JP4275001B2 - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ Download PDF

Info

Publication number
JP4275001B2
JP4275001B2 JP2004139517A JP2004139517A JP4275001B2 JP 4275001 B2 JP4275001 B2 JP 4275001B2 JP 2004139517 A JP2004139517 A JP 2004139517A JP 2004139517 A JP2004139517 A JP 2004139517A JP 4275001 B2 JP4275001 B2 JP 4275001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
unit
predetermined period
electronic camera
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004139517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005323144A (ja
Inventor
英男 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2004139517A priority Critical patent/JP4275001B2/ja
Publication of JP2005323144A publication Critical patent/JP2005323144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4275001B2 publication Critical patent/JP4275001B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

この発明は、電子カメラに関し、特にたとえば、露光量,フォーカス等の撮影条件を適切に調整する、電子カメラに関する。
従来この種の装置では一般に、シャッタボタンが半押しされたとき撮影条件の調整が開始され、その後シャッタボタンが全押されるのに応じて本撮影が実行される。このため、シャッタ操作から本撮影までのタイムラグが大きい。
そこで、このようなタイムラグを短縮する従来技術が、特許文献1に開示されている。この従来技術は、花火撮影モードが選択されたとき撮影条件を所定値に固定する。これにより、花火の映像を適切な条件で素早く撮影することが可能となる。
特開2001−311977号公報〔G03B 7/00,19/02,H04N 5/232〕
しかし、従来技術では、適切な条件で素早い撮影を行えるのは、花火など特定の被写界に限られる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、任意の被写界を適切な条件で素早く撮影できる、電子カメラを提供することである。
請求項1の発明に従う電子カメラは、被写界を捉える撮像手段、撮像手段によって捉えられた被写界の動き量が閾値を下回るか否かを判別する判別手段、判別手段の判別結果が肯定的であるとき撮像条件を調整する調整手段、調整手段による調整が完了した後の所定期間に判別手段の判別動作を禁止する禁止手段、および所定期間に撮像操作が行われたとき撮像手段によって捉えられた被写界像を記録する記録手段を備える。
被写界は、撮像手段によって捉えられる。判別手段は、捉えられた被写界の動き量が閾値を下回るか否かを判別し、調整手段は、判別手段の判別結果が肯定的であるとき撮像条件を調整する。判別手段の判別動作は、調整手段による調整が完了した後の所定期間に、禁止手段によって禁止される。換言すれば、所定期間が経過すると判別手段の判別動作が再開される。かかる所定期間に撮像操作が行われると、撮像手段によって捉えられた被写界像が記録手段によって記録される。
撮像操作に先立って撮影条件が調整されるため、撮像操作に対する応答特性を向上させることができる。また、所定期間が経過すると判別手段の判別動作が再開されるため、被写界が変動したときでも最適な撮像条件を設定することができる。
請求項2の発明に従う電子カメラは、請求項1に従属し、撮像手段によって捉えられた被写界の画像情報から輝度成分を抽出する抽出手段、および抽出手段によって抽出された輝度成分の変化量を動き量として検出する検出手段をさらに備える。
抽出手段が被写界の画像情報から輝度成分を抽出し、検出手段は、抽出された輝度成分の変化量を被写界の動き量として検出する。これにより、被写界の動き量を簡単かつ的確に検出することができる。
