JP6191661B2 - コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示されたコネクタは、互いに嵌合可能な雌側ハウジング及び雄側ハウジングと、雌側ハウジングの端子収容部の前面側に装着されるフロントリテーナ(以下、フロント部材という)とを備えている。フロント部材の外周面には、前後方向に延出するがた詰めリブ(以下、がた詰め部という)が周方向に間隔をあけて複数設けられている。両ハウジングの嵌合時には、雄側ハウジングの小フード部の内周面に各がた詰め部が当接し、小フード部内で端子収容部ががた付くのを抑えることが可能となっている。
特開2014−59960号公報
ところで、フロント部材が単体状態にあるときには、がた詰め部がフロント部材の外周面に露出して配置されるため、外部からの異物ががた詰め部に接触し易いという事情がある。仮に、がた詰め部が異物との干渉によって潰れると、がた詰め部によるがた詰めの信頼性が損なわれるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、がた詰めの信頼性を高めることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、相手ハウジングのフード部が前方から外嵌されるハウジング本体と、前記ハウジング本体の外周面に嵌着され、両ハウジングの嵌合時には前記ハウジング本体と前記フード部との間に弾性的に挟まれるシール部材と、前記ハウジング本体の前面側に装着され、前記両ハウジングの嵌合時には前記相手ハウジングの内側に配置されるフロント部材とを備え、前記フロント部材は、前記相手ハウジングに対して前記ハウジングが正しい嵌合姿勢をとる場合に前記相手ハウジングの誤嵌合防止面と対面するストレート壁と、前記ストレート壁に突設され、前記フード部の内面に当接することで前記両ハウジング間のがた付きを抑えるがた詰め部と、前方から見て前記がた詰め部よりも外側に配置され、前記ハウジング本体に装着された状態で前記シール部材の前方への抜け出しを規制する湾曲壁とを有しているところに特徴を有する。
ストレート壁にがた詰め部が突設されているものの、前方から見てがた詰め部よりも外側に湾曲壁が配置されているため、がた詰め部に外部からの異物が接触する事態を回避し易くなる。その結果、がた詰め部の突出形状が維持され、がた詰め部によるがた詰めの信頼性を高めることができる。
また、湾曲壁が、がた詰め部を保護する機能とシール部材の抜け出しを規制する機能とを兼備することにより、フロント部材全体の構成が複雑になるのを防止することができる。
本発明の実施例のコネクタを斜め上後方から見た斜視図である。 検知部材が検知位置に留め置かれたコネクタの正面図である。 検知部材が待機位置に留め置かれたコネクタの平面図である。 検知部材が検知位置に留め置かれたコネクタの平面図である。 図4におけるブリッジ部を横断した平面図である。 検知部材が検知位置に留め置かれた状態を示すコネクタの断面図である。 フード部と連結部との間に張出片が弾性的に挟まれた状態を示す断面図である。 ハウジングを斜め上前方から見た斜視図である。 ハウジングの正面図である。 フロント部材の正面図である。 フロント部材の平面図である。 フロント部材の底面図である。 フロント部材の側面図である。 シール部材の正面図である。 シール部材の平面図である。 検知部材の正面図である。 検知部材の平面図である。 検知部材の側面図である。 相手ハウジングの正面図である。 相手ハウジングの断面図である。 他の実施例における張出片の概略的な拡大断面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前方から見て前記がた詰め部が前記湾曲壁の最外端部と高さ方向で重なる位置に配置されている。これによれば、がた詰め部が湾曲壁の最外端部から離れて位置することになるため、がた詰め部に外部からの異物がより干渉しにくくなる。
<実施例>
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例のコネクタは、相手ハウジング200に嵌合可能なハウジング10と、ハウジング10に対して待機位置と検知位置との間を移動可能に組み付けられる検知部材50と、ハウジング10に組み付けられて相手ハウジング200との間のシールをとるシール部材70と、ハウジング10の前端部に装着されるフロント部材90とを備えている。
