JP2001208307A - 溶融炉及びその出湯装置 - Google Patents

溶融炉及びその出湯装置

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JP2001208307A
JP2001208307A JP2000017963A JP2000017963A JP2001208307A JP 2001208307 A JP2001208307 A JP 2001208307A JP 2000017963 A JP2000017963 A JP 2000017963A JP 2000017963 A JP2000017963 A JP 2000017963A JP 2001208307 A JP2001208307 A JP 2001208307A
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molten metal
furnace
furnace body
tap hole
tapping
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JP2000017963A
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Keishin Machida
敬信 町田
Itaru Inagaki
至 稲垣
Hidechika Yagi
秀親 八木
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Nissei Ltd
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Nissei Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶湯の上層(溶融スラグ)を排出することな
く、その下層から溶湯(溶融メタル)を必要量だけ抜き
出す。 【解決手段】 炉体2に溶湯の出滓口22と別に出湯口
24を、炉体2の内周に対して外側にかつ、溶湯の出滓
口22よりも高い位置に設け、これを開閉蓋27と砂と
により開閉可能に閉塞し、炉体2を傾動機構10により
傾動して、溶湯6を出湯口24上に移動してから出湯口
24を開放して、溶湯6を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却灰(主焼却
灰、飛灰)や金属の溶融に使用する溶融炉及びその出湯
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、都市ごみや産業廃棄物などの焼却
により発生する焼却灰をさらに減容化、無害化するため
に、焼却灰を溶融処理する灰溶融炉が注目されている。
その一つに電気を熱源とする灰溶融炉がある。この電気
溶融方式には、アーク方式、プラズマ方式等があり、各
方式とも熱源加熱の方式が異なるが、炉底のメタルによ
るフライパン効果を期待した加熱溶融が行われる。これ
らの灰溶融炉によれば、炉内で加熱された焼却灰は一定
時間経過すると溶け出し、焼却灰に混入している重い金
属類(鉄、銅など)は下層に沈殿し、溶融された軽い灰
はスラグとなって上層に浮遊する。すなわち溶湯は下に
溶融メタルの層、上に溶融スラグの層になって分離され
る。そこに新たに焼却灰が供給されると、同様に加熱さ
れ、これが溶融メタル、溶融スラグに分離される。この
ようにして徐々に溶湯の湯面が上昇されていき、湯面が
出滓口まで上がってくると、溶湯上層の溶融スラグが炉
外に排出される。排出された溶融スラグは水冷又は空冷
の方法により固化される。このようにして焼却灰は溶融
により、スラグとなって、2分の1から3分の1程度に
減容される。なお、溶融スラグは重金属の溶出が防止さ
れるため、建設資材などに再利用することができる。
【0003】さて、このような灰溶融炉では、溶融メタ
ルはプラズマアークを安定させるのに必要不可欠である
ものの、溶融メタルが溜まり過ぎ、溶融スラグの量が過
少になると、焼却灰の溶融に支障をきたす。また、炉内
の溶融メタルの層が出滓口まで上がってくると、これが
炉外に排出されて溶融スラグに混ざってしまう。このた
め、溶湯から溶融メタルを必要量だけ抜き出す必要があ
る。従来は灰溶融炉に傾動装置を設けていて、溶融運転
を中止してから、炉体を傾動して、その出滓口から溶湯
をオーバーフローさせて溶融メタルを必要量だけ排出し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
灰溶融炉における溶融メタルの排出方式では、次のよう
な問題がある。 (1)炉体の傾動により、溶融メタルを溶融スラグの出
滓口から流し出すため、溶融メタルを排出する前にまず
溶融スラグを全て抜き出す必要があり、作業効率が悪
く、溶融メタルの排出に多くの時間を必要とする。ま
た、灰溶融運転上、溶融メタル層上に常に一定量の溶融
スラグを浮遊させておく必要があり、本来、溶融スラグ
を全て抜き出すことは好ましくない。 (2)(1)により、溶融メタルの排出中に、焼却灰を
溶融できないため、灰溶融炉の運転を長時間に亘り停止
する必要がある。なお、灰溶融炉の運転中、炉内に供給
された焼却灰は徐々に溶湯中に溶かされていくが、この
運転中に炉体を傾動した場合、新たに供給された焼却灰
は溶湯の上に浮いて溶湯に溶けないうちに炉本体の傾動
方向に流れる溶湯とともに出滓口から排出されてしまう
ため、この点からも、炉の運転中には炉体の傾動による
出湯を行うことができない。 (3)炉体の傾動により、溶融メタルを溶融スラグの出
滓口から流し出すため、溶融メタルがスラグ水砕層に排
出され、その排出速度によっては水蒸気爆発が発生する
虞があり、作業上、十分な注意が必要になっている。 本発明は、このような従来の問題を解決し、この種の溶
融炉及びその出湯装置において、溶湯の上層を排出する
ことなく、その下層から溶湯を必要量だけ抜き出すこ
と、しかもその排出を炉の運転中でも行えること、また
その作業上安全性を十分に確保できることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の溶融炉においては、炉体に炉底から所定の
高さに形成された溶湯の出滓口と、炉体の内部にその内
周に対して外側にかつ、溶湯の出滓口よりも高い位置に
形成された出湯口と、出湯口を開閉可能な閉塞部材とを
備え、傾動機構を用いて炉体を傾動することにより、溶
湯を出湯口上に移動し、出湯口を通じて溶湯をその下層
から抜き出すようにしている。また、本発明の溶融炉の
出湯装置においては、炉体の内部にその内周に対して外
側にかつ、溶湯の出滓口レベルよりも高い位置に形成さ
れた出湯口と、炉体の外側に、出湯口に対して開閉可能
に配置され、出湯口を閉塞可能な開閉蓋と、炉体を傾動
する傾動機構とを備え、傾動機構により炉体を傾動する
ことにより、溶湯を出湯口上に移動し、出湯口を通じて
溶湯をその下層から抜き出すようにしている。これによ
り、溶湯の上層を排出することなく、その下層から溶湯
を必要量だけ抜き出すことができ、しかもその排出を炉
の運転中でも行うことができる。また、その作業上安全
性を十分に確保することができる
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の溶融炉
は、炉体に炉底から所定の高さに形成された溶湯の出滓
口と、炉体の内部にその内周に対して外側にかつ、溶湯
の出滓口よりも高い位置に形成された出湯口と、出湯口
を開閉可能な閉塞部材とを備えたものである。本発明の
請求項2に記載の溶融炉の出湯装置は、炉体の内部にそ
の内周に対して外側にかつ、溶湯の出滓口レベルよりも
高い位置に形成された出湯口と、炉体の外側に、出湯口
に対して開閉可能に配置され、出湯口を閉塞可能な開閉
蓋と、炉体を傾動する傾動機構とを備えたものである。
本発明の請求項3に記載の溶融炉の出湯装置は、請求項
2の構成において、出湯口が炉体周囲において出滓口か
ら90度乃至180度の範囲に任意に設けられているも
のである。本発明の請求項4に記載の溶融炉の出湯装置
は、請求項2又は3の構成において、炉底と出湯口との
間に溶湯を案内するための傾斜面を備えているものであ
る。本発明の請求項5に記載の溶融炉の出湯装置は、請
求項2乃至4のいずれかの構成において、出湯口は筒状
に形成され、その内部に耐火物が充填されるものであ
る。本発明の請求項6に記載の溶融炉の出湯装置は、請
求項5の構成において、炉体の出湯口上に昇降可能に配
置され、出湯口に連結して出湯口と流体及び/又は耐火
物の供給元とを連通する連結筒を備えているものであ
る。本発明の請求項7に記載の溶融炉の出湯装置は、請
求項2乃至6のいずれかの構成において、炉体の出湯口
上に昇降可能に配置され、出湯口を炉体の内側で閉塞可
能な閉塞部材を備えるものである。本発明の請求項8に
記載の溶融炉の出湯装置は、請求項1乃至7のいずれか
の構成において、傾動機構は、炉体を傾動可能に支持す
る支持装置と、炉体を傾動する駆動装置とを備えるもの
である。上記構成から、傾動機構により炉体をその出湯
口を下げる方向に傾動していくと、炉内の溶湯が出湯口
上に移動され、出湯口の外側の開閉蓋の開動により、溶
湯が出湯口を通じて排出される。焼却灰の溶融の場合、
