JPH0743691Y2 - フォーカスロックが可能なカメラ - Google Patents

フォーカスロックが可能なカメラ

Info

Publication number
JPH0743691Y2
JPH0743691Y2 JP1988116628U JP11662888U JPH0743691Y2 JP H0743691 Y2 JPH0743691 Y2 JP H0743691Y2 JP 1988116628 U JP1988116628 U JP 1988116628U JP 11662888 U JP11662888 U JP 11662888U JP H0743691 Y2 JPH0743691 Y2 JP H0743691Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus lock
focus
time
release
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988116628U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0236811U (ja
Inventor
淳 永井
彰 片山
義明 大坪
辰男 天沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP1988116628U priority Critical patent/JPH0743691Y2/ja
Publication of JPH0236811U publication Critical patent/JPH0236811U/ja
Priority to US07/653,475 priority patent/US5216459A/en
Priority to US08/049,782 priority patent/US5367353A/en
Application granted granted Critical
Publication of JPH0743691Y2 publication Critical patent/JPH0743691Y2/ja
Priority to US08/808,500 priority patent/US5721981A/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、フォーカスロックが可能なカメラに関する B.従来の技術 例えばレリーズ釦の半押し操作に伴って測距を行なって
その測距情報を記憶し、半押し操作を継続したままフレ
ーミングを変えてレリーズ釦を全押し操作すると、記憶
された測距情報に基づいて撮影レンズがフォーカシング
位置に駆動されてシャッタレリーズが行われる、いわゆ
るフォーカスロック撮影が可能なカメラが従来から知ら
れている。
一般にこの種の従来カメラでは、半押し操作の解除でフ
ォーカスロックが解除されてしまうが、本出願人らは先
に、フォーカスロック保持操作部材の操作(フォーカス
ロック保持の指令)により、半押し操作が解除された後
も、またその後に再び半押し操作がなされても所定時間
は上記フォーカスロックの保持を継続して行うカメラを
提案した(特願昭63-103634号明細書中)。これによれ
ば、例えば第三者に自分を撮影してもらうよう依頼する
場合、事前に半押し操作によりフォーカスロックを行な
い、その後フォーカスロックの保持操作を行ってからカ
メラを第三者に渡せば、記憶された測距情報に基づいて
撮影レンズが駆動されて撮影が行われるので、第三者が
フォーカスロックを知らない場合でもレリーズ釦を押す
だけでピントの合った写真が得られる。
また、この既提案のカメラでは、フォーカスロックの保
持を開始してから所定時間が経過すると、フォーカスロ
ックの保持が自動的に解除されるようになっている。
C.考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来のカメラでは、ファイン
ダ内にのみフォーカスロック保持の表示が行われるの
で、フォーカスロックが保持されているか否かを被撮影
者(カメラの所有者)の側から確認することができな
い。このため、所定時間が経過してフォーカスロックの
保持が解除されてもその旨を知ることができず、第三者
がフォーカスロックの保持解除後に撮影を行なった場合
にはピントのぼけた写真が撮影されるおそれがある。
本考案の目的は、フォーカスロックが保持されているか
否かを被撮影者側からも確認できるようにし、撮影を依
頼した場合に確実にピントのあった写真が得られるよう
