JP2015036556A - ワンウェイクラッチ - Google Patents

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浩樹 垣内
Hiroki Kakiuchi
浩樹 垣内
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Abstract

【課題】 ワンウェイクラッチの係合応答性の向上およびフリクションの低減を両立させる。
【解決手段】 ワンウェイクラッチ21のケージ31の一対の環状部材32に径方向に形成した長孔32cに摺動自在に嵌合して第1スプリング41で径方向内側に付勢される連結部材33に、先端部24bでローラ25を周方向に付勢する第2スプリング24の基端部24aを固定し、一対の環状部材32に固定したサポート部材42に第2スプリング24の第1湾曲部24dの背面を当接させる。連結部材33が長孔32cに沿って移動する方向d3と、第2スプリング24の第1湾曲部24dがサポート部材42に接触する接点C1の接線T1の方向d1とは、径方向外側が相互に離反するように傾斜し、かつ前記接線T1の方向d1と、第2スプリング24の先端部24bがローラ25に接触する接点C2の接線T2の方向d2とは、径方向外側が相互に接近するように傾斜する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、環状のアウター部材と、前記アウター部材の内部に同軸に配置されたインナー部材と、前記アウター部材の内周面および前記インナー部材の外周面間に配置された複数のローラと、前記インナー部材に固定されたケージと、前記ケージに支持されて前記複数のローラをそれぞれ付勢する複数の付勢手段とを備え、前記アウター部材および前記インナー部材の所定方向への相対回転により、前記ローラを前記内周面および前記外周面間に噛み込ませて駆動力を伝達するワンウェイクラッチに関する。
ワンウェイクラッチのアウター部材およびインナー部材間に配置されるローラをピボットアームを介してインナー部材に揺動自在に支持し、第1スプリングでピボットアームを周方向に付勢することで、ローラを噛み合い開始位置の近傍に保持して係合応答性を高めるとともに、第2スプリングでピボットアームを径方向外側に付勢して駆動力が入力されるアウター部材に確実に当接させることで、ローラを噛み込み易くして係合応答性を一層高めるものが、下記特許文献1により公知である。
特開2011−163531号公報
ところで、短い時間間隔で係合および係合解除を繰り返すワンウェイクラッチの係合応答性を高めるには、スプリングの付勢力でローラを噛み合い開始位置に向けて強く付勢することが必要であるが、スプリングの付勢力が過剰になると、ワンウェイクラッチの非係合時にアウター部材およびインナー部材とローラとの間のフリクションが増加し、エネルギーの損失が大きくなる問題がある。
ワンウェイクラッチに高い係合応答性が求められるのは入力周波数が高い場合であり、入力周波数が低い場合には要求される係合応答性も比較的に低くなる。よって、入力周波数が高い場合にローラを周方向に付勢する付勢力を強くし、入力周波数が低い場合に前記付勢力を弱くすることができれば、係合応答性の向上およびフリクションの低減を両立させることができる。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ワンウェイクラッチの係合応答性の向上およびフリクションの低減を両立させることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、環状のアウター部材と、前記アウター部材の内部に同軸に配置されたインナー部材と、前記アウター部材の内周面および前記インナー部材の外周面間に配置された複数のローラと、前記インナー部材に固定されたケージと、前記ケージに支持されて前記複数のローラをそれぞれ付勢する複数の付勢手段とを備え、前記アウター部材および前記インナー部材の所定方向への相対回転により、前記ローラを前記内周面および前記外周面間に噛み込ませて駆動力を伝達するワンウェイクラッチであって、前記ケージは、前記複数のローラの軸方向両側に位置する一対の環状部材と、前記一対の環状部材に径方向に形成した長孔に両端が摺動自在に嵌合する複数の連結部材とを備え、前記付勢手段は、前記複数の連結部材を前記長孔に沿って径方向内側に付勢する複数の第1スプリングと、基端部が前記複数の連結部材に固定されて先端部が