溶湯のうち、下層の溶融メタルのみを必要量だけ排出す
ることができ、上層に溶融スラグを保持することができ
る。このようにして溶融メタルの層の上に常に溶融スラ
グを浮遊させることができ、また、溶融炉の運転中、炉
内に新たに供給した焼却灰が溶湯の上に浮いて溶湯中に
溶けないうちに、炉体を傾動して出湯しても、出湯口か
ら溶湯下層の溶融メタルのみを排出するので、炉内に新
たに供給した焼却灰を出湯口から排出することなく、徐
々に溶湯中に溶かすことができる。したがって、溶融炉
の運転中でも、炉体を傾動し、溶湯の排出を行うことが
できる。また、溶湯の出滓口と別に出湯口を設け、溶湯
の上層と下層とを異なる排出経路で排出するので、溶湯
の排出を安全かつ効率的に行うことができる。
【0007】以下、本発明の実施例について図を用いて
説明する。図1乃至図4は本発明の第1の実施例を示
し、図1、図2は灰溶融炉及びその出湯装置の構成を示
す断面図であり、図3は同灰溶融炉の炉体の平面図であ
り、図4は同灰溶融炉の部分拡大断面図である。 (実施例1)ここで、灰溶融炉1はプラズマ方式の電気
炉として構成され、出湯装置11は、この灰溶融炉1の
炉体2に備えた出湯口24とその開閉蓋27と、炉体2
を傾動する傾動機構10とにより構成される。
【0008】図1、図2において、灰溶融炉1は、電極
(負極側)3を設置された炉体2と、電極(正極側)4
を垂下された天壁5とを備える。ここで炉体2は、その
周壁(灰溶融炉1の前部に相当する位置)20に炉底2
1から所定の高さに溶湯の出滓口22を備える。灰溶融
炉1において、焼却灰の加熱溶融とともに溶湯の湯面を
上昇させて、この出滓口22からオーバーフローさせる
ことにより、溶湯6上層の溶融スラグ61を連続滴下に
より排出する。
【0009】この炉体2にはまた、溶湯の出滓口22に
対向する後部に炉体2内部の内周に対して外側にかつ、
溶湯の出滓口22よりも僅かに高い位置に段部23が外
周方向に突出され、この段部23に溶湯6を抜き出すた
めの出湯口24が下方向に向けて設けられている。な
お、出湯口24は耐火材により円筒状に形成され、その
炉内側開口端240の内周にあっては開口を拡径されて
テーパ状に形成されている。このようにして出湯口24
は、出滓口22レベルよりも僅かに高い位置を設定され
て設けられている。また、炉体2の内周面において段部
23に対応する縁部25は段部23よりも低いレベルを
設定されていて、この縁部25と出湯口24との間に緩
やかな傾斜面26が形成されている。この傾斜面26
は、図1及び図2中に想像線で示すように、炉底21と
段部23との間に直接形成されていてもよい。このよう
にして傾斜面26は、炉底21と段部23(出湯口2
4)との間に炉底21側から段部23に向けて上方に傾
斜され、溶湯6の排出に際して溶湯6を出湯口24へ円
滑に案内する流路をなす。なお、この段部23及び出湯
口24は、図3に想像線で示すように、炉体2周囲にお
いて出滓口22から90度乃至180度の範囲に任意に
設けることができ、灰溶融炉1周辺に設置される集塵
機、焼却灰供給装置又はこれらに附帯するダクトなど、
各種装置に干渉しない位置が適宜選択される。
【0010】また、図4に示すように、天壁5の後部に
炉体2の段部23上を低い位置で覆う上壁50を備え、
この上壁50には出湯口24の直上位置に貫通穴51が
設けられている。この貫通穴51に連結器7が昇降装置
71により支持されて、昇降可能に配置されている。こ
の連結器7は、耐火材により、出湯口24に接続可能な
長さ及び外径を有する円筒状に形成されていて、通常そ
の上昇により出湯口24の上方に待機され、その下降に
より出湯口24に接続されて、流体の供給や耐火物の供
給に用いられる。なお、連結器7の上部は漏斗状に広い
開口70になっている。図示しているように、流体供給
装置8の供給口80が連結器7に上部開口70から挿入
され、流体供給装置8から供給された圧縮空気又は窒素
ガスなどが連結器7を通して出湯口24に吹き込まれ
る。また、耐火物供給装置9の供給口90が連結器7の
上部開口70上に配置され、耐火物供給装置9の砂貯蔵
槽から一定量の砂が落とされて、これが連結器7を通し
て出湯口24に詰められる。
【0011】このようにして設けられた出湯口24は、
図4に示すように、閉塞部材により開閉可能に閉塞され
る。ここで閉塞部材は、耐火物と、開閉蓋27とを備え
る。耐火物には砂Sが用いられ、これが出湯口24内に
充填される。なお、砂Sの充填方法は上述したとおりで
ある。開閉蓋27は、炉体2の外側に、出湯口24に対
して開閉可能に配置され、図示されないアクチュエータ
により駆動される。なお、ここでアクチュエータに油圧
