JP6175227B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
本実施形態の使い捨ておむつ1A(以下、「おむつ1A」ともいう。)は、図1に示すように、液保持性の吸収体23を含む長方形状の吸収性本体2の背側部Bの両側部2Sそれぞれから延出する伸縮性サイドパネル3の本体長手方向(Y方向)に沿う外方側部3Sに、ファスニングテープ4が取り付けられている。
おむつ1Aは、図1に示すように、中心線CLに対して左右対称に形成されている。従って以下の説明では、左右対称な部分については、主に、右側について説明する。
また、本明細書において、「肌対向面」とは、おむつ1Aを構成する各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、図3における「P」側の面と同じ面である。また、「非肌対向面」とは、おむつ1Aを構成する各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面であり、図3における「Q」側の面と同じ面である。
また、各図中に示す「Y」方向は、おむつ1Aの吸収性本体2の長手方向(本体長手方向)であり、中心線CLに平行な方向であり、各図中に示す「X」方向は、おむつ1Aの吸収性本体2の幅方向(本体幅方向)であり、中心線CLに垂直な方向である。以下、具体的に、おむつ1Aについて説明する。
尚、おむつ1Aにおいては、図2に示すように、Y方向上方に越える領域T1及びY方向下方に越える領域T2の2つの領域を有するように、伸縮性サイドパネル3とファスニングテープ4とが固定されているが、Y方向上方に越える領域T1及びY方向下方に越える領域T2の何れか一方を有するように、伸縮性サイドパネル3とファスニングテープ4とが固定されていればよい。
前記重なる領域は、接着強度の観点から、自然状態における伸縮性サイドパネル3を平面視した際の伸縮性サイドパネル3の全面積に対して、10%以上50%以下の範囲であることが好ましく、10%以上40%以下の範囲であることが更に好ましい。
接合領域6は、非接合領域7の確保と接着強度の観点から、前記重なる領域の面積に対して、40%以上90%以下の範囲であることが好ましく、50%以上85%以下の範囲であることが更に好ましい。
非接合領域7は、着用時における伸縮性サイドパネル3の側縁部の自由度保持の観点から、前記重なる領域の面積に対して、10%以上50%以下の範囲であることが好ましく、15%以上40%以下の範囲であることが更に好ましい。
吸収性本体2を構成する表面シート21、外層複合シート22、吸収体23としては、それぞれ、従来、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられるもの等を、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、親水性且つ液透過性の不織布や立体開孔フィルム等を用いることができる。外層複合シート22としては、液不透過性又は液難透過性(撥水性を含む)の樹脂フィルムに、各種製法による不織布(例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等)を積層したシート等を用いることができる。また、吸収体23としては、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したもの等を用いることができる。立体ガードを構成するサイドシート24としては、フィルム、不織布、織物又はこれらの積層シート等を用いることができる。
伸縮性サイドパネル3を構成する肌側シート31及び非肌側シート32、並びにファスニングテープ4のテープ基材42としては、従来、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられている各種のシート材を、特に制限なく用いることができる。
例えば、肌側シート31、非肌側シート32、テープ基材42としては、不織布、織物、フィルム又はこれらの積層シート等を用いることができる。
ファスニングテープ4と伸縮性サイドパネル3とを固定する接着剤接合部63を形成する接着剤をはじめ、各部材間を接合するための接着剤の好ましい材料としては、非晶性ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体(EEA)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)などの熱可塑性ポリマー及びそれらの混合物等が挙げられる。接着剤はホットメルト型が好ましい。
