JP6194515B2 - サファイア基板の製造方法およびiii族窒化物半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

サファイア基板の製造方法およびiii族窒化物半導体発光素子の製造方法 Download PDF

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Description

本明細書の技術分野は、サファイアウエハに微細な凹凸加工を施すサファイア基板の製造方法およびIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法に関する。
III 族窒化物半導体発光素子等に用いるサファイア基板には、その表面に微細な凹凸加工が施されることがある。III 族窒化物半導体の発光層から発せられる光を外部に効率よく取り出すためである。
サファイア基板に微細な凹凸加工を施すために、エッチング技術を用いることがある。エッチングには、ドライエッチングとウェットエッチングがある。例えば、特許文献1では、基板の上にマスクを形成した後に、塩素系ガスやフッ素系ガス、アルゴンガス等を用いることにより、基板に凹凸を形成する技術について記載されている(特許文献1の段落[0021]等参照)。
特開2008−177528号公報
このように反応性の高いガスを用いてエッチングを施す場合には、レジストが非対称に削られることがある。本発明者らは、その理由を次のようであると考えるに至った。エッチングガスは、レジストの表面に衝突してレジストの表面を帯電させる。しかし、レジストの一部は強く帯電し、レジストの残部はそれほど強く帯電しない。この帯電分布は、サファイアウエハの表面に対して非対称である。この非対称な帯電により、サファイアウエハの表面付近で非対称な電界が形成される。この電界の影響を受けて、レジストには、単位面積あたりに衝突を受けるエッチングガスの量が多い箇所と、少ない箇所とが生じる。その結果、レジストの形状が非対称な形状となる。このような傾向は、特に、ウエハの外縁部付近で顕著である。
レジストの形状は、本来のエッチングの対象であるサファイアウエハの形状にも影響を与える。つまり、レジストの形状が非対称に歪んでいると、サファイアウエハの凹凸形状も非対称に歪んだ形状となる。このように凹凸形状が歪んだサファイア基板の上に半導体層を形成する場合には、その半導体層の結晶性はそれほどよくない。そのため、サファイアウエハをエッチングする前に、好適な形状のレジストを形成することが好ましい。
本明細書の技術は、前述した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題は、好適な形状のレジストを形成して高い精度で微細な凹凸形状を形成することのできるサファイア基板の製造方法およびIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法を提供することである。
第1の態様におけるサファイア基板の製造方法は、フォトリソグラフィーによりサファイアウエハの第1面の上に第1のレジストパターンを形成する第1のレジストパターン形成工程と、第1のレジストパターンをエッチングすることにより第2のレジストパターンを形成する第2のレジストパターン形成工程と、第2のレジストパターンを形成されたサファイアウエハの第1面をエッチングするサファイアウエハエッチング工程と、を有する。第2のレジストパターン形成工程は、第1の期間に、第1のレジストパターンに塩素系ガスを供給して第1のレジストパターンをエッチングする第1のレジストエッチング工程と、第1の期間の次の第2の期間に、第1のレジストパターンにプラズマ化した希ガスを照射するプラズマ照射工程と、第2の期間の次の第3の期間に、第1のレジストパターンに塩素系ガスを供給して第1のレジストパターンをエッチングすることにより第2のレジストパターンを形成する第2のレジストエッチング工程と、を有する。
このサファイア基板の製造方法では、フォトリソグラフィーにより錐台形状の第1のレジストパターンを形成し、そのレジストパターンをエッチングすることにより、錐形状の第2のレジストパターンとする。露光および現像した後のレジストの側面は、通常、サファイアウエハの第1面に対してほぼ垂直である。そのため、レジストエッチング工程により、レジストの側面の傾斜を変化させる。このレジストエッチング工程では、レジストを1μmのオーダーで削る。そのため、レジストを削っている最中に、レジストに不均一な電荷分布が生じやすい。このサファイア基板の製造方法では、プラズマ照射工程により、レジストを除電する。これにより、サファイアウエハのエッチングに好適な形状のレジストパターンを形成することができる。レジストパターンが高い精度で形成されるため、サファイア基板に微細な凹凸形状を高い精度で形成することができる。
