JP6176724B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、製氷皿に給水して製氷を行う冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は冷蔵室と製氷室とを有する。製氷室は氷点以下の温度に設定され、冷蔵室よりも下方に配されている。冷蔵室は扉により開閉され、扉の開閉を検知する扉センサが設けられている。また、冷蔵庫は冷蔵室に配される給水部及び製氷室に配される製氷部から成る製氷装置を有する。
給水部は給水タンク、給水パイプ及び給水ポンプを備える。給水タンクは製氷用の水が貯水され、冷蔵室に対して着脱可能に設置される。給水パイプは給水タンクから導出され、製氷部の製氷皿上まで延びて設けられる。給水ポンプは給水パイプの経路中に配され、給水タンクから水を汲み上げて製氷皿に給水を行う。
製氷部は製氷皿及び離氷モータを備える。製氷皿は給水タンクから給水パイプを介して給水され、製氷室内で氷を製氷する。離氷モータは製氷皿に連結されるモータ軸を有して製氷皿を回転駆動し、製氷皿を捩って離氷を行う。また、製氷室内には氷を貯氷する貯氷容器が設けられている。
上記構成の冷蔵庫において、給水ポンプを駆動させると、給水タンク内の水は給水パイプを介して製氷皿に導かれる。すなわち、給水動作が行われる。製氷皿に供給された水は製氷皿上で凍結して製氷が行われる。製氷が完了した後に、離氷モータが駆動され、回転する製氷皿が捩られて製氷皿から氷が離氷される。すなわち、離氷動作が行われる。冷蔵庫は給水動作と離氷動作とを繰り返す製氷運転を行うことにより貯氷容器内に氷を溜める。
特開2011−21814号公報(第7頁、第8頁、第1図、第2図)
冷蔵室の扉の開閉頻度が少ない場合には冷蔵室の冷却速度を通常モード時よりも低下させる節電モードを有する冷蔵庫が一般に知られている。節電モードでは、圧縮機の回転数を通常モード時よりも低下させることにより冷蔵庫の節電効果を向上させる。しかし、節電モードの際に、通常モード時と同様に例えば満水状態の給水タンク内の水がなくなるまで製氷運転を継続すると冷蔵庫の節電効果が十分に得られない問題があった。
本発明は、節電効果を向上できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室と、氷点以下の温度に設定された製氷室と、前記冷蔵室及び前記製氷室に送出する冷気を生成する冷却器と、前記冷蔵室に配されて水を貯水する給水タンクと、前記製氷室に配される製氷皿と、前記給水タンク内の水を前記製氷皿に導く給水パイプと、前記製氷皿から氷を離氷させる離氷部と、離氷された氷を貯氷する貯氷容器とを備え、前記製氷皿に給水する給水動作と前記製氷皿で製氷された氷を離氷する離氷動作とを繰り返す製氷運転を行う冷蔵庫において、所定の冷却条件で冷却を行う通常モードと、前記通常モードと異なる冷却条件で節電を行う節電モードとを有するとともに、前記節電モード時に所定の復帰操作により前記通常モードに移行し、所定条件により前記節電モードに移行した際に前記離氷動作を所定の離氷回数行った後に前記給水動作の完了時点で前記製氷運転を停止し、前記復帰操作時に前記製氷運転を再開することを特徴としている。
この構成によると、給水動作の際には給水ポンプが駆動されて給水パイプを介して給水タンク内の水が製氷皿に導かれる。製氷皿に供給された水は製氷皿上で凍結して製氷が行われる。離氷動作の際には、製氷皿で製氷された氷は離氷部により製氷皿から離氷される。冷蔵庫は給水動作と離氷動作とを繰り返す製氷運転を行うことにより貯氷容器に氷を溜める。
また、例えば冷蔵室の扉の閉状態が所定時間継続すると、通常モードから節電モードに移行する。節電モードに移行すると、例えば圧縮機の回転数を通常モード時よりも低下させることにより冷蔵庫の節電効果を向上させる。また、節電モードに移行した際には離氷動作を所定の離氷回数行った後に給水動作の完了時点で製氷運転を停止する。この時、製氷皿に給水された水は製氷運転の停止期間中に凍結して氷になる。