JP6178876B2 - 原料運搬バケット、予熱装置、溶解設備、および溶解設備の操業方法 - Google Patents

原料運搬バケット、予熱装置、溶解設備、および溶解設備の操業方法 Download PDF

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Description

本発明は、鉄スクラップ等の原料を溶解する溶解設備に用いられる原料運搬バケットおよび予熱装置、およびそれらを備えた溶解設備、ならびに溶解設備の操業方法に関する。
アーク炉等の溶解炉は、主に固体金属原料を炉内に装入して固体金属原料を溶解する設備であり、典型的な溶解炉である製鋼用アーク炉の場合には、原料として鉄スクラップや還元鉄(DRI)およびそれを高温でブリケット化したホット・ブリケット・アイアン(HBI)、冷銑(型銑)等が用いられ、炉内に電極を挿入して通電することでこれらの原料を溶解する。
このような溶解炉では、原料の溶解に多くの電力を消費する。しかし、溶解炉においては、投入電力および酸素吹込みバーナーなどによる全入熱のうち15〜25%程度は発生ガスの顕熱として排出されている。
そのため、溶解中に炉から発生するガスでスクラップを予熱しながら溶解し、必要とする電力を極力少なくする方法が数多く提案されている。
例えば、特許文献1には、アークによりスクラップ等の冷鉄源(原料)を溶解する溶解室と、その上部に直結する予熱シャフト(予熱槽)とを有し、冷鉄源が溶解室と予熱シャフトに連続して存在する状態を保つように予熱シャフトへ冷鉄源を連続的または断続的に供給しつつ溶解室内の冷鉄源をアークにより溶解する溶解設備が開示されている。
この溶解設備において、予熱シャフトには、上部に原料供給口および排気口が設けられている。溶解室で発生したガスは予熱シャフトを通って排気口から排出され、このガスにより予熱シャフト内の冷鉄源が予熱される。また、原料供給口は開閉蓋で開閉可能となっており、原料供給時には開閉蓋が開けられた状態で原料運搬バケットから原料が供給される。原料運搬バケットには、その中に原料を入れる際に開けられる上蓋と、その中の原料を排出する際に開けられる底蓋とが設けられている。
そして、この溶解設備は、原料供給時以外は、原料供給口は開閉蓋で閉じられ、極力密閉性を保って、予熱シャフトから気体やダストが外部に流出することや予熱効率が低下することを極力防止するようになっている。
しかし、特許文献1に開示された溶解設備は、原料運搬バケットから予熱シャフトに原料である冷鉄源が供給される際には、開閉蓋が開けられ、予熱シャフト内の密閉性を保つことができないため、原料供給時には密閉性を確保することができない。
これに対して、特許文献2には、バケットが予熱槽上部の炉頂部ホッパーに密閉した状態で原料を予熱槽に装入する溶解設備が開示されている。これにより、原料供給時に密閉性を確保することができる。
特開2001−033171号公報 特開平10−339582号公報
このような原料運搬バケットにおいては、上蓋および底蓋はできるだけ簡易な動作で開閉されること、およびこのような原料運搬バケットを用いて原料を装入する際に密閉性を確保することができる予熱装置が望まれる。しかしながら、特許文献2には、原料運搬バケットにおける上蓋および底蓋の開閉機構および開閉動作について詳細には記載されていない。
したがって、本発明の目的は、上蓋および底蓋を簡易な機構かつ簡易な動作で開閉することが可能な原料運搬バケットを提供することにある。
本発明の他の目的は、上記のような原料運搬バケットから原料が装入される際に密閉性を確保することができる予熱装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、上記のような原料運搬バケットおよび予熱装置を備えた溶解設備およびそのような溶解設備の操業方法を提供することにある。
すなわち、本発明によれば、以下の(1)〜(21)が提供される。
(1) 溶解炉で溶解する原料を、前記溶解炉で溶解処理する前に、前記溶解炉で生じる熱により予熱する予熱装置に対し、クレーンによって吊り下げられた状態で前記原料を運搬する原料運搬バケットであって、
上部開口および底部開口を有し、前記原料を収容するための容器と、前記上部開口を開閉可能に構成された上蓋と、前記底部開口を開閉可能に構成された底蓋とを備える容器部と、
前記クレーンに吊り下げられる把手部と、
前記容器部に対して相対移動可能に前記把手部を前記容器部に接続するとともに、前記上蓋と前記底蓋とに連結され、前記容器部に対して前記把手部を第1の相対移動をさせることで前記上蓋を開閉させ、かつ、前記容器部に対して前記把手部を前記第1の相対移動とは異なる方向への第2の相対移動をさせることで前記底蓋を開閉させるように機能するリンク機構と、
を備える原料運搬バケット。
(2) 前記第1の相対移動は前記リンク機構上に設けられた回転軸周りの回動であることを特徴とする(1)に記載の原料運搬バケット。
(3) 前記第2の相対移動は上下方向への並進であることを特徴とする(1)または(2)に記載の原料運搬バケット。
(4) 前記リンク機構は、前記把手部に直接接続された主リンク部材と、該主リンク部材と前記上蓋とを連接する第1連接部材と、前記主リンク部材と前記底蓋とを連接する第2連接部材とを備えるリンクユニットを含むことを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の原料運搬バケット。
(5) 前記容器部の水平断面形状が矩形であり、
前記容器部の対向する二側面の外側にそれぞれ前記リンクユニットが設けられており、
前記底蓋は、下方に向かって開く両開きの二枚の扉を備え、
前記リンクユニットは、前記主リンク部材と前記二枚の扉のそれぞれとを連結する2つの前記第2連接部材を備えることを特徴とする(4)に記載の原料運搬バケット。
(6) 前記原料運搬バケットに前記原料を入れる位置である原料投入位置に設定された載置部に前記原料運搬バケットが載置されているときに、前記クレーンを下降させることにより前記把手部を前記容器部に対して前記第1の相対移動をさせることで前記上蓋が開かれるよう構成されていることを特徴とする(1)から(5)のいずれかに記載の原料運搬バケット。
(7) 前記上蓋が、前記容器部内部の圧力が急激に上昇した時に内部圧力を低下させるための圧力調整弁を有していることを特徴とする(1)から(6)のいずれかに記載の原料運搬バケット。
(8) 前記容器部は、前記底蓋の開閉を妨げない位置に設けられ、前記原料が入れられた前記原料運搬バケットの荷重に耐えられる強度を有するバケット側係合部を有し、
前記バケット側係合部が前記予熱装置に係合した状態で前記原料運搬バケットが前記予熱装置上に載置されているときに、前記クレーンを下降させることにより前記把手部を前記容器部に対して前記第2の相対移動をさせることで前記底蓋が開かれて内部の原料が排出されるよう構成されていることを特徴とする(1)から(7)のいずれかに記載の原料運搬バケット。
(9) 前記バケット側係合部は、前記容器部の全周に亘って設けられたフランジ部を有することを特徴とする(8)に記載の原料運搬バケット。
(10) 前記バケット側係合部は、フランジ部の下面に設けられた、前記予熱装置と前記容器部との間の気密性を保つシール部材をさらに有することを特徴とする(9)に記載の原料運搬バケット。
(11) 前記バケット側係合部が前記容器部の下端部に設けられていることを特徴とする(8)から(10)のいずれかに記載の原料運搬バケット。
(12) 前記容器部には、前記容器内に不活性ガスを流入させて前記容器内部の空気を前記不活性ガスで置換するための流入口が設けられていることを特徴とする(1)から(11)のいずれかに記載の原料運搬バケット。
(13) 溶解炉で溶解する原料を、前記溶解炉で溶解処理する前に、前記溶解炉で生じる熱により予熱するよう構成され、(1)から(12)のいずれかに記載の原料運搬バケットから前記原料が装入される予熱装置であって、
前記原料が装入される本体部と、
前記本体部の側面に設けられ、前記溶解炉から導入されて前記本体部内の原料を予熱したガスを前記本体部から排出する排気口と、
前記本体部の上部に設けられ、前記原料運搬バケットから前記本体部へ原料を装入する装入口を開閉するためのゲートと、