第2の態様におけるサファイア基板の製造方法では、第1のレジストエッチング工程および第2のレジストエッチング工程は、第1のレジストパターンの形状を第2のレジストパターンの形状に整える工程である。そして、プラズマ照射工程を、第1のレジストパターンの形状を整えている途中に実施する。
第3の態様におけるサファイア基板の製造方法では、第1のレジストパターンは、サファイアウエハの第1面と交差する第1の交差面を有する。第2のレジストパターンは、サファイアウエハの第1面と交差する第2の交差面を有する。第1の交差面と第1面とがなす角の角度は、75°以上90°以下の範囲内である。第2の交差面と第1面とがなす角の角度は、45°以上65°以下の範囲内である。
第4の態様におけるサファイア基板の製造方法では、第1のレジストパターンは、サファイアウエハの第1面と交差する第1の交差面を有する。第2のレジストパターンは、サファイアウエハの第1面と交差する第2の交差面を有する。そして、第2の交差面と第1面とがなす角の角度は、第1の交差面と第1面とがなす角の角度よりも10°以上小さい。
第5の態様におけるサファイア基板の製造方法では、第1のレジストパターンの形状は、円錐台形状もしくは多角錐台形状である。第2のレジストパターンの形状は、円錐形状もしくは多角錐形状である。
第6の態様におけるサファイア基板の製造方法では、プラズマ照射工程の開始時には、希ガスの供給を開始し、プラズマ照射工程の終了時には、希ガスの供給を停止する。
第7の態様におけるIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法は、上記のサファイア基板の製造方法によりサファイア基板を製造するサファイア基板製造工程と、サファイア基板の第1面にIII 族窒化物半導体層を形成する半導体層形成工程と、III 族窒化物半導体層の上に電極を形成する電極形成工程と、を有する。
本明細書では、好適な形状のレジストを形成して高い精度で微細な凹凸形状を形成することのできるサファイア基板の製造方法およびIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法が提供されている。
第1の実施形態におけるサファイア基板を示す正面図である。 第1の実施形態におけるサファイア基板の一部を示す平面図である。 図2のIII-III 断面を示す部分断面図である。 第1の実施形態におけるエッチング装置の概略構成を示す図である。 第1の実施形態におけるサファイア基板の製造工程を示す工程表である。 第1の実施形態におけるレジストエッチング工程を説明するタイミングチャートである。 第1の実施形態におけるサファイア基板の製造方法を説明するための図(その1)である。 第1の実施形態におけるサファイア基板の製造方法を説明するための図(その2)である。 第1の実施形態におけるサファイア基板の製造方法を説明するための図(その3)である。 第1の実施形態におけるサファイア基板の製造方法を説明するための図(その4)である。 第1の実施形態におけるサファイア基板の製造方法を説明するための図(その5)である。 第1の実施形態におけるレジストエッチング工程を説明するための図である。 アルゴンプラズマ照射工程を実施した場合における表面高さの照射時間依存性を示すグラフである。 アルゴンプラズマ照射工程を実施した場合における表面高さの照射回数依存性を示すグラフである。 第2の実施形態におけるIII 族窒化物半導体発光素子の概略構成を示す図である。
以下、具体的な実施形態について、サファイア基板および半導体発光素子を例に挙げて図を参照しつつ説明する。しかし、本明細書の技術は、下記の実施形態に限定されるものではない。また、後述するサファイア基板の厚みや凹凸形状は、実際の大きさに比べて相対的に大きく描いてある。
(第1の実施形態)
1.サファイア基板
図1は、本実施形態のサファイア基板の製造方法により製造されるサファイア基板100を示す正面図である。サファイア基板100は、第1面100aと第2面100bと凸部110とを有している。第1面100aは、多数の凸部110を有している。第1面100aは、半導体層を形成するための半導体層形成面である。第1面100aは、サファイアのc面である。第2面100bは、第1面100aの反対側の面である。第2面100bには、凸部は形成されていない。
