JP6177589B2 - 落橋防止装置 - Google Patents
落橋防止装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6177589B2 JP6177589B2 JP2013113929A JP2013113929A JP6177589B2 JP 6177589 B2 JP6177589 B2 JP 6177589B2 JP 2013113929 A JP2013113929 A JP 2013113929A JP 2013113929 A JP2013113929 A JP 2013113929A JP 6177589 B2 JP6177589 B2 JP 6177589B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bridge
- sheath tube
- prevention device
- pipe
- sheath
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 title claims description 50
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 12
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 12
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 10
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 37
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 24
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 24
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 10
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 3
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
- 210000000779 thoracic wall Anatomy 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
この落橋防止装置100は、隣り合う橋桁の端部に各々固定される鋼製ブラケット101と、橋桁同士を連結すべくこれらブラケット間に掛け渡された連結ケーブル102(以下、ケーブルと称する)と、橋桁落下時におけるケーブル102の局所的な曲がりを防止する偏向ブロック103と、橋桁の伸縮に伴うケーブルの弛みを防止するコイルスプリング等の弛み防止装置104等で構成されている。
橋桁を含む2つの橋梁構造物を互いに連結してなる落橋防止装置であって、
一端側が一の橋梁構造物に固定され他端側が他の橋梁構造物に固定されて、一の橋梁構造物と他の橋梁構造物の間に設けられる管状部材と、
前記管状部材内に挿通され、各端部にはそれぞれ管状部材に係止されるストッパーが設けられた連結索と、
を備え、
前記連結索は、前記管状部材を介して、各橋梁構造物どうしが離間する方向へ移動を妨げることを特徴とする。
また、前記管状部材は、橋桁が架け渡された方向に伸縮可能であり、前記ストッパーは、前記管状部材の伸長範囲を規制するものとしてもよい。すなわち、前記管状部材は、橋梁構造物の移動に追従して伸縮する構造としてもよく、このようにすれば、温度変化等による橋桁の伸縮を吸収することが可能である。また、連結された橋桁どうしが垂直方向にずれた場合に、連結索の局所的な曲がりを管状部材の曲げ変形によって緩和することができる。したがって、連結索に対する剪断応力の集中が回避され、偏向ブロックを用いることなく連結索の切断(剪断破壊)を有効に防止できる。また、連結索の弛み防止装置も不要である。さらに連結索に対する紫外線の影響も排除できる。
前記連結索は、前記ブラケットを介して、橋梁構造物に連結されている構成とするのが好適である。
なお、本実施の形態に示す落橋防止装置1の設置構造は、橋台側及び橋桁側で若干異なるが、基本的には橋台側及び橋桁側とで同一の設置構造を有するため、同一部分には同一の符号を付して説明する。また、図1〜図6、並びに図9との兼ね合いでは、図面左手が橋台側(下部工側)であり、図面右手が橋桁側(上部工側)である。
つまり、橋台側の鞘管21と、橋桁側の鞘管22は各々支圧板25を背にして互いに向き合うように組み付けられている。
また、上記した橋台側のパラペットPに設けられる鞘管挿通孔P1と、橋桁側ブラケットに設けられる鞘管挿入孔B1は同軸C上に形成されており、これら各種孔P1,B1に挿入される鞘管21,22も同軸上に位置する。また、このように設置された鞘管21,22内に中間パイプ23が設けられている。
また、橋桁側の鞘管22では、その開口端22aから中間パイプの橋桁側端部23bに至る距離L2は、この落橋防止装置が設置される橋の伸縮量によって異なるが、通常、L2≧L3+L1となる様に挿入量を決定することができる。
つまり、本実施の形態では、橋桁側の鞘管22に対する中間パイプ23のスライドによって保護パイプ2の伸縮を可能にしている。また、鞘管22は外管に相当し、中間パイプ23は内管に相当する。
気温の変化に伴い橋桁が熱膨張して橋台−橋桁間の距離が詰まると、保護パイプ2は、鞘管22の奥行き方向(図4中矢印S方向)に対する中間パイプ23のスライドによって短くなる(図4参照)。また、橋桁が収縮して橋台−橋桁間の距離が開くと、中間パイプ23は鞘管22から引き出される方向(図5中矢印G方向)にスライドして、保護パイプ2は長くなる(図5参照)。