にしたフォーカスロックが可能なカメラを提供すること
にある。
D.問題点を解決するための手段 クレーム対応図である第1図により説明すると、本考案
に係るフォーカスロックが可能なカメラは、被写体に撮
影レンズを合焦させるための焦点調節情報を検出する焦
点調節情報検出手段101と、レリーズ操作に先立つレリ
ーズ操作部材102の予備操作に伴い、検出された焦点調
節情報に基づいてフォーカスロックを行うフォーカスロ
ック手段103と、フォーカスロック保持の指令に伴って
計時を開始し、所定時間が経過するとフォーカスロック
解除信号を出力する計時手段104と、フォーカスロック
保持の指令により、レリーズ操作部材102の予備操作が
解除されても、またその後に予備操作が再度行われても
フォーカスロックを継続し、フォーカスロック解除信号
が出力されるとフォーカスロックを解除する制御手段10
5と、フォーカスロックの継続中にレリーズ操作部材102
のレリーズ操作が行われると、フォーカスロック状態の
まま撮影を行う撮影手段106と、計時手段104の計時開始
から所定時間よりも短い第1の時間が経過するまでは第
1の告知を行い、第1の時間が経過してからフォーカス
ロック解除信号が出力されるまでの第2の時間は、第1
の告知とは異なる第2の告知を行う告知手段107とを具
備し、これにより上記問題点を解決する。
E.作用 フォーカスロック保持の指令から所定時間が経過するま
ではフォーカスロックが保持される。すなわち、レリー
ズ操作部材102の予備操作が解除されても、またその後
に予備操作が再度行われてもフォーカスロックが継続さ
れる。所定時間が経過するとフォーカスロックは解除さ
れる。フォーカスロック保持の開始から第1の時間が経
過するまでは第1の告知が行われ、第1の時間が経過し
てからフォーカスロックが解除されるまでの第2の時間
は第2の告知が行われる。上記フォーカスロックの継続
中にレリーズ操作部材102のレリーズ操作が行われる
と、フォーカスロック状態のまま撮影が行われる。
F.実施例 −第1の実施例− 第2図〜第4図に基づいて本考案の第1の実施例を説明
する。
全体構成を示す第2図において、CPU1には、測光回路2
および測距回路3が接続されている。測光回路2には、
被写体200からの光を受光する受光素子4が接続され、
この受光素子4の検出信号に基づいて被写体200の輝度
に関する輝度情報を演算してCPU1に入力する。測距回路
3には、投光レンズ5を介して被写体200に向けて光を
射出する投光器6と、受光レンズ7を介して被写体200
からの反射光を受光する受光素子8とが接続され、受光
素子8の検出信号により被写体200までの距離に応じた
測距情報(焦点調節情報)を演算してCPU1に入力する。
また、CPU1には、モータ駆動回路11,露出制御回路12,表
示回路13,計時回路14およびスイッチSW1〜SW3が接続さ
れ、モータ駆動回路11には、フォーカシングモータ9お
よびフィルム巻上げ,巻戻しモータ10が接続されてい
る。モータ駆動回路11は、CPU1からのレンズ駆動信号に
応答してモータ9を駆動し撮影レンズ(不図示)を所定
の合焦位置に駆動してフォーカシングを行うとともに、
CPU1からの巻上げ信号によりモータ10を駆動してフィル
ムを1駒分巻上げる。さらにCPU1からの巻戻し信号によ
りフィルムの巻戻しを行なう。露出制御回路12は、CPU1
からの指令により絞りやシャッタ等の露出制御装置(不
図示)を駆動して撮影を行う。
スイッチSW1,SW2は、第3図(a),(b)に示すレリ
ーズ釦(レリーズ操作部材)32の押圧操作に連動してオ
ンするスイッチであり、レリーズ釦32の半押し操作(予
備操作)でスイッチSW1がオンし、全押し操作(レリー
ズ操作)でスイッチSW2がオンする。CPU1は、この半押
し操作によりスイッチSW1がオンすると、上述の測距回
路3を作動せしめ、その測距情報を読み込むとともに記
憶領域に記憶する。すなわちフォーカスロックを行う。
なお、半押し操作に伴って測光回路2も作動して周知の
測光動作を行なう。
表示回路13には、LED15が接続され、CPU1からの表示信
号に応答してこのLED15を点灯あるいは点滅せしめる。
ここで、このLED15は、第3図(a)〜(c)に示す表
示部30内に設けられている。表示部30は、ファインダ窓
31に近接してカメラの背面と上面との角部に設けられ、
撮影者からも、カメラ前方の被撮影者からもLED15の表
示状態が確認できるようになっている。CPU1は、上述し
たようにスイッチSW1のオンによりフォーカスロックが
