JP2000221698A - 電子装置の製造方法 - Google Patents

電子装置の製造方法

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JP2000221698A
JP2000221698A JP2271399A JP2271399A JP2000221698A JP 2000221698 A JP2000221698 A JP 2000221698A JP 2271399 A JP2271399 A JP 2271399A JP 2271399 A JP2271399 A JP 2271399A JP 2000221698 A JP2000221698 A JP 2000221698A
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resist pattern
etching
etched
plasma
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JP2271399A
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English (en)
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Koichi Sugiyama
浩一 杉山
Tetsuji Nagayama
哲治 長山
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機反射防止層をレジストパターンによりパ
ターニングし、さらに被エッチング層を膜減りしたレジ
ストパターンによりエッチングする際の、パターン形状
異常を防止する。 【解決手段】 有機反射防止層6をレジストパターン7
によりエッチングした後、プラズマ照射によりレジスト
パターン7に硬化層8を形成する。この硬化層8が形成
されたレジストパターン7をマスクとして、被エッチン
グ層5をパターニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子装置の製造方法
に関し、さらに詳しくは、有機系反射防止層およびレジ
ストパターンをマスクとして、被エッチング層をエッチ
ングする際のレジストパターンの膜減りを防止し、精度
の高いエッチングを可能とした電子装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ULSI(Ultra Large Scale Integrate
d Circuits) 等の半導体装置の高集積度化が進展するに
伴い、配線および配線ピッチの微細化が進展している。
現在の開発目標である、サブクォータミクロンの線幅の
デザインルールの半導体装置のリソグラフィ工程におい
ては、KrFエキシマレーザ(248nm)を光源と
し、0.37〜0.50程度のNA (Numerical Apertu
re) のレンズを搭載したステッパが用いられている。
【0003】この場合、露光光源は単一波長であり、定
在波効果とよばれる現象が発生することが知られてい
る。定在波効果は、レジストマスク内で露光光が多重干
渉することにより発生する。すなわち、レジストマスク
と被エッチング層との界面からの反射光と、入射光と
が、レジストマスク内で干渉を起こすものである。
【0004】この結果、レジスト材料分子を光反応させ
るエネルギとなる吸収光量が、レジストマスクの膜厚に
よって変化する。ここでいう吸収光量とは、レジストマ
スク表面での反射光量、被エッチング層への吸収光量、
およびレジストマスク表面からの射出光量等を除外し
た、レジストマスク自体に実質的に吸収される光量を表
す。
【0005】レジストマスクへの吸収光量は、下地の被
エッチング層の種類やその表面状態、段差等により微妙
に変化する。このため、同一条件、同一線幅で露光して
も、現像後に得られるレジストマスクの線幅が変動し、
寸法制御が困難なものとなる。定在波効果による影響
は、パターン幅が微細化するほど、相対的に顕在化する
問題である。
【0006】実際の半導体装置の製造工程において、例
えば高融点金属ポリサイドによるゲート電極、およびこ
のゲート電極から延在する配線をパターニングする工程
がある。この工程は、LOCOS (Local Oxidation of
Silicon) 等による段差が存在する基体上に、高反射率
のWSi2 等の高融点金属シリサイド層が存在し、リソ
グラフィの露光条件としては厳しい要因が重なってい
る。このため、反射防止層を採用したパターン露光が主
流となっている。
【0007】反射防止層は、無機系と有機系に大別され
る。これらのうち、無機系反射防止層としては、例えば
本出願人が先に特開平6−196400号公報として開
示したSiOx y :Hが知られている。これは、成膜
時のガス流量比等のCVD(Chemical Vapor Depositio
n) 条件の設定により、n,k等の光学定数を制御する
ことができる。SiOx y :Hは、SiO2 、Si3
4 およびSiの中間的な組成を持つ。このため、エッ
チングによる反射防止層のパターニング時に、Siのエ
ッチング条件を用いるとO原子放出による形状異常や選
択比低下が起きやすい。またSiO2 のエッチング条件
を採用すると、テーパ形状となりやすく、寸法変換差が
発生する。したがって、これらの現象発生を見越したエ
ッチング条件設定が必要である。
【0008】一方の有機系反射防止層は、露光波長域で
