JP6181904B1 - 圧電部品 - Google Patents

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Abstract

本開示の圧電部品1は、長手方向と幅方向とを有する矩形板状の基板2と、前記長手方向の中央部に間隔をあけて前記基板2の第1の面2a上に設けられた一対の電極3と、該一対の電極3に両端部がそれぞれ固定された圧電素子4とを備え、前記一対の電極3には、前記中央部側から前記長手方向に切欠き31が設けられている。【選択図】 図2

Description


本開示は、例えばレゾネータとして好適に用いられる圧電部品に関するものである。
レゾネータとしての圧電部品は、一般的に支持基板と、圧電素子と、蓋体とから構成されている。一般的に支持基板には、外部回路基板と圧電素子とを電気的に接続するための入出力電極が支持基板長手方向の両端部近傍に、支持基板短手方向を横断するように設けられる。(例えば、特許文献1を参照。)

特開2000−091875号公報
本開示の圧電部品は、長手方向と幅方向とを有する矩形板状の基板と、前記長手方向の中央部に間隔をあけて前記基板の第1の面上に設けられた一対の電極と、該一対の電極に両端部がそれぞれ固定された圧電素子とを備え、前記基板は、前記第1の面とは反対側の第2の面の中央部にグランド電極を備えており、前記一対の電極は、前記基板の幅方向に延びる第1領域と、該第1領域から前記中央部に向かって前記長手方向に延びるとともに、前記基板を挟んで前記グランド電極と対向する部分を有する第2領域とをそれぞれ有しており、それぞれの前記第1領域の前記中央部側から前記長手方向に切欠きが設けられていることを特徴とする。

本実施形態の圧電部品の外観を示す斜視図である。 図1に示す圧電部品における、(a)は一部省略概略平面図、(b)はA−A線で切断した断面図、(c)は底面図である。 図2に示す圧電部品における電極を示す概略平面図である。 本実施形態の圧電部品の他の例の外観を示す斜視図である。 図4に示す圧電部品における、(a)は一部省略概略平面図、(b)はB−B線で切断した断面図、(c)は底面図である。 図5に示す圧電部品における電極を示す概略平面図である。 本実施形態の圧電部品の他の例における電極を示す概略平面図である。 本実施形態の圧電部品の他の例における電極を示す概略平面図である。 本実施形態の圧電部品の他の例における電極を示す概略平面図である。 本実施形態の圧電部品の他の例における電極を示す概略平面図である。
以下、添付図面を参照して、本開示の圧電部品の実施形態の一例を詳細に説明する。図1等においては、圧電部品1に対して固定して定義した直交座標系xyzを付している。以下の説明では、この座標系を参照して方向を説明することがある。圧電部品1は、いずれの方向が鉛直方向乃至水平方向とされてもよく、また、z軸方向を上下方向又は高さ方向あるいは厚み方向ということがある。また、圧電部品1について単に平面視という場合、z軸方向に見ることを指すものとする。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1〜図3に示す例の圧電部品1は、長手方向と幅方向とを有する矩形板状の基板2と、長手方向の中央部に間隔をあけて基板2の第1の面2a上に設けられた一対の電極3と、一対の電極3に両端部がそれぞれ固定された圧電素子4とを備えている。図1に示す例では、圧電素子4を覆うように基板2の第1の面2a上に蓋体10を設けている。
基板2は、例えば、長さが2.5mm〜7.5mm、幅が1.0mm〜3.0mm、厚みが0.1mm〜1mmの長方形状の平板として形成された誘電体を含んでいる。誘電体としては、アルミナやチタン酸バリウム等のセラミック材料、及びガラスエポキシ等の樹脂系材料を用いることができる。
基板2を構成する誘電体の第1の面2a(本例では上面)には一対の電極3が設けられている。この一対の電極3は、圧電素子4の両端部を機械的に固定するとともに、圧電素子4の表面電極42(振動電極)と電気的に接続するための電極である。電極3は基板2の幅方向の一方の端から他方の端にかけて設けられており、平面視の形状は矩形状である。また、一対の電極3は、基板2の第1の面2aにおける長手方向の中央部に間隔をあけて配置されている。この間隔は圧電素子4の長さにより設定され、基板2の第1の面2aの長さ方向の両端部側にそれぞれ電極3が配置される構成となる。これにより、圧電素子4の大きさに対して基板1が大きくなりすぎず、より小型の圧電部品1となる。
