JP2001021962A - フラッシュ装置および該フラッシュ装置とカメラからなる撮影システム - Google Patents

フラッシュ装置および該フラッシュ装置とカメラからなる撮影システム

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JP2001021962A
JP2001021962A JP11195976A JP19597699A JP2001021962A JP 2001021962 A JP2001021962 A JP 2001021962A JP 11195976 A JP11195976 A JP 11195976A JP 19597699 A JP19597699 A JP 19597699A JP 2001021962 A JP2001021962 A JP 2001021962A
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Japan
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flash device
light
irradiation intensity
camera
unit
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JP11195976A
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English (en)
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Masayasu Hirano
雅康 平野
Satoshi Yokota
聡 横田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の状況に応じて、又は撮影者の作画意
図に応じて、被写体に最も適した照明光の配光が得られ
る簡単な構成のフラッシュ装置、および該フラッシュ装
置とカメラからなる撮影システムを提供する。 【解決手段】 フラッシュ装置は、一つの反射傘の内部
に発光部を備え、かつ、発光部の照明光の照射強度を、
非対称を含む適宜な分布に変更することができる照射強
度分布変更手段を備える。フラッシュ装置又はカメラ
は、照射強度分布変更手段を、被写体情報に応じて駆動
制御する照射強度分布制御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュ装置お
よび該フラッシュ装置とカメラからなる撮影システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フラッシュの発光部軸とレンズ軸
とのパララックスがあっても、フラッシュの配光は撮影
画面をカバーする角度を有して、かつ、その角度内のす
べての方向に対して均一な発光強度を持つものがよいと
する考えが一般的であった。
【0003】しかし、例えば広角レンズを用いた撮影に
おいて、画面中心と周辺に位置する被写体に距離差があ
る場合、均一な発光強度では、前後の被写体を均一な明
るさで写すことができない。また、同じ距離に被写体が
位置する場合でも、近接撮影のときには、フラッシュ発
光部中心から撮影画面内の被写体面の各部まで距離が、
レンズ軸からみてフラッシュの有る側と無い側で大きく
異なり、均一な発光強度では、被写体面を均一な明るさ
にすることができない。
【0004】また、チルト撮影やシフト撮影の場合、撮
影画面内の被写体面(特にピント面)の各部を均一な明る
さとしても、チルトやシフトによる画像変形の影響で、
必ずしも被写体面を均一な明るさで写すことができな
い。
【0005】さらに、被写体によっては、撮影者の作画
意図により、意図的に撮影画面の一部を強く、あるいは
弱く照らしたりする必要がある。
【0006】これに対して、例えば、特開平8−292
469号公報には、照射方向や発光量を個別に変えるこ
とができる複数の発光ユニットを備えた多分割照射フラ
ッシュで、照明光を配光可変に照射することが提案され
ている。しかし、この装置が複数備える発光ユニット
は、それぞれがフラッシュ装置としての基本機能を果た
すものであり、基本的には同一構成物であるため、装置
が複雑化したり大型化する傾向がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする技術的課題は、被写体の状況に応じ
て、又は撮影者の作画意図に応じて、被写体に最も適し
た照明光の配光が得られる簡単な構成のフラッシュ装
置、および該フラッシュ装置とカメラからなる撮影シス
テムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のフ
ラッシュ装置とカメラからなる撮影システムを提供す
る。
【0009】フラッシュ装置とカメラからなる撮影シス
テムは、撮影領域内の被写体情報を検出する被写体情報
手段と、該検出した被写体情報に基づく伝達情報を送信
する送信手段とを備えたカメラと、該カメラからの送信
された前記伝達情報を受信する受信手段を備えたフラッ
シュ装置からなるタイプのものである。前記フラッシュ
装置は、一つの反射傘の内部に発光部を備え、かつ、該
発光部からの照明光の照射強度を、非対称を含む適宜な
分布に変更することができる照射強度分布変更手段を備
える。前記フラッシュ装置又は前記カメラは、該照射強
度分布変更手段を、前記被写体情報に応じて駆動制御す
る照射強度分布制御手段を備える。
【0010】上記構成において、フラッシュ装置に照射
強度分布制御手段を備える場合には、カメラからフラッ
シュ装置に伝達する伝達情報は、被写体情報そのもので
あっても、被写体情報を処理した加工情報であってもよ
い。カメラに照射強度分布制御手段を備える場合には、
