JP3275623B2 - フィルムカウンタ装置を備えるカメラ - Google Patents

フィルムカウンタ装置を備えるカメラ

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JP3275623B2
JP3275623B2 JP09928695A JP9928695A JP3275623B2 JP 3275623 B2 JP3275623 B2 JP 3275623B2 JP 09928695 A JP09928695 A JP 09928695A JP 9928695 A JP9928695 A JP 9928695A JP 3275623 B2 JP3275623 B2 JP 3275623B2
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勝 沢田
則行 石井
英和 中島
浩幸 岡田
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ミノルタ株式会社
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムカウンタ装置
を備えるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラは、装填されたフィルム
のコマ枚数を表示するフィルムカウンタ装置を備える。
フィルムカウンタ装置のコマ枚数表示方式としては、順
算方式と逆算方式とがある。
【0003】すなわち、順算方式のコマ枚数表示では、
カメラにフィルムが装填されて撮影可能な初期状態とな
ったときにコマ枚数表示を1とし、以後、撮影してフィ
ルムが1枚すなわち1コマ巻き上げる毎に、対応してコ
マ枚数表示を1ずつ加算する。この順算方式のコマ枚数
表示では、何枚すなわち何コマ撮影したかが表示され
る。そのため、撮影可能な残りのコマ枚数は、装填した
フィルムの新品での撮影可能コマ枚数すなわち規定コマ
枚数から撮影済コマ枚数を引き算することによって、計
算する必要がある。一方、フィルム巻き戻し時には、通
常は巻き戻しに対応してコマ枚数表示は減算される。
【0004】これに対し、逆算方式のコマ枚数表示で
は、カメラにフィルムを装填して撮影可能な初期状態と
なると、装填されたフィルムの撮影可能な規定コマ枚数
を表示する。そして、1枚すなわち1コマ撮影してフィ
ルムが巻き上げられる毎に、対応してコマ枚数表示が1
ずつ減算される。これによって、撮影可能な残りコマ枚
数が直接表示され、使用者は残りコマ枚数が直ぐに分か
るので、非常に有効である。一方、フィルム巻き戻しの
ときには、一般に、コマ枚数表示は特に変更されること
はない。たとえば、規定コマ枚数の撮影が完了すると、
コマ枚数表示は“0”となり、フィルム巻き戻し中は、
“0”の表示のままである。
【0005】しかし、フィルム巻き戻し中にコマ枚数表
示が変化しないと、短時間でフィルムを巻き戻す場合に
はそれほど問題にならないが、フィルム巻き戻しにある
程度の時間を要する場合には、使用者は本当にフィルム
が巻き戻されているのか不安になる。このような問題を
解決するために、フィルム巻き戻しに対応してコマ枚数
表示を逆に増やすことも考えられるが、フィルムが巻き
戻されているのにコマ枚数表示が増えたのでは、使用者
に不自然な感じを与える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、フィルム巻き戻し時に、使用
者に不自然な感じを与えずにコマ枚数表示を変化させる
逆算方式のフィルムカウンタ装置を備えるカメラを提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するため、本発明によれば、以下のフ
ィルムカウンタ装置を備えるカメラが提供される。
【0008】すなわち、このカメラは、装填されたフィ
ルムの巻き上げを行なうフィルム巻き上げ手段と、装填
されたフィルムの巻き戻しを行なうフィルム巻き戻し手
段と、装填されたフィルムの撮影可能規定コマ枚数、す
なわちフィルムが新品の時に撮影可能なコマ枚数を判別
する規定コマ枚数判別手段と、装填されたフィルムの1