前記ローラに当接する複数の第2スプリングと、前記一対の環状部材に両端を支持されて前記複数の第2スプリングに当接する複数のサポート部材とからなり、前記第2スプリングは、前記基端部側から前記先端部側に向かって径方向外側に延びる第1腕部と、前記第1腕部の径方向外端から径方向内側に湾曲して前記先端部に連なる第1湾曲部とを備え、前記連結部材が前記長孔に沿って移動する方向と、前記第2スプリングの前記第1湾曲部が前記サポート部材に接触する接点の接線の方向とは、径方向外側が相互に離反するように傾斜することを特徴とするワンウェイクラッチが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記第2スプリングの前記第1湾曲部が前記サポート部材に接触する接点の接線の方向と、前記第2スプリングの前記先端部が前記ローラに接触する接点の接線の方向とは、径方向外側が相互に接近するように傾斜することを特徴とするワンウェイクラッチが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記サポート部材は前記第2スプリングにより押圧されたときに弾性変形可能なスプリングで構成され、前記サポート部材のばね定数は前記第2スプリングのばね定数よりも大きいことを特徴とするワンウェイクラッチが提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記インナー部材の回転数が所定値未満のときには、前記第1スプリングは変形せずに前記第2スプリングが変形し、前記インナー部材の回転数が所定値以上のときには、前記第1スプリングおよび前記第2スプリングの両方が変形するように、前記第1スプリングのばね定数および前記第2スプリングのばね定数を設定したことを特徴とするワンウェイクラッチが提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記第2スプリングは、前記基端部から径方向内側に延びる第2腕部と、前記第2腕部の径方向内端から径方向外側に湾曲して前記第1腕部の径方向内端に連なる第2湾曲部とを備えることを特徴とするワンウェイクラッチが提案される。
尚、実施の形態の第1スプリング41、第2スプリング24およびサポート部材42は本発明の付勢手段に対応する。
請求項1の構成によれば、ワンウェイクラッチは、環状のアウター部材と、アウター部材の内部に同軸に配置されたインナー部材と、アウター部材の内周面およびインナー部材の外周面間に配置された複数のローラと、インナー部材に固定されたケージと、ケージに支持されて複数のローラをそれぞれ付勢する複数の付勢手段とを備えるので、アウター部材およびインナー部材が所定方向に相対回転したときに、ローラが付勢手段による付勢力でアウター部材の内周面およびインナー部材の外周面間に噛み込んで駆動力を伝達することができる。
ケージは、複数のローラの軸方向両側に位置する一対の環状部材と、一対の環状部材に径方向に形成した長孔に両端が摺動自在に嵌合する複数の連結部材とを備え、付勢手段は、複数の連結部材を長孔に沿って径方向内側に付勢する複数の第1スプリングと、基端部が複数の連結部材に固定されて先端部がローラに当接する複数の第2スプリングと、一対の環状部材に両端を支持されて複数の第2スプリングに当接する複数のサポート部材とからなるので、インナー部材およびケージの回転に伴う遠心力で連結部材および第2スプリングが第1スプリングを圧縮しながら径方向外側に移動する。
このとき、第2スプリングは、基端部側から先端部側に向かって径方向外側に延びる第1腕部と、第1腕部の径方向外端から径方向内側に湾曲して先端部に連なる第1湾曲部とを備え、連結部材が長孔に沿って移動する方向と、第2スプリングの第1湾曲部がサポート部材に接触する接点の接線の方向とは、径方向外側が相互に離反するように傾斜するので、ワンウェイクラッチへの入力周波数が高いためにインナー部材の回転速度が大きいときに、遠心力で径方向外側に移動する第2スプリングの第1湾曲部がサポート部材に押し返されてローラ側に移動し、ローラを第2スプリングの先端部の付勢力で周方向に付勢してワンウェイクラッチの安定した係合を可能にすることができる。
ワンウェイクラッチへの入力周波数が低いためにインナー部材の回転速度が小さいときには、第2スプリングに作用する遠心力が小さくなり、ローラを周方向に付勢する付勢力も小さくなるため、ワンウェイクラッチの非係合時に無駄なフリクションが増加することがなくなり、ワンウェイクラッチの係合応答性の向上およびフリクションの低減を両立させることができる。
