JP2615818B2 - カメラの動作制御装置 - Google Patents

カメラの動作制御装置

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JP2615818B2
JP2615818B2 JP63103634A JP10363488A JP2615818B2 JP 2615818 B2 JP2615818 B2 JP 2615818B2 JP 63103634 A JP63103634 A JP 63103634A JP 10363488 A JP10363488 A JP 10363488A JP 2615818 B2 JP2615818 B2 JP 2615818B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、フォーカスロック撮影が可能なカメラの動
作制御装置に関する。
B.従来の技術 例えばレリーズ釦の半押し操作に伴って測距情報が記
憶され、その後、半押しのままフレーミングを変え引き
続いてレリーズ釦を全押し操作すると、記憶された測距
情報に基づいて撮影レンズがフォーカシング位置まで駆
動されてシャッタレリーズが行われる、いわゆるフォー
カスロック撮影が可能なカメラが従来から知られてい
る。
また、レリーズ釦の半押し操作に応答して、そのとき
の測距情報に基づき撮影レンズをフォーカシング位置ま
で駆動し、半押し操作が継続している場合はその位置で
撮影レンズを固定し、引き続くレリーズ釦の全押し操作
に伴ってシャッタレリーズを行うカメラも知られてい
る。なお、測距情報とは被写体までの距離を示す情報で
あるが、この測距情報を算出せず、被写体像の結像面と
予定結像面とのずれ量およびその方向を示す焦点調節情
報を算出し、この焦点調節情報に基づいて撮影レンズを
フォーカシング位置まで駆動するカメラにおいても、こ
のようなフォーカスロックを行うものが知られている。
C.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来のカメラでは半押し操
作の解除でフォーカスロックが解除されてしまうため、
第三者に撮影を依頼する際に、フォーカスロックの状態
を保持したままカメラを渡すことができない。したがっ
て、撮影を依頼される第三者がフォーカスロック撮影を
知らないと、ファインダ内のオートフォーカスフレーム
内に主要被写体が位置していない場合には、主要被写体
にピントが合わず、不所望な写真が撮影されてしまう。
本発明の目的は、半押し操作を解除してもフォーカス
ロックの保持を所定時間行い、第三者に撮影を依頼する
場合でも確実に所望の被写体にピントが合った写真が得
られるとともに、解除操作を行わなくてもフォーカスロ
ック保持が自動的に解除されるようなカメラの動作制御
装置を提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 クレーム対応図である第1図により説明すると、請求
項1の発明に係るカメラの動作制御装置は、被写体に撮
影レンズを合焦させるための焦点調節情報を検出する焦
点調節情報検出手段101と、レリーズ操作部材102が半押
し操作されると出力される半押し信号により焦点調節情
報検出手段101を作動せしめ焦点調節情報に基づいてフ
ォーカスロックを行うフォーカスロック手段103と、フ
ォーカスロックの状態を保持するために操作するフォー
カスロック保持操作部材104と、このフォーカスロック
保持操作部材104の操作により、レリーズ操作部材102の
半押し操作が解除された後もフォーカスロックの状態を
保持し、半押し操作に伴う半押し信号を受け付けないよ
うにするフォーカスロック保持手段105と、所定時間の
計時を行なう計時手段106と、計時手段106の計時中はフ
ォーカスロック保持手段105の作動を許容し、少なくと
も上記所定時間が経過したときにはフォーカスロック保
持手段105の作動を停止せしめるとともに、所定時間の
計時中にシャッタレリーズがなされると所定時間が経過
する前であってもフォーカスロック保持手段の作動を停
止せしめる制御手段107とを具備する。
請求項3の発明は、上記構成要素101〜106を備えると
ともに、計時手段の計時中はフォーカスロック保持手段
の作動を許容し、少なくとも所定時間が経過したときに
はフォーカスロック保持手段の作動を停止せしめるとと
もに、フォーカスロック保持手段の作動の停止に伴っ
て、以降のシャッタレリーズを禁止する制御手段とを備
える。
請求項4の発明は、上記構成要素101〜106を備えると
ともに、計時手段の計時中はフォーカスロック保持手段
の作動を許容し、少なくとも所定時間が経過したときに
はフォーカスロック保持手段の作動を停止せしめる制御
手段と、オン状態で装置に電源を供給する電源スイッチ
とを備え、電源スイッチがオフであってもフォーカスロ
ック保持操作部材が操作されると計時手段および制御手
段が作動するよう構成したものである。
E.作用 制御手段107は、計時手段106が所定時間を計時中であ
ればフォーカスロック保持部材104の操作によるフォー
カスロック保持手段105の作動を許容する。これによ
り、レリーズ操作部材102の半押しによって成されたフ
ォーカスロックの状態が半押し解除後も保持される。こ
のフォーカスロック保持状態にあっては、レリーズ操作
部材102が半押し操作されて半押し信号が出力されても
この信号は受け付けられず、例えば焦点調節情報検出手
段101の作動が禁止されて焦点調節状態は従前のままと
なる。また、制御手段107は、少なくとも所定時間が経
過したときにはフォーカスロック保持手段105の作動を
禁止せしめ、フォーカスロック保持状態をキャンセルす