相手ハウジング200は合成樹脂製であって、図19に示すように、全体として幅方向(図19の左右方向)に扁平な筒状のフード部210を有している。図20に示すように、フード部210内は隔壁211を介して前後に分断されている。隔壁211には、複数の雄端子金具100が幅方向に一列に並んで装着されている。雄端子金具100は導電金属製であって、全体として前後方向に直線状に延出する形態になっている。
図20に示すように、フード部210には、隔壁211の前側に、ハウジング10の後述する嵌合空間14に嵌合可能な嵌合部212が設けられている。図19及び図20に示すように、嵌合部212の内周一側面には、前後方向途中に段差213が設けられ、段差213を挟んだ前後領域のうちの後方領域が前方領域よりも厚肉になっている。嵌合部212の後方領域の内面は、上下方向(高さ方向)及び前後方向に沿った誤嵌合防止面214として構成される。嵌合部212の誤嵌合防止面214には、上下方向中央部で且つ後部に、側面視矩形(図面には表れていない)で且つ扁平台形の突所215が突出して設けられている。また、図6及び図19に示すように、嵌合部212の前端側の上面には、ロック部216が突出して設けられている。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図7〜図9に示すように、幅方向(図9の左右方向)に扁平なブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の外周を包囲する筒状の嵌合筒部12と、嵌合筒部12とハウジング本体11とをつなぐ径方向に沿った連結部13とを一体に有している。ハウジング本体11と嵌合筒部12との間で、且つ連結部13の前方の空間は、嵌合空間14として開放されている。ハウジング本体11には、前後方向に延出する複数のキャビティ15が幅方向に一列に並んで設けられている。キャビティ15の内壁下面には、撓み可能なランス16が突出して設けられている。図7に示すように、キャビティ15には後方から雌端子金具20が挿入される。
雌端子金具20は導電金属製であって前後方向に細長く延出する形態とされ、図7に示すように、前部に筒状の接続部21を有し、後部にオープンバレル状のバレル部22を有している。接続部21には、両ハウジング10、200の正規嵌合時に、相手ハウジング200に装着された雄端子金具100が挿入されて接続される。バレル部22は、電線25の端末部に圧着によって接続され、且つ電線25の外周面に嵌着されたゴム栓26に圧着によって接続されている。雌端子金具20がキャビティ15に正規挿入されると、接続部21にランス16が弾性的に係止され、雌端子金具20がキャビティ15内に抜け止めされるとともに、ゴム栓26がキャビティ15の後端部に液密に挿入される。
図6及び図9に示すように、ハウジング本体11の上方には、撓み可能なロックアーム17が設けられている。ロックアーム17は、ハウジング本体11の上面から起立する脚部18と、脚部18の上端から前後両方向に延出するアーム本体19とを有している。アーム本体19は、全体として前後方向に沿った平板状をなし、脚部18の上端を支点として上下方向に傾倒変位可能(弾性変位可能)とされている。図6に示すように、アーム本体19の前端部には、ロック孔27が上下に貫通して設けられている。両ハウジング10、200の正規嵌合時には、アーム本体19のロック孔27にロック部216が弾性的に嵌り込み、これによって両ハウジング10、200が離脱規制された状態で保持される。また、図4に示すように、アーム本体19の幅方向両端縁には、検知部材50の後述する抜止部63と係止可能な抜止受部28が突出して設けられている。
図8に示すように、嵌合筒部12の上部には、検知部材50の組み付け前に、ロックアーム17を上方に露出させる開放空間部29が開口して設けられている。また、嵌合筒部12の上部には、開放空間部29を挟んだ幅方向両側に、一対の保護壁31が起立して設けられ、両保護壁31の前端部の上縁間に、架橋壁32が架け渡して設けられている。両保護壁31の前端部と架橋壁32とによって正面視門型のブリッジ部33が構成され、ブリッジ部33が開放空間部29を区画する形態になっている。ブリッジ部33の後端縁には、略矩形に切り欠かれた切欠部34が設けられている。検知部材50が検知位置に至ったときに、後述する検知アーム52の先端部を、切欠部34を通して視認することが可能となっている。