図2は、サファイア基板100を第1面100aの側からみた部分平面図である。図2に示すように、凸部110は、円錐形状をしている。そして、凸部110は、頂部111と、円錐面112と、底部113と、を有している。底部113は、サファイア基板100の第1面100aと円錐面112との境界をなす箇所である。底部113は、円環形状である。また、凸部110は、第1面100aの上にハニカム状に配置されている。つまり、複数の凸部110の頂部111を仮想的に線で結ぶと、正六角形の頂点と中心の位置に頂部111が配置されることとなる。
図3は、図2のIII-III 断面を部分的に示す断面図である。図3に示すように、凸部110のピッチ間隔X1は、2μm以上10μm以下の範囲内である。ピッチ間隔X1は、隣り合う凸部110の頂部111間の距離である。凸部110の最大径X2は、1μm以上5μm以下の範囲内である。凸部110の最大径X2とは、底部113の径である。凸部110の高さH1は、1μm以上5μm以下の範囲内である。凸部110の高さH1は、第1面100aと頂部111との間の距離である。これらの数値範囲は、あくまで目安であり、上記以外の数値を用いてもよい。
2.エッチング装置
図4は、本実施形態のエッチングに用いるエッチング装置1000の概略構成を示す図である。図4に示すように、エッチング装置1000は、チャンバー1100と、アンテナ1200と、第1の高周波電源1300と、第1の整合器1310と、下部電極1400と、トレイ1410と、第2の高周波電源1500と、第2の整合器1510と、ガス流入口1610と、ガス排出口1620と、第1のガス供給部1710と、第2のガス供給部1720と、第3のガス供給部1730と、第4のガス供給部1740と、を有している。
チャンバー1100は、エッチングを実施するための反応室である。アンテナ1200は、チャンバー1100内部のプラズマ生成部PG1にプラズマを生成するための電極である。第1の高周波電源1300は、アンテナ1200に高周波電圧を印加するためのものである。この周波数は、例えば、13.56MHzである。第1の整合器1310は、第1の高周波電源1300とアンテナ1200との間に配置されている。
下部電極1400の上には、トレイ1410が配置されている。トレイ1410は、エッチングの対象であるウエハW1を載置するための載置台である。下部電極1400は、プラズマ生成部PG1に発生したプラズマをウエハW1に引き込むためのものである。第2の高周波電源1500は、下部電極1400に高周波電圧を印加するためのものである。第2の整合器1510は、第2の高周波電源1500と下部電極1400との間に配置されている。
ガス流入口1610は、エッチングガスをチャンバー1100に流入させるためのものである。チャンバー1100の内部にエッチングガスを均一になるように送出するため、多数のガス流入口1610が設けられている。ガス排出口1620は、チャンバー1100の内部のガスをチャンバー1100の外部に排出するためのものである。第1のガス供給部1710は、Cl2 ガスを供給するためのものである。第2のガス供給部1720は、Arガスを供給するためのものである。第3のガス供給部1730は、HBrガスを供給するためのものである。第4のガス供給部1740は、BCl3 ガスを供給するためのものである。
3.サファイア基板の製造方法の概要
ここで、サファイア基板の製造方法の全体像について説明する。図5は、サファイア基板の製造方法の全体像を示す工程表である。図5に示すように、本実施形態のサファイア基板の製造工程は、第1のレジストパターン形成工程(S100)と、第2のレジストパターン形成工程(S200)と、サファイアウエハエッチング工程(S300)と、を有する。
このように本実施形態のサファイア基板の製造方法は、レジストを形成する工程と、サファイアウエハをエッチングする工程と、に分かれている。そして、レジストを形成する工程においても、エッチングを実施する。そのため、本実施形態のサファイア基板の製造方法は、レジストをエッチングする工程と、サファイアウエハをエッチングする工程と、の双方を有する。
第1のレジストパターン形成工程は、フォトリソグラフィーによりサファイアウエハの第1面の上に第1のレジストパターンを形成する工程である。第2のレジストパターン形成工程は、第1のレジストパターンをエッチングすることにより第2のレジストパターンを形成する工程である。サファイアウエハエッチング工程は、第2のレジストパターンを形成されたサファイアウエハの第1面をエッチングする工程である。このように本実施形態では、第1のレジストパターン形成工程および第2のレジストパターン形成工程により、サファイアウエハに好適な形状でレジストを形成する。そして、サファイアウエハエッチング工程により、微細な凹凸形状をサファイアウエハに形成する。
4.レジストのエッチング方法