前記原料運搬バケットが前記原料を前記本体部に装入する装入位置に配置されたときに、前記原料運搬バケットと前記装入口との間の空間と外部との通気を抑制する側壁を備える接続部とを備えていることを特徴とする予熱装置。
(14) 溶解炉で溶解する原料を、前記溶解炉で溶解処理する前に、前記溶解炉で生じる熱により予熱するよう構成され、(8)から(12)のいずれかに記載の原料運搬バケットから前記原料が装入される予熱装置であって、
前記原料が装入される本体部と、
前記本体部の側面に設けられ、前記溶解炉から導入されて前記本体部内の原料を予熱したガスを前記本体部から排出する排気口と、
前記本体部の上部に設けられ、前記原料運搬バケットから前記本体部へ原料を装入する装入口を開閉するためのゲートと、
前記原料運搬バケットが前記原料を前記本体部に装入する装入位置に配置されたときに、前記原料運搬バケットと前記装入口との間の空間と外部との通気を抑制する側壁を備える接続部とを備え、
前記接続部の前記側壁が前記装入口を囲むように前記装入口の周縁全周に設けられていることを特徴とする予熱装置。
(15) 前記原料運搬バケットの前記バケット側係合部と係合するよう構成され、前記原料が入れられた前記原料運搬バケットの荷重に耐えられる強度を有し、前記接続部に設けられている予熱装置側係合部をさらに有することを特徴とする(14)に記載の予熱装置。
(16) 前記予熱装置側係合部の上面に、前記予熱装置と前記容器部との間の気密性を保つシール部材が設けられていることを特徴とする(15)に記載の予熱装置。
(17) 原料を溶解する溶解炉と、
前記原料を、前記溶解炉で溶解処理する前に、前記溶解炉で生じる熱により予熱する予熱装置と、
前記予熱装置に対し、クレーンによって吊り下げられた状態で前記原料を運搬する原料運搬バケットと、
を具備し、
前記原料運搬バケットは、
上部開口および底部開口を有し、前記原料を収容するための容器と、前記上部開口を開閉可能に構成された上蓋と、前記底部開口を開閉可能に構成された底蓋とを備える容器部と、
前記クレーンに吊り下げられる把手部と、
前記容器部に対して相対移動可能に前記把手部を前記容器部に接続するとともに、前記上蓋と前記底蓋とに連結され、前記容器部に対して前記把手部を第1の相対移動をさせることで前記上蓋を開閉させ、かつ、前記容器部に対して前記把手部を前記第1の相対移動とは異なる方向への第2の相対移動をさせることで前記底蓋を開閉させるように機能するリンク機構と、
を備え、
前記予熱装置は、
前記原料が装入される本体部と、
前記本体部の側面に設けられ、前記溶解炉から導入されて前記本体部内の原料を予熱したガスを前記本体部から排出する排気口と、
前記本体部の上部に設けられ、前記原料運搬バケットから前記本体部へ原料を装入する装入口を開閉するためのゲートと、
前記原料運搬バケットが前記原料を前記本体部に装入する装入位置に配置されたときに、前記原料運搬バケットと前記装入口との間の空間と外部との通気を抑制する側壁を備える接続部とを備えていることを特徴とする溶解設備。
(18) 前記原料運搬バケットと前記予熱装置とのうちの一方には、前記原料運搬バケットと前記予熱装置との位置合わせのためのガイド装置として機能する転動体が設けられ、
前記原料運搬バケットと前記予熱装置とのうちの他方には、前記原料運搬バケットが前記装入位置に配置された際の前記転動体の位置に対応する位置に、前記転動体が当接して転動または摺動する当接面を備えるガイド部材が設けられていることを特徴とする(17)に記載の溶解設備。
(19) 前記原料運搬バケットの前記容器部は、前記底蓋の開閉を妨げない位置に設けられ、前記原料が入れられた前記原料運搬バケットの荷重に耐えられる強度を有するバケット側係合部を有し、
前記バケット側係合部が前記予熱装置に係合した状態で前記原料運搬バケットが前記予熱装置上に載置されているときに、前記把手部を前記容器部に対して前記第2の相対移動をさせることで前記底蓋が開かれて内部の原料が排出されるよう構成されており、
前記原料運搬バケットの前記バケット側係合部のうち、水平面内における前記原料運搬バケットの中心から水平方向に最も離れた位置の少なくとも2か所に、前記転動体が設けられており、
前記予熱装置の前記接続部のうち、前記原料運搬バケットが前記装入位置に配置された際の前記転動体の位置に対応する位置のそれぞれに、前記ガイド部材が設けられ、
前記当接面は上方から下方に向かって水平方向内側に収束するように傾斜していることを特徴とする(17)に記載の溶解設備。
(20) (17)から(19)のいずれか1項に記載の溶解設備の操業方法であって、
前記原料運搬バケットに前記原料を入れる際に、前記クレーンの第1操作によって、前記原料運搬バケットの前記上蓋を開くことと、
前記クレーンの第2操作によって、前記原料を収容した前記原料運搬バケットの前記上蓋を閉じることと、
前記原料運搬バケットから前記予熱装置の前記本体部に前記原料を装入する際に、前記クレーンの第3操作によって、前記原料運搬バケットの前記底蓋を開くことと、
前記クレーンの第4操作によって、前記原料を排出したあとの前記原料運搬バケットの前記底蓋を閉じることと、
を含むことを特徴とする溶解設備の操業方法。
(21) 前記第1操作および前記第3操作が、前記クレーンを下降させる操作を含み、
前記第2操作および前記第4操作が、前記クレーンを上昇させる操作を含むことを特徴とする(20)に記載の溶解設備の操業方法。
本発明によれば、リンク機構により、前記容器部に対して前記把手部を第1の相対移動をさせることで前記上蓋を開閉させ、かつ、前記容器部に対して前記把手部を前記第1の相対移動とは異なる方向への第2の相対移動をさせることで前記底蓋を開閉させるようにするので、上蓋および底蓋を簡易な機構かつ簡易な動作で開閉することが可能である。
また、原料運搬バケットが前記原料を予熱装置の本体部に装入する装入位置に配置されたときに、前記原料運搬バケットと前記装入口との間の空間と外部との通気を抑制する側壁を予熱装置に設けたので、原料運搬バケットから原料が装入される際に密閉性を確保することができる。
本発明の第1実施形態に係る溶解設備を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る溶解設備を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る溶解設備の予熱装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る溶解設備の原料運搬バケットの一例を示す側面図である。 原料運搬バケットと予熱装置とが接続された状態を示す断面図である。 図4の原料運搬バケットの上蓋を開いた状態を示す斜視図である。 図4の原料運搬バケットの底蓋を開いた状態を示す斜視図である。 原料運搬バケットをクレーンで吊った状態で予熱装置の接続部に載置する際の状態を示す概略平面図である。 原料運搬バケットの第1の変形例を示す側面図である。 図9の原料運搬バケットの動作を説明するための図である。 図9の原料運搬バケットの動作を説明するための図である。 原料運搬バケットの第2の変形例を示す側面図である。 図12の原料運搬バケットの動作を説明するための図である。 図12の原料運搬バケットの動作を説明するための図である。 原料運搬バケットの第3の変形例を示す断面図である。 図15の原料運搬バケットの概略平面図である。 本発明の第2実施形態に係る溶解設備における予熱装置および原料運搬バケットを示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る溶解設備における予熱装置および原料運搬バケットを示す側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る溶解設備を示す断面図、図2はその平面図、図3は予熱装置を示す斜視図である。
図1に示すように、溶解設備1は、鉄スクラップ等の溶解炉で溶解するための原料を溶解炉で溶解される前に予熱する予熱装置2と、原料を溶解する溶解炉3と、予熱装置2に原料を装入する原料運搬バケット4とを有している。原料運搬バケット4は、原料投入後、予熱装置2の上へ移動されて、その中の原料が予熱装置2に装入される。