吸収を持つ色素を含む高分子樹脂からなり、下地の被エ
ッチング層からの反射をほぼ完全に遮断することができ
る。有機系反射防止層のうち、特にレジストマスクの下
層に設けるものはBARC (Bottom Anti-Reflecting C
oating) と呼称される(ARCは商標名)。
【0009】BARCは、その組成がレジスト材料に近
い。このため、レジストマスクによりBARCをパター
ニングする際に、O2 を主体としたエッチングガスを用
いると、レジストマスクそのものもエッチングされ、選
択比をとり難い。したがって、BARC下層の、本来の
被エッチング層をエッチングする段階においては、既に
レジストパターンの膜厚が不足する問題が生じる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みなされたものである。すなわち本発
明の課題は、有機系反射防止層を採用し、そのエッチン
グにより目減りしたレジストパターンであっても、本来
の被エッチング層を正確にパターニングしうる電子装置
の製造方法を提供することである。
【0011】また本発明の別の課題は、特に静電チャッ
クにより被エッチング基体を保持し、有機系反射防止膜
をエッチングする場合に、エッチング終了後に被エッチ
ング基体を静電チャックからアンロードする工程をも兼
用できる、スループットの高い電子装置の製造方法を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を達成する
ため、本発明の電子装置の製造方法は、基体上の被エッ
チング層上に、有機系反射防止層を形成する工程と、こ
の有機系反射防止層上にレジストパターンを形成する工
程と、このレジストパターンをマスクとして有機系反射
防止層をパターニングする工程と、このレジストパター
ンとパターニングされた有機系反射防止層をマスクとし
て被エッチング層をエッチングする工程を有する電子装
置の製造方法であって、レジストパターンをマスクとし
てこの有機系反射防止層をパターニングする工程の後、
このレジストパターンにプラズマ照射を施して硬化層を
形成する工程をさらに有し、この後、被エッチング層を
エッチングする工程を施すことを特徴とする。
【0013】本発明の別の電子装置の製造方法は、基体
上の被エッチング層上に、有機系反射防止層を形成する
工程と、この有機系反射防止層上にレジストパターンを
形成する工程と、この基体を静電吸着力により保持しつ
つ、レジストパターンをマスクとして有機系反射防止層
をパターニングする工程と、このレジストパターンとパ
ターニングされた有機系反射防止層をマスクとして被エ
ッチング層をエッチングする工程を有する電子装置の製
造方法であって、レジストパターンをマスクとしてこの
有機系反射防止層をパターニングする工程の後、このレ
ジストパターンにプラズマ照射を施して硬化層を形成す
るとともに、静電吸着力を解除する工程をさらに有し、
この後、被エッチング層をエッチングする工程を施すこ
とを特徴とする。
【0014】いずれの電子装置の製造方法においても、
レジストパターンにプラズマ照射する工程においては、
He,Ne,Ar,Kr,Xe,RnまたはN2 のうち
の少なくとも1種のガスによるプラズマ照射を施すこと
が望ましい。
【0015】〔作用〕レジストパターンにプラズマ照射
することにより、レジストパターン表面に硬化層が形成
される。この硬化層は、レジスト分子のC−H結合の一
部がC−C結合となることにより形成されるものであ
り、イオン照射やラジカルのアタックに対する耐久性が
高い。したがって、被エッチング層に対するエッチング
選択比が向上し、目減りしたレジストパターンであって
も、被エッチング層を正確にパターニングすることがで
きる。
【0016】有機系反射防止層をパターニングする際
に、エッチング装置のステージに基体を静電チャックに
より保持する場合があるが、このとき、エッチング終了
後、静電吸着力を解除するためには基体の除電工程が必
要である。この除電工程とレジストパターンへのプラズ
マ照射工程を兼用することにより、スループットの高い
電子装置の製造方法が可能となる。
【0017】なお硬化層が形成されたレジストパターン
の剥離は、通常のレジスト材料のアッシング条件にフッ
素系ガス、例えばSF6 を添加したアッシング条件を採
用することにより、問題なく除去することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子装置の製造方
法を、図面を参照しながら説明する。図1〜図2は本発
明の電子装置の製造方法の原理を説明するための概略工
程断面図である。
【0019】図1(a): 基体1上に被エッチング層
5、有機反射防止層6およびレジストパターン7を順次
形成する。基体1はシリコンや化合物半導体、あるいは
石英、サファイア、セラミックス、ガラス、プラスチッ
クス等の絶縁体材料、あるいは金属等からなる。被エッ
チング層5は多結晶シリコン、高融点金属シリサイド、
高融点金属ポリサイド、高融点金属、Al系金属、Cu
等の電極配線材料、絶縁材料、あるいはPZTやPLZ
T等の強誘電体材料である。有機反射防止層6は、ポリ
スルフォン、ポリメチルメタクリレート、ポリイミド、
ポリアミド等の樹脂に 露光光の波長域に吸収をもつ染
料、例えばクマリン等を添加したものである。レジスト
パターン7はポジ型、ネガ型のいずれのレジスト材料で
あってもよい。サブクオータミクロンのパターン幅の形
成のために、化学増幅系レジストを用いてもよい。レジ
ストパターン7のパターン露光においては、有機反射防