シリンダなどが用いられ、開閉蓋27は出湯口24を閉
じる閉位置と出湯口24を開ける開位置との間をスライ
ド可能に取り付けられている。
【0012】図1、図2において、炉体2の傾動機構1
0は、炉体2を傾動可能に支持する支持装置110と、
炉体2を傾動する駆動装置120とにより構成される。
ここで支持装置110は、回転軸111と、これを枢支
する一対の軸受112とを備える。炉体2の傾動中心が
炉体2の外側底面で出湯口24側所定の位置に設定さ
れ、回転軸111は炉体2側に固定されるとともに、一
対の軸受112はこの回転軸111を支持可能に炉体2
の両側に設置される。また、駆動装置120には一対の
油圧シリンダ121が用いられる。これらの油圧シリン
ダ121は、支持装置110とは反対側、すなわち炉体
2の出滓口22側下方に設置され、その作動端が外側底
面の所定位置に連結される。このような傾動機構10に
より、炉体2は、通常、溶湯6の湯面を水平に保持可能
な水平位置に保持されていて、溶湯の排出に際して、油
圧シリンダ121の作動により炉体2の前側が上方に押
し上げられ、炉体2は一対の軸受112に支持された回
転軸111を支点に、出滓口22レベルに対して出湯口
24レベルを下げていく方向に傾動される。なお、傾動
機構10は他の公知手段に変更することができ、例えば
支持装置を回転軸や軸受に代えて、炉体を揺動可能に支
持するロッカーレールを用い、炉体を傾動シリンダで傾
動するようにしてもよい。
【0013】なお、図1において、13は焼却灰供給装
置であり、灰溶融炉1の近傍に設置され、その供給口1
30が炉体2の天壁5又は周壁20に連結されている。
この焼却灰供給装置13により一定量の焼却灰が炉体2
内に連続投入可能である。
【0014】次に、この灰溶融炉1の出湯方式(溶融メ
タルの排出方式)について図1乃至図4、さらに図5乃
至図10を用いて説明する。通常、図1に示すように、
炉体2は傾動機構10に支持されて、溶湯6の湯面を水
平に保持可能な水平位置に固定されている。なお、出湯
口24は、図5に示すように、耐火物の砂Sと開閉蓋2
7とにより閉塞されている。図1において、炉体2内に
投入された焼却灰は炉内の加熱により一定時間経過する
と溶け出し、重い金属類は溶融メタル62になって下層
に沈み、軽い灰は溶融スラグ61となって上層に浮く。
そこに新たに焼却灰が投入され、同様に加熱溶融され
て、これが溶融メタル62、溶融スラグ61に分離され
ていく。このようにして溶湯6の湯面が徐々に上昇し、
出滓口22まで上がっていく。さらに焼却灰が連続投入
されて、これと同量の溶湯6、すなわち上層の溶融スラ
グ61が出滓口22から連続滴下により排出されてい
く。なおこのとき、炉体2に設けている段部23は出滓
口22レベルよりも高い位置にあるので、溶湯6の湯面
は段部23まで上がらない。一方、この焼却灰の連続溶
融により、炉体2内で溶融メタル62層が増大し、その
レベルが上昇していく。この溶融メタル62層の上昇に
より溶融スラグ61層が極端に減少すると、焼却灰の溶
融に支障があるため、溶融メタル62層が所定の位置ま
で上がってきたところで、傾動機構10が起動され、炉
体2が傾動されて、出湯口24から溶融メタル62の一
部が排出される。
【0015】すなわち、図2に示すように、油圧シリン
ダ(駆動装置)121の駆動により炉体2が回転軸11
1を支点に出湯口24を下げる方向に傾動されていき、
溶湯6が傾斜面26に案内されて段部23上に流動さ
れ、出湯口24上に移動される。なお、炉体2は所定の
傾動角度で停止される。
【0016】炉体2の炉底21と段部23との間に移動
された溶湯6が、図6に示すように、上下に分離され、
溶融スラグ61の層と溶融メタル62の層とを形成する
と、図7に示すように、出湯口24の外側の開閉蓋27
がアクチュエータにより開動され、出湯口24が開かれ
る。これにより、出湯口24に充填されている砂Sが出
湯口24から流出され、これに続いて全開の出湯口24
を通じて溶湯6が排出される。このとき、出湯口24か
らは溶湯6下層の溶融メタル62が排出されていく。
【0017】所定量の溶融メタル62が排出されたとこ
ろで、傾動機構10が起動され、炉体2が元の水平位置
に傾動復帰される。この場合、炉体2は水平位置に向け
て急速に駆動される。この傾動により、段部23上の溶
湯6は炉底21に向けて流れ落ちていくとともに、出湯
口24から微量の溶湯6が排出される。炉体2の水平位
置で、出湯口24からの出湯(溶融メタル62の排出)
が停止され、溶湯6の湯面が出湯口24レベルよりも下
位へ、出滓口22レベルから、溶融メタル62が排出さ