その後、例えば冷蔵室の扉が開かれると通常モードに復帰して製氷運転が再開される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記貯氷容器の貯氷量が満量か否かを検知する満量検知部を備え、前記離氷回数の前記離氷動作を行った際に、前記貯氷容器の貯氷量に拘わらず前記製氷運転を停止すると好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記節電モード時の前記製氷皿への給水量は前記通常モード時の前記製氷皿への給水量よりも少ないとより好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記給水タンクまたは前記給水パイプを加熱するヒータと、前記製氷皿の水位を検知する水位センサとを備え、前記給水動作の開始前に所定の予熱時間だけ前記ヒータに通電した後に前記給水動作を行うとともに、前記給水動作後に前記水位センサの検知により給水不足のときに前記製氷運転を停止し、前記冷蔵室の扉の開閉により前記製氷運転を再開して前記給水動作を行い、前記水位センサの検知により給水不足を連続して所定回数検知したときに前記予熱時間を延長すると好ましい。
この構成によると、給水動作の開始前に所定の予熱時間だけヒータに通電すると給水パイプ内の氷が融かされる。給水動作後に水位センサにより製氷皿への給水不足を検知すると製氷運転を停止する。その後に、冷蔵室の扉の開閉により製氷運転を再開して給水動作を行う。そして、水位センサの検知により給水不足を連続して所定回数検知したときに予熱時間を延長する。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記復帰操作が前記冷蔵室の扉の開閉であると好ましい。
本発明によると、所定条件により節電モードに移行した際に離氷動作を所定の離氷回数行った後に給水動作の完了時点で製氷運転を停止し、通常モードへの復帰操作時に製氷運転を再開する。これにより、節電モードの際に製氷運転に消費される電力量の増大を抑制することができる。したがって、冷蔵庫の節電効果を向上させることができる。また、節電モード時でも所定の離氷回数の製氷が行われるため、製氷運転の再開後に使用者に迅速に氷を提供することができる。したがって、冷蔵庫の利便性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫の内部を示す側面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の構成を示すブロック図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の動作を示すフローチャート 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の製氷装置の製氷運転を示すフローチャート 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の製氷装置の製氷運転を示すタイムチャート 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の製氷装置のヒータの予熱時間を延長する際の製氷運転を示すタイムチャート
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の冷蔵庫の内部を示す側面図である。冷蔵庫1は上方に冷蔵室2が配置され、下方に冷凍室3が配置される。冷凍室3内には製氷室31が設けられている。冷蔵室2は扉2aにより開閉されるとともに、冷凍室3及び製氷室31は扉3aにより開閉される。また、冷蔵室2と冷凍室3との間には野菜室18が設けられている。
冷凍室3の後方には冷気通路(不図示)が設けられる。冷気通路内には冷却器(不図示)が配され、冷却器の上方には送風機(不図示)が設けられる。冷却器は熱交換により冷気を生成し、送風機により冷蔵室2、冷凍室3及び製氷室31に冷気が送出される。これにより、冷蔵室2及び冷凍室3は貯蔵物をそれぞれ冷蔵保存及び冷凍保存するとともに、製氷室31は氷点以下の温度に設定されて、後述の製氷皿9に供給された水を凍結して製氷を行う。また、冷蔵室2内を流通した冷気は連通路(不図示)を介して野菜室18に流入する。これにより、野菜室18は野菜類等を冷蔵保存する。
扉2a及び扉3aには、それぞれ扉2a及び扉3aの開閉を検知する冷蔵室扉センサ81及び製氷室扉センサ131が設けられている。冷蔵室扉センサ81は、リードスイッチ81aと、リードスイッチ81aを扉2aの開閉に伴ってON/OFFさせるマグネット81bとを備えている。また、製氷室扉センサ131は、リードスイッチ131aと、リードスイッチ131aを扉3aの開閉に伴ってON/OFFさせるマグネット131bとを備えている。