止層6の採用により、下地の被エッチング層5からの反
射が遮断されるので、定在波効果のない正確なパターニ
ングが可能である。
【0020】本発明の電子装置の製造方法は、基体1が
段差(不図示)を有し、露光光に対する被エッチング層
5表面の反射率が大きい場合に好適に適用することがで
きる。
【0021】図1(b): レジストパターン7をエッ
チングマスクとして、有機反射防止層6をエッチングす
る。この工程は、酸素を主体とした通常の有機反射防止
層のエッチング条件でよい。基体1が段差を有する場合
は、オーバーエッチングが必要である。オーバーエッチ
ング時間を必要最小限とするためにも、被エッチング基
体の均一な温度制御が望ましい。したがって、エッチン
グ装置の温度コントロールされたステージとの熱伝導を
高めるため、静電チャックにより密着性を高めることが
望ましい。ステージから被エッチング基体の裏面に向け
て、He等の熱伝導ガスを流出することも有効である。
しかしながら、レジストパターン7の膜厚は、エッチン
グ終了時には図示のように不可避的に減少する。このよ
うに薄い膜厚のレジストパターン7によっては、被エッ
チング層5を正確にエッチングすることはできない。
【0022】図1(c): そこで、レジストパターン
7に対するプラズマ照射を施す。このためには、He,
Ne,Ar,Kr,Xe,RnあるいはN2 等の希ガス
あるいは不活性ガスをプラズマ化し、ステージにRFバ
イアスを印加して、矢印で示すイオンを被エッチング基
体に向け照射する。プラズマ照射により、レジストパタ
ーン7に硬化層8が形成される。硬化層8は、レジスト
パターン7の上面に厚く、側面はこれより薄く形成され
る。また有機反射防止層6の側面の一部にも薄く硬化層
が形成される場合もある。この硬化層8は、レジスト材
料中の炭素−水素結合が解離し、新たに発生した炭素−
炭素原子間の架橋反応により強固に結合した構造を持
つ。したがって、エッチング耐性はレジスト材料自身に
比して高い。なおプラズマ照射は、図1(a)の状態で
施すことも可能であるが、この場合は有機反射防止層6
の表面もプラズマ照射され、有機反射防止層6の表面に
も硬化層が形成される虞がある。この場合には有機反射
防止層6のエッチング耐性が不所望に高まり、レジスト
パターン7の膜減りを防止することができないので望ま
しくない。
【0023】図2(d): 硬化層8が形成されたレジ
ストパターン7をマスクとして、被エッチング層5をエ
ッチングする。硬化層8の存在により、レジストパター
ン7の膜減りは少なく、被エッチング層5は正確にパタ
ーニングされる。
【0024】図2(e): 硬化層8が形成されたレジ
ストパターン7、有機反射防止層6をアッシング除去す
る。アッシング条件は、通常のレジストアッシャーを用
い、O2 にフッ素系ガス、例えばSF6 を添加したアッ
シングガスを用いる。アッシングガスにオゾンを添加し
たり、被エッチング基体にUV光を照射する方法も有効
である。フッ素系ガスの添加により、硬化層8が形成さ
れたレジストパターン7も容易にアッシングが可能とな
る。有機反射防止層6も同一アッシング条件により除去
される。 以上の各工程により、基体1上には、所望とする線幅の
被エッチング層5が、正確に形成される。
【0025】本発明が対象とする電子装置は、高集積度
半導体装置や薄膜半導体装置をはじめとして、特に段差
を有する基体上の高反射率材料が被エッチング層となる
薄膜磁気ヘッド装置、薄膜インダクタ、薄膜コイル、あ
るいはマイクロマシン装置等が例示される。
【0026】つぎに、本発明の電子装置の製造方法に採
用されるプラズマエッチング装置は、通常の平行平板型
RIE (Reactive Ion Etching) 装置、あるいはマグネ
トロンRIE装置でもよいが、大口径化した被処理基体
に対して、均一かつ低ダメージなエッチング処理を施す
ためには、1×1011/cm3 以上1×1014/cm3
未満のプラズマ密度が得られるプラズマエッチング装置
を用いることが望ましい。
【0027】かかるプラズマ発生源を有するプラズマエ
ッチング装置としては、ECR (Electron Cyclotron R
esonance) プラズマエッチング装置、ICP (Inductiv
elyCoupled Plasma) エッチング装置、TCP (Transfo
rmer Coupled Plasma) エッチング装置、ヘリコン波プ
ラズマ(Helicon Wave Plasma)エッチング装置あるいは
MCR (Magneticaly Confined Reactor) タイプのプラ
ズマエッチング装置等を例示できる。これら各高密度プ
ラズマエッチング装置についての詳細な技術的説明は、
個々の技術リポート等に詳述されているので省略する
が、その1部は総説として月刊セミコンダクター・ワー
ルド誌(プレスジャーナル社刊)1992年10月号5
9ページに掲載されている。以下に各エッチング装置の
概略のみを記す。
【0028】図10は、バイアス印加型ECRプラズマ
エッチング装置の概略構成例を示す図である。同図にお
いて、マグネトロン36により発生する2.45GHz
のマイクロ波を、マイクロ波導波管37を経由して石英
等からなるべルジャ38内に導入し、エッチングチャン
バ39を周回して配設したソレノイドコイル40により
励起した0.0875Tの磁場との相互作用により、エ
ッチングチャンバ39内にエッチングガスのECRプラ
ズマを生成する。被処理基体31はステージ32上にク
ランパにより保持する。ステージ32に組み込んだ静電
チャック(図示せず)により被処理基体31を吸着保持
