JP6186930B2 - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、後処理装置及び画像形成システに関する。
十分に強い折り目が付与できるとともに、綴じ針と折り目とを精度よく合わせることができる中綴じ折り装置を得るため、折りナイフの先端に複数の凸部を設け、この凸部が用紙束を折りローラ向かって押し込む中綴じ折り装置が存在する。この中綴じ折り装置は、用紙サイズに応じた綴じ位置に移動するステッチャ移動機構を備える。そして、ステッチャ移動機構は、折る際にこの凸部が綴じ針に当たらない位置に綴じ針を打ち込むようステッチャを移動させる(特許文献1参照)。
特開2010−195504号公報
本発明は、折り畳まれた用紙束が、予期した状態よりも開いた状態となることを抑制する。
請求項1記載の発明は、複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、前記用紙束に突き当てられる突当手段を有し、当該突当手段を当該用紙束に突き当て当該用紙束に谷状の第1折目および当該第1折目と同じ向きに凹む谷状の第2折目を形成する折目形成手段と、前記用紙束の前記第2折目にて当該第2折目と同じ向きに凹むように当該用紙束を折り畳む折畳手段とを備えることを特徴とする後処理装置である。
請求項2記載の発明は、前記用紙束に綴じ処理を施す綴じ手段を備え、前記折目形成手段は、前記用紙束において前記綴じ手段によって綴じられる箇所以外にて前記第1折目を形成し、当該綴じ手段によって綴じられる箇所にて前記第2折目を形成することを特徴とする請求項1記載の後処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記折目形成手段は、前記用紙束における前記第2折目を挟んで配置される複数の前記第1折目を形成することを特徴とする請求項1記載の後処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記折目形成手段は、前記用紙束の態様に応じて、当該用紙束に形成される前記第1折目の本数を変更することを特徴とする請求項1記載の後処理装置である。
請求項5記載の発明は、複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、前記用紙束に折目を形成しながら当該用紙束を折り畳む折目形成手段とを備え、前記折目形成手段は、前記用紙束に第1折目および当該第1折目とは異なる第2折目を形成するとともに、当該第1折目で当該用紙束を折り畳まず当該第2折目で当該用紙束を折り畳み、かつ前記用紙束の態様に応じて、当該用紙束に形成される当該第1折目の深さを変更することを特徴とする後処理装置である。
請求項記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成された複数枚の前記用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、前記用紙束に突き当てられる突当手段を有し、当該突当手段を当該用紙束に突き当て当該用紙束に谷状の第1折目および当該第1折目と同じ向きに凹む谷状の第2折目を形成する折目形成手段と、前記用紙束の前記第2折目にて当該第2折目と同じ向きに凹むように当該用紙束を折り畳む折畳手段とを備えることを特徴とする画像形成システムである。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、折り畳まれた用紙束が、予期した状態よりも開いた状態となることを抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、第1折目にて用紙束を開くことを可能にしつつ用紙束の用紙どうしがずれることを抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、用紙束の開きをより抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、用紙束の態様に応じて、生産性を調整することができる。
請求項5記載の発明によれば、用紙束の態様に応じて、第1折目の視認性を調整することができる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、折り畳まれた用紙束が、予期した状態よりも開いた状態となることを抑制することができる。
本実施の形態が適用される画像形成システムの全体構成を示した図である。 後処理装置の機能を説明する図である。 本実施の形態の中綴じ製本機能部の構成を説明する図である。 (a)は本実施の形態の折り機構の概略構成図であり、(b)はガイド本体の配置を説明するための図である。 用紙処理制御部の機能ブロック図である。 (a)は閉じられた状態の用紙束を示し、(b)乃至(d)は開いた状態の用紙束を示す図である。 (a)および(b)は、基本モードにおける中綴じ製本機能部の動作を説明するための図である。 (c)および(d)は、基本モードにおける中綴じ製本機能部の動作を説明するための図である。 (a)乃至(c)は、補助折りモードにおける中綴じ製本機能部の動作を説明するための図である。 (d)乃至(f)は、補助折りモードにおける中綴じ製本機能部の動作を説明するための図である。 (g)および(h)は、補助折りモードにおける中綴じ製本機能部の動作を説明するための図である。 (a)は基本モードにより折り処理が施された用紙束を説明するための図である。 (b)は補助折りモードにより折り処理が施された用紙束を説明するための図である。 用紙処理制御部が中綴じ製本機能部で実行させるモードを選択するフローチャートである。 (a)はモード選択のための画像を説明するための図であり、(b)は基準枚数入力のための画像を説明するための図である。 (a)は基本モードにより折り処理が施された用紙束を説明するための図であり、(b)は補助折りモードにより折り処理が施された用紙束を説明するための図である。 (c)および(d)は補助折りモードにより折り処理が施された用紙束を説明するための図である。 用紙処理制御部が中綴じ製本機能部で実行させるモードを選択するフローチャートである。 ユーザ・インターフェイスに表示されるモード選択の画像である。 (a)乃至(d)は、変形例を説明するための図である。 他の変形例における折り機構を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成システム100の説明>
図1は本実施の形態が適用される画像形成システム100の全体構成を示した図である。図1に示す画像形成システム100は、例えば電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置1と、画像形成装置1によって画像が形成された記録材(用紙)Sに対して後処理を施す後処理装置2とを備えている。
画像形成装置1は、各色画像データに基づき画像を形成する画像形成部10と、原稿から画像を読み取って読取画像データを生成する画像読取部11と、画像形成部10に用紙Sを供給する用紙供給部12と、ユーザからの操作入力を受け付けるとともに画像形成システム100の異常をユーザに通知する総合ユーザ・インターフェイス13と、画像形成システム100全体の動作を制御する主制御部14とを備えている。
