JP6184188B2 - 撮像装置、照明装置、カメラシステム及び制御方法 - Google Patents

撮像装置、照明装置、カメラシステム及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、照明装置に関し、特に発光撮影制御に関するものである。
従来、照明装置の光を天井等に向けて照射して天井等からの拡散反射光を被写体に照射する発光撮影(以下、バウンス発光撮影とする)が知られている。バウンス発光撮影によれば、照明装置の光を直接的ではなく間接的に被写体に照射することができるため、柔らかい光での描写が可能となる。
さらに、バウンス発光撮影における最適な照射方向を自動的に決定する技術も提案されている。特許文献1では、測光スイッチS1をトリガにして、バウンスフラッシュ撮影時における天井へフラッシュを発光させるときの該フラッシュ発光部の角度を、カメラの上方にある物体迄の距離及び被写体距離情報により自動的に設定する技術が提案されている。
特開平04−340527号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、測光スイッチS1をトリガにして測光やフォーカシングなども行われる。そのため、フラッシュ発光部の角度設定後に測光やフォーカシングを行うために再度測光スイッチS1がONされると、フラッシュ発光部の角度設定も再度行われる。例えば、被写体状態やカメラ状態に大きな変化はないが合焦させる位置を変更させるためにユーザが再度測光スイッチS1をONする場合、設定されるフラッシュ発光部の角度に変化がないにもかかわらずフラッシュ発光部の角度設定が再度行われる。このような場合、フラッシュ発光部の角度の再設定は不要であり、適正なバウンスフラッシュ撮影を行うためにはフラッシュ発光部の角度の再設定が終了するまで撮影を待たなければならなくなる。また、ユーザが測光スイッチS1を誤操作した場合にも、フラッシュ発光部の角度の再設定は不要であるがフラッシュ発光部の角度設定が再度行われてしまう。
そこで、本発明は、バウンス発光撮影時に、不要な照射方向の再決定動作を行わないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を備えた可動部を自動で駆動させることが可能な照明装置を用いた撮影を行う撮像装置であって、前記発光部の照射方向を自動的に決定するための前記可動部の駆動を伴う動作を開始させる操作を受け付ける操作手段と、前記操作手段にて受け付けた第1の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定した後に前記操作手段にて撮影動作を開始させる操作とは異なる第2の操作を受け付けた場合に、当該第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第1の操作に応じた基準タイミングからの経過時間が所定時間以内の場合、前記第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とする。
本発明によれば、バウンス発光撮影時に、不要な照射方向の再決定動作を行わないようにすることができる。
第1の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る照明装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る撮像装置に照明装置を装着させた状態を示す図である。 第1の実施形態におけるバウンス発光撮影を行う際の撮像装置側の各種処理を示すフローチャート図である。 第1の実施形態におけるバウンス発光撮影を行う際の照明装置側の各種処理を示すフローチャート図である。 第1の実施形態におけるバウンス発光撮影を行う際の照明装置の可動部122の駆動に伴う処理を示すフローチャート図である。 第1の実施形態におけるバウンス発光撮影に伴う外部ストロボ120側の各種処理を再度実行するか否かの判定処理を示すフローチャート図である。 第2の実施形態におけるバウンス発光撮影を行う際の撮像装置側の各種処理を示すフローチャート図である。 第2の実施形態におけるバウンス発光撮影に伴う外部ストロボ120側の各種処理を再度実行するか否かの判定処理を示すフローチャート図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、本実施形態に係る撮像装置であるカメラ100の構成について、カメラ100の構成例を示すブロック図である図1を用いて説明する。
カメラMPU101は、カメラ100全体の動作を制御するためのマイクロコントローラである。撮像素子102は、被写体からの反射光を電気信号に変換するCCDやCMOS等の撮像素子である。タイミング信号発生回路103は、撮像素子102を動作させるために必要なタイミング信号を発生する。A/D変換器104は、撮像素子102から読み出されたアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。メモリコントローラ105は、メモリの読み書きやバッファメモリ106のリフレッシュ動作などを制御する。画像表示部107は、バッファメモリ106に格納された画像データを表示する。インターフェース108は、メモリカードやハードディスクなどの記録媒体109との接続のためのインターフェースである。モーター制御部110は、カメラMPU101からの信号に従って不図示のモーターを制御することにより、レンズユニット300を介して入射した光束の光路を変更するために不図示のミラーをアップ・ダウンさせる。ミラーがアップしている場合、レンズユニット300を介して入射した光束は撮像素子102等に導かれ、ミラーがダウンしている場合、レンズユニット300を介して入射した光束は測光センサー113等に導かれる。
シャッター制御部111は、カメラMPU101からの信号に従って、撮像素子102の前方に配置され撮像素子102を遮光状態と露光状態とに切り換える不図示のシャッターを制御する。
測光部112は、撮影画面内を複数のエリアに分割した測光センサー113の出力に基づいて各エリアの測光結果である測光値をカメラMPU101に出力する。カメラMPU101は各エリアの測光値に基づいて、撮影時の露出制御値であるAV(絞り値)、TV(シャッタースピード)、ISO(撮影感度)を決定するための露出演算を行う。