なされると、LED15を点灯させるための点灯信号を出力
する。また、33はフォーカスロック保持釦である。
スイッチSW3は、フォーカスロック保持釦33(第3図
(a),(b))の操作に連動してオンするスイッチで
あり、上述の半押しスイッチSW1がオンしているときに
このスイッチSW3がオンすると、CPU1はフォーカスロッ
ク保持が指令されたと認識して、計時回路14を作動させ
て所定時間Tの計時を開始するとともに、少なくともこ
の所定時間Tの計時が終了するまでの間はフォーカスロ
ック状態の保持を許容する。これにより、計時終了ま
で、あるいは計時中にレリーズが全押しされるまで、あ
るいはスイッチSW3が再投入操作されるまでスイッチSW1
の解放後もフォーカスロックの状態が保持されるととも
に、スイッチSW1が再度オンしても測距回路3は作動せ
ず、新たな測距情報の読み込みは行われない。
ここでCPU1は、計時開始、すなわちフォーカスロックの
状態保持の開始に伴い表示回路13を介して上述のLED15
を第1の点滅周期で点滅させる(第1の告知を行う)。
また、計時開始から第1の時間T1(T1<T)が経過する
と、それ以降はLED15を第1の点滅周期よりも速い第2
の周期で点滅させる(第2の告知を行う)。そして、計
時開始から所定時間Tが経過してフォーカスロックの保
持が解除されると、LED15を点灯表示させる。この第1
の時間T1経過後から計時終了までの時間すなわち、LED1
5が第2の点滅周期で点滅する時間を第2の時間T2
し、この第2の時間は、数秒とされる。
さらにまた、CPU1には、スイッチSW4〜SW6が接続されて
いる。スイッチSW4は、図示せぬセルフタイマ釦の操作
に連動してオンするスイッチであり、スイッチSW4がオ
ンするとCPU1は、セルフタイマー撮影のための計時を行
い、計時終了後にシャッタレリーズを行わしめる。
スイッチSW5は、図示せぬフィルム巻き戻し操作釦に連
動したスイッチであり、スイッチSW5のオンによりCPU1
は、モータ駆動回路11に巻戻し信号を出力する。また、
スイッチSW6は、撮影レンズの前面で開閉される撮影レ
ンズバリアに連動する電源スイッチであり、撮影レンズ
バリアが開くとオンする。
以上の実施例の構成において、測距回路3が焦点調節情
報検出手段101を、レリーズ釦32がレリーズ操作部材102
を、CPU1がフォーカスロック手段103,制御手段105を、
計時回路14が計時手段104を、CPU1および露出制御回路1
2が撮影手段106を、CPU1,表示回路13,LED15および表示
部30が告知手段107をそれぞれ構成する。
次に、第4図(a),(b)のフローチャートによりCP
U1内で行われる制御の手順を説明する。
半押しスイッチSW1またはセルフスイッチSW4がオンする
とこのプログラムが起動され、まず、第4図(a)のス
テップS1で測距回路3からの測距情報を読み込み、この
測距情報を記憶領域に記憶する。すなわち、フォーカス
ロックを行う。次いでステップS2で被写体の輝度により
電子閃光装置の発光が必要か否かを決定する処理を行い
ステップS3に進む。
ステップS3ではフォーカスロック保持釦33の操作により
スイッチSW3がオンしているか否かを判定する。肯定さ
れるとステップS4に進み、フォーカスロック保持フラグ
FLHがセットされているか否かを判定する。否定判定さ
れるとステップS5に進み、LED15が点滅しているか否か
を判定する。ステップS5が肯定されると後述するステッ
プS302に進み、否定されるとステップS6に進む。ステッ
プS6では、フォーカスロック保持リセットフラグFLRが
セットされているか否かを判定する。ステップS6が肯定
判定されるとステップS8に進み、否定判定されるとステ
ップS7でLED15を第1の点滅周期で点滅させるととも
に、ステップS301で計時回路14を作動させ、所定時間T
の計時を開始してからステップS8に進む。
一方、ステップS3が否定判定されるとステップS25で、L
ED15が点滅しているか否かを判定する。ステップS25が
否定されるとステップS26でフォーカスロック保持リセ
ットフラグFLRをリセットするとともにステップS27でLE
D15を点灯表示させてステップS8に進む。
ステップS25が肯定されるとステップS28でフォーカスロ
ック保持フラグFLHがセットされているか否かを判定す
る。ステップS28が肯定されると第4図(b)のステッ
プS302に進み、否定されるとステップS29でフォーカス
ロック保持フラグFLHをセットしてステップS302に進