また、第1の面2aとは反対側の第2の面2bには一対の外部電極7が設けられている。外部電極7は、圧電部品1を外部回路に電気的および機械的に接続するための電極である。外部電極7は基板2の幅方向の一方の端から他方の端にかけて設けられており、平面視の形状は矩形状である。一対の外部電極7は、電極3と基板2の側面に設けられた側面電極8によってそれぞれ電気的に接続されている。これにより、圧電素子4の表面電極42(振動電極)と外部回路とが電気的に接続され、信号の入出力が行なわれる。すなわち、基板2に設けられた一対の電極3、一対の側面電極8、および一対の外部電極7によって入出力電極が構成されている。なお、本実施形態においては、基板2の幅方向に位置する両側面に側面電極8がそれぞれ設けられている。
そして、本実施形態の圧電部品1においては、一対の電極3には、基板2の第1の面2aの中央部側から基板2の長手方向に沿った方向に向けて切欠き31が設けられている。電極3の中央部側の辺に凹部があるともいえる。また、言い換えれば、一対の電極3の互いに向き合う部分に切欠き31が設けられている。これにより、入出力電極の一部である一対の電極3間において、その間隔(距離)が長くなる部分が形成される。そのため、入出力電極間に発生する浮遊容量が低減され、浮遊容量に伴う発振周波数の変動の抑制が可能となるため、高精度なレゾネータとなる圧電部品1となる。
切欠き31は、電極3において圧電素子4が搭載される部分、基板2の幅方向における中央部分より外側、基板2の側面側に設けられている。これにより、電極3と圧電素子4との接合面積を確保しつつ浮遊容量を低減させることができる。
図1〜図3に示した例に対して、図4〜図6に示す例においては、基板2は、第1の面2aとは反対側の第2の面2bの中央部にグランド電極9を備えている。また、一対の電極3は、基板2の幅方向に延びる第1領域32と、この第1領域32から中央部に向かって長手方向に延びるとともに、基板2(誘電体)を挟んでグランド電極9と対向する部分を有する第2領域33とをそれぞれ有している。そして、それぞれの第1領域32の中央部側から長手方向に切欠き31が設けられている。
グランド電極9は、基板2の第2の面2bにおける長手方向の中央部において、幅方向の一方の端から他方の端にかけて設けられており、平面視の形状は矩形状である。基板2の第1の面2a上の電極3の第2領域33との間でコンデンサを形成するためのものであり、外部回路基板等のグランド電位に電気的に接続される。
なお、図4〜図6に示す例では、グランド電極9に電気的に接続される側面電極8が基板2の側面に設けられている。グランド電極9は基板2の第1の面2a上の電極等とは電気的に接続されないので必ずしも必要ではない。グランド電極9の側方にも側面電極8を設けると、圧電部品1を外部回路基板へ実装する際に、はんだ等の接合材を圧電部品1の下面から側面にかけて接合させることができるので、接合強度が向上し、電気的および機械的な接続信頼性の高いものとすることができる。なお、接合強度の向上のためであるので、グランド電極9との電気的な接続は必ずしも必要ではない。
第1領域32は、図1〜図3に示した例における電極3と同様の部分である。すなわち、第1領域32は、主に圧電素子4の両端部を機械的に固定するとともに、圧電素子4の表面電極42(振動電極)と電気的に接続するための領域である。第1領域32は、基板2の幅方向の一方の端(側面)から他方の端(側面)にかけて設けられており、平面視の形状は矩形状である。そして、第1領域32は、基板2の側面に設けられた側面電極8を介して一対の外部電極7にそれぞれ電気的に接続されている。一対の電極3の第1領域32、一対の側面電極8、および一対の外部電極7によって入出力電極が構成されている。
第2領域33は、第1領域32から基板2の中央部に向かって長手方向に延びる領域である。基板2の幅方向の中央部において、第1領域32から、基板2の長手方向の中央部における、平面透視でグランド電極9と重なる位置まで設けられており、平面視の形状は矩形状である。このような第1領域32と第2領域33とを有する電極3の全体の形状はT字形となっている。