また、カメラMPU101は、内蔵ストロボ119あるいは外部ストロボ120にて被写体へ向けて予備(プリ)発光したときに測光部112から出力される測光値に基づいて、発光撮影時の内蔵ストロボ119あるいは外部ストロボ120の発光量の演算も行う。
レンズ制御部114は、カメラMPU101からの信号に従って不図示のレンズ駆動モーター及び絞り駆動モーターを制御することによりレンズユニット300の焦点調節と絞り調節を行っている。
焦点検出部115は、撮影画面内に複数の測距点を備えた焦点検出センサーの出力に基づいて各測距点のデフォーカス量をカメラMPU101に出力する。カメラMPU101は、焦点検出部115から出力されたデフォーカス量に基づいて、レンズ制御部114に指示して焦点調節動作を実行させる。
姿勢検出部116は、加速度センサーなどからなり、重力方向に対するカメラ100の姿勢を検知する。
操作部117は、撮影準備動作や撮影動作の開始指示を受け付けるレリーズボタンを含んでいる。レリーズボタンの第1ストローク(半押し)でSW1がONになると、カメラMPU101は焦点検出動作や測光動作などの撮影準備動作を開始させる。また、レリーズボタンの第2ストローク(全押し)でSW2がONになると、カメラMPU101は撮影動作を開始させる。なお、SW1がONの状態からOFFの状態になると、カメラMPU101は内部に有するタイマーでSW1がOFFの状態になってからの経過時間を計測する。
また、操作部117は、バウンス発光撮影における最適な照射方向を自動的に決定する機能(以下、オートバウンスとする)を実行するか否かを切り換えるオートバウンススイッチを含んでいる。
発光制御部118は、内蔵ストロボ119を使用する際に、カメラMPU101からの信号に従ってプリ発光や本発光などの発光パターンの制御や発光量の制御を行う。
また、発光制御部118は、カメラMPU101からの信号に応じた制御を内蔵ストロボ119と外部ストロボ120のどちらに適用するかの切り換え制御も行っている。
本実施形態では、図3に示すようにカメラ100と外部ストロボ120とを含むカメラシステムにおいて、カメラMPU101からの信号に応じた制御を外部ストロボ120に適用する場合について説明する。
次に、撮像装置に着脱可能な照明装置である外部ストロボ120の構成について、外部ストロボ120の構成例を示すブロック図である図2を用いて説明する。
外部ストロボ120は、カメラ100に装着される本体部121と、本体部121に対して上下及び左右方向に回動可能に保持される可動部122とからなる。なお、可動部122を本体部121に対して上下及び左右方向に回動可能に保持する機構は公知の機構でよく、例えば、特開昭63−204238号公報や特開2011−137960号公報に記載された機構を用いればよいため、詳細な説明は省略する。
本体部121は、ストロボMPU201、駆動制御部202、姿勢検出部203、照射方向演算部204、操作部205、接続部206などを有していて、可動部122は、発光部207、測光部208などを有している。
ストロボMPU201は、外部ストロボ120全体の動作を制御するためのマイクロコントローラである。駆動制御部202は、ストロボMPU201からの信号に従って不図示のモーターを制御することにより、可動部122を本体部121に対して上下及び左右方向に駆動させる。また、駆動制御部202は、本体部121に対する可動部122の基準位置からの駆動量をエンコーダなどを用いて取得し、ストロボMPU201へ出力する。なお、本体部121に対する可動部122の基準位置は、例えば図3に示すような、撮像装置に装着されたときに可動部122の中心軸と撮像装置の撮影光軸とが交差しない位置にすればよい。
姿勢検出部203は、加速度センサーなどからなり、本体部121の姿勢を検知する。照射方向演算部204は、姿勢検出部203で取得した情報と後述する測光部208で取得した情報とに基づいて、バウンス発光撮影における最適な照射方向を演算する。照射方向の演算処理の詳細については後述する。
操作部205は、オートバウンスを実行するか否かを切り換えるオートバウンススイッチを含んでいる。なお、カメラ100の操作部117のオートバウンススイッチと外部ストロボ120の操作部205のオートバウンススイッチとで異なる設定がなされている場合、どちらかの設定を優先するようにすればよい。あるいは、カメラ100の操作部117のオートバウンススイッチによる設定と外部ストロボ120の操作部205のオートバウンススイッチによる設定とが連動するようにすればよい。すなわち、一方のオートバウンススイッチの設定を変更すると他方のオートバウンススイッチの設定も自動的に変更されるようにすればよい。
接続部206は、撮像装置に取り付けるための取り付け部及び撮像装置との通信接点が設けられた接点部などが設けられていて、ストロボMPU201は、接続部206の接点部を介して撮像装置との通信を行う。
発光部207は、閃光放電管やLEDなどを光源とし、光源の前方に樹脂などで形成された光学系を備え、ストロボMPU201からの発光信号に従って光源を発光させる。測光部208は、受光センサーの受光面が発光部207の照射方向と同じ方向を向くように設けられていて、受光センサーにより受光した光束に応じた信号をストロボMPU201に出力する。そして、ストロボMPU201は、発光部207を発光させたときに照射対象で反射された反射光束を受光した測光部208から出力される信号に基づいて、発光部207の光学系の照射面から照射対象までの距離を算出する。なお、受光センサーの向きや位置は上記の例に限定されず、入射面が発光部207の照射方向と同じ方向を向くように設けられた光ファイバー等の導光部材を介して照射対象からの反射光束を受光する構成であってもよい。
次に、以上のような構成を有するカメラ100と外部ストロボ120とを用いてバウンス発光撮影を行う場合の各種処理について、図4、図5、図6、図7を用いて説明する。図4は、バウンス発光撮影を行う際のカメラ100側の各種処理を示すフローチャート図であり、図5は、バウンス発光撮影を行う際の外部ストロボ120側の各種処理を示すフローチャート図である。また、図6は、バウンス発光撮影を行う際の外部ストロボ120の可動部122の駆動に伴う処理を示すフローチャート図であり、図7は、バウンス発光撮影に伴う外部ストロボ120側の各種処理を再度実行するか否かの判定処理を示すフローチャート図である。