予熱装置2は、予熱装置用基礎構造20上の予熱装置台座10に支持部材22を介して支持された、原料が装入される本体部11と、本体部11の側面に設けられ、溶解炉から導入されて本体部11内の原料を予熱したガスを本体部11から排出する排気口12と、本体部11の上部に設けられ、原料運搬バケット4から本体部11へ原料を装入する装入口を開閉するためのゲート14と、原料運搬バケット4が原料を本体部11に装入する装入位置に配置されたときに、原料運搬バケット4と装入口との間の空間と外部との通気を抑制する側壁を備える接続部13と、接続部13の上の四隅に設けられたガイド部材15とを有する。
溶解炉3は、溶解炉用基礎構造40上の溶解炉台座30に支持された、鉄スクラップ等の原料をアーク溶解するための炉本体31と、炉本体31の上部開口に装着される開閉可能な炉蓋32と、炉蓋32を貫通して上方から炉本体31の内部に垂直に挿入される3本の電極33と、炉本体31の側壁に設けられた、炉本体31内に原料を装入するための原料装入用開口部34とを有する。
原料運搬バケット4は、容器部60と、把手部70と、リンク機構(図1には図示せず。詳細は後述する。)とを備えている。容器部60は、水平断面が矩形状をなし上部開口および底部開口を有する容器61と、容器61の上部開口を開閉する上蓋62と、容器61の底部開口を開閉する底蓋63とを有する。本実施形態においては、原料運搬バケット4は、後述するように、予熱装置2の接続部13に対して気密に係合するように構成される。
予熱装置2の本体部11は、鉄製の外殻を有し、水冷構造となっている。また、排気口12は、溶解炉3の炉本体31で発生したガスを本体部11の外に排出するためのものであり、排ガスダクト55に接続されている。この炉本体31の内部で発生するガスが輸送する熱により予熱装置2内の原料が予熱される。
本体部11の上部には、本体部11の上部開口を閉塞するための2枚のゲート14が設けられている。ゲート14は平板状をなしスライド可能に設けられており、2枚のゲート14が本体部11の中央で合わさった状態で上部開口を閉塞するようになっている。各ゲート14は、図示しない駆動機構により駆動されてスライドするようになっている。
予熱装置2の本体部11内には、原料運搬バケット4から鉄スクラップ等の原料が装入される。原料運搬バケット4から本体部11に原料を装入する際には、容器61内に原料が充填され上蓋62および底蓋63を閉じた状態の原料運搬バケット4が、後述するようにガイド部材15にガイドされて予熱装置2の接続部13の上端に形成されたシール係合部に密着した状態で係合され、原料運搬バケット4と予熱装置2との間が密閉されて原料運搬バケット4と予熱装置2との間を通しての通気が防止されるようになっている。この状態では、ゲート14は、原料運搬バケット4の底蓋63の直下に位置している。そして、このようにして予熱装置2の接続部13の開口からの通気が防止された状態で、ゲート14が開けられ、次いで底蓋63が開かれて、容器61内の原料が予熱装置2の本体部11内に装入される。これにより、原料装入時も予熱装置2の密閉性を確保することができる。
予熱装置2には、本体部11内の原料を原料送給用開口部16を介して溶解炉3の炉本体31側へ押し出すプッシャー23が設けられている。プッシャー23は、シリンダ24と、シリンダ24のピストンの先に設けられた押圧部材25とを有し、シリンダ24のピストンを進出させることにより、押圧部材25によって本体部11内の原料を溶解炉3内に押し出すようになっている。
予熱装置2における原料送給用開口部16にはフランジ17が設けられ、溶解炉3における原料装入用開口部34にはフランジ35が設けられ、フランジ17および35が合わさることにより、原料送給用開口部16と原料装入用開口部34とが適合して相対するようになっている。
溶解炉3の炉本体31には、相対向する位置に、出湯口36および排滓口37が設けられている。炉本体31は水冷構造をなす鉄製の外殻を有し、底部の溶湯貯留部分は耐火物のライニング39を有している。電極33へは電源(図示せず)から交流電圧が印加され、それにより形成されるアークにより、予熱装置2から供給された原料の溶解、および原料が溶解されて生成された溶湯の加熱が可能となっている。また、炉本体31内で生成された溶湯の上には製錬用のスラグが形成される。なお、図1中、51は鉄スクラップ等の原料、52は溶湯、53はスラグである。電極33の先端はスラグ53中に位置され、アークはスラグ53中に形成される。
予熱装置台座10は、予熱装置2の下部に2つ設けられており、下面が円弧状をなしている。予熱装置台座10は、予熱装置用基礎構造20上に敷設されたレール21上に載せられており、シリンダ等の駆動機構(図示せず)によりレール21上で揺動させることにより、予熱装置2を傾動させることが可能となっている。一方、溶解炉台座30も同様に構成されており、予熱装置2とは異なる駆動機構(図示せず)により溶解炉用基礎構造40上に敷設されたレール41上で揺動することにより、溶解炉3を傾動させることが可能となっている。
これにより、出湯や排滓のために溶解炉3を傾動させる際に、それに合わせて予熱装置2も傾動させることが可能となっており、傾動時にも予熱装置2における原料送給用開口部16のフランジ17と、溶解炉3における原料装入用開口部34のフランジ35とが合わさった状態が維持され、予熱装置2と溶解炉3との間の気密性が保持される。
本実施形態では、予熱装置2を溶解炉3とは別個の基礎構造上に設け、別個の駆動機構により傾動可能となっているため、予熱装置2を既存の溶解炉に追設することが可能である。
なお、予熱装置2と溶解炉3を同じ基礎上に一体に設け、予熱装置2を溶解炉3に固定直結させてもよい。この場合は、別個の駆動機構とする必要はない。
次に、原料運搬バケット4について詳細に説明する。
図4は原料運搬バケットの一例を示す側面図であり、上蓋および底蓋が閉じられた状態を示す図であり、図5は原料運搬バケットを予熱装置に載置した状態を示す図である。また、図6、図7は図4の原料運搬バケットを示す斜視図であり、図6は上蓋を開いた状態を示し、図7は底蓋を開いた状態を示す。
原料運搬バケット4は、容器61と上蓋62と底蓋63とを有する容器部60と、クレーンのフック101に吊り下げられる把手部70と、把手部70の操作により上蓋62および底蓋63を開閉するよう構成されるリンク機構80とを備えている。
上蓋62は、断面円弧状をなす二枚の蓋部材62a,62bを有している。二枚の蓋部材62a,62bは回動軸(図示せず)により容器61の対向する二側面に回動可能に取り付けられており、二つの蓋部材62a,62bが中央で合わさることにより上部開口が閉塞され、これらが外側に回動することにより開かれるようになっている。
上蓋62を構成する蓋部材62a,62bの上面には、圧力調整弁として機能する複数の子蓋68が配置されている。子蓋68はバネ68aにより蓋部材62a,62bに押し付けられており、容器61内部の圧力が上昇してばね力よりも大きくなった際に上昇して隙間を形成し、容器61内の圧力を低下させる。子蓋68により、容器61内部の内圧が急激に上昇して、バケット4自体を持ち上げたり、設備を破損させたりすることを防止することができる。
底蓋63は、両開きの二枚の扉63a,63bを有している。扉63a,63bは、それぞれ容器61の底部に設けられたヒンジ67a,67bを回動軸として回動可能に設けられ、二枚の扉63a,63bが中央で合わさることにより底部開口が閉塞され、二枚の扉63a,63bが下方へ回動することにより開かれる。
容器部60は、容器61の下端の底蓋63の開閉を妨げない位置に設けられた額縁状をなすフランジ部64を有している。フランジ部64は、原料運搬バケット4内に原料が充填された際の荷重に耐えうる強度を有している。そして、底蓋63を閉じた状態では、フランジ部64の内側に底蓋63が収容される。フランジ部64は容器部60の下端の全周に亘って設けられている。ただし、一部が欠けていても一定の通気抑制の効果は得られる。フランジ部64の下端にはシール部材65が設けられている。シール部材65は、例えば合成ゴムのような耐熱性とクッション性を有する材料からなり、図5に示すように、原料運搬バケット4を予熱装置2の接続部13に載置して、シール部材65が接続部13の上端に形成されたシール係合部13aに係合させた際に、シール部材65が潰れ、原料運搬バケット4と予熱装置2との間が密着されるようになっている。フランジ部64とシール部材65とにより、予熱装置2と係合するバケット側係合部を構成する。ただし、フランジ部64自体が密着機能を有すれば、フランジ部64のみでバケット側係合部を構成してもよい。フランジ部64の外側には、本発明の転動体として機能するガイドローラ66が、ガイド部材15の内面にガイドされるように斜めに設けられている。