第2領域33は、基板2を挟んでグランド電極9と対向する部分を有している。図6に示す例のように、第1領域32から基板2の長手方向に延びた先端部分が、平面透視でグランド電極9と重なっている。誘電体である基板2をグランド電極9と電極3の第2領域33で挟むことによってコンデンサが形成される。これにより、発振回路として必要な負荷容量が圧電部品1に内蔵されることになる。このような圧電部品1を用いると、別にチップコンデンサ等を外部回路基板等に搭載する必要がなくなるので、部品点数が少なくなり、圧電部品1を用いた発振回路モジュールを小型化することができる。
なお、平面透視でグランド電極9と第2領域33とが重なる面積によって負荷容量の大きさを設定することができる。この負荷容量の大きさは、圧電部品1が接続されてともに発振回路を構成する増幅回路素子の特性によって設定される。
このとき、一対の電極3は、それぞれの第1領域32の基板2の中央部側から長手方向に切欠き31が設けられている。上記と同様に、浮遊容量が低減され、浮遊容量に伴う発振周波数の変動の抑制が可能となるため、高精度なレゾネータとなる圧電部品1となる。また、入出力電極の一部である一対の外部電極8間にグランド電極9が配置されていることから、外部電極8間に発生する浮遊容量も低減することができ、より効果的である。
切欠き31は、第1領域32における、第2領域33が接続されるとともに圧電素子4が搭載される部分、すなわち基板2の幅方向における中央部分より外側、基板2の側面側に設けられている。電極3と圧電素子4との接合面積を確保しつつ浮遊容量を低減させることができる。
切欠き31の平面視の形状は、図2および図3に示す例では三角形状であり、図5および図6に示す例では矩形状である。入出力電極の一部である一対の電極3間において、その間隔(距離)をより長くして、浮遊容量をより低減するには切欠き31の形状を矩形状とするとよい。また、図7に示す例のように、上底が基板2の中央部側に位置し、下底が中央部から遠い側に位置するような台形状、すなわち、中央部側から離れるに従って幅が大きくなる形状としてもよい。一方の電極3の切欠き31の内側部分(長手方向にのびる部分)と他方の電極3との間において発生する浮遊容量を低減することができる。一方の電極3の切欠き31の内側部分と他方の電極3との間の距離は、基板2の長手方向(図面のx軸方向)に対して傾斜した方向の距離であり、これを長くすることができるからである。
電極3の大きさは、図1〜図3に示す例の場合であれば、例えば、基板2の幅方向に沿った長さは基板2の幅と同じく1.0mm〜3.0mmで、基板2の長さ方向に沿った長さは0.1mm〜1.5mmである。図4〜図6に示す例の場合であれば、第1領域32の大きさは、例えば、基板2の幅方向に沿った長さは基板2の幅と同じく1.0mm〜3.0mmで、基板2の長さ方向に沿った長さは0.1mm〜1.5mmである。第2領域33の大きさは、例えば、基板2の幅方向に沿った長さは0.3mm〜1.2mmで、基板2の長さ方向に沿った長さは0.5mm〜1.8mmである。
切欠き31の幅(基板2の幅方向の長さ)は、例えば、電極3の基板2の幅方向に沿った方向の長さの10%以上にすればよい。上述したように、電極3の中央部分は圧電素子4が搭載される部分であるので、中央部分を挟む両外側部分に切欠き31が形成されるが、この部分は信号の入出力経路である。入出力経路が細くなると抵抗が大きくなり、発振回路への影響が出る可能性があるので、中央部分の両外側のうち片側だけに切欠き31を設けるのが好ましい。そのため、切欠き31の幅(基板2の幅方向に沿った方向の長さ)は、例えば、電極3の基板2の幅方向の長さの10〜30%に設定される。基板2の幅方向の切欠き31の幅は、電極3の基板2の中央部側の辺部における幅、言い換えると開口幅のことである。切欠き31の長さ(基板2の長手方向に沿った方向の長さ)は、例えば、電極3の基板2の長手方向に沿った方向の長さの30%以上にすればよい。