図5に示すように、第2のレジストパターン形成工程(S200)は、第1のレジストエッチング工程(S210)と、アルゴンプラズマ照射工程(S220)と、第2のレジストエッチング工程(S230)と、を有する。この第2のレジストパターン形成工程は、第1のレジストパターン形成工程(S100)により形成されたレジストの形状を整える工程である。後述するように、錐台形状であったレジストを錐形状に整形する。
4−1.タイミングチャート
図6は、本実施形態のレジストのエッチング方法を説明するためのタイミングチャートである。図6に示すように、第1のレジストエッチング工程(S210)を、第1の期間T1に実施する。アルゴンプラズマ照射工程(S220)を、第2の期間T2に実施する。第2のレジストエッチング工程(S230)を、第3の期間T3に実施する。なお、第2の期間T2は、第1の期間T1の次の期間である。第3の期間T3は、第2の期間T2の次の期間である。
5.サファイア基板の製造方法
5−1.基板準備工程
まず、図7に示すように、ウエハW1を準備する。ウエハW1は、未だ凹凸形状の形成されていないサファイアウエハである。そして、図7に示すように、ウエハW1は、第1面W1aと第2面W1bとを有している。ウエハW1は、c面サファイアである。そして、第1面W1aは、c面である。第2面W1bは、第1面W1aの反対側の面である。
5−2.第1のレジストパターン形成工程(S100)
次に、図8に示すように、ウエハW1の第1面W1aに一様な厚みのレジストR0を塗布する。レジストR0は、公知のフォトレジストである。そのため、ウエハW1の第2面W1bの反対側には、レジストR0の表面R0aが露出している。そして、この状態でウエハW1をプリベークする。
次に、レジストR0を露光する。そして、レジストR0を現像する。これにより、図9に示すように、ウエハW1の第1面W1aの上に、レジストR1のパターンが形成される。レジストR1は、露光および現像により形成された第1のレジストパターンである。レジストR1は、図2の頂部111に対応する位置に配置されている。すなわち、レジストR1は、正六角形の頂点および中心に位置している。
レジストR1の形状は、錐台形状である。例えば、円錐台形状もしくは多角錐台形状である。レジストR1は、傾斜面R1aと表面R1bとを有している。レジストR1の表面R1bは、ウエハW1の第1面W1aにほぼ平行な平坦面である。露光した箇所を除去するフォトリソグラフィー技術を用いた場合には、この平坦な表面R1bが必然的に残留することとなる。
図9に示すように、レジストR1の傾斜面R1aは、ウエハW1の第1面W1aに対して交差する交差面である。レジストR1が多角錐台形状の場合には、傾斜面R1aは、多角錐台形状の傾斜した面のうちの一つである。レジストR1が円錐台形状の場合には、傾斜面R1aは、円錐台形状の傾斜した面である。レジストR1の傾斜面R1aとウエハW1の第1面W1aとがなす角の角度θ1は、75°以上85°以下の範囲内である。すなわち、次式が成り立つ。
75° ≦ θ1 ≦ 85°
5−3.第2のレジストパターン形成工程(S200)
次に、レジストR1をエッチングすることにより、レジストR1の形状を円錐形状もしくは多角錐形状のレジストR2の形状に整える。そして、レジストR1の平坦な表面R1bを消失させる。そのために、図4のエッチング装置1000を用いる。
5−3−1.第1のレジストエッチング工程(S210)
ここで、図6に示すように、第1の期間T1に、第1のレジストエッチング工程(S210)を施す。この工程では、第1のガス供給部1710が、Cl2 ガスを供給する。また、第2のガス供給部1720は、Arガスを供給しない。アンテナ1200の電力を、600Wに設定する。下部電極1400のバイアスの電力を、1800Wに設定する。このように、サファイアウエハW1およびレジストR1にプラズマ化した塩素系ガスを供給して、レジストR1をエッチングする。この工程におけるエッチング装置1000の内圧は、0.1Pa以上2.0Pa以下の範囲内である。この数値範囲は例示であり、これ以外の数値を用いてもよい。
5−3−2.アルゴンプラズマ照射工程(S220)
次に、第2の期間T2に、アルゴンプラズマ照射工程(S220)を実施する。この工程では、第1のガス供給部1710が、Cl2 ガスを供給しない。また、第2のガス供給部1720は、Arガスを供給する。アンテナ1200の電力を、300Wに設定する。下部電極1400のバイアスの電力を、0Wに設定する。つまり、バイアスの電力の供給を停止する。そのため、アルゴンイオンは、下部電極1400による加速を受けることなく、レジストR1に到達する。このようにして、正に帯電したアルゴンイオンをレジストR1に照射する。このように、サファイアウエハW1およびレジストR1にプラズマ化した希ガスを照射する。そして、レジストR1をエッチングする。この工程におけるエッチング装置1000の内圧は、0.5Pa以上10.0Pa以下の範囲内である。この数値範囲は例示であり、これ以外の数値を用いてもよい。