カメラからフラッシュ装置に伝達される伝達情報によ
り、照射強度分布変更手段は駆動制御される。
【0011】上記構成によれば、基本的なフラッシュ装
置の構成に照射強度分布変更手段と照射強度分布制御手
段とを備えることにより、非対称な照射強度分布とする
ことも可能であるので、被写体情報、例えば、被写体の
距離、位置、大きさ、輝度、反射率などに応じて、適宜
な照射強度分布を選択して設定することができる。
【0012】したがって、簡単な構成で、被写体の状況
に応じて、又は撮影者の作画意図に応じて、被写体に最
も適した照明光の配光が得られる。
【0013】別の構成としては、フラッシュ装置とカメ
ラからなる撮影システムは、撮影領域内の複数の被写体
までの距離を検出する距離検出手段と、該検出した距離
情報を送信する送信手段とを備えたカメラと、該カメラ
からの前記距離情報を受信する受信手段を備えたフラッ
シュ装置からなるタイプのものである。前記フラッシュ
装置は、一つの反射傘の内部に発光部を備え、かつ、該
発光部からの照明光の照射強度を非対称を含む適宜な分
布に変更することができる照射強度分布変更手段を備え
る。前記フラッシュ装置又は前記カメラは、前記照射強
度分布変更手段を、前記距離情報に応じて駆動制御する
照射強度分布制御手段を備える。
【0014】上記構成によれば、基本的なフラッシュ装
置の構成に照射強度分布変更手段と照射強度分布制御手
段とを備えることにより、被写体までの距離に応じて、
適宜な照射強度分布を選択して設定することができる。
したがって、簡単な構成で、被写体の状況に応じて、又
は撮影者の作画意図に応じて、被写体に最も適した照明
光の配光が得られる。
【0015】さらに別の構成として、フラッシュ装置と
カメラからなる撮影システムは、シフト又はチルトによ
りアオリ撮影が可能な撮影レンズと、該撮影レンズのシ
フト量又はチルト量を検出するレンズ位置検出手段と、
撮影領域内の被写体までの距離を検出する距離検出手段
と、前記レンズ位置検出手段が検出したレンズ位置情報
と前記距離検出手段が検出した距離情報とに基づく伝達
情報を送信する送信手段とを備えたカメラと、該カメラ
から送信された前記距離情報を受信する受信手段を備え
たフラッシュ装置からなるタイプのものである。前記フ
ラッシュ装置は、一つの反射傘の内部に発光部を備え、
かつ、該発光部からの照明光の照射強度を非対称を含む
適宜な分布に変更することができる照射強度分布変更手
段を備える。前記フラッシュ装置又は前記カメラは、前
記照射強度分布変更手段を、前記レンズ位置情報および
前記距離情報に応じて駆動制御する照射強度分布制御手
段を備える。
【0016】上記構成において、フラッシュ装置に照射
強度分布制御手段を備える場合には、カメラからフラッ
シュ装置に伝達する伝達情報は、レンズ位置情報および
距離情報そのものであっても、それらの情報を処理した
加工情報であってもよい。カメラに照射強度分布制御手
段を備える場合には、カメラからフラッシュ装置に伝達
される伝達情報により、照射強度分布変更手段は駆動制
御される。
【0017】アオリ撮影の場合、シフト又はチルトによ
り被写体像が変形するが、上記構成によれば、基本的な
フラッシュ装置の構成に照射強度分布変更手段と照射強
度分布制御手段とを備えることにより、被写体までの距
離とレンズ位置(シフト量又はチルト量)に基づいて、
シフト又はチルトによる被写体像の変形の影響をも考慮
した上で、適宜な照射強度分布を選択して設定すること
ができる。
【0018】したがって、簡単な構成で、被写体の状況
に応じて、又は撮影者の作画意図に応じて、被写体に最
も適した照明光の配光が得られる。
【0019】好ましくは、上記各構成のフラッシュ装置
とカメラからなる撮影システムにおいて、前記照射強度
分布変更手段は、前記被写体情報又は前記距離情報に基
づいて照明光の必要な照射光量を演算する演算手段を備
え、該演算結果に基づいて、照明光の照射強度分布を変
更する。
【0020】具体的には、前記演算手段は、複数の被写
体に対する露出値が略均一になるように照明光の必要な
照射光量を演算する。この場合には、例えば複数の被写
体が前後方向に並んでいても、どの被写体も同じ明るさ
で撮影することができる。記念撮影などに、好適であ
る。
【0021】あるいは、前記演算手段は、複数の被写体
に対して露出値に重み付けをして照明光の必要な照射光
量を演算する。この場合には、例えば至近距離や遠距離
の被写体に対する露出を落とし、主要な撮影対象である
主被写体に対して適切な露出となるように撮影すること
ができる。特定の被写体のみを目立つように撮影する場
合などに、好適である。
【0022】また、本発明は、以下の各構成のフラッシ
ュ装置を提供する。
【0023】フラッシュ装置は、各一つの発光手段と反
射傘と前面光学パネルとを有するタイプのものである。
フラッシュ装置は、反射傘に対して相対的に発光手段の
少なくとも一部を移動させる第1の移動手段と、反射傘
に対して相対的に前面光学パネルの少なくとも一部を移
動させる第2の移動手段と、発光手段又は前面光学パネ
ルに対して相対的に反射傘を移動させる第3の移動手段
のうち、少なくとも2つの移動手段と、該少なくとも2
つの移動手段をそれぞれ独立して駆動する駆動手段とを
備える。
【0024】上記構成において、発光手段からの光束の
一部は、直接、前面光学パネルを透過して、撮影領域に
照射される。また、発光手段からの光束の他の一部は、
反射傘で反射した後、前面光学パネルを透過して、撮影
領域に照射される。
【0025】上記構成によれば、少なくとも2つの移動
手段の駆動を組み合わせることにより、反射傘と発光手
段の相対位置関係、反射傘と前面光学パネルの相対位置
関係、前面光学パネルと反射傘の相対位置関係のうち、
少なくとも2つについて変更することができる。反射傘
