を有している。
噴射口81は、例えばはんだ付け装置10の入口121および出口141の鉛直方向上側に設けられ、鉛直方向下側へ向けて、入口121および出口141の開口面に沿うよう窒素等の気体を噴射可能である。吸入口82は、例えば入口121および出口141の鉛直方向下側に設けられ、噴射口81から噴射される窒素等を吸入可能である。ガスカーテン部80は、噴射口81から窒素等を噴射しつつ、吸入口82で窒素等を吸入することにより、入口121または出口141を経由した予熱ゾーン12、加熱ゾーン13および冷却ゾーン14の内側の雰囲気の外側への流出を抑制可能である。また、ガスカーテン部80は、はんだ付け装置10の外側の空気が入口121または出口141を経由して予熱ゾーン12、加熱ゾーン13および冷却ゾーン14の内側に流入するのを抑制することができる。これにより、予熱ゾーン12内、加熱ゾーン13内または冷却ゾーン14内の酸素濃度の変動を抑制することができる。
以上説明したように、(1)本実施形態のヒューム回収装置1が適用されるはんだ付け装置10は、搬送レール11と予熱ゾーン12と加熱ゾーン13と冷却ゾーン14とを備えている。搬送レール11は、基板2を搬送する。予熱ゾーン12は、搬送レール11を覆うよう設けられ、入口121を有し、搬送レール11により入口121を経由して搬送される基板2を予熱する。加熱ゾーン13は、搬送レール11を覆い、予熱ゾーン12の入口121とは反対側に接続し、搬送レール11により予熱ゾーン12から搬送される基板2を加熱し部品3をはんだ付けする。冷却ゾーン14は、搬送レール11を覆い、加熱ゾーン13の予熱ゾーン12とは反対側に接続し、加熱ゾーン13とは反対側に出口141を有し、搬送レール11により加熱ゾーン13から搬送され出口141を経由して外部へ搬送される基板2を冷却する。
第1吸引部31は、予熱ゾーン12内の雰囲気を吸引可能である。第2吸引部32は、加熱ゾーン13内の雰囲気を吸引可能である。第3吸引部33は、冷却ゾーン14内の雰囲気を吸引可能である。
第1回収部41は、第1吸引部31により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能である。第2回収部42は、第2吸引部32により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能である。第3回収部43は、第3吸引部33により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能である。
本実施形態では、はんだ付け装置10の予熱ゾーン12、加熱ゾーン13および冷却ゾーン14のそれぞれに対応して第1吸引部31と第1回収部41、第2吸引部32と第2回収部42、および、第3吸引部33と第3回収部43が設けられている。そのため、はんだ付け装置10で発生するヒュームの回収効率を高めることができる。これにより、はんだ付け装置10の各ゾーンの内側に付着するヒュームの量を低減でき、はんだ付け装置10の清掃時間および清掃回数を低減することができる。その結果、はんだ付け装置10の稼働率を向上することができる。
また、本実施形態では、はんだ付け装置10の予熱ゾーン12、加熱ゾーン13および冷却ゾーン14のそれぞれに対応して第1吸引部31、第2吸引部32および第3吸引部33が設けられるため、各吸引部の吸引力を所定値以下に設定することができる。そのため、はんだ付け装置10の各ゾーン内の雰囲気の酸素濃度を容易に管理することができる。
また、(2)本実施形態では、第1吸引部31は、吸引する雰囲気の流入口である第1吸引口34が予熱ゾーン12の鉛直方向上側に位置するよう設けられている。第2吸引部32は、吸引する雰囲気の流入口である第2吸引口35が加熱ゾーン13の鉛直方向上側に位置するよう設けられている。第3吸引部33は、吸引する雰囲気の流入口である第3吸引口36が冷却ゾーン14の鉛直方向上側に位置するよう設けられている。温度の高い雰囲気は鉛直方向上側に移動するため、第1吸引口34、第2吸引口35、第3吸引口36により雰囲気を効率的に吸引することができる。
また、(3)本実施形態では、ツール51、52をさらに備えている。ツール51、52は、はんだ付け装置10の加熱ゾーン13に設けられ、基板2の部品3がはんだ付けされる面と基板2の面方向外側とを隔てる。これにより、加熱ゾーン13で部品3がはんだ付けされるとき、はんだペースト4から発生するヒュームが基板2の面方向外側に飛び散るのを抑制することができる。そのため、加熱ゾーン13の内側にヒュームが付着するのを抑制することができる。