おむつ1Aは、図2及び図3に示すように、ファスニングテープ4が伸縮性サイドパネル3の非肌対向面(Q側の面)にのみ取り付けられており、ファスニングテープ4と伸縮性サイドパネル3とを接合する接合領域6と伸縮性サイドパネル3の外方側縁3S1との間には、非接合領域7がY方向に連続して形成されている。このような非接合領域7が形成されているので、おむつ1Aを着用する際に、ファスニングテープ4を手で引っ張り、伸縮性ウエストパネル3を伸長させると、伸縮性ウエストパネル3の外周縁部が、図4に示すように、肌対向面(P側の面)側に向き易くなる。このように肌対向面(P側の面)側に向いた状態で、背側部B側のファスニングテープ4のフック材42を、腹側部A側のランディングシート5に押し付けて止着すると、おむつ1Aの上に服を着させる場合に、伸縮性ウエストパネル3の外周縁部が引っかかり難くなり、使用感が向上する。
おむつ1Bにおいては、おむつ1Aと同様に、図5に示すように、ファスニングテープ4のX方向の内方(中心線CL寄り)側が、伸縮性サイドパネル3を構成する非肌側シート32における、糸状の弾性部材33の外方固定端部33OよりもX方向外方の延出部32Sにのみ接合領域6を介して取り付けられ、且つ延出部32Sの非肌対向面(Q側の面)にのみ接合領域6を介して取り付けられている。このように、ファスニングテープ4は、伸縮性サイドパネル3の非肌対向面(Q側の面)にのみ取り付けられている。
おむつ1Bの接合領域6は、おむつ1Aと同様に、図5に示すように、融着部61と非融着部62とを有している。
おむつ1Bの融着部61は、図5に示すように、Y方向に対して角度を持たせた縦長の第1融着部611のみを有している。おむつ1Bにおいては、接合領域6に、第1融着部611をY方向に間欠的に配して形成されたY方向に延びる第1融着部群611Gが、X方向に2列形成されている。X方向に隣り合う別の第1融着部群611Gを形成する隣り合う第1融着部611と第1融着部611は、ずれて配されておらず、X方向に平行な位置に配されている。尚、図5に示すように、隣り合う融着部61どうしの間が、非融着部62となっている。
おむつ1Cにおいては、接合領域6は、図6に示すように、伸縮性サイドパネル3における糸状の弾性部材33の外方固定端部33Oの一部と重なっている。おむつ1Cにおいては、ファスニングテープ4のX方向の内方(中心線CL寄り)側が、弾性部材33の外方固定端部33Oの位置に対応する伸縮性サイドパネル3を構成する非肌側シート32の位置の一部、及び非肌側シート32における、弾性部材33の外方固定端部33OよりもX方向外方の延出部32Sに亘って接合領域6を介して取り付けられている。そして、ファスニングテープ4のX方向の内方(中心線CL寄り)側が、外方固定端部33Oの位置に対応する非肌側シート32の位置の一部及び延出部32Sそれぞれの非肌対向面(Q側の面)にのみ接合領域6を介して取り付けられている。このように、ファスニングテープ4は、伸縮性サイドパネル3の非肌対向面(Q側の面)にのみ取り付けられている。
おむつ1Cの接合領域6は、おむつ1Aと同様に、図6に示すように、融着部61と非融着部62とを有している。
おむつ1Cの融着部61は、図6に示すように、Y方向に対して角度を持たせた縦長の第1融着部611のみを有している。おむつ1Cにおいては、接合領域6に、第1融着部611をY方向に間欠的に配して形成されたY方向に延びる第1融着部群611Gが、X方向に2列形成されている。X方向に隣り合う別の第1融着部群611Gを形成する隣り合う第1融着部611と第1融着部611は、ずれて配されておらず、X方向に平行な位置に配されている。尚、図6に示すように、隣り合う融着部61どうしの間が、非融着部62となっている。
おむつ1Cの効果については、おむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aの効果と同様であり、おむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
おむつ1Cは、接合領域6が、図6に示すように、伸縮性サイドパネル3における糸状の弾性部材33の外方固定端部33Oの一部と重なっている。その為、弾性部材33の外方固定端部33Oの接合強度を高めることができる。
おむつ1Dにおいては、おむつ1Aと同様に、図7に示すように、ファスニングテープ4のX方向の内方(中心線CL寄り)側が、伸縮性サイドパネル3を構成する非肌側シート32における、糸状の弾性部材33の外方固定端部33OよりもX方向外方の延出部32Sにのみ接合領域6を介して取り付けられ、且つ延出部32Sの非肌対向面(Q側の面)にのみ接合領域6を介して取り付けられている。このように、ファスニングテープ4は、伸縮性サイドパネル3の非肌対向面(Q側の面)にのみ取り付けられている。