このように保護パイプ2は、橋台−橋桁間の距離の変化に追従すべく橋梁長手方向に伸び縮みして距離の変化を吸収する。
連結ケーブル3は、例えば、7×7φ30の構造用ロープ(ストランド亜鉛メッキ仕様)からなり、その表面は耐腐食性を有するポリエチレン被膜で覆われている。
本実施の形態では、上記の構造用ロープを2本束ねて1本の連結ケーブル3に見立てている。なお、連結ケーブル3の仕様は、構造用ロープの耐荷重、並びに橋桁落下時の衝撃等を考慮して決定されている。
ここでは連結ケーブル3を2本の構造用ロープで構成する例を示したが、連結ケーブル3は、1本又は2本以上の構造用ロープを用いて形成することができる。
止め板9は、図7及び図8のように、2本の構造ロープを用いた連結ケーブル3の断面形状に合わせて穿設されたケーブル挿通孔9cを有する鋼製のプレートからなり、本実施の形態では、ケーブル挿通孔9cに連結ケーブル3を差し入れから支圧板に固定する先入れタイプ9aと(図7参照)、連結ケーブル3を間に挟み込んだ状態で支圧板に固定する半割タイプ9b(図8参照)の2種を用意している。また、その使い分けは、保護パイプ2に対する連結ケーブル3の挿入方向に準じて使い分けている。
なお、前記ケーブル挿通孔は、構造用ロープの本数や断面形状に合わせて変更され得るものである。
すなわち、保護パイプ2の伸びによって中間パイプ23が鞘管22内から引き出されたとしても、中間パイプ23は鞘管22から抜け落ちることなく、鞘管径×2の余長(図9中、L6)を残してその結合状態が維持される。
鋼製キャップ24は、図1のように保護パイプ2内に連結ケーブル3を差し入れた状態で保護パイプの各端部2a,2bを塞いでいる。また、各鋼製キャップ24の内部には、保護パイプ収縮時における連結ケーブル各端部との接触を回避すべく、キャップ奥行き方向に、少なくともL3/2の長さを有するケーブル退避スペース24aが設けられている。また、鋼製キャップ24の開口端には、支圧板25とほぼ同径の鍔部24bが設けられ、鋼製キャップ24は、支圧板25と共にボルトによって橋台又は橋桁に共締めされている。
はじめに、地震に伴い橋台−橋桁間の距離が著しく拡がった状況での動作を説明する。
この状況では、橋台及び橋桁の相対的な移動によって、橋台側の鞘管21と橋桁側の鞘管22は互いに遠ざかる方向に移動する。また、各鞘管21,22の移動に伴って連結ケーブル端部3a,3bの鋼製スリーブ4に止め板9が各々突き当たる。なお、この状態は図9の参照によっても理解できる。また、鋼製スリーブ4に止め板9が突き当たることで連結ケーブル3に対する各鞘管21,22の移動が阻止される。また、同時に、橋台側の鞘管21、及び橋桁側の鞘管22の移動を阻止する抗力が連結ケーブル3に生じ、以後、橋台及び橋桁は各鞘管21,22に設けられる支圧板25を介して、その移動が阻止される。
例えば、上記した実施の形態では、橋台−橋桁間に落橋防止装置を設けているが、橋台−橋桁間のみならず、橋桁−橋桁間、また橋桁−橋脚間等、本発明の適用構造物は様々例示できる。
このように本実施の形態に示す落橋防止装置1の構造、並びに設置方法としては様々なものが例示できる。
2 保護パイプ(管状部材)
2a 保護パイプの橋台側端部
2b 保護パイプの橋桁側端部
3 連結ケーブル(連結索)
3a 連結ケーブルの橋台側端部
3b 連結ケーブルの橋桁側端部
4 鋼製スリーブ(ストッパー)
5 緩衝ゴム
9 止め板
21 橋台側の鞘管
21a 橋台側鞘管の開口端
22 橋桁側の鞘管
22a 橋台側鞘管の開口端
23 中間パイプ
23a 中間パイプの橋台側端部
23b 中間パイプの橋桁側端部
25 支圧板(フランジ)
24 鋼製キャップ
26 ボルト
100 落橋防止装置
101 鋼製ブラケット
102 連結ケーブル
103 偏向ブロック
104 弛み防止装置
B ブラケット
B1 鞘管導入孔
P パラペット
P1 鞘管挿通孔
Claims (6)
- 橋桁を含む2つの橋梁構造物を互いに連結してなる落橋防止装置であって、
一端側が一の橋梁構造物に固定され他端側が他の橋梁構造物に固定されて、一の橋梁構造物と他の橋梁構造物の間に設けられ、橋桁が架け渡された方向に伸縮可能である管状部材と、
前記管状部材内を挿通され、各端部にはそれぞれ前記管状部材の伸長範囲を規制するストッパーが設けられることにより、各橋梁構造物どうしが離間する方向へ移動を妨げる連結索と、
を備えることを特徴とする落橋防止装置。 - 前記管状部材は、外管と、この外管内にスライド自在に挿入される内管とを備えた多重管であることを特徴とする請求項1に記載の落橋防止装置。
- 前記管状部材が、前記一の橋梁構造物に固定される一の鞘管と、前記他の橋梁構造物に固定される他の鞘管と、当該一の鞘管と他の鞘管に各端部がスライド自在に挿入される又は各端部に前記一の鞘管と他の鞘管がスライド自在に挿入される中間パイプと、によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の落橋防止装置。
- 前記一の鞘管及び他の鞘管と前記中間パイプとの相互の挿入構造において、その挿入可能な長さに橋の伸縮量相当の余長を有することを特徴とする請求項3に記載の落橋防止装置。
- 前記一の鞘管又は他の鞘管の何れか一方のみに対して、前記中間パイプが固定されていることを徴とする請求項3または4に記載の落橋防止装置。