後処理装置2は、画像形成装置1から画像形成された用紙Sを受け入れて搬送するトランスポートユニット3と、トランスポートユニット3から搬入された用紙Sに対して折り処理を施す折りユニット4と、折りユニット4を通過した用紙Sに対して最終処理を施すフィニッシャユニット5と、冊子の表紙等を構成するための合紙を供給するインターポーザ6とを備えている。さらに、後処理装置2は、後処理装置2の各機能部を制御する用紙処理制御部7と、後処理に関するユーザからの操作入力を受け付けるユーザ・インターフェイス(UI)15とを備えている。
なお、図1の後処理装置2では、用紙処理制御部7が後処理装置2内に設けられた構成を示したが、用紙処理制御部7を画像形成装置1内に設けてもよい。また、主制御部14が、用紙処理制御部7の制御機能を兼ね備えた構成としてもよい。
また、図1の後処理装置2では、ユーザ・インターフェイス15が後処理装置2内に設けられた構成を示したが、ユーザ・インターフェイス15を画像形成装置1内に設けてもよい。また、画像形成装置1の総合ユーザ・インターフェイス13がユーザ・インターフェイス15の制御機能を兼ね備えた構成としてもよい。
<後処理装置2の説明>
図2は、後処理装置2の機能を説明する図である。後処理装置2には、フィニッシャユニット5に、用紙Sに対して2穴や4穴等の穴あけ(パンチ)を施すパンチ機能部70と、用紙Sを必要枚数だけ集積させて用紙束B(図4参照)を生成し、用紙束Bの端部にステープル綴じ(端綴じ)を実行する端綴じ機能部40と、用紙Sを必要枚数だけ集積させて用紙束Bを生成し、用紙束Bの中央部分を綴じ処理(中綴じ処理)して小冊子(ブックレット)に製本する中綴じ製本機能部30とを備えている。また、折りユニット4に、用紙Sに対して内三折り(C折り)や外三折り(Z折り)等の折りを施す折り機能部50を備えている。さらには、インターポーザ6やトランスポートユニット3は、用紙束Bの表紙に用いられる厚紙や窓空き用紙等の合紙を供給する合紙供給機能部90を備えている。
<中綴じ製本機能部30の説明>
次に、フィニッシャユニット5に設けられた中綴じ製本機能部30について説明する。 図3は、本実施の形態の中綴じ製本機能部30の構成を説明する図である。図3に示したように、中綴じ製本機能部30は、画像形成後の用紙Sを予め定められた枚数だけ集積させるコンパイルトレイ(コンパイル用積載部)31と、コンパイルトレイ31に用紙Sを一枚ずつ搬入する搬入ロール39と、用紙束B(図4参照)を載せ用紙束Bの中綴じ位置及び折り位置を決定するエンドガイド32とを備えている。さらに、中綴じ製本機能部30は、コンパイルトレイ31上に集積される用紙S(図1参照)をエンドガイド32に向けて揃えるための用紙揃えパドル33と、コンパイルトレイ31上に集積される用紙Sを幅方向に揃える用紙幅揃え部材34とを備えている。
また、中綴じ製本機能部30は、綴じ手段の一例であり、コンパイルトレイ31上に集積された用紙束Bに対し、ステープル針51(図4参照)を貫通させながら綴じ処理を施すステープラ81を備える。また、中綴じ製本機能部30は、綴じ処理が施された用紙束Bを折る折りナイフ35と、折りナイフ35によって折りが開始された用紙束Bを挟み込む折りロール36とを備えている。さらに、折りロール36の下流側には、折りナイフ35及び折りロール36により折り処理されて製本化された用紙束Bを搬送する搬送ロール部材38と、製本化された用紙束Bを積載する冊子トレイ(冊子積載部)45とを備えている。
さらに、中綴じ製本機能部30は、コンパイルトレイ31上の用紙束Bに配置されたステープル針51を検知する第1の針検知センサ92、および冊子トレイ45へと搬送される用紙束Bに配置されたステープル針51を検知する第2の針検知センサ93を備えている。
なお、以下の説明においては、折りナイフ35、折りロール36およびエンドガイド32を折り機構80として説明する。
また、図3では、コンパイルトレイ31の収容面における用紙Sが搬入される際の上流側方向をy方向、収容面内での用紙Sが搬入される方向と直交する方向(用紙Sの幅方向)をx方向、コンパイルトレイ31の収容面と直交する方向をz方向とする。以下に示す図においても、同様とする。
<折り機構80の構成>
次に、折り機構80の構成について説明をする。
図4(a)は、本実施の形態の折り機構80の概略構成図であり、図4(b)は、ガイド本体32aの配置を説明するための図である。なお、図4(a)においては、ステープラ81等の一部の機能部材を省略している。
折り機構80は、上述のように、それぞれコンパイルトレイ31の周囲に設けられた、折りナイフ35、折りロール36およびエンドガイド32を備える。
なお、図示の例におけるコンパイルトレイ31は、用紙Sを集積させる支持板31aと、支持板31aによって集積された用紙Sを支持板31aとの間で挟む補助板31bとを備える。また、コンパイルトレイ31は、複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部の一例である。
折りナイフ35は、側面が用紙束Bに押しつけられる板状部材であるナイフ本体35aと、ナイフ本体35aの駆動源となるナイフモータ35mと、ナイフモータ35mの駆動力をナイフ本体35aへと伝達する駆動リンク35cとを備える。ナイフ本体35aは、駆動リンク35cを介してナイフモータ35mからの駆動力を受けることで、コンパイルトレイ31の支持板31a側から補助板31b側に向かう方向(z方向)に突出し、反対方向(−z方向)に退避する。
なお、ナイフ本体35aは、用紙束Bが折りロール36のロール対36a(後述)の間に入り込む位置まで移動可能に設けられる。また、ナイフ本体35aは、コンパイルトレイ31への用紙集積段階や、ステープラ81(図3参照)による中綴じ段階、また、中綴じ後の用紙搬送段階では、その先端が支持板31aの裏面方向(−z方向)に退避しており、支持板31aの表面(収容面)に現れることのないように構成されている。
また、折りナイフ35は、用紙束に折目を形成しながら用紙束を折り畳む折目形成手段の一例である。あるいは、折りナイフ35は、用紙束における綴じ手段によって綴じ処理が施される箇所を含む領域にて折目を形成する折目形成手段の一例である。さらに、折りナイフ35は、用紙束に突き当てながら用紙束を折り畳む突当手段の一例である。
折りロール36は、コンパイルトレイ31を挟んでナイフ本体35aと対峙する位置に設けられる一対のロール体であるロール対36aと、反転可能なロールモータ36mと、ロールモータ36mの駆動力をロール対36aへと伝達する駆動ギア36cとを備える。ロール対36aは、駆動ギア36cを介してロールモータ36mの駆動力を受けることにより、正回転あるいは逆回転する。なお、折りナイフ35および折りロール36は、用紙束に折目を形成しながら用紙束を下流へ搬送して、用紙束を折り畳む折目形成手段の一例である。
エンドガイド32は、用紙束Bの下方端部を支持するガイド本体32aと、反転可能なガイドモータ32mと、ガイドモータ32mの駆動力をガイド本体32aへと伝達する駆動ベルト32cとを備える。