る。また、所定時間の計時中にシャッタレリーズがなさ
れると所定時間が経過する前であってもフォーカスロッ
クの保持をキャンセルする。
請求項3の発明では、フォーカスロック保持の解除に
伴って以降のシャッタレリーズが禁止される。
請求項4の発明では、電源スイッチがオフであっても
フォーカスロック保持操作部材が操作されると所定時間
のフォーカスロック保持が行われる。
F.実施例 第2図および第3図に基づいて本発明の一実施例を説
明する。
第2図において、CPU1には、測光回路2および測距回
路3が接続されている。測光回路2には、被写体からの
光を受光する受光素子4が接続され、この受光素子4の
検出信号に基づいて被写体の輝度に関する輝度情報を演
算してCPU1に入力する。測距回路3には、投光レンズ5
を介して被写体に向けて光を射出する投光器6と、受光
レンズ7を介して被写体からの反射光を受光する受光素
子8とが接続され、受光素子8の検出信号により被写体
までの距離に応じた測距情報を演算してCPU1に入力す
る。
また、CPU1には、フォーカシングモータ9およびフィ
ルム巻き上げ・巻き戻しモータ10のモータ駆動回路11
と、露出制御回路12と、図示せぬレリーズ釦の押圧操作
に連動してオンするスイッチSW1,SW2とが接続されてい
る。スイッチSW1はレリーズ釦が半押し状態でオンし、
スイッチSW2は全押し状態でオンする。
CPU1は、スイッチSW1のオンにより上述の測光回路2
および測距回路3を作動せしめ、測距回路3からの測距
情報を記憶領域に記憶する。すなわちフォーカスロック
を行う。次いでスイッチSW2のオンにより、記憶された
測距情報に基づいて撮影レンズの移動量を演算し、モー
タ駆動回路11を介してフォーカシングモータ9を駆動
し、演算された移動量だけ撮影レンズを移動してフォー
カシングを行う。その後、露出制御回路12を介して絞り
やシャッタ等の露出制御部材を駆動して撮影を行うとと
もに、モータ10によりフィルムを1駒巻き上げる。な
お、全駒の撮影が終了したときにフィルムが終端まで巻
き上げられたことが検出されるとCPU1は、モータ10によ
りフィルムの巻き戻しを行う。
さらに、CPU1には、ファインダ内のLED15を点消灯す
る表示回路13,計時回路14およびスイッチSW3〜SW6が接
続されている。スイッチSW3は、不図示のフォーカスロ
ック保持釦の操作に連動してオンするスイッチであり、
上述の半押しスイッチSW1がオンしているときにこのス
イッチSW3がオンするとCPU1は、表示回路13を介してLED
15を点滅表示させるとともに、少なくとも所定時間が経
過するまでの間はフォーカスロック状態の保持を許容す
る。これにより、所定時間の計時終了まで、あるいは計
時中にレリーズが全押しされるまで、あるいはスイッチ
SW3が再投入操作されるまでスイッチSW1の解放後もフォ
ーカスロックの状態が保持されるとともに、スイッチSW
1が再度オンしても測距回路3は作動せず、測距情報の
読み込みは行われない。ここでCPU1は、フォーカスロッ
クの状態保持の開始に伴ってフォーカスロックタイマー
を作動させて計時を行い、所定時間経過したらフォーカ
スロックの状態保持を解除する。なお、上述のLED15
は、通常は測距の完了に伴って点灯表示される。
スイッチSW4は、図示せぬセルフタイマ釦の操作に連
動してオンするスイッチであり、スイッチSW4がオンす
るとCPU1は、計時回路14により所定時間の計時を行い、
計時終了後にシャッタレリーズを行わしめる。
スイッチSW5は、図示せぬフィルム巻き戻し操作釦に
連動したスイッチであり、スイッチSW5のオンによりCPU
1は、モータ駆動回路11を介してモータ10によりフィル
ムの巻き戻しを行う。また、スイッチSW6は、撮影レン
ズの前面で開閉される撮影レンズバリアに連動する電源
スイッチであり、撮影レンズバリアが開くとオンする。
以上の実施例の構成において、測距回路3が焦点調節
情報検出手段101を、CPU1がフォーカスロック手段103,
フォーカスロック保持手段105,計時手段106および制御
手段107を、スイッチSW3がフォーカスロック保持操作部
材104をそれぞれ構成する。
次に、第3図のフローチャートによりCPU1内で行われ
る制御の手順を説明する。
半押しスイッチSW1またはセルフスイッチSW4がオンす
るとこのプログラムが起動され、まず、ステップS1で測
距回路3からの測距情報を読み込み、この測距情報を記
憶領域に記憶する。すなわち、フォーカスロックを行
う。次いでステップS2で被写体の輝度により電子閃光装
置の発光が必要か否かを決定する処理を行いステップS3
に進む。
ステップS3ではフォーカスロック保持釦の操作により
スイッチSW3がオンしているか否かを判定する。肯定さ
れるとステップS4に進み、フォーカスロック保持フラグ
FLHがセットされているか否かを判定する。否定判定さ
れるとステップS5に進み、ファインダ内のLED15が点滅
しているか否かを判定する。ステップS5が肯定されると
ステップS302に進み、否定されるとステップS6に進む。
ステップS6では、フォーカスロック保持リセットフラグ
FLRがセットされているか否かを判定する。肯定判定さ
れるとステップS8に進み、否定判定されるとステップS7
でファインダ内のLED15を点滅させるとともに、ステッ
プS301でフォーカスロックタイマーをスタートさせてか
らステップS8に進む。
一方、ステップS3が否定判定されるとステップS25
で、ファインダ内のLED15が点滅しているか否かを判定
する。ステップS25が否定されるとステップS26でフォー
カスロック保持リセットフラグFLRをリセットするとと
