JP6183807B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来の使い捨ておむつとしては、尿や軟便が漏れ出さないようにする観点から、吸収体の非肌当接面側に、液不透過性又は液難透過性の樹脂フィルムからなる防漏シートを配置したものが一般的であり、防漏性を高めるために、防漏シートを、おむつの腹側又は背側の端部まで延出させたものが多く提案されている。
また、いわゆる展開型の使い捨ておむつにおいては、ウエスト廻りに対するフィット性を高めるために、一対のファスニングテープ間に位置する領域に、弾性部材を配して伸縮性を付与することも行われている。
しかし、弾性部材として、糸ゴムなどの糸状弾性体を用いた場合、糸状弾性体の抜けを防止するために、糸状弾性体を挟むシートに接着剤を多く塗工する必要あり、通気性が悪くなる恐れがある。
特許文献1には、おむつの背側部側において、吸収体の端部を、一対のファスニングテープ間に位置する領域に達しないようにするとともに、吸収体の端部と防漏シートの端部の位置を異ならせて剛性を異ならせることによって、折れ曲がりの起点を作り、それによってフィット性を高める技術が開示されている。しかし、一対のファスニングテープ間に位置するテープ間領域に、おむつ幅方向の伸縮性を付与する弾性部材が配されていないため、着用中に生じる着用者の腹囲変動に対する追従変形性が低く、身体への密着性が高いとは言い難い。
また、液不透過性又は液難透過性の樹脂フィルムからなる防漏シートを、おむつの腹側又は背側の端部に配さないものも提案されている。例えば、特許文献2には、汗をかきやすい腰部等に液不透過性のフィルムを存在させずに高い通気性を確保するとともに、その部分に糸状の弾性体を配してフィット性を高めたものが提案されている。しかし、通気性は向上しても、尿や軟便等の漏れが心配される。
特開2011−72737号公報 特開2001−95838号公報
本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解決し得る使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、吸収体、該吸収体の肌当接面側に配された液透過性の表面シート、該吸収体の非肌当接面側に配された液不透過性又は液難透過性の樹脂フィルムからなる防漏シート、及び該防漏シートの非肌当接面側に配された外装不織布を有する縦長の吸収性本体を備え、長手方向に背側部、股下部及び腹側部を有する縦長の使い捨ておむつであって、前記背側部に、前記吸収性本体の両側縁から延出する一対のフラップ部を有し、該一対のフラップ部の先端部に一対のファスニングテープが設けられており、前記背側部における前記吸収性本体の肌当接面側に、表面被覆シートが、前記表面シートの一部を覆うように配されており、前記表面被覆シートは、前記吸収体の両側縁それぞれの外方及び該吸収体の長手方向の端部より外方において該吸収性本体に固定されており、前記外装不織布は、おむつの長手方向において、前記防漏シートの前記背側部側の端縁よりも外方まで延在しており、前記防漏シートの前記背側部側の端縁は、一対の前記ファスニングテープの上端どうし間を結ぶ直線と下端どうし間を結ぶ直線とに挟まれた領域であるテープ間領域内又は該テープ間領域よりも股下部側に終端しており、前記吸収体の前記背側部側の端部は、前記テープ間領域よりも股下部側に終端しており、前記防漏シートの前記背側部側の端縁とおむつの前記背側部側の端縁との間における、前記表面被覆シートと前記外装不織布との間に、液不透過性又は液難透過性の伸縮性シートが配されており、前記伸縮性シートは、前記テープ間領域内に少なくとも一部を有し、且つ前記防漏シートと隣接するか又は該防漏シートと一部が重なっている、使い捨ておむつを提供するものである。
本発明の使い捨ておむつは、通気性、フィット性及び防漏性が共に優れている。
図1は、本発明の一実施形態である使い捨ておむつを、表面シート側から見た平面図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。 図3は、図1のIII−III線断面図である。 図4は、テープ間領域の説明図である。
