JP6182857B2 - 道路橋用遮音部材 - Google Patents

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Description

本発明は道路橋用遮音部材に関する。
高架の道路や橋梁(以下道路橋という)においては、温度変化などによる床版の伸縮を吸収するために、床版間の遊間や、床版と橋台との間の遊間を道路橋用伸縮装置を介して接続する。
そのため、道路橋上を走行する車両が、道路橋用伸縮装置を通過する際に発する騒音が、上記の遊間を下方へ伝播して拡散し、周辺住民に騒音被害を与えるという問題があった。
そこで、道路橋用伸縮装置の下方において、2つの主桁の互いに対向する端面間の遊間、あるいは、互いに対向する主桁の端面と橋台の端面との間の遊間に板状の発泡体を上下方向に積層してなる道路橋用遮音部材を設けることで騒音を遮蔽することが行われている(特許文献1参照)。
特開2009−293248号公報
しかしながら、上記従来技術では、道路橋用遮音部材が発泡体のみから構成されていることから遮音効果の向上を図るためには、発泡体の厚さを大きくする必要があり、発泡体の厚さが大きくなるほど、材料コストがかかる不都合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コストの低減を図りつつ遮音効果の向上を図る上で有利な道路橋用遮音部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、道路橋を構成する要素の互いに対向する端面間の遊間に配置される道路橋用遮音部材であって、互いに間隔をおいて配置されたゴムシートからなる第1遮音層および第2遮音層と、前記第1遮音層と前記第2遮音層との間に配置されたウレタンフォームからなる吸音層とを備え、幅と厚さを有する断面が矩形に形成され、前記第1遮音層を上に前記第2遮音層を下に向け幅方向を橋軸方向に向けて前記遊間に挿入され、少なくとも前記第1遮音層と前記吸音層とは、前記互いに対向する端面により橋軸方向に圧縮された状態で前記遊間に配置され、前記第1遮音層と前記吸音層との間、および、前記第2遮音層と前記吸音層との間に、それらを接着する接着領域と、それらを接着させない非接着領域とが前記幅方向に並べられて設けられ、前記第1遮音層と前記吸音層との間、および、前記第2遮音層と前記吸音層との間で少なくとも前記幅方向の両端と前記幅方向の中間部に前記接着領域が位置していることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、道路橋を構成する要素の互いに対向する端面間の遊間に配置される道路橋用遮音部材であって、互いに間隔をおいて配置されたゴムシートからなる第1遮音層および第2遮音層と、前記第1遮音層と前記第2遮音層との間に配置されたウレタンフォームからなる吸音層とを備え、幅と厚さを有する断面が矩形に形成され、前記第1遮音層を上に前記第2遮音層を下に向け幅方向を橋軸方向に向けて前記遊間に挿入され、少なくとも前記第1遮音層と前記吸音層とは、前記互いに対向する端面により橋軸方向に圧縮された状態で前記遊間に配置され、前記第1遮音層の幅方向の両端から前記第2遮音層に向かって延在し前記第2遮音層に接続される一対の側面壁が設けられ、前記第2遮音層の幅方向の両端は、前記一対の側面壁よりも前記幅方向に突出した取り付け部として形成され、前記吸音層は、前記第1遮音層と前記第2遮音層と前記一対の側面壁とで囲まれた空間に配置され、前記第1遮音層を上に前記第2遮音層を下に向け前記幅方向を橋軸方向に向けて前記第1遮音層、前記一対の側面壁、前記吸音層が前記遊間に挿入され、前記第1遮音層と前記吸音層とは、前記互いに対向する端面により橋軸方向に圧縮された状態で前記遊間に配置され、前記第2遮音層の幅方向の両端の前記取り付け部は、前記互いに対向する端面に続く下面に取着されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、道路橋を構成する要素の互いに対向する端面間の遊間に配置される道路橋用遮音部材であって、互いに間隔をおいて配置されたゴムシートからなる第1遮音層および第2遮音層と、前記第1遮音層と前記第2遮音層との間に配置されたウレタンフォームからなる吸音層とを備え、幅と厚さを有する断面が矩形に形成され、前記第1遮音層を上に前記第2遮音層を下に向け幅方向を橋軸方向に向けて前記遊間に挿入され、少なくとも前記第1遮音層と前記吸音層とは、前記互いに対向する端面により橋軸方向に圧縮された状態で前記遊間に配置され、前記第1遮音層の幅方向の両端から前記第2遮音層に向かって延在し前記第2遮音層の下方に突出する一対の側面壁が設けられ、前記一対の側面壁が前記第2遮音層の下方に突出する箇所は、取り付け部として形成され、前記吸音層は、前記第1遮音層と前記第2遮音層と前記一対の側面壁とで囲まれた空間に配置され、前記第1遮音層を上に前記第2遮音層を下に向け前記幅方向を橋軸方向に向けて前記第1遮音層、前記一対の側面壁、前記吸音層、前記第2遮音層が前記遊間に挿入され、前記第1遮音層と前記第2遮音層と前記吸音層とは、前記互いに対向する端面により橋軸方向に圧縮された状態で前記遊間に配置され、前記一対の側面壁の前記取り付け部は、前記互いに対向する端面に取着されることを特徴とする。
本発明によれば、ゴムシートからなる第1遮音層と第2遮音層との間に配置されたウレタンフォームからなる吸音層とを備えた。
したがって、従来技術のように単に発泡体を積層した構成に比較して、第1遮音層と第2遮音層による遮音効果と吸音層による吸音効果とを確保することで遮音効果を格段に高める上で有利となる。また、従来技術のように遮音効果を向上させるために発泡体の厚さを大きくする必要がないため、コストの低減を図る上で有利となる。
第1の実施の形態における道路橋用遮音部材10Aの断面図である。 第1の実施の形態における道路橋用遮音部材10Aを設置した例を示す断面図である。 第1の実施の形態の変形例における道路橋用遮音部材10Aの断面図である。 第2の実施の形態における道路橋用遮音部材10Bの断面図である。 第2の実施の形態における道路橋用遮音部材10Bを設置した例を示す断面図である。 第2の実施の形態の第1変形例における道路橋用遮音部材10Bの断面図である。 第2の実施の形態の第2変形例における道路橋用遮音部材10Bの断面図である。 第2の実施の形態の第3変形例における道路橋用遮音部材10Bの断面図である。 第3の実施の形態における道路橋用遮音部材10Cの断面図である。 第3の実施の形態における道路橋用遮音部材10Cを設置した例を示す断面図である。 第3の実施の形態の変形例における道路橋用遮音部材10Cの断面図である。 第4の実施の形態における道路橋用遮音部材10Dの断面図である。 第4の実施の形態における道路橋用遮音部材10Dを設置した例を示す断面図である。 第4の実施の形態の変形例における道路橋用遮音部材10Dの断面図である。 第5の実施の形態における道路橋用遮音部材10Eの断面図である。 第5の実施の形態における道路橋用遮音部材10Eを設置した例を示す断面図である。 第5の実施の形態の変形例における道路橋用遮音部材10Eの断面図である。
(第1の実施の形態)
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2に示すように、道路橋2は、橋脚によって支持された多数の主桁4が橋軸方向に並べられて構成されており、それら主桁4の上に路面を構成する床版6が設けられている。
対向する床版6の端面6Aの間の遊間、あるいは、対向する床版6の端面6Aと橋台の端面(壁面)との間の遊間に床版6の伸縮を吸収する従来公知の道路橋用伸縮装置8が設置されている。
道路橋用伸縮装置8は、ゴムや鉄板などの部材が組み合わされて構成されており、この部分を車両が通過することによって衝撃騒音が発生する。
道路橋用遮音部材10Aは、道路橋用伸縮装置8の下方で道路橋2を構成する要素の互いに対向する端面間の遊間に配置され、車両の道路橋用伸縮装置8通過時の衝撃騒音を遮音するものである。
ここで、道路橋2を構成する要素の互いに対向する端面間の遊間とは、2つの主桁4の互いに対向する端面4A間の遊間5、あるいは、互いに対向する主桁4の端面4Aと橋台の端面(側壁)との間の遊間である。
本実施の形態では、道路橋用遮音部材10Aは、2つの主桁4の互いに対向する端面4A間の遊間5に配置されている場合について説明する。
図1に示すように、本実施の形態の道路橋用遮音部材10Aは、第1遮音層12Aと、第2遮音層12Bと、吸音層14とを備え、幅と厚さを有する断面が矩形を呈している。したがって、道路橋用遮音部材10Aは、断面が矩形の細長形状を呈し、橋軸方向と直交する方向で遊間5の全長にわたって延在している。
第1遮音層12Aおよび第2遮音層12Bは、互いに間隔をおいて配置され同一幅で同一長さを有し均一厚さの矩形板状のゴムシートから構成されている。