もにステップS27でLED15を点灯表示させてステップS8に
進む。
ステップS25が肯定されるとステップS28でフォーカス
ロック保持フラグFLHがセットされているか否かを判定
する。ステップS28が肯定されるとステップS302に進
み、否定されるとステップS29でフォーカスロック保持
フラグFLHをセットしてステップS302に進む。ステップS
302では、フォーカスロックタイマーがスタートしてか
ら所定時間が経過したか否かを判定する。肯定されると
ステップS27に進み、否定されるとステップS8に進む。
また、ステップS4が肯定されると、ステップS21でフ
ォーカスロック保持フラグFLHをリセットするとともに
ファインダ内のLED15を点滅から点灯に切換える。次い
で、ステップS22でフォーカスロック保持リセットフラ
グFLRをセットしてステップS23に進む。ステップS23で
は、半押しスイッチSW1がオンか否かを判定し、否定さ
れるとステップS8に進み、肯定されるとステップS24で
測距回路3からの測距情報を読み込むとともに記憶領域
に記憶し、その後ステップS8に進む。
ステップS8では、LED15が点滅しているか否かを判定
し、肯定判定されるとステップS9に進み、否定判定され
るとステップS31に進む。ステップS31では、スイッチSW
1またはSW4がオンか否かを判定する。肯定されるとステ
ップS9に進み、否定判定されるとステップS34でフォー
カスロック保持フラグFLHをリセットして処理を終了さ
せる。
ステップS9では、撮影レンズバリアの開閉に連動した
電源スイッチSW6がオンしているか否かを判定する。否
定判定されるとステップS34に進み、肯定判定されると
ステップS10に進む。ステップS10ではフィルム巻き戻し
操作釦の操作によりスイッチSW5がオンしているか否か
を判定し、肯定判定されるとステップS32でフォーカス
ロック保持フラグFLHをリセットしてLED15を消灯した
後、ステップS33でモータ駆動回路11を介してモータ10
によりフィルムの巻き戻しを行い、その後処理を終了さ
せる。
ステップS10が否定されるとステップS11に進み、セル
フスイッチSW4がオンか否かを判定する。肯定判定され
るとステップS35でセルフタイマーの計時を開始し、所
定時間経過後にステップS36でLED15が点滅しているか否
かを判定する。ステップS36が肯定されるとステップS38
に進み、否定されるとステップS37で新たな測距情報を
読み込んで記憶領域に記憶し、ステップS38に進む。ス
テップS38ではフォーカスロック保持フラグFLHをリセッ
トするとともにLED15を消灯し、その後ステップS14に進
む。
ステップS11が否定されるとステップS12に進み、全押
しスイッチSW2がオンか否かを判定する。肯定判定され
るとステップS13に進み、否定判定されるとステップS3
に戻る。ステップS13ではフォーカスロック保持フラグF
LHをリセットしてLED15を消灯した後、ステップS14で測
光回路2からの輝度情報を読み込む。次いでステップS1
5において、ステップS1,S24,S37のいずれかで記憶され
た測距情報に基づいてレンズ移動量を演算し、その演算
結果に基づいてモータ駆動回路11を介してモータ9によ
り撮影レンズをフォーカシング位置まで駆動する。次い
でステップS16において、ステップS14で読み込んだ輝度
情報等に基づいて露出値を演算し、その演算結果に基づ
いて露出制御回路12を介して絞りやシャッタ等の露出制
御部材を駆動して撮影を行う。その後、ステップS17で
モータ駆動回路11を介してモータ10によりフィルムの1
駒巻き上げを開始してステップS18に進む。ステップS18
では、フィルムが終端まで巻き上げられたか否かを判定
し、否定判定されると巻き上げ完了後処理を終了させ、
肯定判定されるとステップS19において、フィルム巻き
戻しモータ10によりフィルムを巻き戻して処理を終了さ
せる。
以上の手順によれば、レリーズ釦の半押し操作に連動
するスイッチSW1オンによりステップS1で測距情報の記
憶が行われ、フォーカスロック保持操作釦の操作による
スイッチSW3のオンがステップS3で判定されると、ステ
ップS4〜S6を通過してステップS7でファインダ内のLED1
5が点滅するとともに、ステップS301でフォーカスロッ
クタイマーがスタートし、その後ステップS8〜S12を通
過してステップS3に戻り、スイッチSW3がオンしていな
ければステップS25,S28,S29,S302,S8〜S12と進みステッ
プS3に戻る。その後スイッチSW2,SW3がオンされなけれ
ば処理はステップS3,S25,S28,S302,S8〜S12,S3のループ
を回ることになる。
このループ内には半押しスイッチSW1の状態の判定が
ないので、フォーカスロック保持操作がなされた後にレ
リーズ釦の半押し操作を解除してもフォーカスロック状
態が保持されるとともに、再び半押し操作しても測距デ
ータの読み込みおよび記憶は行われない。すなわちフォ
ーカスロックの状態保持が行われる。
また、この状態において、フォーカスロック状態の保
持開始から所定時間が経過すると、この処理は上述のル
ープを抜けステップS302からステップS27に進み、LED15
が点灯する。その後、ステップS8が否定されステップS3
1で半押しスイッチSW1がオンしていないことが判定され
るとステップS34でフォーカスロック保持フラグFLHをリ
セットして処理を終了させる。すなわち、フォーカスロ
ックの保持が解除される。これによれば、フォーカスロ
ックの保持を行ったもののフォーカスロック撮影を行わ
ない場合、例えば他人に撮影を依頼したが断られたよう
な場合に、フォーカスロック保持の解除操作を行わなく
