JP6176454B2 - ワンウェイクラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、インナー部材の外周面およびアウター部材の内周面間に配置したケージに保持した複数のローラをエンゲージスプリングで周方向に付勢し、前記インナー部材および前記アウター部材の一方向への相対回転により前記ローラを前記外周面および前記内周面間に噛み込ませて駆動力を伝達するワンウェイクラッチに関する。
ワンウェイクラッチのローラを周方向に付勢するエンゲージスプリングをコイルばねで構成するとともに、ローラを保持するケージにコイルばねの軸方向変位を規制する張り出し部を設けることで、コイルばねの姿勢を安定させてローラが傾いた状態で内輪および外輪間に噛み込むのを防止するものが、下記特許文献1により公知である。
特許第3903157号公報
ところで、ローラを周方向に付勢するエンゲージスプリングとして板ばねを用いた場合には、コイルばねを必須とする上記特許文献1の構造を採用することができないため、ローラの第1端面をアキシャルスプリングで軸方向に付勢することで、ローラの第2端面をケージの側面に押し付けて傾きを防止することが考えられる。
しかしながら、ローラの傾きを防止するためにアキシャルスプリングを設けても、ローラが減衰位置から基準位置に移動する間に僅かに傾くと、ローラの第2端面の外周部がケージの側面に引っ掛かってしまい、基準位置でローラが傾いてワンウェイクラッチのスムーズな係合が妨げられたり、ローラの第2端面の外周部がケージの側面と擦れ合って摩耗の原因となったりする可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、アキシャルスプリングで軸方向に付勢されたローラの端面の外周部がケージの側面に噛み込むのを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、インナー部材の外周面およびアウター部材の内周面間に配置したケージに保持した複数のローラをエンゲージスプリングで周方向に付勢し、前記インナー部材および前記アウター部材の一方向への相対回転により前記ローラを前記外周面および前記内周面間に噛み込ませて駆動力を伝達するとともに、前記ケージは前記ローラの第1端面および第2端面にそれぞれ対向する第1側面および第2側面を備え、前記第1側面に設けたアキシャルスプリングで前記第1端面を軸方向に付勢して前記第2端面を前記第2側面に当接させることで前記ローラの姿勢を規制するワンウェイクラッチであって、前記第2側面は前記第1側面に向かって突出するとともに中心にオイル供給通路が開口する円環状の凸部を備え、前記ローラが減衰位置および基準位置間に位置するときに、前記第2側面の凸部は前記ローラの第2端面の外周円の内側で該第2端面に当接することを特徴とするワンウェイクラッチが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記第2側面は前記凸部の先端面から前記減衰位置側に延びる傾斜面を備え、前記傾斜面の前記第2側面からの突出量は前記減衰位置側に向かって減少することを特徴とするワンウェイクラッチが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、インナー部材の外周面およびアウター部材の内周面間に配置したケージに保持した複数のローラをエンゲージスプリングで周方向に付勢し、前記インナー部材および前記アウター部材の一方向への相対回転により前記ローラを前記外周面および前記内周面間に噛み込ませて駆動力を伝達するとともに、前記ケージは前記ローラの第1端面および第2端面にそれぞれ対向する第1側面および第2側面を備え、前記第1側面に設けたアキシャルスプリングで前記第1端面を軸方向に付勢して前記第2端面を前記第2側面に当接させることで前記ローラの姿勢を規制するワンウェイクラッチであって、前記第2側面は、前記第1側面に向かって突出するとともに前記ローラが減衰位置および基準位置間に位置するときに前記ローラの第2端面の外周円の内側で該第2端面に当接する凸部と、該凸部の先端面から前記減衰位置側に延びる傾斜面とを備え、前記傾斜面の前記第2側面からの突出量は前記減衰位置側に向かって減少することを特徴とするワンウェイクラッチが提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項の構成に加えて、前記第2側面の凸部は長径が前記ローラの移動方向に沿う楕円形状であることを特徴とするワンウェイクラッチが提案される