してもよい。符号41はバイアス電源である。なお、被
処理基体31の温度制御手段、ガス導入手段あるいは真
空ポンプ等の装置細部はいずれも図示を省略する。
【0029】図11は、MCR(磁場封じ込め型リアク
タ)タイプのプラズマエッチング装置の概略構成例を示
す図である。同図では、図10のバイアス印加型ECR
プラズマエッチング装置と同じ機能を有する部分には同
一の参照番号を付すものとする。エッチングチャンバ3
9の内側面の1部は環状の側壁電極43で囲繞され、こ
こにソース電源42より例えば13.56MHzのRF
を印加する。エッチングチャンバ39の内側面の残りの
部分は石英等の誘電体材料からなる。符号44は側壁電
極43と対をなす上部電極である。側壁電極43と上部
電極44の裏面すなわちエッチングチャンバ39の外周
には、図示しないマルチポール磁石を配設し、エッチン
グチャンバ39内に発生する1×1011/cm3 以上の
高密度プラズマを閉じ込める。符号41は例えば450
kHzのバイアス電源であり、ステージ32上の被処理
基体31へのイオン入射強度をプラズマ密度とは独自に
制御することが可能である。被処理基体31はステージ
32上にクランパにより密着載置する。ステージ32に
組み込んだ静電チャック(図示せず)により被処理基体
31を吸着保持してもよい。なお、本装置においても、
被処理基体31の温度制御手段、ガス導入手段あるいは
真空ポンプ等の装置細部はいずれも図示を省略する。な
お本装置の詳細は、18th. Teagal Plasma Seminar Proc
eedings (1992)に記載されている。
【0030】図12は、バイアス印加型ICPエッチン
グ装置の概略構成例を示す図である。なお、図12でも
図10のバイアス印加型ECRプラズマエッチング装置
と同様の機能をはたす部分には同一の参照番号を付与し
その説明は省略するものとする。同図において、石英等
の誘電体材料で構成されるエッチングチャンバ39側面
に多重に巻回した誘導結合コイル46によりソース電源
42のパワーをエッチングチャンバ39内に供給し、こ
こに高密度プラズマを生成する。符号44は接地電位の
上部電極であり、ヒータ47により温度制御されてい
る。バイアス電源41を接続したステージ32上に被処
理基体31を載置し、クランパや静電チャック等で密着
保持する。なおエッチングガス導入孔、真空排気系等の
細部の図示は省略する。ICPエッチング装置の特徴
は、大型のマルチターン誘導結合コイル46により、大
電力でのプラズマ励起が可能であり、1012/cm3
の高密度プラズマでのエッチングを施すことができるこ
とである。
【0031】図13は、バイアス印加型ヘリコン波プラ
ズマエッチング装置の概略構成例を示す図である。な
お、図13でも図10で示した装置と同様の機能をはた
す部分には同一の参照番号を付与し、その説明は一部省
略するものとする。同図において、ソース電源42によ
りヘリコン波アンテナ49に電力を供給し発生する電界
と、ソレノイドコイル40により発生する磁場との相互
作用により、べルジャ38内にホイスラー波(ヘリコン
波)を発生し、エッチングチャンバ39内にエッチング
ガスの高密度プラズマを生成する。エッチングチャンバ
39周囲のマルチポール磁石51により、この高密度プ
ラズマは効率よくエッチングチャンバ39内に閉じ込め
られる。バイアス電源41を接続したステージ32上に
被処理基体31を載置し、クランパ等で密着保持する。
なおエッチングガス導入孔、真空排気系等の細部の図示
は省略する。ヘリコン波プラズマエッチング装置の特徴
は、ヘリコン波アンテナ49の構造特性により、前述し
た各プラズマ発生源よりさらに高い、1013/cm3
の高密度プラズマでのエッチングを施すことができるこ
とである。
【0032】この他エッチング装置として、図示を省略
するがTCPエッチング装置も1012/cm3 台の高密
度プラズマを生成するので好適に用いることができる。
本装置は、石英等の誘電体材料で構成されるエッチング
チャンバ天板上に配設した渦巻状コイルにより、ソース
電源のパワーをエッチングチャンバ内に導入し、ここに
高密度プラズマを生成するものである。
【0033】図10〜図13に示した各プラズマエッチ
ング装置に共通するステージ32に、静電チャックを適
用した例の概略断面図を図14に示す。被処理基体31
を載置するステージ32内には、ヒータ35、およびフ
ロリナート(商標名)等の冷媒を循環させる冷媒配管3
4が配設されており、不図示の温度センサおよび温度制
御手段により、被処理基体31の温度を所望の温度に制
御することができる。被処理基体31直下のステージ表
面は、放射状等の微細な溝が形成されたアルミナ等のセ
ラミックスにより構成されており、その下部には静電チ
ャック電極30が埋め込まれている。熱伝導ガス導入孔
33より供給される微量のHe等の良熱伝導性ガスは、
この溝と被処理基体31裏面により画成される通路を通
過してエッチングチャンバ39内に拡散する。
【0034】図14に示すステージ32の構成により、
被処理基体31はクーロン力によりステージ32に密着
状態に吸着保持される。またステージ32と被処理基体
31とのHeガスを介した熱交換作用により、両者の温
度差を極小化し被処理基体31の温度を均一に保つこと
が可能である。
【0035】
【実施例】以下、本発明の電子装置の製造方法につき、
高集積度半導体装置の製造方法を例に採り、図面を参照
しつつさらに詳細に説明する。以下の実施例は、好適な
製造方法の例示であり、したがってこれら実施例は、当