また、(4)本実施形態では、ヒータ23をさらに備えている。ヒータ23は、第1吸引部31、第2吸引部32および第3吸引部33のそれぞれに設けられ、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33が吸引する雰囲気を加熱可能である。これにより、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33を流通する雰囲気の温度が低下し、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33内でヒュームが凝集するのを抑制することができる。そのため、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33の内側にヒュームが付着するのを抑制することができる。
また、(5)本実施形態では、断熱材62をさらに備えている。断熱材62は、第1吸引部31、第2吸引部32および第3吸引部33のそれぞれに設けられ、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33の内側と外側との熱の移動を遮断可能である。これにより、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33を流通する雰囲気の温度が低下し、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33内でヒュームが凝集するのを抑制することができる。そのため、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33の内側にヒュームが付着するのを抑制することができる。
また、(6)本実施形態では、誘導部63をさらに備えている。誘導部63は、第1吸引部31、第2吸引部32および第3吸引部33のそれぞれに設けられ、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33が吸引する雰囲気が旋回しながら流れるよう誘導可能である。これにより、雰囲気中のヒュームは、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33の中心軸近傍を流れて第1回収部41、第2回収部42または第3回収部43に導かれる。そのため、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33の内側にヒュームが付着するのを抑制することができる。
また、(7)本実施形態では、熱交換器70をさらに備えている。熱交換器70は、第1回収部41、第2回収部42および第3回収部43のそれぞれに設けられ、第1吸引部31、第2吸引部32または第3吸引部33により吸引される雰囲気を冷却可能である。これにより、雰囲気中に含まれるヒュームを強制的に凝集させることができる。その結果、第1回収部41、第2回収部42および第3回収部43におけるヒュームの回収効率を向上することができる。
また、(8)本実施形態では、フィルタ73、74をさらに備えている。フィルタ73、74は、第1回収部41、第2回収部42および第3回収部43のそれぞれに設けられ、雰囲気中で凝集したヒュームを捕集可能である。これにより、第1回収部41、第2回収部42および第3回収部43におけるヒュームの回収効率を向上することができる。
また、(9)本実施形態では、フィルタ(73、74)は、第1回収部41、第2回収部42および第3回収部43のいずれか1つあたり、複数(73、74)設けられている。そのため、ヒュームの回収効率をさらに向上することができる。
また、(10)本実施形態では、フィルタ73、74は、第1回収部41内、第2回収部42内または第3回収部43内の雰囲気の流れ方向に直列に並ぶようにして設けられている。そのため、ヒュームの回収効率をより一層向上することができる。
また、(11)本実施形態では、循環部38をさらに備えている。循環部38は、フィルタ73、74を経由した雰囲気を予熱ゾーン12内、加熱ゾーン13内または冷却ゾーン14内へ排出し循環させる。そのため、ガス導入部15から予熱ゾーン12内、加熱ゾーン13内、冷却ゾーン14内に導入する窒素等の量を低減することができる。
また、(12)本実施形態では、ガスカーテン部80をさらに備えている。ガスカーテン部80は、はんだ付け装置10の入口121および出口141に設けられ、窒素等の気体を噴射可能な噴射口81を有している。ガスカーテン部80は、噴射口81から入口121および出口141の開口面に沿うよう窒素等の気体を噴射することにより、入口121または出口141を経由した予熱ゾーン12、加熱ゾーン13および冷却ゾーン14の内側の雰囲気の外側への流出を抑制可能である。また、ガスカーテン部80は、はんだ付け装置10の外側の空気が入口121または出口141を経由して予熱ゾーン12、加熱ゾーン13および冷却ゾーン14の内側に流入するのを抑制することができる。これにより、予熱ゾーン12内、加熱ゾーン13内または冷却ゾーン14内の酸素濃度の変動を抑制することができる。