また、エンドガイド32は、用紙束Bの下方端部側において、用紙束Bの面と対峙して設けられる第1挟み部32pと、第1挟み部32pと用紙束Bを挟んで対向する位置に設けられる第2挟み部32qと、この第2挟み部32qに接続され第2挟み部32qを第1挟み部32pに対して進退させるソレノイド32sとを備える。なお、図示は省略するが、第1挟み部32p、第2挟み部32qおよびソレノイド32sは、駆動ベルト32cに接続して設けられ、ガイド本体32aとともに移動する。
ガイド本体32aは、駆動ベルト32cを介してガイドモータ32mの駆動力を受けることにより、y方向に沿う方向において、コンパイルトレイ31に対して進退する。
ここで、図4(b)に示すように、ガイド本体32aは、y方向に沿う方向において、コンパイルトレイ31と離間する側からコンパイルトレイ31に接近する側に向けてこの順番に位置する、ホームポジションHP、ステープルポジションSPおよび位置P1乃至P4に配置可能である。
<用紙処理制御部7>
次に、後処理装置2の各機能部を制御する用紙処理制御部7の機能について説明をする。なお、図5は、用紙処理制御部7の機能ブロック図である。
本実施の形態では、用紙処理制御部7は、画像形成装置1の主制御部14から、これから形成する用紙束Bの処理についての情報が入力される。また、用紙処理制御部7は、ユーザ・インターフェイス(UI)15を介して受け付けた、用紙束Bに施される処理についての処理信号が入力される。
切り替え手段の一例である用紙処理制御部7は、主制御部14およびユーザ・インターフェイス15から入力された信号に基づいて、後処理装置2の各機能部を制御するようになっている。具体的に説明をすると、用紙処理制御部7は、ナイフ本体35aを駆動させるナイフモータ35mと、ロール対36aを駆動させるロールモータ36mと、ガイド本体32aを駆動させるガイドモータ32mと、第2挟み部32qを駆動させるソレノイド32sと、ステープラ81を駆動させるステープラ駆動部81mと、用紙幅揃え部材34を駆動させる揃え部材駆動部34mとに対して、それぞれ制御信号を出力するようになっている。
なお、図示は省略するが、用紙処理制御部7は、搬送ロール部材38等の中綴じ製本機能部30の他の機能部、あるいはパンチ機能部70および端綴じ機能部40の各機能部にも制御信号を出力する。
<用紙束Bの状態>
次に、折り機構80によって折り処理が施された用紙束Bについて説明をする。
図6(a)は、閉じられた状態の用紙束Bを示し、図6(b)乃至図6(d)は、開いた状態の用紙束Bを示す図である。
詳細は後述するが、図6(a)に示すように、折り機構80によって折り処理が施された用紙束B61は、小冊子状となる。この小冊子状の用紙束B61は、折り機構80によって折り処理が施された部分である折り部分Rにて折り畳まれた状態である。また、用紙束B61は、折り部分Rにおいて、ステープル針51により綴じ処理が施されている。
さて、図6(a)に示す用紙束B61は、小冊子が閉じられた状態(予期した状態)である。図示の例においては、折り畳まれて冊子トレイ45上に配置された用紙束B61のうち、上方側の部分である上方部B611と、下方側の部分である下方部B612とが、互いに沿った状態である。さらに説明をすると、上方部B611および下方部B612がなす角度(折り角度)は、約0°である。
一方、図6(b)に示すように、例えば用紙束B63を構成する用紙Sの枚数が多くなった場合等に、用紙束B63が冊子トレイ45上で開く場合がある。開いた状態の用紙束B63においては、用紙束B63の上方部B631および下方部B632がなす角度α1が、図6(a)に示す用紙束B61の上方部B611および下方部B612がなす角度よりも大きくなる。例えば、図示の例においては、角度α1が約75°となる。
なお、用紙束B63が開く状態としては、図6(b)に示す状態に限定されるものではない。
例えば、図6(c)に示すように、用紙束B65が開く状態としては、用紙束B65の上方部B651が冊子トレイ45に接する位置まで開く状態も含む。さらに説明をすると、用紙束B65は、上方部B651と下方部B652とがなす角度α2が、約180°となる状態である。
あるいは、図6(d)に示すように、図6(a)の用紙束B61と比較して、用紙束B67の上方部B671および下方部B672における折り部分R側が、互いに離間した状態となる状態を含む。さらに説明をすると、用紙束B67の上方部B671および下方部B672における折り部分R側が、膨らんだ状態である。また、図示の例においては、用紙束B67の上方部B671および下方部B672における折り部分Rとは反対側が、図6(a)の用紙束B61と比較して、より離間した状態となっている状態である。
ここで、以下の説明において、予期した状態よりも用紙束Bが開いた状態となることを、用紙束Bの開きとすることがある。
<中綴じ製本機能部30の動作>
次に、中綴じ製本機能部30の動作について説明する。
ここではまず、図3〜図6、図7−1および図7−2を参照して中綴じ製本機能部30の基本的な動作の態様である基本モードを説明した後、図3〜図6、図7−1および図7−2に加えて図8−1乃至図8−3を参照しながら画像形成システム100の他の動作の態様である補助折りモードを説明する。
ここで、補助折りモードとは、上述の用紙束Bの開きを抑制するモードである。
なお、図7−1および図7−2における(a)乃至(d)は、基本モードにおける中綴じ製本機能部30の動作を説明するための図である。また、図8−1乃至図8−3における(a)乃至(h)は、補助折りモードにおける中綴じ製本機能部30の動作を説明するための図である。
<基本モード>
図3に示すように、フィニッシャユニット5は、小冊子の作成に際して、折りユニット4の排出ロール46を介して出力される画像形成(印刷)済の用紙Sを用紙搬入口71にて受け入れ、用紙搬入口71の付近に設けられた入口ロール41を通過させた後、パンチ機能部70において必要に応じてパンチ(穴あけ)処理を施す。そして、パンチ機能部70を通過した用紙Sは、第1ゲート42によって中綴じ製本機能部30、または上部用紙収容トレイ(上部用紙積載部)49や端綴じ機能部40に振り分けられる。
画像形成済の用紙Sを外部に排紙するか、または端綴じ冊子を作成する場合には、用紙処理制御部7からの制御信号に基づき、第1ゲート42において用紙Sが上方に向けられ、搬送ロール43によってさらに上方に搬送されて、上部用紙収容トレイ49や端綴じ機能部40に送られる。一方、中綴じされた小冊子を作成する場合には、用紙処理制御部7からの制御信号に基づき、第1ゲート42において用紙Sが下方に向けられ、搬送ロール44を経て搬入ロール39に送られる。
搬入ロール39はコンパイルトレイ31に用紙Sが集積されるように、搬送されてくる用紙Sを順にコンパイルトレイ31上に積載していく。例えば、5枚、10枚等といった画像形成装置1の主制御部14(図1参照)にて設定された枚数が、このコンパイルトレイ31に集積される。
このとき、エンドガイド32は、例えばエンドガイド32に載せられた用紙Sにおける搬送方向中央部が、ステープラ81による綴じ位置となるよう、ホームポジションHPからステープルポジションSPに移動し、停止している。また、用紙揃えパドル33は、エンドガイド32に向けて回転し、集積される用紙Sをエンドガイド32に押し当てて、用紙揃えを補助する。また、用紙幅揃え部材34は、用紙Sが一枚ずつ搬送されてくる毎に、コンパイルトレイ31上に集積される用紙Sの幅方向にスライド移動して、集積された用紙Sに対し幅方向から用紙揃えを行う。