まず、図4を用いてカメラ100側の各種処理を説明する。図4に示すフローチャートは、カメラ100及び外部ストロボ120がともに電源オンされていて、オートバウンススイッチによりオートバウンスを実行する設定がなされている状態で開始される。
ステップS101にてカメラMPU101は、操作部117への操作によりSW1がONであるか否かを判別し、ONの場合はステップS102へ移行し、OFFの場合はステップS101を繰り返す。
ステップS102にてカメラMPU101は、レンズ制御部114に指示して焦点調節動作(AF)を実行させ、測光部112に指示して測光を実行させる。また、カメラMPU101は、測光を行い取得した測光値に基づいて露出演算を行い撮影時の露出制御値を決定する。
ステップS103にてカメラMPU101は、発光制御部118に指示して、外部ストロボ120に対してオートバウンス動作の実行指示を送信させる。外部ストロボ120は、カメラ100からのオートバウンス動作の実行指示を受信すると、後述するようにバウンス発光撮影に最適な方向に照射方向を変更するために可動部122を駆動させる。
ステップS104にてカメラMPU101は、外部ストロボ120からオートバウンス動作の終了通知を受信しているか否かを判別する。後述する外部ストロボ120側の各種処理を示す図6のステップS224や判定処理を示す図7のステップS304にてストロボMPU201から送信される終了通知を受信していればステップS105へ移行し、受信していなければステップS104を繰り返す。
ステップS105にてカメラMPU101は、操作部117への操作によりSW2がONであるか否かを判別し、ONの場合はステップS106へ移行し、OFFの場合はステップS107へ移行する。
ステップS106にてカメラMPU101は、バウンス発光撮影を行う。発光撮影の手順として、まずカメラMPU101は、所定の発光量でプリ発光を行うように発光制御部118に指示して、外部ストロボ120に対してプリ発光の実行指示を送信させる。そして、プリ発光の実行指示に従って外部ストロボ120がプリ発光を行うのに合わせて、カメラMPU101は、測光部112に指示してプリ発光時測光を実行させ、取得した測光値(プリ発光時測光値)に基づいて本発光量の演算を行う。次に、カメラMPU101は、演算した本発光量で本発光を行うように発光制御部118に指示して、外部ストロボ120に対して本発光の実行指示を送信させる。そして、本発光の実行指示に従って外部ストロボ120が本発光を行うのに合わせて、カメラMPU101は、ステップS102で決定した露出制御値を用いて撮像素子102を露光させる。このようにしてバウンス発光撮影が行われる。
ステップS107にてカメラMPU101は、操作部117への操作によりSW1がONであるか否かを判別し、ONの場合はステップS105へ戻り、OFFの場合はステップS108へ移行する。
ステップS108にてカメラMPU101は、内部のタイマーで計測したSW1がOFFの状態になってからの経過時間が所定時間以上か否かを判別し、所定時間以上であればステップS109へ移行し、所定時間未満であればステップS110へ移行する。
ステップS109にてカメラMPU101は、発光制御部118に指示して、外部ストロボ120に対してバウンス発光撮影の終了通知を送信させる。
以上のように、ステップS108にてユーザがバウンス発光撮影を継続する意図があるか否かを判断しており、SW1がOFFの状態になってからの経過時間が所定時間以上である場合はバウンス発光撮影を継続する意図がないと判断している。そのため、ステップS108における所定時間は、ユーザがバウンス発光撮影を継続する意図がないと判断するために、例えば5秒程度に設定すればよい。
ステップS110にてカメラMPU101は、操作部117への操作によりSW1がONであるか否かを再度判別し、ONの場合はステップS111へ移行し、OFFの場合はステップS108へ移行する。
ステップS111にてカメラMPU101は、発光制御部118に指示して、外部ストロボ120に対してSW1がONされたこと示す情報を送信させる。なお、このSW1がONされたこと示す情報には、SW1がOFFの状態になってから再度SW1がONの状態になるまでの経過時間を示す情報も含まれる。
次に、図5、図6を用いて外部ストロボ120側の各種処理を説明する。図5に示すフローチャートは、カメラ100及び外部ストロボ120がともに電源オンされていて、オートバウンススイッチによりオートバウンスを実行する設定がなされている状態で開始される。
ステップS201にてストロボMPU201は、姿勢検出部203から本体部121の姿勢に関する情報を取得する。本体部121の姿勢に関する情報としては、例えば、接続部206を重力方向に向けた姿勢(正位置)を基準にした、本体部121の外部ストロボ120の前後方向及び左右方向の傾き角度を取得する。
ステップS202にてストロボMPU201は、カメラ100からのオートバウンス動作の実行指示を受信したか否かを判別する。カメラ100側の各種処理を示す図4のステップS103にて発光制御部118から送信される実行指示を受信していれば、ステップS203へ移行し、受信していなければステップS201に戻る。
以下のステップS203〜S208では、バウンス発光撮影に最適な照射方向を決定して、決定した照射方向となるように可動部122を駆動させるオートバウンス動作を行う。
ステップS203にてストロボMPU201は、駆動制御部202に指示して、照射方向が重力方向と逆方向(天井方向)となるように可動部122を駆動させる。このとき、ストロボMPU201は、本体部121の姿勢に関する情報及び現在の可動部122の基準位置からの駆動量に基づいて、照射方向を天井方向に向けるために必要な可動部122の駆動量を演算する。