また、(13)本実施形態では、ガスカーテン部80は、噴射口81から噴射される気体を吸入可能な吸入口82をさらに有している。これにより、吸入口82から吸入した窒素等を再度噴射口81から噴射すれば、ガスカーテン部80による窒素等の消費量を低減することができる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、第1吸引部は、第1吸引口が予熱ゾーンの鉛直方向上側以外の位置に位置するよう設けられていてもよい。また、第2吸引部は、第2吸引口が加熱ゾーンの鉛直方向上側以外の位置に位置するよう設けられていてもよい。また、第3吸引部は、第3吸引口が冷却ゾーンの鉛直方向上側以外の位置に位置するよう設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、ツール(51、52)が、基板の搬送方向に対し平行になるよう、かつ、互いに対向するよう設けられる例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、ツールは、基板の搬送方向に対し垂直になるよう、かつ、互いに対向するよう設けられることとしてもよい。また、ツールは、基板の部品がはんだ付けされる面(実装面)と基板の面方向外側とを隔てるのであれば、どのような姿勢で、いくつ設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、基板上の部品を加熱ゾーンではんだ付けするとき、はんだ付け装置の昇降部が基板を鉛直方向上側に移動するよう持ち上げ、基板の実装面の端部がツールの下端面に当接する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、昇降部が基板を鉛直方向上側に移動するよう持ち上げたとき、基板の実装面に垂直な壁面である側面がツールに当接または対向することとしてもよい。また、はんだ付け装置は基板を昇降させる昇降部を備えず、ヒューム回収装置は、ツールを昇降させて基板の実装面と基板の面方向外側とを隔てることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ヒータは、第1吸引部、第2吸引部および第3吸引部の少なくともいずれか1つに設けられることとしてもよい。また、ヒューム回収装置は、ヒータを備えていなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、断熱材は、第1吸引部、第2吸引部および第3吸引部の少なくともいずれか1つに設けられることとしてもよい。また、ヒューム回収装置は、断熱材を備えていなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、誘導部は、第1吸引部、第2吸引部および第3吸引部の少なくともいずれか1つに設けられることとしてもよい。また、ヒューム回収装置は、誘導部を備えていなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、熱交換器は、第1吸引部、第2吸引部および第3吸引部の少なくともいずれか1つに設けられることとしてもよい。また、ヒューム回収装置は、熱交換器を備えていなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、フィルタは、第1吸引部、第2吸引部および第3吸引部の少なくともいずれか1つに設けられることとしてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、フィルタは、第1回収部、第2回収部および第3回収部の少なくともいずれかの1つあたり、1つ、または、3つ以上等、いくつ設けられていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、フィルタは、第1回収部内、第2回収部内または第3回収部内の雰囲気の流れ方向に例えば並列に並ぶようにして設けられていてもよい。また、ヒューム回収装置は、フィルタを備えていなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ヒューム回収装置は、循環部を備えていなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ガスカーテン部は、吸入口を有していなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ガスカーテン部は、噴射口から窒素以外の気体を噴射することとしてもよい。また、ヒューム回収装置は、ガスカーテン部を備えていなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ガス導入部は、窒素以外の気体を加熱ゾーンに導入することとしてもよい。また、ガス導入部は、予熱ゾーンまたは冷却ゾーンに窒素等の気体を導入することとしてもよい。また、はんだ付け装置は、ガス導入部および濃度センサを備えていなくてもよい。また、はんだ付け装置の搬送レールは、基板を加熱可能なヒータを有していてもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・・ヒューム回収装置