請求項3の発明に従う電子カメラは、請求項1または2に従属し、各々が閾値および所定期間の設定値を含む複数項目の設定情報を保持する保持手段、および複数項目の設定情報のうち所望の項目の設定情報を有効化する有効化手段をさらに備える。
保持手段は、複数項目の設定情報を保持し、このうち所望の項目の設定情報が有効化手段によって有効化される。保持される複数項目の設定情報の各々は、閾値および所定期間の設定値を含んでおり、判別手段の判別動作および禁止手段の禁止動作は、有効化された項目の設定情報に含まれる閾値および所定期間に基づいて行われる。
請求項4の発明に従う電子カメラは、請求項3に従属し、複数項目の設定情報を互いに比較したとき、閾値が示す数値は所定期間が示す数値の増大に従って増大する。
複数項目の設定情報の各々では、所定期間の数値が小さければ閾値の数値も小さく、所定期間の数値が大きければ閾値の数値も大きい。このような複数の設定情報のうち閾値および所定期間の数値が小さい設定情報を有効化すれば、俊敏な撮像操作に応答して素早い撮影を行え、一方、閾値および所定期間の数値が大きい設定情報を有効化すれば、緩慢な撮像操作が行われても確実に撮影を行える。
請求項5の発明に従う電子カメラは、請求項1ないし4のいずれかに従属し、撮像条件を規定するパラメータは露光量,フォーカスおよび白バランスの少なくとも1つを含む。
請求項6の発明に従う撮像制御プログラムは、電子カメラのプロセッサによって実行される撮像制御プログラムであって、撮像手段によって捉えられた被写界の動き量が閾値を下回るか否かを判別する判別ステップ、判別ステップの判別結果が肯定的であるとき撮像条件を調整する調整ステップ、調整ステップによる調整が完了した後の所定期間に判別ステップの判別動作を禁止する禁止ステップ、および所定期間に撮像操作が行われたとき撮像手段によって捉えられた被写界像を記録する記録ステップを備える。
この発明によれば、撮像操作に先立って撮影条件が調整されるため、撮像操作に対する応答特性を向上させることができる。また、所定期間が経過すると撮影条件が再調整されるため、被写界が変動したときでも最適な撮像条件を設定することができる。このため、任意の被写界を適切な条件で素早く撮影できる。しかも、被写界の動きが止まったとき自動的に調整が開始されるので、シャッタ半押しのような調整開始操作は不要であり、操作性が向上する。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、フォーカスレンズ12および絞りユニット14を含む。被写界の光学像は、これらの部材を通してイメージセンサ16の受光面つまり撮像面に照射される。撮像面では、光電変換によって被写体の光学像に対応する電荷つまり生画像信号が生成される。
被写体のリアルタイム動画像つまりスルー画像をLCDモニタ34に表示するとき、CPU40は、絞りの開放をドライバ20に命令し、プリ露光および間引き読み出しの繰り返しをタイミングジェネレータ(TG)22に命令する。ドライバ20は、絞りユニット14の絞り量を開放し、TG22は、イメージセンサ16のプリ露光とこれによって生成された生画像信号の間引き読み出しとを繰り返し実行する。イメージセンサ16からは、被写体の光学像に対応する低解像度の生画像信号が出力される。
出力された生画像信号は、CDS/AGC/AD回路24によってノイズ除去,レベル調整およびA/D変換の一連の処理を施され、これによってディジタル信号である生画像データが得られる。信号処理回路26は、CDS/AGC/AD回路24から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、YUV形式の画像データを生成する。生成された画像データはメモリ制御回路28によってSDRAM30に書き込まれ、その後同じメモリ制御回路28によって読み出される。ビデオエンコーダ32は、メモリ制御回路28によって読み出された画像データをNTSCフォーマットに従うコンポジットビデオ信号に変換し、変換されたコンポジットビデオ信号をLCDモニタ34に与える。この結果、被写体のスルー画像がモニタ画面に表示される。
信号処理回路26によって生成された画像データのうちYデータはまた、露光制御のために輝度評価回路36に与えられ、フォーカス制御のためにAF評価回路38に与えられる。
輝度評価回路36は、被写界を水平方向および垂直方向の各々において16分割し、256個の分割エリアの各々についてYデータを積算する。これによって、256個の輝度評価値Iy[0]〜Iy[255]が輝度評価回路36から出力される。CPU40は、輝度評価値Iy[0]〜Iy[255]のうち被写界の中央に割り当てられた評価エリアE0(図示せず)に属するものを互いに加算して輝度評価値Iy[E0]を求める。ここで輝度評価値Iy[E0]は、8ビットつまり0〜255のいずれかの値で表現されるとする。CPU40はさらに、TG22に設定されたプリ露光時間を輝度評価値Iy[E0]に基づいて調整する。