む。ステップS302では、計時回路14による計時開始から
第1の時間T1が経過したか否かを判定する。
ステップS302が否定されると第4図(a)のステップS8
に進み、肯定されるとステップS303で表示回路13を介し
てLED15を第2の点滅周期で点滅させてステップS304に
進む。ステップS304では、計時開始後所定時間Tが経過
したか否かを判定し、肯定されるとステップS27に進
み、否定されるとステップS8に進む。
また、ステップS4が肯定されると、ステップS21でフォ
ーカスロック保持フラグFLHをリセットし、次いで、ス
テップS22でフォーカスロック保持リセットフラグFLRを
セットしてステップ23に進む。ステップS23では、半押
しスイッチSW1がオンか否かを判定し、否定されるとス
テップS27に進み、肯定されるとステップS24で測距回路
3からの測距情報を読み込むとともに記憶領域に記憶
し、その後ステップS27に進む。
ステップS8では、LED15が点滅しているか否かを判定
し、肯定判定されるとステップS9に進み、否定判定され
るとステップS31に進む。ステップS31では、スイッチSW
1またはSW3がオンか否かを判定する。肯定されるとステ
ップS9に進み、否定判定されるとステップS34でフォー
カスロック保持フラグFLHをリセットして処理を終了さ
せる。
ステップS9では、撮影レンズバリアの開閉に連動した電
源スイッチSW6がオンしているか否かを判定する。否定
判定されるとステップS34に進み、肯定判定されるとス
テップS10に進む。ステップS10ではフィルム巻き戻し操
作釦の操作によりスイッチSW5がオンしているか否かを
判定し、肯定判定されるとステップS32でフォーカスロ
ック保持フラグFLHをリセットしてLED15を消灯した後、
ステップS33でモータ駆動回路11を介してモータ10によ
りフィルムの巻き戻しを行い、その後処理を終了させ
る。
ステップS10が否定されるとステップS11に進み、セルフ
スイッチSW4がオンか否かを判定する。肯定判定される
とステップS35でセルフタイマーの計時を開始し、所定
時間経過後にステップS36でLED15が点滅しているか否か
を判定する。ステップS36が肯定されるとステップS38に
進み、否定されるとステップS37で新たな測距情報を読
み込んで記憶領域に記憶し、ステップS38に進む。ステ
ップS38ではフォーカスロック保持フラグFLHをリセット
するとともにLED15を消灯し、その後ステップS14に進
む。
ステップS11が否定されるとステップS12に進み、全押し
スイッチSW2がオンか否かを判定する。肯定判定される
とステップS13に進み、否定判定されるとステップS3に
戻る。ステップS13ではフォーカスロック保持フラグFLH
をリセットしてLED15を消灯した後、ステップS14で測光
回路2からの輝度情報を読み込む。次いでステップS15
において、ステップS1,S24,S37のいずれかで記憶された
測距情報に基づいてレンズ移動量を演算し、その演算結
果に基づいてモータ駆動回路11を介してモータ9により
撮影レンズをフォーカシング位置まで駆動する。次いで
ステップS16において、ステップS14で読み込んだ輝度情
報等に基づいて露出値を演算し、その演算結果に基づい
て露出制御回路12を介して絞りやシャッタ等の露出制御
部材を駆動して撮影を行う。
その後、ステップS17でモータ駆動回路11を介してモー
タ10によりフィルムの1駒巻き上げを開始してステップ
S18に進む。ステップS18では、フィルムが終端まで巻き
上げられたか否かを判定し、否定判定されると巻き上げ
完了後処理を終了させ、肯定判定されるとステップS19
において、フィルム巻き戻しモータ10によりフィルムを
巻き戻して処理を終了させる。
以上の手順によれば、レリーズ釦の半押し操作に連動す
るスイッチSW1オンによりステップS1で測距情報の記憶
が行われ、フォーカスロック保持操作釦の操作によるス
イッチSW3のオンがステップS3で判定されると、ステッ
プS4〜S6を通過してステップS7でファインダ内のLED15
が第1の点滅周期で点滅するとともに、ステップS301で
計時が開始される。その後ステップS8〜S12を通過して
ステップS3に戻り、スイッチSW3がオンしていなければ
ステップS25,S28,S29と進み、第1の時間T1が経過して
いなければ第4図(b)のステップS302が否定されてS8
〜S12と進みステップS3に戻る。その後スイッチSW2,SW3
がオンされなければ、第1の時間T1が経過するまで処理