- 前記一の鞘管と他の鞘管に支圧板が備えられ、前記連結索は、前記支圧板を介して各橋梁構造物どうしが離間する方向へ移動を妨げることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の落橋防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013113929A JP6177589B2 (ja) | 2013-05-30 | 2013-05-30 | 落橋防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013113929A JP6177589B2 (ja) | 2013-05-30 | 2013-05-30 | 落橋防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014231721A JP2014231721A (ja) | 2014-12-11 |
JP6177589B2 true JP6177589B2 (ja) | 2017-08-09 |
Family
ID=52125279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013113929A Expired - Fee Related JP6177589B2 (ja) | 2013-05-30 | 2013-05-30 | 落橋防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6177589B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7417213B2 (ja) * | 2020-06-03 | 2024-01-18 | 株式会社川金コアテック | 落橋防止装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2522046B1 (fr) * | 1982-02-24 | 1987-02-20 | Freyssinet Int Stup | Dispositif de liaison, en file, d'elements isostatiques |
JP3053895U (ja) * | 1998-05-08 | 1998-11-17 | ダイチ工営株式会社 | 落橋防止装置の埋設係止具並びに鋼線 |
JP3768144B2 (ja) * | 2001-10-31 | 2006-04-19 | 川口金属工業株式会社 | 落橋防止装置 |
JP4719625B2 (ja) * | 2006-06-06 | 2011-07-06 | ショーボンド建設株式会社 | 橋梁落橋防止装置の設置方法 |
JP5134718B2 (ja) * | 2011-09-29 | 2013-01-30 | 正敏 大倉 | 橋脚部副支持機構とその施工方法 |
-
2013
- 2013-05-30 JP JP2013113929A patent/JP6177589B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014231721A (ja) | 2014-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6513387B2 (ja) | 桁橋の制振装置、ならびに桁橋の補強方法 | |
JP5688239B2 (ja) | 落石防止柵 | |
WO2018130271A1 (en) | Hybrid pipe for stay cable and its manufacturing method | |
RU2756644C1 (ru) | Оболочка конструкционного каната для сооружения, способы установки и технического обслуживания | |
JP2012177255A (ja) | 落橋防止構造及び落橋防止装置 | |
KR101815644B1 (ko) | 엑스 형태의 제진장치 | |
US20110002743A1 (en) | Load bearing material | |
JP5919098B2 (ja) | 防護柵 | |
TWI611083B (zh) | 既存建築物的補強構造體 | |
JP6177589B2 (ja) | 落橋防止装置 | |
JP5996258B2 (ja) | 防護柵 | |
JP5123224B2 (ja) | 既設落石防護柵の補強構造 | |
KR102294580B1 (ko) | 내진 보강을 위한 와이어 전단벽 구조체 | |
JP4746023B2 (ja) | 鉄骨構造物の耐震改修方法及び耐震鉄骨構造物 | |
CN106556905A (zh) | 具有耐压功能的光缆 | |
JP5144551B2 (ja) | 落石等防護柵 | |
JP4156556B2 (ja) | 防護柵 | |
CN104965279A (zh) | 具有耐压功能的光缆 | |
JP4669572B1 (ja) | ケーブル式落橋防止構造及びケーブル式落橋防止装置 | |
JP6990474B1 (ja) | 防護柵 | |
JP2019131993A (ja) | 衝撃吸収体 | |
JP6343706B1 (ja) | 衝撃吸収体 | |
JP6974121B2 (ja) | 可動支柱、ワイヤロープ式防護柵及び橋梁 | |
JP2017048606A (ja) | ブレース材 | |
JP5055085B2 (ja) | 落橋防止用連結具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170613 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6177589 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |