JPH07190642A - 製鋼用アーク炉におけるスクラップ予熱装置 - Google Patents
製鋼用アーク炉におけるスクラップ予熱装置Info
- Publication number
- JPH07190642A JPH07190642A JP34791693A JP34791693A JPH07190642A JP H07190642 A JPH07190642 A JP H07190642A JP 34791693 A JP34791693 A JP 34791693A JP 34791693 A JP34791693 A JP 34791693A JP H07190642 A JPH07190642 A JP H07190642A
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- JP
- Japan
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- scrap
- arc furnace
- vessel
- preheating
- arm
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- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、スクラップ装填時においても排ガス
の熱エネルギを有効利用できる、製鋼用アーク炉におけ
るスクラップ予熱装置を提供するものである。 【構成】本発明は、製鋼用アーク炉からの排ガスで原料
スクラップを予熱する装置であって、旋回手段に2個以
上のベッセルが装着されており、該旋回手段の軌道上に
少なくとも1個のベッセルに対するスクラップ装填部、
少なくとも1個のベッセルに対するスクラップ予熱部及
び製鋼用アーク炉が配置されて成ることを特徴としてい
る。
の熱エネルギを有効利用できる、製鋼用アーク炉におけ
るスクラップ予熱装置を提供するものである。 【構成】本発明は、製鋼用アーク炉からの排ガスで原料
スクラップを予熱する装置であって、旋回手段に2個以
上のベッセルが装着されており、該旋回手段の軌道上に
少なくとも1個のベッセルに対するスクラップ装填部、
少なくとも1個のベッセルに対するスクラップ予熱部及
び製鋼用アーク炉が配置されて成ることを特徴としてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製鋼用アーク炉(以下、
単にアーク炉という)におけるスクラップ予熱装置に関
する。直流又は交流のアーク炉を用いてスクラップを溶
解する際に膨大な熱エネルギを有する大量の排ガスが発
生する。かかる排ガスをそのまま排気したのでは熱エネ
ルギの著しい無駄であるので、該排ガスで原料スクラッ
プを予熱することが行なわれ、ここに各種のスクラップ
予熱装置が利用される。本発明は上記のようなアーク炉
におけるスクラップ予熱装置の改良に関するものであ
る。
単にアーク炉という)におけるスクラップ予熱装置に関
する。直流又は交流のアーク炉を用いてスクラップを溶
解する際に膨大な熱エネルギを有する大量の排ガスが発
生する。かかる排ガスをそのまま排気したのでは熱エネ
ルギの著しい無駄であるので、該排ガスで原料スクラッ
プを予熱することが行なわれ、ここに各種のスクラップ
予熱装置が利用される。本発明は上記のようなアーク炉
におけるスクラップ予熱装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、アーク炉におけるスクラッ
プ予熱装置として、排ガスダクトの下流側にベッセルを
接続し、該ベッセルの内部にバケットを装入して、該バ
ケットに装填しておいたスクラップを予熱するようにし
て成るものが使用されている。予熱後のスクラップはバ
ケットと共に台車で所定位置まで移動した後、クレーン
で吊下げてアーク炉に投入している。ところが、この従
来装置には、アーク炉とベッセルとが相応に離れた位置
にあるため、その途中で排ガスの熱エネルギが失われ、
熱エネルギの利用効率が悪いという欠点がある。
プ予熱装置として、排ガスダクトの下流側にベッセルを
接続し、該ベッセルの内部にバケットを装入して、該バ
ケットに装填しておいたスクラップを予熱するようにし
て成るものが使用されている。予熱後のスクラップはバ
ケットと共に台車で所定位置まで移動した後、クレーン
で吊下げてアーク炉に投入している。ところが、この従
来装置には、アーク炉とベッセルとが相応に離れた位置
にあるため、その途中で排ガスの熱エネルギが失われ、
熱エネルギの利用効率が悪いという欠点がある。
【0003】そこで従来、アーク炉に近接してスクラッ
プ予熱部を配置し、該スクラップ予熱部にベッセルを旋
回させて、該ベッセルに装填しておいたスクラップを予
熱するようにして成るものが提案されている(特表平5
−505022)。この従来装置は、アーク炉に近接し