と発光手段と前面光学パネルの相対位置を適宜変更でき
るので、撮影領域に照射する照明光の強度を、非対称を
含む適宜な分布に変更することができる。
【0026】したがって、簡単な構成で、被写体の状況
に応じて、又は撮影者の作画意図に応じて、被写体に最
も適した照明光の配光が得られる。
【0027】別の構成としては、フラッシュ装置は、各
一つの発光手段と反射傘とを有するタイプのものであ
る。反射傘は、移動可能な複数の可動反射部を有する。
フラッシュ装置は、該複数の可動反射部を、独立してか
つ非対称に移動させることができる反射部駆動手段を備
える。
【0028】上記構成によれば、反射部駆動手段で反射
傘の各可動反射部を独立して非対称に移動させることに
より、撮影領域に照射する照明光の強度を、非対称を含
む適宜な分布に変更することができる。したがって、簡
単な構成で、被写体の状況に応じて、又は撮影者の作画
意図に応じて、被写体に最も適した照明光の配光が得ら
れる。
【0029】また別の構成としては、フラッシュ装置
は、一つの反射傘の内部に、所定長さの細長い光源を備
えたタイプのものである。フラッシュ装置は、前記光源
の長手方向の中間位置を中心に、前記光源を回転移動さ
せる光源移動手段と、該光源移動手段を駆動する駆動手
段とを備える。
【0030】上記構成によれば、所定長さの細長い光源
を回転することにより、撮影領域に照射する照明光の強
度を、非対称を含む適宜な分布に変更することができ
る。したがって、簡単な構成で、被写体の状況に応じ
て、又は撮影者の作画意図に応じて、被写体に最も適し
た照明光の配光が得られる。
【0031】さらに別の構成としては、フラッシュ装置
は、一つの反射傘の内部に、被写体方向に対して略直角
方向に並べて配置された複数の光源と、該光源の各々の
発光量をそれぞれ独立して制御する発光制御手段とを備
える。
【0032】上記構成によれば、各々の光源の発光量の
バランスを変えることにより、撮影領域に照射する照明
光の強度を、非対称を含む適宜な分布に変更することが
できる。したがって、簡単な構成で、被写体の状況に応
じて、又は撮影者の作画意図に応じて、被写体に最も適
した照明光の配光が得られる。
【0033】上記各構成のフラッシュ装置は、撮影領域
に対する照射強度を、非対称を含む適宜な分布に変更す
ることができるので、前述のフラッシュ装置とカメラか
らなる撮影システムにおけるフラッシュ装置として、特
に好適である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態に係る
フラッシュ装置および該フラッシュ装置とカメラからな
る撮影システムについて、図面を参照しながら説明す
る。
【0035】まず、撮影システムの概要について、説明
する。
【0036】撮影システムは、図24および図25に示
すように、カメラ本体10と、交換レンズ50と、フラ
ッシュ装置70とからなる。
【0037】カメラ本体10は、制御マイコン30に接
続された、内蔵フラッシュユニット32、調光モジュー
ル34、測光モジュール36、測距モジュール38、イ
メージセンサー40、モータードライバ26、ボディ表
示16、およびスイッチ群12を備える(一部は、図2
5で図示せず)。
【0038】制御マイコン30は、CPUやメモリを含
み、撮影システム全体の制御を統括する。内蔵フラッシ
ュユニット32は、照明光(フラッシュ撮影補助光)を
発光する。調光モジュール34は、内蔵フラッシュユニ
ット32およびフラッシュ装置70の発光停止タイミン
グを制御する。測光モジュール36は、被写体の輝度を
測定する。測距モジュール38は、被写体までの距離を
測定する。調光モジュール34、測光モジュール26、
および測距モジュール38は、撮影領域を複数の領域に
分割して測定する。
【0039】イメージセンサー40は、ファインダー光
学系のファインダー像の結像位置(ペンタプリズム下の
焦点板)を撮像するように配置され、撮影領域の画像を
取り込み、その画像を高速に処理して、画像の形状(輪
郭)や画像の動き(方向と移動量)等の画像処理情報を
制御マイコン30に出力する。イメージセンサー40
は、CCDに比べて高速に読み出しができるMOS型の
受光セルと、読み出したデータを高速に処理して特徴抽
出を行う画像演算処理部とが一つの素子として形成され
たものである。イメージセンサー40は、人の網膜が持
つ情報圧縮機能と並列処理機能を有しており、このイメ
ージセンサー40を使用することにより、画像情報入力
装置の高機能化、小型化、高速化、低消費電力化を実現
することができる。制御マイコン30は、特徴抽出後の
少ない情報量のデータを処理すればよいので、高速に制
御を行うことが可能である。制御マイコン30は、入力
された情報に基づいて、被写体の明るさ、位置、大き
さ、距離、反射率などを識別する。
【0040】モータードライバ26は、シャッターモー
ター27およびフィルム給送モーター28を駆動する。
ボディ表示16は、カメラの状態や撮影情報などを表示
する。スイッチ群12は、レリーズスイッチ、アップ・
ダウンスイッチ、選択スイッチなどを含む。
【0041】交換レンズ50は、カメラ本体10の制御
マイコン30と接続されたレンズCPU52と、レンズ
CPU52にそれぞれ接続された、シフト・チルト情報
ユニット53(図25では図示せず)、AFアクチュエ
ータ56、AFエンコーダ57、ズームエンコーダ5
8、終端スイッチ59(図24では図示せず)を備え
る。
【0042】AFアクチュエータ56は、交換レンズ5
0の光学系54(図24では図示せず)のフォーカスレ
ンズを駆動する。AFエンコーダ57は、AFアクチュ
エータ56の動作量を検出する。ズームエンコーダ58
は、交換レンズ50の光学系54のズーム量を検出す
る。シフト・チルト情報ユニット53は、交換レンズ5
