JP2000046481A - 炉頂予熱装置付きアーク炉 - Google Patents

炉頂予熱装置付きアーク炉

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JP2000046481A
JP2000046481A JP10230131A JP23013198A JP2000046481A JP 2000046481 A JP2000046481 A JP 2000046481A JP 10230131 A JP10230131 A JP 10230131A JP 23013198 A JP23013198 A JP 23013198A JP 2000046481 A JP2000046481 A JP 2000046481A
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JP
Japan
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furnace
furnace body
arc
preheating chamber
tapping
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Application number
JP10230131A
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English (en)
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Kikuma Izumi
喜久磨 和泉
Kunio Matsuo
国雄 松尾
Tamotsu Nomura
保 野村
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属スクラップを溶解する炉頂予熱装置付き
アーク炉であって、出鋼等のための炉体の傾動を容易な
らしめ、傾動のために必要なアクチュエータの負担を軽
くすることにより製造コストを軽減させる。 【解決手段】 出鋼口3と出滓口5とが相対する両側に
設けられ該出鋼口側および出滓口側に傾動し得るように
炉体1を支持するとともに、該炉体から排出される排ガ
スが貫流するように該炉体の上方に予熱室25,26を
支持し、該予熱室内に開閉可能な火格子30,32によ
ってスクラップが支持されるようにした炉頂予熱装置付
きアーク炉において、電極支持装置16または炉蓋支持
装置17を炉体と一体的に傾動するデッキ15上であっ
て出滓口側に片寄らせて設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガスによりスク
ラップ(金属材料)を予熱する炉頂予熱装置付きアーク
炉の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アーク炉の上方に予熱室を支持し、該ア
ーク炉から排出される高温度の排ガスを該予熱室に貫流
させることにより該予熱室内のスクラップを予熱し省エ
ネルギー化に資するようにした炉頂予熱装置付きアーク
炉は、従来から例えば特開平8ー136138号,特開
平9ー105590号等の公報により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般にアーク
炉は、油圧シリンダ等のアクチュエータを作動させ炉体
を傾動させることにより、炉体内の溶鋼あるいは溶融ス
ラグ等を出鋼口または出滓口から流出させられるように
構成され、該炉体には電極支持装置,炉蓋支持装置等が
一体的に設けられるので、全体として非常に大重量の物
を傾動させねばならず、そのために上記アクチュエータ
には大きな推力を必要としている。
【0004】また、上記のような炉頂予熱装置付きのも
のでは、炉体を傾動させたときでも排ガスが洩れるよう
な隙間ができないようにするため、炉体と予熱室との対
向部分に円弧形状のフランジを形成し、炉体をその中心
部を中心として傾動させられるようにしている。しか
し、一般にアーク炉の炉体の重心は比較的構成部品の多
い出鋼口側にあるので、該炉体をその中心部を中心とし
て傾動させようとすると一層大きな推力のアクチュエー
タが必要になるので製造コストを増大させるという問題
があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
しようとするもので、出鋼口と出滓口とが相対する両側
に設けられ該出鋼口側および出滓口側に傾動し得るよう
に炉体を支持するとともに、該炉体から排出される排ガ
スが貫流するように該炉体の上方に予熱室を支持し、該
予熱室内に開閉可能な火格子によってスクラップが支持
されるようにした炉頂予熱装置付きアーク炉において、
電極支持装置を炉体と一体的に傾動するデッキ上であっ
て出滓口側に片寄らせて設置したことを特徴とする。ま
た本発明は、出鋼口と出滓口とが相対する両側に設けら
れ該出鋼口側および出滓口側に傾動し得るように炉体を
支持するとともに、該炉体から排出される排ガスが貫流
するように該炉体の上方に予熱室を支持し、該予熱室内
に開閉可能な火格子によってスクラップが支持されるよ
うにした炉頂予熱装置付きアーク炉において、炉蓋支持
装置を炉体と一体的に傾動するデッキ上であって出滓口
側に片寄らせて設置したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
従い説明する。図1は本発明に係る炉頂予熱装置付きア
ーク炉の縦断面図、図2はその部分断面側面図、図3は
部分断面平面図である。図において、1は耐火物により
碗状に形成された炉体で、該炉体の一側壁に膨出部2が
一体に形成され、該膨出部の底面に出鋼口3が開設され
ている。4は該出鋼口3に設けられた開閉栓である。ま
た、5は該出鋼口3とは相対する側壁に設けられた出滓
口、6は該出滓口に設けられた開閉扉である。また該炉
体1の底面には弧状レール8が一体に設けられ、基台1
0に支持されたローラ11上に該弧状レール8を滑動自
在に支持することにより、該炉体1は該弧状レール8の
曲率半径である点cを中心として出鋼口側および出滓口
側に傾動し得るように支持される。12は該炉体1を傾
動させるために設けられたアクチュエータたる油圧シリ
ンダである。
【0007】また炉体1の他側部には一体にデッキ15
が形成され、該デッキ上に電極支持装置16および炉蓋
支持装置17が設置されている。該電極支持装置16
は、マスト18によりアーム19を昇降可能に設け、該
アームの先端部に把持した電極20を炉体1中に垂下さ
せものである。また炉蓋支持装置17はラムシリンダ2
1上にアーム22を設け該アームにより炉蓋23を吊下
支持するものである。そして該電極支持装置16および