ステップS204にてストロボMPU201は、照射方向が天井方向となるように可動部122を駆動させた後、プリ発光を行うように発光部207に指示する。そして、ストロボMPU201は、測光部208に指示してプリ発光時測光を実行させ、得られた測光値(プリ発光時測光値)に基づいて、発光部207の照射面(光源からの光が射出される射出面)から天井までの距離を算出する。発光部207の照射面から天井までの距離は、例えば、所定の反射率の照射対象が所定の距離にある場合のプリ発光時測光値を仮定して、仮定したプリ発光時測光値と実際のプリ発光時測光値との差分から照射対象の実際の距離を算出する方法を用いればよい。このとき、測光部208で受光する光束は、発光部207から照射され照射対象で反射された光束であるため、測光部208で受光する光束の光路長と発光部207の照射面から天井までの距離の2倍とは一致しない。しかしながら、測光部208の受光センサーと発光部207の照射面との位置の差異はバウンス発光撮影の照射方向の決定における影響が小さいため、本実施形態では、測光部208の受光センサーと発光部207の照射面との位置が等しいものと演算している。
次に、ステップS205にてストロボMPU201は、駆動制御部202に指示して、照射方向が撮影方向(正面方向)となるように可動部122を駆動させる。なお、本実施形態では、本体部121の姿勢が正位置であって可動部122が基準位置にある場合に照射方向が撮影方向となる構成としている。そこで、ストロボMPU201は、本体部121の姿勢に関する情報及び現在の可動部122の基準位置からの駆動量に基づいて、照射方向を正面方向に向けるために必要な可動部122の駆動量を演算する。
ステップS206にてストロボMPU201は、ステップS204と同じように、照射方向が正面方向となるように可動部122を駆動させた後、プリ発光を行うように発光部207に指示する。そして、ストロボMPU201は、測光部208に指示してプリ発光時測光を実行させ、得られた測光値(プリ発光時測光値)に基づいて、発光部207の照射面から被写体までの距離を算出する。
次に、ステップS207にてストロボMPU201は、照射方向演算部204に指示して、バウンス発光撮影に最適な照射方向を決定させる。照射方向演算部204は、本体部121の姿勢に関する情報と発光部207の照射面から天井までの距離と発光部207の照射面から被写体までの距離とに基づいて、バウンス発光撮影に最適な照射方向を決定する。照射方向の決定方法については、例えば、発光部207の照射面から天井までの距離をd、発光部207の照射面から被写体までの距離をD、最適な照射方向となる本体部121に対する可動部122の角度をθとして、以下の式(1)にて決定する方法がある。
θ=tan−1(2d/D) ・・・(1)
上記の式(1)で求められる角度は、外部ストロボ120の姿勢が正位置のときの角度となるため、本体部121の姿勢の傾き角度に応じて補正した角度を、バウンス発光撮影に最適な照射方向となる可動部122の角度として決定する。
ステップS208にてストロボMPU201は、駆動制御部202に指示して、照射方向がステップS207で決定された方向となるように可動部122を駆動させる。
ステップS209にてストロボMPU201は、上述したステップS201〜S208のバウンス発光撮影を行う際の各種処理を再度実行するか否かを判定する。この判定処理については、図7を用いて後述する。
ステップS210にてストロボMPU201は、カメラ100からの発光動作の実行指示を受信したか否かを判別する。カメラ100側の各種処理を示す図4のステップS106にて発光制御部118から送信される発光動作の実行指示を受信していれば、ステップS211へ移行し、受信していなければステップS209に戻る。
ステップS211にてストロボMPU201は、発光部207に指示して、カメラ100から指示された発光パターン及び発光量に基づいて、プリ発光または本発光を行わせる。
ステップS212にてストロボMPU201は、カメラ100から指示された発光パターンがプリ発光であった場合、引き続き本発光を行うためにステップS210に戻る。一方、カメラ100から指示された発光パターンが本発光であった場合、バウンス発光撮影を行うための各種処理を終了する。
次に、カメラ100にて外部ストロボ120のオートバウンス動作が終了したか否かを判断する方法について、図6を用いて説明する。図6は、バウンス発光撮影を行う際の外部ストロボ120の可動部122の駆動に伴う処理を示すフローチャート図であり、図6の各ステップは、図5のステップS203、S205、208にて実行される。
ステップ221にて駆動制御部202は、ストロボMPU201からの指示に従って、不図示のモーターを制御し、可動部122の駆動を開始させる。
ステップS222にて駆動制御部202は、エンコーダなどを用いて取得した可動部122の基準位置からの駆動量と、目標とする照射方向にするための可動部122の基準位置からの駆動量(目標駆動量)とを比較する。取得した駆動量と目標駆動量とが一致すればステップS223へ移行し、一致しなければステップS222を繰り返す。
ステップS223にて駆動制御部202は、モーターを制御して可動部122の駆動を終了させる。
ステップS224にてストロボMPU201は、接続部206を介してカメラ100へオートバウンス動作の終了通知を送信する。なお、ステップS224の処理は、ステップS208のときだけ実行するものであり、ステップS203、S205ではステップS224の処理は省略される。
以上のようにして外部ストロボ120から送信されるオートバウンス動作の終了通知を受信することで、カメラ100は外部ストロボ120のオートバウンス動作が終了したと判断する。
次に、ステップS209にて実行される、バウンス発光撮影を行う際の各種処理を再度実行するか否かを判定する判定処理について、図7を用いて説明する。
ステップS301にてストロボMPU201は、カメラ100からのバウンス発光撮影の終了通知を受信したか否かを判別する。カメラ100側の各種処理を示す図4のステップS109にて発光制御部118から送信されるバウンス発光撮影の終了通知を受信していれば、ステップS201へ移行して次のオートバウンス動作に備え、受信していなければステップS302へ移行する。
ステップS302にてストロボMPU201は、カメラ100からのSW1がONされたこと示す情報を受信したか否かを判別する。カメラ100側の各種処理を示す図4のステップS111にて発光制御部118から送信されるSW1がONされたこと示す情報を受信していればステップS303へ移行し、受信していなければステップS210へ移行する。