然ながら本発明を限定するものではない。
【0036】〔実施例1〕本実施例は、高集積度半導体
装置のゲート電極およびゲート電極からLOCOS (Lo
cal Oxidation of Silicon) 上に延在する配線のパター
ニングに本発明を適用した例であり、この工程を図3〜
図5に示す工程図を参照して説明する。
【0037】図3(a): シリコン等の基体1上にL
OCOS2を常法により形成し、さらに熱酸化法により
SiO2 からなるゲート絶縁膜9を5nmの厚さに形成
する。この後SiH4 およびドーパントとしてのPH3
を原料ガスとした減圧CVD(Chemical Vapor Depositi
on) 法により、多結晶シリコン層3を100nmの膜厚
に形成する。
【0038】図3(b): さらにWF6 とSiH4
原料ガスとするプラズマCVD法により、WSix から
なる高融点金属シリサイド層4を100nmの膜厚に形
成する。多結晶シリコン層3および高融点金属シリサイ
ド層4により、被エッチング層5としての高融点金属ポ
リサイド層が構成される。高融点金属シリサイド層4表
面は高反射率であり、しかもLOCOSに起因する段差
が形成されている。これらは、いずれもフォトレジスト
のパターン露光には不利な条件である。
【0039】図3(c): 高融点金属シリサイド層4
上に有機反射防止層6をスピンコーティング法により形
成する。有機反射防止層6の膜厚は、LOCOS2上で
70nm、ゲート絶縁膜9上で150nmとし、LOC
OS2による段差を軽減し平坦な表面を有する。有機反
射防止層6としては、DUV−18(BrewerSc
ience社製)を採用した。
【0040】図4(d): フォトレジストをスピンコ
ーティング法により成膜し、エキシマレーザステッパに
よりパターン露光してレジストパターン7を形成した。
レジストパターン7の線幅は、有機反射防止層6による
反射防止効果および平坦化効果により、0.25μm幅
に正確に形成された。
【0041】図4(e): ECRプラズマエッチング
装置により、有機反射防止層6を下記条件でエッチング
した。 Cl2 40 sccm O2 20 sccm 圧力 0.4 Pa μ波出力 900 W RFバイアス 70 W(800kHz) 基体温度 20 ℃ オーバーエッチング 50 % 本エッチング条件により、有機反射防止層6の線幅も
0.25μmに変換差なく正確にパターニングされる。
しかしながら、レジストパターン7も同時にエッチング
されるので、その膜厚が減少する。このように膜減りし
たレジストパターン7によっては、被エッチング層5の
エッチングマスクとしては不充分である。
【0042】図5(f): 同じくECRプラズマエッ
チング装置により、下記条件によりレジストパターン7
にプラズマ照射を施す。 Ar 300 sccm 圧力 1.0 Pa μ波出力 1200 W RFバイアス 100 W(800kHz) 基体温度 −20 ℃ Arプラズマ照射により、レジストパターン7の表面に
は硬化層8が形成される。
【0043】図5(g): 同じくECRプラズマエッ
チング装置により、下記条件により高融点金属シリサイ
ド層4および多結晶シリコン層3からなる被エッチング
層5を連続的にパターニングする。 Cl2 75 sccm O2 6 sccm 圧力 0.4 Pa μ波出力 900 W RFバイアス(ME)70 W(800kHz) RFバイアス(OE)50 W(800kHz) 基体温度 20 ℃ オーバーエッチング 30 % 本エッチング条件は、硬化層8を形成せずに膜減りした
レジストパターン7のみの場合には、レジストパターン
7がエッチオフされ、被エッチング層5の正確なパター
ニングが困難な条件である。しかしながら本実施例で
は、形成された硬化層8のエッチング耐性が高いことに
より、レジストパターン7の膜減りは大幅に減少し、パ
ターン変換差等の形状異常や残渣の発生のない、正確な
パターニングが可能であった。なおMEはメインエッチ
ング、OEはオーバーエッチングの略である。
【0044】図5(h): この後、O2 にSF6 等の
フッ素系ガスを添加したアッシング条件により、アッシ
ングを施した。このアッシング条件により、有機反射防
止層6、レジストパターン7はもとより、硬化層8も完
全にアッシング除去された。
【0045】以上、本実施例によればレジストパターン
7へのプラズマ照射で硬化層8を形成することにより、
膜減りしたレジストパターン7であっても、段差を有す
る高反射率の被エッチング層5を、パターン変換差や残
渣を発生することなく正確にパターニングすることが可
能であった。
【0046】〔実施例2〕本実施例は硬化層の形成と静
電チャックの除電ステップを共用して、製造スループッ
トを高めた例である。この工程を同じく図3〜図5を参
照して説明する。ただし本実施例ではレジストパターン
を形成する工程、すなわち、図4(d)に示す工程まで
は前実施例と同様であるので、ここまでの説明を省略す
る。
【0047】図4(e): 図4(d)に示す被処理基
体を、静電チャックを有するMCRタイプのプラズマエ
ッチング装置に搬入し、下記プラズマエッチング条件に
より、有機反射防止層6をエッチングした。なお被処理
基体は温度制御されたステージ上に静電チャックにより
保持し、被処理基体下面に向けて流出するHeガスによ
り熱交換を高め、被処理基体全面にわたって均一な温度
制御を施した。 Cl2 50 sccm O2 20 sccm 圧力 0.4 Pa ソース出力 1000 W RFバイアス 60 W(800kHz) 基体温度 20 ℃ オーバーエッチング 50 % 本エッチング条件により、有機反射防止層6の線幅は