電極3、外部電極7、側面電極8およびグランド電極9は、例えば、金,銀,銅,アルミニウム,タングステン等の金属を主成分とするものである。例えば、基板2がセラミック材料から成る場合であれば、いわゆる厚膜導体を用いることができる。必要に応じて、表面にNi/Au、Ni/Sn等のめっき被膜を形成したものでもよい。
圧電素子4は、圧電部品1において特定の周波数で厚み縦振動もしくは厚みすべり振動の圧電振動を発生させるためのものである。圧電素子4は、例えば、長尺板状の圧電体41と、圧電体41の両主面(一方主面および他方主面)に設けられた表面電極42と、圧電体41の端面に設けられた端面電極43とを備えている。圧電体41は、例えば、長さが1.0mm〜4.0mm、幅が0.2mm〜2mm、厚みが40μm〜1mmの平板状とすることができる。この圧電体41は、例えばチタン酸鉛,チタン酸ジルコン酸鉛,タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、ニオブ酸ナトリウム,ニオブ酸カリウム,ビスマス層状化合物等を基材とする圧電セラミックスを用いて形成することができる。
表面電極42は、圧電体41に電圧を印加して振動させるための振動電極である。表面電極42は、圧電体41の一方主面および他方主面にそれぞれ互いに対向する領域(交差領域)を有するように配置されている。圧電体41の一方主面(上面)において圧電体41の長手方向の一方の端部から他方の端部側に向けて延びるように設けられ、圧電体41の他方主面(下面)においては圧電体41の長手方向の他方の端部から一方の端部側に向けて延びるように設けられ、それぞれが互いに圧電体41を挟んで対向する領域を有している。この表面電極42は、例えば、金,銀,銅,アルミニウム,クロム,ニッケル等の金属を用いることができ、0.1μm〜3μmの厚みである。表面電極42は圧電体41の端部においてそれぞれ端面電極43に接続されている。端面電極43は、圧電素子4を基板2に実装する際の実装性、接合強度を向上させるために設けられる。端面電極43は、表面電極42と同様の材料、厚みで形成される。
このような圧電素子4は、表面電極42(振動電極)間に電圧を印加したとき、表面電極42(振動電極)が対向する領域(交差領域)において、特定の周波数で厚み縦振動もしくは厚みすべり振動の圧電振動を発生させる。圧電素子4に電圧を印加するために、圧電素子4の表面電極42および端面電極43と基板2上の電極3とが、導電性接合材6を介して電気的に接続されている。また、図2(b)および図5(b)に示す例のように、基板2の電極3の上にはそれぞれ支持部5が設けられている。支持部5の上に圧電素子4が振動可能に搭載されている。具体的には、一対の電極3の上に設けられた支持部5が、圧電素子4の長手方向の両端部をそれぞれ支持するようにして搭載されている。これにより、圧電素子4の中央部と基板2との間に空間が形成され、圧電素子4が振動可能に搭載される。支持部5は、例えば導電性を有しており、例えば金,銀,銅,アルミニウム,タングステン等の金属粉末を樹脂中に分散させてなる柱状体である。例えば、平面視での縦、横方向の長さ(径)が0.1mm〜1.0mm、厚みが10μm〜100μmで、角柱状、円柱状である。
電極3および支持部5の上に導電性接合材6が設けられ、圧電素子4の長手方向の両端部と電極3および支持部5とが機械的に接合されている。また、圧電素子4の表面電極42(振動電極)および端面電極43と電極3とが支持部5および導電性接合材6を介して電気的に接続されている。導電性接合材6としては、例えばはんだや導電性接着剤等が用いられ、はんだであれば、例えば銅,錫,銀からなる鉛を含まない材料等を用いることができ、導電性接着剤であれば、銀,銅,ニッケル等の導電性粒子を75〜95質量%含有したエポキシ系の導電性樹脂またはシリコーン系の樹脂を用いることができる。
なお、図2(b)および図5(b)に示す例のように、基板2の上には圧電素子4を覆うように蓋体10が設けられていてもよい。この蓋体10は、基板2の上面の周縁部に接着剤などで接合されていて、これにより、基板2とともに形成した内部空間に収容されている圧電素子4を外部からの物理的な影響や化学的な影響から保護する機能と、基板2とともに形成した空間内への水等の異物の浸入を防ぐための気密封止機能を有している。なお、蓋体10の材料として、例えば、ステンレス鋼などの金属、アルミナなどのセラミックス,樹脂,ガラス等を用いることができる。また、エポキシ樹脂等の絶縁性樹脂材料に無機フィラーを25〜80質量%の割合で含有させて基板2との熱膨張係数の差を小さくするようにしたものでもよい。