ステップS303にてストロボMPU201は、受信したSW1がONされたこと示す情報に基づいて、SW1がOFFの状態になってから再度SW1がONの状態になるまでの経過時間が所定時間以内か否かを判別する。ここでの所定時間は、ステップS108にてユーザがバウンス発光撮影を継続する意図があるか否かを判断するために設定した所定時間と同じでも異なっていてもよい。
SW1がOFFの状態になってから再度SW1がONの状態になるまでの経過時間が所定時間以内であればステップS304へ移行し、所定時間を超えていればステップS201へ移行して次のオートバウンス動作に備える。
ステップS304にてストロボMPU201は、接続部206を介してカメラ100へオートバウンス動作の終了通知を送信し、ステップS210へ移行する。ステップS304にてオートバウンス動作の終了通知を送信するのは、カメラ100がステップS111を通過してステップS104の処理を再度実行する際に、ステップS104からステップS105へ移行させるためである。そのため、ステップS304では、オートバウンス動作の終了通知の代わりに、ステップS104を省略させる指示をカメラ100へ送信してもよい。なお、外部ストロボ120はステップS209とステップS210を繰り返している場合、オートバウンス動作の実行指示が送信されても実行しないので、ステップS304にてステップS103を省略させる指示をカメラ100へ送信してもよい。
以上のように、SW1がONの状態になったことをトリガにして開始したオートバウンス動作の終了後に再度SW1がONの状態になった場合、再度SW1がONの状態になるまでの経過時間に応じてオートバウンス動作を再度実行するか否かを切り換えている。経過時間が所定時間以内であれば、被写体状態やカメラ状態に大きな変化がなくバウンス発光撮影に最適な照射方向を変更しなくてもよい可能性が高いので、オートバウンス動作を再度実行しないようにする。こうすることで、バウンス発光撮影時の照明装置の照射方向の決定後に、不要な照射方向の再決定が行われなくなり、照射方向が再決定されるまで撮影を待つ必要がなくなる。また、経過時間が所定時間を超えていれば、被写体状態やカメラ状態に大きな変化がありバウンス発光撮影に最適な照射方向を変更したほうがよい可能性が高いので、オートバウンス動作を再度実行する。
以上のように、再度SW1がONの状態になるまでの経過時間に応じてオートバウンス動作を再度実行するか否かを切り換えることで、照射方向の再決定が不要の場合には照射方向の決定に伴う撮影の遅延を抑制することができる。
なお、SW1がOFFの状態になってから再度SW1がONの状態になるまでの経過時間を判定処理に用いたが、照射方向の決定後に被写体状態やカメラ状態に変化があるか否かの判断に利用できる時間であれば他の経過時間でもよい。例えば、オートバウンス動作の実行指示が送信されてから再度SW1がONの状態になるまでの経過時間でもよいし、オートバウンス動作の終了通知を受信してから再度SW1がONの状態になるまでの経過時間でもよい。すなわち、照明装置の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる操作に応じて決定される基準タイミングから、照明装置の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる操作が再び行われるまでの経過時間に基づいて判定処理を行えばよい。ここでの、照明装置の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる操作に応じて決定される基準タイミングには、オートバウンス動作の実行指示を送信したタイミング、オートバウンス動作の終了通知示を受信したタイミングなどが含まれる。また、SW1がOFFの状態になったタイミングは、照明装置の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる操作が解除されるタイミングといえるので、前述した基準タイミングに含まれる。また、前述したタイミング以外でも、照明装置の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる操作を受け付けたタイミングなどを基準タイミングとしてもよい。
(第2の実施形態)
以下、図8、図9を参照して、本発明の第2の実施形態に係る撮像装置のバウンス発光撮影を行う際の各種処理について説明する。本実施形態では第1の実施形態と異なり、カメラの動きに関する情報や被写体情報に基づいてオートバウンス動作を再度実行するか否かを切り換える。なお、本実施形態に係る撮像装置及び照明装置は、第1の実施形態で説明したカメラ100及び外部ストロボ120と同様の構成であるため詳細な説明は省略する。また、バウンス発光撮影を行う際の外部ストロボ120側の各種処理は図5、図6と同様のため説明は省略する。また、図8において、第1の実施形態で説明した図4と同様の処理を行うステップは同じ符号をつけ、詳細な説明は省略する。
ステップS102にてAF及び測光を行った後、ステップS401にてカメラMPU101は、発光制御部118に指示して、カメラ100の動きに関する情報と被写体情報を送信させる。カメラ100の動きに関する情報とは、例えば、姿勢検出部116の加速度センサーの出力に基づく情報であり、被写体情報とは、例えば、ステップS102にて用いた、焦点検出部115から出力されたデフォーカス量、測光値などである。
その後、ステップS105にてカメラMPU101は、操作部117への操作によりSW2がONであるか否かを判別し、ONの場合はステップS106へ移行してバウンス発光撮影を行う。
一方、OFFの場合はステップS402に移行し、ステップS402にてカメラMPU101は、レンズ制御部114に指示してAFを実行させ、測光部112に指示して測光を実行させる。ここで再びAF及び測光を行うのは、SW1がONの状態における被写体の変化を知るためである。
ステップS403にてカメラMPU101は、発光制御部118に指示して、再びカメラ100の動きに関する情報と被写体情報を送信させる。このとき送信される被写体情報は、最新の被写体情報で、例えばステップS602にて取得した最新のデフォーカス量、測光値である。同様に、ステップS403にて送信されるカメラ100の動きに関する情報は、最新のカメラ100の動きに関する情報で、例えば、姿勢検出部116の加速度センサーの最新の出力に基づく情報である。