枚分すなわち1コマ分の巻き上げ方向または巻き戻し方
向の移動を1コマ毎に検出する1コマ検出手段と、この
1コマ検出手段がフィルムの1コマ分の巻き上げ方向の
移動を検出する毎に第1計数値から1ずつ減算する第1
計数手段と、上記1コマ検出手段がフィルムの1コマ分
の巻き戻し方向の移動を検出する毎に第2計数値から1
ずつ減算する第2計数手段と、フィルム巻き上げ時には
上記第1計数値を表示する一方、フィルム巻き戻し時に
は上記第2計数値を表示するコマ枚数表示手段と、装填
されたフィルムが上記フィルム巻き上げ手段によって1
コマ目まで巻き上げられた初期状態において上記規定コ
マ枚数判別手段が判別した上記撮影可能規定コマ枚数を
上記第1計数手段の上記第1計数値として初期設定する
第1設定手段と、フィルムの巻き戻しを開始するときに
上記規定コマ枚数判別手段が判別した上記撮影可能規定
コマ枚数を上記第2計数手段の上記第2計数値として初
期設定する第2設定手段とを備える。
【0009】上記構成において、カメラにフィルムが装
填されると、規定コマ枚数判別手段によって、フィルム
の撮影可能規定コマ枚数が判別される。装填されたフィ
ルムは、フィルム巻き上げ手段によって1コマ目まで巻
き上げられ、撮影可能な初期状態となる。このとき、第
1計数手段の第1計数値として、規定コマ枚数判別手段
によって判別された撮影可能規定コマ枚数が設定され、
それがコマ枚数表示手段により表示される。そして、撮
影した後、フィルム巻き上げ手段によってフィルムが巻
き上げられ、1コマ検出手段が1コマ分のフィルム巻き
上げを検出する毎に、第1計数手段は第1計数値を1ず
つ減算し、コマ枚数表示手段は減算された第1計数値を
表示する。このように表示される第1計数値の値は、撮
影可能な残りコマのコマ枚数に一致する。
【0010】一方、フィルムの巻き戻しが開始されると
き、第2計数手段の第2計数値として、規定コマ枚数判
別手段によって判別された撮影可能規定コマ枚数が設定
され、コマ枚数表示手段は初期設定された第2計数値を
表示する。そして、フィルムが巻き戻され、1コマ検出
手段が1コマ分のフィルム巻き戻しを検出する毎に、第
2計数手段は第2計数値を1ずつ減算し、その値がコマ
枚数表示手段によって表示される。このように表示され
る第2計数値の値は、フィルム巻き戻しが進むにつれ
て、小さくなってゆく。
【0011】したがって、上記構成のカメラは、逆算方
式のフィルムカウンタ装置を備え、フィルム巻き戻し時
に、使用者に不自然な感じを与えずにコマ枚数表示を変
化させる。
【0012】なお、上記構成において、第1計数手段と
第2計数手段とは同一の機能を有するので、共通の構成
要素、たとえばハードウエアとして構成された1つのカ
ウンタ回路またはソフトウエアとして構成された1つの
サブルーチンとして、構成することも可能である。ま
た、コマ枚数は、常時表示されるようにしても、適宜表
示されるようにしてもよい。
【0013】上記構成において、フィルムの撮影可能規
定コマ枚数全部の撮影を終了し、フィルムを巻き上げた
後に、フィルムの巻き戻しを開始する場合には、フィル
ム巻き戻し中に表示される第2計数値は、まだ巻き戻さ
れていない残りコマのコマ枚数に一致し、フィルムの巻
き戻しが完了した時には0となる。しかし、撮影可能規
定コマ枚数全部を撮影しないで途中でフィルムを巻き戻
す場合、表示される第2計数値は撮影可能規定コマ枚数
から減算されるので、0を表示する前に、フィルムの巻
き戻しが完了する。
【0014】そこで、好ましくは、上記第2設定手段に
代え、フィルムの巻き戻しを開始するときに上記規定コ
マ枚数判別手段が判別した上記撮影可能規定コマ枚数か
ら上記第1計数手段が計数した上記第1計数値を引いた
値を上記第2計数手段の上記第2計数値として初期設定
する第3設定手段を備える。
【0015】上記構成において、フィルムの巻き戻しを
開始するときに、第2計数手段の第2計数値として、規
定コマ枚数判別手段によって判別された撮影可能規定コ
マ枚数から第1計数手段が計数した第1計数値が減算さ
れた値、すなわちまだ巻き戻されていない残りコマ枚数
と一致する初期値が設定され、初期設定された第2計数
値をコマ枚数表示手段が表示する。特に、撮影可能規定