ゴムシートは、弾性変形可能でかつ遮音性能に優れたものであればよく、このような材料として、例えば、クロロプレンゴムによって形成されたゴムシートが使用可能である。
ゴムシートは、布入ゴムシートであっても布が入らないゴムシートであっても遮音性能は変わらないが、遮音層に布入ゴムシートを用いると、耐久性および強度を確保する上で有利となる。
第1遮音層12Aおよび第2遮音層12Bの厚さは2mm以上3mm以下であることが道路橋用遮音部材10Aのコストを抑制しつつ遮音性能を確保する上で好ましい。
また、第1遮音層12Aおよび第2遮音層12Bの密度は1.2g/cm以上1.5g/cm以下であることが道路橋用遮音部材10Aの軽量化を確保しつつ遮音性能を確保する上で好ましい。
吸音層14は、第1遮音層12Aと第2遮音層12Bとの間に配置され第1遮音層12Aおよび第2遮音層12Bと同一幅で同一長さを有し均一厚さの矩形板状のウレタンフォームから構成されている。ウレタンフォームは、弾性変形可能でかつ吸音性能に優れた材料である。
本実施の形態では、吸音層14の厚さ方向の一方の面の全域を覆うように第1遮音層12Aが接着剤により取着され、吸音層14の厚さ方向の他方の面の全域を覆うように第2遮音層12Bが接着剤により取着されている。
吸音層14の厚さは190mm以上700mm以下であることが、道路橋用遮音部材10Aのコストを抑制しつつ遮音性能を確保する上で好ましい。
吸音層14の密度は20kg/m以上35kg/m以下であることが道路橋用遮音部材10Aの軽量化を確保しつつ遮音性能を確保する上で好ましい。
また、第1遮音層12Aと第2遮音層12Bと吸音層14の幅は、主桁4の遊間5の最大幅以上とすることが、主桁4の収縮が発生した場合に道路橋用遮音部材10Aの両端部と主桁4の端面4Aとの間を隙間なく弾接させることができ好ましい。
次に、道路橋用遮音部材10Aの取り付け方法について説明する。
図2に示すように、道路橋用遮音部材10Aの第1遮音層12Aを上に第2遮音層12Bを下に向け幅方向を橋軸方向に向けて端面4A間の遊間5に挿入する。
これにより、第1遮音層12Aと第2遮音層12Bと吸音層14は、互いに対向する端面4Aにより橋軸方向に圧縮された状態で遊間に配置される。
この際、第1遮音層12Aと第2遮音層12Bと吸音層14の幅方向の両端部と主桁4の端面4Aとを接着剤を用いて取着すれば、道路橋用遮音部材10Aを安定して配置する上で有利となる。
以上で道路橋用遮音部材10Aの遊間5に対する取り付けが完了する。
なお、上述のように幅方向の両端部を弾接させて道路橋用遮音部材10Aを配置する場合、それらの下方に落下防止用の金具を設けるなど任意である。
次に、作用効果について説明する。
本実施の形態では、ゴムシートからなる第1遮音層12Aと第2遮音層12Bとの間に配置されたウレタンフォームからなる吸音層14とを備え、吸音層14の厚さを190mm以上700mm以下とした。
したがって、従来技術のように単に発泡体を積層した構成に比較して、第1遮音層12Aと第2遮音層12Bによる遮音効果と吸音層14による吸音効果とを確保することで遮音効果を格段に高める上で有利となる。
そのため、道路橋用伸縮装置8の部分を車両が通過することで発生する衝撃騒音が効果的に遮音され、道路橋2の下方における騒音の低下を図る上で有利となる。
また、従来技術のように発泡体のみからなる構成に比べ、発泡体の厚さを大きくすることなく遮音効果が得られることから、コストの低減を図る上で有利となる。
次に図3を参照して第1の実施の形態の変形例について説明する。
第1の実施の形態では、第1、第2遮音層12A、12Bの全面と吸音層14の全面とが接着剤により取着されていたが、この変形例では、全面同士を接着させず、非接着領域を設けている。
すなわち、第1、第2遮音層12A、12Bと吸音層14との間に、それらを接着剤Sで接着する接着領域Bと、それらを接着させない非接着領域UBとが幅方向に並べられて設けられている。
上記の実施の形態では、道路橋用遮音部材10Aを遊間5に挿入する際、第1、第2遮音層12A、12Bの全面が吸音層14に接着されているため、第1、第2遮音層12A、12Bが撓みにくくなっており、道路橋用遮音部材10Aの遊間5への挿入作業性に若干の技量を要することになる。
