JP4671931B2 - 吸音パネル取付構造、吸音パネル取付方法及び防音体 - Google Patents

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Description

本発明は、吸音パネルを支持体に取付けるための吸音パネル取付構造に関し、特には、列車等が走行する軌道に沿って設置される防音壁に吸音パネルを取付ける吸音パネル取付構造に関する。また、吸音パネル取付構造によって吸音パネルが支持体に取付けられた防音体及び、吸音パネル取付構造を適用して吸音パネルを支持体へ取付ける吸音パネル取付方法に関する。
現在、新幹線等の高速で列車が走行する鉄道路線では、市街地内に存在する区間において、沿線環境の騒音低減のためにレールの軌道の外側に防音壁が鉄道路線の建設時に設置され又は、建設後に追加して設置されることがある。
しかし、防音壁が設置される市街地等の走行区間で列車の走行速度を高速化しようとすると、列車速度の増加に従って防音壁から外部へ漏れ出す騒音のレベルが急激に上昇することから、既存の防音壁だけでは遮音効果及び吸音効果が不足し、列車を最高速度よりも大幅に低い速度で走行させなければ、騒音レベルが環境基準値を超えてしまうおそれがある。このような列車速度の上昇に伴う騒音レベルの上昇に対応するために、防音壁の表面にグラスウール、ポリエステル繊維等により成形された吸音部材を取り付ける技術が知られている。
特許文献1では、アルミニウム、FRP、セラミックス等を偏平な箱状(パネル状)に形成したボックスの内部に、グラスウール、ポリエステル繊維等の繊維(吸音材)を充填したものを防音部材として用い、この防音部材を防音壁における防音側壁の内側(音源側)の面や防音天板の上面をそれぞれ覆うように防音壁に取り付けることで、既存の防音壁による吸音効果を向上できることが知られている。
また特許文献1には、防音部材のボックスに穿設された取付孔にボルトを挿通させると共に、このボルトを防音壁に設けられたボルト孔にねじ込むことにより、パネル状の防音部材を防音壁に締結固定することが記載されている。
特開平8−85920号公報
ところで、コンクリート製の防音壁に吸音パネルを取付ける吸音パネル取付構造の一例として、図6に示されるような吸音パネル取付構造100がある。この吸音パネル取付構造では、吸音部材が枠部材内に挿入されて形成される吸音パネル102の側面に略L字状の固定金具104の一片がボルトナット106の螺合によって締結固定され、この固定金具104の他片がアンカー部材108によって防音壁110に固定されることで、吸音パネル102が防音壁110に取付けられている。
さて、通常、防音壁110の内部には、防音壁110の張力補強用として複数の鉄筋112が配設されている。ここで、アンカー部材108の打設位置が鉄筋112上となった場合には、固定金具104の吸音パネル102への締結固定位置を変更する手法又は、吸音パネル102の防音壁110への取付位置をずらす手法を用いることで吸音パネル102を防音壁110に取付けることができる。
しかしながら、前者の場合は、吸音パネル102を所定の位置に配置できるが、吸音パネル102を防音壁110へ取付ける作業に加えて、固定金具104の吸音パネル102への締結固定位置を変更する作業が増えるため現場での作業が煩瑣となり、後者の場合は、現場での作業が煩瑣ではないが、吸音パネル102の取付位置をずらすことによって隣接する吸音パネル102間の隙間が広がり、吸音パネル102の設置区間における吸音効果が低下してしまう。
また、前述した手法以外に、あらかじめ鉄筋112の配設位置を現場で調査し、その調査結果を反映してアンカー部材108の打設位置が鉄筋112上とならない大きさの吸音パネル102を製造する手法等があるが、これらの手法は吸音パネル102を現場で取付ける前に鉄筋112の配設位置を調査する必要があるため、手間が掛かってしまう。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、現場での簡単な作業で吸音パネルを支持体の所定の位置に確実に取付けることができる吸音パネル取付構造を提供することを目的とする。また、この吸音パネル取付構造によって吸音パネルが支持体に取付けられた防音体及び、吸音パネル取付構造を適用して吸音パネルを支持体へ取付ける吸音パネル取付方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項1に係る吸音パネル取付構造は、吸音パネルを支持体に取付けるための吸音パネル取付構造であって、前記吸音パネルの縁部を着脱可能に挟持し、前記吸音パネルと前記支持体との間に空間を形成する固定部材と、前記固定部材を前記支持体に取付ける取付部材と、を備え、前記固定部材は、前記吸音パネルの支持体側の側面の縁部側と前記支持体との間に配置される第1の挟持片と、前記取付部材によって前記支持体に取付けられる第1の取付片と、前記第1の挟持片と前記第1の取付片とを接続する第1の接続片とを備える第1の固定部材と、前記吸音パネルの反支持体側の側面の縁部側に配置されて、前記吸音パネルの縁部を前記第1の挟持片と共に着脱可能に挟持する第2の挟持片と、前記取付部材によって前記支持体に取付けられる第2の取付片と、前記第2の挟持片と前記第2の取付片とを接続する第2の接続片とを備える第2の固定部材と、を有することを特徴としている。
次に請求項1に記載の吸音パネル取付構造の作用について説明する。
この吸音パネル取付構造では、固定部材が吸音パネルの縁部を着脱可能に挟持し、この固定部材が取付部材によって支持体に取付けられることで、吸音パネルが固定部材及び取付部材を介して支持体に取付けられる。
ここで、固定部材が吸音パネルの縁部を挟持していない状態であれば、固定部材の吸音パネルの挟持位置を吸音パネルの縁部に沿って調整することができる。このため、例えば、取付部材が支持体に設けられた障害物等に妨げられて、吸音パネルを支持体の所定の位置に取付けられない場合でも、前述したように吸音パネルの挟持位置を調整することで取付部材が障害物から回避されて、吸音パネルを支持体の所定の位置に確実に取付けることができる。
また、従来のように現場での作業が煩瑣でなく、現場調査も必要としないため、現場での簡単な作業で吸音パネルを支持体の所定の位置に確実に取付けられる。
さらに、第1の固定部材及び第2の固定部材を上述した形状としたことで、取付部材を用いて第1の固定部材の第1の取付片及び第2の固定部材の第2の取付片を支持体に取付ける作業と、これらの第1の挟持片及び第2の挟持片で吸音パネルの縁部を挟持する作業とが連動して行われるため、吸音パネルを支持体に取付ける作業の作業工数が低減される。
また、従来は、支持体に障害物が設けられている場合を考慮して、吸音パネルの取付位置を調整できるように吸音パネル間に隙間を設けておくこともあったが、本発明の吸音パネル取付構造では、このような吸音パネル間の隙間を確保しなくても、前述したように吸音パネルを支持体の所定の位置に確実に取付けることができるため、吸音パネル間の隙間を従来よりも狭くすることが可能となる。従って、従来よりも吸音パネル間の隙間を狭くすることで、吸音パネルの設置区間における吸音効果が向上する。
またさらに、固定部材によって吸音パネルと支持体との間に空間(例えば、空気層)が形成されるため、例えば、支持体の吸音パネルが配置された側から音波を受けて吸音パネルがこの音波を吸音しきれなかった場合に、音波の一部が吸音パネル内を伝わって空間内へ出力され、この空間内を通過して支持体によって反射されて反射波となる。この反射波は、新たに吸音パネル内を伝わって空間内へ出力される音波と干渉するため、音波が減衰する効果が得られえる。従って、吸音パネルと支持体との間に空間を設けることによって、吸音パネルの吸音効果に加えて、音波(例えば、騒音)の減衰効果が得られる。
本発明の請求項2に係る吸音パネル取付構造は、請求項1に記載の吸音パネル取付構造において、前記第1の固定部材の第1の取付片に前記第2の固定部材の第2の取付片が重ねられ、前記取付部材が前記第1の取付片及び前記第2の取付片を一体的に前記支持体に取付けることを特徴としている。
次に、請求項2に記載の吸音パネル取付構造の作用について説明する。
第1の固定部材の第1の取付片と第2の固定部材の第2の取付片とが取付部材によって一体的に支持体に取付けられるため、これらの固定部材を支持体に別々に取付けるよりも、取付作業の作業工数を低減することができる。
本発明の請求項3に係る吸音パネル取付構造は、請求項1又は請求項2に記載の吸音パネル取付構造において、前記取付部材は、前記支持体に固定される螺合部と、前記螺合部に螺合可能な螺合部材とを有することを特徴としている。
次に、請求項3に記載の吸音パネル取付構造の作用について説明する。
固定部材は、支持体に固定される螺合部と、この螺合部に螺合する螺合部材とによって支持体に取付けられる。
本発明の請求項4に係る吸音パネル取付構造は、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸音パネル取付構造において、前記支持体と前記吸音パネルと間の距離が10〜100mmを満たすことを特徴としている。
次に、請求項4に記載の吸音パネル取付構造の作用について説明する。
支持体と吸音パネルとの間の距離が確保されることで支持体と吸音パネルとの間に空間が形成され、この空間によって音波の減衰効果が得られる。このとき、支持体と吸音パネルとの間の距離が10mm未満であれば、十分な音波の減衰効果が得られず、支持体と吸音パネルとの間の距離が100mmを超えると、支持体の見かけの厚さが厚くなりすぎるため、例えば支持体が軌道に沿って軌道の側方に配置される防音壁の場合には、点検等で軌道内を通行する際に障害となる。従って、支持体と吸音パネルとの間の距離が10〜100mmを満たすことが好ましい。
本発明の請求項5に係る吸音パネル取付構造は、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸音パネル取付構造において、前記支持体は、軌道に沿って延在するように配設された防音壁であることを特徴としている。
次に、請求項5に記載の吸音パネル取付構造の作用について説明する。
一般的に、新幹線等の列車の軌道及び、高速道路の軌道に沿って配置されて、軌道側からの音波(騒音)を遮音する防音壁は、概ねコンクリート製であり、その内部に張力補強用として複数本の鉄筋が配設されている。このため、本発明の吸音パネル取付構造を適用して吸音パネルを防音壁に取付ければ、内部に配設された鉄筋に影響されずに吸音パネルを防音壁の所定の位置に確実に取り付けることができる。
本発明の請求項6に係る防音体は、請求項1〜5の何れか1項に記載の吸音パネル取付構造によって吸音パネルが支持体に取付けられることを特徴としている。
次に、請求項6に記載の防音体の作用について説明する。
例えば、音波を発生する音源の周囲に吸音パネルが音源側となるように防音体を配置することで、吸音パネルの吸音効果と、吸音パネルと支持体との間に形成された空間による音波の減衰効果とによって音波を低減させることができるため、音波が防音体の外側に漏れ出すのを抑制できる。
本発明の請求項7に係る吸音パネル取付方法は、吸音パネルを支持体に取付けるための吸音パネル取付方法であって、請求項1〜5の何れか1項に記載の吸音パネル取付構造を適用し、前記固定部材と前記取付部材とが、前記支持体の内部及び外面の少なくとも一方に設けられた障害物と干渉しない位置となるように、前記固定部材と前記取付部材との前記支持体への取付位置を調整した後で、前記取付部材によって前記固定部材を前記支持体に取付けることを特徴としている。
次に、請求項7に記載の吸音パネル取付方法の作用について説明する。
この吸音パネル取付方法では、まず、固定部材と取付部材とが、支持体の内部及び外面の少なくとも一方に設けられた障害物と干渉しない位置となるように、固定部材と取付部材との支持体への取付位置を調整する。
次に、固定部材で吸音パネルの縁部を挟持すると共に、取付部材によって固定部材が支持体に取付けられる。これにより、吸音パネルが支持体に取付けられる。
このため、吸音パネルの挟持位置を調整することで、障害物を回避しつつ、吸音パネルを支持体の所定の位置に確実に取付けることができる。また、従来のように、現場での作業が煩瑣でなく、現場調査も必要としないため、現場での簡単な作業で吸音パネルを支持体の所定の位置に確実に取付けることができる。
本発明の吸音パネル取付構造は、簡単な作業で吸音パネルを支持体の所定の位置に確実に取付けることができる。また、本発明の防音体は、音源側の周囲に配置することで音波が防音体の外側に漏れ出すのを抑制できる。そして、本発明の吸音パネル取付方法は、簡単な作業で吸音パネルを支持体の所定の位置に確実に取付けることができる。
[第1の実施形態]
(構成)次に、本発明の吸音パネル取付構造を適用して防音壁に複数の吸音パネルを取付けて形成される本発明の防音体の第1の実施手形態について図1乃至図4にしたがって説明する。
なお、吸音パネル取付構造10は、第1固定部材12と、第2固定部材14と、取付部材16とから構成され、防音体48は、吸音パネル取付構造10と、防音壁26と、吸音パネル30と、から構成されている。これらの詳しい説明は以下で述べる。
図1には、本実施形態に係る防音体48が適用された新幹線用の高架橋が模式的に示されている。この高架橋40には、軌道幅方向(矢印W方向)の中央側に軌道長手方向(矢印L方向)に沿って延びるレール42が敷設された軌道44が設けられている。軌道44には、軌道幅方向両側へ延出する張出部46が設けられている。張出部46には、その先端部付近に鉛直方向(矢印V方向)上側に延びる防音壁26が立設されている。
(防音壁)
防音壁26は、プレート状に所定の寸法で成形されたPC(プレキャストコンクリート)板を軌道長手方向に所定の間隔で配置された支柱(例えば、H型鋼等)に取付けることで形成されている。この防音壁26を形成するPC板の内側には、張力補強用として複数の鉄筋28が所定の間隔で配設されている。
(吸音パネル)
図2に示されるように、防音壁26の軌道側の壁面26Aには、略長方形のプレート状に形成された吸音パネル30が後述する吸音パネル取付構造10によって取付けられている。この吸音パネル30は、肉厚が一定(本実施形態では、40mm)のプレート状に成形された吸音材32と、この吸音材32の周縁部を挟み込んで保持する金属製の枠部材34と、枠部材34の対向する縁部に橋渡すように取り付けられて吸音材32を挟み込んで保持する保持部材36とから構成されている。なお、保持部材36は、吸音パネル30の軌道側の面及び防音壁側の面の両面に設けられて、吸音材32を挟み込んで保持している。また、吸音材32は、それぞれポリエステル系短繊維を撥水処理した繊維成型体で形成され、吸音材32の表面は撥水処理された硬質な織物によって保護されている。
(吸音パネル取付構造)
図2に示されるように、吸音パネル取付構造10は、吸音パネル30の縁部を挟み込んで保持する第1固定部材12及び第2固定部材14と、この第1固定部材12及び第2固定部材14を防音壁26に取付ける取付部材16とから構成されている。
第1固定部材12は、鉛直方向に延びる第1取付片12Aと、第1取付片12Aの鉛直方向下側の端部から軌道幅方向内側に延びる第1接続片12Cと、第1接続片12Cの軌道幅方向内側の端部から鉛直方向下側に延びる第1挟持片12Bとを有している。また、第1取付片12Aには、第1貫通孔12Hが設けられている。なお、本実施形態では、第1取付片12Aと第1挟持片12Bとが互いに平行である。
第2固定部材14は、鉛直方向に延びる第2取付片14Aと、第2取付片14Aの鉛直方向下側の端部から軌道幅方向内側に延びる第2接続片14Cと、第2接続片14Cの軌道幅方向内側の端部から鉛直方向下側に延びる第2挟持片14Bとを有している。また、第2取付片14Aには、第2貫通孔14Hが設けられている。なお、本実施形態では、第2取付片14Aと第2挟持片14Bとが互いに平行である。また、第2固定部材14の第2取付片14Aと第2挟持片14Bとの間の距離は、第1固定部材12の第1取付片12Aと第1挟持片12Bとの間の距離よりも長く設定されている。
取付部材16は、アンカーボルト16Aと、このアンカーボルト16Aの全周面に形成された雌ねじ16Bと、雌ねじ16Bに螺合可能な緩み止めナット16Cと、この緩み止めナット16C用の座金とを有している。
また、第1貫通孔12H及び第2貫通孔14Hは共に、アンカーボルト16Aが挿通できる大きさを有している。なお、本実施形態では第1貫通孔12H及び第2貫通孔14Hの大きさを同じとするが、この構成に限定される必要は無い。
また、本実施形態の緩み止めナット16Cは2個で1組のナットであり、この緩み止めナット16Cは、振動等による螺合の緩みを大幅に抑制できる効果を有している。
なお、本実施形態の第1固定部材12及び第2固定部材14は、鋼板を折り曲げて形成されるが、この構成に限定される必要は無く、鋳型によって形成しても良く、樹脂を成型しても良いものとする。
本実施形態では、第1固定部材12の第1取付片12Aが第1パッキン22を介して防音壁26に配置され、この第1取付片12Aの軌道幅方向内側に第2固定部材14の第2取付片14Aが配置されている。また、第1固定部材12の第1挟持片12Bは、吸音パネル30の軌道幅方向外側の壁面30Aの縁部側に第2パッキン24を介して配置され、第2固定部材14の第2挟持片14Bは、軌道幅方向外側の壁面の縁部側に密着配置され、第1挟持片12Bと第2挟持片14Bとで吸音パネル30の縁部を挟み込んで保持している。なお、これらのパッキンは、緩衝材として用いられている。
また、アンカーボルト16Aの他端側は防音壁26内に固定され、一端側は防音壁26の壁面26Aから突出している。なお、この一端側は、防音壁26の壁面26Aに対して垂直に延びている。このアンカーボルト16Aの一端側は、第1パッキン22の第3貫通孔22Hと第1固定部材12の第1貫通孔12Hと第2固定部材14の第2貫通孔14Hとを挿通している。また、アンカーボルト16Aの一端側の雌ねじ16Bには、座金及び緩み止めナット16Cが螺合されて第1固定部材12の第1取付片12A及び第2固定部材14の第2取付片14Aが防音壁26に締結固定されている。
また、吸音パネル30の壁面30Aと、防音壁26の壁面26Aとの間には空気層A1が形成されている。このような空気層A1が形成されることで、吸音材32内を伝播した騒音が吸音材32の防音壁側から空気層A1内へ出力される際に騒音が吸収されると共に、この空気層A1を通過して防音壁26の壁面26Aにより反射された音波(反射波)と吸音材32内を伝わって空気層A1へ出力される音波とが互いに干渉する現象が生じ、この干渉により音波(騒音)の減衰効果を得ることができるので、このような干渉が生じる特定の周波数帯域の騒音が吸音材32により特に効果的に吸収されて、吸音材32を厚くすることなく吸音パネル30の吸音効果を効果的に向上できる。
このため、防音壁26の壁面26Aと、吸音パネル30の壁面30Aとの間の距離が10〜100mmを満たすことが好ましい。
(吸音パネル取付方法)
次に上記のように構成された吸音パネル30を防音壁26へ吸音パネル取付構造10を適用して取付ける吸音パネル取付方法について図4にしたがって説明する。
まず、防音壁26の壁面26Aにアンカーボルト16Aの打設ライン(軌道長手方向に沿った線)を墨出しする。次いで、図4に示されるように、打設ライン上の鉄筋28及び障害物等を回避した位置にアンカーボルト16Aの径よりも大径とされるアンカーホール18を設ける。そして、このアンカーホール18内に接着剤20を注入し、アンカーボルト16Aの他端側をアンカーホール18に挿入する。この接着剤20は、所定の時間が経過すると硬化するため、アンカーボルト16Aが防音壁26に固定される。なお、この接着剤20は硬化した後で、アンカーボルト16Aを防音壁26に固定するのに十分な固着力を有している。
次に、第1パッキン22の第3貫通孔22H及び第1固定部材12の第1貫通孔12Hをアンカーボルト16Aに挿通させる。このとき、あらかじめ第1パッキン22を第1固定部材12の第1取付片12Aに接着しておけば、現場での作業が簡単になる。そして、第2固定部材14の第2貫通孔14Hをアンカーボルト16Aに挿通させて、緩み止めナット16Cをアンカーボルト16Aの雌ねじ16Bに螺合させる。この後、第1固定部材12の第1挟持片12Bと第2固定部材14の第2挟持片14Bとの間に吸音パネル30の縁部を挿入する。このとき、第2パッキン24を第1挟持片12Bと吸音パネル30の壁面30Aの縁部側との間に挿入する。なお、第二パッキンもあらかじめ第1固定部材12の第1挟持片12Bに接着しておけば、現場での作業がさらに簡単になる。
そして、吸音パネル30を所定の位置に配置してから緩み止めナット16Cを締める。緩み止めナット16Cを締めることに連動して、第1挟持片12Bと第2挟持片14Bとの距離が狭まり、吸音パネル30の縁部が挟み込まれて保持される。これに伴って、第1固定部材12と第2固定部材14とが防音壁26に締結固定される。
(作用)次に第1の実施形態の作用効果を説明する。
この吸音パネル取付構造10では、第1固定部材12及び第2固定部材14が吸音パネル30の縁部を着脱可能に挟み込んで保持し、この第1固定部材12及び第2固定部材14が取付部材16によって防音壁26に取付けられ、吸音パネル30が第1固定部材12、第2固定部材14及び取付部材16を介して防音壁26に取付けられる。
ここで、第1固定部材12及び第2固定部材14が吸音パネルの縁部を挟み込んで保持していない状態であれば、第1固定部材12及び第2固定部材14の吸音パネル30の挟持位置を吸音パネル30の縁部に沿って調整することができる。このため、第1固定部材12、第2固定部材14及び取付部材16が防音壁26に設けられた鉄筋28又は障害物に妨げられて、吸音パネル30を防音壁26の所定の位置に取付けられない場合でも、前述したように吸音パネル30の挟持位置を調整することで第1固定部材12、第2固定部材14及び取付部材16が鉄筋28及び障害物から回避されて、吸音パネル30を防音壁26の所定の位置に確実に取付けることができる。また、従来のように現場での作業が煩瑣でなく、現場調査も必要としないため、現場での簡単な作業で吸音パネル30を防音壁26の所定の位置に確実に取付けられる。