アルゴンプラズマ照射工程の開始時には、第2のガス供給部1720は、アルゴンガスの供給を開始する。アルゴンプラズマ照射工程の終了時には、第2のガス供給部1720は、アルゴンガスの供給を停止する。つまり、第1のレジストエッチング工程および第2のレジストエッチング工程では、アルゴンガスを供給しない。このようにアルゴンガスの供給を停止することにより、内圧を一定に保持しているチャンバー1100の内部に供給するCl2 ガスの供給量を相対的に多くすることができる。つまり、第1のレジストエッチング工程および第2のレジストエッチング工程におけるエッチングレートを大きくすることができる。
5−3−3.第2のレジストエッチング工程(S230)
次に、第3の期間T3に、第2のレジストエッチング工程(S230)を施す。この工程では、第1のレジストエッチング工程と同様の条件を適用する。すなわち、第1のガス供給部1710が、Cl2 ガスを供給する。また、第2のガス供給部1720は、Arガスを供給しない。アンテナ1200の電力を、600Wに設定する。下部電極1400のバイアスの電力を、1800Wに設定する。このように、サファイアウエハW1およびレジストR1にプラズマ化した塩素系ガスを供給して、レジストR1をエッチングすることによりレジストR2を形成する。この工程におけるエッチング装置1000の内圧は、0.1Pa以上2.0Pa以下の範囲内である。この数値範囲は例示であり、これ以外の数値を用いてもよい。
これにより、図10に示すように、レジストR2が形成される。レジストR2は、レジストR1のエッチングにより形成された第2のレジストパターンである。レジストR2の形状は、錐形状である。例えば、円錐形状もしくは多角錐形状である。また、ウエハW1の第1面W1aは、レジストR1のあった箇所では残留しており、レジストR1がなく露出していた箇所ではわずかに削られている。しかし、ここで削られる量は非常にわずかであるため、削られた後に露出している面も第1面W1cということとする。
レジストR2は、傾斜面R2aを有している。前述したように、レジストR2では、平坦な表面R1bは消失している。図10に示すように、レジストR2の傾斜面R2aは、ウエハW1の第1面W1aに対して交差する交差面である。また、傾斜面R2aは、第1面W1cに対しても交差している。レジストR2が多角錐形状の場合には、傾斜面R2aは、多角錐形状の傾斜した面のうちの一つである。レジストR2が円錐形状の場合には、傾斜面R2aは、円錐形状の傾斜した面である。
レジストR2の傾斜面R2aとウエハW1の第1面W1aとがなす角の角度θ2は、45°以上65°以下である。すなわち、次式が成り立つ。
45° ≦ θ2 ≦ 65°
また、角度θ2は、50°以上60°以下の範囲内であるとなおよい。
また、レジストR2の角度θ2は、レジストR1における角度θ1よりも小さい。すなわち、次式が成り立つ。
θ2 < θ1
また、角度θ2は、角度θ1よりも10°以上小さい。すなわち、次式が成り立つ。
θ1 − θ2 ≧ 10°
また、角度θ2は、角度θ1よりも20°以上小さくてもよい。
このように、第1のレジストエッチング工程(S210)および第2のレジストエッチング工程(S230)は、公知のフォトリソグラフィー技術により形成したレジストR1の形状をレジストR2の形状に整える工程である。そして、この第2のレジストパターン形成工程(S200)では、レジストR1の形状を整えている途中にレジストR1のエッチングを中断してアルゴンプラズマ照射工程(S220)を実施する。これにより、後述するように、レジストR1を除電する。
なお、エッチングによりレジストR1はレジストR2へと形状を変えることとなる。この形状を整えている途中、すなわちエッチングの途中においても、便宜上、レジストR1と表記することとする。
5−4.サファイアウエハエッチング工程(S300)
続いて、第2のレジストパターンの形成されたウエハW1をエッチングする。その際に、第2のガス供給部1720が、Arガスを供給する。第3のガス供給部1730が、HBrガスを供給する。また、第4のガス供給部1740が、BCl3 ガスを供給する。アンテナの電力は、600Wである。バイアスの電力は、1800Wである。この工程におけるエッチング装置1000の内圧は、0.1Pa以上2.0Pa以下の範囲内である。この数値範囲は例示であり、これ以外の数値を用いてもよい。