た請求項に記載された発明によれば、請求項2〜4の何れかの構成に加えて、前記アキシャルスプリングが前記第1端面を付勢する位置は、前記凸部の中心に対して前記ローラの係合位置側に偏倚することを特徴とするワンウェイクラッチが提案される。
また請求項に記載された発明によれば、請求項2〜5の何れかの構成に加えて、前記傾斜面の径方向外縁は前記凸部の径方向外端に連続し、前記傾斜面の径方向内縁は前記凸部の径方向内端に連続することを特徴とするワンウェイクラッチが提案される。
請求項1の構成によれば、ワンウェイクラッチは、インナー部材の外周面およびアウター部材の内周面間に配置したケージに保持した複数のローラをエンゲージスプリングで周方向に付勢し、インナー部材およびアウター部材の一方向への相対回転によりローラを外周面および内周面間に噛み込ませて駆動力を伝達する。ケージはローラの第1端面および第2端面にそれぞれ対向する第1側面および第2側面を備え、第1側面に設けたアキシャルスプリングで第1端面を軸方向に付勢して第2端面を第2側面に当接させることでローラの姿勢を規制する。
第2側面は第1側面に向かって突出する凸部を備え、ローラが減衰位置および基準位置間に位置するときに、第2側面の凸部はローラの第2端面の外周円の内側で該第2端面に当接するので、ローラが減衰位置から基準位置に移動する過程で傾いたとしても、ローラの第2端面の外周部が第2側面に引っ掛かって基準位置においてローラが傾くのを防止し、ワンウェイクラッチのスムーズな係合を可能にできるだけでなく、ローラの第2端面の外周部が凸部と擦れ合って摩耗するのを防止することができる。
しかも、第2側面の凸部は円環状であるので、凸部の直径を最大限に確保してローラを傾き難くするとともに、凸部の接触面積を減らして摩擦力を低減することで、ローラが引っ掛かり難くして傾きを一層確実に防止することができるばかりでなく、円環状の凸部の中心にオイル供給通路が開口するので、凸部の摩擦力を更に低減することができる。
また請求項2,3の構成によれば、第2側面は凸部の先端面から減衰位置側に延びる傾斜面を備え、傾斜面の第2側面からの突出量は減衰位置側に向かって減少するので、ローラが減衰位置において傾くときに第2端面を傾斜面で案内することで、ローラの第2端面が凸部のエッジに引っ掛かる方向に傾斜するのを防止してワンウェイクラッチの一層スムーズな係合を可能にすることができる。
また請求項4の構成によれば、第2側面の凸部は長径がローラの移動方向に沿う楕円形状であるので、長径と同じ直径を有する円形の凸部に比べて接触面積を小さくして摩擦力を低減することで、ローラが引っ掛かり難くして傾きを一層確実に防止することができ、しかもローラの移動方向に沿う凸部の長さを長径により確保してローラを傾き難くすることができる
た請求項の構成によれば、アキシャルスプリングが第1端面を付勢する位置は、凸部の中心に対してローラの係合位置側に偏倚するので、傾いたローラが係合位置に移動する間にアキシャルスプリングの弾発力でローラに復元モーメントを作用させることで、ローラの傾きを矯正することができる。
また請求項の構成によれば、傾斜面の径方向外縁は凸部の径方向外端に連続し、傾斜面の径方向内縁は凸部の径方向内端に連続するので、傾斜面および凸部の先端面間でローラの第2端面スムーズに案内し、ローラの挙動を安定させることができる。
車両用動力伝達装置のスケルトン図。(第1の参考形態) 図1の2部詳細図。(第1の参考形態) 図2の3−3線断面図(OD状態)。(第1の参考形態) 図2の3−3線断面図(GN状態)。(第1の参考形態) OD状態での作用説明図。(第1の参考形態) GN状態での作用説明図。(第1の参考形態) ワンウェイクラッチの分解斜視図。(第1の参考形態) 図2の8部拡大図(図10の8−8線断面図)。(第1の参考形態) 図8の9部拡大図。(第1の参考形態) 図8の10−10線断面図。(第1の参考形態) 図9の11−11線断面図。(第1の参考形態) 図9に対応する図。(第の実施の形態) 図12の13−13線断面図。(第の実施の形態) 図11に対応する図。(第参考形態) 図11に対応する図。(第の実施の形態) 図15の16−16線断面図。(第の実施の形態) ローラの傾き防止の作用説明図。(第の実施の形態) ローラの傾き防止の作用説明図。(比較例)