はステップS3,S25,S28,S302,S8〜S12,S3のループ(第1
のループ)を回ることになる。この第1のループを回っ
ているときにはLED15は第1の点滅周期で点滅してい
る。
また、第1の時間T1が経過した後は、ステップS302が肯
定されてステップS303に進み、LED15の点滅周期が第2
の点滅周期に変わる。その後、スイッチSW2,SW3がオン
されなければ、第2の時間T2が経過するまで、すなわち
計時終了まで処理は、ステップS3,S25,S28,S302,S303,S
304,S8〜S12,S3のループ(第2のループ)を回ることに
なる。この第2のループを回っているときにはLED15は
第2の点滅周期で点滅している。
これらの第1,第2のループ内には、ともに半押しスイッ
チSW1の状態の判定がないので、フォーカスロック保持
操作がなされた後にレリーズ釦の半押し操作を解除して
もフォーカスロック状態が保持されるとともに、再び半
押し操作しても新たな測距情報の読み込みおよび記憶は
行われない。すなわちフォーカスロックの状態保持が行
われる。
また、フォーカスロック状態の保持開始から所定時間T
が経過すると、この処理は上述の第2のループを抜け、
ステップS304からステップS27に進み、LED15が点灯す
る。その後、ステップS8が否定されステップS31で半押
しスイッチSW1がオンしていないことが判定されるとス
テップS34でフォーカスロック保持フラグFLHをリセット
して処理を終了させる。すなわち、フォーカスロックの
保持が解除される。これによれば、フォーカスロックの
保持を行ったもののフォーカスロック撮影を行わない場
合、例えば他人に撮影を依頼したが断られたような場合
に、フォーカスロック保持の解除操作を行わなくても、
所定時間が経過すると自動的にフォーカスロック状態の
保持が解除されるので、操作性が向上する。
さらに、上述した第1あるいは第2のループを回ってい
るときにフォーカスロック保持釦33が再投入操作されて
スイッチSW3が再びオンすると処理はこのループを抜け
ステップS3からステップS4に進み、ステップS21でフォ
ーカスロック保持フラグFLHのリセットおよびLED15の点
滅→点灯を行い、さらにステップS22でフォーカスロッ
ク保持リセットフラグFLRのセットを行い、半押しスイ
ッチSW1がオフならば、ステップS8,S31,S34を通過して
終了する。すなわち、所定時間Tが経過していなくても
フォーカスロック保持釦33が再操作されるとフォーカス
ロックの状態の保持が解除される。
また、ステップS9で撮影レンズバリアの開閉に連動する
電源スイッチSW6でオフしている場合には、ステップS34
に進んでフォーカスロック保持フラグFLHをリセットし
て処理が終了する。すなわち、フォーカスロックの状態
保持が解除される。また、ステップS10の巻き戻しスイ
ッチSW5のオンが判定された場合もステップS32,S33を通
ってフォーカスロックの状態保持が解除される。さら
に、ステップS12で全押しスイッチSW2のオンが判定され
た場合も、撮影処理とともにフォーカスロックの状態保
持が解除される。
以上の実施例によれば、フォーカスロックの保持が行わ
れている所定時間Tは、LED15が第1または第2の周期
で点滅し、被撮影者側からもこのLED15の状態が確認で
きるので、フォーカスロックの保持がなされているか否
かを知ることができる。また、計時終了前の第2の時間
は第1の点滅周期とは異なる第2の点滅周期でLED15が
点滅するので、フォーカスロックの保持解除が間近いこ
とを知ることができる。
さらに本実施例では、フォーカスロック保持表示用のLE
Dを測距完了表示用のLEDと兼用させたので、これらを個
別に設ける場合と比べてコストが低減する。
−第2の実施例− 次に第2図および第5図(a),(b)に基づいて本考
案の第2の実施例を説明する。
第2図において、CPU1にはさらに、発音素子駆動回路20
が接続され、CPU1からの発光信号により発音素子21を駆
動して警告音を発生せしめる。CPU1は、スイッチSW4が
オンされると、セルフタイマー撮影のための計時を開始
させるとともに、発音素子駆動回路20に発音信号を出力
する。また、上述したフォーカスロック保持時、第1の
時間T1の経過に伴って発音信号を出力する。
第5図(a),(b)は本実施例におけるCPU1の処理手
順を示し、第4図(a),(b)と同様なステップには
同一の符号を付して説明を省略する。
第5図(a)のステップS1,S2の処理の後、ステップS3
が否定されるとステップS4に進み、ステップS4〜S6がと