ても、所定時間が経過すると自動的にフォーカスロック
状態の保持が解除されるので、操作性が向上する。
さらに、上述したステップS3,S25,S28,S302,S8〜S12,
S3のループを回っているときにフォーカスロック保持釦
が再投入操作されてスイッチSW3が再びオンすると処理
は上述のループを抜けステップS3からステップS4に進
み、ステップS21でフォーカスロック保持フラグFLHのリ
セットおよびLED15の点滅→点灯を行い、さらにステッ
プS22でフォーカスロック保持リセットフラグFLRのセッ
トを行い、半押しスイッチSW1がオフならば、ステップS
8,S31,S34を通過して終了する。すなわち、所定時間が
経過していなくてもフォーカスロックの状態の保持が解
除される。
さらにまた、フォーカスロック状態が保持されかつレ
リーズ釦が半押しされているとき、フォーカスロック保
持釦を操作すると、処理は上述のループを抜け、ステッ
プS3からステップS4,S21〜S24に進み、ステップS24で新
たな測距情報を読み込み記憶し、ステップS8,S31,S9〜S
12,S3,S25〜S27,S8…のループを回る。この状態で再び
フォーカスロック保持操作部材が操作されると、上述と
同様にステップS3からステップS4…のループに入り再び
フォーカスロックの状態が保持される。
また、ステップS9で撮影レンズバリアの開閉に連動す
る電源スイッチSW6がオフしている場合には、ステップS
34に進んでフォーカスロック保持フラグFLHをリセット
して処理が終了する。すなわち、フォーカスロックの状
態保持が解除される。また、ステップS10の巻き戻しス
イッチSW5のオンが判定された場合もステップS32,S33を
通ってフォーカスロックの状態保持が解除される。さら
に、ステップS12で全押しスイッチSW2のオンが判定され
た場合も、撮影処理とともにフォーカスロックの状態保
持が解除される。
以上の実施例では、半押し操作とともにフォーカスロ
ック保持操作部材を操作することによりフォーカスロッ
ク状態を保持せしめた場合について説明したが、次に、
第2図および第4図に基づいて、予めフォーカスロック
保持操作部材をオン操作してフォーカスロック保持のモ
ードを設定し、その後でレリーズ釦が半押しされるとフ
ォーカスロック状態が保持される場合について説明す
る。
第2図において表示回路13には、LED15とともに液晶
表示装置25が接続されており、フォーカスロック保持モ
ードであるか否かの表示を行う。
第4図において、このプログラムは撮影レンズバリア
に連動した電源スイッチSW6がオンすると起動され、ま
ずステップS51でノーマルタイマをスタートさせる。次
にステップS52で電源スイッチSW6がオンであるか否かを
判定し、否定判定されると処理を終了させ、肯定判定さ
れるとステップS53に進む。ステップS53では半押しスイ
ッチSW1がオンか否かを判定し、否定判定されるとステ
ップS54でスイッチSW3がオンか否かを判定する。ステッ
プS54が否定されるとステップS55に進み、ノーマルタイ
マスタート後に所定時間が経過したか否かを判定する。
否定判定されるとステップS52に戻り、肯定判定される
と処理を終了させる。
ステップS54でフォーカスロック保持スイッチSW3のオ
ンが判定されるとステップS56に進み、上述したと同様
なフォーカスロックを保持するモード(フォーカスロッ
ク保持モード)が設定されているか否かを判定する。否
定判定されるとステップS57でフォーカスロック保持モ
ードを設定するとともに、ステップS101において、フォ
ーカスロック保持モード表示を液晶表示装置25で行い、
さらにステップS401でフォーカスロックタイマーをスタ
ートさせてステップS59に進む。ステップS56が肯定判定
されるとステップS58でフォーカスロックの保持を行わ
ない通常モードを設定するとともに、ステップS102にお
いて通常モード表示を液晶表示装置25で行いステップS5
9に進む。ステップS59ではフォーカスロック保持スイッ
チSW3がオンか否かを判定し、肯定判定されると、否定
判定されるまでステップS59に留まり否定判定されると
ステップS51に戻る。
ここで、ステップS53において半押しスイッチSW1のオ
ンが判定されると、ステップS61で測距情報を読み込み
記憶領域に記憶し、ステップS103でフォーカスロック保
持モードであるか否かを判定する。ステップS103が肯定
されるとステップS104でファインダ内のLED15を点滅さ
せステップS62へ進み、否定されるとステップS105でフ
ァインダ内LED15を点灯させてステップS62へ進む。ステ
ップS62では、電子閃光装置の発光が必要か否かを決定
し、次いでステップS63に進む。
ステップS63では全押しスイッチSW2がオンか否かを判
定し、否定されるとステップS64に進む。ステップS64で
は半押しスイッチSW1がオンされているか否かを判定
し、肯定判定されるとステップS63に戻り、否定判定さ
れるとステップS65に進む。ステップS65では電源スイッ
チSW6がオンか否かを判定する。否定判定されると処理
を終了させ、肯定判定されるとステップS66でスイッチS
W3がオンか否かを判定する。ステップS66が肯定される
とステップS56に進み、否定されるとステップS67でフォ
ーカスロック保持モードであるか否かを判定する。ステ
ップS67が肯定されるとステップS402に進み、否定され
るとステップS51に戻る。
ステップS402では、フォーカスロックタイマーがスタ
ートしてから所定時間が経過したか否かを判定し、否定
されるとステップS63に戻り、肯定されるとステップS40