本実施形態では、ガイドローラ66は、フランジ部64の四隅のそれぞれの各側面に1つずつ、したがって1つの隅につき2つのガイドローラ66がペアをなすように設けられている。各ガイドローラ66は、その回転軸が水平面に対して傾斜しており、傾斜の向きは各隅において対応するフランジ部64の角の方向に向かって上向きとなるようになっている。
また、予熱装置2の接続部13のうち、原料運搬バケット4が装入位置に配置された際のガイドローラ66の位置に対応する位置のそれぞれに、ガイド部材15が設けられている。ガイド部材15の内面は当接面として機能し、上方から下方に向かって水平方向内側に収束するように傾斜している。これにより、仮に原料運搬バケット4が接続部13に対して所定位置から少し回転した状態であっても、クレーンを下降させるにつれてガイドローラ66がガイド部材15の上部において当接面に接触し、ガイドローラ66がガイド部材15の当接面上で転動または摺動し、原料運搬バケット4が所定位置に向かう方向に回転させられながら下降することとなり、所定位置までガイドされる。
接続部13のシール係合部13aは、バケット側係合部に対応する予熱装置側係合部として機能する。予熱装置側係合部を接続部13の上に設けてもよい。また、予熱装置側係合部にシール部材を設けてもよい。予熱装置側係合部は、原料運搬バケットの荷重に耐えられる強度を有する。
把手部70は、リンク機構80を介して容器61の対向する二側面に昇降および回動可能に設けられた一対の縦棒71と、縦棒71の上端どうしを繋ぐ横棒72と、横棒72の中央に設けられ、クレーンのフック101により吊られる吊り部73とを有する。
リンク機構80は、容器61の対向する二側面にそれぞれ設けられた一対のリンクユニット81を有している。各リンクユニット81は、把手部70に直接接続され、容器61の側面に昇降可能に設けられた主リンク部材82と、主リンク部材82と上蓋62の二つの蓋部材62a,62bとをそれぞれ連接する2つの第1連接部材83a,83bと、主リンク部材82と底蓋63の二枚の扉63a,63bとをそれぞれ連接する2つの第2連接部材84a,84bとを有している。
主リンク部材82は、容器61の側面に設けられたレール85に沿って昇降するようになっている。また、主リンク部材82と把手部70の縦棒71とは回動軸86で接続され、把手部70は回動軸86を中心として回動可能となっている。
第1連接部材83a,83bは、それぞれ、回動軸87a,87bにより主リンク部材82と接続されている。また、把手部70の縦棒71と主リンク部材82の回動軸87bは第1副リンク部材88により連接されている。また、2つの第1連接部材83a,83bどうしは、第2副リンク部材89により連接されている。
上蓋62を構成する二つの蓋部材62a,62bの二側面には、第1連接部材83a,83bにそれぞれ対応する位置に、それぞれガイドピン90a,90bが設けられている。一方、第1連接部材83a,83bの上部には、それぞれ長穴91a,91bが設けられており、ガイドピン90a,90bはそれぞれ長穴91a,91bに挿入されている。
図4に示すように、把手部70の縦棒71が垂直になっている状態では上蓋が閉じられているが、把手部70を容器部60に対して矢印A方向すなわち下降する方向に回動させる(第1の相対移動をさせる)と、第1副リンク部材88および回動軸87bを介して第1連接部材83bが外側に回動し、さらに第2副リンク部材89を介して第1連接部材83aも外側に回動し、これにともなって、ガイドピン90a,90bを介して上蓋62の二つの蓋部材62a,62bも外側に回動して、図6に示すように上蓋62が開かれた状態となる。この状態から上蓋62を閉じるためには、把手部70を上昇させる方向に回動させればよい。
第2連接部材84a,84bの下端は、底蓋63の二枚の扉63a,63bの連結部69a,69bに軸92a,92bにより接続されている。図4に示すように、把手部70がクレーンにより吊られた状態では、主リンク部材82はレール85の上端に位置し、第2連接部材84a,84bを介して底蓋63の扉63a,63bが引き上げられて、閉じている状態である。この状態からクレーンにより原料運搬バケット4を予熱装置2の接続部13に載置し、シール部材65がシール係合部13aに係合した状態とし、図7に示すように、その荷重を予熱装置2に預けた状態(クレーンによる上方への引っ張り力が0となった状態)で把手部70を容器部60に対して下降させる(第2の相対移動をさせる)と、主リンク部材82がレール85に沿って下降し、第2連接部材84a,84bを介して扉63a,63bが下方に開く。この状態では、底蓋63の扉63a,63bは、図5の二点鎖線に示すように、接続部13内に挿入される。このようにして底蓋63を開放することにより、容器61内の原料が予熱装置2の本体部11内に装入される。底蓋63を開放した状態から閉じた状態にするためには、把手部70を上昇させて逆動作をさせればよい。
次に、以上のように構成される溶解設備1の動作について説明する。
原料運搬バケットにより鉄スクラップ等の原料51を予熱装置2の本体部11に装入し、原料51が本体部11と炉本体31に連続する状態とする。
この状態で電極33と炉本体31内にある原料51との間に通電してアークを形成し、原料51を溶解する。炉本体31内の原料51の溶解が進行し、炉本体31内に一定量の溶湯52が形成された段階で、溶湯面にスラグ53を形成し、スラグ53中にランス(図示せず)からスラグ中に補助熱源としてのコークスを吹き込んでスラグフォーミング操業に移行し、電極33の先端をスラグ53中に埋没させ、アークがスラグ53内に形成されるようにする。
原料の溶解により発生するガスは、炉本体31から予熱装置2の本体部11を通って排気口12からダクト55に排出され、このガスが輸送する熱により本体部11内の原料51が予熱される。
炉本体31内で原料51が溶解すると、予熱装置2の本体部11内の原料51が炉本体31に供給され、炉本体31内において連続して原料51の溶解を行うことができる。このとき、炉本体31への原料51の供給を促進するために、プッシャー23により予熱装置2の本体部11内の原料51を炉本体31内に押し出す。
本体部11内の原料51が炉本体31に供給されると、本体部11内の原料51の上端位置が低下してくるため、原料51が本体部11と炉本体31に連続して存在する状態を保つように、原料運搬バケット4により接続部13を介して本体部11内へ原料51を適時に供給する。
このようにして原料51を連続的に溶解して、所定量(例えば1チャージ分)の溶鋼が炉本体31内にたまった時点で、予熱装置2の本体部11内に原料51が連続して存在する状態を保ったまま、溶解炉3を排滓口37側に傾動させて排滓口37からスラグを排出し、その後、溶解炉3を反対側の出湯口36側に傾動させて出湯口36から溶湯を取鍋等に出湯する。
このとき、予熱装置2を溶解炉3と同期して傾動することにより、原料送給用開口部16のフランジ17と原料装入用開口部34のフランジ35とが合わさった状態が維持され、予熱装置2と溶解炉3との間の気密性が保持される。このため、原料の予熱効率を高く維持することができる。また、予熱装置2を溶解炉3と別個に設けるので、予熱装置を既存の溶解炉に設けることが可能となる。
なお、予熱装置2と溶解炉3とを一体に設ける場合には、予熱装置2と溶解炉3との間の気密性の問題は生じない。
これら一連の工程において、鉄スクラップ等の原料は原料運搬バケット4により以下に説明する本発明の操業方法の一例のようにして予熱装置2に供給される。
最初に、原料運搬バケット4をクレーンで吊った状態で、鉄スクラップ等の原料を投入する原料投入位置にある台車等の載置部に原料運搬バケット4を載置する。載置部は、このように原料運搬バケット4を載置したときに底蓋63の部分だけが載置部に接触するように、載置部の上面が原料運搬バケット4の容器部60と同じかそれよりも小さい面積を有していることが好ましい。これにより、底蓋63がしっかり閉じた状態で原料を原料運搬バケット4に投入することができ、フランジ部64やガイドローラ66が破損することも防ぐことが可能となる。この状態では、原料運搬バケット4における容器部60の上蓋62および底蓋63は閉じている。
この状態からクレーンを下降させる操作(第1操作)を行うことにより把手部70を垂直状態から容器部60に対して図4の矢印A方向すなわち下降する方向に回動させる(第1の相対移動をさせる)。これによって、リンク機構80により上蓋62が開かれる。具体的には、図6に示すように、把手部70が矢印A方向すなわち下降する方向に回動されることにより、第1副リンク部材88を介して一方の第1連接部材83bが外側に回動し、第1連接部材83bの長穴91bに挿入されているガイドピン90bを介して蓋部材62bが開かれ、それと同時に第2副リンク部材89を介して他方の第1連接部材83aも外側に回動し、第1連接部材83aの長穴91aに挿入されているガイドピン90aを介して蓋部材62aも開かれる。この状態で上方から容器61内に原料が投入される。
原料投入後、クレーンを上昇させる操作(第2操作)を行うことにより把手部70を容器部60に対して上昇する方向へ回動させ(第1の相対移動をさせ)、縦棒71を垂直状態に戻して上蓋62を閉じ、原料を貯留した状態の原料運搬バケット4をクレーンにより吊った状態で、予熱装置2の上方まで移動させてから下降させる。これにより、原料運搬バケット4が予熱装置2の接続部13に載置される。このとき、原料運搬バケット4が接続部13に接触した状態で、原料運搬バケット4の荷重が予熱装置2の接続部13に完全に預けられた状態までは至らない程度までの高さでクレーンの下降操作を停止する。
そして、原料運搬バケット4から予熱装置2の本体部11内への原料供給に備えてゲート14を開く。原料51を予熱装置2の本体部11内に供給する際以外には、ゲート14が閉じられることにより予熱装置2の密閉性が保たれている。一方、原料供給時にはゲート14を開くが、原料運搬バケット4が予熱装置2の接続部13に載置された際には、容器部60の下端のフランジ部64に設けられたシール部材65が接続部13の上端のシール係合部13aに係合されて原料運搬バケット4と予熱装置2との間が密着されるので、原料装入時にゲート14を開けた際にも予熱装置2の密閉性を確保することができる。
原料運搬バケット4をクレーンで吊った状態で予熱装置2の接続部13に載置する際には、図8に示すように、原料運搬バケット4が所定位置から少し回転した状態で下降することがあるが、ガイドローラ66が、フランジ部64の四隅に上述のような状態でガイド部材15の内面にガイドされるように回転軸が傾斜して設けられているので、このように原料運搬バケット4が回転した状態でも、原料運搬バケット4が下降する際にガイドローラ66により、原料運搬バケット4が回転されて所定の位置に位置決めされる。なお、ガイド部材が原料運搬バケット4側に設けられ、ガイドローラが予熱装置側に設けられていてもよい。
ゲート14が完全に開いたら、クレーンをさらに垂直に下降させる操作(第3操作)を行うことにより、把手部70を容器部60に対して下降させる(第2の相対移動をさせる)ことで底蓋63を開放して、原料運搬バケット4内の原料を予熱装置2の本体部11内に装入する。具体的には、図7に示すように、クレーンを垂直に下降させることにより把手部70が下降され、主リンク部材82がレール85に沿って下降し、それにともなって第2連接部材84a,84bが下方に移動し、扉63a,63bを下方に回動させる。このように底蓋63が開かれることにより、原料運搬バケット4内の原料が予熱装置2の本体部11に装入される。
原料装入が終了後、クレーンを上昇させる操作(第4操作)を行うことにより把手部70を容器部60に対して上昇させる(第2の相対移動をさせる)ことにより底蓋63を引き上げ、底蓋63がゲート14と干渉しない位置まで引き上げられた後にゲート14を閉じる。具体的には、把手部70の上昇にともなって主リンク部材82を上昇させ、第2連接部材84a,84bを介して扉63a,63bが上方に回動する。そして、原料運搬バケット4が接続部13に接触した状態が保たれている範囲内でクレーンにより把手部70を上昇させ、底蓋63がゲート14と干渉しない位置まで引き上げ。これによりゲート14の閉鎖が可能となるためゲート14を閉じる。ゲート14が閉じられた状態では原料運搬バケットによるシールが不要となるため、クレーンをさらに上昇させることにより空の原料運搬バケット4を吊り上げて原料投入位置へ運搬する。
以上のように、本実施形態によれば、原料運搬バケット4において、クレーンによる把手部70の回動動作および昇降動作により、リンク機構80を介して上蓋62および底蓋63を開閉するので、簡単な機構および簡単な動作による上蓋および底蓋の開閉を実現することができる。
また、原料運搬バケット4から予熱装置2の本体部11へ原料を装入する際に、容器61の下端のフランジ部64に設けられたシール部材65が接続部13のシール係合部13aに係合して密着され、これにより原料運搬バケット4と予熱装置2との間が密閉される。このため、複雑な構造を用いることなく、ゲート14を開いた際の予熱装置2の密閉性を確保することができ、原料を装入する際に予熱装置2の上方から本体部11内の気体やダストが外部に流出することが防止される。また、本体部11への気体の侵入が抑制されて、予熱効率が低下することを防止することができる。
なお、原料運搬バケット4から予熱装置2の本体部11への原料装入は、原料運搬バケット4のフランジ部64の周縁部のシール部材65が接続部13のシール係合部13aに係合された後、ゲート14が開くことによってはじめて可能になるため、ゲート14が開く前に底蓋63が開かないように、機械的あるいは電気的インターロックを設けることが好ましい。
次に、原料運搬バケットの第1の変形例について説明する。図9は、原料運搬バケットの第1の変形例を示す側面図である。第1の変形例の原料運搬バケット4′は、底蓋63を開閉する機構が図4の原料運搬バケット4とは異なっている。
原料運搬バケット4′は、上蓋62を開閉する機構が図4とほぼ同様であるリンク機構を有している。リンク機構は、容器61の対向する二側面にそれぞれ設けられた一対のリンクユニットを有している。各リンクユニットの上蓋62を開閉する機構は図4とほぼ同様であるため、これに関する説明は省略する。本変形例のリンクユニットは、把手部70の昇降により、容器61に対して相対的に昇降可能な主軸110を有している。主軸110の下端には2つの回動軸111a,111bが設けられ、また底蓋63の扉63a,63bの中央部には回動軸112a,112bが設けられ回動軸111aと回動軸112aおよび回動軸111bと回動軸112bをつなぐように底蓋63を開閉するための2つの第1リンク部材113a,113bが設けられている。また、主軸110には主軸110に沿って昇降可能にスライダー114が設けられている。スライダー114には回動軸115が設けられており、回動軸115と2つの回動軸112a,112bをそれぞれつなぐように2つの第2リンク部材116a,116bが設けられている。なお、回動軸112a,112bは、扉63a,63bの厚さよりも大きな径を有しており、底蓋63の容器61に面する側に出っ張るよう構成されている。この出っ張り部分が容器61の下端側部に係合し、荷重を支えやすくなっている。なお、本例では、扉63a,63bは移動可能なヒンジ部117a,117bに回動可能に支持されている。
図9は、原料運搬バケット4′の容器61内に原料が収容されて、上蓋62(図示せず)および底蓋63が閉じられた状態を示すものである。この状態でバケット4′がクレーンにより吊られて予熱装置2の接続部13に載置された際に、シール部材65が接続部13のシール係合部13aに係合して密着され、原料運搬バケット4′と予熱装置2との間が密閉されるため、原料運搬バケット4′と予熱装置2との間を通しての通気が防止される。なお、本変形例では、フランジ部等のバケット側係合部を原料運搬バケットの下端部に設けることは難しいため、接続部13の高さを原料運搬バケットの高さ方向中間以上までを覆う高さとし、バケット側係合部を原料運搬バケットの高さ方向中間より上側に設けてもよい。