これに対して、第1、第2遮音層12A、12Bと吸音層14との間に非接着領域UBを設けると、非接着領域UBが設けられた第1、第2遮音層12A、12Bの箇所は吸音層14により拘束を受けることがなくなり、撓みやすくなる。したがって、第1、第2遮音層12A、12Bが撓みやすくなることから、道路橋用遮音部材10Aの遊間5への挿入作業性を向上する上で有利となる。
また、この変形例では、第1遮音層12Aと吸音層14との間、および、第2遮音層12Bと吸音層14との間で少なくとも幅方向の両端と幅方向の中間部に接着領域Bが位置している。
非接着領域UBを設ける場合に接着領域Bをこのように配置すると、第1、第2遮音層12A、12Bが吸音層14から離れて広がることがなくなり、運搬時や挿入時の取り扱いに便利となる。
(第2の実施の形態)
次に図4、図5を参照して第2の実施の形態について説明する。
なお、以下の実施の形態では第1の実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符号を付してその説明を省略し、異なった箇所を重点的に説明する。
第2の実施の形態の道路橋用遮音部材10Bは、第1の実施の形態に一対の側面壁16を加えたものである。
すなわち、吸音層14の幅方向の両端に位置する各端面に、それら端面を覆うゴムシートからなる側面壁16が接着剤Sにより取着されている。
側面壁16を構成するゴムシートとしては、第1、第2遮音層12A、12Bと同様なゴム材料が使用可能である。
このような第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な作用、効果が得られることは無論のこと、吸音層14の端面が側面壁16により覆われ、保護されるため、運搬時や挿入時に吸音層14の端面が損傷されることを防止する上で有利となる。
次に図6、図7、図8を参照して第2の実施の形態の変形例について説明する。
第2の実施の形態の変形例は、第1の実施の形態の変形例と同様に、第1、第2遮音層12A、12Bと吸音層14との間に、それらを接着する接着領域Bと、それらを接着させない非接着領域UBとが幅方向に並べられて設けられている。
図6に示す第1変形例では、第1遮音層12Aと吸音層14との間、および、第2遮音層12Bと吸音層14との間で、幅方向の両端と幅方向の中間部に接着領域Bが位置し、それら接着領域Bの間に非接着領域UBが設けられている。
図7に示す第2変形例では、接着領域Bと非接着領域UBとの配置は、図6に示す第1変形例と同様であるが、幅方向の中間に位置する接着領域Bが長く形成され、幅方向の両端に位置する接着領域Bが短く形成されている点が図6に示す第1変形例と異なっている。
図8に示す第3変形例では、第2遮音層12Bと吸音層14との間は、図7に示す第2変形例と同様であるが、第1遮音層12Aと吸音層14との間が図7に示す第2変形例と異なり、幅方向の両端に位置する接着領域Bを省き、非接着領域UBを長く形成している。
このような非接着領域UBを設けることで、第1の実施の形態の変形例と同様に、第1、第2遮音層12A、12Bが撓みやすくなり、道路橋用遮音部材10Aの遊間5への挿入作業性を向上する上で有利となる。
(第3の実施の形態)
次に図9、図10を参照して第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態に、第1遮音層12Aの幅方向の両端と第2遮音層12Bの幅方向の両端とを接続するゴムシートからなる一対の側面壁16を加えたものである。
一対の側面壁16を構成するゴムシートとしては、第1、第2遮音層12A、12Bを構成するゴム材料と同様なものが使用可能である。
吸音層14は、第1遮音層12Aと第2遮音層12Bと一対の側面壁16とで囲まれた空間に配置されている。
このような第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な作用、効果が得られることは無論のこと、吸音層14の端面が側面壁16により覆われ、保護されるため、運搬時や挿入時に吸音層14の端面が損傷されることを防止する上で有利となる。
図11に示す変形例では、第1遮音層12Aと吸音層14との間、および、第2遮音層12Bと吸音層14との間で、幅方向の両端と幅方向の中間部に接着領域Bが位置し、それら接着領域Bの間に非接着領域UBが設けられている。
このような非接着領域UBを設けることで、第1の実施の形態の変形例と同様に、第1、第2遮音層12A、12Bが撓みやすくなり、道路橋用遮音部材10Aの遊間5への挿入作業性を向上する上で有利となる。
(第4の実施の形態)