3で通常モードを設定するとともに、ステップS404で通
常モードの表示を液晶表示装置25で行い、その後、ステ
ップS51に戻る。
そしてステップS63で全押しスイッチSW2のオンが判定
されると、ステップS106でファインダ内LED15を消灯
し、ステップS68で測光回路2からの輝度情報を読み込
んでステップS69に進む。
ステップS69では、ステップS61で記憶された測距情報
に基づいてレンズ移動量を演算し、その演算結果に基づ
いてモータ駆動回路11を介してモータ9により撮影レン
ズをフォーカシング位置まで駆動する。次いでステップ
S70において、ステップS68で読み込んだ輝度情報等に基
づいて露出値を演算し、その演算結果に基づいて露出制
御回路12を介して絞りやシャッタ等の露出制御部材を駆
動して撮影を行う。その後、ステップS71でモータ駆動
回路11を介してモータ10によりフィルムを1駒巻き上げ
てステップS72に進む。ステップS72では通常モードに設
定し、次いでステップS107で通常モード表示を液晶表示
装置25で行ってステップS51に戻る。
また、第5図〜第8図は、種々の変形例を示すフロー
チャートであり、それぞれ第3図または第4図と同様な
ステップには同一の符号を付す。
第5図において、ステップS12で全押しスイッチSW2の
オンが肯定された場合には、フォーカスロック保持フラ
グFLHをリセットせずにステップS14に進む。そしてステ
ップS14〜S17の処理の後、ステップS18が否定されると
ステップS501でフォーカスロックタイマーがスタートし
てから所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ
S501が肯定されるとステップS502でフォーカスロック保
持フラグをリセットして処理を終了させ、否定されると
ステップS3に戻り、ステップS3以降の処理を行う。さら
に、ステップS31,S9が否定されるとステップS502に進
み、ステップS10が否定されるとステップS33を通過して
ステップS502に進む。
これによれば、フォーカスロック状態の保持後、所定
時間が経過するまでは、スイッチSW2のオンによる撮影
処理が行われてもフォーカスロックの保持が続くので、
上述の実施例の効果に加えて、例えば第三者に複数枚連
続して撮影を依頼する際にその都度フォーカスロック保
持操作を行わなくてすみ、操作性がさらに向上する。
また、第6図は、フォーカスロックが保持されている
ときに連写撮影を行う際の処理手順を示す。
第2図において、CPU1には連写スイッチSW7が接続さ
れるとともに、表示回路13には、ファインダ内の連写モ
ード表示用LED16が接続されている。連写スイッチSW7
は、図示せぬ連写モード設定釦の操作に連動してオンす
るスイッチであり、CPU1は、スイッチSW7がオンする
と、LED16を点灯させるとともに、連写モードを設定す
る。この連写モード設定時に全押しスイッチSW2がオン
されると、オンされている間は複数回連続してシャッタ
レリーズが行われる。
第6図において、半押しスイッチSW1またはセルフス
イッチSW4がオンするとこのプログラムが実行され、ま
ず、ステップS601で連写モードが設定されているか否か
を判定する。否定判定されるとステップS1に進み、肯定
判定されるとステップS602で連写モード表示用LED16
(第2図)を点灯させてからステップS1に進む。
また、ステップS12が否定されると、ステップS603に
進み、連写モードが設定されているか否かを判定する。
ステップS603が否定されるとステップS3に戻り、肯定さ
れるとステップS604に進む。ステップS604では、半押し
スイッチSW1がオンか否かを判定し、肯定判定されると
ステップS12に戻り、否定判定されるとステップS608に
進む。
さらに、ステップS18が否定されるとステップS605でL
ED15が点滅しているか否かを判定する。ステップS605が
肯定されるとステップS606で連写モードが設定されてい
るか否かを判定し、肯定判定されるとステップS12に戻
り、否定判定されるとステップS607に進む。ステップS6
07では、ステップS301でフォーカスロックタイマーがス
タートしてから所定時間が経過したか否かを判定する。
否定判定されるとステップS3に戻り、肯定判定されると
ステップS608でフォーカスロック保持フラグFLHをリセ
ットして処理を終了させる。
一方、ステップS605が否定されるとステップS609で連
写モードが設定されているか否かを判定し、肯定判定さ
れるとステップS1に戻り、否定判定されるとステップS6
08に進む。
以上の手順によれば、連写モード設定時にフォーカス
ロック状態の保持操作が行われなかった場合には、ステ
ップS13〜S17の撮影後にステップS18が否定されると、
ステップS605が否定され、次いでステップS609が肯定さ
れてステップS1に戻り、ステップS1以下の処理を繰り返
す。すなわち、連写時の各駒の撮影毎に測距が行われ
る。これに対して連写モード時にフォーカスロック状態
の保持操作が行われた場合には、ステップS18が否定さ
れた後、ステップS605が肯定され、次いでステップS606
が肯定されてステップS12に戻る。すなわち、各駒の撮
影毎に測距は行われず、最初に記憶された測距情報に基
づいて連写が行われる。したがって、連写を行う際にフ
ォーカスロック保持操作を行えば、測距を行わない分だ
け各駒の撮影間隔が短くなり連写のスピード化が図れ
る。
さらに、第7図は、フォーカスロック保持の解除に伴
って撮影レンズを沈胴位置(初期位置)に設定する手順
を示している。
撮影レンズバリアに連動するスイッチSW6がオンされ
るとこのプログラムが起動され、まずステップS701で撮
影レンズが、カメラ本体内部に退避する沈胴位置に位置
しているか否かを判定する。否定判定されるとステップ
S703に進み、肯定判定されるとステップS702で撮影レン
ズを撮影位置に駆動せしめてからステップS703に進む。
撮影位置とは、例えば広角位置あるいは望遠位置などの
撮影可能な位置である。ステップS703では半押しスイッ
チSW1またはセルフスイッチSW4がオンされているか否か
を判定する。肯定判定されるとステップS1に進み、否定
判定されるとステップS704でスイッチSW6がオンか否か
を判定する。ステップS704が肯定されるとステップS703
に戻り、否定されるとステップS705で撮影レンズを沈胴
位置に駆動して処理を終了させる。
また、ステップS302で、フォーカスロックタイマーが
スタートしてから所定時間が経過したことが判定される
と、ステップS706でフォーカスロック保持フラグFLHを
リセットした後、ステップS707で撮影レンズを沈胴位置
まで駆動して処理を終了させる。
さらに、ステップS9で電源スイッチSW6がオンされて
いないことが判定されると、ステップS34でフォーカス
ロック保持フラグFLHをリセットするとともにステップS
708で撮影レンズを沈胴位置に駆動して処理を終了させ
る。さらにまた、ステップS10でスイッチSW5のオンが肯
定された場合も、ステップS32でフォーカスロック保持
フラグFLHをリセットするとともにステップS709で撮影
レンズを沈胴位置に駆動し、その後ステップS33でフィ
ルムを巻き戻して処理を終了させる。また、ステップS1
8でフィルムが終端まで巻き上げられたことが判定され
たときもステップS710で撮影レンズを沈胴位置まで駆動
した後、ステップS19でフィルムを巻き戻して処理を終
了させる。
なお、ステップS18が否定されるとステップS711でス
イッチSW6の状態を判定し、オンであればステップS1に
戻り、オフであれば処理を終了させる。
以上によれば、フォーカスロックの状態が保持されて
から所定時間が経過すると、フォーカスロック状態の保
持が解除されるとともに撮影レンズが沈胴位置に駆動さ
れてCPU1の制御が終了するので、例えば、第三者に撮影
を依頼したが撮影を行う前に所定時間が経過してフォー
カスロック保持モードが解除されてしまった場合には撮
影が不能となり、誤って不所望な写真が撮影されること
がない。また、撮影レンズが沈胴位置に駆動されること
でフォーカスロック保持モードが解除されたことが容易
に分かる。
なお、所定時間が経過してフォーカスロック保持モー
ドが解除された場合、撮影レンズの移動は行わず、CPU1
の処理を終了させるのみでもよい。
また、第8図は、電源スイッチSW6がオフ状態でもフ
ォーカスロック保持スイッチSW3がオンされたときの処
理を示す。
第8図において、電源スイッチSW6またはフォーカス
ロック保持スイッチSW3がオンするとこのプログラムが
起動され、まず、ステップS801でフォーカスロッツ保持
スイッチSW3がオンか否かを判定する。否定判定される
とステップS806に進み、肯定判定されるとステップS802
でフォーカスロック保持モードが設定されているか否か
を判定する。ステップS802が肯定されるとステップS803
が通常モードを設定するとともに、ステップS804で通常
モードの表示を液晶表示装置25(第2図)にて行い、ス
テップS802が否定されるとステップS817でフォーカスロ
ック保持モードを設定するとともにステップS818でフォ
ーカスロック保持モードの表示を行ってそれぞれステッ
プS805に進む。
ステップS805では、スイッチSW3がオンか否かを判定
し、否定判定されると肯定判定されるまでステップS805
に留まり、その後ステップS806に進む。ステップS806で
は、フォーカスロック保持モードが設定されているか否
かを判定し、肯定判定されるとステップS807に進む。ス
テップS807ではフォーカスロックタイマーをスタートさ
せ、次いでステップS808で測距情報を読み込んで記憶
し、ステップS809に進む。ステップS809ではLED15(第
2図)を点滅させ、次いでステップS810で閃光装置の発
光が必要か否かを決定する処理を行い、ステップS811に
進む。ステップS811では、全押しスイッチSW2がオンか
否かを判定し、肯定判定されるとステップS812に進む。
ステップS812では、測光回路2からの測光情報を読み
込み、次いでステップS813において、ステップS808で記
憶された測距情報に基づいてレンズ駆動量を演算し、そ
の演算結果に基づいてモータ駆動回路11を介してモータ
9により撮影レンズをフォーカシング位置まで駆動す
る。次いでステップS814において、ステップS812で読み
込んだ輝度情報等に基づいて露出値を演算し、その演算
結果に基づいて露出制御回路12を介して絞りやシャッタ
等の露出制御部材を駆動して撮影を行う。その後、ステ
ップS815でモータ駆動回路11を介してモータ10によりフ
ィルムを1駒巻き上げてステップS816に進む。ステップ
S816では、スイッチSW6がオンか否かを判定し、肯定判
定されると処理を終了させ、否定判定されるとステップ
S801に戻る。
また、ステップS811が否定されると、ステップS828で
スイッチSW3がオンか否かを判定する。ステップS828が
肯定されるとステップS802に戻り、否定されるとステッ
プS829でフォーカスロックタイマーがスタートしてから
所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS829が
肯定されると処理を終了させ、否定されるとステップS8
11に戻る。