AF評価回路38は、評価エリアE0についてYデータの高域周波数成分を積算する。これによって、高域AF評価値Iyh[E0]が求められる。CPU40は、こうして求められた高域AF評価値Iyh[E0]に基づいてドライバ18を駆動し、フォーカスレンズ12を合焦点に合わせる。
以上のような露光制御およびフォーカス制御によって、LCDモニタ34から出力されるスルー画像の明るさおよびフォーカスが調整される。
図2を参照して、レジスタ40rには、判定周期,閾値,最大待ち時間などの設定値と、輝度評価回路36から出力された輝度評価値とが格納されている。これらの設定値および輝度評価値は、被写界の動きが停止したことを検出するのに用いられる。動き停止が検出されたとき、本撮影のための前処理つまり露光量調整,AF調整,白バランス調整といった処理が実行される。
すなわち、スルー撮影中、CPU40は、判定周期つまり0.5秒が経過する毎に輝度評価回路36から輝度評価値を取り込み、取り込まれた輝度評価値とレジスタ40r内の輝度評価値との差分すなわち輝度評価値の変化量を算出する。そして、算出された変化量をレジスタ40r内の閾値つまり“16”と比較し、輝度評価値の変化量が閾値を下回ったとき、被写界の動きが止まったと判断して、次のような撮影前処理を開始する。
撮影前処理では、CPU40は、輝度評価回路36から出力された輝度評価値Iy[E0]に基づいて最適絞り量および最適露光時間を算出する。CPU40はさらに、算出された最適絞り量をドライバ20に設定し、算出された最適露光時間をTG22に設定する。ドライバ20は最適絞り量が得られる位置まで絞りユニット14を駆動し、TG22は、最適露光時間に従ってイメージセンサ16の露光を行う。
次に、CPU40は、AF評価回路38から出力された高域AF評価値Iyh[E0]に基づいてコントラスト検出方式のフォーカス調整を行う。具体的には、CPU40は、フォーカスレンズ12を1ステップずつ移動させ、各々の位置で生成された生画像信号に基づく高域AF評価値Iyh[E0]をAF評価回路38から取り込む。CPU40はさらに、高域AF評価値Iyh[E0]が最大となる位置を合焦点として特定し、フォーカスレンズ12を合焦点に合わせる。
こうして本撮影用に調整された絞り量,露光時間およびレンズ位置は、シャッタ操作が行われるまで、もしくは最大待ち時間つまり5秒が経過するまで維持される。絞り量,露光時間およびレンズ位置が本撮影用に調整されかつ固定された状態を“シャッタ操作待ち状態”と呼ぶ。シャッタ操作待ち状態に移行しても、スルー画像は引き続き表示される。
シャッタ操作待ち状態でシャッタボタン50が押されると、次のような記録処理が実行される。CPU40は、被写界の動き停止を受けて算出した最適露光時間に従う本露光と、この本露光によって生成された全ての電荷の読み出しとを、TG22に命令する。イメージセンサ16は最適露光時間に従う本露光を施され、これによって生成された全ての電荷つまり高解像度の生画像信号がイメージセンサ16から出力される。出力された生画像信号はCDS/AGC/AD回路24によって生画像データに変換され、生画像データは信号処理回路26によってYUV形式の画像データに変換される。変換された生画像データは、メモリ制御回路28を通してSDRAM30に書き込まれる。
CPU40はまた、SDRAM30に格納された画像データの圧縮処理をJPEGコーデック42に命令する。JPEGコーデック42は、メモリ制御回路28を通してSDRAM30から画像データを読み出し、読み出された画像データにJPEG圧縮を施す。これによって生成された圧縮画像データは、メモリ制御回路28を通してSDRAM30に書き込まれる。JPEG圧縮が完了すると、CPU40は、メモリ制御回路28を通してSDRAM30から圧縮画像データを読み出し、読み出された圧縮画像データを含む画像ファイルをI/F44を通して記録媒体46に記録する。
一方、シャッタ操作待ち状態に移行してから最大待ち時間が経過してもシャッタ操作が行われない場合、CPU40は、シャッタ操作待ち状態を脱する。すなわち、スルー画像の明るさ調整およびフォーカス調整が再開され、もう一度被写界の動き停止が検出されたとき改めて撮影前処理が実行される。
図3を参照して、フラッシュメモリ52内のテーブル52tには、高速,標準および低速の3種類のシャッタ応答性にそれぞれ対応する3組の設定値が格納されている。レジスタ40r内の設定値(図2参照)は、これら3組の設定値のいずれかに変更することができる。レジスタ40rの設定値変更は、次のようにして行われる。操作パネル48上の設定キー(図示せず)が押されると、まず図4のような設定メニュー画面がLCDモニタ34に表示される。設定メニュー画面が表示された状態で、操作パネル48上のカーソルキーおよびOKキー(いずれも図示せず)により“2.シャッタ応答性”が選択されると、設定メニュー画面は図5のようなシャッタ応答性選択画面に切り換わる。