おむつ1Dの接合領域6は、おむつ1Aと同様に、図7に示すように、融着部61と非融着部62とを有している。
おむつ1Dの融着部61は、図7に示すように、X方向に平行に延びる縦長の第3融着部613のみを有している。おむつ1Dにおいては、接合領域6に、第3融着部613をY方向に間欠的に配して、X方向外方に凸となるように形成された第3融着部群613Gが、X方向に2列形成されている。尚、図7に示すように、隣り合う融着部61どうしの間が、非融着部62となっている。おむつ1Dの接合領域6は、図7に示すように、2列の融着部群613Gによって、ファスニングテープ4の長手方向に延びる中心線CL3の位置で頂点となる、X方向外方に凸の形状となっている。従って、おむつ1Dの非接合領域7は、X方向外方に凹形状となっている。具体的には、おむつ1Dの非接合領域7は、ファスニングテープ4の中心線CL3に位置する底から中心線CL3の上下方向に向かって漸次X方向の間隔が広がるように形成されている。このように形成されたおむつ1Dの非接合領域7は、Y方向に連続して形成されており、非接合領域7の間隔が、非接合領域7におけるY方向の両端部7E,7Eで広くなっている。
おむつ1Dの非接合領域7は、着用時における伸縮性サイドパネル3の側縁部の自由度保持の観点から、前記重なる領域の面積に対して、10%以上50%以下の範囲であることが好ましく、15%以上40%以下の範囲であることが更に好ましい。
おむつ1Dの効果については、おむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aの効果と同様であり、おむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
おむつ1Dは、非接合領域7の間隔が、図7に示すように、非接合領域7におけるY方向の両端部7E,7Eで広くなっている。その為、おむつ1Dを着用する際に、ファスニングテープ4を手で引っ張り、伸縮性ウエストパネル3を伸長させると、伸縮性ウエストパネル3の外周縁部が、更に、肌対向面(P側の面)側に向き易くなるので、使用感が更に向上する。
おむつ1Eにおいては、おむつ1Aと同様に、図8に示すように、ファスニングテープ4のX方向の内方(中心線CL寄り)側が、伸縮性サイドパネル3を構成する非肌側シート32における、糸状の弾性部材33の外方固定端部33OよりもX方向外方の延出部32Sにのみ接合領域6を介して取り付けられ、且つ延出部32Sの非肌対向面(Q側の面)にのみ接合領域6を介して取り付けられている。このように、ファスニングテープ4は、伸縮性サイドパネル3の非肌対向面(Q側の面)にのみ取り付けられている。
おむつ1Eの接合領域6は、接着剤を用いて、ファスニングテープ4及び伸縮性サイドパネル3が接合した接着剤接合部63を有している。接着剤接合部63は、Y方向に連続して、ファスニングテープ4のY方向の全長に亘って形成されている。更に具体的には、おむつ1Eの接合領域6は、図8に示すように、接着剤接合部63によって、ファスニングテープ4の長手方向に延びる中心線CL3の位置で頂点となる、X方向外方に凸の形状となっている。従って、おむつ1Eの非接合領域7は、X方向外方に凹形状となっている。具体的には、おむつ1Eの非接合領域7は、ファスニングテープ4の中心線CL3に位置する底から中心線CL3の上下方向に向かって漸次X方向の間隔が広がるように形成されている。このように形成されたおむつ1Eの非接合領域7は、Y方向に連続して形成されており、非接合領域7の間隔が、非接合領域7におけるY方向の両端部7E,7Eで広くなっている。
おむつ1Eの非接合領域7は、着用時における伸縮性サイドパネル3の側縁部の自由度保持の観点から、前記重なる領域の面積に対して、10%以上50%以下の範囲であることが好ましく、10%以上40%以下の範囲であることが更に好ましい。
おむつ1Eの効果については、おむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aの効果と同様であり、おむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
おむつ1Eは、非接合領域7の間隔が、図8に示すように、非接合領域7におけるY方向の両端部7E,7Eで広くなっている。その為、おむつ1Eを着用する際に、ファスニングテープ4を手で引っ張り、伸縮性ウエストパネル3を伸長させると、伸縮性ウエストパネル3の外周縁部が、更に、肌対向面(P側の面)側に向き易くなるので、使用感が更に向上する。