0がマニュアル操作によりシフト又はチルトが可能な交
換レンズである場合に、そのシフト量又はチルト量につ
いてのレンズ位置情報を出力する。終端スイッチ59
は、交換レンズ50の光学系54のフォーカスレンズが
終端位置(移動限界位置)に達したことを検出する。
【0043】フラッシュ装置70は、カメラ本体10の
制御マイコン30と接続されたフラッシュCPU72
と、これに接続された、フラッシュアクチュエータ74
および発光部150を備える。
【0044】発光部150は、詳しくは後述するよう
に、照明光(フラッシュ撮影補助光)を発光するキセノ
ン管と、その光を被写体方向に反射する反射傘と、光束
を広げる前面光学パネルとを備える。キセノン管、反射
傘、前面光学パネルのいずれかは、駆動機構152(図
25では図示せず)を介して保持され、フラッシュアク
チュエータ74からの駆動により相対的に移動し、その
移動量を検出装置154で検出し、その検出結果をフラ
ッシュCPU72に出力するようになっている。
【0045】撮影システムは、電気的には、図26に示
すように構成される。
【0046】すなわち、カメラ本体10の制御マイコン
30には、イメージセンサー40からの被写体位置情報
380aと、測距モジュール38からの距離分布情報3
82aと、レンズCPU52からの焦点距離情報384
aと、測光モジュール36からの輝度分布情報386a
および反射率情報388aとが入力される。カメラ本体
10の制御マイコン30とフラッシュ装置70のフラッ
シュCPU72とは、制御信号を交信する。
【0047】フラッシュ装置70の発光部150は、電
源電池81と、充電回路82と、充電完了を検知するた
めの電圧検知回路83と、2本のキセノン管Xe1,X
e2と、それに発光トリガ信号を与える2つのトリガ回
路84,85とを含む。フラッシュCPU72は、トラ
ンジスタスイッチTr1、Tr2に発光制御信号を入力
してトリガ回路84,85を動作させ、キセノン管Xe
1,Xe2を発光させる。なお、図26には2本のキセ
ノン管Xe1,Xe2を有する場合を示しているが、1
本のキセノン管であってもよい。
【0048】図27〜図29は、アオリ撮影可能な交換
レンズのシフトやチルトがカメラ本体10からの制御に
より行われる実施形態を示している。
【0049】この実施形態では、概略的には、図27お
よび図28に示すように、カメラ本体10は、制御マイ
コン30とイメージセンサー40とを備え、交換レンズ
51はアクチュエータ53’と駆動機構55とを備えて
いる。イメージセンサー40は、撮影視野内の画像を取
り込んでその特徴を抽出し、その画像情報を制御マイコ
ン30に出力する。制御マイコン30は、その画像情報
に基づいて、交換レンズ51のアクチュエータ53’を
動作させる。例えば箱形のビルを下から撮影した場合、
通常は台形に写るビルが長方形に写るように、交換レン
ズ51を動作させる。
【0050】アクチュエータ53’は、駆動機構55を
介して、交換レンズ50をカメラ本体10に対して相対
移動させる。すなわち、図27に示すように、交換レン
ズ51は光軸を平行に保ったまま、上下方向92、94
にシフトされる。また、図28に示すように、交換レン
ズ51はカメラ本体10側を中心に矢印96,98で示
すように回転し、チルトされる。
【0051】さらに詳しくは、カメラ本体10と交換レ
ンズ51は、図29のブロック図に示すように構成され
る。
【0052】カメラ本体10は、制御マイコン30に、
DC/DCコンバータ24、測光センサー36、測距セ
ンサー38、イメージセンサー40、モータードライバ
41,43、絞りマグネット46、シャッターマグネッ
ト48、ボディ表示16、調整端子14、およびスイッ
チ群12、すなわち各種スイッチS1,S2,SMOD
E,SUP,SDOWNが接続されている。
【0053】DC/DCコンバータ24は、カメラ本体
10に装填された電池22からの電圧を一定電圧にし
て、制御マイコン30に常時供給する。また、いずれか
のスイッチS1,S2,SMODE,SUP,SDOW
Nが操作されると、制御マイコン30からの制御によっ
て、DC/DCコンバータ24は、各種センサー36,
38,40、モータードライバ41,43、絞りマグネ
ッ46、シャッターマグネット48、ボディ表示16、
および、後述する交換レンズ51のレンズマイコン52
に一定電圧を供給する。
【0054】測光センサー36は、被写体の輝度を測定
する。測距センサー38は、被写体までの距離を測定す
る。イメージセンサー40は、画像演算機能を備えた撮
像素子であって、画像情報を制御マイコン30に出力す
る。
【0055】モータードライバ41,43は、交換レン
ズ51のフォーカスレンズを移動するためのAFモータ
ー44およびフィルムを給送するためのフィルム給送モ
ーター45をそれぞれ駆動する。絞りマグネット46
は、露光動作を行う絞りを制御する。シャッターマグネ
ット48は、シャッターを制御する。
【0056】ボディ表示16は、カメラの状態や撮影情
報などを表示する。調整端子14は、センサー36,4
0の調整時に用いる。
【0057】S1スイッチは、撮影の準備のために測
光、測距、演算処理、交換レンズ51のAF駆動制御を
行うためのスイッチである。S2スイッチは、露光動作
を行うためのスイッチである。SUPスイッチおよびS
DOWNスイッチは、シャッター速度および絞りの設定
値を変更するためのスイッチである。SMODEスイッ
チは、撮影条件の設定を変更するスイッチである。
【0058】制御マイコン30は、イメージセンサー4
0から入力された画像情報を処理して、被写体の動きの
方向や移動量を認識したり、被写体の輪郭パターンを認
識したりすることに加え、従来のカメラと同様に、被写
体までのデフォーカス量の計算(AF演算)や測光セン