図6に示すように、ハウジング本体11の外周面には、連結部13よりも前方に、段付部35が設けられ、段付部35を挟んだ前後両領域のうちの前方領域が後方領域よりも一段落ちて配置されている。ハウジング本体11の外周面の前方領域には、シール部材70が嵌着されている。
シール部材70はシリコンゴム等のゴム製であって、図14及び図15に示すように、前方から見て幅方向に長く四隅部が湾曲した略四角環状のシール本体71と、シール本体71の後端の四隅部から後方に細長く直線状に延出する帯状片72と、帯状片72の後端(延出端)から外側に張り出す張出片73とで一体に構成されている。図14に示すように、張出片73の外周縁は、正面視してシール本体71の四隅部に沿うように略弧状に湾曲する形態になっている。
図6及び図15に示すように、シール本体71は、外周面に外周リップ74が周設され、内周面に内周リップ75が周設されている。ハウジング本体11にシール部材70が嵌着されると、ハウジング本体11の外周面に内周リップ75が弾性的に密着する。また、両ハウジング10、200の正規嵌合時には、嵌合空間14に進入したフード部210の内周面に外周リップ74が弾性的に密着する。これにより、両ハウジング10、200間がシール本体71を介して液密にシールされた状態になる。
図14に示すように、張出片73の前面には、溝部77を介して幅方向(周方向)に分割された受圧部76が突設されている。また、図15に示すように、張出片73の後面には、受圧部76と背合わせの位置に、溝部79を介して幅方向に分割された一対の突部78が突設されている。図15に示すように、受圧部76の前端面及び突部78の後端面は、いずれも幅方向に沿って配置されている。図7に示すように、両ハウジング10、200の正規嵌合時には、フード部210と連結部13との間に張出片73が前後方向に挟まれ、各受圧部76の前端面にフード部210の四隅部の開口端が押圧状態で当接し、各突部78の後端面に連結部13の後述する凹部36の曲面部37が密着して、両ハウジング10、200の前後方向のがた付きが抑えられる。この場合に、受圧部76及び突部78は、溝部77、79に向けて圧縮変形可能となっている。
連結部13の前面は、嵌合空間14の奥面を構成し、図9に示すように、周方向に関してロックアーム17の脚部18と対応する部分を除いて周方向に延出して配置されている。そして、図9に示すように、連結部13の前面には、フード部210の四隅部と対応する奥隅部分に、凹部36が設けられている。凹部36は、周方向に湾曲する形状をなし、且つ、図7に示すように、その内面が開口端から奥端にかけて深さ方向に曲面状に凹む曲面部37として構成される。凹部36の曲面部37の開口端は、弧状に角落としされ、前方へ向けて拡開している。凹部36には、対応する突部78が位置決め状態で挿入される。このとき、突部78は凹部36の曲面部37に沿うようにして凹部36の開口端から奥端へ向けて誘い込まれる。
また、ハウジング本体11の前端部には、フロント部材90が嵌着されている。フロント部材90は合成樹脂製であってキャップ状をなし、図6及び図7に示すように、両ハウジング10、200の正規嵌合時には、フード部210の嵌合部212の内側に配置される。具体的には、図10〜図13に示すように、フロント部材90は、幅方向に長い板状の前壁部91と、前壁部91の外周縁から後方に延出する筒状の周壁部92とで一体に構成されている。
前壁部91には、各キャビティ15と対応する位置に、図10に示すように、複数の貫通孔93が幅方向に一列に並んで設けられている。図7に示すように、前壁部91の後面には、貫通孔93の下縁部から後方に突出する抜止片94が設けられている。
周壁部92は、図10に示すように、上壁96、側壁97、下壁98、湾曲壁99及びストレート壁41によって一体に構成されている。上壁96及び下壁98は、幅方向に沿って互いにほぼ平行に配置される部分を有し、やや湾曲した幅方向一端部に、ストレート壁41及び湾曲壁99のそれぞれの上下両端が一体に連結され、幅方向他端部に、側壁97の上下両端が一体に連結されている。