そして、コンパイルトレイ31に予め定められた枚数の用紙Sが集積され、用紙束B71が形成される。形成された用紙束B71の下端側は、エンドガイド32の第2挟み部32q(図4参照)が第1挟み部32p(図4参照)に近接することにともない、第1挟み部32pおよび第2挟み部32qによって挟みこまれる。そして、用紙束B71に対して、ステープラ81によりステープル針51が配置されることで綴じ処理が施される。
そして、図7−1(a)に示すように、エンドガイド32が、コンパイルトレイ31の収容面における用紙Sの上流側方向(y方向)へ移動し、位置P2へ配置される。このことにともない、用紙束B71のステープル針51が配置された部分(搬送方向中央部)がナイフ本体35aの先端と対向する位置となる。
そして、図7−1(b)に示すように、ナイフ本体35aがコンパイルトレイ31の裏面側から収容面側(z方向)に向かう向きで押し出され、ナイフ本体35aの先端が用紙束B71に接する。そして、ナイフ本体35aがさらに押し出され、用紙束B71が正回転するロール対36aに挟み込まれ、用紙束B71に対して折り処理が施される。
そして、図7−2(c)に示すように、折り処理が施された用紙束B71は、搬送ロール部材38(図3参照)によって搬送される。また、ナイフ本体35aはコンパイルトレイ31の裏面方向(−z方向)に退避し、エンドガイド32はホームポジションHPへと移動する。
そして、図7−2(d)に示すように、折り処理が施された用紙束B71は、冊子トレイ45に積載される。
<補助折りモード>
次に、図3〜図6、図7−1、図7−2、および図8−1乃至図8−3を参照しながら中綴じ製本機能部30の他の動作の態様である補助折りモードを説明する。
補助折りモードにおいては、用紙束Bにおける折り部分Rが形成される部分以外において、折り筋C1、C2が形成される。この折り筋C1、C2を形成する動作について、以下で詳細に説明をする。なお、以下の説明では、補助折りモードにおいて、上述の基本モードとは異なる動作を主として説明をする。
まず、コンパイルトレイ31に予め定められた枚数の用紙Sが集積された用紙束B81が形成される。そして、この用紙束B81に対して、ステープラ81によりステープル針51が配置されることで綴じ処理が施される。
そして、図8−1(a)に示すように、エンドガイド32が、コンパイルトレイ31の収容面における用紙Sの上流側方向(y方向)へ移動し、位置P1へ配置される。このことにともない、用紙束B81における、ステープル針51が配置された部分(搬送方向中央部)よりも上端側の部分(用紙束において綴じ手段によって綴じられる箇所以外の部分)が、ナイフ本体35aの先端と対向する位置となる。
そして、図8−1(b)に示すように、ナイフ本体35aが押し出され、ナイフ本体35aの先端が用紙束B81に接する。そして、ナイフ本体35aの先端はさらに押し出され、用紙束B81が正回転するロール対36aに挟み込まれる。
そして、図8−1(c)に示すように、ナイフ本体35aは、コンパイルトレイ31の裏面方向(−z方向)に退避するとともに、ロール対36aが逆回転する。このとき、用紙束B81には折り筋C1が形成されている。なお、この用紙束B81は、折り筋C1において折り畳まれない。
また、エンドガイド32は、ナイフ本体35aの先端が用紙束B81から離間した状態にて、用紙Sの上流側方向(y方向)へ移動し、位置P4へ配置される。このことにともない、用紙束B81における、ステープル針51が配置された部分(搬送方向中央部)よりも下端側の部分が、ナイフ本体35aの先端と対向する位置となる。
そして、図8−2(d)に示すように、ナイフ本体35aが押し出され、ナイフ本体35aの先端が用紙束B81に接する。そして、ナイフ本体35aの先端はさらに押し出され、用紙束B81が正回転するロール対36aに挟み込まれる。
そして、図8−2(e)に示すように、ナイフ本体35aは、コンパイルトレイ31の裏面方向(−z方向)に退避するとともに、ロール対36aが逆回転する。このとき、用紙束B81には折り筋C2が形成されている。
また、エンドガイド32は、ナイフ本体35aの先端が用紙束B81から離間した状態にて、用紙Sの下流側方向(−y方向)へ移動し、位置P3へ配置される。このことにともない、用紙束B81において、ステープル針51が配置された部分(搬送方向中央部、用紙束において綴じ手段によって綴じられる箇所)が、ナイフ本体35aの先端と対向する位置となる。
そして、図8−2(f)に示すように、ナイフ本体35aが押し出され、ナイフ本体35aの先端が用紙束B81に接する。そして、ナイフ本体35aの先端はさらに押し出され、用紙束B81が正回転するロール対36aに挟み込まれる。そして、正回転を継続するロール対36aによって搬送されることによって、用紙束B81に折り処理が施される。すなわち、用紙束B81は、折り部分Rにおいて折り畳まれる。
図8−3(g)に示すように、折り処理が施された用紙束B81は、搬送ロール部材38(図3参照)によって搬送される。また、ナイフ本体35aは、コンパイルトレイ31の裏面方向(−z方向)に退避するとともに、エンドガイド32は、ホームポジションHPへと移動する。
そして、図8−3(h)に示すように、用紙束B81は冊子トレイ45に積載される。
なお、折目形成手段の一例である折りナイフ35および折りロール36は、用紙束に第1折目および第1折目とは異なる第2折目を形成するとともに、第1折目で用紙束を用紙束の搬送方向全長に亘って折り畳まず、第2折目で用紙束を用紙束の搬送方向全長に亘って折り畳むものとして捉えることができる。
<用紙束の比較>
次に、図9−1および図9−2を参照しながら、基本モードおよび補助折りモードそれぞれにより折り処理が施された用紙束B71、B81について説明をする。
図9−1(a)は基本モードにより折り処理が施された用紙束B71を説明するための図であり、図9−2(b)は補助折りモードにより折り処理が施された用紙束B81を説明するための図である。さらに説明をすると、図9−1(a−1)および図9−2(b−1)は、折り畳まれた状態の用紙束B71、B81を示す図であり、図9−1(a−2)および図9−2(b−2)は、折り畳まれた用紙束B71、B81を開いた状態を示す図であり、図9−1(a−3)および図9−2(b−3)は、開いた状態の用紙束B71、B81における折り部分R周辺の側面図である。
なお、図9−1(a−2)および図9−2(b−2)においては、ステープル針51は省略している。
図9−1(a−1)に示すように、基本モードにより折り畳まれた用紙束B71には、折り部分Rが形成されている。一方、図9−2(b−1)に示すように、補助折りモードにより折り畳まれた用紙束B81には、折り部分Rに加えて、折り筋C1、C2が形成されている。ここで、用紙束B81は、折り部分Rにおいて折り畳まれている。一方で、用紙束B81は、折り筋C1、C2においては折り畳まれていない。
さらに説明をすると、用紙束B81は、折り部分Rで、折りロール36(図4参照)によって搬送される用紙束B81の搬送方向における全長に亘って折り畳まれる。一方で、用紙束B81は、折り筋C1、C2で、折りロール36によって搬送される用紙束B81の搬送方向における全長に亘って折り畳まれない。