おむつ1Fにおいては、おむつ1Aと同様に、図9に示すように、ファスニングテープ4のX方向の内方(中心線CL寄り)側が、伸縮性サイドパネル3を構成する非肌側シート32における、糸状の弾性部材33の外方固定端部33OよりもX方向外方の延出部32Sにのみ接合領域6を介して取り付けられ、且つ延出部32Sの非肌対向面(Q側の面)にのみ接合領域6を介して取り付けられている。このように、ファスニングテープ4は、伸縮性サイドパネル3の非肌対向面(Q側の面)にのみ取り付けられている。
おむつ1Fの接合領域6は、接着剤を用いて、ファスニングテープ4及び伸縮性サイドパネル3が接合した接着剤接合部63を有している。接着剤接合部63は、Y方向に連続して、ファスニングテープ4のY方向の全長に亘って形成されている。更に具体的には、おむつ1Eの接合領域6は、図9に示すように、接着剤接合部63によって、ファスニングテープ4の長手方向に延びる中心線CL3よりも上方の位置で頂点となる、X方向外方に凸の形状となっている。従って、おむつ1Fの非接合領域7は、X方向外方に凹形状となっている。具体的には、おむつ1Fの非接合領域7は、ファスニングテープ4の中心線CL3よりも上方の位置に底を有し、該底から中心線CL3の上下方向に向かって漸次X方向の間隔が広がるように形成されている。このように形成されたおむつ1Fの非接合領域7は、Y方向に連続して形成されており、非接合領域7の間隔が、ファスニングテープ4の中心線CL3よりも上方で最も狭くなっている。
おむつ1Fの非接合領域7は、着用時における伸縮性サイドパネル3の側縁部の自由度保持の観点から、前記重なる領域の面積に対して、10%以上50%以下の範囲であることが好ましく、10%以上40%以下の範囲であることが更に好ましい。このように、おむつ1Fの接合領域6の範囲としては、おむつ1Eの接合領域6の範囲と同様である。
おむつ1Fの効果については、おむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aの効果と同様であり、おむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
おむつ1Fは、非接合領域7の間隔が、図9に示すように、ファスニングテープ4の中心線CL3よりも上方で最も狭くなっている。その為、おむつ1Eを着用する際に、ファスニングテープ4を手で引っ張り、伸縮性ウエストパネル3を伸長させると、伸縮性ウエストパネル3の外周縁部の特に下方が、更に、肌対向面(P側の面)側に向き易くなるので、使用感が更に向上する。
本発明の使い捨ておむつは、上述の第1〜第6実施形態のおむつ1A〜1Fに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述の第1〜第6実施形態のおむつ1A〜1Fにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
液保持性の吸収体、該吸収体の肌対向面側に配された表面シート及び該吸収体の非肌対向面側に配された外層複合シートを有し、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部、背側に位置する背側部及び該腹側部と該背側部との間に配される股下部に区分された縦長の吸収性本体を備え、
前記吸収性本体の背側部の両側部には、それぞれ幅方向外方に延出する伸縮性サイドパネルが取り付けられ、該伸縮性サイドパネルの幅方向外方側にファスニングテープが取り付けられた使い捨ておむつであって、
前記ファスニングテープは、前記伸縮性サイドパネルの非肌対向面に取り付けられており、
前記ファスニングテープは、前記伸縮性サイドパネルの本体長手方向に沿う外方側縁から前記吸収性本体側に間隔を空けて、前記伸縮性サイドパネルと接合領域を介して接合されており、
前記接合領域と前記伸縮性サイドパネルの外方側縁との間には、前記ファスニングテープと前記伸縮性サイドパネルとが接合されていない非接合領域が本体長手方向に連続して形成されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
前記伸縮性サイドパネルの本体長手方向に沿う外方側縁部の長さは、前記ファスニングテープの接合領域における本体長手方向の長さより長く形成されている前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<3>
前記接合領域は、ヒートシール又は超音波シールにより形成されている前記<1>または<2>に記載の使い捨ておむつ。
<4>