第1の参考形態
以下、図1〜図11に基づいて本発明の第1の参考形態を説明する。
図1〜図3に示すように、エンジンEの駆動力を左右の車軸10,10を介して駆動輪W,Wに伝達する車両用動力伝達装置は、クランク式の無段変速機TおよびディファレンシャルギヤDを備える。本実施の形態の無段変速機Tは同一構造を有する複数個(実施の形態では4個)の動力伝達ユニットU…を軸方向に重ね合わせたもので、それらの動力伝達ユニットU…は平行に配置された共通の入力軸11および共通の出力軸12を備えており、入力軸11の回転が減速または増速されて出力軸12に伝達される。
次に、図2〜図6に基づいて無段変速機Tの構造を説明する。
先ず、代表として一つの動力伝達ユニットUの構造を説明する。エンジンEに接続されて回転する入力軸11は、電動モータのような変速アクチュエータ14の中空の回転軸14aの内部を相対回転自在に貫通する。変速アクチュエータ14のロータ14bは回転軸14aに固定されており、ステータ14cはケーシングに固定される。変速アクチュエータ14の回転軸14aは、入力軸11と同速度で回転可能であり、かつ入力軸11に対して異なる速度で相対回転可能である。
変速アクチュエータ14の回転軸14aを貫通した入力軸11には第1ピニオン15が固定されており、この第1ピニオン15を跨ぐように変速アクチュエータ14の回転軸14aにクランク状のキャリヤ16が接続される。第1ピニオン15と同径の2個の第2ピニオン17,17が、第1ピニオン15と協働して正三角形を構成する位置にそれぞれピニオンピン16a,16aを介して支持されており、これら第1ピニオン15および第2ピニオン17,17に、円板形の偏心ディスク18の内部に偏心して形成されたリングギヤ18aが噛合する。偏心ディスク18の外周面に、コネクティングロッド19のロッド部19aの一端に設けたリング部19bがボールベアリング20を介して相対回転自在に嵌合する。
出力軸12の外周に設けられたワンウェイクラッチ21は、コネクティングロッド19のロッド部19aにピン19cを介して枢支されたリング状のアウター部材22と、アウター部材22の内部に配置されて出力軸12に固定されたインナー部材23と、アウター部材22とインナー部材23との間に形成された楔状の空間に配置されてエンゲージスプリング24…で付勢されたローラ25…とを備える。尚、ワンウェイクラッチ21の具体的な構造は後から詳述する。
図2から明らかなように、4個の動力伝達ユニットU…はクランク状のキャリヤ16を共有しているが、キャリヤ16に第2ピニオン17,17を介して支持される偏心ディスク18の位相は各々の動力伝達ユニットUで90°ずつ異なっている。例えば、図2において、左端の動力伝達ユニットUの偏心ディスク18は入力軸11に対して図中上方に変位し、左から3番目の動力伝達ユニットUの偏心ディスク18は入力軸11に対して図中下方に変位し、左から2番目および4番目の動力伝達ユニットU,Uの偏心ディスク18,18は上下方向中間に位置している。
次に、図7〜図11に基づいて、ワンウェイクラッチ21の構造を説明する。尚、図3〜図6においてワンウェイクラッチ21は模式的に図示されており、その実際の構造は図7〜図11に示されている。
参考形態のワンウェイクラッチ21は、基本的に環状のアウター部材22の円形の内周面22aと、筒状のインナー部材23の波状に屈曲する外周面23aとの間に12個のローラ25…を配置したものであり、アウター部材22の外周に設けた突出部22b,22bにピン19cおよびクリップ40,40を介してコネクティングロッド19が接続され、インナー部材23の内周部に出力軸12が相対回転不能に結合される。