ステップS404にてカメラMPU101は、外部ストロボ120からオートバウンス動作の再実行通知を受信しているか否かを判別する。判定処理を示す図9のS504にてストロボMPU201から送信される再実行通知を受信していればステップS101へ戻り、再実行通知を受信していなければステップS105へ戻る。
次に、本実施形態において、ステップS209にて実行される、バウンス発光撮影を行う際の各種処理を再度実行するか否かを判定する判定処理について、図9を用いて説明する。
ステップS501にてストロボMPU201は、カメラ100からのカメラ100の動きに関する情報と被写体情報を複数回受信したか否かを判別する。カメラ100側の各種処理を示す図8のステップS401またはS403にて発光制御部118から送信されるカメラ100の動きに関する情報と被写体情報を複数回受信していればステップS502へ移行し、受信していなければステップS210へ移行する。
ステップS502にてストロボMPU201は、最新のカメラ100の動きに関する情報とオートバウンス動作の実行前に受信したカメラ100の動きに関する情報とに基づいて、カメラ100の動き量が所定量以内であるかを判別する。比較されるカメラ100の動き量は、例えば、重力方向に対するカメラ100の上下または左右方向の姿勢変化量や、カメラ100の前後方向、上下方向、左右方向のシフト量などである。ここで、オートバウンス動作の実行前に受信したカメラ100の動きに関する情報は、カメラ100の動きの変化が少ないようであれば、ステップS101にてSW1がONであと判別する前に受信した情報であってもよい。カメラ100の動きの変化を正確に判断するためには、ステップS101にてSW1がONであと判別した後、すなわち、発光部122の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる操作を受け付けてから受信した情報を、用いるのが望ましい。
カメラ100の動き量が所定量以内の場合は、オートバウンス動作の実行前にカメラ100の動きに関する情報を受信してからカメラ状態に大きな変化はないと判断して、ステップS503へ移行する。一方、カメラ100の動き量が所定量を超える場合、オートバウンス動作の実行前にカメラ100の動きに関する情報を受信してからカメラ状態に大きな変化があったと判断して、ステップS504へ移行する。
ステップS503にてストロボMPU201は、最新の被写体情報とオートバウンス動作の実行前に受信した被写体情報とに基づいて、被写体情報の変化量が所定量以内であるかを判別する。比較される被写体情報は、例えば、被写体距離を表すデフォーカス量や、被写体輝度を表す測光値である。ここで、オートバウンス動作の実行前に受信した被写体情報は、被写体の変化が少ないようであれば、ステップS101にてSW1がONであと判別する前に受信した情報であってもよい。被写体の変化を正確に判断するためには、ステップS101にてSW1がONであと判別した後、すなわち、発光部122の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる操作を受け付けてから受信した情報を、用いるのが望ましい。
被写体情報の変化量が所定量以内の場合は、オートバウンス動作の実行前に被写体情報を受信してから被写体状態に大きな変化はないと判断して、ステップS210へ移行する。一方、被写体情報の変化量が所定量を超える場合、オートバウンス動作の実行前に被写体情報を受信してから被写体状態に大きな変化があったと判断して、ステップS504へ移行する。
ステップS504にてストロボMPU201は、バウンス発光撮影時の照明装置の照射方向の決定前と比較してカメラ情報あるいは被写体情報が大きく変化したと判断して、接続部206を介してカメラ100へオートバウンス動作の再実行通知を送信する。
以上のように、オートバウンス動作の開始前とオートバウンス動作の終了後にカメラ状態あるいは被写体状態に大きな変化がない場合、バウンス発光撮影に最適な照明装置の照射方向は変わらないので、オートバウンス動作を再実行しないようにする。一方、オートバウンス動作の開始前とオートバウンス動作の終了後にカメラ状態あるいは被写体状態に大きな変化があった場合、バウンス発光撮影に最適な照明装置の照射方向も変化するので、SW1がONの状態だとオートバウンス動作を再実行させる。このようにすることで、バウンス発光撮影時の照明装置の照射方向の決定後に、必要なときだけ照射方向の再決定を行い、不要な照射方向の再決定を行わないようにすることができる。
なお、カメラ状態の変化はカメラ100の装着された外部ストロボ120の姿勢検出部203の加速度センサーの出力に基づく情報でありに基づいて判断してもよく、その場合は、カメラ100からカメラ100の動きに関する情報を送信させなくてもよい。
また、被写体状態の変化は、顔検出などの被写体認識を行う被写体認識部を有する構成であれば、被写体認識の結果に基づいて判断してもよく、カメラ100から被写体情報として被写体認識結果に関する情報を送信すればよい。カメラMPU101が顔検出などの被写体認識を行う構成も同様である。
また、カメラ100の動きに関する情報と被写体情報とを用いて判定処理を行ったほうが不要な照射方向の再決定を防止する効果はより得られるが、いずれか一方のみを用いて判定処理を行っても不要な照射方向の再決定を防止する効果は得られる。
また、第1及び第2の実施形態の判定処理の両方を行うようにしてもよいし、第1及び第2の実施形態の判定処理を組み合わせてもよい。例えば、SW1がOFFの状態になってから再度SW1がONの状態になるまでの経過時間が所定時間以内で、かつ、カメラ100の動き量が所定量以内の場合は照射方向の再決定をしないようにしてもよい。その他、経過時間が所定時間以内で、かつ、被写体情報の変化量が所定量以内の場合は照射方向の再決定をしないようにしてもよい。その他、経過時間が所定時間以内で、かつ、カメラ100の動き量が所定量以内で、かつ、被写体情報の変化量が所定量以内の場合は照射方向の再決定をしないようにしてもよい。第1及び第2の実施形態の判定処理の両方に基づいて照射方向の再決定をするか否かを制御することにより、第1及び第2の実施形態の判定処理のいずれか一方に基づいて制御する場合よりも、不要な照射方向の再決定を防止する効果が得られる。