前記接合領域は、前記ファスニングテープ及び前記伸縮性サイドパネルが融着した融着部と、前記ファスニングテープ及び前記伸縮性サイドパネルが融着していない非融着部とを有する前記<1>〜<3>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<5>
前記接合領域は、本体長手方向に複数の小形状の融着部が規則的に並んだ融着部列をもち、該融着部列が本体幅方向に複数配列しており、隣り合う融着部同士が本体幅方向に並ばないようにずれて配されている前記<1>〜<4>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<6>
前記接合領域は、接着剤により形成されている前記<1>〜<5>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<7>
前記伸縮性サイドパネルは、肌対向面側に位置する肌側シートと非肌対向面側に位置する非肌側シートとの間に本体幅方向に伸長状態の複数本の弾性部材を固定して形成されており、
前記接合領域は、前記伸縮性サイドパネルにおける前記弾性部材の外方固定端部の一部と重なっている前記<1>〜<6>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<8>
前記伸縮性サイドパネルは、2枚の不織布の間に、弾性部材としてエラストマーフィルムとエラストマーからなるネットを重ねて伸張状態で配設固定した複合体から形成されており、
前記接合領域は、前記伸縮性サイドパネルにおける前記弾性部材の外方固定端部の一部と重なっている前記<1>〜<6>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<9>
前記伸縮性サイドパネルは、肌対向面側に位置する肌側シートと非肌対向面側に位置する非肌側シートとの間に本体幅方向に伸長状態の複数本の弾性部材を固定して形成されているか、或いは該弾性部材としてエラストマーフィルムとエラストマーからなるネットを重ねて伸張状態で配設固定した複合体から形成されて、
前記肌側シートと前記非肌側シートとは、前記吸収性本体の側部からの延出長さが異なる前記<1>〜<8>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<10>
前記非接合領域は、その間隔が、本体長手方向の両端部で広くなっている前記<1>〜<9>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<11>
前記非接合領域は、その間隔が、前記ファスニングテープの長手方向に延びる中心線よりも上方で最も狭くなっている前記<1>〜<10>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
前記表面シート及び前記外層複合シートそれぞれは、前記吸収体の肌対向面の全面及び非肌対向面の全面を覆っており、該吸収体の周縁から延出しており、延出した部分において、ホットメルト等の接着剤やヒートシール等の融着により固定されている前記<1>〜<11>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<13>
前記吸収性本体の、本体長手方向(Y方向)に沿う側部には、前記表面シートを介してサイドシートが配されている前記<1>〜<12>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<14>
前記サイドシートは、前記表面シートの肌対向面側であって、本体長手方向(Y方向)に沿う側部全域に亘って配設固定されており、
前記サイドシートの本体幅方向(X方向)の内方端部は、自由端となっており、股下部における該自由端近傍には立体ギャザー形成用の弾性部材が、本体長手方向(Y方向)に伸長状態で配設固定されており、装着時には、該弾性部材の収縮力により、該自由端から所定幅の部分が前記表面シートから離間して立体ギャザーが形成される前記<13>に記載の使い捨ておむつ。
<15>
前記吸収性本体の、本体長手方向(Y方向)に沿う側部には、本体幅方向(X方向)の外方に延出した前記サイドシートと前記外層複合シートとが接合され、フラップ部が形成されている前記<13>または<14>に記載の使い捨ておむつ。
<16>
前記使い捨ておむつには、股下部における前記フラップ部にレッグギャザー形成用の弾性部材が、本体長手方向(Y方向)に伸長状態で配設固定されており、装着時には、該弾性部材の収縮力により、レッグギャザーが形成される前記<15>に記載の使い捨ておむつ。
<17>
前記伸縮性サイドパネルは、平面状に拡げた状態において、矩形状、台形や曲線を含む形状である前記<1>〜<16>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<18>