サー36から入力された情報を処理して、露光のための
シャッター速度、絞り値の算出(AE演算)も行ってい
る。
【0059】アオリ機能付きの交換レンズ51は、レン
ズマイコン52と、アクチュエータであるモーター5
3’と、光学系54とを含む。レンズマイコン52は、
カメラ本体10の制御マイコン30に接続され、交信す
るようになっている。モーター53’は、レンズマイコ
ンの制御により、駆動機構55を介して交換レンズ51
を駆動し、アオリ調整を行う。すなわち、交換レンズ5
0の光学系54の光軸を平行および回転移動させる。光
学系54は、カメラ本体10のAFモーター44によっ
て不図示のフォーカスレンズが駆動され、また、カメラ
本体10の絞りマグネット46によって不図示の絞りが
駆動されるようになっている。
【0060】次に、フラッシュ装置70について、詳し
く説明する。
【0061】フラッシュ装置70の発光部150は、以
下のように種々の態様で構成することが可能である。
【0062】まず、第1の態様について、図1〜図4、
図15、および図16を参照しながら説明する。
【0063】図1に示すように、フラッシュ装置70の
発光部150の要部100は、キセノン管110と、反
射傘120と、フレネルレンズが形成された前面光学パ
ネル130とからなる。反射傘120は、装置本体に固
定され、キセノン管110および前面光学パネル130
は、駆動機構152により可動に支持され、フラッシュ
アクチュエータ74により、それらの位置および角度が
変えられるようになっている。
【0064】すなわち、前面光学パネル130は、図2
の矢印201、図3の矢印203で示すように、その面
方向(上下左右方向)に平行移動可能である。また、前
面光学パネル130は、図2の矢印202、図3の矢印
204で示すように、上下左右にその角度が可変であ
る。
【0065】また、キセノン管110は、図4(B−
1)においてXで示したように、フラッシュ装置70の
発光方向(前後方向)に平行移動可能であり、図4(B
−2)においてYで示したように、発光方向およびキセ
ノン管110の長手方向に対して直角方向(上下方向)
に平行移動可能であり、図4(B−3)において矢印X
1,X2で示したように、水平面内で角度可変であり、
図4(B−3)において矢印Y1,Y2で示したよう
に、垂直面内で角度可変である。
【0066】図2〜図4のように、前面光学パネル13
0又はキセノン管110を移動すると、それによる配光
は、図15、図16に示すようになる。以下、図15〜
図21において、300,302,304は撮影領域K
に対する照射強度分布を、310,312,314は撮
影領域Kの長辺方向の中心線に沿っての照射強度分布
を、320,322,324は撮影領域Kの短辺方向の
中心線に沿っての照射強度分布を、それぞれ示してい
る。
【0067】すなわち、図2のように前面光学パネル1
30を上下方向に傾けると、図15のA−1に示すよう
に、照射強度の中心位置が撮影領域Kの上下方向に移動
する。
【0068】図3のように前面光学パネル130を左右
方向に傾けると、図15のA−2に示すように、照射強
度の中心位置が撮影領域Kの左右方向に移動する。
【0069】また、図4(B−1)のようにキセノン管
110を前後に平行移動する場合、前方すなわち前面光
学パネル130側に移動したときには、図15のB−1
−(1)のように照射強度分布は疎になり、照射強度
は、全体的に強く、かつ変化が小さくなる。キセノン管
110を後方に移動したときには、図15のB−1−
(2)のように照射強度分布は密になり、照射強度は、
部分的に強く、かつ変化が大きくなる。
【0070】また、図4(B−2)のようにキセノン管
110を前面光学パネル130に沿って上下に移動する
場合、キセノン管110を上側に移動したときには、図
16のB−2−(1)のように照射強度分布の中心は上
側に移動し、キセノン管110を下側に移動したときに
は、図16のB−2−(2)のように照射強度分布の中
心は下側に移動する。
【0071】また、図4(B−3)のようにキセノン管
110を左右に傾けると、図16のB−3のように、照
射強度分布の中心が長辺方向(左右方向)に移動する。
【0072】また、図4(B−4)のようにキセノン管
110を上下に傾けると、図16のB−4のように、照
射強度分布は全体的に回転する。
【0073】次に、第2態様を、図5、図6、および図
17を参照しながら説明する。第2態様では、複数のキ
セノン管を一つの反射傘内に配置し、キセノン管の反射
傘に対する相対位置を変更することができるようにす
る。
【0074】すなわち、この態様の要部102は、図5
に示すように、上下に平行に配置された2本のキセノン
管112,114と、反射傘120と、フレネルレンズ
が形成された前面光学パネル130とからなる。
【0075】2本のキセノン管112,114のそれぞ
れの両端支持部は、図6で矢印210,212,21
6,217で示すように、キセノン管112,114の
長手方向に直角方向に移動可能であり、矢印214,2
15で示すように、キセノン管112,114は、その
長手方向中間位置を中心に回転して、相対距離や相対角
度を変えることができるようになっている。2本のキセ
ノン管112,114は、前述の図26の電気回路によ
り、それぞれの発光量が独立して制御され、いずれか一
方のみを発光させることも可能である。なお、図示して
いないが、2本のキセノン管112,114をフラッシ
ュ装置70の発光方向に前後に配置し、それぞれの位置
や角度を可変としてもよい。
【0076】この態様の配光は、例えば、下側のキセノ
ン管114を前方に、上側のキセノン管112を後方に
平行移動すると、図17のC−(1)に示したように、
上下に大小2つの照射強度分布の中心ができ、下側の方