次に図12、図13を参照して第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態では、第1の実施の形態の第1遮音層12Aの幅方向の両端から第2遮音層12Bに向かって延在し第2遮音層12Bに接続される一対の側面壁16が設けられている。
また、第2遮音層12Bの幅方向の両端は、一対の側面壁16よりも幅方向に突出した取り付け部18として形成されている。
吸音層14は、第1遮音層12Aと第2遮音層12Bと一対の側面壁16とで囲まれた空間に配置されている。
そして、第1遮音層12Aを上に第2遮音層12Bを下に向け幅方向を橋軸方向に向けて第1遮音層12A、一対の側面壁16、吸音層14が遊間5に挿入される。
第1遮音層12Aと吸音層14とは、互いに対向する端面4Aにより橋軸方向に圧縮された状態で遊間5に配置されている。
また、第2遮音層12Bの幅方向の両端の取り付け部18は、互いに対向する端面4Aに続く下面4Bに金具20、ボルト22を介して取着されている。
このような第4の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の作用、効果が奏される。
図14に示す変形例では、第1遮音層12Aと吸音層14との間、および、第2遮音層12Bと吸音層14との間で、幅方向の両端と幅方向の中間部に接着領域Bが位置し、それら接着領域Bの間に非接着領域UBが設けられている。
このような非接着領域UBを設けることで、第1の実施の形態の変形例と同様に、第1、第2遮音層12A、12Bが撓みやすくなり、道路橋用遮音部材10Aの遊間5への挿入作業性を向上する上で有利となる。
(第5の実施の形態)
次に図15、図16を参照して第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態では、第1の実施の形態の第1遮音層12Aの幅方向の両端から第2遮音層12Bに向かって延在し第2遮音層12Bの下方に突出する一対の側面壁16が設けられている。
そして、一対の側面壁16が第2遮音層12Bの下方に突出する箇所は、取り付け部24として形成されている。
吸音層14は、第1遮音層12Aと第2遮音層12Bと一対の側面壁16とで囲まれた空間に配置されている。
そして、第1遮音層12Aを上に第2遮音層12Bを下に向け幅方向を橋軸方向に向けて第1遮音層12A、一対の側面壁16、吸音層14、第2遮音層12Bが遊間5に挿入され、第1遮音層12Aと第2遮音層12Bと吸音層14とは、互いに対向する端面4Aにより橋軸方向に圧縮された状態で遊間5に配置されている。
また、一対の側面壁16の取り付け部24は、互いに対向する端面4Aに、L字状の金具26、ボルト28を介して取着されている。
このような第5の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の作用、効果が奏される。
図17に示す変形例では、第1遮音層12Aと吸音層14との間、および、第2遮音層12Bと吸音層14との間で、幅方向の両端と幅方向の中間部に接着領域Bが位置し、それら接着領域Bの間に非接着領域UBが設けられている。
このような非接着領域UBを設けることで、第1の実施の形態の変形例と同様に、第1、第2遮音層12A、12Bが撓みやすくなり、道路橋用遮音部材10Aの遊間5への挿入作業性を向上する上で有利となる。
4……主桁、4A……端面、5……遊間、10A、10B、10C、10D、10E……道路橋用遮音部材、12A……第1遮音層、12B……第2遮音層、14……吸音層、16……側面壁、18……取り付け部、24……取り付け部、B……接着領域、UB……非接着領域。

Claims (7)

  1. 道路橋を構成する要素の互いに対向する端面間の遊間に配置される道路橋用遮音部材であって、
    互いに間隔をおいて配置されたゴムシートからなる第1遮音層および第2遮音層と、前記第1遮音層と前記第2遮音層との間に配置されたウレタンフォームからなる吸音層とを備え、幅と厚さを有する断面が矩形に形成され、
    前記第1遮音層を上に前記第2遮音層を下に向け幅方向を橋軸方向に向けて前記遊間に挿入され、少なくとも前記第1遮音層と前記吸音層とは、前記互いに対向する端面により橋軸方向に圧縮された状態で前記遊間に配置され
    前記第1遮音層と前記吸音層との間、および、前記第2遮音層と前記吸音層との間に、それらを接着する接着領域と、それらを接着させない非接着領域とが前記幅方向に並べられて設けられ、