て配置したスクラップ予熱部でスクラップを予熱するた
め、予熱時においては前述した従来装置に比べて熱エネ
ルギの利用効率が良いという利点を有する。ところが、
この従来装置には、1)予熱したスクラップをアーク炉
へ投入した後、空になったベッセルをスクラップ装填部
まで旋回させ、ここで新たに該ベッセルにスクラップを
装填し、更に該ベッセルをスクラップ予熱部まで旋回し
てからスクラップを予熱するため、スクラップ装填時に
おける排ガスの熱エネルギが無駄になっている、2)ベ
ッセルを水平方向にのみ旋回させ、したがってスクラッ
プ予熱部とスクラップ装填部とが同じ水平位置に配置さ
れているため、相応に広い立体スペースが必要である、
という欠点がある。
プ予熱部を配置し、該スクラップ予熱部にベッセルを旋
回させて、該ベッセルに装填しておいたスクラップを予
熱するようにして成るものが提案されている(特表平5
−505022)。この従来装置は、アーク炉に近接し
て配置したスクラップ予熱部でスクラップを予熱するた
め、予熱時においては前述した従来装置に比べて熱エネ
ルギの利用効率が良いという利点を有する。ところが、
この従来装置には、1)予熱したスクラップをアーク炉
へ投入した後、空になったベッセルをスクラップ装填部
まで旋回させ、ここで新たに該ベッセルにスクラップを
装填し、更に該ベッセルをスクラップ予熱部まで旋回し
てからスクラップを予熱するため、スクラップ装填時に
おける排ガスの熱エネルギが無駄になっている、2)ベ
ッセルを水平方向にのみ旋回させ、したがってスクラッ
プ予熱部とスクラップ装填部とが同じ水平位置に配置さ
れているため、相応に広い立体スペースが必要である、
という欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ベッセルを旋回させる従来装置では、1)
スクラップ装填時における排ガスの熱エネルギが無駄に
なっている、2)相応に広い立体スペースが必要であ
る、という点である。
する課題は、ベッセルを旋回させる従来装置では、1)
スクラップ装填時における排ガスの熱エネルギが無駄に
なっている、2)相応に広い立体スペースが必要であ
る、という点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、アー
ク炉からの排ガスで原料スクラップを予熱する装置であ
って、旋回手段に2個以上のベッセルが装着されてお
り、該旋回手段の軌道上に少なくとも1個のベッセルに
対するスクラップ装填部、少なくとも1個のベッセルに
対するスクラップ予熱部及びアーク炉が配置されて成る
ことを特徴とするアーク炉におけるスクラップ予熱装置
に係る。
ク炉からの排ガスで原料スクラップを予熱する装置であ
って、旋回手段に2個以上のベッセルが装着されてお
り、該旋回手段の軌道上に少なくとも1個のベッセルに
対するスクラップ装填部、少なくとも1個のベッセルに
対するスクラップ予熱部及びアーク炉が配置されて成る
ことを特徴とするアーク炉におけるスクラップ予熱装置
に係る。
【0006】本発明において、アーク炉の近傍には旋回
手段が配備されており、該旋回手段には間隔を空けて2
個以上のベッセルが装着されている。ベッセルは通常、
開閉ゲートとアーク炉からの排ガスをダクトを介して導
入するダクト接続口とを備え、該開閉ゲートの上部にス
クラップを装填するようになっている。そして旋回手段
の軌道上に、すなわち該旋回手段に装着されたベッセル
の旋回軌道上に、少なくとも1個のベッセルに対するス
クラップ装填部、少なくとも1個のベッセルに対するス
クラップ予熱部及びアーク炉が配置されている。
手段が配備されており、該旋回手段には間隔を空けて2
個以上のベッセルが装着されている。ベッセルは通常、
開閉ゲートとアーク炉からの排ガスをダクトを介して導
入するダクト接続口とを備え、該開閉ゲートの上部にス
クラップを装填するようになっている。そして旋回手段
の軌道上に、すなわち該旋回手段に装着されたベッセル
の旋回軌道上に、少なくとも1個のベッセルに対するス
クラップ装填部、少なくとも1個のベッセルに対するス
クラップ予熱部及びアーク炉が配置されている。
【0007】旋回手段には2個以上のベッセルを昇降可
能に装着するのが好ましい。通常、スクラップ予熱部は
アーク炉との関係で高い位置に配置され、逆にスクラッ
プ装填部はベッセルへのスクラップ装填作業との関係で
低い位置に配置されるので、スクラップを装填したベッ
セルをスクラップ予熱部へ旋回させるときには該ベッセ
ルを上昇させつつ旋回させ、予熱後のスクラップをアー
ク炉へ投入して空になったベッセルをスクラップ装填部
へ旋回させるときには該ベッセルを下降させつつ旋回さ
せるのが、必要な立体スペースを少なくし、また作業性
を向上するのにも有利であるからである。
能に装着するのが好ましい。通常、スクラップ予熱部は
アーク炉との関係で高い位置に配置され、逆にスクラッ