リードスイッチ81a、131aはそれぞれ冷蔵室2及び冷凍室3の開口周縁部の内部に埋設されている。また、マグネット81b、131bはそれぞれリードスイッチ81a、131aに対向する位置で扉2a及び扉3aの内部に埋設されている。なお、野菜室18の扉18aにも冷蔵室扉センサ81や製氷室扉センサ131と同様な野菜室扉センサ(不図示)を設けている。
また、冷蔵庫1は通常モードと節電モードとを有する。扉2a、3a、18aの閉状態が所定時間継続した場合に自動的に通常モードから節電モードに移行する。また、節電モード時に扉2a、3a、18aのいずれかが開かれると自動的に通常モードに復帰する。通常モードでは、冷凍サイクルを運転する圧縮機(不図示)を所定回転数で駆動させる冷却条件で冷蔵室2や冷凍室3の冷却を行う。これにより、扉2a、3a、18aの開閉が頻繁に行われる場合でも冷蔵室2、冷凍室3、製氷室31や野菜室18を十分に冷却することができる。
節電モードでは、圧縮機の回転数を通常モード時よりも低下させ、通常モード時よりも冷却器の冷却能力を低下させる。節電モード時には扉2a、3a、18aの開閉が行われないので、通常モードよりも冷却器の冷却能力を低下させても冷蔵室2及び冷凍室3を十分に冷却することができる。したがって、節電モードによれば、貯蔵物の冷却保存に支障なく冷蔵庫1の節電効果を得ることができる。
冷蔵室2の扉2aには操作ボタン(不図示)及び複数の表示器(不図示)から成る表示部70が設けられている。使用者が操作ボタンを操作した場合も通常モードと節電モードとを切り替えることができる。また、各表示器は点灯して通常モードまたは節電モードを報知する。これにより、使用者は通常モードまたは節電モードを容易に視認して判別することができる。
また、冷蔵庫1には冷蔵室2に配される給水部5及び製氷室31に配される製氷部6から成る製氷装置20が設けられている。給水部5は給水タンク4、給水パイプ14、給水ポンプ7及びヒータ15を備えている。給水タンク4には製氷用の水が貯水され、給水タンク4は冷蔵室2に対して着脱可能に設置される。扉2aの開閉により給水タンク4を冷蔵室2に対して出し入れすることができる。
給水パイプ14は給水タンク4から導出され、製氷部6の製氷皿9上まで延びて設けられる。給水ポンプ7は給水パイプ14の経路中に配され、給水タンク4から水を汲み上げて製氷皿9に給水を行う。これにより、給水パイプ14及び給水ポンプ7は給水タンク4から製氷皿9への給水動作を行う給水手段を構成する。
ヒータ15は給水パイプ14に接して設けられ、第1電力(例えば3.0W)または第1電力よりも小さい第2電力(例えば1.5W)で通電される。ヒータ15は第2電力で通電された場合には給水パイプ14内を流通する水の凍結を防止し、第1電力で通電された場合にはさらに給水パイプ14内で成長した氷を融かすことができる。なお、給水タンク4の周辺にもヒータを設けてもよい。これにより、給水タンク4内の水の凍結を防止することができる。
製氷部6は製氷皿9、離氷モータ10及び満量検知部17を備えている。製氷皿9は給水タンク4から給水パイプ14を介して給水され、氷点以下の製氷室31内で氷16を製氷する。離氷モータ10は製氷皿9に連結されるモータ軸12を有して製氷皿9を回転駆動し、製氷皿9を捩って離氷を行う。これにより、離氷モータ10は氷16の離氷動作を行う離氷部を構成する。
製氷皿9の下方には満量検知部17が設けられ、満量検知部17の下方には氷16を貯氷する貯氷容器11が設けられている。貯氷容器11は扉3aの開閉により製氷室31に対して出し入れされる。満量検知部17は離氷モータ10の駆動によって回動して先端部が貯氷容器11内に配される。この時、満量検知部17の先端部が貯氷容器11内の氷16に当接することによって貯氷容器11の貯氷量が満量になったことが検知される。なお、満量検知部17に替えて、貯氷容器11の重量を測定する重量センサを設けて重量センサの検知結果により貯氷容器11の貯氷量が満量か否かを判断してもよい。
製氷皿9の下面には水位センサ21が設けられている。水位センサ21はサーミスタから成っている。製氷皿9は給水により温度が上昇するため、水位センサ21によって製氷皿9の水位が所定の最低水位に到達しているかを検知することができる。なお、最低水位は例えば製氷皿9の深さの4/5程度に設定されている。給水動作後に最低水位に到達していない場合には、製氷皿9への給水不足と判断される。これにより、給水タンク4内の貯水がほぼなくなったと判断される。