また請求項2の構成によれば、第2スプリングの第1湾曲部が前記サポート部材に接触する接点の接線の方向と、第2スプリングの先端部がローラに接触する接点の接線の方向とは、径方向外側が相互に接近するように傾斜するので、第2スプリングが遠心力で径方向外側に移動したとき、サポート部材およびローラ間に挟まれた第2スプリングの第1湾曲部の径が縮小するように弾性変形することで大きな付勢力を発生させ、この付勢力でローラを径方向内側に付勢することができる。
また請求項3の構成によれば、サポート部材は第2スプリングにより押圧されたときに弾性変形可能なスプリングで構成され、サポート部材のばね定数は第2スプリングのばね定数よりも大きいので、インナー部材の回転数が比較的に小さく第2スプリングの径方向外側への移動量が比較的に小さい状態では、第2スプリングだけが変形してローラを付勢するが、インナー部材の回転数が比較的に大きく第2スプリングの径方向外側への移動量が比較的に大きい状態では、第2スプリングに押されたサポート部材が変形して第2スプリングがローラを付勢する付勢力を増加することで、付勢力の特性をインナー部材の回転数に応じて適切に設定することができる。
また請求項4の構成によれば、インナー部材の回転数が所定値未満のときには、第1スプリングは変形せずに第2スプリングが変形し、インナー部材の回転数が所定値以上のときには、第1スプリングおよび第2スプリングの両方が変形するように、第1スプリングのばね定数および第2スプリングのばね定数を設定したので、インナー部材の回転数が小さく第2スプリングに作用する遠心力が小さい状態から、インナー部材の回転数が大きく第2スプリングに作用する遠心力が大きい状態まで、その遠心力に大きさに応じた適正な付勢力でローラを付勢することができる。
また請求項5の構成によれば、第2スプリングは、基端部から径方向内側に延びる第2腕部と、第2腕部の径方向内端から径方向外側に湾曲して第1腕部の径方向内端に連なる第2湾曲部とを備えるので、第2スプリングは全体としてS字状に湾曲した形状となって全長が最大限に延長されることで、しなやかさが高まってローラを安定した付勢力で付勢することができる。
車両用動力伝達装置のスケルトン図。 図1の2部詳細図(図3の2−2線断面図)。 図2の3−3線断面図(OD状態)。 図2の3−3線断面図(GN状態)。 OD状態での作用説明図。 GN状態での作用説明図。 ワンウェイクラッチの分解斜視図。 図2の8部拡大図(図9の8−8線断面図)。 図8の9−9線断面図。 図9の10部拡大図。 ワンウェイクラッチの部分斜視図。 図11に対応する分解斜視図。
以下、図1〜図12に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、エンジンEの駆動力を左右の車軸10,10を介して駆動輪W,Wに伝達する車両用動力伝達装置は、クランク式の無段変速機TおよびディファレンシャルギヤDを備える。
次に、図2〜図6に基づいて無段変速機Tの構造を説明する。
図2および図3に示すように、本実施の形態の無段変速機Tは同一構造を有する複数個(実施の形態では4個)の動力伝達ユニットU…を軸方向に重ね合わせたもので、それらの動力伝達ユニットU…は平行に配置された共通の入力軸11および共通の出力軸12を備えており、入力軸11の回転が減速または増速されて出力軸12に伝達される。
以下、代表として一つの動力伝達ユニットUの構造を説明する。エンジンEに接続されて回転する入力軸11は、電動モータのような変速アクチュエータ14の中空の回転軸14aの内部を相対回転自在に貫通する。変速アクチュエータ14のロータ14bは回転軸14aに固定されており、ステータ14cはケーシングに固定される。変速アクチュエータ14の回転軸14aは、入力軸11と同速度で回転可能であり、かつ入力軸11に対して異なる速度で相対回転可能である。
変速アクチュエータ14の回転軸14aを貫通した入力軸11には第1ピニオン15が固定されており、この第1ピニオン15を跨ぐように変速アクチュエータ14の回転軸14aにクランク状のキャリヤ16が接続される。第1ピニオン15と同径の2個の第2ピニオン17,17が、第1ピニオン15と協働して正三角形を構成する位置にそれぞれピニオンピン16a,16aを介して支持されており、これら第1ピニオン15および第2ピニオン17,17に、円板形の偏心ディスク18の内部に偏心して形成されたリングギヤ18aが噛合する。偏心ディスク18の外周面に、コネクティングロッド19のロッド部19aの一端に設けたリング部19bがボールベアリング20を介して相対回転自在に嵌合する。