また、従来は、防音壁26に鉄筋28又は障害物が設けられている場合を考慮して、吸音パネル30の取付位置を調整できるように吸音パネル間に隙間を設けておくこともあったが、吸音パネル取付構造10を用いることで、このような吸音パネル間の隙間を確保しなくても、前述したように吸音パネル30を防音壁26の所定の位置に確実に取付けることができるため、吸音パネル間の隙間を従来よりも狭くすることが可能となる(図3参照)。従って、従来よりも吸音パネル間の隙間を狭くすることで、吸音パネル30の設置区間における吸音効果が向上する。
またさらに、第1固定部材12によって吸音パネル30と防音壁26との間に空気層A1が形成されるため、吸音パネル30の吸音効果に加えて、音波(例えば、騒音)の減衰効果が得られる。
さらに、取付部材16を用いて第1固定部材12の第1取付片12A及び第2固定部材14の第2取付片14Aを防音壁26に取付ける作業と、第1挟持片12B及び第2挟持片14Bで吸音パネル30の縁部を挟み込んで保持する作業とが連動して行われるため、吸音パネル30を防音壁26に取付ける作業の作業工数が低減される。
また、第1固定部材12の第1取付片12Aと第2固定部材14の第2取付片14Aとが取付部材16によって一体的に防音壁26に取付けられるため、これらの固定部材を防音壁26に別々に取付けるよりも、取付作業の作業工数を低減することができる。
またさらに、防音壁26と吸音パネル30との間の距離が確保されることで防音壁26と吸音パネル30との間に空気層A1が形成され、この空気層A1によって音波の減衰効果が得られる。このとき、防音壁26と吸音パネル30との間の距離が10mm未満であれば、十分な音波の減衰効果が得られず、防音壁26と吸音パネル30との間の距離が100mmを超えると、防音壁26の見かけの厚さが厚くなりすぎるため、点検等で軌道内を通行する際に障害となる。従って、防音壁26と吸音パネル30との間の距離が10〜100mmを満たすことが好ましい。
また、音波を発生する軌道の周囲に吸音パネル30が軌道側となるように防音体48を配置したことで、吸音パネル30の吸音効果と、吸音パネル30と防音壁26との間に形成された空気層A1による音波の減衰効果とによって音波を低減させることができるため、音波が防音体48の外側に漏れ出すのを抑制できる。
さらにまた、従来の吸音パネル取付構造では、ボルト及びナットを用いて吸音パネルに固定部材を締結固定していたため、ボルト及びナットの締結が緩んで固定部材と吸音パネルとの締結が解除されて吸音パネルが脱落する虞があったが、本実施形態の吸音パネル取付構造10では、吸音パネルの縁部を第1固定部材12と第2固定部材14とが挟み込んで保持するため、吸音パネル30の脱落が防止される。
また、従来では、吸音パネルに固定部材をあらかじめ締結固定しているため梱包及び搬送時に吸音パネルを重ね合わせる際、固定部材同士が干渉して吸音パネルを同一方向に積み重ねることができず、互いに違いに重ねることになり、吸音パネルを平積みしたときの高さが高くなってしまっていた。これに対して、本実施形態では、従来のようにあらかじめ固定部材を吸音パネルに取付けておく必要が無いため、吸音パネル平積み時の高さは、図5に示されるように、吸音パネル30の厚さとその間に配置されるクッション材50の厚さのみとなるため、従来に比べて積載効率が向上する。
[その他の実施形態]
第1の実施形態では、防音壁26が軌道の側方に軌道長手方向に沿って配置されるPC板と支柱とからなる構成としたが、この構成に限定される必要は無く、防音壁26は前述したPC板及び支柱に加えて、PC板の鉛直方向上側の端部から軌道幅方向内側に張り出す天板を有していても良く、この場合には、吸音パネル取付構造を適用して吸音パネル30を天板に取付けることがより好ましい。
また、第1の実施形態では、防音壁26が鉄道の軌道に沿って配置される構成としたが、この構成に限定される必要は無く、防音壁26は車道の軌道に沿って配置されても良く、建物内に配置される構成であっても良いものとする。