このように原料運搬バケット4′が予熱装置2の接続部13に載置され、シール部材65とシール係合部13aが密着されて予熱装置2の上部開口が塞がれた状態となったらゲート14が開けられる。ゲート14が完全に開いた時点で、クレーンにより把手部70(図9では図示せず)を下降させることにより、主軸110が下降し、図10に示すように、第1リンク部材113a,113bにより底蓋63の扉63a,63bが開かれ、予熱装置2の気密性を保持したまま、原料が予熱装置2の本体部11内に装入される。このとき、スライダー114は第2リンク部材116a,116bにより、主軸110に対して図9の状態よりも相対的に高い位置に移動し、その状態で主軸110に収容されていたストッパ118が外側に開いてスライダー114が固定される。これにより、底蓋63の扉63a,63bは開いた状態のまま第2リンク部材116a,116bによりロックされる。
図11に示すように、原料運搬バケット4′が予熱装置2の接続部13に密着した状態を維持したまま、クレーンにより主軸110を上昇させることにより、底蓋63の扉63a,63bは、開いたままの状態で容器61の側面に沿って上昇し、底蓋63の全体が、ゲート14の閉状態での高さ位置よりも高い状態となる。この状態でゲート14が閉じられる。このため、原料がゲート14直下まで及んで存在している場合に該原料を底蓋63の扉63a,63bが噛み込んで底蓋63が閉じられなくなることが防止される。また、底蓋63がゲート14を閉じる際の妨げになることもない。このため、原料を装入する際の原料運搬バケット4の位置をゲート14に極力近づけることができ、原料装入に必要な高さを極力低くすることができる。なお、本変形例の場合には、原料投入位置の載置部に原料運搬バケットを載置する前に、底蓋63を閉じて図9に示すような状態にしておく操作が必要となる。
次に、原料運搬バケットの第2の変形例について説明する。図12は、原料運搬バケットの第2の変形例を示す側面図である。第2変形例の原料運搬バケット4′′は、上蓋62を開閉する機構が図4とほぼ同様であるリンク機構を有している。リンク機構は、容器61の対向する二側面にそれぞれ設けられた一対のリンクユニットを有している。各リンクユニットの上蓋62を開閉する機構は図4とほぼ同様であるため、これに関する説明は省略する。原料運搬バケット4′′は、底蓋63の扉63a,63bのヒンジ67a,67bの外側にローラ122a,122bを有しており、ローラ122a,122bの外側に、容器61の側壁に対して接離可能に設けられたローラガイド123a,123bを有している。なお、符号124a,124bはローラガイド123a,123bを移動させるためのガイドである。
図12は、原料運搬バケット4′′の容器61内に原料が収容されて、上蓋62(図12では図示せず)および底蓋63が閉じられた状態を示すものである。この状態で原料運搬バケット4′′が、図4の原料運搬バケット4と同様、クレーンにより吊られて予熱装置2の接続部13に載置されると、シール部材65とシール係合部13aが密着され、原料運搬バケット4′′と予熱装置2との間を通しての通気が防止される。
このように原料運搬バケット4′′が予熱装置2の接続部13に密着され、予熱装置2の上部開口が塞がれた状態でゲート14が開けられ、ゲート14が完全に開いたら、図13に示すように、第2連接部材84a,84bを介して底蓋63の扉63a,63bが開かれ、予熱装置2の気密性を保持したまま、原料運搬バケット4′′内の原料が予熱装置2の本体部11内に装入される。このとき、の底蓋63の開放は、図4の原料運搬バケット4と同様、クレーンにより把手部70を下降させることにより行われる。すなわち、把手部70が下降されることによりリンク機構80を構成する2つのリンクユニット81の主リンク部材82が下降されて、第2連接部材84a,84bを介して扉63a,63bが開かれる。なお、本変形例においても、フランジ部等のバケット側係合部を原料運搬バケットの下端部に設けることは難しいため、接続部13の高さを原料運搬バケットの高さ方向中間以上までを覆う高さとし、バケット側係合部を原料運搬バケットの高さ方向中間より上側に設けてもよい。
その後、ゲート14が閉じられ原料運搬バケット4′′がクレーンにより上昇されるが、原料がゲート14直下まで及んで存在している場合には、底蓋63を閉じようとしても、該原料を底蓋63の扉63a,63bが噛み込んで扉63a,63bが閉じられなくなる可能性がある。さらには原料に引っ掛かって原料運搬バケット4′′自体が上昇できなくなることも考えられる。そのため、同図に示すように、ローラガイド123a,123bを容器61側に移動させて底蓋63を開いたままの状態とする。
このようにすることにより、原料運搬バケット4′′を上昇させる際に、図14に示すように、ローラガイド123a,123bの長さ分の高さHまで、底蓋63を開いたまま上昇させることができ、底蓋63の扉63a,63bが原料を噛み込むことを防止することができる。
次に、原料運搬バケットの第3の変形例について説明する。図15は、原料運搬バケットの第3の変形例を示す断面図である。図15の原料運搬バケットの概略平面図である。
本変形例の原料運搬バケット4′′′の容器部60には、容器61内に不活性ガスを流入させて容器内部の空気を不活性ガスで置換するための流入口135が設けられている。流入口135には第1連結管133を介して母管132が接続されており、母管132には第2連結管130が接続されている。第2連結管130は先端に穴の開いた支持板131によって支持されており、該支持板131の先端の穴と第2連結管130が連通している。
第2連結管130は不活性ガスの供給ユニット140に接続され、供給ユニット140を通して不活性ガスが原料運搬バケット4′′′に供給される。図15に示す形態においては、供給ユニット140は予熱装置に併設され、原料運搬バケット4′′′を予熱装置上に載置すると、供給ユニット140と第2連結管130とが接続されるようになっている。
供給ユニット140は、台座上に設けられた下側シリンダ部144と、下側シリンダ部144に摺動可能に外嵌され、台座との間にスプリング143を挟んで上方に付勢された上側シリンダ部142とを備える。下側シリンダ部144には供給管145の一端が接続され、供給管145の他端は不活性ガスの供給源に接続されている。上側シリンダ部142の天板部には不活性ガスを噴き出す噴出口が設けられており、天板部の上面には噴出口を囲むように配置された囲繞シール部材141が設けられている。原料運搬バケット4′′′を予熱装置上に載置すると、支持板131の先端の穴と不活性ガスを噴き出す噴出口とが相対するようにして支持板131と供給ユニット140とが接続される。
図15に記載の形態においては、上側シリンダ部142がスプリング143によって上方に付勢されており、支持板131が囲繞シール部材141に接触してさらに下降すると、スプリング143の弾性力によって囲繞シール部材141が支持板131に押し付けられて、供給ユニット140と第2連結管130が接続される。
このようにして、噴出口から第2連結管130を通して容器61内へ不活性ガスを供給することができる。容器60内部を不活性ガス雰囲気とすることにより、容器60内部での不所望な反応を抑制することができる。
次に、第2実施形態について説明する。図17、図18は本発明の第2実施形態に係る溶解設備の予熱装置を示す側面図である。以下の説明では、第1実施形態との相違点について主に説明し、重複する説明は省略する。
第2実施形態の溶解設備における予熱装置は、ゲートが、予熱装置の本体部11の内方に延びる主ゲート部204と、主ゲート部204から本体部11の外方に延びる鍔部205とを有するとともに、鍔部205が下方に押圧されることによって主ゲート部204が上方に開くよう構成された上開き扉210を備えている。第2実施形態の予熱装置には、この上開き扉210が2枚設けられ、上方に両開きするよう構成されている。また、本体部11の上方には接続部203が設けられている。接続部203の上端部にシール係合部203aが形成されている。接続部203のシール係合部203aに原料運搬バケット400が載置されるとその重みで下降するとともに、鍔部205を下方に押圧するよう構成されている。
第2実施形態の原料運搬バケット400は、第1の実施形態の原料運搬バケット4と基本構成は同じであるが、下端部に設けられたフランジ部が押圧フランジ206として機能する点が異なっている。図17、図18では原料運搬バケット4と同じものには同じ符号を付して説明を省略する。