シャッタ応答性選択画面が表示された状態で、同じくカーソルキーおよびOKキーにより例えば“1.高速”が選択されると、テーブル52tから“高速”に対応する設定値つまり判定周期0.25秒,閾値8および最大待ち時間2.5秒が読み出され、読み出された設定値がレジスタ40rにセットされる。これにより、被写界の動き停止判定がより短い周期で実行されるようになり、また、判定を行う際の閾値も低くなる。さらには、シャッタ操作までの最大待ち時間も短縮される。その結果、素早いシャッタ操作に的確に応答することが可能となる。なお、“3.低速”が選択されると、緩慢なシャッタ操作に的確に対応することができる。
CPU40は、具体的には、図6〜図8に示すフロー図に従う処理を実行する。なお、このフロー図に対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ52に記憶される。CPU40は、μITRONのようなマルチタスクOSの下で、図6〜図8に示されたメインタスク,撮影制御タスクおよび設定変更タスクを含む複数のタスクを並列的に実行する。
電源がオンされると、メインタスクが起動される。図6を参照して、メインタスクが起動されると、ステップS1で、前回の電源オフ時にテーブル52tに保存された設定値をレジスタ40rに読み込む。最初の起動時には、テーブル52tから“標準”に対応する設定値つまり判定周期0.5秒,閾値16および最大待ち時間5秒が読み出され、読み出された設定値がレジスタ40rにセットされる(図2参照)。
設定値の読み込みが完了すると、ステップS3で撮影制御タスクを起動する。そして、ステップS5およびS7のキー操作待ち状態に入る。ステップS5では操作パネル48上の設定キー(図示せず)が押されたか否かを判別し、ステップS7では電源キーが押されたか否かを判別する。設定キーが押されると、ステップS5からステップS9に移って撮影制御タスクを終了する。そして、ステップS11で設定変更タスク(後述)を起動し、その後、設定変更タスクが終了されるまで待機する。設定変更タスクが終了されると、ステップS13でYESと判別し、ステップS3に戻って再び撮影制御タスクを起動する。
電源キーが押されると、ステップS7でYESと判別し、ステップS15に移って撮影制御タスクを終了する。そして、メインタスクが終了される。
図7を参照して、撮影制御タスクが起動されると、CPU40は、まずステップS31でスルー撮影命令を発行する。この命令に応じ、ドライバ20は絞りを開放し、TG22はプリ露光と生画像信号の間引き読み出しとを繰り返し実行する。これにより、イメージセンサ16から被写体の光学像に対応する低解像度の生画像信号が出力される。
出力された生画像信号は、CDS/AGC/AD回路24でノイズ除去,レベル調整およびA/D変換の一連の処理を施され、これによってディジタル信号である生画像データが得られる。信号処理回路26は、CDS/AGC/AD回路24から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、YUV形式の画像データを生成する。
生成された画像データは、メモリ制御回路28を介してSDRAM30に書き込まれ、その後SDRAM30から読み出される。ビデオエンコーダ32は、メモリ制御回路28によって読み出された画像データをコンポジットビデオ信号に変換し、変換されたコンポジットビデオ信号をLCDモニタ34に与える。こうして、被写体のスルー画像がモニタ画面に表示される。
ステップS33では、レジスタ40rに設定された判定周期に等しい時間が経過したか否かを判別する。スルー撮影命令を発行してから0.5秒が経過すると、ステップS35に移って、輝度評価回路36およびレジスタ40rの各々から輝度評価値Iy[E0]を取得する。ステップS37では、輝度評価回路36から取得された新しい輝度評価値Iy[E0]でレジスタ40r内の旧い輝度評価値Iy[E0]を上書きする。ステップS39では、輝度評価値Iy[E0]の変化量、つまり取得された新旧2つの輝度評価値Iy[E0]の差分を算出する。ステップS41では、算出された変化量がレジスタ40r内の閾値を下回ったか否かを判別する。変化量が閾値以上であれば、ステップ33〜S41の処理を繰り返す。
変化量が閾値を下回ると、ステップS43に移って、本撮影の前処理つまり露光量調整,AF調整および白バランス調整を開始する。すなわち、最適絞り量および最適露光時間を算出し、算出された最適絞り量および最適露光時間をドライバ20およびTG22にそれぞれ設定する。ドライバ20は、絞りユニット14の絞り量を最適絞り量に調整し、TG22は、最適露光時間に従ってイメージセンサ16の露光を行う。