一方、ステップS806でフォーカスロック保持モードで
ないと判定されると、ステップS819に進み、ノーマルタ
イマーをスタートさせる。次いでステップS820でスイッ
チSW3がオンか否かを判定し、肯定判定されるとステッ
プS802に戻り、否定判定されるとステップS821に進む。
ステップS821では、半押しスイッチSW1がオンか否かを
判定し、否定判定されるとステップS822に進む。ステッ
プS822では、ノーマルタイマーが計時開始してから所定
時間が経過したか否かを判定し、肯定判定されると処理
を終了させ、否定判定されるとステップS820に戻る。
ステップS821が肯定されるとステップS823に進み、測
距回路3からの測距情報を読み込み記憶する。次いでス
テップS824でLED15を点灯させる。次いでステップS825
で閃光装置の発光が必要か否かを決定する処理を行ない
ステップS826に進む。ステップS826では、全押しスイッ
チSW2がオンか否かを判定し、肯定判定されるとステッ
プS812に進み、否定判定されるとステップS827に進む。
ステップS827では半押しスイッチSW1がオンか否かを判
定し、肯定されるとステップS826に戻り、否定されると
ステップS816に進む。
以上によれば、電源スイッチSW6がオフの状態でもフ
ォーカスロック保持釦を操作すると、CPU1が作動し、ス
テップS801が肯定された後、ステップS802,S817,S808,S
805〜S807を通過してステップS808で測距情報の記憶が
行われ、その後スイッチSW2,SW3がオンされない限り処
理は、ステップS809〜S811に進み、ステップS811,S828,
S829,S811…のループを回る。このループ内には半押し
スイッチSW1の状態判定がないから、レリーズ釦の半押
し操作を解除してもフォーカスロックの状態が保持され
る。これにより電源スイッチSW6のオン操作が省略でき
操作性が向上する。
なお、以上では、レリーズ釦の半押し操作により測距
回路2からの測距情報を記憶し、その後レリーズ釦の全
押し操作により、記憶された測距情報に基づいて撮影レ
ンズをフォーカシング位置まで駆動し、その後シャッタ
レリーズを行うタイプのカメラを示したが、レリーズ釦
の半押し操作により、測距回路2からの測距情報に基づ
いて撮影レンズをフォーカシング位置まで駆動してその
位置で固定し、その後レリーズ釦の全押し操作に応答し
てシャッタレリーズを行うタイプのカメラにも本発明を
適用できる。
また、一眼レフカメラのTTL自動焦点調節装置のよう
に、測距情報に代え、被写体の結像面と予定結像面との
ずれ量とその方向を示す焦点調節情報を検出するカメラ
にも、本発明を同様に適用できる。その場合には、焦点
調節情報によって撮影レンズをフォーカシング位置まで
駆動してその位置で固定してフォーカスロックを行う。
更に、フォーカスロックの状態が保持されているとき
には、ファインダ内のLEDを点滅させるようにしたが、
これに加えてカメラ前面に配設されてセルフタイマ撮影
の際に点灯または点滅する表示部をも点滅させるように
すれば、撮影の依頼者側(被撮影者側)からフォーカス
ロックの保持が確認できる。この場合、セルフタイマ撮
影と区別するために点滅周期あるいはデューティを変化
させればよい。
G.発明の効果 本発明は、フォーカスロック保持操作部材の操作によ
り、少なくとも所定時間が経過するまでの間は、レリー
ズ操作部材の半押し操作解除後もフォーカスロック状態
の保持を可能とし、その後レリーズ操作部材が半押し操
作されても再測距しないようにしたので、第三者に撮影
を依頼する際、事前に所望の被写体に合焦するようフォ
ーカスロックを行うとともにその状態を保持してからカ
メラを渡せば、フォーカスロック撮影を知らない第三者
でもレリーズ釦を押すだけで所望の被写体にピントが合
った写真が得られる。また、所定時間経過後にはフォー
カスロックの状態保持が自動的に解除されるので、例え
ば第三者に撮影を断られた場合等、撮影が行われなかっ
たときにフォーカスロック状態保持の解除操作を行う必
要がなく操作性が向上する。さらに、シャッタレリーズ
がなされると所定時間が経過する前であってもフォーカ
スロックの保持が解除されるので、次回に異なる被写体
を撮影する場合に、フォーカスロック保持の解除操作を
行わなくてもピントのずれた写真となるのを防止でき
る。
請求項3の発明によれば、計時中はフォーカスロック
保持手段の作動を許容し、少なくとも所定時間が経過し
たときにはフォーカスロック保持手段の作動を停止せし
めるとともに、フォーカスロック保持手段の作動の停止
に伴って、以降のシャッタレリーズを禁止するようにし
たので、例えば第三者に撮影を依頼したが撮影を行う前
に所定時間が経過してフォーカスロック保持モードが解
除されてしまった場合に撮影が不能となり、誤って不所
望な写真が撮影されることがない。
請求項4の発明によれば、計時手段の計時中はフォー
カスロック保持手段の作動を許容し、少なくとも所定時
間が経過したときにはフォーカスロック保持手段の作動
を停止せしめるとともに、電源スイッチがオフであって
もフォーカスロック保持操作部材が操作されると計時手
段および制御手段を作動させるようにしたので、フォー
カスロックを保持して撮影を行う際に電源スイッチのオ
ン操作を省略でき、操作性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図および第3図は本発明の一実施例を示し、第2図
は本発明に係るカメラの動作制御装置のブロック図、第
3図は処理手順を示すフローチャート、第4図〜第8図