これにより、図11に示すように、ウエハW1は、エッチングされる。もちろん、レジストR2は、エッチングされてレジストR3となる。この段階では、ウエハW1は、第1面100aおよび斜面W1dを有している。また、図11に示すように、ウエハW1には、第1面W1aおよびレジストR3がわずかに残留している。しかし実際には、第1面W1aおよびレジストR3は、非常に小さい。そのため、レジストR3を除去した後には、図1に示すサファイア基板100が製造される。
5−5.レジスト除去工程
そして、図11のウエハW1からレジストR3を除去するとともにウエハW1の洗浄を実施する。これにより、図1に示すサファイア基板100が製造される。
6.本実施形態のエッチング方法の効果
ここで、本実施形態のエッチング方法の効果について説明する。図12は、レジストエッチング工程におけるレジストの時間経過を表す概念図である。図12の横方向は、時間の経過を示す。つまり、図12の左側から右側にかけて時間が進行することとしている。図12の上段に、アルゴンプラズマ照射工程を実施した場合を示す。図12の下段に、アルゴンプラズマ照射工程を実施しない場合を示す。
6−1.第1の例(アルゴンプラズマ照射工程あり)
図12の上段に、第1のレジストエッチング工程(S210)と、アルゴンプラズマ照射工程(S220)と、第2のレジストエッチング工程(S230)と、を実施する場合を示す。第1のレジストエッチング工程では、Cl- イオンにより、レジストR1は、非対称な電荷分布を有している。次に、アルゴンプラズマ照射工程(S220)により、Ar+ イオンがレジストR1に照射される。これにより、レジストR1の表面は除電される。そして、レジストR1の非対称な帯電による不均一な電荷分布は解消される。そして、第2のレジストエッチング工程では、レジストR2はほぼ対称な形状で形成される。
6−2.第2の例(アルゴンプラズマ照射工程なし)
図12の下段に、アルゴンプラズマ照射工程を実施しないで、レジストエッチング工程を時間T0にわたって実施する場合を示す。図12の下段に示すように、この場合には、エッチングの途中でレジストR1が除電されることはない。そのため、レジストにおける非対称な電荷分布は、途中で解消されない。その結果、Cl- イオンは、非対称な電荷分布が形成する電界の影響を受けて、非対称に分布する。
7.実験
7−1.放電時間
図13は、アルゴンプラズマ照射工程を実施した時間に対するレジストR1の高さの表面粗さを示すグラフである。図13の横軸は、アルゴンプラズマの照射時間である。図13の縦軸は、レジストR1の表面粗さである。図13に示すように、アルゴンプラズマの照射がない場合には、レジストR1の表面粗さσは、0.017μm程度である。そして、アルゴンプラズマを照射するにしたがって、レジストR1の表面粗さσは、減少する。そして、照射時間が80秒以上の場合には、レジストR1の表面粗さσは、0.009μm程度である。したがって、アルゴンプラズマ照射工程を実施する第2の時間T2は、80秒以上であるとよい。
7−2.放電回数
図14は、アルゴンプラズマ照射工程を実施した回数に対するレジストR1の高さの表面粗さを示すグラフである。図14の横軸は、アルゴンプラズマの照射回数である。図14の縦軸は、レジストR1の表面粗さである。なお、1回当たりのプラズマ照射時間は、120秒である。また、プラズマ照射回数が、2回とは、レジストエッチング工程を2回中断してアルゴンプラズマを照射したことを意味する。この場合には、レジストエッチング工程を3回実施している。
図14に示すように、アルゴンプラズマ照射工程を1回実施した場合には、レジストR1の表面粗さσは、0.09μm程度である。そして、アルゴンプラズマ照射工程を何度も実施したとしても、レジストR1の表面粗さσは、ほとんど変わらない。そのため、アルゴンプラズマ照射工程を実施する回数は、1回以上であればよい。つまり、1回当たりのプラズマ照射時間が十分であれば、実施回数は関係ない。
7−3.凹凸形状
上記の実験では、レジストR1の表面粗さを調べた。本実験では、サファイアウエハのエッチングを行ったサンプルに対して、アルゴンプラズマ照射工程の有無を比較した。その結果、アルゴンプラズマ照射工程を実施したサファイア基板の高さの表面粗さは、0.08μm程度であった。アルゴンプラズマ照射工程を実施しなかったサファイア基板の高さの表面粗さは、0.16μm程度であった。このように、アルゴンプラズマ照射工程を実施したほうが、サファイア基板の凹凸形状の加工精度は高い。
8.変形例
8−1.プラズマ照射工程
本実施形態では、第1のレジストエッチング工程と第2のレジストエッチング工程との間に、アルゴンプラズマを照射するアルゴンプラズマ照射工程を実施することとした。しかし、プラズマはアルゴンプラズマに限らない。つまり、Arの代わりに、He、Ne、Kr、Xe、Rnのいずれの希ガスを用いてもよい。
8−2.レジストエッチング工程のエッチングガス