もに否定されるとステップS401でLED15を点滅せしめる
とともに、ステップS301で計時回路14により計時を開始
させてステップS8に進む。
また、ステップS29の後は、第5図(b)のステップS40
2に進み、半押しスイッチSW1がオンか否かを判定する。
ステップS402が否定されるとステップS302に進み、肯定
されると、ステップS403で計時回路14による計時をいっ
たん中止するとともに、ステップS404で新たに所定時間
Tの計時を開始させてステップS302に進む。ステップS3
02では、上述したように計時開始から第1の時間T1が経
過したか否かを判定し、否定されるとステップS8に進
む。一方、ステップS302が肯定されるとステップS405で
発音素子駆動回路20に発音信号を出力し、発音素子21を
駆動して警告音を発生せしめ、その後、ステップS304に
進む。そしてステップS304が肯定されるとステップS27
でLED15を点灯させるとともに、警告音を停止させる。
さらに、ステップS11でセルフスイッチSW4のオンが判定
されると、ステップS406でセルフタイマーのための計時
を開始させるとともに、発音素子駆動回路20を介して発
音素子21により音を発生せしめ、計時が終了すると発音
素子21を停止してステップS36に進む。さらにまた、ス
テップS13,S32,S34では、フォーカスロック保持フラグF
LHをリセットするとともに、警告音を停止せしめる。
以上の手順によれば、ステップS301での計時開始、すな
わちフォーカスロックの保持開始から計時終了、すなわ
ちフォーカスロック保持の解除までの所定時間TはLED1
5が点滅するとともに、計時終了前の第2の時間T2には
発音素子21による警告音が発生する。
また、計時中にスイッチSW1がオンされてステップS402
が肯定されると、ステップS403でいったん計時が終了す
るとともに、ステップS404で新たに所定時間Tの計時が
開始される。すなわち、フォーカスロックの保持中に半
押し操作が行われると、計時時間が延長される。これに
よれば、簡単な操作でフォーカスロックの保持時間を延
長させることができる。
なお以上では、フォーカスロックが保持されている間は
LED15を点滅させ、第2の時間T2に警告音を発生させる
ようにしたが、第1の時間T1にも警告音を発生させるよ
うにしてもよい。この場合には、第1の時間に第1の警
告音を発生せしめ、第2の時間には、例えば第1の音と
は周波数の異なる第2の警告音を発生せしめるようにす
ればよい。また、第1の時間T1はLED15により表示を行
い、第1の時間T2は警告音を発生するようにしてもよ
く、またその逆でもよい。
さらに、セルフタイマーの計時中を報知するための発音
素子と、フォーカスロック保持における第1の時間T2
報知するための発音素子とを兼用した例を示したが、こ
れらを個別に設けてもよい。
さらにまた、フォーカスロックの保持がなされていると
きに半押し操作を行うことによりその保持時間を延長す
るようにしたが、この時間延長は全押し操作に伴って行
われるようにしてもよく、またはシャッタレリーズに伴
って行われるようにしてもよい。
なお、以上では、フォーカスロック保持の指令を、フォ
ーカスロック操作釦に連動するスイッチSW3から与えた
が、例えば、所定時間内に半押し操作を複数回連続操作
したときにフォーカスロック保持の指令を出力するよう
にしてもよい。また、レリーズ釦32の半押し操作により
測距回路3からの測距情報を記憶し、その後レリーズ釦
32の全押し操作により、記憶された測距情報に基づいて
撮影レンズをフォーカシング位置まで駆動し、その後シ
ャッタレリーズを行うタイプのカメラを示したが、レリ
ーズ釦32の半押し操作により、測距回路3からの測距情
報に基づいて撮影レンズをフォーカシング位置まで駆動
してその位置で固定し、その後レリーズ釦32の全押し操
作に応答してシャッタレリーズを行うタイプのカメラに
も本考案を適用できる。
さらに、一眼レフカメラのTTL自動焦点調節装置のよう
に、測距情報に代え、被写体の結像面と予定結像面との
ずれ量とその方向を示す焦点調節情報を検出するカメラ
にも、本考案を同様に適用できる。その場合には、焦点
調節情報によって撮影レンズをフォーカシング位置まで
駆動してその位置で固定してフォーカスロックを行う。
G.考案の効果 本考案によれば、フォーカスロックの保持開始から第1
の時間が経過するまでは第1の告知を行い、第1の時間
経過後からフォーカスロックの保持が解除されるまでの
第2の時間は第1の告知とは異なる第2の告知を行うよ