出力軸12の外周に設けられたワンウェイクラッチ21は、コネクティングロッド19のロッド部19aにピン19cを介して枢支されたリング状のアウター部材22と、アウター部材22の内部に配置されて出力軸12に固定されたインナー部材23と、アウター部材22とインナー部材23との間に形成された楔状の空間に配置されて第2スプリング24…で付勢されたローラ25…とを備える。尚、ワンウェイクラッチ21の具体的な構造は後から詳述する。
図2から明らかなように、4個の動力伝達ユニットU…はクランク状のキャリヤ16を共有しているが、キャリヤ16に第2ピニオン17,17を介して支持される偏心ディスク18の位相は各々の動力伝達ユニットUで90°ずつ異なっている。例えば、図2において、左端の動力伝達ユニットUの偏心ディスク18は入力軸11に対して図中上方に変位し、左から3番目の動力伝達ユニットUの偏心ディスク18は入力軸11に対して図中下方に変位し、左から2番目および4番目の動力伝達ユニットU,Uの偏心ディスク18,18は上下方向中間に位置している。
次に、図7〜図12に基づいて、ワンウェイクラッチ21の構造を説明する。尚、図3〜図6においてワンウェイクラッチ21は模式的に図示されており、その実際の構造は図7〜図12に示されている。
本実施の形態のワンウェイクラッチ21は、基本的に環状のアウター部材22の円形の内周面22aと、筒状のインナー部材23の波状に屈曲する外周面23aとの間に12個のローラ25…を配置したものであり、アウター部材22の外周に設けた突出部22b,22bにピン19cおよびクリップ40,40を介してコネクティングロッド19が接続され、インナー部材23の内周部には出力軸12(図2および図3参照)が相対回転不能に結合される。
ワンウェイクラッチ21は、ローラ25…を周方向に付勢する第2スプリング24…を支持するためのケージ31を備える。ケージ31は円環状の板材からなる一対の環状部材32,32と、周方向に等間隔で配置されて一対の環状部32,32を相互に接続する12本の連結部材33…とで構成され、一対の環状部材32,32が12個のローラ25…の軸方向両側に配置され、12本の連結部材33…が12個のローラ25…間に配置される。一方の環状部材32の内周部は凸部32a…が形成されており、それがインナー部材23の波状の外周面23aの凹部23b…に係合することで、ケージ31はインナー部材23に相対回転不能に結合される(図9参照)。
連結部材33の両端は、一対の環状部32,32に径方向に長く形成された長孔32c,32cに摺動自在に嵌合しており、よって連結部材33は長孔32c,32cに沿って径方向に移動自在である。中間部が径方向内向きに湾曲する第1スプリング41の中央部を連結部材33の径方向外面に固定し、かつ両端部を長孔32c,32cの径方向外端部に係合することで、連結部材33が第1スプリング41の付勢力で径方向内向きに付勢される。
またアウター部材22およびインナー部材23の間には、ローラ25…の軸方向両側に位置する一対のボールベアリング34,34(図8参照)が配置されており、このボールベアリング34,34によってアウター部材22およびインナー部材23が同芯状態を維持しながら相対回転可能に接続される。ボールベアリング34は外輪35および内輪36間に複数のボール37…を配置したものであり、外輪35はアウター部材22の軸方向端部に一体に形成され、内輪36は別部材で構成されてインナー部材23の外周に固定される。尚、ボールベアリング34…には複列ものと単列のものとがあり、4個のワンウェイクラッチ21…の軸方向両端に位置する2個のボールベアリング34,34は単列であり、それ以外の3個ボールベアリング34…は隣接する2個のワンウェイクラッチ21,21に共有されるために複列となる。
一方のボールベアリング34と、ケージ31の一方の環状部材32との間にアキシャルスプリング38(図7および図8参照)が配置されており、アキシャルスプリング38の内周から突出する複数の突起38a…が、前記環状部材32の内周の凹部32b…間を通過してローラ25…の端面に弾発的に当接する。
図10に詳細に示すように、第2スプリング24は1枚の弾性板材を断面S字状に屈曲させたもので、コ字状に屈曲した基端部24aがケージ31の連結部材33に嵌合して溶接等で固定され、4本の平行な切り込み24c…により5分割された先端部24bがローラ25に当接する。更に第2スプリング24は、先端部24b側から基端部24a側に向けて、第1湾曲部24d、第1腕部24e、第2湾曲部24fおよび第2腕部24gを備える。第1湾曲部24dは、先端部24bから径方向外側に延びた後に略180°湾曲して径方向内側に延び、直線状の第1腕部24eの径方向外端に連続する。第2湾曲部24fは第1腕部24eの径方向内端から径方向内側に延びた後に略180°湾曲して径方向外側に延び、直線状の第2腕部24gの径方向内端に連続する。そして第2腕部24gの径方向外端は基端部24aに連続する。
第2スプリング24の第1湾曲部24dの背面に当接するサポート部材42の両端が、ケージ31の一対の環状部材32,32に固定される。サポート部材42は弾性板材で構成されたスプリングであり、その中間部が第1湾曲部24dに向けて突出するように弧状に湾曲する。
第2スプリング24の基端部24aを支持する連結部材33が環状部材32,32の長孔32c,32cに沿って移動する方向d3は、出力軸12の軸線を中心とする径方向である。また第2スプリング24の第1湾曲部24dがサポート部材42に接触する接点C1における接線T1の方向をd1とし、第2スプリング24の先端部24bがローラ25に接触する接点C2における接線T2の方向をd2としたとき、方向d3に対して方向d1は径方向外側で離間するように傾斜しており、方向d1に対して方向d2は径方向外側で接近するように傾斜している。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
先ず、無段変速機Tの一つの動力伝達ユニットUの作用を説明する。変速アクチュエータ14の回転軸14aを入力軸11に対して相対回転させると、入力軸11の軸線L1まわりにキャリヤ16が回転する。このとき、キャリヤ16の中心O、つまり第1ピニオン15および2個の第2ピニオン17,17が成す正三角形の中心は入力軸11の軸線L1まわりに回転する。
図3および図5は、キャリヤ16の中心Oが第1ピニオン15(つまり入力軸11)に対して出力軸12と反対側にある状態を示しており、このとき入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量が最大になって無段変速機Tの変速比はOD(オーバードライブ)状態になる。図4および図6は、キャリヤ16の中心Oが第1ピニオン15(つまり入力軸11)に対して出力軸12と同じ側にある状態を示しており、このとき入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量がゼロになって無段変速機Tの変速比は無限大のGN(ギヤドニュートラル)状態になる。
図5に示すOD状態で、エンジンEで入力軸11を回転させるとともに、入力軸11と同速度で変速アクチュエータ14の回転軸14aを回転させると、入力軸11、回転軸14a、キャリヤ16、第1ピニオン15、2個の第2ピニオン17,17および偏心ディスク18が一体になった状態で、入力軸11を中心に反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。図5(A)から図5(B)を経て図5(C)の状態へと回転する間に、偏心ディスク18の外周にリング部19bをボールベアリング20を介して相対回転自在に支持されたコネクティングロッド19は、そのロッド部19aの先端にピン19cで枢支されたアウター部材22を反時計方向(矢印B参照)に回転させる。図5(A)および図5(C)は、アウター部材22の前記矢印B方向の回転の両端を示している。
このようにしてアウター部材22が矢印B方向に回転すると、ワンウェイクラッチ21のアウター部材22およびインナー部材23間の楔状の空間にローラ25…が噛み込み、アウター部材22の回転がインナー部材23を介して出力軸12に伝達されるため、出力軸12は反時計方向(矢印C参照)に回転する。
入力軸11および第1ピニオン15が更に回転すると、第1ピニオン15および第2ピニオン17,17にリングギヤ18aを噛合させた偏心ディスク18が反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。図5(C)から図5(D)を経て図5(A)の状態へと回転する間に、偏心ディスク18の外周にリング部19bをボールベアリング20を介して相対回転自在に支持されたコネクティングロッド19は、そのロッド部19aの先端にピン19cで枢支されたアウター部材22を時計方向(矢印B′参照)に回転させる。図5(C)および図5(A)は、アウター部材22の前記矢印B′方向の回転の両端を示している。