が全体に強くなる。2本のキセノン管112,114を
一体的に下方に平行移動すると、図17のC−(2)に
示したように、照射強度分布の中心は上方に移動する。
【0077】次に、第3態様について、図7、図8、お
よび図17を参照しながら、説明する。
【0078】この態様の要部100’は、第1態様の要
部100と略同様に構成され、キセノン管110と、反
射傘120と、フレネルレンズが形成された前面光学パ
ネル130とからなる。ただし、要部100’全体が、
駆動機構152により、装置本体に対して回転可能に支
持されている。
【0079】すなわち、要部100’は、図7において
矢印210で示すように、キセノン管110の長手方向
に延在する反射傘120の稜線P1を中心に、上下に一
体的に回転可能である。この場合、配光は、図17のD
−1において、302および322、又は304および
324で示したように、照射強度分布の中心位置が上下
にずれる。
【0080】また、要部100’は、図8で矢印210
で示すように、前面光学パネルの上下方向の中心線P2
を中心に、左右に一体的に回転可能である。この場合、
配光は、図17のD−2において、302および31
2、又は304および314で示したように、照射強度
分布の中心位置が左右にずれる。
【0081】次に、第4態様について、図9〜図12、
図18、および図19を参照しながら説明する。この態
様では、反射傘との相対位置を変えることができる複数
の前面光学パネルを備えている。
【0082】すなわち、この態様の要部104は、図9
に示すように、キセノン管110と、反射傘120と、
フレネルレンズが形成され左右に並列に配置された2枚
の前面光学パネル132,134とからなる。
【0083】図10において矢印230,232で示す
ように、2枚の前面光学パネル132,134は、それ
ぞれの左右方向の傾きが独立して変えられるようになっ
ている。この場合、配光は、例えば2枚の前面光学パネ
ル132,134を互いに外向きに傾けると、図18の
E−1(1)に示したように略正方形の2つの照射強度
分布となる。2枚の前面光学パネル132,134を互
いに内向きに傾けると、図18のE−1(2)に示した
ように、略正方形の一つの照射強度分布となる。
【0084】また、2枚の前面光学パネル132,13
4は、図12において矢印250,252,254で示
すように、それぞれ独立して、フラッシュ装置の光軸方
向、すなわち前後方向に、平行移動できるようになって
いる。この場合、配光は、2枚の前面光学パネル13
2,134が標準位置にあるときには、図19のE−3
(1)に示したように均一な照射強度分布となるが、前
面光学パネル132,134の一方を前方に、他方を後
方に平行移動すると、図19のE−3(2)に示したよ
うに、照射強度分布の中心は小さくなり、かつ片寄る。
【0085】また、2枚の前面光学パネル132,13
4は、図11において矢印240,242で示すよう
に、前後にずらした状態で、左右方向に平行移動するこ
とができる。この場合、配光は、2枚の前面光学パネル
132,134が標準位置にあるときには、図18のE
−2(1)に示したような均一な照射強度分布となる
が、前面光学パネル132,134の一方のみを他方側
に平行移動すると、図18のE−2(2)に示したよう
に、照射強度分布の中心は小さくなり、かつ片寄る。
【0086】次に、第5態様について、図13、図1
4、および図19を参照しながら、説明する。この態様
では、反射傘の左右斜壁の角度を変えることができる。
【0087】すなわち、この態様の要部106は、図1
3に示すように、キセノン管110と、反射傘122
と、フレネルレンズが形成された前面光学パネル130
とからなる。反射傘122は、その左右斜壁124a,
124bの角度が、図14において矢印260〜268
で示すように、それぞれ独立して変えることができるよ
うになっている。この場合、配光は、左右斜壁124
a,124bの互いの角度を小さくすると、図19のF
−(1)に示したように、照射強度分布の中心は左右方
向に広くなり、逆に、左右斜壁124a,124bの互
いの角度を大きくすると、図19のF−(2)に示した
ように、照射強度分布の中心は左右方向に狭くなる。
【0088】次に、被写体の状況に応じて、又は撮影者
の作画意図に応じて、照明光をどのような配光とするか
について、図20〜図22を参照しながら説明する。図
20および図21において、右には、ファンダー視野F
から被写体を見た状態を示し、左には、そのような被写
体に適した照射強度分布を示している。
【0089】複数の被写体が前後に位置する場合、各被
写体が同じような明るさで写したいときには、それぞれ
の被写体までの距離に応じた照射強度分布とする。
【0090】例えば、図20の−1、−2に示すよ
うに、被写体M1,M2が前後に位置する場合、照射強
度分布の中心を後方の被写体M2に重ね、手前の被写体
M1に対しては照射強度を弱く、遠くの被写体M2に対
しては照射強度を強くする。図20の−3、−4に
示すように、複数の被写体M1〜M6、M1〜M9が並
んでいる場合には、各被写体の距離に応じてそれぞれに
適した照射強度となるように、照射強度分布に設定す
る。
【0091】また、主被写体のみを明るく写したいとき
には、それに応じた照射強度分布とする。
【0092】例えば図21の−1に示すように、主被
写体M2に対して、近距離の被写体M1,M2を邪魔物
と判定した場合には、主被写体M2に適切な照射強度と
なるとともに、近距離の被写体M1,M2に対しては、
それらが目立って写らないように照射強度を落とした照
射強度分布300とする。
【0093】また、例えば図21の−2に示すよう
に、主被写体M1,M2と、反射率の高い部分Tとを検
知した場合には、主被写体M1,M2に対しては強く