また、上記の2つの実施形態では、カメラ100から受信した情報に基づいて、ストロボMPU201が照射方向の再決定を行うか否かを判定したが、カメラMPU101が照射方向の再決定を行うか否かを判定してもよい。その場合、カメラMPU101が照射方向の再決定を行わないと判定した場合には、照明装置の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる操作を受け付けても、オートバウンス動作の実行指示を外部ストロボ120へ送信しないようにすればよい。こうすることにより、オートバウンス動作は実行可能であるが照射方向の再決定の要否を判定できない照明装置を用いる場合であっても、バウンス発光撮影時の照明装置の照射方向の決定後に、不要な照射方向の再決定を行わないようにすることができる。
また、発光部207から被写体までの距離及び発光部207から天井までの距離を算出する方法は、赤外線照射部と赤外線受光部とを発光部207の照射方向に向けて設け、赤外線を被写体や天井に照射して距離を算出する方法でもよい。
また、バウンス発光撮影に最適な照射方向の決定する方法は、正面方向と天井方向だけでなく更に細かく照射方向を変えてプリ発光を行い、プリ発光時測光値がバウンス発光撮影に最適な結果となった照射方向を最適な照射方向として決定する方法でもよい。あるいは、照射方向を細かく変えてプリ発光を行い、プリ発光時に撮像素子102で露光された画像の輝度分布が最適な結果となった照射方向を最適な照射方向として決定する方法でもよい。
また、上記の2つの実施形態では、オートバウンス動作時に可動部122を天井方向に駆動させて照射方向を決定しているが、可動部122を天井方向に直交する方向にも可動部122を駆動させて照射方向を決定してもよい。
また、バウンス発光撮影に最適な照射方向を決定する際に外部ストロボ120で行った演算の少なくとも一部をカメラMPU101で行ってもよい。
また、上記の2つの実施形態では、撮影準備動作の開始指示がなされた(SW1がONになった)ことをトリガにしてオートバウンス動作を実行しているが、オートバウンス動作を実行させるオートバウンス開始スイッチなどへの操作をトリガにしてもよい。すなわち、発光部122の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる操作を受け付ける操作部は、上記の例に限定されない。
また、上記の2つの実施形態では、本体部に対して可動部が上下及び左右方向に回動可能な照明装置を説明したが、本体部に対して可動部が上下及び左右方向の一方のみに回動可能な照明装置であってもよい。
また、上記の2つの実施形態では、外部ストロボ120でオートバウンス動作を行う場合に本発明を適用する例について説明したが、内蔵ストロボ119でオートバウンス動作を行う場合に本発明を適用してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 カメラ
101 カメラMPU
102 撮像素子
116 姿勢検出部
117 操作部
118 発光制御部
119 内蔵ストロボ
120 外部ストロボ
121 本体部
122 可動部
201 ストロボMPU
202 駆動制御部
203 姿勢検出部
204 照射方向演算部
205 操作部
206 接続部
207 発光部
208 測光部

Claims (11)

  1. 発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を備えた可動部を自動で駆動させることが可能な照明装置を用いた撮影を行う撮像装置であって、
    前記発光部の照射方向を自動的に決定するための前記可動部の駆動を伴う動作を開始させる操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段にて受け付けた第1の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定した後に前記操作手段にて撮影動作を開始させる操作とは異なる第2の操作を受け付けた場合に、当該第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の操作に応じた基準タイミングからの経過時間が所定時間以内の場合、前記第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記基準タイミングは、前記第1の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる実行指示が前記照明装置に送信されたタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記基準タイミングは、前記第1の操作に応じて実行された前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作の終了通知を前記照明装置から受信したタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記基準タイミングは、前記操作手段への前記第1の操作が解除されたタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を備えた可動部を自動で駆動させることが可能な照明装置を用いた撮影を行う撮像装置であって、
    前記発光部の照射方向を自動的に決定するための前記可動部の駆動を伴う動作を開始させる操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段にて受け付けた第1の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定した後に前記操作手段にて撮影動作を開始させる操作とは異なる第2の操作を受け付けた場合に、当該第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の操作を受け付けてから前記第2の操作を受け付けるまでの経過時間が第1の時間のときは、前記第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないようにし、前記第1の操作を受け付けてから前記第2の操作を受け付けるまでの経過時間が前記第1の時間よりも長い第2の時間のときは、前記第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するように制御することを特徴とする撮像装置。