補助折りモードにおいては、折り筋C1、C2が形成されることにより、基本モードの場合と比較して、用紙束B81の開きが抑制される。ここで、折り部分Rおよび折り筋C1、C2は、折目の一例であり、折り部分Rは第2折目の一例であり、折り筋C1、C2は第1折目の一例である。
また、図9−1(a−2)および図9−2(b−2)に示す例においては、用紙束B71、B81の長手方向と交差する方向(図中左右方向)に沿って折り部分Rが形成される。また、図9−2(b−2)に示すように、用紙束B81の折り筋C1、C2は、折り部分Rに沿って形成される。また、この折り筋C1、C2は、それぞれ折り部分Rを挟む位置に形成される。
また、図9−2(b−3)に示すように、用紙束B81が折り部分Rによって折られた状態で内側となる面(図中左側の面)にて、折り部分Rに沿う折り筋C1、C2が形成される。さらに説明をすると、用紙束B81が折り部分Rによって折られた状態で内側となる面の一部を凹ませることにより、折り筋C1、C2が形成される。
ここで、図9−1(a−3)および図9−2(b−3)を参照しながら、折り筋C1、C2あるいは折り部分Rが形成されることにともない用紙Sが変形した領域について説明をする。
まず、図9−1(a−3)に示すように、用紙束B71においては、用紙Sが変形した領域の幅(図中上下方向長さ)は、折り部分Rの幅となる。一方で、図9−2(b−3)に示すように、用紙束B81においては、用紙Sが変形した領域の幅は、折り筋C1から折り筋C2にわたる領域の幅となる。図示の例においては、用紙束B71における上記領域の幅は、距離L0となるのに対して、用紙束B81における上記領域の幅は、距離L0よりも大きい距離L1となる。
このことから、補助折りモードは、基本モードと比較して、用紙Sを変形させる領域の幅をより広げる態様として捉えることができる。
さて、図8−1乃至図8−3を参照しながら説明をしたように、用紙束B81に折り筋C1、C2を形成する順番としては、まず折り筋C1が形成され、次に折り筋C2が形成される。すなわち、コンパイルトレイ31上でエンドガイド32によって支持される用紙束B81において、より上端側に位置する折り筋C1が形成された後に、より下端側に位置する折り筋C2が形成される。
この順番で折り筋C1、C2を形成することにより、折り筋C1を形成した後に折り筋C2を形成する際に、用紙束B81を支持するエンドガイド32は、用紙Sが搬入される際の上流側方向(y方向)へ移動する。つまり、エンドガイド32は、用紙束B81を押し上げる向きに移動する。このことにより、エンドガイド32を反対向きに移動させる場合と比較して、エンドガイド32と用紙束B81の下端とが離間することが抑制される。したがって、用紙束B81に形成される折り筋C1、C2あるいは折り部分Rの位置のばらつきが抑制される。
また、図7−1および図7−2を参照しながら説明をしたように、基本モードにおいては、エンドガイド32が位置P2へ配置された状態において、ナイフ本体35aが用紙束B71に折り部分Rを形成する。一方、図8−1乃至図8−3を参照しながら説明をしたように、補助折りモードにおいては、エンドガイド32が位置P3へ配置された状態において、ナイフ本体35aが用紙束B81に折り部分Rを形成する。
このように、補助折りモードにおいては、基本モードよりも、エンドガイド32の位置をコンパイルトレイ31側に近づける。このことにより、用紙束B81に折り筋C1、C2が形成され、用紙束B81の搬送方向長さが短くなった場合であっても、用紙束B81における折り部分Rの位置が予め定めた位置からずれることが抑制される。
<モードの選択>
次に、図10を参照しながら、中綴じ製本機能部30で実行させるモードの選択について説明をする。
図10は、用紙処理制御部7が中綴じ製本機能部30で実行させるモードを選択するフローチャートである。
画像形成システム100が画像形成動作を行っていない状態において、用紙処理制御部7は、まず、ユーザの操作によってなされた指示を、ユーザ・インターフェイス15あるいは主制御部14等を介して受け付ける(ステップ1001)。具体的には、用紙処理制御部7は、これから処理が施される用紙束Bを構成する用紙Sの枚数(用紙枚数、用紙束の態様の一例)を、主制御部14を介して受け付ける。また、これから処理を施すモードを補助折りモードとするか否かの指示、および基準枚数を、ユーザ・インターフェイス15を介して受け付ける。なお、基準枚数とは、補助モードと基本モードとを切り替えるための基準となる用紙枚数の値である。
そして、用紙処理制御部7は、ステップ1001で受け付けた指示の内容を確認し、これから処理を施すモードが補助折りモードとする指示か否かを判断する(ステップ1002)。ステップ1002において肯定の判断(Yes)を行った場合、用紙処理制御部7は、これから処理が施される用紙束Bの用紙枚数が、基準枚数よりも大きいか否かを判断する(ステップ1003)。ステップ1003において肯定の判断(Yes)を行った場合、用紙処理制御部7は、中綴じ製本機能部30に補助折りモードを実行させる(ステップ1004)。
一方、ステップ1002において否定の判断(No)を行った場合、用紙処理制御部7は、中綴じ製本機能部30に基本モードを実行させる(ステップ1005)。また、ステップ1003において否定の判断(No)を行った場合も、用紙処理制御部7は、中綴じ製本機能部30に基本モードを実行させる(ステップ1005)。
図11(a)は、モード選択のための画像を説明するための図であり、図11(b)は、基準枚数入力のための画像を説明するための図である。
ここで、図11(a)に示すように、用紙処理制御部7は、ステップ1001において、補助折り無し(基本モード)を選択するための選択画像15a、および補助折り有り(補助折りモード)を選択するための選択画像15bを、ユーザ・インターフェイス15に表示する。この選択画像15a、15bのいずれかの画像にユーザが指で触れる等、周知の入力方法により、用紙処理制御部7は、ユーザから補助折りモードとするか否かの指示を受け付ける。
また、図11(b)に示すように、用紙処理制御部7は、ステップ1001において、基準枚数の入力を受け付けるための入力画像15cおよびテンキー画像15dを、ユーザ・インターフェイス15に表示する。この入力画像15cが表示された後に、ユーザがテンキー画像15dを介して数値を入力することで、用紙処理制御部7は、基準枚数の入力を受け付ける。
さて、上述のように、用紙処理制御部7は、補助折りモードがユーザによって選択された場合であっても、用紙束Bの用紙枚数が、基準枚数以下の場合には、基本モードにより動作させる。このことにより、例えば、用紙束Bの開きが発生しない最大の用紙枚数が明らかな場合には、この用紙枚数を基準枚数として入力する。そして、これから処理を施す用紙束Bの用紙枚数が、上記基準枚数以下の場合、すなわち、用紙束Bの開きが発生しにくい場合において、補助折りモードで処理が施されることが抑制される。
<他の実施形態>
図12−1および図12−2を参照しながら、他の実施形態について説明をする。ここで、図12−1(a)は基本モードにより折り処理が施された用紙束B121を説明するための図であり、図12−1および図12−2における(b)乃至(d)は補助折りモードにより折り処理が施された用紙束B123、125、127を説明するための図である。