し、反射率の高い部分Tに対しては弱い照射強度分布3
00とする。
【0094】また、被写体輝度と被写体距離とから、照
射強度分布を決定してもよい。
【0095】例えば、図22の−1に示すように、夜
間撮影の場合、被写体M1,M2にそれぞれの照射強度
中心を合わせた照射強度分布300とする。被写体M
1,M2の間に一つの照射強度中心が来るような一般的
な照射強度分布とすると、被写体M1,M2より後方の
写したくない部分にも光が届き写ってしまう場合もある
が、被写体M1,M2にそれぞれの照射強度中心を合わ
せると、そのようなことは起こらない。
【0096】被写体の状況に応じた、又は撮影者の作画
意図に応じた照明光の配光は、上記各態様のフラッシュ
装置の配光を適宜に制御することによって、幾通りかの
方法で実現することができる。これを整理したのが、図
23である。この図において、○は単独で、●は点線で
つないだものとの組み合わせで達成できる。A−1、A
−2、・・、F、および−1、−2、・・・、−
1は、図面中に付したものと一致する。
【0097】例えば、図20の−1のように照射強度
分布の中心を片寄らせる場合、図3のように前面光学パ
ネル130を傾けても、図4の(B−3)のようにキセ
ノン管110を左右に傾けても、図8のように要部10
0’全体の向きを左右方向に変えても、図11のように
2枚の前面光学パネル132,134の一方を他方側に
移動しても、図14のように反射傘122の左右斜壁1
24a,124bの一方のみを傾けても、実現すること
ができる。
【0098】以上説明したフラッシュ装置および該フラ
ッシュ装置とカメラからなる撮影システムは、被写体の
状況に応じて、又は撮影者の作画意図に応じて、被写体
に最も適したフラッシュの配光が得られる。
【0099】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1態様のフラッシュ装置の要部の
三面図である。(a)は側面図、(b)は正面図、
(c)は上面図である。
【図2】 図1の前面光学パネルの移動の説明図であ
る。
【図3】 図1の前面光学パネルの移動の説明図であ
る。
【図4】 図1のキセノン管の移動の説明図である。
【図5】 本発明の第2態様のフラッシュ装置の要部の
三面図である。
【図6】 図5のキセノン管の移動の説明図である。
【図7】 本発明の第3態様のフラッシュ装置の要部の
移動の説明図である。
【図8】 図7とは別の移動の説明図である。
【図9】 本発明の第4態様のフラッシュ装置の要部の
三面図である。
【図10】 図9の前面光学パネルの移動の説明図であ
る。
【図11】 図10とは別の前面光学パネルの移動の説
明図である。
【図12】 さらに別の前面光学パネルの移動の説明図
である。
【図13】 本発明の第5態様のフラッシュ装置の要部
の三面図である。
【図14】 図13の反射傘の左右斜壁の移動の説明図
である。
【図15】 図2〜図4に対応するフラッシュの照射強
度分布図である。
【図16】 図4に対応するフラッシュの照射強度分布
図である。
【図17】 図6〜図8に対応するフラッシュの照射強
度分布図である。
【図18】 図10および図11に対応するフラッシュ
の照射強度分布図である。
【図19】 図12および図14に対応するフラッシュ
の照射強度分布図である。
【図20】 被写体に応じたフラッシュの配光の説明図
である。
【図21】 図20と同様の説明図である。
【図22】 図20と同様の説明図である。
【図23】 フラッシュの構成とフラッシュの配光との
組み合わせを整理した表である。
【図24】 本発明の第1実施態様の撮影システムの構
成図である。
【図25】 第1実施態様の撮影システムの構成図であ
る。
【図26】 図24の撮影システムの回路構成図であ
る。
【図27】 シフト動作の説明図である。
【図28】 チルト動作の説明図である。
【図29】 本発明の第2実施態様の撮影システムの要
部構成図である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 12 スイッチ群 14 調整端子 16 ボディ表示 22 電池 24 DC/DCコンバータ 26 モータードライバ 27 シャッターモーター 28 フィルム給送モーター 30 制御マイコン 32 内蔵フラッシュ 34 調光モジュール 36 測光モジュール、測光センサー 38 測距モジュール、測距センサー 40 イメージセンサー 41 モータードライバ 43 モータードライバ 44 AFモーター 45 フィルム給送モーター 46 絞りマグネット 48 シャッターマグネット 50,51 交換レンズ 52 レンズCPU 53 シフト・チルト情報ユニット 53’ アクチュエータ、モーター 54 光学系 55 駆動機構 56 AFアクチュエータ 57 AFエンコーダ 58 ズームエンコーダ 59 終端スイッチ 70 フラッシュ装置 72 フラッシュCPU 74 フラッシュアクチュエータ 81 電源電池 82 充電回路 83 電圧検知回路 84,85 トリガ回路 100,100’,102,104,106 要部 110,112,114 キセノン管 120,122 反射傘 124a,124b 反射斜壁 130,132,134 前面光学パネル 150 発光部 152 駆動機構 154 検出装置 201〜268 矢印 300,302,304 照射強度分布 310,312,314 照射強度分布 320,322,324 照射強度分布 380 被写体位置情報 382 距離分布情報 384 焦点距離情報 386 輝度分布情報 388 反射率情報 F ファインダー領域 K 撮影領域 M1〜M9 被写体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 BB07 DB30 FB32 FB36 FB38 GA24 GA31 2H053 AA05 BA72 BA75 CA05 CA12 CA13 CA14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影領域内の被写体情報を検出する被写