ワンウェイクラッチ21は、ローラ25…を周方向に付勢するエンゲージスプリング24…を支持するためのケージ31を備える。ケージ31は後述するアンギュラボールベアリング34,34の一対の内輪36,36と、周方向に等間隔で配置されて一対の内輪36,36を相互に接続する12本のスプリング支持ロッド33…とで構成され、一対の内輪36,36が12個のローラ25…の軸方向両側に配置され、12本のスプリング支持ロッド33…が12個のローラ25…間に配置される。内輪36,36の内周部をインナー部材23の外周面23aに圧入することで、ケージ31はインナー部材23に相対回転不能に結合される。
エンゲージスプリング24は1枚の弾性板材を断面S字状に屈曲させたもので、その一端側がケージ31のスプリング支持ロッド33に溶接等で固定され、他端側にはローラ25に当接して弾性変形可能な付勢部24aが形成される。
またアウター部材22の内周面22aに形成した環状溝22cに環状のリングスプリング39が配置されており、このリングスプリング39はローラ25…の周面に当接してインナー部材23の外周面23aに向けて付勢する。
隣接する二つのワンウェイクラッチ21,21間には一つのアンギュラボールベアリング34が配置されており、このアンギュラボールベアリング34によってアウター部材22,22およびインナー部材23が同芯状態を維持しながら相対回転可能に接続される。アンギュラボールベアリング34は二つの外輪35,35および一つの内輪36間に複数のボール37…を配置したものであり、二つの外輪35,35は軸方向に隣接する二つのアウター部材22,22の相互に対向する軸方向端部に一体に形成され、一つの内輪36は別部材で構成されてインナー部材23の外周面23aに圧入される。つまり、一つのアンギュラボールベアリング34が共通のボール37…で二つの外輪35,35を支持することで、隣接する二つのワンウェイクラッチ21,21の二つのアウター部材22,22は相対回転可能に支持される。
尚、並置された4個のワンウェイクラッチ21…の軸方向両端に位置する2個のアンギュラボールベアリング34,34(図8参照)のボール37…には、一つの内輪36と一つの外輪35だけが当接する。
従って、各ワンウェイクラッチ21の軸方向両側には一対のアンギュラボールベアリング34,34が配置され、一方のアンギュラボールベアリング34の内輪36に形成された第1側面36aと、他方のアンギュラボールベアリング34の内輪36に形成された第2側面36bとが相互に対向する。ローラ25の軸方向両端には平坦な第1端面25aおよび第2端面25bが形成されており、内輪36の第1側面36aおよびローラ25の第1端面25a間に環状の板ばねよりなるアキシャルスプリング38が配置される。アキシャルスプリング38の内周から突出する12個の突起38a…が、12個のローラ25…の第1端面25a…に弾発的に当接することで、12個のローラ25…の第2端面25bが他方の内輪36の第2側面36bに押し付けられ、これによりローラ25…の姿勢の安定化が図られる。
図9および図11に示すように、他方のアンギュラボールベアリング34の第2側面36bには、一方のアンギュラボールベアリング34の第1側面36aに向かって突出する12個の円形の凸部36c…が形成される。
ローラ25はアウター部材22およびインナー部材23に対して周方向に相対移動可能であり、ローラ25の位置には、ローラ25がアウター部材22の内周面22aおよびインナー部材23の外周面23a間に形成された楔状の空間に噛み込んで駆動力を伝達する位置(係合位置:エンゲージポイント)と、ローラ25が前記楔状の空間に噛み込む直前の待機位置(基準位置:デイタムポイント)と、ローラ25がワンウェイクラッチ21が係合解除した瞬間に係合位置から基準位置を超えて逆方向に最大限に押し戻された位置(減衰位置:ダンピングポイント)とがある。
円形の凸部36cの外径D1はローラ25の外径Dよりも小さく設定されており、かつ円形の凸部36cの中心O1は、基準位置にあるローラ25の中心に一致している。凸部36cの外径D1は、ローラ25が減衰位置から基準位置まで移動する間、凸部36cがローラ25の第2端面25bの外周円の内側に収まるように、つまり凸部36cがローラ25の第2端面25bの外周円からはみ出さないように設定される。
次に、上記構成を備えた本参考形態の作用を説明する。