原料運搬バケット400においては、図17に示すように、容器61の底部周縁に設けられた押圧フランジ206の下面がシール部として機能し、原料運搬バケット400がクレーンに吊られた状態では底蓋63が閉状態とされる。クレーンにより原料運搬バケット400が接続部203に載置され、押圧フランジ206がシール係合部203a上に係合され、原料運搬バケット400の荷重が接続部203に預けられると(クレーンによる上方への引っ張り力が0となると)、接続部203が下降して鍔部205を下方に押圧する。その後、クレーンによる上方への引張力が0となった状態からさらにクレーンを下降させて把手部を下降させることにより、リンク機構の構成部である第2連接部材84a,84bにより、扉63a,63bを下方に回動し、底蓋63が開放される。このとき、底蓋63の扉63a,63bおよび第2連接部材84a,84bの一部が接続部203内に挿入される。図18に示すように、接続部203により鍔部205が下方に押圧されることによって主ゲート部204が上方に開いた状態となっているため、底蓋63が開放されることにより、容器61内の原料が本体部11に装入される。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。本発明の範囲は添付の請求の範囲の記載に基づいて定まるものであり、その範囲内において構成要素の省略、変形、改良を施した構成の全てが本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、予熱装置は横断面角型の形態を示したが、予熱装置の横断面は円形状でもよい。また、予熱装置は水冷構造を有する好ましい形態を示しているが、水冷構造を有しない場合もあり得る。ゲートも2枚の場合を示したが1枚の構造とすることもできる。また、予熱装置台座が2つ設けられている形態を示しているが、1つの構造とすることもできる。
また、原料運搬バケットの形態も上記実施形態に限定されるものではなく種々の形態が可能である。さらに、予熱装置のシール係合部と原料運搬バケットの周縁部(シール部)の形態も上記実施形態のものに限らず、原料運搬バケットが予熱装置に装着した際に予熱装置の気密性が確保できる形態であればよい。
また、上記の実施形態や変形例では、上蓋および底蓋は、容器部に対して回動することにより開くよう構成されているが、これに限られるものではない。例えば底蓋が傾斜を有していて、傾斜方向に沿って上方に引き上げられることにより開くよう構成されていてもよい。これらの形態の底蓋を用いることによって、底蓋を開く際にスクラップが噛み込むことが抑制され、安定した操業が可能となる。特に、底蓋が下方に向かって開く少なくとも二枚の扉を備える形態であれば、底蓋を開く際にスクラップが噛み込むことはほぼ皆無となる。
さらに、上記の実施形態や変形例では、把手部を原料運搬バケットの容器に対して相対的に回動することによりリンク機構を介して上蓋を開閉し、把手部を原料運搬バケットの容器に対して昇降することによりリンク機構を介して底蓋を開閉する例を示したが、これに限られず、把手部を原料運搬バケットの容器部に対して異なる方向へ相対移動することで、上蓋および底蓋の開閉のそれぞれの動作を行うことができればよい。例えば、上蓋を容器部に対して横方向にスライドさせることで開閉する構造とし、第1の相対移動を水平方向への並進とし、第2の相対移動は上記実施形態と同様の上下方向への並進としてもよい。この場合には、第1操作と第2操作は、クレーンを水平方向に並進移動させる操作となる。しかし、上記実施形態に示したように、第1の相対移動をリンク機構上に設けられた回転軸周りの回動とすることにより、クレーンの第1操作を行う際に把手部の自重で回動(第1の相対移動)が促されるという利点がある。
さらに、上記の実施形態や変形例では、接続部は原料運搬バケットの周縁全周に設けられたフランジ部の全体と接触するように設けられているが、原料運搬バケットと装入口との間の空間と外部との通気を抑制する側壁を備えていればよい。例えば、軽量化等の理由により一部に隙間がある構造となっていても、一定の密閉効果が得られるように側壁が設けられていればよい。
さらにまた、上記実施形態の溶解炉も単なる例示に過ぎず、他の種々のタイプの溶解炉に適用可能なことは言うまでもない。例えば、溶解炉として電極が3本の交流式アーク炉を用いた例を示したが、直流式アーク炉であってもよい。この場合は電極は1本または2本でもよい。
さらにまた、上記実施形態では、排滓時や出湯時に全体を傾動させる溶解設備を示しているが、溶解設備は、傾動させずに排滓や出湯を行うものであってもよい。また、原料として鉄スクラップを例示したが、これに限らず、他の金属の溶解を行うものであってもよい。
1;溶解設備
2;予熱装置
3;溶解炉
4,4′,4′′,400;原料運搬バケット
10;予熱装置台座
11;本体部
12;排気口
13,203;接続部
13a,203a;シール係合部
14;ゲート
15;ガイド部材
16;原料送給用開口部
17;フランジ
20;予熱装置用基礎構造
23;プッシャー
30;溶解炉台座
31;炉本体
32;炉蓋
33;電極
34;原料装入用開口部
35;フランジ
36;出湯口
37;排滓口
39;ライニング
40;溶解炉用基礎構造
51;原料
52;溶湯
53;スラグ
60;容器部
61;容器
62;上蓋
62a,62b;蓋部材
63;底蓋
67a,67b,117a,117b;ヒンジ部
64;フランジ部
65;シール部材
70;把手部
71;縦棒
72;横棒
73;吊り部
80;リンク機構
81;リンクユニット
82;主リンク部材
83a,83b;第1連接部材
84a,84b;第2連接部材
86,87a,87b,111a,111b,112a,112b、115;回動軸
88;第1副リンク部材
89;第2副リンク部材
90a,90b;ガイドピン
91a,91b;長穴
110;主軸
113;第1リンク部材
114;スライダー
116a,116b;第2リンク部材
118;ストッパ
122a,122b;ローラ
123a,123b;ローラガイド
130;第2連結管
131;支持板
132;母管
133;第1連結管
135;流入口
140;供給ユニット
141;囲繞シール部材
142;上側シリンダ部
143;スプリング
144;下側シリンダ部
145;供給管
204;主ゲート部
205;鍔部
206;押圧フランジ
210;上開き扉

Claims (17)

  1. 溶解炉で溶解する原料を、前記溶解炉で溶解処理する前に、前記溶解炉で生じる熱により予熱する予熱装置に対し、クレーンによって吊り下げられた状態で前記原料を運搬する原料運搬バケットであって、
    上部開口および底部開口を有し、前記原料を収容するための容器と、前記上部開口を開閉可能に構成された上蓋と、前記底部開口を開閉可能に構成された底蓋とを備える容器部と、
    前記クレーンに吊り下げられる把手部と、
    前記容器部に対して相対移動可能に前記把手部を前記容器部に接続するとともに、前記上蓋と前記底蓋とに連結され、前記容器部に対して前記把手部を第1の相対移動をさせることで前記上蓋を開閉させ、かつ、前記容器部に対して前記把手部を前記第1の相対移動とは異なる方向への第2の相対移動をさせることで前記底蓋を開閉させるように機能するリンク機構と、
    を備え、
    前記容器部は、前記底蓋の開閉を妨げない位置に設けられ、前記原料が入れられた前記原料運搬バケットの荷重に耐えられる強度を有するバケット側係合部を有し、
    前記バケット側係合部が前記予熱装置に係合した状態で前記原料運搬バケットが前記予熱装置上に載置されているときに、前記クレーンを下降させることにより前記把手部を前記容器部に対して前記第2の相対移動をさせることで前記底蓋が開かれて内部の原料が排出されるよう構成されており、
    前記バケット側係合部は、前記容器部の全周に亘って設けられたフランジ部を有する原料運搬バケット。
  2. 前記第1の相対移動は前記リンク機構上に設けられた回転軸周りの回動であることを特徴とする請求項1に記載の原料運搬バケット。
  3. 前記第2の相対移動は上下方向への並進であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原料運搬バケット。