上述の実施形態においては、補助折りモードとして1つの折り処理態様を説明したが、補助折りモードとして複数の折り処理態様を有する構成であってもよい。
図12−1および図12−2に示すように、他の実施形態においては、中綴じ製本機能部30は、基本モードあるいは補助折りモードで動作する。そして、補助折りモードとして、3つの折り処理態様(強処理モード、中処理モード、弱処理モード)を有する。
具体的に説明をすると、まず、図12−1(a)に示すように、基本モードにより折り畳まれた用紙束B121には、折り部分Rが形成されている。
一方、図12−1および図12−2における(b)乃至(d)に示すように、補助折りモードにより折り畳まれた用紙束B123、125、127には、折り部分Rに加えて、折り筋C221等が形成されている。
ここで、図12−1(b−1)に示すように、補助折りモードの強処理モードにより折り処理された用紙束B123には、折り部分Rに加えて、折り筋C221、C222が形成されている。さらに説明をすると、用紙束B123においては、折り部分Rを挟んで片側1本、計2本の折り筋C221、C222が形成されている。また、折り筋C221、C222が用紙束B123に形成される順番は、コンパイルトレイ31上に配置されている状態で、用紙束B123の上側から下側に向かう順である折り筋C221、C222の順である。
また、図12−2(c−1)に示すように、補助折りモードの中処理モードにより折り処理された用紙束B125には、折り部分Rに加えて、折り筋C231乃至C234が形成されている。さらに説明をすると、用紙束B125においては、折り部分Rを挟んで片側2本、計4本の折り筋C231乃至C234が形成されている。また、折り筋C231乃至C234が用紙束B125において形成される順番は、コンパイルトレイ31上に配置されている状態で、用紙束B125の上側から下側に向かう順である折り筋C231乃至C234の順である。
また、図12−2(d−1)に示すように、補助折りモードの弱処理モードにより折り畳まれた用紙束B127には、折り部分Rに加えて、折り筋C241乃至C246が形成されている。さらに説明をすると、用紙束B127においては、折り部分Rを挟んで片側3本、計6本の折り筋C241乃至C246が形成されている。また、折り筋C241乃至C246が用紙束B127において形成される順番は、折り筋C241乃至C246の順である(後述)。
ここで、図12−1および図12−2における(b−2)、(c−2)、(d−2)を参照しながら、強処理モードにより折り処理された折り筋C221、C222と、中処理モードにより形成された折り筋C231乃至C234と、弱処理モードにより形成された折り筋C241乃至C246とを比較する。
まず、折り筋C221、C222の深さd1、折り筋C231乃至C234の深さd2、および折り筋C241乃至C246の深さd3は、この順で小さくなる。そして、折り筋C221等の深さが深いほど、用紙束B123等の開きを抑制し得る。一方で、折り筋C221等の深さが浅いほど、用紙束B123等において折り筋C221等が視認しづらくなる。したがって、強処理モード、中処理モード、および弱処理モードを比較すると、それぞれの処理によって形成される折り筋C221等は、この順で視認しづらくなる。
なお、折り筋C221等の深さは、ナイフ本体35aによって用紙束B123等をロール対36aに押しつける際に、ナイフ本体35aを送り込む量(食い込み量)、あるいは用紙束B123等がロール対36aに押しつけられてからの時間(送り込み時間)を調整することにより変化する。例えば、強処理モードの場合には、中処理モードおよび弱処理モードの場合と比較して、ナイフ本体35aをロール対36a側に送り込む量を増加させることで、折り筋C221等の深さを深くする。
また、用紙束B123に形成される折り筋C221、C222の本数、用紙束B125に形成される折り筋C231乃至C234の本数、および用紙束B127に形成される折り筋C241乃至C246の本数は、この順で多くなる。このことから、強処理モード、中処理モード、および弱処理モードを比較すると、それぞれの処理によって折り筋C221等を形成するための時間が、この順でより長くなる。さらに説明をすると、強処理モードは生産性が高く、弱処理モードは生産性が低い態様として捉えることができる。
次に、図12−1および図12−2における(a−2)、(b−2)、(c−2)、(d−2)を参照しながら、折り筋C221等あるいは折り部分Rが形成されることにともない用紙Sが変形した領域の幅(図中上下方向長さ)について説明をする。なお、この領域内には、ステープル針51が配置される。さらに説明をすると、この領域は、用紙束における綴じ手段によって綴じ処理が施される箇所を含む領域の一例である。
用紙束B121においては、用紙Sが変形した領域の幅は、折り部分Rの幅であり、距離L0(第1長さ)となる。
また、強処理モードにより折り処理された用紙束B123においては、用紙Sが変形した領域の幅は、折り筋C221から折り筋C222にわたる領域の幅であり、距離L0よりも大きい距離L1(第2長さ)となる。
また、中処理モードにより折り処理された用紙束B125においては、用紙Sが変形した領域の幅は、折り筋C231から折り筋C234にわたる領域の幅であり、距離L1よりも大きい距離L2となる。
また、弱処理モードにより折り処理された用紙束B127においては、用紙Sが変形した領域の幅は、折り筋C241から折り筋C245にわたる領域の幅であり、距離L2よりも大きい距離L3となる。
そして、用紙Sが変形した領域の幅が大きいほど、用紙Sが変形した領域と、画像形成装置1(図1参照)によって用紙Sに形成された画像とが重複する状態となりうる。
この実施形態においては、例えば、折り筋C221等が視認されやすくなることよりも、折り筋C221等が用紙Sに形成された画像と重複することを抑制したい場合に強処理モードとし、折り筋C221等が用紙Sに形成された画像と重複することよりも、折り筋C221等が視認されにくくしたい場合に弱処理モードとし、これらの中間の状態が望まれる場合には中処理モードとすることができる。
なお、図示の例においては、用紙束B123、B125、B127それぞれにおける、折り筋C221等どうしの間隙(あるいは折り部分Rおよびこの折り部分と隣接する折り筋C221等の間隙)であるピッチP1、P2、P3は、この順番で小さくなる。このことにより、折り筋C221等の本数が増えた場合においても、折り筋C221等が用紙Sの画像と重複することが抑制される。
以上のことから、この実施形態においては、折り筋C221等の深さ、折り筋C221等の本数、あるいは折り筋C221等の位置が、用紙束B123等の状態によって変更される態様として捉えることができる。
さて、図12−2(d−1)を参照しながら、用紙束B127において、折り筋C221等が形成される順番について説明をする。
コンパイルトレイ31上に配置されている状態で、用紙束B127の折り部分Rよりも上端側の部分においては、まず上端側に近い折り筋C241が形成された後に、より下端側に近い折り筋C242が形成される。そして、折り筋C241と折り筋C242との間の位置に折り筋C243が形成される。