このようにしてアウター部材22が矢印B′方向に回転すると、アウター部材22とインナー部材23との間の楔状の空間からローラ25…が第2スプリング24…を圧縮しながら押し出されることで、アウター部材22がインナー部材23に対してスリップして出力軸12は回転しない。
以上のように、アウター部材22が往復回転したとき、アウター部材22の回転方向が反時計方向(矢印B参照)のときだけ出力軸12が反時計方向(矢印C参照)に回転するため、出力軸12は間欠回転することになる。
図6は、GN状態で無段変速機Tを運転するときの作用を示すものである。このとき、入力軸11の位置は偏心ディスク18の中心に一致しているので、入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量はゼロになる。この状態でエンジンEで入力軸11を回転させるとともに、入力軸11と同速度で変速アクチュエータ14の回転軸14aを回転させると、入力軸11、回転軸14a、キャリヤ16、第1ピニオン15、2個の第2ピニオン17,17および偏心ディスク18が一体になった状態で、入力軸11を中心に反時計方向(矢印A参照)に偏心回転する。しかしながら、偏心ディスク18の偏心量がゼロであるため、コネクティングロッド19の往復運動のストロークもゼロになり、出力軸12は回転しない。
従って、変速アクチュエータ14を駆動してキャリヤ16の位置を図3のOD状態と図4のGN状態との間に設定すれば、任意の変速比での運転が可能になる。
無段変速機Tは、並置された4個の動力伝達ユニットU…の偏心ディスク18…の位相が相互に90°ずつずれているため、4個の動力伝達ユニットU…が交互に駆動力を伝達することで、つまり4個のワンウェイクラッチ21…の何れかが必ず係合状態にあることで、出力軸12を連続回転させることができる。
次に、ワンウェイクラッチ21の作用を説明する。
ワンウェイクラッチ21のローラ25は第2スプリング24の付勢力で図10の矢印A方向に付勢されているため、インナー部材23に対してアウター部材が矢印B方向に相対回転すると、第2スプリング24により付勢されたローラ25がアウター部材22の内周面22aおよびインナー部材23の外周面23a間に噛み込んでワンウェイクラッチ21が係合し、アウター部材22の駆動力がインナー部材23に伝達される。
またインナー部材23に対してアウター部材が矢印B′方向に相対回転すると、アウター部材22の内周面22aに押されたローラ25が第2スプリング24を圧縮しながら矢印A′方向に移動し、ローラ25がアウター部材22の内周面22aおよびインナー部材23の外周面23aから離間してワンウェイクラッチ21が係合解除し、アウター部材22からインナー部材23への駆動力の伝達が遮断される。
ところで、本実施の形態の無段変速機Tの動力伝達ユニットUは、コネクティングロッド19が高速で往復運動してワンウェイクラッチ21が短い周期で係合および係合解除を繰り返すため、特にアウター部材22への駆動力の入力周波数が高いときに係合応答性を高めることが要求される。ワンウェイクラッチ21の係合応答性を高めるには、第2スプリング24がローラ25を付勢する付勢力を大きくすれば良いが、このようにすると、アウター部材22への駆動力の入力周波数が低いために高い係合応答性が要求されない場合に、非係合状態にあるワンウェイクラッチ21のローラ25がアウター部材22の内周面22aあるいはインナー部材23の外周面23aに強く摩擦し、フリクションの増大によるエネルギー損失が発生する問題がある。そこで本実施の形態によれば、アウター部材22への駆動力の入力周波数の増加に伴い、つまりインナー部材23の回転速度の増加に伴い、第2スプリング24がローラ25を周方向に付勢する付勢力が増加するようになっている。
即ち、駆動力の入力周波数が増加してインナー部材23の回転速度が増加すると、図10において、一体に結合された連結部材33および第2スプリング24に作用する径方向外向きの遠心力が増加するため、第2スプリング24は第1スプリング41を径方向外側に圧縮しながら連結部材33と共にケージ31の一対の環状部材32,32の長孔32c,32cに沿って実線位置から鎖線位置へと径方向外側に移動する。このとき、第2スプリング24の基端部24aが連結部材33と共に移動する方向d3に対して、第2スプリング24の第1湾曲部24dがサポート部材42に接触する接点C1における接線T1の方向d1は、径方向外側で相互に離間するように傾斜しているため、前記接点C1は次第にローラ25側に移動する。その結果、第2スプリング24の先端部24bはローラ25に強く押し付けられて曲率半径が減少するように弾性変形し、ローラ25を矢印A方向に付勢する付勢力が増加する。