前記伸縮性サイドパネルには糸状の弾性部材が配されており、
前記伸縮性サイドパネルに配する糸状の前記弾性部材は、その幅や直径が、0.1mm以上2mm以下である前記<1>〜<17>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<19>
前記伸縮性サイドパネルには糸状の弾性部材が配されており、
前記伸縮性サイドパネルに配する、前記弾性部材の本数は、1本以上25本以下である前記<18>に記載の使い捨ておむつ。
<20>
前記伸縮性サイドパネルは、肌対向面側に位置する肌側シートと非肌対向面側に位置する非肌側シートとの間に本体幅方向に伸長状態の複数本の糸状の弾性部材を固定して形成されており、
前記弾性部材は、該弾性部材と交差して、本体長手方向(Y方向)に延びる複数本の接着剤を介して前記肌側シート及び前記非肌側シートの間に固定されていると共に、該弾性部材が介在していない部位においては該肌側シート及び該非肌側シートどうしが前記接着剤を介して直接接合されている前記<1>〜<19>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
複数本の前記接着剤は、何れも、本体幅方向(X方向)に延びる総ての弾性部材と交差して、本体長手方向(Y方向)に延びて、前記伸縮性サイドパネルのY方向の全長に亘っている前記<20>に記載の使い捨ておむつ。
<22>
前記伸縮性サイドパネルは、前記接着剤による固定以外に、ヒートシールによる融着固定を組み合わせて施されている前記<20>または<21>に記載の使い捨ておむつ。
<23>
前記伸縮性サイドパネルの前記肌側シートは、複数本の糸状の前記弾性部材の本体幅方向(X方向)の外方固定端部よりも本体幅方向(X方向)外方に延在する延出部を有しており、前記非肌側シートも同様に、複数本の糸状の前記弾性部材の本体幅方向(X方向)の外方固定端部よりも本体幅方向(X方向)外方に延在する延出部を有している前記<1>〜<22>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<24>
前記ファスニングテープは、テープ基材シートと、テープ基材シートの本体幅方向(X方向)の外方側に複数個の係合突起を有するフック材とを有しており、
前記ファスニングテープは、使用前においては折り返されており、使用時に展開して用いられる前記<1>〜<23>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<25>
前記ファスニングテープは、展開状態において、本体幅方向(X方向)に長い矩形状であり、
前記ファスニングテープの平面視形状と等しく形成された前記テープ基材シートの本体幅方向(X方向)の外方側に、前記フック材を固定して形成されており、
前記使い捨ておむつの腹側部の外面には、前記ファスニングテープのフ前記フック材を止着させるランディングシートが設けられている前記<24>に記載の使い捨ておむつ。
<26>
前記ファスニングテープは、前記伸縮性サイドパネルの非肌対向面にのみ取り付けられている前記<1>〜<25>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<27>
前記ファスニングテープの本体幅方向(X方向)の内方側が、前記伸縮性サイドパネルを構成する非肌側シートにおける、弾性部材の外方固定端部よりも本体幅方向(X方向)外方の延出部にのみ取り付けられ、且つ該延出部の非肌対向面にのみ取り付けられている前記<1>〜<26>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<28>
前記融着部は、本体長手方向(Y方向)に対して角度を持たせた縦長の第1融着部と、第1融着部と向きを対向させた縦長の第2融着部とを有している前記<4>に記載の使い捨ておむつ。
<29>
前記融着部の形状は、縦長の楕円形、円形、菱形、三角形、多角形である前記<4>または<28>に記載の使い捨ておむつ。
<30>
前記融着部のシールパターン面積は、2mm2以上30mm2以下である前記<4>、<28>または<29>に記載の使い捨ておむつ。
前記伸縮性サイドパネルと前記ファスニングテープとが重なる領域における該伸縮性サイドパネルの本体長手方向(Y方向)の長さは、該重なる領域における該ファスニングテープの本体長手方向(Y方向)の長さの1.2倍以上3.5倍以下である前記<1>〜<30>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<32>