同様に、用紙束B127の折り部分Rよりも下端側の部分においては、まず上端側に近い折り筋C244が形成された後に、より下端側に近い折り筋C245が形成される。そして、折り筋C244と折り筋C245との間の位置に折り筋C246が形成される。
このことにより、用紙束B127のように、折り筋C241等のピッチP3が小さい場合において、折り筋C241等が形成される位置にばらつきが生じることが抑制される。さらに説明をすると、図示の例においては、折り筋C243を形成する際に、折り筋C243となる部分を挟んで折り筋C241および折り筋C242が対称位置に形成されている状態となる。このことにより、折り筋C243が形成される際に、ロール対36aに対する用紙束B127の姿勢が安定し、折り筋C243の位置がばらつくことが抑制される。
なお、折り筋C241乃至C246が用紙束B127に形成される順番は、コンパイルトレイ31上に配置されている状態で、用紙束B127の上側から下側に向かう順としてももちろんよい。
<モードの選択>
次に、図13を参照しながら、他の実施形態における中綴じ製本機能部30で実行させるモードの選択について説明をする。
図13は、用紙処理制御部7が中綴じ製本機能部30で実行させるモードを選択するフローチャートである。
画像形成システム100が画像形成動作を行っていない状態において、用紙処理制御部7は、まず、ユーザの操作によってなされた指示を、ユーザ・インターフェイス15あるいは主制御部14等を介して受け付ける(ステップ1301)。具体的には、用紙処理制御部7は、用紙束Bの用紙枚数を、主制御部14を介して受け付ける。また、補助折りモードとするか否かの指示および基準枚数を、ユーザ・インターフェイス15を介して受け付ける。さらに、この実施形態においては、補助折りモードとする場合には、強処理モード、中処理モードあるいは弱処理モードのいずれとするかについての指示を、ユーザ・インターフェイス15を介して受け付ける。
そして、用紙処理制御部7は、ステップ1301で受け付けた指示の内容を確認し、これから処理を施すモードが補助折りモードとする指示か否かを判断する(ステップ1302)。ステップ1302において肯定の判断(Yes)を行った場合、用紙処理制御部7は、用紙枚数が基準枚数よりも大きいか否かを判断する(ステップ1303)。
ステップ1303において肯定の判断(Yes)を行った場合、用紙処理制御部7は、ステップ1301で受け付けた指示の内容を確認し、これから処理を施すモードとして強処理モードが選択された否かを判断する(ステップ1304)。ステップ1304において肯定の判断(Yes)を行った場合、用紙処理制御部7は、中綴じ製本機能部30に強処理モードを実行させる(ステップ1305)。
一方、ステップ1304において否定の判断(No)を行った場合、用紙処理制御部7は、ステップ1301で受け付けた指示の内容を確認し、これから処理を施すモードとして中処理モードが選択された否かを判断する(ステップ1306)。ステップ1306において肯定の判断(Yes)を行った場合、用紙処理制御部7は、中綴じ製本機能部30に中処理モードを実行させる(ステップ1307)。また、ステップ1306において否定の判断(No)を行った場合、用紙処理制御部7は、中綴じ製本機能部30に弱処理モードを実行させる(ステップ1308)。
一方、ステップ1302において否定の判断(No)を行った場合、用紙処理制御部7は、中綴じ製本機能部30に基本モードを実行させる(ステップ1309)。また、ステップ1303において否定の判断(No)を行った場合においても、用紙処理制御部7は、中綴じ製本機能部30に基本モードを実行させる(ステップ1309)。
図14は、ユーザ・インターフェイス15に表示されるモード選択の画像である。
ここで、ステップ1301において、図14に示すように、補助折り無し(基本モード)を選択するための選択画像15e、および補助折り有り(補助折りモード)を選択するための選択画像15fを、ユーザ・インターフェイス15に表示する。この選択画像15fは、強処理モードを選択するための選択画像15f1、中処理モードを選択するための選択画像15f2、および弱処理モードを選択するための選択画像15f3を含む。
この選択画像15e、15fのいずれかの画像にユーザが指で触れる等、周知の入力方法により、用紙処理制御部7は、ユーザから補助折りモードとするか否かの指示を受け付ける。また、選択画像15fが選択される場合には、さらに、選択画像15f1、15f2、15f3のいずれかをユーザが選択することにより、用紙処理制御部7は、ユーザから、補助折りモードにおける処理の種類についての指示を受け付ける。
<変形例>
次に、図15を参照しながら、上述の実施形態の変形例について説明をする。図15(a)乃至図15(d)は、変形例を説明するための図である。
まず、図12−1および図12−2等に示す実施形態においては、折り筋C221等の深さが、1つの用紙束(例えば用紙B123)において一定であることを説明した。しかしながら、図15(a)に示すように、1つの用紙束B231に形成される折り筋C311乃至C314の深さが互いに異なってもよい。
図示の例においては、折り部分Rに近い位置の折り筋C312、313の深さd5が、折り部分Rから遠い位置の折り筋C311、314の深さd4よりも深い。このように、折り部分Rに近く、用紙Sに形成された画像と重複する可能性が低い折り筋C312、313の深さを深くすることで、用紙束B231の開きをより確実に抑制する。一方で、折り部分Rからより遠く、用紙Sに形成された画像と重複する可能性が高い折り筋C311、314の深さを浅くすることで、折り筋C311、314を視認されづらくなる。
また、図15(b)に示すように、用紙束B233において、それぞれ折り筋C321乃至C324を形成するための時間を変化させてもよい。すなわち、用紙束B233において、折り筋C321乃至C324それぞれが形成される部分が、ナイフ本体35aによってロール対36aに押しつけられる時間(押付時間)を変化させてもよい。
図示の例においては、折り部分Rに近い位置の折り筋C322、323を形成するための押付時間が、折り部分Rから遠い位置の折り筋C321、324の押付時間よりも長い。このことにより、折り部分Rに近く、用紙Sに形成された画像と重複する可能性がより低い折り筋C322、323の形状をより確実に形成し、用紙束B233の開きをより確実に抑制する。一方で、折り部分Rから遠く、用紙Sに形成された画像と重複する可能性が高い折り筋C321、324は、視認されづらくなる。
なお、押付時間を変化させる場合に、1つの用紙束B233に形成される折り筋C321乃至C324の深さは、一定であってもよいし、それぞれ異なってもよい。
さて、例えば図9−2(b−2)を用いて説明をしたように、上述の実施形態においては、折り部分Rに対して折り筋C1、C2が対称位置に形成されることを説明した。しかしながら、図15(c)に示すように、用紙束B235における折り部分Rに対する片側のみに折り筋C331を形成してもよい。あるいは、図15(d)に示すように、用紙束B237における折り部分Rに対する片側に形成される折り筋C341等の本数(折り筋C341、342、343の3本)と、反対側に形成される本数(折り筋C344の1本)とが異なってもよい。
次に、図16を参照しながら、上述した実施形態における折り機構80の変形例について説明をする。図16は、他の変形例における折り機構800を説明するための図である。