れた分だけ下がった位置まで降下される(図9参照。)
【0018】なお、溶融メタル62の排出停止を、連結
器7を利用して次のように変更することができる。図7
において、所定量の溶融メタル62が排出された後、出
湯口24の上方に待機している連結器7がその昇降装置
71により降下され、図8に示すように、連結器7が出
湯口24に押し当てられて接続され、この出湯口24が
炉内側から閉塞されることにより溶湯6(溶融メタル6
2)の排出が停止される。このように連結器7を用いて
出湯口24を閉塞すると、出湯を即時に停止することが
でき、溶融メタル62の排出量をより正確に調整するこ
とができる。このようにして、出湯を停止した後、同様
にして、傾動機構10により炉体2が元の水平位置に傾
動復帰される。
【0019】出湯の停止に続いて、図9に示すように、
出湯口24の上方に待機されている連結器7がその昇降
装置71により降下され、その下部開口が出湯口24に
押し当てられて接続される。なお、連結器7により出湯
を停止した場合は、連結器7が既に出湯口24に接続さ
れているので、ここの動作は既に終了している。続いて
この連結器7に供給口80を挿入された流体供給装置8
から圧縮空気又は窒素ガスGが供給され、この圧縮空気
又は窒素ガスGが連結器7を通して出湯口24内に吹き
込まれる。これにより、出湯口24の内面に付着されて
いる砂Sや溶融メタル62などの残滓が除去され、出湯
口24内が清掃される。
【0020】続いて、図10に示すように、開閉蓋27
がアクチュエータにより閉動され、出湯口24が閉じら
れると、連結器7の上部開口70に供給口90を配置さ
れた耐火物供給装置9から所定量の砂Sが計量されて供
給され、これが連結器7を通して、出湯口24へ充填さ
れる。なお、砂Sが出湯口24に詰められると、連結器
7がその昇降装置71により上昇され、再び出湯口24
の上方に待機される。
【0021】なお、炉底21の耐火物の補修など、炉内
のメンテナンスが必要な場合、溶湯6を全て抜き出す必
要がある。この場合、傾動機構10により炉体2を概ね
90度傾動し、横転することにより、出湯口24を通じ
て全ての溶湯6を短時間に抜き出すことができる。ま
た、図1、図2に想像線で示すように、炉底21と段部
23との間に直接傾斜面26を設けておくと、溶湯をす
べてその傾斜面26により案内して確実に排出すること
ができる。
【0022】このように上記第1の実施例によれば、図
1、図2に示すように、炉体2に溶湯の出滓口22と別
に出湯口24を、炉体2の内周に対して外側にかつ、溶
湯の出滓口22よりも高い位置に設け、これを開閉蓋2
7と砂Sとにより開閉可能に閉塞し、炉体2を傾動機構
10により傾動して、溶湯6を出湯口24上に移動して
から出湯口24を開放し、溶湯6を排出するので、溶湯
6のうち、下層の溶融メタル62だけを排出することが
できる。また、炉体2の傾動復帰により溶湯6の湯面を
出湯口24の開口から下位に降下させることにより、又
は連結器7により出湯口24を閉塞することにより、出
湯を確実に停止することができ、溶融スラグ61を排出
することなしに、溶融メタル62を必要量だけ容易、か
つ確実に排出することができる。したがって、炉内にお
いて溶融メタル62の層の上に常に溶融スラグ61を浮
遊させることができ、焼却灰を有効に溶融することがで
きる。また、灰溶融炉1の運転中、炉内に新たに供給し
た焼却灰が溶湯6の上に浮いて溶湯6中に溶けないうち
に、炉体2を傾動して出湯しても、出湯口24から溶湯
6下層の溶融メタル62のみを排出するので、炉内に新
たに供給した焼却灰を出湯口24から排出することな
く、溶湯中に確実に溶かすことができる。したがって灰
溶融炉1の運転中でも、炉体2を傾動し、溶湯6の排出
を行うことができる。また、溶融スラグ61を出滓口2
2から取り出し、溶融メタル62を出湯口24から抜き
出して、それぞれ異なる経路に排出していくので、溶湯
6の排出を安全かつ効率的に行うことができる。
【0023】また特に、出湯口24を出滓口22よりも
高い位置に設けたことで、通常出湯口24を高温の溶湯
6に晒すことがなく、熱損耗による劣化を防止して、耐
久性の向上を図ることができる。また、出湯口24を炉
体2周囲において出滓口22から90度乃至180度の
範囲に任意に設けることができるので、炉体2の傾動作
を灰溶融炉1の周辺装置に干渉することなしに行うこと
ができる。また、炉体2の内周面の縁部25と出湯口2
4との間に傾斜面26を設けているので、炉体2の傾動
により出湯口24を下げたときに、この傾斜面26に溶
湯が緩やかに乗り上げていき、出湯口24の周囲で溶湯
6を溶融スラグ61層と溶融メタル62層とに分離し易
くすることができる。また、出湯口24を筒状に形成
し、その内部に耐火物(砂S)を充填し、その外側を開
閉蓋27で閉塞するので、出湯口24を確実に塞いで、
出湯までの間、炉内の溶湯6を確実に保持することがで
きる。また、出湯口24上に連結器7を昇降可能に配置
し、これを出湯口24に連結して出湯口24と流体、耐
火物の各供給装置8、9とを連通できるようにしている
ので、出湯口24内の清掃や耐火物の装填を容易に行う
ことができる。また、傾動機構10を、炉体2を傾動可
能に支持する支持装置110と、炉体2を駆動する駆動
装置120とにより構成し、支持装置110に回転軸1
11、軸受112を用い、駆動装置120に油圧シリン
ダ121を用いているので、傾動機構10を簡単な装置
構成にして、灰溶融炉1全体の省スペース化と低コスト
化を図ることができる。
【0024】図11乃至図13は本発明の第2の実施例
を示し、図11、図12は灰溶融炉及びその出湯装置の
構成を示す断面図であり、図13は同灰溶融炉の部分拡
大断面図である。 (実施例2)第2の実施例は第1の実施例と出湯口の構
造が異なる。ここでは、出湯口の構造について新たな説
明を加え、第1の実施例と共通の他の部分については同
じ符号を付してその重複した説明を省略する。
【0025】図11、図12において、この灰溶融炉の
場合、第1の実施例と同様に、溶湯の出滓口22に対向
する後部に炉体2内部の内周に対して外側にかつ、溶湯
の出滓口22よりも僅かに高い位置に段部23が外周方
向に突出され、この段部23に溶湯6を抜き出すための
出湯口34が下方向に向けて設けられている。このよう
にして出湯口34は、出滓口22レベルよりも僅かに高
い位置に設けられている。また、炉体2の内周面におい
て段部23に対応する縁部25は段部23よりも低いレ
ベルを設定されていて、この縁部25と出湯口34との
間に緩やかな傾斜面26が形成されている。なお、この
段部23及び出湯口34は、炉体2周囲において出滓口
22から90度乃至180度の範囲に任意に設けること
ができ、灰溶融炉1周辺に設置される集塵機、焼却灰供
給装置又はこれらに附帯するダクトなど、各種装置に干
渉しない位置が適宜選択される。
【0026】この出湯口34は、第1の実施例と異な
り、耐火物を使用せず、開閉蓋37と、閉塞器38とに
より開閉可能に閉塞される。ここで開閉蓋37は外気を
遮断する部材で、第1の実施例の開閉蓋27と略同様
に、炉体2の外側に、出湯口24に対して開閉可能に配
置され、図示されないアクチュエータなどにより駆動さ
れる。閉塞器38は、耐火材により、出湯口24に接続
可能な長さ及び外径を有する円筒状に形成されていて、
これが、図13に示すように、昇降装置39に支持され
て、炉体2の段部23上を覆う上壁50の貫通穴51に
昇降可能に配置されている。通常その上昇により出湯口
34の上方に待機され、その下降により出湯口34に接
続されて、出湯口34の閉止に用いられる。この閉塞器
38はまた、流体の供給に用いられ、その上部開口38
0から流体供給装置8の供給口80が挿入されて、流体
供給装置8から供給された圧縮空気又は窒素ガスなどが
出湯口34に吹き込まれるようになっている。
【0027】次に、この灰溶融炉の出湯方式(溶融メタ
ルの排出方式)について図11乃至図19を用いて説明
する。通常、図11に示すように、炉体2は傾動機構1
0に支持されて、溶湯6の湯面を水平に保持可能な水平
位置に固定されている。なお、出湯口34は、図14に
示すように、開閉蓋37により閉塞されていて、外気が
遮断された状態になっている。炉内において、焼却灰が
連続投入されて、これと同量の溶融スラグ61が出滓口
22から連続滴下により排出されていく。このとき、炉
体2に設けている段部23は出滓口22レベルよりも高
い位置にあるので、溶湯6の湯面は段部23まで上がら
ない。
【0028】焼却灰の連続溶融により、溶融メタル62
層が所定の位置まで上がってきたところで、図15に示
すように、まず閉塞器38がその昇降装置39により降
下され、その先端が出湯口34に押し当てられて、炉内
側開口が閉止されるとともに、傾動機構10の起動によ
り、炉体2が傾動され、溶湯6が傾斜面26に案内され
て段部23上に流動され、出湯口34上に移動される。
なお、炉体2は所定の傾動角度で停止される。炉体2の
炉底21と段部23との間に移動された溶湯6が上下に
分離され、溶融スラグ61の層と溶融メタル62の層と
を形成すると、先ず出湯口34の外側の開閉蓋37がア
クチュエータにより開動され、出湯口34が開かれる。
【0029】続いて、図16に示すように、閉塞器38