レジストR1をエッチングするエッチングガスとして、塩素系ガスを用いることができる。例えば、Cl2 、SiCl4 、BCl3 、CCl4 などが挙げられる。ただし、レジストR1をエッチングするエッチングガスと、ウエハW1をエッチングするエッチングガスとで、異なるガスを用いるほうがよい。第1のレジストエッチング工程(S210)および第2のレジストエッチング工程(S230)において、ウエハW1の第1面W1aがそれほどエッチングされない条件でレジストR1をエッチングすることができるからである。
8−3.レジストパターンの形状および配置
本実施形態では、レジストの形状を円錐台形状もしくは多角錐台形状とした。しかし、レジストの形状を円柱形状もしくは多角柱形状としてもよい。レジストR1の傾斜面R1aとウエハW1の第1面W1aとがなす角の角度θ1は、75°以上90°以下の範囲内である。すなわち、次式が成り立つ。
75° ≦ θ1 ≦ 90°
また、レジストを六角形の頂点および中心に配置するハニカム形状に配置することとした。しかし、ハニカム形状と異なる配置としてもよい。
8−4.サファイアの結晶面
本実施形態では、ウエハW1としてc面サファイアを用いた。しかし、a面サファイア等、その他の結晶面を有するサファイアウエハを用いてもよい。
9.本実施形態のまとめ
以上、詳細に説明したように、本実施形態のサファイア基板の製造方法は、フォトリソグラフィ技術により第1のレジストパターンを形成する第1のレジストパターン形成工程と、第1のレジストパターンにエッチングを実施して第2のレジストパターンとする第2のレジストパターン形成工程と、を有する。第2のレジストパターン形成工程は、帯電したレジストを除電するためのプラズマ照射工程を有する。この製造方法では、エッチングの途中でレジストが帯電することによる非対称なレジストパターンが形成されることを抑制することができる。そのため、対称性に優れたレジストパターンを形成することができる。これにより、製造されるサファイア基板における凹凸形状の加工精度は高い。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態のサファイア基板の製造方法により製造されたサファイア基板を用いて半導体発光素子を製造する。ここでは、III 族窒化物半導体発光素子の製造方法を例に挙げて説明する。
1.半導体発光素子の製造方法
1−1.サファイア基板製造工程
まず、第1の実施形態で説明したサファイア基板の製造方法を用いて、サファイア基板100を製造する。
1−2.半導体層形成工程
次に、図15に示すように、MOCVD法により、サファイア基板100の第1面100aの上にIII 族窒化物半導体層を形成する。ここでは、サファイア基板100の第1面100aから、バッファ層120、n型コンタクト層130、n型ESD層140、n型超格子層150、発光層160、p型超格子層170、p型コンタクト層180、の順序で形成する。
1−3.電極形成工程
そして、ICP等を用いたエッチングにより、n型コンタクト層130の一部を露出させる。次に、露出させたn型コンタクト層130の上にn電極N1を形成する。また、p型コンタクト層180の上にp電極P1を形成する。このように、III 族窒化物半導体層の上に電極を形成する。
1−4.素子区画工程
また、素子を区画する溝を形成する。そのために、ICP等のエッチングを実施すればよい。
1−5.素子分離工程
次に、サファイア基板100をチップサイズに分割する。そのために、レーザー照射装置や、ブレーキング装置を用いればよい。これにより、発光素子10が製造される。
2.変形例
2−1.製造工程
本実施形態では、n電極N1を形成するためのn型コンタクト層130の露出箇所をエッチングにより設けた後に、素子区画工程を実施した。しかし、露出箇所を形成する工程と、素子区画工程とを、同一工程で実施してもよい。
3.本実施形態のまとめ
以上詳細に説明したように、本実施形態の半導体発光素子の製造方法は、第1の実施形態のサファイア基板の製造方法により製造されたサファイア基板100を用いて、半導体発光素子を製造する。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本明細書の技術を何ら限定するものではない。したがって本明細書の技術は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、有機金属気相成長法(MOCVD法)に限らない。HVPE法等、その他の結晶成長方法を用いてもよい。
A.付記
また、第2のレジストパターン形成工程では、第1のレジストパターンの平坦な表面を消失させて、第2のレジストパターンを形成する。第2のレジストパターンは、平坦な表面を有していない。
10…発光素子
P1…p電極
N1…n電極
100…サファイア基板