先ず、無段変速機Tの一つの動力伝達ユニットUの作用を説明する。変速アクチュエータ14の回転軸14aを入力軸11に対して相対回転させると、入力軸11の軸線L1まわりにキャリヤ16が回転する。このとき、キャリヤ16の中心O、つまり第1ピニオン15および2個の第2ピニオン17,17が成す正三角形の中心は入力軸11の軸線L1まわりに回転する。
図3および図5は、キャリヤ16の中心Oが第1ピニオン15(つまり入力軸11)に対して出力軸12と反対側にある状態を示しており、このとき入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量が最大になって無段変速機Tの変速比は最小のOD(オーバドライブ)状態になる。図4および図6は、キャリヤ16の中心Oが第1ピニオン15(つまり入力軸11)に対して出力軸12と同じ側にある状態を示しており、このとき入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量がゼロになって無段変速機Tの変速比は無限大のGN(ギヤドニュートラル)状態になる。
図5に示すOD状態で、エンジンEで入力軸11を回転させるとともに、入力軸11と同速度で変速アクチュエータ14の回転軸14aを回転させると、入力軸11、回転軸14a、キャリヤ16、第1ピニオン15、2個の第2ピニオン17,17および偏心ディスク18が一体になった状態で、入力軸11を中心に反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。図5(A)から図5(B)を経て図5(C)の状態へと回転する間に、偏心ディスク18の外周にリング部19bをボールベアリング20を介して相対回転自在に支持されたコネクティングロッド19は、そのロッド部19aの先端にピン19cで枢支されたアウター部材22を反時計方向(矢印B参照)に回転させる。図5(A)および図5(C)は、アウター部材22の前記矢印B方向の回転の両端を示している。
このようにしてアウター部材22が矢印B方向に回転すると、ワンウェイクラッチ21のアウター部材22およびインナー部材23間の楔状の空間にローラ25…が噛み込み、アウター部材22の回転がインナー部材23を介して出力軸12に伝達されるため、出力軸12は反時計方向(矢印C参照)に回転する。
入力軸11および第1ピニオン15が更に回転すると、第1ピニオン15および第2ピニオン17,17にリングギヤ18aを噛合させた偏心ディスク18が反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。図5(C)から図5(D)を経て図5(A)の状態へと回転する間に、偏心ディスク18の外周にリング部19bをボールベアリング20を介して相対回転自在に支持されたコネクティングロッド19は、そのロッド部19aの先端にピン19cで枢支されたアウター部材22を時計方向(矢印B′参照)に回転させる。図5(C)および図5(A)は、アウター部材22の前記矢印B′方向の回転の両端を示している。
このようにしてアウター部材22が矢印B′方向に回転すると、アウター部材22とインナー部材23との間の楔状の空間からローラ25…がエンゲージスプリング24…を圧縮しながら押し出されることで、アウター部材22がインナー部材23に対してスリップして出力軸12は回転しない。
以上のように、アウター部材22が往復回転したとき、アウター部材22の回転方向が反時計方向(矢印B参照)のときだけ出力軸12が反時計方向(矢印C参照)に回転するため、出力軸12は間欠回転することになる。
図6は、GN状態で無段変速機Tを運転するときの作用を示すものである。このとき、入力軸11の位置は偏心ディスク18の中心に一致しているので、入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量はゼロになる。この状態でエンジンEで入力軸11を回転させるとともに、入力軸11と同速度で変速アクチュエータ14の回転軸14aを回転させると、入力軸11、回転軸14a、キャリヤ16、第1ピニオン15、2個の第2ピニオン17,17および偏心ディスク18が一体になった状態で、入力軸11を中心に反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。しかしながら、偏心ディスク18の偏心量がゼロであるため、コネクティングロッド19の往復運動のストロークもゼロになり、出力軸12は回転しない。