側壁97は、周壁部92の前後方向の全長に亘って形成され、正面視において側外方(図10の向かって右側)に弧状に湾曲する形態になっている。湾曲壁99は、周壁部92の後端部において側壁97と幅方向で略対称に配置され、正面視において側外方(図10の向かって左側)に弧状に湾曲する形態になっている。図10に示すように、湾曲壁99は、上壁96及び下壁98の幅方向一端部間にアーチ状に架設されている。湾曲壁99の上下方向中央部には、最も外側に張り出す最外端部42が上下方向にほぼ沿って設けられている。
上壁96の後端部、側壁97の後端部、下壁98の後端部及び湾曲壁99は、全周に亘って連続する環状をなし、図6及び図7に示すように、フロント部材90がハウジング10に正規装着されたときに、シール部材70に対向してシール部材70の前方への抜け出しを規制する押さえ部43として構成される。
図10〜図13に示すように、ストレート壁41は、周壁部92の幅方向一端部において湾曲壁99の前方に配置されている。ストレート壁41の外面は、上下方向及び前後方向に沿う形態とされ、両ハウジング10、200の正規嵌合時に、相手ハウジング200の誤嵌合防止面214と対面して配置される。
図10及び図13に示すように、ストレート壁41の外面には、浅底の凹所44が設けられている。図13に示すように、凹所44は、側面視して前後方向に長い矩形状をなし、フロント部材90の前端から後方へ向かう所定範囲に設けられている。凹所44の奥面には、がた詰め部45が突設されている。がた詰め部45は、前後方向に延出するリブ状をなし、ストレート壁41の上下方向中央部(フロント部材90の上下方向中央部でもある)に配置されている。凹所44には突所215がほぼ位置決めされた状態で嵌合可能とされている。フロント部材90を正面視すると、がた詰め部45の側外方(図10の向かって左側)に、湾曲壁99が張り出すように配置されている。また、がた詰め部45は、湾曲壁99の最外端部42と上下方向(高さ方向)で重なる位置に配置されている。このため、側方からの異物は、湾曲壁99の最外端部42等に当接することで、がた詰め部45と接触しない状態に維持可能となっている。
周壁部92の外周面には、図10に示すように、周方向に間隔をあけて複数のリブ46が突設されている。図11及び図12に示すように、各リブ46は、前後方向に延出する形態とされ、前端が周壁部92の前端部に位置し、後端が周壁部92の前後方向中央よりも少し前方に位置している。各リブ46は、がた詰め部45とほぼ同一の形態で構成されている。そして、図10に示すように、各リブ46は、周壁部92において、上壁96の外面の幅方向両端部と、下壁98の外面の幅方向両端部と、側壁97の外面の上下方向中央部とに、それぞれ配置されている。このうち、側壁97の外面の上下方向中央部に配置されたリブ46は、がた詰め部45とほぼ同じ高さ位置に配置されている。また、図10及び図11に示すように、上壁96の幅方向一端部には、前後方向に延出して前壁部91に開口する切欠溝47が設けられている。
続いて、検知部材50について説明する。検知部材50は合成樹脂製であって、ハウジング本体11の上方で且つ両保護壁31間に配置され(図1を参照)、ロックアーム17のアーム本体19をスライドして移動可能とされている。この場合に、検知部材50は、待機位置から検知位置へと前方に押圧されて移動可能とされている。
図16及び図17に示すように、検知部材50は、平面視矩形の扁平な形状をなし、上下方向に沿った背板部51と、背板部51の幅方向中央部から前方に長く延出する検知アーム52と、背板部51の幅方向両端部から前方へ長く延出する一対の突片53と、両突片53の上端間に架け渡される天板部54とを備えている。
図1及び図17に示すように、天板部54の後端部には、窓孔55が上下方向に貫通して設けられている。検知部材50が待機位置にあるときには、窓孔55を通して検知アーム52の後端部を視認することができ(図3を参照)、検知部材50が検知位置にあるときには、窓孔55を通してロックアーム17のアーム本体19の後端部を視認することができる(図4を参照)。このため、検知部材50が待機位置と検知位置のいずれの位置にあるのかを窓孔55を通して知ることができる。