図2は、冷蔵庫1の構成を示すブロック図である。冷蔵庫1はCPUから成る制御部50を備え、制御部50は冷蔵庫1の各部を制御する。制御部50には、離氷モータ10、満量検知部17、表示部70、給水ポンプ7、ヒータ15、水位センサ21、冷蔵室扉センサ81、製氷室扉センサ131及び野菜室扉センサ(不図示)がそれぞれ接続されている。
図3は、上記構成の冷蔵庫1の動作を示すフローチャートである。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ#1では、動作モードを示すフラグFが初期化される。通常モードの場合はフラグFに0が代入され、節電モードの場合はフラグFに1が代入される。
ステップ#2では扉2a、3a、18aの閉状態が所定時間(例えば4時間)継続しているか否かが判断される。扉2a、3a、18aの開閉によって閉状態が所定時間継続していない場合にはステップ#3に移行し、継続している場合にはステップ#9に移行する。
ステップ#3では、通常モード時の圧縮機の設定回転数を高回転数(例えば3000rpm)に設定する。ステップ#4ではフラグFに0が代入される。
ステップ#5では、冷蔵室2または冷凍室3の温度が上昇して上限温度に到達したか否かが判断される。冷蔵室2及び冷凍室3の上限温度は例えばそれぞれ7℃及び−18℃に設定される。冷蔵室2または冷凍室3の温度が上限温度に到達した場合にはステップ#6に移行し、上限温度に到達していない場合にはステップ#7に移行する。ステップ#6では圧縮機が駆動され、冷却器で生成された冷気が冷蔵室2及び冷凍室3に送出される。
ステップ#7では、冷蔵室2及び冷凍室3の温度が下降して下限温度に到達したか否かが判断される。冷蔵室2及び冷凍室3の下限温度は例えばそれぞれ3℃及び−22℃に設定される。冷蔵室2及び冷凍室3の温度が下限温度に到達した場合にはステップ#8に移行し、圧縮機が停止される。冷蔵室2及び冷凍室3の温度が下限温度に到達していない場合にはステップ#2に戻り、ステップ#2〜ステップ#10が繰り返される。
ステップ#9では、節電モード時の圧縮機の設定回転数を低回転数(例えば1600rpm)に設定する。すなわち、節電モード時の圧縮機の回転数は通常モード時の圧縮機の回転数よりも少ない。ステップ#10では、フラグFに1が代入される。その後にステップ#5に移行する。
節電モードでは、通常モードよりも圧縮機の回転数を低下させているので、冷蔵庫1の消費電力を節約することができる。この時、通常モード時よりも冷却速度は低下するが、扉2a、3a、18aの開閉がないため、冷蔵室2及び冷凍室3を十分に冷却することができる。したがって、節電モード時でも貯蔵物の冷却保存に大きな支障はない。
本実施形態では、通常モード及び節電モードにおいて、冷蔵室2及び冷凍室3の温度が下降してそれぞれ3℃及び−22℃に到達すると圧縮機を停止している。節電モード時には扉2a、3a、18aの開閉はないため、ステップ#9において冷蔵室2及び冷凍室3の下限温度をそれぞれ例えば5℃及び−19℃に設定してもよい。すなわち、節電モード時の冷蔵室2及び冷凍室3の下限温度を通常モード時よりも高くしてもよい。これにより、節電モード時の圧縮機の駆動時間が通常モード時よりも短くなるため、冷蔵庫1の節電効果を一層向上させることができる。
また、ステップ#9において、節電モード時の冷気通路内の送風機の回転数を通常モード時よりも少ない回転数に設定してもよい。
図4は、図3の冷蔵庫1の冷却時動作に並行して行われる製氷装置20の製氷運転を示すフローチャートである。また、図5は製氷装置20の製氷運転を示すタイムチャートである。図5の(a)〜(f)は、それぞれヒータ15、離氷モータ10、給水ポンプ7、満量検知部17、水位センサ21のオンオフ状態及び冷蔵室2の扉2aの開閉状態の推移の例を示している。
ステップ#21では、離氷動作を開始する予定時期に対して所定の予熱時間前(例えば17分前)になるまで待機する。時間t11で予熱時間前になると、ステップ#22に移行してヒータ15が第1電力E1(例えば3.0W)で通電される。ステップ#23では予熱時間が経過するまで待機する。時間t12で予熱時間が経過するとステップ#24に移行する。これにより、給水パイプ14内に成長した氷を融かすことができる。ステップ#24では、後述するステップ#36で延長された予熱時間での予熱が完了した場合に延長前の予熱時間(標準予熱時間)に設定を戻す。