従って、変速アクチュエータ14を駆動してキャリヤ16の位置を図3のOD状態と図4のGN状態との間に設定すれば、無限大変速比および最小変速比間の任意の変速比での運転が可能になる。
無段変速機Tは、並置された4個の動力伝達ユニットU…の偏心ディスク18…の位相が相互に90°ずつずれているため、4個の動力伝達ユニットU…が交互に駆動力を伝達することで、つまり4個のワンウェイクラッチ21…の何れかが必ず係合状態にあることで、出力軸12を連続回転させることができる。
次に、ワンウェイクラッチ21のローラ25の傾き防止作用について説明する。
ワンウェイクラッチ21が係合解除した瞬間、係合位置にあるローラ25は基準位置を超えてエンゲージスプリング24を圧縮しながら減衰位置まで押し戻された後、圧縮されたエンゲージスプリング24の弾発力で基準位置に復帰し、ワンウェイクラッチ21の次の係合に備えて待機する。
ローラ25が減衰位置から基準位置まで移動するとき、ローラ25の第2端面25bがアキシャルスプリング38の弾発力でアンギュラボールベアリング34の内輪36の第2側面36bに向けて付勢されるが、ローラ25の第2端面25bは内輪36の第2側面36bから突出する凸部36cに当接し、第2端面25bの外周部のエッジは内輪36の第2側面36bに接触しないため、第2端面25bの外周部のエッジが内輪36の第2側面36bに引っ掛かって基準位置でローラ25が傾く事態が回避される。これにより、ワンウェイクラッチ21の係合時に、ローラ25が傾いたまま基準位置から係合位置に移動してアウター部材22の内周面22aおよびインナー部材23の外周面23a間に噛み込むのを防止し、ワンウェイクラッチ21のスムーズな係合が可能になる。
しかもローラ25が減衰位置から基準位置に移動するときに、第2側面36bの凸部36cはローラ25の第2端面25bの外周円の内側で該第2端面25bに当接するので、第2端面25bの外周部のエッジが凸部36cに接触することはなく、よってローラ25の第2端面25bの外周部が凸部36cと擦れ合って摩耗するのを防止することができる。
第1の実施の形態
次に、図12および図13に基づいて本発明の第の実施の形態を説明する。
第1の参考形態では第2側面36bから突出する凸部36cが円形であるが、第の実施の形態では第2側面36bから突出する凸部36cが円環状である。円環状の凸部36cの半径R1は第1の参考形態と同じである。そしてインナー部材23の内部に形成したオイル供給通路36dが円環状の凸部36cの中心に開口しており、図示せぬオイルポンプからのオイルがオイル供給通路36dを介して凸部36cの中心に供給されるが、その余の点は第1の参考形態と同じである
本実施の形態によれば、凸部36cを円環状としたことでローラ25の第2端面25bとの接触面積が減少するため、凸部36cおよび第2端面25b間に作用するフリクションと、アキシャルスプリング8および第1端面25a間に作用するフリクションとの差を低減し、第1端面25aおよび第2端面25bのフリクションのアンバランスによるローラ5の傾きを防止することができる。しかもオイル供給通路36dから供給したオイルで凸部36cおよび第2端面25bの摺動面を潤滑し、そこに作用するフリクションを更に低減することができる
第2の参考形態
次に、図14に基づいて本発明の第参考形態を説明する。
参考形態は上述した第1の参考形態の改良であって、第1の参考形態の凸部36cは円形であるのに対し、第参考形態の凸部36cは長径がローラ25の移動方向(つまりアウター部材23の周方向)に沿う楕円状である。楕円の長径D2は第1の参考形態の円形の凸部36cの直径D1と同じであり、楕円の短径D3は前記直径D1よりも小さくなっている。
参考形態によれば、第2側面36bの凸部36cは長径がローラ25の移動方向に沿う楕円形状であるので、長径D2と同じ直径D1を有する円形の凸部36c(第1の実施の形態参照)に比べてローラ25の第2端面25bに対する接触面積を減らして摩擦力を低減し、ローラ25が引っ掛かり難くして傾きを一層確実に防止することができ、しかもローラ25の移動方向に沿う凸部36cの長さを長径D2により確保してローラを傾き難くすることができる。