また、図1及び図17に示すように、天板部54の後端部の外面には、窓孔55の開口縁部を周回する周回リブ56が設けられている。天板部54の前端は、幅方向に沿って配置され、図4に示すように、検知部材50が検知位置に至ったときに、ブリッジ部33の後端に当接する当接部57として構成される。
両突片53は、上下方向及び前後方向に沿った帯板状をなし、後端が背板部51に一体に連結され、上端が天板部54に一体に連結されることで、全体として実質的に撓み変形しない形態になっている。図17に示すように、両突片53の前端は、検知部材50全体の中で最前位置に配置されている。
また、両突片53の前端部は、図17に示すように、天板部54の当接部57よりも前方に突出して配置され、図2、図4、図5及び図6に示すように、検知部材50が検知位置にあるときに、ブリッジ部33の両端角部(両保護壁31と架橋壁32とが連結される略L字の連結部位)の内側に当接可能に配置される進入部58として構成される。図2に示すように、進入部58は、保護壁31の内面に対面して当接可能な側面領域59と、側面領域59に対してほぼ直角に配置され、架橋壁32の内面に対面して当接可能な上面領域61とを有している。
図16に示すように、両突片53の内面には、前後方向に延出するガイド溝62が凹設されている。検知部材50の移動時には、アーム本体19の幅方向両端部に張り出して設けられたガイドリブ39がガイド溝62に嵌合されて摺動することにより、検知部材50のスライド動作が案内されるようになっている(図2を参照)。
また、図17に示すように、両突片53の内面には、前後方向略中央部に、爪状の抜止部63が突出して設けられている。天板部54には、抜止部63の形成に伴って図示しない金型が通過することに起因する型抜き孔64が幅方向両側に対をなして開設されている。
検知アーム52は、幅方向及び前後方向に沿った帯板状をなし、上下方向に撓み変形可能とされている。図17に示すように、検知アーム52の前端は、天板部54の当接部57よりも前方で且つ両突片53の進入部58の前端よりも少し後方に控えて位置している。図18に示すように、検知部材50を側面視すると、検知アーム52は、突片53に隠れてほぼ見えない状態になっている。
検知アーム52の前端部の下面には、爪状の係止突起65が突出して設けられている。後述するように、検知部材50が待機位置にあるときには、係止突起65がロックアーム17のアーム本体19のロック孔27に進入してアーム本体19と係止可能とされている。
次に、本実施例の作用を説明する。
組み付けに際し、ハウジング本体11の外周面にシール部材70が装着される。このとき、張出片73の前面が図示しない治具等で押圧され、張出片73の突部78が曲面部37を摺動して凹部36の奥側へと円滑に誘い込まれ、凹部36内に位置決め状態で収容される。シール部材70の装着過程では、突部78が曲面部37を摺動することにより、張出片73及び帯状片72が歪に変形等するのを防止することが可能となっている。シール部材70がハウジング本体11に正規に装着されると、シール本体71がハウジング本体11の外周面に弾性的に密着し、帯状片72がシール本体71と張出片73との間にハウジング本体11の外周面に沿って前後方向に延出して配置される(図7を参照)。
続いて、ハウジング本体11の前端部にフロント部材90が正規深さで装着される。すると、ランス16の撓み空間に抜止片94が進入してランス16の撓み動作が規制される。これにより、キャビティ15に挿入された雌端子金具20が実質的に二重係止された状態となる。また、フロント部材90の押さえ部43がシール本体71の前端に対向して配置され、これによってシール部材70の前方への抜け出しが規制される。
両ハウジング10、200の嵌合前の段階では、検知部材50は待機位置に留め置かれている(図1及び図3を参照)。待機位置では、ロックアーム17のアーム本体19の上方を天板部54が覆うように配置されるとともに、両突片53が保護壁31の内側に当接可能に配置され、且つ、両突片53のガイド溝62にガイドリブ39が嵌合状態で挿入される。そして、待機位置では、検知アーム52がロックアーム17のロック孔27に後方から進入し、係止突起65がロック孔27の前端に当接することで、検知部材50の検知位置への移動が規制され、且つ、両突片53の抜止部63がロックアーム17の抜止受部28を弾性的に係止することで、検知部材50のハウジング10からの離脱が規制される。