うにしたので、被撮影者側からもフォーカスロック保持
の有無が確認できる。したがって、第三者撮影を依頼し
たときにフォーカスロックの保持が解除されてしまった
ときには、撮影を中止させることによりピントのぼけた
写真が撮影されることを防止できる。
また、第2の告知によりフォーカスロックの保持が間も
なく解除されることが分かるため、撮影を早急に行うよ
う第三者に要請することができ、ピントの合った写真を
確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図〜第4図は本考案の第1の実施例を示し、第2図
は本考案に係るカメラの制御系を示すのブロック図、第
3図(a)はカメラの外観を示す斜視図、第3図(b)
はその正面図、第3図(c)は第3図(b)のc−c線
断面図、第4図(a),(b)は処理手順を示すフロー
チャートである。第5図(a),(b)は本考案の第2
の実施例を示す処理手順のフローチャートである。 1:CPU、3:測距回路 13:表示回路、14:計時回路 15:LED、20:発音素子駆動回路 21:発音素子、30:表示部 32:レリーズ釦 33:フォーカスロック保持釦 101:焦点調節情報検出手段 102:レリーズ操作部材 103:フォーカスロック手段 104:計時手段、105:制御手段 106:撮影手段、107:告知手段 SW1〜SW6:スイッチ
フロントページの続き (72)考案者 天沼 辰男 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株式 会社ニコン大井製作所内 (56)参考文献 実開 昭56−159316(JP,U)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体に撮影レンズを合焦させるための焦
    点調節情報を検出する焦点調節情報検出手段と、 レリーズ操作に先立つレリーズ操作部材の予備操作に伴
    い、前記検出された焦点調節情報に基づいてフォーカス
    ロックを行うフォーカスロック手段と、 フォーカスロック保持の指令に伴って計時を開始し、所
    定時間が経過するとフォーカスロック解除信号を出力す
    る計時手段と、 前記フォーカスロック保持の指令により、前記レリーズ
    操作部材の予備操作が解除されても、またその後に予備
    操作が再度行われても前記フォーカスロックを継続し、
    前記フォーカスロック解除信号が出力されると前記フォ
    ーカスロックを解除する制御手段と、 前記フォーカスロックの継続中に前記レリーズ操作部材
    のレリーズ操作が行われると、フォーカスロック状態の
    まま撮影を行う撮影手段と、 前記計時手段の計時開始から前記所定時間よりも短い第
    1の時間が経過するまでは第1の告知を行い、該第1の
    時間が経過してから前記フォーカスロック解除信号が出
    力されるまでの第2の時間は、前記第1の告知とは異な
    る第2の告知を行う告知手段とを具備することを特徴と
    するフォーカスロックが可能なカメラ。
  2. 【請求項2】前記告知手段は、撮影者および被写体のい
    ずれの側からも観察できる位置に配設された表示手段で
    あり、該表示手段は、前記第1の時間は第1の表示を行
    い、前記第2の時間は前記第1の表示とは異なる第2の
    表示を行うことを特徴とする請求項1に記載のフォーカ
    スロックが可能なカメラ。
  3. 【請求項3】前記表示手段は、通常は前記フォーカスロ
    ック手段の作動に伴って前記第1,第2の表示とは異なる
    第3の表示を行うフォーカスロック表示手段であること
    を特徴とする請求項2に記載のフォーカスロックが可能
    なカメラ。
  4. 【請求項4】前記告知手段は、前記第1の時間は第1の
    音を発生し、前記第2の時間は第2の音を発生する発音
    手段であることを特徴とする請求項1に記載のフォーカ
    スロックが可能なカメラ。
  5. 【請求項5】延長指令信号を出力する延長指令信号出力
    手段を備え、前記計時手段は、前記延長信号の出力に伴
    って前記フォーカスロック解除信号が出力されるまでの
    時間を延長させることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかの項に記載のフォーカスロックが可能なカメラ。