以下、本発明を、その好ましい実施態様に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態の使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)は、展開型の使い捨ておむつであり、吸収性本体2と、吸収性本体2の長手方向の両側縁2s,2sから外方に延出し、先端部にファスニングテープ4,4が設けられている一対のフラップ部3,3とを備えている。
おむつ1は、図1に示すように、縦長の形状を有しており、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部A、着用者の背側に位置する背側部B、及び股間部に位置する股下部Cを有している。縦長の使い捨ておむつ1を縦方向に3等分し、背側部と股下部と腹側部とする。
吸収性本体2は、図1に示すように、平面状に拡げた状態において長方形状である。一対のフラップ部3,3は、背側部Bにおける吸収性本体2の両側縁2s,2sから、おむつの幅方向Xに延出している。
また、吸収性本体2は、図1及び図3に示すように、吸収体21、該吸収体21の内面側に配された表面シート22、該吸収体21の外面側に配された、液不透過性又は液難透過性の樹脂フィルムからなる防漏シート23、及び該防漏シート23の非肌当接面側に配された外装不織布24を備えている。
使い捨ておむつ1、吸収性本体2又は吸収体21について、長手方向Yとは、着用者の前後方向に対応する方向であり、図中のY方向である。使い捨ておむつ1、吸収性本体2及び吸収体21について、幅方向Xとは、前記長手方向Yと交差する方向(好ましくは直交する方向)であり、図中のX方向である。
また、おむつやおむつの構成部材における肌当接面は、着用時に、着用者の肌側に向けられる面であり、おむつやおむつの構成部材における非肌当接面は、着用時に、着用者の肌とは反対側(通常衣類側)に向けられる面である。
また、吸収性本体2の長手方向の両側部には、一対の立体ガード6,6が形成されている。
一対の立体ガード6,6は、おむつ1の幅方向中央側に位置する内側縁近傍に立体ガード形成用の弾性部材62を有する立体ガード形成用シート61,61から形成されている。より具体的には、立体ガード形成用シート61は、おむつの幅方向の内方側に、非肌対向面側に位置するシートに固定されていない所定幅の非固定領域を有し、おむつの幅方向の外方側に、非肌対向面側に位置するシートに固定されている固定領域とを有しており、非固定領域と固定領域との境界部が表面シート22の側縁に沿って該側縁の近傍に形成されている。非固定領域は、おむつの長手方向において、腹側部の一部から背側部の一部に亘っており、少なくとも排泄部対向部Bにおける非固定領域が、おむつの着用時に、立体ガード形成用の弾性部材62の収縮力により表面シート22から離間して立ち上がることが可能な立体ガード6を形成している。
おむつ1における、背側部Bにおける吸収性本体2の肌当接面側には、表面被覆シート31が、表面シート22の一部を覆うように配されている。
本実施形態における表面被覆シート31は、おむつの幅方向Xに長い形状を有する横長の形状を有しており、より具体的には、おむつの幅方向Xに延びる2本の平行な長辺を有する横長の長方形状を有している。表面被覆シート31は、吸収性本体2の長手方向Yの両側縁2s,2sから延出する部分が、前述したフラップ部3,3を形成している。
本実施形態における表面被覆シート31について、更に詳細に説明すると、表面被覆シート31は、吸収性本体2と重なる部分3Mと、該部分3Mを挟んでその左右両側に位置する延出部分とを有し、その延出部分が、前述したフラップ部3,3を形成している。表面被覆シート31の、吸収性本体2と重なる部分3Mは、吸収体21の両側縁21s,21sそれぞれの外方及び該吸収体21の長手方向の端部21bより外方において、その非肌当接面側に位置するシートである、表面シート22や表面シート22の周縁部から延出した防漏シート23、外装不織布24等に、公知の接合方法により接合されている。表面被覆シート31を、その非肌当接面側のシートに接合する方法としては、接着剤による接着や、熱シール、超音波シール等による熱融着、それら2種以上の組み合わせ等の任意の接合方法が用いられる。
表面被覆シート31は、吸収体21の両側縁21s,21sそれぞれの外方及び該吸収体21の長手方向の端部21bより外方の各部位において、外装不織布24に亘るすべての層間が接合されていることが好ましい。