0.25μmにパターン変換差なく正確にパターニング
される。しかしながら、レジストパターン7も同時にエ
ッチングされるので、その膜厚が減少する。このように
膜減りしたレジストパターン7によっては、被エッチン
グ層5のエッチングマスクとしては不充分である。
【0048】また有機反射防止層6のエッチング終了
後、静電チャック電源を切っても、被処理基体は残留電
荷のクーロン力によりステージに密着したままである。
したがって、被処理基体をアンロードして次の工程へ進
むためには、残留電荷の除去工程が必要である。
【0049】図5(f): そこで、同じMCRタイプ
のエッチング装置内で、下記条件により被処理基体にプ
ラズマ照射を施す。 Ar 300 sccm 圧力 1.0 Pa ソース出力 1200 W RFバイアス 20 W(800kHz) 基体温度 −20 ℃ このArプラズマ照射により、被処理基体の残留電荷は
除去されアンロード可能の状態となる。同時に、レジス
トパターン7の表面には硬化層8が形成される。
【0050】図5(g): 本実施例では同じくMCR
タイプのエッチング装置により、下記条件により高融点
金属シリサイド層4および多結晶シリコン層3からなる
被エッチング層5を連続的にパターニングする。アンロ
ードした被処理基体を他のエッチング装置に搬送し、こ
こで被エッチング層5をパターニングしてもよい。ステ
ージ温度の切り換えに時間を要する場合には、別のエッ
チング装置に搬送して被エッチング層5のパターニング
工程を施す方がスループットが高い。 Cl2 80 sccm O2 10 sccm 圧力 0.4 Pa ソース出力 1000 W RFバイアス(ME)60 W(800kHz) RFバイアス(OE)30 W(800kHz) 基体温度 20 ℃ オーバーエッチング 30 % 本エッチング条件は、硬化層8を形成せずに膜減りした
レジストパターン7のみの場合には、レジストパターン
7がエッチオフされ、被エッチング層5の正確なパター
ニングが困難な条件である。しかしながら本実施例では
硬化層8のエッチング耐性が高いことにより、レジスト
パターン7の膜減りは大幅に減少し、パターン変換差等
の形状異常や残渣の発生のない、正確なパターニングが
可能であった。
【0051】図5(h): この後、O2 にSF6 等の
フッ素系ガスを添加したアッシング条件により、アッシ
ングを施した。このアッシング条件により、有機反射防
止層6、レジストパターン7はもとより、硬化層8も完
全にアッシング除去された。
【0052】以上、本実施例によれば被処理基体へのプ
ラズマ照射により、残留電荷が除去されるとともに、レ
ジストパターン7表面に硬化層8を形成することができ
る。これにより、膜減りしたレジストパターン7であっ
ても、段差を有する高反射率の被エッチング層5を正確
にパターニングすることが可能であるとともに、スルー
プットの高い製造工程を実現することができる。
【0053】〔実施例3〕本実施例は、DRAM (Dyna
mic Random Access Memory) のシリンダ型記憶ノードの
パターニング工程に本発明を適用した例であり、この工
程を図6〜図9を参照して説明する。
【0054】本実施例で採用した試料は、図6(a)に
示すように、シリコン等の基体1上にワードライン1
0、ビットライン11、これらを覆う層間絶縁膜12、
この層間絶縁膜に埋め込まれたコンタクトプラグ14、
層間絶縁膜12上に形成された多結晶シリコン層13、
そして酸化シリコン層15から構成される。これらのう
ち、ワードライン10およびビットライン11はWSi
2 と多結晶シリコンによる高融点金属ポリサイド構造、
層間絶縁膜12は緻密な膜質のSiO2 、そしてコンタ
クトプラグ14は多結晶シリコンからなる。多結晶シリ
コン層13はシリンダ型記憶ノードの底部を構成するも
のであり、減圧CVD法により100nmの膜厚に形成
した。また酸化シリコン層15はシリンダ型記憶ノード
の側壁部を形成する際のステンシル(抜きパターン)を
構成するものであり、疎な膜質でよく、プラズマCVD
法により600nmの膜厚に形成した。この酸化シリコ
ン層15は、正確にパターニングすべき対象であり、本
実施例における被エッチング層に相当する。多結晶シリ
コン層13および酸化シリコン層15の表面は、ワード
ライン10およびビットライン11に起因して段差を有
する。また多結晶シリコン層13の表面は露光光に対し
て高反射率を有する。これらは、いずれもフォトレジス
トのパターン露光には不利な条件である。
【0055】図6(b): 酸化シリコン層15上に有
機反射防止層6をスピンコーティング法により形成す
る。有機反射防止層6の膜厚は、DRAMセル上で70
nm、周辺回路領域上で150nmとし、DRAMセル
による段差を軽減し平坦化した。また有機反射防止層6
としては、同じくDUV−18(Brewer Sci
ence社製)を採用した。この後、フォトレジスト膜
をスピンコーティング法により形成し、エキシマレーザ
ステッパによりパターン露光して、コンタクトプラグ1
4上に、平面形状の短辺が0.25μm幅のドット状に
レジストパターン7を形成した。レジストパターン7の
平面形状は、有機反射防止層6による反射防止効果およ
び平坦化効果により、正確に形成された。
【0056】図7(c): ヘリコン波プラズマエッチ
ング装置により、有機反射防止層6を下記条件でエッチ