プ装填部はベッセルへのスクラップ装填作業との関係で
低い位置に配置されるので、スクラップを装填したベッ
セルをスクラップ予熱部へ旋回させるときには該ベッセ
ルを上昇させつつ旋回させ、予熱後のスクラップをアー
ク炉へ投入して空になったベッセルをスクラップ装填部
へ旋回させるときには該ベッセルを下降させつつ旋回さ
せるのが、必要な立体スペースを少なくし、また作業性
を向上するのにも有利であるからである。
【0008】旋回手段としては、例えば上方に装架した
円状又は楕円状のレールで誘導されるクレーンを使用す
ることもできるが、それ自体としては公知の旋回機と該
旋回機の支柱に支持されたアームとを備えるものが好ま
しい。この場合、アームの両端部にベッセルを装着する
が、この方が該ベッセルを、とりわけスクラップが装填
されたときの重量に富むベッセルを安定して支持できる
からである。アームの両端部に装着したベッセルを昇降
させる場合には、アームは旋回機の支柱に揺動可能に支
持し、該アームには該旋回機に支持した昇降用のシリン
ダ機構を軸承する。
円状又は楕円状のレールで誘導されるクレーンを使用す
ることもできるが、それ自体としては公知の旋回機と該
旋回機の支柱に支持されたアームとを備えるものが好ま
しい。この場合、アームの両端部にベッセルを装着する
が、この方が該ベッセルを、とりわけスクラップが装填
されたときの重量に富むベッセルを安定して支持できる
からである。アームの両端部に装着したベッセルを昇降
させる場合には、アームは旋回機の支柱に揺動可能に支
持し、該アームには該旋回機に支持した昇降用のシリン
ダ機構を軸承する。
【0009】
【作用】旋回手段の軌道上に少なくとも1個のベッセル
に対するスクラップ装填部、少なくとも1個のベッセル
に対するスクラップ予熱部及びアーク炉が配置されてお
り、スクラップ装填部において少なくとも1個のベッセ
ルにスクラップを装填するとき、スクラップ予熱部にお
いて少なくとも1個のベッセルに装填しておいたスクラ
ップを予熱できるので、スクラップ装填時においても排
ガスの熱エネルギを有効利用できる。また2個以上のベ
ッセルを単に旋回させるだけでなく、更に昇降させれ
ば、スクラップ予熱部だけを高い位置に配置し、スクラ
ップ装填部は低い位置に配置できるので、必要な立体ス
ペースを少なくでき、作業性も向上できる。
に対するスクラップ装填部、少なくとも1個のベッセル
に対するスクラップ予熱部及びアーク炉が配置されてお
り、スクラップ装填部において少なくとも1個のベッセ
ルにスクラップを装填するとき、スクラップ予熱部にお
いて少なくとも1個のベッセルに装填しておいたスクラ
ップを予熱できるので、スクラップ装填時においても排
ガスの熱エネルギを有効利用できる。また2個以上のベ
ッセルを単に旋回させるだけでなく、更に昇降させれ
ば、スクラップ予熱部だけを高い位置に配置し、スクラ
ップ装填部は低い位置に配置できるので、必要な立体ス
ペースを少なくでき、作業性も向上できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を略示する正面図で
ある。旋回手段11は旋回機12と、旋回機12に立設
された支柱13と、支柱13に揺動可能に支持されたア
ーム14とを備えている。アーム14の両端部には連結
具21,22が軸承されており、連結具21,22にベ
ッセル31,41が装着されている。図示した一実施例
の場合、連結具21,22は支柱13に対しアーム14
の他に補助アーム15,16を介して軸承されている。
旋回機12には昇降用のシリンダ機構51,52が揺動
可能に支持されており、アーム14は旋回機12に対し
シリンダ機構51,52を介して軸承されている。連結
具21,22に装着されたベッセル31,41は、旋回
機12に対し、支柱13、アーム14及び補助アーム1
5,16を介して旋回可能に支持されており、またシリ
ンダ機構51,52を介して昇降可能に支持されている
のである。
ある。旋回手段11は旋回機12と、旋回機12に立設
された支柱13と、支柱13に揺動可能に支持されたア
ーム14とを備えている。アーム14の両端部には連結
具21,22が軸承されており、連結具21,22にベ
ッセル31,41が装着されている。図示した一実施例
の場合、連結具21,22は支柱13に対しアーム14
の他に補助アーム15,16を介して軸承されている。
旋回機12には昇降用のシリンダ機構51,52が揺動
可能に支持されており、アーム14は旋回機12に対し
シリンダ機構51,52を介して軸承されている。連結
具21,22に装着されたベッセル31,41は、旋回
機12に対し、支柱13、アーム14及び補助アーム1
5,16を介して旋回可能に支持されており、またシリ
ンダ機構51,52を介して昇降可能に支持されている
のである。
【0011】旋回手段11の軌道すなわちベッセル3
1,41の旋回軌道は支柱13を中心とする円になって