上述した実施形態においては、折り機構80が備える1組の折りナイフ35および折りロール36が、折り部分Rおよび折り筋C1等を形成することを説明した。
しかしながら、図16に示すように、折り機構800が、複数組(図示の例においては2組)の折りナイフ350、351および折りロール360、361を備える構成であってもよい。
この折り機構800においては、折りナイフ350および折りロール360の組と、折りナイフ351および折りロール361の組が、y方向に沿って並んで設けられる。
また、例えば折りナイフ351の折りナイフ本体351aと、折りロール361のロール対361aによって、折り筋C1、C2が形成される。そして、エンドガイド32が上流側方向(y方向)へ移動することで、折り筋C1、C2が形成された用紙束Bを押し上げる。そして、折りナイフ350の折りナイフ本体350aと、折りロール360のロール対360aによって、折り部分Rが形成されながら、用紙束Bは冊子トレイ45へと搬送される。
<その他>
上記の説明においては、ステープル針51によって綴じ処理が施された用紙束Bに対して、折り機構80、800が折り処理を施すことを説明したが、これに限定されない。例えば、綴じ処理を施す前に折り機構80、800が折り処理を施し、折り畳まれた用紙束Bに対して、ステープル針51による綴じ処理を施してもよい。あるいは、折り機構80、800が折り処理を施す前(あるいは折り処理を施した後)に、用紙Bの一部を加工することで、ステープル針51を用いずに用紙束Bを綴じてもよい。さらには、用紙束Bに綴じ処理を施さない態様であってもよい。
また、上記の説明においては、補助折りモードにて、用紙束Bにおける折り部分R以外の部分において折り筋を形成することを説明したが、例えば折り部分Rと折り筋C1等とが重複する配置であってもよい。さらに説明をすると、用紙束Bにおける折り部分Rを形成する位置に、ナイフ本体35aを複数回突き当てることにより、用紙束Bの開きを抑制してもよい。
さて、上記の説明においては、用紙処理制御部7が、用紙束Bの用紙枚数に応じて、補助折りモードおよび基本モードのいずれで動作させるかを判断することを説明した。しかしながら、用紙枚数とは関係なく、用紙処理制御部7が、ユーザ・インターフェイス15を介して受け付けたユーザからの指示のみにしたがって、補助折りモードおよび基本モードのいずれかで動作させる態様であってもよい。
ここで、用紙枚数以外にも、例えば用紙Sの紙質、サイズ、湾曲(カール)の向き等により、用紙束Bは開きやすい状態となり得る。
用紙Sの紙質としては、例えば用紙Sに折り処理を施すことが難しいコート紙や厚紙を用いる場合には、所謂普通紙を用いる場合と比較して、用紙束Bが開く状態となりやすい。ここで、コート紙や厚紙は、普通紙と比較して、用紙Sの反力が大きい用紙として捉えることができる。
また、用紙Sのサイズとしては、例えば用紙Sのサイズが小さい場合には、用紙Sのサイズが大きい場合と比較して、用紙束Bが開く状態となりやすい。例えば、用紙サイズがA3の場合と比較して、より小さいA4、レター、B5等の場合には、用紙束Bが開く状態となりやすい。
用紙Sの湾曲の状態としては、コンパイルトレイ31に集積された状態において、用紙Sの搬送方向中央部が、折りナイフ35に近接する向きに湾曲するカールの場合(図4参照)は、折りナイフ35から離間する向きに湾曲するカールの場合と比較して、用紙束Bが開く状態となりやすい。
したがって、用紙処理制御部7が、用紙Sの紙質、サイズ、湾曲の向きに関する情報を、主制御部14、ユーザ・インターフェイス15あるいは図示しないセンサ等から取得し、これらの情報に基づいて、補助折りモードおよび基本モードのいずれで動作させるかを判断してもよい。
また、上記の説明においては、用紙束Bに対して、折り機構80、800が折り処理を施すことを説明した。ここで、上記の説明における折り機構80、800は、折り部分Rおよび折り筋C1等を備える用紙束Bを生産する機構として捉えることができる。さらに説明をすると、上記の説明の折り機構80、800は、用紙束生成方法を実行するための一例の機構として捉えることができる。
1…画像形成装置、2…後処理装置、7…用紙処理制御部、14…主制御部、30…中綴じ製本機能部、31…コンパイルトレイ、32…エンドガイド、35…折りナイフ、35a…ナイフ本体、36…折りロール、36a…ロール対、51…ステープル針、100…画像形成システム、B…用紙束、C1、C2…折り筋、R…折り部分

Claims (6)

  1. 複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、
    前記用紙束に突き当てられる突当手段を有し、当該突当手段を当該用紙束に突き当て当該用紙束に谷状の第1折目および当該第1折目と同じ向きに凹む谷状の第2折目を形成する折目形成手段と、
    前記用紙束の前記第2折目にて当該第2折目と同じ向きに凹むように当該用紙束を折り畳む折畳手段と
    を備える
    ことを特徴とする後処理装置。
  2. 前記用紙束に綴じ処理を施す綴じ手段を備え、
    前記折目形成手段は、前記用紙束において前記綴じ手段によって綴じられる箇所以外にて前記第1折目を形成し、当該綴じ手段によって綴じられる箇所にて前記第2折目を形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 前記折目形成手段は、前記用紙束における前記第2折目を挟んで配置される複数の前記第1折目を形成することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  4. 前記折目形成手段は、前記用紙束の態様に応じて、当該用紙束に形成される前記第1折目の本数を変更することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  5. 複数枚の用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、
    前記用紙束に折目を形成しながら当該用紙束を折り畳む折目形成手段と
    を備え、
    前記折目形成手段は、前記用紙束に第1折目および当該第1折目とは異なる第2折目を形成するとともに、当該第1折目で当該用紙束を折り畳まず当該第2折目で当該用紙束を折り畳み、かつ前記用紙束の態様に応じて、当該用紙束に形成される当該第1折目の深さを変更する
    ことを特徴とする後処理装置。
  6. 用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成された複数枚の前記用紙を束ねて用紙束を形成する用紙束形成部と、
    前記用紙束に突き当てられる突当手段を有し、当該突当手段を当該用紙束に突き当て当該用紙束に谷状の第1折目および当該第1折目と同じ向きに凹む谷状の第2折目を形成する折目形成手段と、
    前記用紙束の前記第2折目にて当該第2折目と同じ向きに凹むように当該用紙束を折り畳む折畳手段と
    を備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
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