ングした。 Cl2 40 sccm O2 15 sccm 圧力 0.6 Pa ソース出力 1100 W RFバイアス 70 W(800kHz) 基体温度 20 ℃ オーバーエッチング100 % 本エッチング条件により、有機反射防止層6の平面形状
も短辺0.25μmに変換差なく正確にパターニングさ
れる。しかしながら、レジストパターン7も同時にエッ
チングされるので、その膜厚が減少する。このように膜
減りしたレジストパターン7によっては、酸化シリコン
層15のエッチングマスクとしては不充分である。
【0057】図7(d): そこでECRプラズマエッ
チング装置により、下記条件によりレジストパターン7
にプラズマ照射を施す。 N2 330 sccm 圧力 1.0 Pa μ波出力 1200 W RFバイアス 100 W(800kHz) 基体温度 −20 ℃ N2 プラズマ照射により、レジストパターン7の表面に
は硬化層8が形成される。
【0058】図8(e): 市販のSiO2 エッチング
装置(マグネトロンRIEタイプ)により、下記条件に
より酸化シリコン層15をパターニングする。 C4 8 20 sccm CO 50 sccm Ar 200 sccm 圧力 6.0 Pa ソース出力 900 W RFバイアス 1760 W(800kHz) 基体温度 20 ℃ オーバーエッチング100 % 本エッチング条件は、硬化層8を形成せずに膜減りした
レジストパターン7のみの場合には、レジストパターン
7がエッチオフされ、酸化シリコン層15の正確なパタ
ーニングが困難な条件である。しかしながら本実施例で
は硬化層8のエッチング耐性が高いことにより、レジス
トパターン7の膜減りは大幅に減少し、パターン変換差
等の形状異常や残渣の発生のない、正確なパターニング
が可能であった。
【0059】図8(f): この後、O2 にSF6 等の
フッ素系ガスを添加したアッシング条件により、アッシ
ングを施した。このアッシング条件により、有機反射防
止層6、レジストパターン7はもとより、硬化層8も完
全にアッシング除去された。
【0060】図9(g): パターニングされた酸化シ
リコン層15をエッチングマスクとし、ECRプラズマ
エッチング装置により下記条件で多結晶シリコン層13
をパターニングした。 Cl2 75 sccm 圧力 0.4 Pa μ波出力 900 W RFバイアス(BT)70 W(800kHz) RFバイアス(ME)50 W(800kHz) 基体温度 20 ℃ エッチング時間(BT)5 sec エッチング時間(ME)110 sec 本エッチング条件により、層間絶縁膜12の段差部に残
渣が発生することなく、多結晶シリコン層13が正確に
パターニングされた。なおBTは多結晶シリコン層13
表面の自然酸化膜(不図示)をエッチオフするためのブ
レークスルー工程の略である。
【0061】図9(h): 多結晶シリコン層を減圧C
VD法により70nmの膜厚に全面に形成し、これを全
面エッチバックして、酸化シリコン層15および多結晶
シリコン層13のパターン側壁に多結晶シリコン層23
をサイドウォール状に残す。続けて、CDE (Chemical
Dry Ething)等の等方的エッチング方法により、酸化シ
リコン層15を除去することにより、シリンダ型記憶ノ
ードの側壁部を完成する。この後の工程は図示を省略す
るが、キャパシタ絶縁膜形成、キャパシタ電極の形成等
の各工程を経て、DRAMを完成する。
【0062】本実施例は、被エッチング層が露光光に対
し透明で、被エッチング層の下層が露光光に対し高反射
率材料で構成された例であった。かかる被エッチング層
構成においても、レジストパターンへプラズマ照射を施
すことにより、被エッチング層に形状異常のない正確な
パターニングが可能である。
【0063】以上、本発明を3例の実施例により詳細に
説明したが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるも
のではない。
【0064】例えば、被エッチング層や有機反射防止層
の構成や材料は実施例に限定されず、各種応用が可能で
ある。プラズマ処理装置やエッチング装置の構成、ある
いはプラズマ処理方法やエッチング方法についても同様
である。すなわち、本発明は有機反射防止層をレジスト
パターンによりエッチングし、さらにこのレジストパタ
ーンにより被エッチング層をエッチングする工程を有す
る電子装置の製造方法に広く適用することができる。電
子装置としては、高集積度半導体装置の他に、磁気ヘッ
ド装置や薄膜インダクタ装置、マイクロマシン装置、あ
るいは電気光学装置等、各種電子装置に適用可能であ
る。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電子装置の製造方法によれば、有機反射防止層をパタ
ーニングすることにより膜減りしたレジストパターンで
あっても、目的とする被エッチング層を正確にパターニ
ングすることができる。したがって、被エッチング層の
パターン変換差等の形状異常や残渣の発生を回避でき、
信頼性の高い電子装置を提供することが可能となる。
【0066】また被エッチング基体を静電チャックによ
りステージ上に保持した場合に、エッチング終了後の除
電工程と硬化層形成工程とにプラズマ照射工程を兼用す
れば、スループットを低下することなく電子装置を製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子装置の製造方法の原理を示す概略
工程断面図である。
【図2】本発明の電子装置の製造方法の原理を示す概略
工程断面図であり、図1に続く工程を示す。
【図3】本発明の電子装置の製造工程を示す概略断面図