一対の電極3のそれぞれに設けられた切欠き31は、図8に示す例のように、基板2の中央部を挟んで互いに対向する位置に設けてもよい。このような構成とすることで入出力電極間に発生する浮遊容量がさらに低減され、浮遊容量に伴う発振周波数変動がさらに抑制できるため、高精度なレゾネータを提供できる。一方の電極3の切欠き31を基板2の長手方向に平行移動させた場合に、両方の電極3の切欠き31の開口部分が互いに重なる部分があればよいが、2つの開口部が一致するのがよりよい。
また、切欠き31は、図9に示す例のように、電極3を基板2の幅方向に分断していてもよい。言い換えれば、切欠き31の長さが、電極3(第1領域32)の基板2の長手方向に沿った方向の長さと同じであってもよい。このような構成とすることで切欠き31を設けた部分では、一対の電極3が基板2の中央部を挟んで対向しないので、この部分で発生する浮遊容量をなくすことができ、入出力電極間に発生する浮遊容量がさらに低減される。このとき、切欠き31は、上述したように電極3の中央部分を挟む両側のうち片側だけに設けられているので、切欠き31を設けていない側で側面電極8との接続がなされており、入出力電極としての機能が損なわれることはない。
このときの切欠き31の幅は、図10に示す例のように、電極3の中央部から基板2の幅方向の端部までとしても構わない。図10に示す例は、電極3が第1領域32と第2領域33とを有している場合であり、電極3の平面視の形状はL字形となっている。これに対して、図9に示す例では、切欠き31を基板2の幅方向の端部まで形成せずに、側面電極9に接続する部分を残している。これにより、特に、電極3および側面電極8が厚膜導体で形成される場合などは、側面電極8の基板2との接合強度を向上させることができる。図9に示す例では、この部分と同様のものを、グランド電極9に接続された側面電極8と接続している補強導体11として設けている。
また、図10に示す例では、切欠き31の幅を電極3の中央部から基板2の幅方向の端部までとして、一対の電極3のそれぞれに設けた切欠き31が基板2の中央部を挟んで互いに対向しないように配置している。2つのL字形の電極3が基板2の第1の面2aの中心を対称点とする点対称の位置に配置している。このような構成とすると、それぞれの電極3の第1領域3a同士が互いに対向する部分がないので、入出力電極間に発生する浮遊容量がさらに低減される。
なお、図9および図10に示すような形状のように、電極3(第1領域32)の一部が分断されたり、基板2の幅方向の端部まで設けられなかったりする形状も、本願における切欠きに含まれる。
1:圧電部品
2:基板
2a:第1の面
2b:第2の面
3:電極
31:切欠き
32:第1領域
33:第2領域
4:圧電素子
41:圧電体
42:表面電極
43:端面電極
5:支持部
6:導電性接合材
7:外部電極
8:側面電極
9:グランド電極
10:蓋体
11:補強導体

Claims (3)

  1. 長手方向と幅方向とを有する矩形板状の基板と、前記長手方向の中央部に間隔をあけて前記基板の第1の面上に設けられた一対の電極と、該一対の電極に両端部がそれぞれ固定された圧電素子とを備え、
    前記基板は、前記第1の面とは反対側の第2の面の中央部にグランド電極を備えており、前記一対の電極は、前記基板の幅方向に延びる第1領域と、該第1領域から前記中央部に向かって前記長手方向に延びるとともに、前記基板を挟んで前記グランド電極と対向する部分を有する第2領域とをそれぞれ有しており、それぞれの前記第1領域の前記中央部側から前記長手方向に切欠きが設けられている圧電部品。
  2. 前記一対の電極に設けられた前記切欠きは、前記中央部を挟んで互いに対向する位置に設けられている請求項1に記載の圧電部品。
  3. 前記切欠きは、前記電極を前記幅方向に分断している請求項1または請求項2に記載の圧電部品。
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