次いで、ハウジング10の嵌合空間14に相手ハウジング200のフード部210の嵌合部212が挿入され、両ハウジング10、200の嵌合動作が開始される。両ハウジング10、200の嵌合過程では、アーム本体19の前端がロック部216と干渉して、ロックアーム17が撓み変形させられる。このとき、検知アーム52がロックアーム17とともに撓み変形させられ、係止突起65とアーム本体19との係止状態が維持される。両ハウジング10、200が正規嵌合されると、ロックアーム17が弾性的に復帰し、ロック部216がロック孔27に嵌り込むことで、両ハウジング10、200が離脱規制された状態に保持される(図6を参照)。そして、ロック部216がロック孔27に嵌り込むのに伴い、係止突起65がロック部216に押圧されてアーム本体19との係止状態が解除され、検知部材50の検知位置への移動が可能となる。
続いて、天板部54の周回リブ56等に指が引っ掛けられ、その状態で検知部材50が検知位置に押し込まれる。このとき、ガイド溝62にガイドリブ39が摺動することで、検知部材50が円滑に移動させられる。また、係止突起65がアーム本体19の前端部の上面を摺動し、検知アーム52が撓み変形させられる。検知部材50が検知位置に至ると、検知アーム52が弾性的に復帰し、係止突起65がアーム本体19の前端に当接可能に配置される。これにより、検知部材50が待機位置に戻る方向に移動するのが規制される(図6を参照)。また、検知位置では、天板部54の当接部57がブリッジ部33の架橋壁32に当て止めされ、検知部材50の前進が規制される(図4を参照)。
さらに、検知位置に至る手前の段階から検知位置にかけて、両突片53の進入部58がブリッジ部33の内側に進入し、ブリッジ部33の両端角部の内面に対して進入部58の側面領域59及び上面領域61が当接可能に配置される(図2及び図5を参照)。これにより、ブリッジ部33の両端角部が進入部58で内側から支持されて一体的に剛体化され、ブリッジ部33が外力を受けて撓み変形するのを防止することが可能となる。
また、両ハウジング10、200が正規嵌合されると、フード部210の開口端が張出部の受圧部76に当接し、受圧部76の圧潰を伴いつつ突部78が曲面部37に沿って凹部36の奥側に緊密に押し込まれる(図7を参照)。こうして張出片73が前後方向に弾性的に圧縮変形させられることにより、両ハウジング10、200間の前後方向のがた付きが抑えられる。
また、両ハウジング10、200の嵌合過程の終盤から正規嵌合時にかけて、フード部210の内周面にがた詰め部45及び各リブ46が当接し、がた詰め部45及び各リブ46の突出端部が圧潰された状態になる。この場合に、フード部210の誤嵌合防止面214がフロント部材90のストレート壁41に対面して配置され、突所215が凹所44に嵌り込んで位置決めされ、その状態で、突所215の平坦な突出端面にがた詰め部45が圧潰状態で当接するようになっている。したがって、がた詰め部45及び各リブ46によって両ハウジング10、200の嵌合方向と交差する方向のがた付きも抑えられる。
一方、ハウジング10が相手ハウジング200に対して正規の嵌合姿勢をとっていないと、フード部210の誤嵌合防止面214がフロント部材90の前壁部91に干渉等して、両ハウジング10、200の嵌合動作が規制される。したがって、両ハウジング10、200が正規の嵌合姿勢をとっていないことを、両ハウジング10、200の嵌合初期の段階で知ることができる。
以上説明したように本実施例によれば、次の効果を奏することができる。
シール部材70の張出片73の突部78がハウジング10の曲面部37によって凹部36の奥側に誘導されて凹部36内で位置決めされるため、張出片73及び帯状片72が歪に変形するのを防止することができ、両ハウジング10、200のがた付きを確実に抑えることができる。とくに、本実施例の場合、帯状片72が前後方向に細長く延出することで形状安定性に欠け、突部78が凹部36に挿入されにくい状態になり易いため、凹部36の曲面部37に沿って突部78が誘い込まれる構造にすることのメリットが大となる。