時間t12になるとステップ#25に移行してヒータ15の出力を低下させる。すなわち、ヒータ15は第1電力E1よりも小さい第2電力E2(例えば1.5W)で通電される。また、時間t12になるとステップ#26に移行して離氷動作が行われる。すなわち、時間t12では離氷モータ10が駆動され、回転する製氷皿9が捩られて氷16が離氷される。これにより、貯氷容器11内に氷16が落下する。この時、離氷動作の回数がカウントされる。なお、冷蔵庫1に対して通電した後の1回目の給水動作を行う前には離氷動作を行わない。また、離氷動作時に満量検知部17の先端が貯氷ケース11内に配され、貯氷量が満量か否かが検知される。
離氷動作が終わると、ステップ#27で給水ポンプ7の駆動により給水タンク4から給水パイプ14を介して最低水位まで製氷皿9に給水が行われる。なお、本実施形態では、節電モード時の給水タンク4から製氷皿9への給水量は通常モード時の給水タンク4から製氷皿9への給水量と略同じになっている。
時間t13で給水ポンプ7が停止されて給水動作が終わると、ステップ#28に移行してヒータ15が停止される。給水動作の際にヒータ15を通電することにより給水パイプ14内を流通する水の凍結を防止することができる。この時、第1電力E1よりも小さい第2電力E2でヒータ15を通電するため、給水動作の際に第1電力E1でヒータを通電する構成に比して、冷蔵庫1の消費電力を削減することができる。
なお、給水ポンプ7を停止させた後所定時間(例えば3分間)経過後にヒータ15を停止させてもよい。これにより、給水ポンプ7の停止後に給水パイプ14内の水が自然落下により製氷皿9へ落下するまでヒータ15が通電される。したがって、給水パイプ14内を流通する水の凍結をより確実に防止することができる。なお、本実施形態では、今回の給水動作の完了時点から次回の離氷動作の開始時点までは約90分間となっている。
ヒータ15の停止後所定時間(例えば5分間)経過して時間t14になると、ステップ#29に移行する。ステップ#29では、水位センサ21の検知に基づいて製氷皿9の水位が最低水位に到達しているか否かが判断される。すなわち、水位センサ21の検知に基づいて製氷皿9への給水不足があるか否かが判断される。
製氷皿9への給水不足がない場合にはステップ#30に移行し、給水不足の場合にはステップ#33に移行する。なお、この時、製氷皿9への給水不足があると水位センサ21で検知された場合には、給水タンク4内の貯氷がほぼなくなったと判断することができる。
ステップ#30では、ステップ#26で検知した貯氷容器11の貯氷量に応じて満量の場合にはステップ#33に移行し、満量ではない場合にはステップ#31に移行する。
ステップ#31では、フラグFが1か否かが判断される。フラグFが1の場合には節電モード時の製氷運転であることを示し、ステップ#32に移行する。フラグFが0の場合には通常モード時の製氷運転であることを示し、ステップ#21に戻ってステップ#21〜ステップ#31が繰り返される。すなわち、時間t21〜tn4で離氷動作及び給水動作が繰り返される。これにより、自動的に氷16が製氷され、貯氷容器11に氷が溜められる。
ステップ#32では、節電モード時の離氷動作の回数が所定の離氷回数Na(例えば5回)に到達したか否かが判断される。離氷動作の回数が離氷回数Naに到達した場合にはステップ#33に移行し、離氷回数Naに到達していない場合にはステップ#21に戻って製氷運転が継続される。
ステップ#33では、節電モードで離氷回数Naの離氷動作によって貯氷容器11内に所定量の氷が貯氷されており、冷蔵室2の扉2aが開かれるまで待機する。これにより、ヒータ15、離氷モータ10及び給水ポンプ7の停止状態を維持する停止期間T1に移行し、製氷運転が停止する。すなわち、離氷回数Naの離氷動作を行った際には貯氷容器11の貯氷量及び給水タンク4の貯水量に拘わらず製氷運転を停止する。離氷回数Naは例えば、貯氷容器11に氷16が入っていない状態から満量の半分程度になるように設定される。なお、図5において、節電モードへの移行により停止期間T1に移行しているが、貯氷容器11の満量や給水不足の場合にもステップ#29、#30の判断によって停止期間T1に移行する。