炉蓋支持装置17は、図3に示したように、デッキ15
上にて出滓口5側に片寄らせて設置することで、出鋼口
側と重量がバランスし重心が上記点c付近になるように
している。
【0008】次に該炉体1の上方に支持される予熱室2
5,26を説明する。炉体1の両側に支持台27を設け
その上にレール28を敷設し、該レール28に沿って移
動可能なるようにフレーム29の下端部に車輪38を設
け、該フレーム29に上下に貫通した筒状の予熱室2
5,26を上下積重ね状に支持している。30は上段の
予熱室25の底部にシリンダ31の作動により下方に開
動可能なるように枢着された一対のフォーク状の火格子
である。また32は下段の予熱室26の底部にシリンダ
33の作動により下方に開動可能なるように枢着された
一対のフオーク状の火格子である。予熱室26の下端開
口縁には前記点cを中心とする円弧状のフランジ34が
形成され、該フランジの下面が炉蓋23に形成された排
ガス口35の上縁開口に隙間なく合致していることで排
ガスが洩れないように、しかも該炉体1の傾動を可能な
らしめている。また、予熱室25の上端開口にはシリン
ダ36により開閉動し得る一対のシャッタ37が設けら
れている。なお、39はフレーム29の上端に突設され
たバケット台、40はスクラップを搬送するためにクレ
ーンワイヤにより吊下される底部開口型バケットであ
る。
【0009】バケット39により運ばれて来たスクラッ
プは、シャッタ37を開けることにより予熱室26中に
落下し得る。また、火格子30を開けることにより該予
熱室25中のスクラップは予熱室26に落下し、さらに
該予熱室26の火格子32を開けることにより該予熱室
26中のスクラップは炉体1中に落下する。
【0010】予熱室25の側壁にはダクト40と連通す
る排ガス出口41が開設されている。このためこの炉頂
予熱装置では、炉体1内で発生した高温度の排ガスが予
熱室26および予熱室25中のスクラップを貫流してダ
クト40に排出され、該スクラップはこれによって十分
に予熱された後、炉体1に投入され電極20のアーク熱
により溶解される。
【0011】炉体1内に底部に溜まった溶鋼は、アクチ
ュエータ12を作動させ、該炉体1を出鋼口側に25°
程度傾斜させることにより出鋼口3から出鋼される。ま
た炉体1内にて溶鋼上に浮遊するスラグは、該炉体1を
出滓口側に10°程度傾斜させて出滓口5から掻き出さ
れる。このように炉体1を出鋼口側または出滓口側に傾
動させると、前記電極支持装置16および炉蓋支持装置
17もこれと一体的に傾動するが、その全体の重心は該
電極支持装置16および炉蓋支持装置17を出滓口5側
に片寄らせて設置したことによって、その回転中心であ
る前記点cの付近とすることができるので、炉体1を傾
動のために回転させても重心が点cの付近から大きく移
動することがない。このため、アクチュエータ12に要
する推力が少なくてすむので、比較的短ストロークで小
径のアクチュエータを使用することもできるようにな
り、その製造コストを軽減できる。
【0012】なお、この実施形態では電極支持装置16
と炉蓋支持装置17の両方を出滓口5側に片寄らせて設
置したが、重量バランスが得られる場合はそのいずれか
一方のみでもよいことは勿論である。
【0013】
【発明の効果】このように本発明は、出鋼口と出滓口と
が相対する両側に設けられ該出鋼口側および出滓口側に
傾動し得るように炉体を支持するとともに、該炉体から
排出される排ガスが貫流するように該炉体の上方に予熱
室を支持し、該予熱室内に開閉可能な火格子によってス
クラップが支持されるようにした炉頂予熱装置付きアー
ク炉において、電極支持装置または炉蓋支持装置を炉体
と一体的に傾動するデッキ上であって出滓口側に片寄ら
せて設置することによって、傾動の中心点付近に重心を
もたせることができるので、傾動が容易になりアクチュ
エータの負担が軽くなり製造コストが軽減されるなど有
益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る炉頂予熱装置付きアーク炉の実施
形態を示す縦断面図。
【図2】図1の部分断面側面図。
【図3】図1の部分断面平面図。
【符号の説明】
1 炉体 2 膨出部 3 出鋼口 5 出滓口 11 ローラ 12 アクチュエータ 15 デッキ 16 電極支持装置 17 炉蓋支持装置 20 電極 23 炉蓋 25,26 予熱室 30,32 火格子 34 フランジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出鋼口と出滓口とが相対する両側に設け
    られ該出鋼口側および出滓口側に傾動し得るように炉体
    を支持するとともに、該炉体から排出される排ガスが貫
    流するように該炉体の上方に予熱室を支持し、該予熱室
    内に開閉可能な火格子によってスクラップが支持される
    ようにした炉頂予熱装置付きアーク炉において、電極支
    持装置を炉体と一体的に傾動するデッキ上であって出滓
    口側に片寄らせて設置したことを特徴とする炉頂予熱装
    置付きアーク炉。
  2. 【請求項2】 出鋼口と出滓口とが相対する両側に設け
    られ該出鋼口側および出滓口側に傾動し得るように炉体
    を支持するとともに、該炉体から排出される排ガスが貫
    流するように該炉体の上方に予熱室を支持し、該予熱室
    内に開閉可能な火格子によってスクラップが支持される
    ようにした炉頂予熱装置付きアーク炉において、炉蓋支
    持装置を炉体と一体的に傾動するデッキ上であって出滓
    口側に片寄らせて設置したことを特徴とする炉頂予熱装
    置付きアーク炉。
JP10230131A 1998-07-30 1998-07-30 炉頂予熱装置付きアーク炉 Pending JP2000046481A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT517944A4 (de) * 2016-06-29 2017-06-15 Dipl Ing Ernst Fritz Verfahren zur Stahlerzeugung unter Einsatz stückiger Eisenträger

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT517944A4 (de) * 2016-06-29 2017-06-15 Dipl Ing Ernst Fritz Verfahren zur Stahlerzeugung unter Einsatz stückiger Eisenträger
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