また第2スプリング24の第1湾曲部24dがサポート部材42に接触する接点C1における接線T1の方向d1に対して、第2スプリング24の先端部24bがローラ25に接触する接点C2における接線T2の方向d2は、径方向外側で接近するように傾斜しているため、第2スプリング24が遠心力で径方向外側に移動すると、第2スプリング24の第1湾曲部24dは接線T1および接線T2に挟まれた先細の空間内に押し込まれて曲率半径が更に減少するように弾性変形し、ローラ25を矢印A方向に付勢する付勢力が更に増加する。
以上のように、ワンウェイクラッチ21への入力周波数が高いためにインナー部材23の回転速度が大きいときに、遠心力で径方向外側に移動する第2スプリング24の第1湾曲部24dがサポート部材42に押し返されてローラ25側に移動し、ローラ25を第2スプリング24の先端部24bの付勢力で周方向に付勢することで、ワンウェイクラッチ21の安定した係合を可能にすることができる。一方、ワンウェイクラッチ21への入力周波数が低いためにインナー部材23の回転速度が小さいときには、第2スプリング24に作用する遠心力も小さくなり、ローラ25を周方向に付勢する付勢力も小さくなるため、ワンウェイクラッチ21の非係合時に無駄なフリクションが増加することがなくなり、結果としてワンウェイクラッチ21の係合応答性の向上およびフリクションの低減を両立させることができる。
しかも第2スプリング24は、第1湾曲部24dおよび第1腕部24eに加えて、基端部24aから径方向内側に延びる第2腕部24gと、第2腕部24gの径方向内端から径方向外側に湾曲して第1腕部24eの径方向内端に連なる第2湾曲部24fとを備えるので、第2スプリング24は全体としてS字状に湾曲した形状となって全長が最大限に延長されることで、しなやかさが高まってローラ25を安定した付勢力で付勢することができる。
またインナー部材23の回転数が所定値未満のときには、第1スプリング41は変形せずに第2スプリング24が変形し、インナー部材23の回転数が所定値以上のときには、第1スプリング41および第2スプリング24の両方が変形するように、第1スプリング41のばね定数および第2スプリング24のばね定数を設定したので、インナー部材23の回転数が小さく第2スプリング24に作用する遠心力が小さい状態から、インナー部材23の回転数が大きく第2スプリング24に作用する遠心力が大きい状態まで、その遠心力に大きさに応じた適正な付勢力でローラ25を付勢することができる。
またサポート部材42は第2スプリング24により押圧されたときに弾性変形可能なスプリングで構成され、かつサポート部材42のばね定数は第2スプリング24のばね定数よりも大きいので、インナー部材23の回転数が比較的に小さく第2スプリング24の径方向外側への移動量が比較的に小さい状態では、第2スプリング24だけが変形してローラ24を付勢するが、インナー部材23の回転数が比較的に大きく第2スプリング24に作用する遠心力が比較的に大きい状態では、第2スプリング24に押されたサポート部材42が変形して第2スプリング24がローラ25を付勢する付勢力を増加することで、付勢力の特性をインナー部材23の回転数に応じて適切に設定することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明のワンウェイクラッチ21は無段変速機T以外の任意の用途に適用することができる。
また実施の形態ではワンウェイクラッチ21のインナー部材23が出力軸12と別部材で構成されているが、インナー部材23をそのまま出力軸12として用いても良い。
またワンウェイクラッチ21のローラ25の数は実施の形態に限定されるものではない。
22 アウター部材
22a 内周面
23 インナー部材
23a 外周面
24 第2スプリング(付勢手段)
24a 基端部
24b 先端部
24d 第1湾曲部
24e 第1腕部
24f 第2湾曲部
24g 第2腕部
25 ローラ
31 ケージ
32 環状部材
32c 長孔
33 連結部材
41 第1スプリング(付勢手段)