続いて、ドライバ18に命じてフォーカスレンズ12を1ステップずつ移動させ、各々の位置で生成された生画像信号に基づく高域AF評価値Iyh[E0]をAF評価回路38から取り込む。そして、高域AF評価値Iyh[E0]が最大となる位置を合焦点として特定し、特定された合焦点にフォーカスレンズ12を合わせる。さらにCPU40は、白バランスを調整するよう信号処理回路26に命令し、応じて信号処理回路26は、白バランスの調整を行う。
ステップS45では、露光量調整,AF調整および白バランス調整が完了したかどうかを判別する。この判別結果が肯定的となると、ステップS47およびS49のシャッタ操作待ち状態に入る。シャッタボタン50が押下されると、ステップS47でYESと判別され、ステップS51の本撮影に移る。
本撮影では、CPU40は、最適露光時間に従う本露光と、この本露光によって生成された全ての電荷の読み出しとをTG22に命令する。イメージセンサ16は最適露光時間に従う本露光を施され、これによって生成された全ての電荷つまり高解像度の生画像信号がイメージセンサ16から出力される。出力された生画像信号はCDS/AGC/AD回路24によって生画像データに変換され、生画像データは信号処理回路26によってYUV形式の画像データに変換される。変換された生画像データは、メモリ制御回路28を通してSDRAM30に書き込まれる。
CPU40はまた、SDRAM30に格納された画像データの圧縮処理をJPEGコーデック42に命令する。JPEGコーデック42は、メモリ制御回路28を通してSDRAM30から画像データを読み出し、読み出された画像データにJPEG圧縮を施す。これによって生成された圧縮画像データは、メモリ制御回路28を通してSDRAM30に書き込まれる。JPEG圧縮が完了すると、CPU40は、メモリ制御回路28を通してSDRAM30から圧縮画像データを読み出し、読み出された圧縮画像データを含む画像ファイルをI/F44を通して記録媒体46に記録する。
このような本撮影が完了すると、CPU40は、ステップS31に戻って再びスルー撮影命令を発行する。
一方、シャッタ操作が行われないままレジスタ40r内の最大待ち時間に等しい時間が経過すると、ステップS49でYESと判別され、ステップS33に戻って判定周期に等しい時間が経過するのを待つ。そして再び、変化量が閾値を下回ったか否かの判別を行う。
図8を参照して、設定変更タスクが起動されると、CPU40は、ステップS61で設定メニュー画面(図4参照)を表示し、その後、ステップS63〜S67のキー操作待ち状態に入る。操作パネル48上のキャンセルキー(図示せず)が押下されると、このタスクを終了する。
カーソルキーが押下されるとステップS63でYESと判別され、ステップS69に移ってカーソルを移動させる。その後、ステップS63〜S67のキー操作待ち状態に戻る。OKキーが押下されると、ステップS65でYESと判別され、ステップS71に移ってカーソルが“2.シャッタ応答性”を指向しているか否かを判別する。カーソルが“2.シャッタ応答性”を指向していれば、ステップS73に移ってシャッタ応答性設定画面(図5参照)を表示し、その後ステップS77〜S81のキー操作待ち状態に入る。カーソルが“2.シャッタ応答性”以外の項目を指向していれば、ステップS75に移ってカーソルの指向する項目に該当する設定画面(図示せず)を表示し、その後ステップS77〜S81のキー操作待ち状態に入る。
シャッタ応答性設定画面または他の項目に関する設定画面が表示されている状態でキャンセルキーが押下されると、ステップS81でYESと判別され、ステップS61に戻って再び設定メニュー画面を表示する。同じくカーソルキーが押下されると、ステップS77でYESと判別され、ステップS83に移ってカーソルを移動させる。その後、ステップS77〜S81のキー操作待ち状態に戻る。
同じくOKキーが押下されると、ステップS79でYESと判別され、カーソルの指向する項目に該当する設定値をテーブル52tから読み出し、読み出された設定値をレジスタ40rに登録する。例えば、図5のようなシャッタ応答性設定画面上で“1.高速”が選択される、つまりカーソルが“1.高速”を指向した状態でOKキーが押されると、図3のテーブル52tから“高速”に該当する設定値つまり判定周期0.25秒,閾値“8”および最大待ち時間2.5秒が読み出され、読み出された値がレジスタ40rに登録される。こうして設定値の登録が完了すると、ステップS61に戻って再び設定メニュー画面を表示する。
以上から明らかなように、この実施例によれば、シャッタ操作に先立って撮影条件つまり露光量,フォーカスおよび白バランスが調整されるため、シャッタ操作に対する応答特性を向上させることができる。また、最大待ち時間が経過すると撮影条件が再調整されるため、被写界が変動したときでも最適な撮像条件を設定することができる。このため、任意の被写界を適切な条件で素早く撮影できる。しかも、被写界の動きが止まったとき自動的に調整が開始されるので、シャッタ半押しのような調整開始操作は不要であり、お年寄りや子供でも容易に撮影を行える。