前記重なる領域は、自然状態における前記伸縮性サイドパネルを平面視した際の該伸縮性サイドパネルの全面積に対して、10%以上50%以下の範囲である前記<31>に記載の使い捨ておむつ。
<33>
前記接合領域は、前記重なる領域の面積に対して、40%以上90%以下の範囲である前記<31>又は<32>に記載の使い捨ておむつ。
<34>
前記非接合領域は、前記重なる領域の面積に対して、10%以上50%以下の範囲である前記<31>〜<33>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<35>
前記融着部は、本体長手方向(Y方向)に対して角度を持たせた縦長の第1融着部のみを有しており、
前記接合領域に、該第1融着部を本体長手方向(Y方向)に間欠的に配して形成された本体長手方向(Y方向)に延びる融着部群が、本体幅方向(X方向)に2列形成されており、
隣り合う前記融着部どうしの間が、非融着部となっている前記<4>に記載の使い捨ておむつ。
<36>
前記融着部は、本体幅方向(X方向)に平行に延びる縦長の第3融着部のみを有しており、
前記接合領域に、前記第3融着部を本体長手方向(Y方向)に間欠的に配して、本体幅方向(X方向)外方に凸となるように形成された融着部群が、本体幅方向(X方向)に2列形成されており、
前記接合領域は、2列の前記融着部群によって、前記ファスニングテープの長手方向に延びる中心線の位置で頂点となる、本体幅方向(X方向)外方に凸の形状となっており、
前記非接合領域は、本体幅方向(X方向)外方に凹形状となっており、
前記非接合領域は、前記ファスニングテープの中心線に位置する底から中心線の上下方向に向かって漸次本体幅方向(X方向)の間隔が広がるように形成されており、
前記非接合領域は、本体長手方向(Y方向)に連続して形成されており、該非接合領域の間隔が、該非接合領域における本体長手方向(Y方向)の両端部で広くなっている前記<4>に記載の使い捨ておむつ。
<37>
前記ファスニングテープと前記伸縮性サイドパネルとが、接着剤によってのみ固定されており、
前記接合領域は、接着剤を用いて、前記ファスニングテープ及び前記伸縮性サイドパネルが接合した接着剤接合部を有しており、
前記接着剤接合部は、本体長手方向(Y方向)に連続して、前記ファスニングテープの本体長手方向(Y方向)の全長に亘って形成されており、
前記接合領域は、前記接着剤接合部によって、前記ファスニングテープの長手方向に延びる中心線の位置で頂点となる、本体幅方向(X方向)外方に凸の形状となっており、
前記非接合領域は、本体幅方向(X方向)外方に凹形状となっており、
前記非接合領域は、前記ファスニングテープの中心線に位置する底から中心線の上下方向に向かって漸次本体幅方向(X方向)の間隔が広がるように形成されており、
前記非接合領域は、本体長手方向(Y方向)に連続して形成されており、該非接合領域の間隔が、該非接合領域における本体長手方向(Y方向)の両端部で広くなっている前記<1>または<2>に記載の使い捨ておむつ。
<38>
前記ファスニングテープと前記伸縮性サイドパネルとが、接着剤によってのみ固定されており、
前記接合領域は、接着剤を用いて、前記ファスニングテープ及び前記伸縮性サイドパネルが接合した接着剤接合部を有しており、
前記接着剤接合部は、本体長手方向(Y方向)に連続して、前記ファスニングテープの本体長手方向(Y方向)の全長に亘って形成されており、
前記接合領域は、前記接着剤接合部によって、前記ファスニングテープの長手方向に延びる中心線よりも上方の位置で頂点となる、本体幅方向(X方向)外方に凸の形状となっており、
前記非接合領域は、本体幅方向(X方向)外方に凹形状となっており、
前記非接合領域は、前記ファスニングテープの中心線よりも上方の位置に底を有し、該底から中心線の上下方向に向かって漸次本体幅方向(X方向)の間隔が広がるように形成されており、
前記非接合領域は、本体長手方向(Y方向)に連続して形成されており、前記非接合領域の間隔が、ファスニングテープの中心線よりも上方で最も狭くなっている前記<1>または<2>に記載の使い捨ておむつ。
2 吸収性本体
2S 吸収性本体の側部
2S1 吸収性本体の側部における側縁
21 表面シート
22 外層複合シート
23 吸収体
24 サイドシート
25 立体ギャザー形成用の弾性部材
26 レッグギャザー形成用の弾性部材
3 伸縮性サイドパネル
3S 伸縮性サイドパネルの外方側部
3S1 伸縮性サイドパネルの外方側部における外方側縁
31 肌側シート
31S 延出部
32 非肌側シート
32S 延出部
33 弾性部材
33I 内方固定端部
33O 外方固定端部
4 ファスニングテープ