おり、かかる軌道上すなわちベッセル31,41が旋回
する同一円周上にスクラップ装填部61、スクラップ予
熱部71及びアーク炉81が配置されている。ベッセル
31,41は有底円筒形の本体32,42と、本体3
2,42の下部に開閉可能に装着された図示しない開閉
ゲートと、ダクト接続口33,43とを備えている。ア
ーク炉81は本体82と本体82に被着された蓋体83
とを備え、本体82には図示しない傾動装置が装備され
ており、蓋体83を貫通して図示しない電極が昇降する
ようになっている。
1,41の旋回軌道は支柱13を中心とする円になって
おり、かかる軌道上すなわちベッセル31,41が旋回
する同一円周上にスクラップ装填部61、スクラップ予
熱部71及びアーク炉81が配置されている。ベッセル
31,41は有底円筒形の本体32,42と、本体3
2,42の下部に開閉可能に装着された図示しない開閉
ゲートと、ダクト接続口33,43とを備えている。ア
ーク炉81は本体82と本体82に被着された蓋体83
とを備え、本体82には図示しない傾動装置が装備され
ており、蓋体83を貫通して図示しない電極が昇降する
ようになっている。
【0012】蓋体83にはダクト72が接続されてお
り、ダクト72はスクラップ予熱部71へ旋回したベッ
セル41のダクト接続口43に接続するようになってい
る。スクラップ予熱部71の上部にはベッセル41の本
体42に被着するフード73が装備されており、フード
73にはダクト91が接続されていて、ダクト91は伸
縮部材92を介してダクト93に接続されている。アー
ク炉81にはバイパス用ダクト94が接続されており、
ダクト93及びバイパス用ダクト94には図示しないダ
ンパが内装されていて、双方は該ダンパの下流側で合流
され、最終的には図示しない集塵装置へと接続されてい
る。
り、ダクト72はスクラップ予熱部71へ旋回したベッ
セル41のダクト接続口43に接続するようになってい
る。スクラップ予熱部71の上部にはベッセル41の本
体42に被着するフード73が装備されており、フード
73にはダクト91が接続されていて、ダクト91は伸
縮部材92を介してダクト93に接続されている。アー
ク炉81にはバイパス用ダクト94が接続されており、
ダクト93及びバイパス用ダクト94には図示しないダ
ンパが内装されていて、双方は該ダンパの下流側で合流
され、最終的には図示しない集塵装置へと接続されてい
る。
【0013】スクラップ予熱部71において、ダクト7
2をダクト接続口43に接続し、また本体42にフード
73を被着した状態で、アーク炉81からの排ガスをベ
ッセル41に導入して、ベッセル41の内部に装填して
おいたスクラップを予熱する。この間に一方では、スク
ラップ装填部61において、ベッセル31の内部に例え
ばクレーン操作でスクラップを装填する。予熱中の排ガ
スはダクト91、伸縮部材92及びダクト93を介して
排気する。予熱終了後、ダクト接続口43に対するダク
ト72の接続を解除し、また本体42に対するフード7
3の被着を解除して、アーク炉81の蓋体83を開き、
旋回機12によりベッセル41をアーク炉81の直上ま
で旋回させ、ベッセル41から予熱したスクラップをア
ーク炉81へ投入する。投入後、アーク炉81の蓋体8
3を閉じ、旋回機12により空になったベッセル41を
スクラップ装填部61まで下降させつつ旋回させる。こ
の際に一方では、スクラップを装填したベッセル31が
上昇しつつ旋回して、スクラップ予熱部71に至る。旋
回中の排ガスはバイパス用ダクト94を介して排気す
る。以下はこの繰り返しである。
2をダクト接続口43に接続し、また本体42にフード
73を被着した状態で、アーク炉81からの排ガスをベ
ッセル41に導入して、ベッセル41の内部に装填して
おいたスクラップを予熱する。この間に一方では、スク
ラップ装填部61において、ベッセル31の内部に例え
ばクレーン操作でスクラップを装填する。予熱中の排ガ
スはダクト91、伸縮部材92及びダクト93を介して
排気する。予熱終了後、ダクト接続口43に対するダク
ト72の接続を解除し、また本体42に対するフード7
3の被着を解除して、アーク炉81の蓋体83を開き、
旋回機12によりベッセル41をアーク炉81の直上ま
で旋回させ、ベッセル41から予熱したスクラップをア
ーク炉81へ投入する。投入後、アーク炉81の蓋体8
3を閉じ、旋回機12により空になったベッセル41を
スクラップ装填部61まで下降させつつ旋回させる。こ
の際に一方では、スクラップを装填したベッセル31が
上昇しつつ旋回して、スクラップ予熱部71に至る。旋
回中の排ガスはバイパス用ダクト94を介して排気す
る。以下はこの繰り返しである。
【0014】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、スクラップ装填時においても排ガスの熱エネル
ギを有効利用でき、また2個以上のベッセルを単に旋回