また、この実施例によれば、“高速”,“標準”および“低速”の3種類のシャッタ応答性(図3参照)を準備したため、様々な速さのシャッタ操作に的確に対応することができる。すなわち、“高速”を選択すれば、俊敏な撮像操作に応答して素早い撮影を行え、一方、“低速”を選択すれば、緩慢な撮像操作が行われても確実に撮影を行える。
なお、この実施例では、撮影条件として露光量,フォーカスおよび白バランスの3つを調整したが、このうち1つ、または2つだけを調整してもよい。これ以外の画質パラメータを調整してもよい。
また、この実施例では、シャッタ応答性は“高速”,“標準”および“低速”の3種類としたが、2種類だけでも、4種類以上でもよい。また、シャッタ応答性に関連する3つの設定値つまり判定周期,閾値および最大待ち時間(図2参照)をシャッタ応答性選択画面(図5参照)により一括的に変更するようにしているが、3つの設定値を個別に変更するようにしてもよい。
以上では、この発明の一実施例であるディジタルカメラ10について説明したが、この発明は、露光量,フォーカス,白バランス等の自動調整機能を備えたフィルム用の電子カメラにも適用することができる。
この発明の一実施例であるディジタルカメラの構成を示すブロック図である。 レジスタに登録された設定値および輝度評価値を示す図解図である。 異なるシャッタ応答性に対応する3組の設定値を含むテーブルを示す図解図である。 設定メニュー画面を示す図解図である。 シャッタ応答性選択画面を示す図解図である。 CPU動作の一部を示すフロー図である。 CPU動作の他の一部を示すフロー図である。 CPU動作のその他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10…ディジタルカメラ
14…絞りユニット
16…イメージセンサ
22…タイミングジェネレータ(TG)
36…輝度評価回路
40…CPU
40r…レジスタ
50…シャッタボタン
52…フラッシュメモリ
52t…テーブル

Claims (6)

  1. 被写界を捉える撮像手段、
    前記撮像手段によって捉えられた被写界の動き量が閾値を下回るか否かを判別する判別手段、
    前記判別手段の判別結果が肯定的であるとき撮像条件を調整する調整手段、
    前記調整手段による調整が完了した後の所定期間に前記判別手段の判別動作を禁止する禁止手段、および
    前記所定期間に撮像操作が行われたとき前記撮像手段によって捉えられた被写界像を記録する記録手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記撮像手段によって捉えられた被写界の画像情報から輝度成分を抽出する抽出手段、および
    前記抽出手段によって抽出された輝度成分の変化量を前記動き量として検出する検出手段をさらに備える、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 各々が前記閾値および前記所定期間の設定値を含む複数項目の設定情報を保持する保持手段、および
    前記複数項目の設定情報のうち所望の項目の設定情報を有効化する有効化手段をさらに備える、請求項1または2記載の電子カメラ。
  4. 前記複数項目の設定情報を互いに比較したとき、前記閾値が示す数値は前記所定期間が示す数値の増大に従って増大する、請求項3記載の電子カメラ。
  5. 前記撮像条件を規定するパラメータは露光量,フォーカスおよび白バランスの少なくとも1つを含む、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子カメラ。
  6. 電子カメラのプロセッサによって実行される撮像制御プログラムであって、
    前記撮像手段によって捉えられた被写界の動き量が閾値を下回るか否かを判別する判別ステップ、
    前記判別ステップの判別結果が肯定的であるとき撮像条件を調整する調整ステップ、
    前記調整ステップによる調整が完了した後の所定期間に前記判別ステップの判別動作を禁止する禁止ステップ、および
    前記所定期間に撮像操作が行われたとき前記撮像手段によって捉えられた被写界像を記録する記録ステップを備える、撮像制御プログラム。