42 サポート部材(付勢手段)
C1 第2スプリングの第1湾曲部がサポート部材に接触する接点
C2 第2スプリングの先端部がローラに接触する接点
T1 第2スプリングの第1湾曲部がサポート部材に接触する接点の接線
T2 第2スプリングの先端部がローラに接触する接点の接線
d1 第2スプリングの第1湾曲部がサポート部材に接触する接点の接線の方向
d2 第2スプリングの先端部がローラに接触する接点の接線の方向
d3 連結部材が長孔に沿って移動する方向

Claims (5)

  1. 環状のアウター部材(22)と、前記アウター部材(22)の内部に同軸に配置されたインナー部材(23)と、前記アウター部材(22)の内周面(22a)および前記インナー部材(23)の外周面(23a)間に配置された複数のローラ(25)と、前記インナー部材(23)に固定されたケージ(31)と、前記ケージ(31)に支持されて前記複数のローラ(25)をそれぞれ付勢する複数の付勢手段(24,41,42)とを備え、前記アウター部材(22)および前記インナー部材(23)の所定方向への相対回転により、前記ローラ(25)を前記内周面(22a)および前記外周面(23a)間に噛み込ませて駆動力を伝達するワンウェイクラッチであって、
    前記ケージ(31)は、前記複数のローラ(25)の軸方向両側に位置する一対の環状部材(32)と、前記一対の環状部材(32)に径方向に形成した長孔(32c)に両端が摺動自在に嵌合する複数の連結部材(33)とを備え、
    前記付勢手段(24,41,42)は、前記複数の連結部材(33)を前記長孔(32c)に沿って径方向内側に付勢する複数の第1スプリング(41)と、基端部(24a)が前記複数の連結部材(33)に固定されて先端部(24b)が前記ローラ(25)に当接する複数の第2スプリング(24)と、前記一対の環状部材(32)に両端を支持されて前記複数の第2スプリング(24)に当接する複数のサポート部材(42)とからなり、
    前記第2スプリング(24)は、前記基端部(24a)側から前記先端部(24b)側に向かって径方向外側に延びる第1腕部(24e)と、前記第1腕部(24e)の径方向外端から径方向内側に湾曲して前記先端部(24b)に連なる第1湾曲部(24d)とを備え、前記連結部材(33)が前記長孔(32c)に沿って移動する方向(d3)と、前記第2スプリング(24)の前記第1湾曲部(24d)が前記サポート部材(42)に接触する接点(C1)の接線(T1)の方向(d1)とは、径方向外側が相互に離反するように傾斜することを特徴とするワンウェイクラッチ。
  2. 前記第2スプリング(24)の前記第1湾曲部(24d)が前記サポート部材(42)に接触する接点(C1)の接線(T1)の方向(d1)と、前記第2スプリング(24)の前記先端部(24b)が前記ローラ(25)に接触する接点(C2)の接線(T2)の方向(d2)とは、径方向外側が相互に接近するように傾斜することを特徴とする、請求項1に記載のワンウェイクラッチ。
  3. 前記サポート部材(42)は前記第2スプリング(24)により押圧されたときに弾性変形可能なスプリングで構成され、前記サポート部材(42)のばね定数は前記第2スプリング(24)のばね定数よりも大きいことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のワンウェイクラッチ。
  4. 前記インナー部材(23)の回転数が所定値未満のときには、前記第1スプリング(41)は変形せずに前記第2スプリング(24)が変形し、前記インナー部材(23)の回転数が所定値以上のときには、前記第1スプリング(41)および前記第2スプリング(24)の両方が変形するように、前記第1スプリング(41)のばね定数および前記第2スプリング(24)のばね定数を設定したことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のワンウェイクラッチ。
  5. 前記第2スプリング(24)は、前記基端部(24a)から径方向内側に延びる第2腕部(24g)と、前記第2腕部(24g)の径方向内端から径方向外側に湾曲して前記第1腕部(24e)の径方向内端に連なる第2湾曲部(24f)とを備えることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のワンウェイクラッチ。
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