離氷動作の回数が離氷回数Naに到達して製氷運転を停止した時、製氷皿9には最低水位まで水が入っており、停止期間T1中に製氷皿9上の水は凍結して氷が製氷される。時間tmで冷蔵室2の扉2aが開かれるとステップ#34に移行して製氷運転が再開され、離氷動作の離氷回数Naがリセットされる。なお、冷蔵室2の扉2aの開閉は節電モードから通常モードへの復帰操作を兼ねているため、ステップ#5(図3参照)でフラグFに0が代入される。
ステップ#35では製氷皿9への給水不足を水位センサ21で検知した回数が連続して所定の検知回数(例えば30回)に到達したか否かが判断される。給水皿9への給水不足を水位センサ21で検知した回数が30回に到達していない場合には、ステップ#21に戻って製氷運転が再開される。これにより、ステップ#21〜#35が繰り返される。給水皿9への給水不足を水位センサ21で検知した回数が30回に到達した場合にはステップ#36に移行する。
図6はヒータ15の予熱時間を延長する際の製氷装置20の製氷運転を示すタイムチャートである。図6の(a)、(b)は、図5の時間t111以降の冷蔵室2の扉2aの開閉状態及びヒータ15のオンオフ状態の推移の例を示している。同図に示すように、停止期間T1から製氷運転を再開した際の給水不足が30回に到達すると、次回の製氷運転再開時(時間tp)に通電されるヒータの予熱時間が40分に延長される。
前述のように、給水動作の後に製氷皿9への給水不足を水位センサ21で検知した場合には、給水タンク4内には貯水がほぼなくなっていると判断することができる。この状態で製氷運転の停止と再開を繰り返すと、給水タンク4内にわずかに残存した水が給水パイプ14内に少しずつ供給され、給水パイプ14内で氷が成長する場合がある。
本実施形態によれば、製氷皿9への給水不足を検知した回数が30回になるとヒータ15の予熱時間を17分間から40分間に延長するため、給水パイプ14内の氷をより確実に融かすことができる。したがって、氷による給水パイプ14の閉塞を防止し、給水パイプ14や給水ポンプ7の破損等を防止することができる。
本実施形態によると、扉2a、3a、18aの閉状態が所定時間継続したこと(所定条件)により通常モードから節電モードに移行した際に、離氷動作を所定の離氷回数Na行った後に給水動作の完了時点で製氷運転を停止し、扉2aの開放時(通常モードへの復帰操作時)に製氷運転を再開する。これにより、節電モード時に製氷運転に消費される電力量の増大を抑制し、冷蔵庫1の節電効果を向上させることができる。また、節電モード時でも離氷回数Naの製氷が行われるため、製氷運転の再開後に使用者に迅速に氷16を提供することができる。したがって、冷蔵庫1の利便性を向上させることができる。
また、離氷回数Naの離氷動作を行った際に、貯氷容器11の貯氷量に拘わらず製氷運転を停止するので、貯氷容器11に氷16が無い状態から満量になるまで製氷運転を継続する場合よりも消費電力を削減することができる。
また、製氷運転を再開して給水動作を行い、給水不足を連続して30回検知したときに予熱時間を延長する。これにより、給水タンク4内に残存した水が給水ポンプ7の駆動により少しずつ給水パイプ14内に供給されて給水パイプ14内で氷が成長しても確実に融かすことができる。
また、貯氷容器11の貯氷量が満量のために製氷運転を停止した場合には、製氷室31の扉3aの開閉により貯氷容器11から氷16が取り出されたと判断して製氷運転を再開してもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は節電モード時の製氷皿9への給水量が第1実施形態とは異なっている。その他の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態では、図4のステップ#27において、節電モード時の給水タンク4から製氷皿9への給水量を通常モード時の2/3に設定している。これにより、節電モード時の給水ポンプ7の駆動時間を通常モード時の給水ポンプ7の駆動時間よりも短くすることができる。したがって、冷蔵庫1の節電効果をより向上させることができる。なお、節電モード時の給水タンク4から製氷皿9への給水量を通常モード時の例えば1/2や1/3等に設定してもよい。