コマ枚数の全部のコマが巻き上げられた時には、第1計
数値は0となり、第2計数値には撮影可能規定コマ枚数
が初期設定される。したがって、この時には、第3設定
手段は、上記第2設定手段と実質的に同じ動作を実行す
ることになる。
【0016】そして、フィルムが1コマ巻き戻される毎
に、1コマ検出手段の検出により第2計数手段は第2計
数値を1ずつ減算し、その値がコマ枚数表示手段によっ
て表示される。表示される第2計数値の値は、まだ巻き
戻されていない残りコマ枚数に一致し、フィルム巻き戻
しの進行に伴って小さくなり、巻き戻し完了時には0と
なる。
【0017】したがって、フィルムが途中巻き戻しがさ
れる場合でも、巻き戻し終了時には0が表示されるの
で、使用者に不自然な感じを与えずにコマ枚数表示を変
化させることができる。
【0018】
【実施例】以下に、図1〜図4に示した本発明の一実施
例に係るフィルムカウンタ装置を備えるカメラについて
詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例に係るフィルム
カウンタ装置を備えるカメラの電気回路構成を示すブロ
ック図である。図2は、図1のカメラの動作のフローチ
ャート図である。図3は、図1のカメラの1コマ検出手
段の模式構成図である。図4は、図3の1コマ検出手段
による信号の波形図である。
【0020】図1に示すように、本実施例のカメラは、
制御回路10と、この制御回路10に接続された、枚数
検出回路11、フィルム給送回路12、表示回路14、
露出回路16、メモリ回路18、フォトリフレクタ30
が接続された1コマ検出回路40、および4つのスイッ
チ20,22,24,26とを備える。
【0021】制御回路10は、マイコンを含む回路であ
り、各回路11,12,14,16,18,40の制御と、
各スイッチ20,22,24,26の読み込みを行なう。
枚数検出回路11は、装填されたフィルムの種類を検出
して、規定コマ枚数すなわち新品での撮影可能な規格上
のコマ枚数を検出する。フィルム給送回路12は、カメ
ラに装填されたフィルムの巻き上げ、巻き戻しを行な
う。表示回路14は、LCD(図示せず)によりフィルム
のコマ枚数に関する情報などを表示する。露出回路16
は、フィルムに露出を行なう。メモリ回路18は、装填
されたフィルムのコマ枚数に関する情報を記憶する。1
コマ検出回路40は、詳細は後述するが、フォトリフレ
クタ30からの信号を処理し、フィルムが1コマ分給送
されたことを検出する。
【0022】4つのスイッチ20,22,24,26は、
巻き戻しスイッチSREWすなわち20とフィルム検知
スイッチSFLMすなわち22とレリーズスイッチSR
ELすなわち24と裏蓋スイッチSRCすなわち26と
である。巻き戻しスイッチ20は、フィルムの途中巻き
戻しを行なわせるためのスイッチである。フィルム検知
スイッチ22は、フィルムがカメラに装填されているこ
とを検出するスイッチである。レリーズスイッチ24
は、露出を開始させるためのスイッチである。裏蓋スイ
ッチ26は、裏蓋の開閉状態を検出するスイッチであ
る。
【0023】このカメラは、図3に示すように、フォト
リフレクタ30および1コマ検出回路40によって、1
コマ検出手段が構成される。
【0024】すなわち、フォトリフレクタ30は、投光
器32と受光器34とを含み、カメラに装填されたフィ
ルム1に対向して設けられる。投光器32は、フィルム
1の下部に長手方向に形成されたパーフォレーション2
に向けて所定の赤外線を放射するようにカメラ内に固定
されたLED素子である。受光器34は、投光器32か
ら投射された赤外線がパーフォレーション2の間のフィ
ルム面4で反射した反射光を受光できるようにカメラ内
に固定される。
【0025】1コマ検出回路40は、比較器42と計数
回路44と可変抵抗46とを備える。比較器42は、フ
ォトリフレクタ30の受光器32からの出力がプラス端
子に接続される一方、所定電圧を与える可変抵抗46が
マイナス端子に接続される。計数回路44は、比較器4
2に接続され、その出力は制御回路10に接続される。
【0026】次に、上記のように構成された1コマ検出
手段の動作について、説明する。
【0027】すなわち、フィルム1が給送されると、フ
ォトリフレクタ30の投光器32から投射された赤外線
は、フィルムのパーフォレーション2または、その間の
フィルム面4に当たり、フォトリフレクタ30の受光器
34が受ける反射光の強さが変化する。そのため、受光
器34が出力するパーフォレーション検出信号Bが変化
する。詳しくは、図4(b)に示すように、投光器32か
ら投射された赤外線がフィルム1のパーフォレーション
2を通過するときには、受光器34は反射光を受光しな
いので、パーフォレーション検出信号Bの信号電圧レベ
ルは低いままである。一方、投光器32から投射された
赤外線がフィルム1のパーフォレーション2の間のフィ
ルム面4で反射するときには、受光器34はその反射光
を受光して、パーフォレーション検出信号Bの信号電圧
レベルは高くなる。
【0028】フォトリフレクタ30から出力されたパー
フォレーション検出信号Bは、1コマ検出回路40の比
較器42に入力される。比較器42は、入力されたパー
フォレーション検出検出信号Bを、可変抵抗46によっ
て設定された所定のしきい電圧Vthと比較し、しきい電
圧Vthとの大小によって2値化して、図4(c)に示すよ
うに、2値化パーフォレーション検出信号Cを出力す
る。この2値化パーフォレーション検出信号Cは、大
略、パーフォレーション2を検出したときには0、フィ
ルム面4を検出したときには1となる。
【0029】比較器42から出力された2値化パーフォ
レーション検出信号Cは、計数回路44に入力される。
計数回路44は、2値化パーフォレーション検出信号C
の立ち下がり、すなわちパーフォレーション2の通過を
検出してカウントする。そして、フィルム1の1コマ分
のピッチにはパーフォレーション2が8個分含まれるの
で、カウント値が8に達したら、図5(d)に示すよう
に、1枚検出パルス信号Dを出力する。制御回路10は
この1枚検出パルス信号Dに基づいて、フィルム給送回
路12、表示回路14等を制御する。
【0030】上記構成のカメラは、大略、以下のように
動作する。
【0031】すなわち、フィルム1が装填されると、カ
メラは、フィルムカートリッジの種類を検出して、規定
コマ枚数を表示回路14のLCDに表示する。そして、
1枚すなわち1コマ撮影する毎に、表示されるコマ枚数
が減ってゆき、撮影可能残りコマ枚数が表示される。フ
ィルムの規定コマ枚数全部の撮影が終了してフィルム1
を巻き戻すときには、撮影可能残りコマ枚数の表示の代
わりに、フィルムの規定コマ枚数が表示される。また、
途中巻き戻しのときには、規定コマ枚数から撮影可能残
りコマ枚数を引いた値が表示される。すなわち、いずれ
のときも、巻き戻しが必要なコマ枚数が表示される。そ
して、フィルムの巻き戻しに対応して、表示されるコマ
枚数は小さくなってゆく。すなわち、巻き戻し残りコマ
枚数が表示される。そして、フィルムの巻き戻しが完了
すると、“0”が点滅表示される。
【0032】次に、図2のフローチャートを参照しなが
ら、このカメラの動作について、さらに説明する。
【0033】すなわち、ステップ#1において、制御回
路10は、フィルム検知スイッチ32と裏蓋スイッチ2
6とを読み込んで、カメラにフィルム1が装填されたか
否かを検出する。
【0034】フィルム1が装填されたことを検出したと
きには、ステップ#6において、フィルム給送回路12
が動作して、装填されたフィルム1の1コマ目を撮影可
能位置まで巻き上げる。すなわち、通常のイニシャルロ
ードを実行する。そして、ステップ#7において、枚数
検出回路11がフィルムカートリッジの種類を検出し
て、新品での撮影可能なコマ枚数すなわち規定コマ枚数
を読み取る。そして、ステップ#8において、読み取っ
た規定コマ枚数を撮影可能残りコマ枚数FCNT1とし
て、メモリ回路18に初期設定する。そして、ステップ
#9において、読み取った残り規定撮影コマ枚数を撮影
可能規定コマ枚数FCNT2としてメモリ回路18に記
憶させる。そして、ステップ#10において、撮影可能
残りコマ枚数FCNT1を表示回路14のLCDに表示
する。
【0035】一方、フィルム1が既に装填されていると
きには、ステップ#2において、制御回路10は、レリ
ーズスイッチ24のオン/オフを判別する。レリーズス
イッチ24がオフのとき、ステップ#3において、制御
回路10は、巻き戻しスイッチ20のオン/オフを判別
する。巻き戻しスイッチ20がオフのときには、ステッ
プ#1に戻る。一方、巻き戻しスイッチ20がオンのと
きには、途中巻き戻しを開始する。すなわち、ステップ
#4において、メモリ回路18から、装填されているフ
ィルム1の撮影可能規定コマ枚数FCNT2を読み込
む。そして、ステップ#5において、読み込んだ撮影可
能規定コマ枚数FCNT2から撮影可能残りコマ枚数F
CNT1を減算し、その値を巻き戻し残りコマ枚数FC
NT3としてメモリ回路18に初期設定する。そして、
後述するステップ#17に進む。
【0036】ステップ#2においてレリーズスイッチ2
4がオンになったことを検出したときには、ステップ#
11において、露出回路16が動作して露出を行ない、
フィルム給送回路12と1コマ検出回路40とが動作し
て、フィルムを1コマ巻き上げる。そして、ステップ#
12において、撮影可能残りコマ枚数FCNT1を1だ
け減算する。そして、ステップ#13において、撮影可
能残りコマ枚数FCNT1が0枚か否か、すなわちフィ
ルムの全部のコマを撮影したか否かを判別する。
【0037】0枚でなければ、すなわち撮影していない
コマがあれば、ステップ#14において、フィルム1を
1コマ分巻き上げる。そして、ステップ#15におい
て、撮影可能残りコマ枚数FCNT1を表示回路14の
LCDに表示する。そして、ステップ#1に戻る。
【0038】一方、ステップ#13において、撮影可能
残りコマ枚数FCNT1が0枚である、すなわちフィル
ム1の全部のコマを撮影したと判断したときには、ステ
ップ#16において、フィルム1の撮影可能コマ枚数F
CNT2をメモリ回路18から読み込んで、その値を巻
き戻し残りコマ枚数FCNT3として初期設定する。そ
して、ステップ#17において、フィルム給送回路12
が動作して、フィルム1の巻き戻しを開始する。そし
て、ステップ#18において、表示回路18のLCDに
巻き戻し残りコマ枚数FCNT3を表示する。そして、
ステップ#19において、巻き戻し残りコマ枚数FCN
T3が0か否かを判別する。
【0039】巻き戻し残りコマ枚数FCNT3が0でな
ければ、ステップ#20において、1コマ検出回路40
によりフィルムの1コマ分の巻き戻しを検出するまで待
機する。そして、1コマ分の巻き戻しを検出したとき、
ステップ#21において、巻き戻し残りコマ枚数FCN
T3を1減算する。そして、ステップ#18に戻る。
【0040】一方、巻き戻し残りコマ枚数FCNT3が
0であると判別すれば、ステップ#22において、さら
に3秒間待つ。3秒間フィルム巻き戻しお継続すること
によって、フィルムリーダー部を完全にフィルムカート
リッジ内に巻き込む。そして、ステップ#23におい
て、フィルム給送回路12のフィルム巻き戻し動作を停
止する。そして、ステップ#24において、表示回路1
4のLCDに“0"を点滅表示させて、フィルム巻き戻
しが完了したことを表示する。そして、ステップ#25
において、裏蓋が開けられるのを待つ。そして、裏蓋が
開かれると、ステップ#1に戻る。
【0041】以上説明したように、上記実施例のカメラ
は逆算方式のフィルムカウンタ装置を備えるが、フィル
ム巻き戻し時には、コマ枚数の表示が減少する。したが
って、フィルム巻き戻し時に、フィルムカウンタ装置の
表示が使用者に不自然な感じを与えることはない。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の態様で実施可能である。たと
えば、上記実施例は135フィルムについてのもので
り、8つのパーフォレーションを検出したとき1枚検出
信号を発生したが、2つのパーフォレーションを検出し
たとき1枚検出パルス信号を発生するように構成しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るフィルムカウンタ装
置を備えるカメラの電気回路構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 図1のカメラの動作のフローチャート図であ
る。
【図3】 図1のカメラの1コマ検出手段の模式構成図
である。
【図4】 図3の1コマ検出手段による信号の波形図で
ある。
【符号の説明】
1 フィルム 2 パーフォレーション 3 フィルム面 10 制御回路 11 コマ枚数検出回路(規定コマ枚数検出手段) 12 フィルム給送回路(フィルム巻き上げ手段、フィ
ルム巻き戻し手段) 14 表示回路(コマ枚数表示手段) 16 露出回路 18 メモリ回路 20 巻き戻しスイッチ 22 フィルム検知スイッチ 24 レリーズスイッチ 26 裏蓋スイッチ 30 フォトリフレクタ(1コマ検出手段) 32 投光器 34 受光器 40 1コマ検出回路(1コマ検出手段) 42 比較器 44 計数回路 46 可変抵抗 B パーフォレーション検出信号 C 2値化パーフォレーション検出信号 D 1枚検出パルス信号 FCNT1 撮影可能残りコマ枚数(第1計数値) FCNT2 撮影可能規定コマ枚数 FCNT3 巻き戻し残りコマ枚数(第2計数値)
フロントページの続き (72)発明者 岡田 浩幸 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−34783(JP,A) 特開 平4−142526(JP,A) 特開 平6−186627(JP,A) 実開 昭57−172430(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/36 G03B 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装填されたフィルム(1)の巻き上げを行
    なうフィルム巻き上げ手段(12)と、 装填されたフィルム(1)の巻き戻しを行なうフィルム巻
    き戻し手段(12)と、 装填されたフィルム(1)の撮影可能規定コマ枚数(FC
    NT2)を判別する規定コマ枚数判別手段(11)と、 装填されたフィルム(1)の1コマ分の巻き上げ方向また
    は巻き戻し方向の移動を1コマ毎に検出する1コマ検出
    手段(30,40)と、 該1コマ検出手段(30,40)がフィルム(1)の1コマ
    分の巻き上げ方向の移動を検出する毎に、第1計数値
    (FCNT1)から1ずつ減算する第1計数手段と、 上記1コマ検出手段(30,40)がフィルム(1)の1コ
    マ分の巻き戻し方向の移動を検出する毎に、第2計数値
    (FCNT3)から1ずつ減算する第2計数手段と、 フィルム巻き上げ時には上記第1計数値(FCNT1)を
    残りコマ枚数として表示する一方、フィルム巻き戻し時
    には上記第2計数値(FCNT3)を表示するコマ枚数表
    示手段(14)と、 装填されたフィルム(1)が上記フィルム巻き上げ手段
    (12)によって1コマ目まで巻き上げられた初期状態に
    おいて、上記規定コマ枚数判別手段(11)が判別した上
    記撮影可能規定コマ枚数(FCNT2)を上記第1計数手
    段の上記第1計数値(FCNT1)として初期設定する第
    1設定手段(ステップ#8)と、 フィルム(1)の巻き戻しを開始するときに、上記規定コ
    マ枚数判別手段(11)が判別した上記撮影可能規定コマ
    枚数(FCNT2)を上記第2計数手段の上記第2計数値
    (FCNT3)として初期設定する第2設定手段とを備え
    ることを特徴とするフィルムカウンタ装置を備えるカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 上記第2設定手段に代え、フィルム(1)
    の巻き戻しを開始するときに、上記規定コマ枚数判別手
    段(11)が判別した上記撮影可能規定コマ枚数(FCN
    T2)から上記第1計数手段が計数した上記第1計数値
    (FCNT1)を引いた値(FCNT2−FCNT1)を上
    記第2計数手段の上記第2計数値(FCNT3)として初
    期設定する第3設定手段を備えることを特徴とする、請
    求項1記載のフィルムカウンタ装置を備えるカメラ。
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