させるだけでなく昇降させることにより、必要な立体ス
ペースを少なくでき、作業性も向上できるという効果が
ある。
明には、スクラップ装填時においても排ガスの熱エネル
ギを有効利用でき、また2個以上のベッセルを単に旋回
させるだけでなく昇降させることにより、必要な立体ス
ペースを少なくでき、作業性も向上できるという効果が
ある。
【図1】本発明の一実施例を略示する正面図。
11・・・旋回手段、12・・・旋回機、14・・・ア
ーム、21,22・・・連結具、31,41・・・ベッ
セル、51,52・・・シリンダ機構、61・・・スク
ラップ装填部、71・・・スクラップ予熱部、81・・
・アーク炉、72,91,93・・・ダクト、94・・
・バイパス用ダクト
ーム、21,22・・・連結具、31,41・・・ベッ
セル、51,52・・・シリンダ機構、61・・・スク
ラップ装填部、71・・・スクラップ予熱部、81・・
・アーク炉、72,91,93・・・ダクト、94・・
・バイパス用ダクト
Claims (3)
- 【請求項1】 製鋼用アーク炉からの排ガスで原料スク
ラップを予熱する装置であって、旋回手段に2個以上の
ベッセルが装着されており、該旋回手段の軌道上に少な
くとも1個のベッセルに対するスクラップ装填部、少な
くとも1個のベッセルに対するスクラップ予熱部及び製
鋼用アーク炉が配置されて成ることを特徴とする製鋼用
アーク炉におけるスクラップ予熱装置。 - 【請求項2】 旋回手段に2個以上のベッセルが昇降可
能に装着された請求項1記載の製鋼用アーク炉における
スクラップ予熱装置。 - 【請求項3】 旋回機の支柱にアームが揺動可能に支持
されており、該アームには該旋回機に支持された昇降用
のシリンダ機構が軸承されていて、該アームの両端部に
それぞれベッセルが装着された請求項2記載の製鋼用ア
ーク炉におけるスクラップ予熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34791693A JPH07190642A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 製鋼用アーク炉におけるスクラップ予熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34791693A JPH07190642A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 製鋼用アーク炉におけるスクラップ予熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07190642A true JPH07190642A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18393481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34791693A Pending JPH07190642A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 製鋼用アーク炉におけるスクラップ予熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07190642A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102575307A (zh) * | 2009-07-31 | 2012-07-11 | 西门子公司 | 用来倾转冶金熔炼容器的装置、冶金熔炼设备以及使用这种熔炼设备时的方法 |
CN103697706A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-02 | 江阴市盛凯环保设备有限公司 | 双筒式预热装置 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP34791693A patent/JPH07190642A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102575307A (zh) * | 2009-07-31 | 2012-07-11 | 西门子公司 | 用来倾转冶金熔炼容器的装置、冶金熔炼设备以及使用这种熔炼设备时的方法 |
CN103697706A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-02 | 江阴市盛凯环保设备有限公司 | 双筒式预热装置 |
CN103697706B (zh) * | 2013-12-25 | 2015-05-20 | 江苏盛凯环保工程有限公司 | 双筒式预热装置 |
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