    体情報手段と、該検出した被写体情報に基づく伝達情報
    を送信する送信手段とを備えたカメラと、 該カメラからの送信された前記伝達情報を受信する受信
    手段を備えたフラッシュ装置からなる撮影システムにお
    いて、 前記フラッシュ装置は、一つの反射傘の内部に発光部を
    備え、かつ、該発光部からの照明光の照射強度を、非対
    称を含む適宜な分布に変更することができる照射強度分
    布変更手段を備え、 前記フラッシュ装置又は前記カメラは、該照射強度分布
    変更手段を、前記被写体情報に応じて駆動制御する照射
    強度分布制御手段を備えたことを特徴とする、フラッシ
    ュ装置とカメラからなる撮影システム。
  2. 【請求項2】 撮影領域内の複数の被写体までの距離を
    検出する距離検出手段と、該検出した距離情報を送信す
    る送信手段とを備えたカメラと、該カメラからの前記距
    離情報を受信する受信手段を備えたフラッシュ装置から
    なる撮影システムにおいて、 前記フラッシュ装置は、一つの反射傘の内部に発光部を
    備え、かつ、該発光部からの照明光の照射強度を非対称
    を含む適宜な分布に変更することができる照射強度分布
    変更手段を備え、 前記フラッシュ装置又は前記カメラは、前記照射強度分
    布変更手段を、前記距離情報に応じて駆動制御する照射
    強度分布制御手段を備えたことを特徴とする、フラッシ
    ュ装置とカメラからなる撮影システム。
  3. 【請求項3】 シフト又はチルトによりアオリ撮影が可
    能な撮影レンズと、該撮影レンズのシフト量又はチルト
    量を検出するレンズ位置検出手段と、撮影領域内の被写
    体までの距離を検出する距離検出手段と、前記レンズ位
    置検出手段が検出したレンズ位置情報と前記距離検出手
    段が検出した距離情報とに基づく伝達情報を送信する送
    信手段とを備えたカメラと、該カメラから送信された前
    記距離情報を受信する受信手段を備えたフラッシュ装置
    からなる撮影システムにおいて、 前記フラッシュ装置は、一つの反射傘の内部に発光部を
    備え、かつ、該発光部からの照明光の照射強度を非対称
    を含む適宜な分布に変更することができる照射強度分布
    変更手段を備え、 前記フラッシュ装置又は前記カメラは、前記照射強度分
    布変更手段を、前記レンズ位置情報および前記距離情報
    に応じて駆動制御する照射強度分布制御手段を備えたこ
    とを特徴とする、フラッシュ装置とカメラからなる撮影
    システム。
  4. 【請求項4】 各一つの発光手段と反射傘と前面光学パ
    ネルとを有するフラッシュ装置において、 反射傘に対して相対的に発光手段の少なくとも一部を移
    動させる第1の移動手段と、反射傘に対して相対的に前
    面光学パネルの少なくとも一部を移動させる第2の移動
    手段と、発光手段又は前面光学パネルに対して相対的に
    反射傘を移動させる第3の移動手段のうち、少なくとも
    2つの移動手段と、 該少なくとも2つの移動手段をそれぞれ独立して駆動す
    る駆動手段とを備えたことを特徴とする、フラッシュ装
    置。
  5. 【請求項5】 各一つの発光手段と反射傘とを有するフ
    ラッシュ装置において、 反射傘は、移動可能な複数の可動反射部を有し、 該複数の可動反射部を、独立してかつ非対称に移動させ
    ることができる反射部駆動手段を備えたことを特徴とす
    る、フラッシュ装置。
  6. 【請求項6】 一つの反射傘の内部に、所定長さの細長
    い光源を備えたフラッシュ装置において、 前記光源の長手方向の中間位置を中心に、前記光源を回
    転移動させる光源移動手段と、 該光源移動手段を駆動する駆動手段とを備えたことを特
    徴とする、フラッシュ装置。
  7. 【請求項7】 一つの反射傘の内部に、被写体方向に対
    して略直角方向に並べて配置された複数の光源と、 該光源の各々の発光量をそれぞれ独立して制御する発光
    制御手段とを備えたことを特徴とする、フラッシュ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記フラッシュ装置は、請求項4乃至7
    記載のフラッシュ装置であることを特徴とする、請求項
    1、2又は3記載のフラッシュ装置とカメラからなる撮
    影システム。
  9. 【請求項9】 前記照射強度分布変更手段は、前記被写
    体情報又は前記距離情報に基づいて照明光の必要な照射
    光量を演算する演算手段を備え、該演算結果に基づい
    て、照明光の照射強度分布を変更することを特徴とす
    る、請求項1、2又は3記載のフラッシュ装置とカメラ
    からなる撮影システム。
  10. 【請求項10】 前記演算手段は、複数の被写体に対す
    る露出値が略均一になるように照明光の必要な照射光量
    を演算することを特徴とする、請求項9記載のフラッシ
    ュ装置とカメラからなる撮影システム。
  11. 【請求項11】 前記演算手段は、複数の被写体に対し
    て露出値に重み付けをして照明光の必要な照射光量を演
    算することを特徴とする、請求項9記載のフラッシュ装
    置とカメラからなる撮影システム。
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