2 ・・・・基板
3 ・・・・部品
10 ・・・はんだ付け装置
11 ・・・搬送レール
12 ・・・予熱ゾーン
121 ・・入口
13 ・・・加熱ゾーン
14 ・・・冷却ゾーン
141 ・・出口
31 ・・・第1吸引部
32 ・・・第2吸引部
33 ・・・第3吸引部
41 ・・・第1回収部
42 ・・・第2回収部
43 ・・・第3回収部

Claims (14)

  1. 基板(2)を搬送する搬送レール(11)と、
    前記搬送レールを覆うよう設けられ、入口(121)を有し、前記搬送レールにより前記入口を経由して搬送される前記基板を予熱する予熱ゾーン(12)と、
    前記搬送レールを覆い、前記予熱ゾーンの前記入口とは反対側に接続し、前記搬送レールにより前記予熱ゾーンから搬送される前記基板を加熱し部品(3)をはんだ付けする加熱ゾーン(13)と、
    前記搬送レールを覆い、前記加熱ゾーンの前記予熱ゾーンとは反対側に接続し、前記加熱ゾーンとは反対側に出口(141)を有し、前記搬送レールにより前記加熱ゾーンから搬送され前記出口を経由して外部へ搬送される前記基板を冷却する冷却ゾーン(14)と、
    を備えるはんだ付け装置(10)で発生するヒュームを回収可能なヒューム回収装置(1)であって、
    前記予熱ゾーン内の雰囲気を吸引可能な第1吸引部(31)と、
    前記加熱ゾーン内の雰囲気を吸引可能な第2吸引部(32)と、
    前記冷却ゾーン内の雰囲気を吸引可能な第3吸引部(33)と、
    前記第1吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能な第1回収部(41)と、
    前記第2吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能な第2回収部(42)と、
    前記第3吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能な第3回収部(43)と、
    前記第1吸引部、前記第2吸引部および前記第3吸引部の少なくともいずれか1つに設けられ、前記第1吸引部、前記第2吸引部または前記第3吸引部が吸引する雰囲気を加熱可能なヒータ(61)と、
    を備えるヒューム回収装置。
  2. 基板(2)を搬送する搬送レール(11)と、
    前記搬送レールを覆うよう設けられ、入口(121)を有し、前記搬送レールにより前記入口を経由して搬送される前記基板を予熱する予熱ゾーン(12)と、
    前記搬送レールを覆い、前記予熱ゾーンの前記入口とは反対側に接続し、前記搬送レールにより前記予熱ゾーンから搬送される前記基板を加熱し部品(3)をはんだ付けする加熱ゾーン(13)と、
    前記搬送レールを覆い、前記加熱ゾーンの前記予熱ゾーンとは反対側に接続し、前記加熱ゾーンとは反対側に出口(141)を有し、前記搬送レールにより前記加熱ゾーンから搬送され前記出口を経由して外部へ搬送される前記基板を冷却する冷却ゾーン(14)と、
    を備えるはんだ付け装置(10)で発生するヒュームを回収可能なヒューム回収装置(1)であって、
    前記予熱ゾーン内の雰囲気を吸引可能な第1吸引部(31)と、
    前記加熱ゾーン内の雰囲気を吸引可能な第2吸引部(32)と、
    前記冷却ゾーン内の雰囲気を吸引可能な第3吸引部(33)と、
    前記第1吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能な第1回収部(41)と、
    前記第2吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能な第2回収部(42)と、
    前記第3吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能な第3回収部(43)と、
    前記第1吸引部、前記第2吸引部および前記第3吸引部の少なくともいずれか1つに設けられ、前記第1吸引部、前記第2吸引部または前記第3吸引部が吸引する雰囲気が旋回しながら流れるよう誘導可能な誘導部(63)と、
    を備えるヒューム回収装置。
  3. 基板(2)を搬送する搬送レール(11)と、
    前記搬送レールを覆うよう設けられ、入口(121)を有し、前記搬送レールにより前記入口を経由して搬送される前記基板を予熱する予熱ゾーン(12)と、
    前記搬送レールを覆い、前記予熱ゾーンの前記入口とは反対側に接続し、前記搬送レールにより前記予熱ゾーンから搬送される前記基板を加熱し部品(3)をはんだ付けする加熱ゾーン(13)と、
    前記搬送レールを覆い、前記加熱ゾーンの前記予熱ゾーンとは反対側に接続し、前記加熱ゾーンとは反対側に出口(141)を有し、前記搬送レールにより前記加熱ゾーンから搬送され前記出口を経由して外部へ搬送される前記基板を冷却する冷却ゾーン(14)と、