なお、この時、節電モード時の製氷皿9の最低水位は通常モード時よりも低く設定されている。すなわち、通常モード時の2/3の水量が製氷皿9に給水されたときの水位を節電モード時の最低水位とする。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。加えて、節電モード時の給水タンク4から製氷皿9への給水量は、通常モード時の給水タンク4から製氷皿9への給水量よりも少ない。これにより、節電モード時の給水ポンプ7の駆動時間を通常モード時の給水ポンプ7の駆動時間よりも短くすることができる。したがって、冷蔵庫1の節電効果をより向上させることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、満量検知部17で貯氷容器11の満量を1回検知しても停止期間T1に移行せず、給水動作前に2、3回検知した場合に停止期間T1に移行する。これにより、貯氷容器11が実際には満量になっていないにも拘わらず、満量検知部17の直下に氷16が積み上がったために満量と誤検知することを防止することができる。なお、その他の構成は第1実施形態と同様である。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、使用者の操作により製氷運転を停止できる製氷運転停止ボタンを表示部70に設けている。これにより、旅行等により使用者が長期にわたって氷16を必要としない場合には予め製氷運転停止ボタンを操作して、給水ポンプ7、ヒータ15及び離氷モータ10の停止状態を維持することができる。したがって、冷蔵庫1の節電効果を一層向上させることができる。なお、その他の構成は第1実施形態と同様である。
本発明によると、製氷皿に給水して製氷を行う冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
2a 扉
3 冷凍室
3a 扉
4 給水タンク
5 給水部
6 製氷部
7 給水ポンプ
9 製氷皿
10 離氷モータ
11 貯氷容器
14 給水パイプ
15 ヒータ
17 満量検知部
18 野菜室
18a 扉
20 製氷装置
21 水位センサ
31 製氷室
50 制御部
70 表示部
81 冷蔵室扉センサ
131 製氷室扉センサ

Claims (5)

  1. 貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室と、氷点以下の温度に設定された製氷室と、前記冷蔵室及び前記製氷室に送出する冷気を生成する冷却器と、前記冷蔵室に配されて水を貯水する給水タンクと、前記製氷室に配される製氷皿と、前記給水タンク内の水を前記製氷皿に導く給水パイプと、前記製氷皿から氷を離氷させる離氷部と、離氷された氷を貯氷する貯氷容器とを備え、前記製氷皿に給水する給水動作と前記製氷皿で製氷された氷を離氷する離氷動作とを繰り返す製氷運転を行う冷蔵庫において、
    所定の冷却条件で冷却を行う通常モードと、前記通常モードと異なる冷却条件で節電を行う節電モードとを有するとともに、前記節電モード時に所定の復帰操作により前記通常モードに移行し、
    所定条件により前記節電モードに移行した際に前記離氷動作を所定の離氷回数行った後に前記給水動作の完了時点で前記製氷運転を停止し、前記復帰操作時に前記製氷運転を再開することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記貯氷容器の貯氷量が満量か否かを検知する満量検知部を備え、前記離氷回数の前記離氷動作を行った際に、前記貯氷容器の貯氷量に拘わらず前記製氷運転を停止することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記節電モード時の前記製氷皿への給水量は前記通常モード時の前記製氷皿への給水量よりも少ないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記給水タンクまたは前記給水パイプを加熱するヒータと、前記製氷皿の水位を検知する水位センサとを備え、前記給水動作の開始前に所定の予熱時間だけ前記ヒータに通電した後に前記給水動作を行うとともに、前記給水動作後に前記水位センサの検知により給水不足のときに前記製氷運転を停止し、前記冷蔵室の扉の開閉により前記製氷運転を再開して前記給水動作を行い、前記水位センサの検知により給水不足を連続して所定回数検知したときに前記予熱時間を延長することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記復帰操作が前記冷蔵室の扉の開閉であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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