は処理手順の変形例を示すフローチャートである。 1:CPU 3:測距回路 101:焦点調節情報検出手段 102:レリーズ操作部材 103:フォーカスロック手段 104:フォーカスロック保持操作部材 105:フォーカスロック保持手段 106:計時手段 107:制御手段 SW1〜SW7:スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 片山 彰 東京都品川区西大井1丁目6番3号 株 式会社ニコン大井製作所内 (56)参考文献 特開 昭61−130932(JP,A) 特開 昭58−132735(JP,A) 特開 昭61−279830(JP,A) 特開 昭63−23115(JP,A) 特開 昭64−96638(JP,A) 実開 平1−88913(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体に撮影レンズを合焦させるための焦
    点調節情報を検出する焦点調節情報検出手段と、 レリーズ操作部材が半押し操作されると出力される半押
    し信号により前記焦点調節情報検出手段を作動せしめ、
    前記焦点調節情報に基づいてフォーカスロックを行うフ
    ォーカスロック手段と、 前記フォーカスロックの状態を保持するために操作する
    フォーカスロック保持操作部材と、 該フォーカスロック保持操作部材の操作により、前記レ
    リーズ操作部材の半押し操作が解除された後も前記フォ
    ーカスロックの状態を保持し、半押し操作に伴う前記半
    押し信号を受け付けないようにするフォーカスロック保
    持手段と、 所定時間の計時を行う計時手段と、 前記計時手段の計時中は前記フォーカスロック保持手段
    の作動を許容し、少なくとも前記所定時間が経過したと
    きには該フォーカスロック保持手段の作動を停止せしめ
    るとともに、前記所定時間の計時中にシャッタレリーズ
    がなされると前記所定時間が経過する前であっても前記
    フォーカスロック保持手段の作動を停止せしめる制御手
    段とを具備することを特徴とするカメラの動作制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記フォーカスロック保
    持手段の作動の停止に伴って撮影レンズを初期位置に設
    定することを特徴とする請求項1に記載のカメラの動作
    制御装置。
  3. 【請求項3】被写体に撮影レンズを合焦させるための焦
    点調節情報を検出する焦点調節情報検出手段と、 レリーズ操作部材が半押し操作されると出力される半押
    し信号により前記焦点調節情報検出手段を作動せしめ、
    前記焦点調節情報に基づいてフォーカスロックを行うフ
    ォーカスロック手段と、 前記フォーカスロックの状態を保持するために操作する
    フォーカスロック保持操作部材と、 該フォーカスロック保持操作部材の操作により、前記レ
    リーズ操作部材の半押し操作が解除された後も前記フォ
    ーカスロックの状態を保持し、半押し操作に伴う前記半
    押し信号を受け付けないようにするフォーカスロック保
    持手段と、 所定時間の計時を行う計時手段と、 前記計時手段の計時中は前記フォーカスロック保持手段
    の作動を許容し、少なくとも前記所定時間が経過したと
    きには該フォーカスロック保持手段の作動を停止せしめ
    るとともに、前記フォーカスロック保持手段の作動の停
    止に伴って、以降のシャッタレリーズを禁止する制御手
    段とを具備することを特徴とするカメラの動作制御装
    置。
  4. 【請求項4】被写体に撮影レンズを合焦させるための焦
    点調節情報を検出する焦点調節情報検出手段と、 レリーズ操作部材が半押し操作されると出力される半押
    し信号により前記焦点調節情報検出手段を作動せしめ、
    前記焦点調節情報に基づいてフォーカスロックを行うフ
    ォーカスロック手段と、 前記フォーカスロックの状態を保持するために操作する
    フォーカスロック保持操作部材と、 該フォーカスロック保持操作部材の操作により、前記レ
    リーズ操作部材の半押し操作が解除された後も前記フォ
    ーカスロックの状態を保持し、半押し操作に伴う前記半
    押し信号を受け付けないようにするフォーカスロック保
    持手段と、 所定時間の計時を行う計時手段と、 前記計時手段の計時中は前記フォーカスロック保持手段
    の作動を許容し、少なくとも前記所定時間が経過したと
    きには該フォーカスロック保持手段の作動を停止せしめ
    る制御手段と、 オン状態で装置に電源を供給する電源スイッチとを備
    え、 該電源スイッチがオフであっても前記フォーカスロック
    保持操作部材が操作されると前記計時手段および制御手
    段が作動することを特徴とするカメラの動作制御装置。
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US07/653,475 US5216459A (en) 1988-02-10 1991-02-11 Operation control device for a camera
US08/049,782 US5367353A (en) 1988-02-10 1993-04-21 Operation control device for a camera
US08/808,500 US5721981A (en) 1988-02-10 1997-02-27 Operation control device for a camera

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