    を備えるはんだ付け装置(10)で発生するヒュームを回収可能なヒューム回収装置(1)であって、
    前記予熱ゾーン内の雰囲気を吸引可能な第1吸引部(31)と、
    前記加熱ゾーン内の雰囲気を吸引可能な第2吸引部(32)と、
    前記冷却ゾーン内の雰囲気を吸引可能な第3吸引部(33)と、
    前記第1吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能な第1回収部(41)と、
    前記第2吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能な第2回収部(42)と、
    前記第3吸引部により吸引される雰囲気に含まれるヒュームを回収可能な第3回収部(43)と、
    前記第1回収部、前記第2回収部および前記第3回収部の少なくともいずれか1つに設けられ、雰囲気中で凝集したヒュームを捕集可能なフィルタ(73、74)と、
    を備え、
    前記フィルタは、前記第1回収部、前記第2回収部および前記第3回収部の少なくともいずれかの1つあたり、複数設けられていることを特徴とするヒューム回収装置。
  4. 前記第1吸引部、前記第2吸引部および前記第3吸引部の少なくともいずれか1つに設けられ、前記第1吸引部、前記第2吸引部または前記第3吸引部が吸引する雰囲気が旋回しながら流れるよう誘導可能な誘導部(63)をさらに備えることを特徴とする請求項1または3に記載のヒューム回収装置。
  5. 前記第1回収部、前記第2回収部および前記第3回収部の少なくともいずれか1つに設けられ、雰囲気中で凝集したヒュームを捕集可能なフィルタ(73、74)をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のヒューム回収装置。
  6. 前記フィルタは、前記第1回収部、前記第2回収部および前記第3回収部の少なくともいずれかの1つあたり、複数設けられていることを特徴とする請求項に記載のヒューム回収装置。
  7. 前記フィルタは、前記第1回収部内、前記第2回収部内または前記第3回収部内の雰囲気の流れ方向に直列に並ぶようにして設けられていることを特徴とする請求項3または6に記載のヒューム回収装置。
  8. 前記フィルタを経由した雰囲気を前記予熱ゾーン内、前記加熱ゾーン内または前記冷却ゾーン内へ排出し循環させる循環部(38)をさらに備えることを特徴とする請求項3、5のいずれか一項に記載のヒューム回収装置。
  9. 前記第1吸引部は、吸引する雰囲気の流入口である第1吸引口(34)が前記予熱ゾーンの鉛直方向上側に位置するよう設けられ、
    前記第2吸引部は、吸引する雰囲気の流入口である第2吸引口(35)が前記加熱ゾーンの鉛直方向上側に位置するよう設けられ、
    前記第3吸引部は、吸引する雰囲気の流入口である第3吸引口(36)が前記冷却ゾーンの鉛直方向上側に位置するよう設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のヒューム回収装置。
  10. 前記加熱ゾーンに設けられ、前記基板の前記部品がはんだ付けされる面と前記基板の面方向外側とを隔てるツール(51、52)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のヒューム回収装置。
  11. 前記第1吸引部、前記第2吸引部および前記第3吸引部の少なくともいずれか1つに設けられ、前記第1吸引部、前記第2吸引部または前記第3吸引部の内側と外側との熱の移動を遮断可能な断熱材(62)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のヒューム回収装置。
  12. 前記第1回収部、前記第2回収部および前記第3回収部の少なくともいずれか1つに設けられ、前記第1吸引部、前記第2吸引部または前記第3吸引部により吸引される雰囲気を冷却可能な熱交換器(70)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のヒューム回収装置。
  13. 前記入口および前記出口に設けられ、気体を噴射可能な噴射口(81)を有し、前記噴射口から前記入口および前記出口の開口面に沿うよう気体を噴射することにより、前記入口または前記出口を経由した前記予熱ゾーン、前記加熱ゾーンおよび前記冷却ゾーンの内側の雰囲気の外側への流出を抑制可能なガスカーテン部(80)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のヒューム回収装置。
  14. 前記ガスカーテン部は、前記噴射口から噴射される気体を吸入可能な吸入口(82)をさらに有することを特徴とする請求項13に記載のヒューム回収装置。
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