さらに、第1の実施形態では、アンカーホール18に注入した接着剤20によってアンカーボルト16Aを防音壁26に固定しているが、この構成に限定される必要は無く、アンカーボルト16Aが防音壁26に固定されれば、どのような固定方法を用いても良く、例えば、打ち込み式のアンカー等を用いても良いものとする。
第1の実施形態に係る防音体が適用された新幹線用の高架橋を模式的に示した図である。 第1の実施形態に係る吸音パネル取付構造を適用した防音体の軌道幅方向断面の拡大図である。 第1の実施形態に係る吸音パネル取付構造を適用した防音体を軌道幅方向からみた図である。 第1の実施形態に係る吸音パネル取付構造を適用した吸音パネル取付方法を説明する防音体の軌道幅方向断面の拡大図である。 吸音パネルを平積みにした状態を示す図である。 従来の吸音パネル取付構造を適用した吸音パネルと防音壁との軌道幅方向断面の拡大図である。
符号の説明
10 吸音パネル取付構造
12 第1固定部材(第1の固定部材)
12A 第1取付片(第1の取付片)
12B 第1挟持片(第1の挟持片)
12C 第1接続片(第1の接続片)
14 第2固定部材(第2の固定部材)
14A 第2取付片(第1の取付片)
14B 第2挟持片(第1の挟持片)
14C 第2接続片(第2の接続片)
16 取付部材
16A アンカーボルト(取付部材)
16C 緩み止めナット(取付部材)
26 防音壁
28 鉄筋(障害物)
30 吸音パネル
44 軌道
48 防音体





Claims (7)

  1. 吸音パネルを支持体に取付けるための吸音パネル取付構造であって、
    前記吸音パネルの縁部を着脱可能に挟持し、前記吸音パネルと前記支持体との間に空間を形成する固定部材と、
    前記固定部材を前記支持体に取付ける取付部材と、を備え
    前記固定部材は、
    前記吸音パネルの支持体側の側面の縁部側と前記支持体との間に配置される第1の挟持片と、前記取付部材によって前記支持体に取付けられる第1の取付片と、前記第1の挟持片と前記第1の取付片とを接続する第1の接続片とを備える第1の固定部材と、
    前記吸音パネルの反支持体側の側面の縁部側に配置されて、前記吸音パネルの縁部を前記第1の挟持片と共に着脱可能に挟持する第2の挟持片と、前記取付部材によって前記支持体に取付けられる第2の取付片と、前記第2の挟持片と前記第2の取付片とを接続する第2の接続片とを備える第2の固定部材と、
    を有することを特徴とする吸音パネル取付構造。
  2. 前記第1の固定部材の第1の取付片に前記第2の固定部材の第2の取付片が重ねられ、前記取付部材が前記第1の取付片及び前記第2の取付片を一体的に前記支持体に取付けることを特徴とする請求項1に記載の吸音パネル取付構造。
  3. 前記取付部材は、前記支持体に固定される螺合部と、前記螺合部に螺合可能な螺合部材とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸音パネル取付構造。
  4. 前記支持体と前記吸音パネルとの間の距離が10〜100mmを満たすことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の吸音パネル取付構造。
  5. 前記支持体は、軌道に沿って延在するように配設された防音壁であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の吸音パネル取付構造。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の吸音パネル取付構造によって吸音パネルが支持体に取付けられることを特徴とする防音体。
  7. 吸音パネルを支持体に取付けるための吸音パネル取付方法であって、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の吸音パネル取付構造を適用し、前記固定部材と前記取付部材とが、前記支持体の内部及び外面の少なくとも一方に設けられた障害物と干渉しない位置となるように、前記固定部材と前記取付部材との前記支持体への取付位置を調整した後で、
    前記取付部材によって前記固定部材を前記支持体に取付けることを特徴とする吸音パネル取付方法。
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