また、検知部材50の両突片53の進入部58がブリッジ部33の両端部の内側に当接可能に配置されることにより、外力を受けたブリッジ部33が変形するのを防止することができる。その結果、ブリッジ部33を有する嵌合筒部12の筒形状を良好に維持することができ、嵌合筒部12と相手ハウジング200との嵌合動作を支障なく円滑に行うことができる。
また、検知部材50が検知位置に至る手前で、両突片53の進入部58がブリッジ部33の両端部の内側に当接可能に進入し、検知部材50が検知位置に至ったときに、当接部57がブリッジ部33に当て止めされるため、当接部57の当て止め時の衝撃でブリッジ部33が変形するのを回避することができる。
また、フロント部材90を前方から見ると、がた詰め部45よりも外側に湾曲壁99が配置されているため、がた詰め部45に外部からの異物が接触するのを回避し易くなる。その結果、がた詰め部45の突出形状が維持され、がた詰め部45によるがた詰めの信頼性を高めることができる。
また、湾曲壁99が、がた詰め部45を保護する機能とシール部材70の抜け出しを規制する機能とを兼備することにより、フロント部材90全体の構成が複雑になるのを防止することができる。
さらに、がた詰め部45が前方から見て湾曲壁99の最外端部42と高さ方向で重なる位置に配置されているため、がた詰め部45に外部からの異物がより干渉しにくくなる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)図21に示すように、シール部材70Aの張出片73Aは、前面に凹曲曲面状の受圧部76Aが設けられ、後面に突曲面状の突部78Aが設けられるものであってもよい。両ハウジング10、200の嵌合時には、受圧部76Aにフード部210の開口端が位置決め状態で嵌り込み、連結部13の凹部36に突部78Aが位置決め状態で嵌り込むようになるとよい。
(2)フロント部材は、リテーナ機能を有しないフロントマスクとして構成されるものであってもよい。
(3)曲面部は、凹部の開口端部のみに形成されるものであってもよい。
(4)検知部材が待機位置にあるとき、あるいは検知部材が待機位置と検知位置のいずれの位置にあるときにも、ブリッジ部の両端部の内側に、突片が当接可能に配置されるものであってもよい。
10…ハウジング
11…ハウジング本体
12…嵌合筒部
13…連結部
14…嵌合空間
15…キャビティ
16…ランス
17…ロックアーム
29…開放空間部
33…ブリッジ部
36…凹部
37…曲面部
41…ストレート壁
42…最外端部
43…押さえ部
45…がた詰め部
50…検知部材
52…検知アーム
53…突片
57…当接部
58…進入部
70、70A…シール部材
71…シール本体
72…帯状片
73、73A…張出片
78、78A…突部
90…フロント部材
99…湾曲壁
200…相手ハウジング
210…フード部
214…誤嵌合防止面

Claims (2)

  1. 相手ハウジングのフード部が前方から外嵌されるハウジング本体と、
    前記ハウジング本体の外周面に嵌着され、両ハウジングの嵌合時には前記ハウジング本体と前記フード部との間に弾性的に挟まれるシール部材と、
    前記ハウジング本体の前面側に装着され、前記両ハウジングの嵌合時には前記相手ハウジングの内側に配置されるフロント部材とを備え、
    前記フロント部材は、前記相手ハウジングに対して前記ハウジングが正しい嵌合姿勢をとる場合に前記相手ハウジングの誤嵌合防止面と対面するストレート壁と、前記ストレート壁に突設され、前記フード部の内面に当接することで前記両ハウジング間のがた付きを抑えるがた詰め部と、前方から見て前記がた詰め部よりも外側に配置され、前記ハウジング本体に装着された状態で前記シール部材の前方への抜け出しを規制する湾曲壁とを有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前方から見て前記がた詰め部が前記湾曲壁の最外端部と高さ方向で重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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