JP2004139517A 2004-05-10 2004-05-10 電子カメラ Expired - Lifetime JP4275001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004139517A JP4275001B2 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 電子カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004139517A JP4275001B2 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 電子カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005323144A JP2005323144A (ja) 2005-11-17
JP4275001B2 true JP4275001B2 (ja) 2009-06-10

Family

ID=35470083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004139517A Expired - Lifetime JP4275001B2 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 電子カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4275001B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5222785B2 (ja) * 2009-05-25 2013-06-26 パナソニック株式会社 カメラ装置および色補正方法
JP6184188B2 (ja) * 2013-06-17 2017-08-23 キヤノン株式会社 撮像装置、照明装置、カメラシステム及び制御方法
JP2015004932A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 キヤノン株式会社 カメラシステム、撮像装置、照明装置及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005323144A (ja) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7791668B2 (en) Digital camera
US8570422B2 (en) Apparatus, method, and recording medium containing program for photographing
JP4819001B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム、画像処理装置および方法並びにプログラム
JP4957943B2 (ja) 撮像装置及びそのプログラム
KR100994596B1 (ko) 소정 조건을 따른 화상을 기록하는 촬상장치, 촬영방법 및 그 프로그램을 기록한 기록매체
US8284264B2 (en) Imaging apparatus, method, and program
US8284300B2 (en) Electronic camera
JP4974812B2 (ja) 電子カメラ
JP2006259688A (ja) 撮像装置及びプログラム
JP2007178576A (ja) 撮像装置及びそのプログラム
JP5180349B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP2009098351A (ja) 撮影方法及び装置
JP4818999B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP5027580B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP2012194568A (ja) 撮像装置及びプログラム
JP4492273B2 (ja) 撮像装置およびプログラム
CN101076086B (zh) 场景选择画面生成装置
JP2007049320A (ja) 電子カメラ
JP4948014B2 (ja) 電子カメラ
JP2003219244A (ja) デジタルカメラ
JP4275001B2 (ja) 電子カメラ
JP4641976B2 (ja) ディジタルカメラ
JP4553134B2 (ja) 画像生成装置及びそのプログラム
JP5633239B2 (ja) 撮影装置及び画像処理プログラム
JP2012074894A (ja) 電子カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090303

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4275001

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250