がその昇降装置39により上昇され、これにより、出湯
口34を通じて溶湯6が排出される。このとき、出湯口
34からは溶湯6下層の溶融メタル62が排出されてい
く。所定量の溶融メタル62が排出されたところで、図
17に示すように、出湯口34の上方から閉塞器38が
その昇降装置39により降下され、その先端が出湯口3
4に押し当てられる。これにより出湯口34が閉塞さ
れ、溶湯6(溶融メタル62)の排出が停止される。続
いて、傾動機構10が起動され、炉体2が元の水平位置
に傾動復帰される。この傾動により、段部23上の溶湯
6は炉底21に向けて流れ落ちていき、炉体2の水平位
置で、溶湯6の湯面が出湯口34レベルよりも下位へ、
出滓口22レベルから溶融メタル62が排出された分だ
け下がった位置まで降下される(図18参照。)。
【0030】出湯の停止に続いて、図18に示すよう
に、閉塞器38に供給口80を挿入された流体供給装置
8から圧縮空気又は窒素ガスGが供給され、この圧縮空
気又は窒素ガスGが閉塞器38を通して出湯口34内に
吹き込まれる。これにより、出湯口34の内面に付着さ
れている砂Sや溶融メタル62などの残滓が除去され、
出湯口34内が清掃される。続いて、図19に示すよう
に、開閉蓋37がアクチュエータにより閉動され、出湯
口34が閉じられると、閉塞器38がその昇降装置39
により上昇され、再び出湯口34の上方に待機される。
【0031】このように上記第2の実施例によれば、図
11、図12に示すように、炉体2に溶湯の出滓口22
と別に出湯口34を、炉体2の内周に対して外側にか
つ、溶湯の出滓口22よりも高い位置に設け、これを閉
塞器38により開閉可能に閉塞し、炉体2を傾動機構1
0により傾動して、溶湯6を出湯口34上に移動してか
ら出湯口34を開放することにより、溶湯6を排出する
ので、溶湯6のうち、下層の溶融メタル62だけを排出
することができ、このようにしても第1の実施例と同様
の作用効果を得ることができる。
【0032】また特に、出湯口34を閉塞器38により
閉止するので、出湯を即時に停止することができ、溶融
メタル62の排出量をより正確に調整することができ
る。また、第1の実施例のように、耐火物を用いないの
で、高価な耐火物やその供給装置を不要にして、コスト
の低減を図ることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上記各実施例から明らかなよ
うに、炉体にその内周に対して外側にかつ、溶湯の出滓
口レベルよりも高い位置に形成された出湯口と、出湯口
に開閉可能に配置された閉塞部材とを備え、傾動機構に
より炉体を傾動することにより、溶湯を出湯口上に移動
し、この出湯口を通じて溶湯をその下層から抜き出すよ
うにしているので、溶湯の上層を排出することなく、そ
の下層から溶湯を必要量だけ抜き出すことができ、しか
もその排出を炉の運転中でも行うことができる。また、
その作業上安全性を十分に確保することができる。特
に、焼却灰の溶融の場合、溶融メタル層の上に溶融スラ
グを浮遊保持したままで、溶融メタルのみを必要量だけ
確実に排出することができる。また、溶融メタルを溶融
スラグとを別の経路に排出することができ、溶融メタル
の排出操作を安全かつ効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における灰溶融炉及びそ
の出湯装置の溶融運転中の断面図
【図2】同灰溶融炉及びその出湯装置の出湯中の断面図
【図3】同灰溶融炉の炉体の平面図
【図4】同灰溶融炉の出湯口側の部分拡大断面図
【図5】同灰溶融炉の溶融運転中の通常の態様を示し、
出湯口が開閉蓋と砂とにより閉塞され、出湯口上に連結
器が待機された態様の断面図
【図6】同灰溶融炉の出湯を開始する動作を示し、炉体
が傾動中の態様の断面図
【図7】同灰溶融炉の出湯中の動作を示し、出湯口が開
閉蓋の開動と砂の排出により開放され、溶湯が排出され
ている態様の断面図
【図8】同灰溶融炉が溶融運転中に出湯を停止する動作
を示し、出湯口が連結器で塞がれている態様の断面図
【図9】同灰溶融炉の出湯後の動作を示し、出湯口が清
掃されている態様の断面図
【図10】同灰溶融炉の出湯後の動作を示し、出湯口に
耐火物が充填されている態様の断面図
【図11】本発明の第2の実施例における灰溶融炉及び
その出湯装置の溶融運転中の断面図
【図12】同灰溶融炉及びその出湯装置の出湯中の断面
【図13】同灰溶融炉の出湯口側の部分拡大断面図
【図14】同灰溶融炉の溶融運転中の通常の態様を示
し、出湯口が開閉蓋により閉塞され、出湯口上に閉塞器
が待機された態様の断面図