100a…第1面
100b…第2面
110…凸部
111…頂部
112…円錐面
113…底部
W1…ウエハ
W1a…第1面
W1b…第2面
R0、R1、R2、R3…レジスト
R1a、R2a…傾斜面
R1b…表面
1000…エッチング装置

Claims (7)

  1. サファイア基板の製造方法において、
    フォトリソグラフィーによりサファイアウエハの第1面の上に第1のレジストパターンを形成する第1のレジストパターン形成工程と、
    前記第1のレジストパターンをエッチングすることにより第2のレジストパターンを形成する第2のレジストパターン形成工程と、
    前記第2のレジストパターンを形成された前記サファイアウエハの前記第1面をエッチングするサファイアウエハエッチング工程と、
    を有し、
    前記第2のレジストパターン形成工程は、
    第1の期間に、
    前記第1のレジストパターンに塩素系ガスを供給して前記第1のレジストパターンをエッチングする第1のレジストエッチング工程と、
    前記第1の期間の次の第2の期間に、
    前記第1のレジストパターンにプラズマ化した希ガスを照射するプラズマ照射工程と、
    前記第2の期間の次の第3の期間に、
    前記第1のレジストパターンに塩素系ガスを供給して前記第1のレジストパターンをエッチングすることにより前記第2のレジストパターンを形成する第2のレジストエッチング工程と、
    を有すること
    を特徴とするサファイア基板の製造方法。
  2. 請求項1に記載のサファイア基板の製造方法において、
    前記第1のレジストエッチング工程および前記第2のレジストエッチング工程は、
    前記第1のレジストパターンの形状を前記第2のレジストパターンの形状に整える工程であり、
    前記プラズマ照射工程を、
    前記第1のレジストパターンの形状を整えている途中に実施すること
    を特徴とするサファイア基板の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のサファイア基板の製造方法において、
    前記第1のレジストパターンは、
    前記サファイアウエハの前記第1面と交差する第1の交差面を有し、
    前記第2のレジストパターンは、
    前記サファイアウエハの前記第1面と交差する第2の交差面を有し、
    前記第1の交差面と前記第1面とがなす角の角度は、
    75°以上90°以下の範囲内であり、
    前記第2の交差面と前記第1面とがなす角の角度は、
    45°以上65°以下の範囲内であること
    を特徴とするサファイア基板の製造方法。
  4. 請求項1または請求項2に記載のサファイア基板の製造方法において、
    前記第1のレジストパターンは、
    前記サファイアウエハの前記第1面と交差する第1の交差面を有し、
    前記第2のレジストパターンは、
    前記サファイアウエハの前記第1面と交差する第2の交差面を有し、
    前記第2の交差面と前記第1面とがなす角の角度は、
    前記第1の交差面と前記第1面とがなす角の角度よりも10°以上小さいこと
    を特徴とするサファイア基板の製造方法。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のサファイア基板の製造方法において、
    前記第1のレジストパターンの形状は、
    円錐台形状もしくは多角錐台形状であり、
    前記第2のレジストパターンの形状は、
    円錐形状もしくは多角錐形状であること
    を特徴とするサファイア基板の製造方法。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のサファイア基板の製造方法において、
    前記プラズマ照射工程の開始時には、
    前記希ガスの供給を開始し、
    前記プラズマ照射工程の終了時には、
    前記希ガスの供給を停止すること
    を特徴とするサファイア基板の製造方法。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のサファイア基板の製造方法によりサファイア基板を製造するサファイア基板製造工程と、
    前記サファイア基板の前記第1面にIII 族窒化物半導体層を形成する半導体層形成工程と、
    前記III 族窒化物半導体層の上に電極を形成する電極形成工程と、
    を有すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
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