41 テープ基材シート
42 フック材
5 ランディングシート
6 接合領域
61 融着部
61G 融着部群
611 第1融着部
611G 第1融着部群
612 第2融着部
612G 第2融着部群
613 第3融着部
613G 第3融着部群
62 非融着部
63 接着剤接合部
7 非接合領域
7E 非接合領域7におけるY方向の端部
Claims (10)
- 液保持性の吸収体、該吸収体の肌対向面側に配された表面シート及び該吸収体の非肌対向面側に配された外層複合シートを有し、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部、背側に位置する背側部及び該腹側部と該背側部との間に配される股下部に区分された縦長の吸収性本体を備え、
前記吸収性本体の背側部の両側部には、それぞれ幅方向外方に延出する伸縮性サイドパネルが取り付けられ、該伸縮性サイドパネルの幅方向外方側にファスニングテープが取り付けられた使い捨ておむつであって、
前記ファスニングテープは、前記伸縮性サイドパネルの非肌対向面に取り付けられており、
前記ファスニングテープは、前記伸縮性サイドパネルの本体長手方向に沿う外方側縁から前記吸収性本体側に間隔を空けて、前記伸縮性サイドパネルと接合領域を介して接合されており、
前記接合領域と前記伸縮性サイドパネルの外方側縁との間には、前記ファスニングテープと前記伸縮性サイドパネルとが接合されていない非接合領域が本体長手方向に連続して形成されており、
前記非接合領域は、その間隔が、本体長手方向の両端部で広くなっていることを特徴とする使い捨ておむつ。 - 前記伸縮性サイドパネルの本体長手方向に沿う外方側部の長さは、前記ファスニングテープの接合領域における本体長手方向の長さより長く形成されている請求項1に記載の使い捨ておむつ。
- 前記接合領域は、ヒートシール又は超音波シールにより形成されている請求項1または2に記載の使い捨ておむつ。
- 前記接合領域は、前記ファスニングテープ及び前記伸縮性サイドパネルが融着した融着部と、前記ファスニングテープ及び前記伸縮性サイドパネルが融着していない非融着部とを有する請求項1〜3の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記接合領域は、本体長手方向に複数の小形状の融着部が規則的に並んだ融着部群を有し、該融着部群が本体幅方向に複数配列しており、別の前記融着部群を形成する隣り合う融着部同士が本体幅方向に並ばないようにずれて配されている請求項1〜4の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記接合領域は、接着剤により形成されている請求項1〜5の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記伸縮性サイドパネルは、肌対向面側に位置する肌側シートと非肌対向面側に位置する非肌側シートとの間に本体幅方向に伸長状態の複数本の糸状の弾性部材を固定して形成されており、
前記接合領域は、前記伸縮性サイドパネルにおける前記弾性部材の外方固定端部の一部と重なっている請求項1〜6の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。 - 前記伸縮性サイドパネルは、2枚の不織布の間に、弾性部材としてエラストマーフィルムとエラストマーからなるネットを重ねて伸張状態で配設固定した複合体から形成されており、
前記接合領域は、前記伸縮性サイドパネルにおける前記弾性部材の外方固定端部の一部と重なっている請求項1〜6の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。 - 前記伸縮性サイドパネルは、肌対向面側に位置する肌側シートと非肌対向面側に位置する非肌側シートとの間に本体幅方向に伸長状態の複数本の糸状の弾性部材を固定して形成されているか、或いは該糸状の弾性部材の代わりに、エラストマーフィルムとエラストマーからなるネットを重ねて伸張状態で配設固定した複合体から形成されており、
前記肌側シートと前記非肌側シートとは、前記吸収性本体の側部からの延出長さが異なる請求項1〜8の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。 - 前記非接合領域は、その間隔が、前記ファスニングテープの長手方向に延びる中心線よりも上方で最も狭くなっている請求項1〜9の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
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