【図15】同灰溶融炉の出湯を開始する動作を示し、閉
塞器の下降により出湯口が炉内側で閉塞され、炉体が傾
動中の態様の断面図
【図16】同灰溶融炉の出湯中の動作を示し、出湯口が
開閉蓋が開動され、閉塞器が上昇されて開放され、溶湯
が排出されている態様の断面図
【図17】同灰溶融炉の出湯を停止する動作を示し、閉
塞器の下降により出湯口が炉内側で閉塞されている態様
の断面図
【図18】同灰溶融炉の出湯後の動作を示し、炉体が水
平位置に傾動復帰された後、出湯口が清掃されている態
様の断面図
【図19】同灰溶融炉の出湯後の動作を示し、開閉蓋が
閉動され、閉塞器が上昇されている態様の断面図
【符号の説明】
1 灰溶融炉 11 出湯装置 2 炉体 20 周壁 21 炉底 22 出滓口 23 段部 24 出湯口 240 開口端 25 縁部 26 傾斜面 27 開閉蓋 3 電極(負極側) 4 電極(正極側) 5 天壁 50 上壁 51 貫通穴 6 溶湯 61 溶融スラグ 62 溶融メタル 7 連結器(連結筒) 70 開口 71 昇降装置 8 流体供給装置 80 供給口 9 耐火物供給装置 90 供給口 10 傾動機構 110 支持装置 111 回転軸 112 軸受 120 駆動装置 121 油圧シリンダ 13 焼却灰供給装置 130 供給口 34 出湯口 37 開閉蓋 38 閉塞器(閉塞部材) 380 開口 39 昇降装置 S 砂(耐火物) G 圧縮空気又は窒素ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 秀親 東京都港区西新橋1丁目18番17号 日精株 式会社内 Fターム(参考) 3K061 AA23 AB03 AC01 BA06 CA14 DA12 DB11 NA01 NB02 NB10 NB27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉体に炉底から所定の高さに形成された
    溶湯の出滓口と、 炉体の内部にその内周に対して外側にかつ、溶湯の出滓
    口よりも高い位置に形成された出湯口と、 出湯口を開閉可能な閉塞部材とを備えたことを特徴とす
    る溶融炉。
  2. 【請求項2】 炉体の内部にその内周に対して外側にか
    つ、溶湯の出滓口レベルよりも高い位置に形成された出
    湯口と、 炉体の外側に、出湯口に対して開閉可能に配置され、出
    湯口を閉塞可能な開閉蓋と、 炉体を傾動する傾動機構とを備えたことを特徴とする溶
    融炉の出湯装置。
  3. 【請求項3】 出湯口が炉体周囲において出滓口から9
    0度乃至180度の範囲に任意に設けられている請求項
    2に記載の溶融炉の出湯装置。
  4. 【請求項4】 炉底と出湯口との間に溶湯を案内するた
    めの傾斜面を備えている請求項2又は3に記載の溶融炉
    の出湯装置。
  5. 【請求項5】 出湯口は筒状に形成され、その内部に耐
    火物が充填される請求項2乃至4のいずれかに記載の溶
    融炉の出湯装置。
  6. 【請求項6】 炉体の出湯口上に昇降可能に配置され、
    出湯口に連結して出湯口と流体及び/又は耐火物の供給
    元とを連通する連結筒を備えている請求項5に記載の溶
    融炉の出湯装置。
  7. 【請求項7】 炉体の出湯口上に昇降可能に配置され、
    出湯口を炉体の内側で閉塞可能な閉塞部材を備える請求
    項2乃至6のいずれかに記載の溶融炉の出湯装置。
  8. 【請求項8】 傾動機構は、炉体を傾動可能に支持する
    支持装置と、炉体を傾動する駆動装置とを備える請求項
    2乃至7のいずれかに記載の溶融炉の出湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014184021A3 (de) * 2013-05-17 2015-02-05 Siemens Vai Metals Technologies Gmbh METALLURGISCHES OFENGEFÄß UND VERFAHREN ZU SEINEM BETRIEB

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WO2014184021A3 (de) * 2013-05-17 2015-02-05 Siemens Vai Metals Technologies Gmbh METALLURGISCHES OFENGEFÄß UND VERFAHREN ZU SEINEM BETRIEB

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