  6. 発光部と、
    前記発光部を備え、本体部に対して回動可能に保持される可動部と、
    前記可動部を駆動させる駆動手段と、
    前記発光部の照射方向を自動的に決定する決定手段と、
    第1の指示に応じて前記可動部を駆動させ前記発光部の照射方向を自動的に決定した後に、前記発光部の照射方向を自動的に決定するように第2の指示がなされた場合に、当該第2の指示に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の指示に応じた基準タイミングからの経過時間が所定時間以内の場合、前記第2の指示に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とする照明装置。
  7. 発光部と、
    前記発光部を備え、本体部に対して回動可能に保持される可動部と、
    前記可動部を駆動させる駆動手段と、
    前記発光部の照射方向を自動的に決定する決定手段と、
    第1の指示に応じて前記可動部を駆動させ前記発光部の照射方向を自動的に決定した後に、前記発光部の照射方向を自動的に決定するように第2の指示がなされた場合に、当該第2の指示に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の指示がなされてから前記第2の指示がなされるまでの経過時間が第1の時間のときは、前記第2の指示に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないようにし、前記第1の指示がなされてから前記第2の指示がなされるまでの経過時間が前記第1の時間よりも長い第2の時間のときは、前記第2の指示に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するように制御することを特徴とする照明装置。
  8. 発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を備えた可動部を自動で駆動させることが可能な照明装置と、撮像装置とを含むカメラシステムであって、
    前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段にて受け付けた第1の操作に応じて前記可動部を駆動させ前記発光部の照射方向を自動的に決定した後に前記操作手段にて撮影動作を開始させる操作とは異なる第2の操作を受け付けた場合に、当該第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の操作に応じた基準タイミングからの経過時間が所定時間以内の場合、前記第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とするカメラシステム。
  9. 発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を備えた可動部を自動で駆動させることが可能な照明装置と、撮像装置とを含むカメラシステムであって、
    前記発光部の照射方向を自動的に決定するための動作を開始させる操作を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段にて受け付けた第1の操作に応じて前記可動部を駆動させ前記発光部の照射方向を自動的に決定した後に前記操作手段にて撮影動作を開始させる操作とは異なる第2の操作を受け付けた場合に、当該第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の操作を受け付けてから前記第2の操作を受け付けるまでの経過時間が第1の時間のときは、前記第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないようにし、前記第1の操作を受け付けてから前記第2の操作を受け付けるまでの経過時間が前記第1の時間よりも長い第2の時間のときは、前記第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するように制御することを特徴とするカメラシステム。
  10. 発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を備えた可動部を自動で駆動させることが可能な照明装置の制御方法であって、
    第1の指示に応じて前記可動部を駆動させ前記発光部の照射方向を自動的に決定した後に、前記発光部の照射方向を自動的に決定するように第2の指示がなされた場合に、当該第2の指示に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御ステップを有し、
    前記制御ステップは、前記第1の指示に応じた基準タイミングからの経過時間が所定時間以内の場合、前記第2の指示に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないように制御することを特徴とする制御方法。
  11. 発光部の照射方向を変更させるために当該発光部を備えた可動部を自動で駆動させることが可能な照明装置の制御方法であって、
    第1の指示に応じて前記可動部を駆動させ前記発光部の照射方向を自動的に決定した後に、前記発光部の照射方向を自動的に決定するように第2の指示がなされた場合に、当該第2の指示に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するか否かを制御する制御ステップを有し、
    前記制御ステップは、前記第1の操作を受け付けてから前記第2の操作を受け付けるまでの経過時間が第1の時間のときは、前記第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定しないようにし、前記第1の操作を受け付けてから前記第2の操作を受け付けるまでの経過時間が前記第1の時間よりも長い第2の時間のときは、前記第2の操作に応じて前記発光部の照射方向を自動的に決定するように制御することを特徴とする制御方法。
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