JP1988116628U 1988-02-10 1988-09-05 フォーカスロックが可能なカメラ Expired - Lifetime JPH0743691Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988116628U JPH0743691Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05 フォーカスロックが可能なカメラ
US07/653,475 US5216459A (en) 1988-02-10 1991-02-11 Operation control device for a camera
US08/049,782 US5367353A (en) 1988-02-10 1993-04-21 Operation control device for a camera
US08/808,500 US5721981A (en) 1988-02-10 1997-02-27 Operation control device for a camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988116628U JPH0743691Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05 フォーカスロックが可能なカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0236811U JPH0236811U (ja) 1990-03-09
JPH0743691Y2 true JPH0743691Y2 (ja) 1995-10-09

Family

ID=31359332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988116628U Expired - Lifetime JPH0743691Y2 (ja) 1988-02-10 1988-09-05 フォーカスロックが可能なカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0743691Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6184188B2 (ja) * 2013-06-17 2017-08-23 キヤノン株式会社 撮像装置、照明装置、カメラシステム及び制御方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS644095Y2 (ja) * 1980-04-28 1989-02-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0236811U (ja) 1990-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001005060A (ja) 銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ
JPH0743691Y2 (ja) フォーカスロックが可能なカメラ
JP2938879B2 (ja) カメラの動作制御装置
JP2615818B2 (ja) カメラの動作制御装置
JPH10142685A (ja) 銀塩撮影および電子撮像兼用カメラ
JPH05232371A (ja) 被写界深度表示装置
JP2615801B2 (ja) カメラの動作制御装置
JPH09138446A (ja) カメラ
JPH0271215A (ja) カメラの動作制御装置
JP4428882B2 (ja) カメラ
JPH05113599A (ja) 銀塩写真および電子スチル写真両用カメラ
JP2796853B2 (ja) カメラの露出制御装置
JP2856456B2 (ja) カメラ
JP2541225Y2 (ja) セルフタイマーを内蔵したカメラ
JP3275623B2 (ja) フィルムカウンタ装置を備えるカメラ
JPH01263624A (ja) カメラの動作制御装置
JP2002090865A (ja) 銀塩撮影と電子撮像兼用カメラ
JP2000147620A (ja) カメラ
JPH0272314A (ja) カメラのフォーカスロック制御装置
JPH08101425A (ja) カメラ
JPH0232326A (ja) カメラの動作制御装置
JPH0850325A (ja) カメラの表示装置
JP2000029131A (ja) カメラ
JP2003114469A (ja) カメラ
JPH09138447A (ja) カメラ