    前記第1遮音層と前記吸音層との間、および、前記第2遮音層と前記吸音層との間で少なくとも前記幅方向の両端と前記幅方向の中間部に前記接着領域が位置している、
    ことを特徴とする道路橋用遮音部材。
  2. 前記吸音層の幅方向の両端に位置する各端面に、それら端面を覆うゴムシートからなる側面壁が接着剤により取着されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の道路橋用遮音部材。
  3. 前記第1遮音層の幅方向の両端と前記第2遮音層の幅方向の両端とを接続するゴムシートからなる一対の側面壁が設けられ、
    前記吸音層は、前記第1遮音層と前記第2遮音層と前記一対の側面壁とで囲まれた空間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の道路橋用遮音部材。
  4. 道路橋を構成する要素の互いに対向する端面間の遊間に配置される道路橋用遮音部材であって、
    互いに間隔をおいて配置されたゴムシートからなる第1遮音層および第2遮音層と、前記第1遮音層と前記第2遮音層との間に配置されたウレタンフォームからなる吸音層とを備え、幅と厚さを有する断面が矩形に形成され、
    前記第1遮音層を上に前記第2遮音層を下に向け幅方向を橋軸方向に向けて前記遊間に挿入され、少なくとも前記第1遮音層と前記吸音層とは、前記互いに対向する端面により橋軸方向に圧縮された状態で前記遊間に配置され、
    前記第1遮音層の幅方向の両端から前記第2遮音層に向かって延在し前記第2遮音層に接続される一対の側面壁が設けられ、
    前記第2遮音層の幅方向の両端は、前記一対の側面壁よりも前記幅方向に突出した取り付け部として形成され、
    前記吸音層は、前記第1遮音層と前記第2遮音層と前記一対の側面壁とで囲まれた空間に配置され、
    前記第1遮音層を上に前記第2遮音層を下に向け前記幅方向を橋軸方向に向けて前記第1遮音層、前記一対の側面壁、前記吸音層が前記遊間に挿入され、前記第1遮音層と前記吸音層とは、前記互いに対向する端面により橋軸方向に圧縮された状態で前記遊間に配置され、
    前記第2遮音層の幅方向の両端の前記取り付け部は、前記互いに対向する端面に続く下面に取着される、
    ことを特徴とする道路橋用遮音部材。
  5. 道路橋を構成する要素の互いに対向する端面間の遊間に配置される道路橋用遮音部材であって、
    互いに間隔をおいて配置されたゴムシートからなる第1遮音層および第2遮音層と、前記第1遮音層と前記第2遮音層との間に配置されたウレタンフォームからなる吸音層とを備え、幅と厚さを有する断面が矩形に形成され、
    前記第1遮音層を上に前記第2遮音層を下に向け幅方向を橋軸方向に向けて前記遊間に挿入され、少なくとも前記第1遮音層と前記吸音層とは、前記互いに対向する端面により橋軸方向に圧縮された状態で前記遊間に配置され、
    前記第1遮音層の幅方向の両端から前記第2遮音層に向かって延在し前記第2遮音層の下方に突出する一対の側面壁が設けられ、
    前記一対の側面壁が前記第2遮音層の下方に突出する箇所は、取り付け部として形成され、
    前記吸音層は、前記第1遮音層と前記第2遮音層と前記一対の側面壁とで囲まれた空間に配置され、
    前記第1遮音層を上に前記第2遮音層を下に向け前記幅方向を橋軸方向に向けて前記第1遮音層、前記一対の側面壁、前記吸音層、前記第2遮音層が前記遊間に挿入され、前記第1遮音層と前記第2遮音層と前記吸音層とは、前記互いに対向する端面により橋軸方向に圧縮された状態で前記遊間に配置され、
    前記一対の側面壁の前記取り付け部は、前記互いに対向する端面に取着される、
    ことを特徴とする道路橋用遮音部材。
  6. 前記第1遮音層と前記吸音層との間、および、前記第2遮音層と前記吸音層との間に、それらを接着する接着領域と、それらを接着させない非接着領域とが前記幅方向に並べられて設けられている、
    ことを特徴とする請求項4または5記載の道路橋用遮音部材。
  7. 前記第1遮音層と前記吸音層との間、および、前記第2遮音層と前記吸音層との間で少なくとも前記幅方向の両端と前記幅方向の中間部に前記接着領域が位置している、
    ことを特徴とする請求項記載の道路橋用遮音部材。
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