第2の実施の形態
次に、図15〜図18に基づいて本発明の第の実施の形態を説明する。
図15および図16にオイル供給通路36dを省略して示すように、第の実施の形態は、第1の実施の形態または第2の参考形態のアンギュラボールベアリング34の内輪36の第2側面36bに、凸部36cの先端面36eからローラ25の減衰位置側に向かって延びる傾斜面36fを形成したものである。傾斜面36fの第2側面36bからの突出量は凸部36cの先端面36eに連続する部分で最大であり、そこから減衰位置側に向かって次第に減少する。傾斜面36fの径方向幅は凸部36cの直径D1と同じであり、傾斜面36fの径方向外縁は凸部36cの径方向外端に連続し、傾斜面36fの径方向内縁は凸部36cの径方向内端に連続する。また第1の実施の形態では、アキシャルスプリング38の突起38aは凸部36cの中心に対向しているが、本実施の形態ではアキシャルスプリング38の突起38aは凸部36cの中心に対してローラ25の係合位置側に距離αだけ偏倚している。
図18は、内輪36の第2側面36bが傾斜面36fを持たない比較例を示すもので、ローラ25が減衰位置でたまたま図中反時計方向に傾くと、ローラ25の第2端面25bが凸部36cの係合位置側のエッジに引っ掛かってしまい、係合位置でローラ25が傾いたままアウター部材22およびインナー部材23間に噛み込んでワンウェイクラッチ21のスムーズな係合が妨げられる可能性がある。本実施の形態は、ローラ25の傾斜が避けられない場合であっても、傾斜面36fの作用でローラ25の傾斜方向を上述とは逆方向とすることで、ワンウェイクラッチ21のスムーズな係合を可能にするものである。
即ち、図17に示すように、ローラ25が減衰位置に移動したときに、アキシャルスプリング38で第1端面25aを付勢されたローラ25の第2端面25bが傾斜面36fに押し付けられることで、傾斜面36fに案内されて図中時計方向に傾斜する。その結果、ローラ25の第2端面25bは凸部36cの係合位置側のエッジに引っ掛かることが防止され、また凸部36cの減衰位置側は傾斜面36fに連なるために鋭いエッジが存在しないため、そこにローラ25の第2端面25bが引っ掛かることも防止される。これにより、一旦傾いたローラ25が基準位置を経て係合位置に移動する間に傾きが矯正され、ワンウェイクラッチ21のスムーズな係合が可能になる。
このとき、アキシャルスプリング38の突起38aが凸部36cの中心に対してローラ25の係合位置側に距離αだけ偏倚しているため、アキシャルスプリング38の弾発力でローラ25を図中反時計方向に回転させる復元モーメントが発生し、ローラ25の姿勢が一層確実に矯正される。しかも傾斜面36fの径方向外縁は凸部36cの径方向外端に連続し、傾斜面36fの径方向内縁は凸部36cの径方向内端に連続するので、傾斜面36fおよび凸部36cの先端面36e間でローラ25の第2端面25bをスムーズに案内し、ローラ25の挙動を安定させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、アンギュラボールベアリング34の内輪36の第2側面36bに、凸部36cに連続する傾斜面36fを形成するだけで、ローラ25が減衰位置において傾くときに第2端面25bを傾斜面36fで案内することで、ローラ25の第2端面25bが凸部36cのエッジに引っ掛かる方向に傾斜するのを防止し、ワンウェイクラッチ21の一層スムーズな係合を可能にすることができる。
以上、本発明の実施の形態および参考形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明のワンウェイクラッチの用途は、実施の形態の無段変速機Tに限定されるものではない。しかしながら、実施の形態の無段変速機Tのワンウェイクラッチ21は短い時間間隔で係合および係合解除を繰り返すため、そのワンウェイクラッチ21に本発明を適用することで効果が一層有効に発揮される。
また実施の形態ではアンギュラボールベアリング34をケージ31の一部として利用することで、ケージ31の構造を簡素化して部品点数を削減しているが、ケージ31をアンギュラボールベアリング34と別部材で構成することができる。
また本発明のアキシャルスプリングは実施の形態の板ばねに限定されず、任意の種類のばねであっても良い。