  4. 前記リンク機構は、前記把手部に直接接続された主リンク部材と、該主リンク部材と前記上蓋とを連接する第1連接部材と、前記主リンク部材と前記底蓋とを連接する第2連接部材とを備えるリンクユニットを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の原料運搬バケット。
  5. 前記容器部の水平断面形状が矩形であり、
    前記容器部の対向する二側面の外側にそれぞれ前記リンクユニットが設けられており、
    前記底蓋は、下方に向かって開く両開きの二枚の扉を備え、
    前記リンクユニットは、前記主リンク部材と前記二枚の扉のそれぞれとを連結する2つの前記第2連接部材を備えることを特徴とする請求項4に記載の原料運搬バケット。
  6. 前記原料運搬バケットに前記原料を入れる位置である原料投入位置に設定された載置部に前記原料運搬バケットが載置されているときに、前記クレーンを下降させることにより前記把手部を前記容器部に対して前記第1の相対移動をさせることで前記上蓋が開かれるよう構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の原料運搬バケット。
  7. 前記上蓋が、前記容器部内部の圧力が急激に上昇した時に内部圧力を低下させるための圧力調整弁を有していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の原料運搬バケット。
  8. 前記バケット側係合部は、フランジ部の下面に設けられた、前記予熱装置と前記容器部との間の気密性を保つシール部材をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の原料運搬バケット。
  9. 前記バケット側係合部が前記容器部の下端部に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の原料運搬バケット。
  10. 前記容器部には、前記容器内に不活性ガスを流入させて前記容器内部の空気を前記不活性ガスで置換するための流入口が設けられていることを特徴とする、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の原料運搬バケット。
  11. 溶解炉で溶解する原料を、前記溶解炉で溶解処理する前に、前記溶解炉で生じる熱により予熱するよう構成され、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の原料運搬バケットから前記原料が装入される予熱装置であって、
    前記原料が装入される本体部と、
    前記本体部の側面に設けられ、前記溶解炉から導入されて前記本体部内の原料を予熱したガスを前記本体部から排出する排気口と、
    前記本体部の上部に設けられ、前記原料運搬バケットから前記本体部へ原料を装入する装入口を開閉するためのゲートと、
    前記原料運搬バケットが前記原料を前記本体部に装入する装入位置に配置されたときに、前記原料運搬バケットと前記装入口との間の空間と外部との通気を抑制する側壁を備える接続部とを備え、
    前記接続部の前記側壁が前記装入口を囲むように前記装入口の周縁全周に設けられており、
    前記接続部には、前記原料運搬バケットの前記バケット側係合部と係合するよう構成され、前記原料が入れられた前記原料運搬バケットの荷重に耐えられる強度を有する予熱装置側係合部が設けられている予熱装置。
  12. 前記予熱装置側係合部の上面に、前記予熱装置と前記容器部との間の気密性を保つシール部材が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の予熱装置。
  13. 原料を溶解する溶解炉と、
    前記原料を、前記溶解炉で溶解処理する前に、前記溶解炉で生じる熱により予熱する予熱装置と、
    前記予熱装置に対し、クレーンによって吊り下げられた状態で前記原料を運搬する原料運搬バケットと、
    を具備し、
    前記原料運搬バケットは、
    上部開口および底部開口を有し、前記原料を収容するための容器と、前記上部開口を開閉可能に構成された上蓋と、前記底部開口を開閉可能に構成された底蓋とを備える容器部と、
    前記クレーンに吊り下げられる把手部と、
    前記容器部に対して相対移動可能に前記把手部を前記容器部に接続するとともに、前記上蓋と前記底蓋とに連結され、前記容器部に対して前記把手部を第1の相対移動をさせることで前記上蓋を開閉させ、かつ、前記容器部に対して前記把手部を前記第1の相対移動とは異なる方向への第2の相対移動をさせることで前記底蓋を開閉させるように機能するリンク機構と、
    を備え、
    前記容器部は、前記底蓋の開閉を妨げない位置に設けられ、前記原料が入れられた前記原料運搬バケットの荷重に耐えられる強度を有するバケット側係合部を有し、
    前記バケット側係合部が前記予熱装置に係合した状態で前記原料運搬バケットが前記予熱装置上に載置されているときに、前記クレーンを下降させることにより前記把手部を前記容器部に対して前記第2の相対移動をさせることで前記底蓋が開かれて内部の原料が排出されるよう構成されており、
    前記バケット側係合部は、前記容器部の全周に亘って設けられたフランジ部を有し、
    前記予熱装置は、
    前記原料が装入される本体部と、
    前記本体部の側面に設けられ、前記溶解炉から導入されて前記本体部内の原料を予熱したガスを前記本体部から排出する排気口と、
    前記本体部の上部に設けられ、前記原料運搬バケットから前記本体部へ原料を装入する装入口を開閉するためのゲートと、
    前記原料運搬バケットが前記原料を前記本体部に装入する装入位置に配置されたときに、前記原料運搬バケットと前記装入口との間の空間と外部との通気を抑制する側壁を備える接続部とを備えていることを特徴とする溶解設備。
  14. 前記原料運搬バケットと前記予熱装置とのうちの一方には、前記原料運搬バケットと前記予熱装置との位置合わせのためのガイド装置として機能する転動体が設けられ、
    前記原料運搬バケットと前記予熱装置とのうちの他方には、前記原料運搬バケットが前記装入位置に配置された際の前記転動体の位置に対応する位置に、前記転動体が当接して転動または摺動する当接面を備えるガイド部材が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の溶解設備。
  15. 前記原料運搬バケットの前記バケット側係合部のうち、水平面内における前記原料運搬バケットの中心から水平方向に最も離れた位置の少なくとも2か所に、前記転動体が設けられており、
    前記予熱装置の前記接続部のうち、前記原料運搬バケットが前記装入位置に配置された際の前記転動体の位置に対応する位置のそれぞれに、前記ガイド部材が設けられ、
    前記当接面は上方から下方に向かって水平方向内側に収束するように傾斜していることを特徴とする請求項14に記載の溶解設備。
  16. 請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の溶解設備の操業方法であって、
    前記原料運搬バケットに前記原料を入れる際に、前記クレーンの第1操作によって、前記原料運搬バケットの前記上蓋を開くことと、
    前記クレーンの第2操作によって、前記原料を収容した前記原料運搬バケットの前記上蓋を閉じることと、
    前記原料運搬バケットから前記予熱装置の前記本体部に前記原料を装入する際に、前記クレーンの第3操作によって、前記原料運搬バケットの前記底蓋を開くことと、
    前記クレーンの第4操作によって、前記原料を排出したあとの前記原料運搬バケットの前記底蓋を閉じることと、
    を含むことを特徴とする溶解設備の操業方法。
  17. 前記第1操作および前記第3操作が、前記クレーンを下降させる操作を含み、
    前記第2操作および前記第4操作が、前記クレーンを上昇させる操作を含むことを特徴とする請求項16に記載の溶解設備の操業方法。
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