である。
【図4】本発明の電子装置の製造工程を示す概略断面図
であり、図3に続く工程を示す。
【図5】本発明の電子装置の製造工程を示す概略断面図
であり、図4に続く工程を示す。
【図6】本発明の他の電子装置の製造工程を示す概略断
面図である。
【図7】本発明の他の電子装置の製造工程を示す概略断
面図であり、図6に続く工程を示す。
【図8】本発明の他の電子装置の製造工程を示す概略断
面図であり、図7に続く工程を示す。
【図9】本発明の他の電子装置の製造工程を示す概略断
面図であり、図8に続く工程を示す。
【図10】バイアス印加型ECRプラズマエッチング装
置を示す概略断面図である。
【図11】バイアス印加型MCRタイププラズマエッチ
ング装置を示す概略断面図である。
【図12】バイアス印加型ICPエッチング装置を示す
概略断面図である。
【図13】バイアス印加型ヘリコン波プラズマエッチン
グ装置を示す概略断面図である。
【図14】静電チャック電極を有するステージの構成を
示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…基体、2…LOCOS、3,13,23…多結晶シ
リコン層、4…高融点金属シリサイド層、5…被エッチ
ング層、6…有機反射防止層、7…レジストパターン、
8…硬化層、9…ゲート絶縁膜、10…ワードライン、
11…ビットライン、12…層間絶縁膜、14…コンタ
クトプラグ、15…酸化シリコン層 30…静電チャック電極、31…被処理基体、32…ス
テージ、33…熱伝導ガス導入孔、34…冷媒配管、3
5…ヒータ、36…マグネトロン、37…マイクロ波導
波管、38…べルジャ、39…エッチングチャンバ、4
0…ソレノイドコイル、41…バイアス電源、42…ソ
ース電源、43…側壁電極、44…上部電極、46…誘
導結合コイル、47…ヒータ、49…ヘリコン波アンテ
ナ、51…マルチポール磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/302 J Fターム(参考) 2H025 AA00 AA02 AB16 AB17 AC08 AD01 AD03 DA29 DA34 DA40 FA30 FA39 2H096 AA25 BA01 BA09 CA05 CA06 EA04 HA13 HA15 HA30 5F004 AA04 BA04 BA13 BA14 BA20 BB02 BB22 CA04 CA06 DA00 DA04 DA18 DA23 DA25 DA26 DB02 DB03 DB08 DB09 DB15 DB23 DB25 EA04 EA22 EB02 FA08 5F046 HA07 LA19 PA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上の被エッチング層上に、有機系反
    射防止層を形成する工程と、 前記有機系反射防止層上にレジストパターンを形成する
    工程と、 前記レジストパターンをマスクとして前記有機系反射防
    止層をパターニングする工程と、 前記レジストパターンと前記パターニングされた有機系
    反射防止層をマスクとして前記被エッチング層をエッチ
    ングする工程を有する電子装置の製造方法であって、 前記レジストパターンをマスクとして前記有機系反射防
    止層をパターニングする工程の後、 前記レジストパターンにプラズマ照射を施して硬化層を
    形成する工程をさらに有し、 この後、前記被エッチング層をエッチングする工程を施
    すことを特徴とする電子装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記レジストパターンにプラズマ照射を
    施して硬化層を形成する工程においては、 He,Ne,Ar,Kr,Xe,RnおよびN2 からな
    る群から選ばれるすくなくとも一種のガスによるプラズ
    マ照射を施すことを特徴とする請求項1記載の電子装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 基体上の被エッチング層上に、有機系反
    射防止層を形成する工程と、 前記有機系反射防止層上にレジストパターンを形成する
    工程と、 前記基体を静電吸着力により保持しつつ前記レジストパ
    ターンをマスクとして前記有機系反射防止層をパターニ
    ングする工程と、 前記レジストパターンと前記パターニングされた有機系
    反射防止層をマスクとして前記被エッチング層をエッチ
    ングする工程を有する電子装置の製造方法であって、 前記レジストパターンをマスクとして前記有機系反射防
    止層をパターニングする工程の後、 前記レジストパターンにプラズマ照射を施して硬化層を
    形成するとともに前記静電吸着力を解除する工程をさら
    に有し、 この後、前記被エッチング層をエッチングする工程を施
    すことを特徴とする電子装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記レジストパターンにプラズマ照射を
    施して硬化層を形成するとともに前記静電吸着力を解除
    する工程においては、 He,Ne,Ar,Kr,Xe,RnおよびN2 からな
    る群から選ばれるすくなくとも一種のガスによるプラズ
    マ照射を施すことを特徴とする請求項3記載の電子装置
    の製造方法。
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