22 アウター部材
22a 内周面
23 インナー部材
23a 外周面
36d オイル供給通路
24 エンゲージスプリング
25 ローラ
25a 第1端面
25b 第2端面
31 ケージ
36a 第1側面
36b 第2側面
36c 凸部
36e 先端面
36f 傾斜面
38 アキシャルスプリング

Claims (6)

  1. インナー部材(23)の外周面(23a)およびアウター部材(22)の内周面(22a)間に配置したケージ(31)に保持した複数のローラ(25)をエンゲージスプリング(24)で周方向に付勢し、前記インナー部材(23)および前記アウター部材(22)の一方向への相対回転により前記ローラ(25)を前記外周面(23a)および前記内周面(22a)間に噛み込ませて駆動力を伝達するとともに、
    前記ケージ(31)は前記ローラ(25)の第1端面(25a)および第2端面(25b)にそれぞれ対向する第1側面(36a)および第2側面(36b)を備え、前記第1側面(36a)に設けたアキシャルスプリング(38)で前記第1端面(25a)を軸方向に付勢して前記第2端面(25b)を前記第2側面(36b)に当接させることで前記ローラ(25)の姿勢を規制するワンウェイクラッチであって、
    前記第2側面(36b)は前記第1側面(36a)に向かって突出するとともに中心にオイル供給通路(36d)が開口する円環状の凸部(36c)を備え、前記ローラ(25)が減衰位置および基準位置間に位置するときに、前記第2側面(36b)の凸部(36c)は前記ローラ(25)の第2端面(25b)の外周円の内側で該第2端面(25b)に当接することを特徴とするワンウェイクラッチ。
  2. 前記第2側面(36b)は前記凸部(36c)の先端面(36e)から前記減衰位置側に延びる傾斜面(36f)を備え、前記傾斜面(36f)の前記第2側面(36b)からの突出量は前記減衰位置側に向かって減少することを特徴とする、請求項1に記載のワンウェイクラッチ。
  3. インナー部材(23)の外周面(23a)およびアウター部材(22)の内周面(22a)間に配置したケージ(31)に保持した複数のローラ(25)をエンゲージスプリング(24)で周方向に付勢し、前記インナー部材(23)および前記アウター部材(22)の一方向への相対回転により前記ローラ(25)を前記外周面(23a)および前記内周面(22a)間に噛み込ませて駆動力を伝達するとともに、
    前記ケージ(31)は前記ローラ(25)の第1端面(25a)および第2端面(25b)にそれぞれ対向する第1側面(36a)および第2側面(36b)を備え、前記第1側面(36a)に設けたアキシャルスプリング(38)で前記第1端面(25a)を軸方向に付勢して前記第2端面(25b)を前記第2側面(36b)に当接させることで前記ローラ(25)の姿勢を規制するワンウェイクラッチであって、
    前記第2側面(36b)は、前記第1側面(36a)に向かって突出するとともに前記ローラ(25)が減衰位置および基準位置間に位置するときに前記ローラ(25)の第2端面(25b)の外周円の内側で該第2端面(25b)に当接する凸部(36c)と、該凸部(36c)の先端面(36e)から前記減衰位置側に延びる傾斜面(36f)とを備え、前記傾斜面(36f)の前記第2側面(36b)からの突出量は前記減衰位置側に向かって減少することを特徴とするワンウェイクラッチ。
  4. 前記第2側面(36b)の凸部(36c)は長径が前記ローラ(25)の移動方向に沿う楕円形状であることを特徴とする、請求項に記載のワンウェイクラッチ。
  5. 前記アキシャルスプリング(38)が前記第1端面(25a)を付勢する位置は、前記凸部(36c)の中心に対して前記ローラ(25)の係合位置側に偏倚することを特徴とする、請求項2〜4の何れか1項に記載のワンウェイクラッチ。
  6. 前記傾斜面(36f)の径方向外縁は前記凸部(36c)の径方向外端に連続し、前記傾斜面(36f)の径方向内縁は前記凸部(36c)の径方向内端に連続することを特徴とする、請求項2〜5の何れか1項に記載のワンウェイクラッチ。
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