表面被覆シート31としては、各種の製法による不織布を特に制限なく用いることができ、例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等が挙げられる。また、同種又は異種の不織布が2層以上に積層された積層構造を、全体又は一部に有するものであっても良い。
表面被覆シート31は、通気性が高いことが好ましく、例えば、坪量10〜15g/m2のSMS不織布(スパンボンド不織布とメルトブロー不織布との複合不織布)を用い、一対のフラップ部3,3では2枚に重ねて接合されている。
本実施形態におけるファスニングテープ4は、テープ基材42と、該テープ基材42に接合されて止着部41を形成する機械的面ファスナーのオス部材とからなる。そして、ファスニングテープ4における、テープ基材42のみからなる部分が、フラップ部3の先端部に重ねて接合されている。
ファスニングテープ4のテープ基材42は、フラップ部3の非肌当接面側に固定されていても良いし、フラップ部3の肌当接面側に固定されていても良い、また、フラップ部3が2枚以上のシートの積層構造を有する場合、ファスニングテープ4のテープ基材42は、フラップ部3を構成する2枚のシート間に固定されていても良い。テープ基材42のフラップ部3に対する固定方法としては、接着剤による接着や、熱シール、超音波シール等による熱融着、それら2種以上の組み合わせ等の任意の接合方法が用いられる。また、機械的面ファスナーのオス部材をテープ基材42に固定する方法としても、接着剤による接着や、熱シール、超音波シール等による熱融着、それら2種以上の組み合わせ等の任意の接合方法が用いられる。
また、本実施形態のおむつ1における、表面被覆シート31と外装不織布24との間には、図1及び3に示すように、液不透過性又は液難透過性の伸縮性シート7が配されている。
伸縮性シート7は、おむつ1の少なくとも幅方向Xに伸縮性を有する。伸縮性シート7は、おむつ1の長手方向Yに伸縮性を有しないものであっても良いし、長手方向Yにも伸縮性を有するものであっても良い。
また、一対のファスニングテープ4,4は、おむつ1の長手方向において、おむつ1の背側部側の端縁1bとの間に間隔L4を開けて設けられている。前記間隔L4は、好ましくは10mm以上、より好ましくは15mm以上であり、また、好ましくは45mm以下、より好ましくは40mm以下である。
おむつ1は、一対のファスニングテープ4,4間に位置するテープ間領域Rを有する。
テープ間領域Rは、おむつ1に設けられた一対のファスニングテープ4,4の上端どうし間を結ぶ直線L1と下端どうし間を結ぶ直線L2とに挟まれた領域である。ファスニングテープ4,4の上端とは、テープ基材がフラップ不織布と重なり、且つフラップ部不織布に固定されている部分のうちの最も背側部側の端縁1bに近い部位であり、ファスニングテープ4,4の下端とは、テープ基材がフラップ不織布と重なり、且つフラップ部不織布に固定されている部分のうちの最も股下部C側に近い部位である。
例えば、図4に示すように、ファスニングテープ4のテープ基材は、表面被覆シート31に重ねて接合されている固定部4Bのおむつ長手方向Yの長さL4bと、表面被覆シート31から突出する部分4Aの同方向の長さL4aとが異なっていても良いが、その場合、テープ基材が、フラップ不織布と重なり、接合されている固定部4Bのおむつ長手方向Yの長さL4bが固定部分となるため、L4bのうち最も背側部側端縁1bに近い部位がファスニングテープ4,4の上端であり、L4bのうち最も股下部C側に近い部位がファスニングテープ4,4の下端となる。
なお、図1に示すファスニングテープ4は、表面被覆シート31に重ねて接合されている部分を含めたテープ基材の全体形状が、おむつ幅方向Xと平行な長辺を有する横長長方形状であり、テープ間領域Rが図1に示す通りとなる。
おむつ1における外装不織布24は、平面視形状が、吸収性本体2と同形同大の長方形状をなしており、図3に示すように、おむつ1の長手方向Yにおいて、防漏シート23の背側部側の端縁23よりも外方まで延在している。
また、図1及び図3に示すように、吸収体21は、テープ間領域Rよりも股下部C側に終端している。即ち、吸収体21は、おむつ1の長手方向Yにおける背側部B側の端部21bが、該長手方向Yにおいて、テープ間領域Rよりも股下部C側(図3では左側)に位置している。
他方、図1及び図3に示すように、防漏シート23は、テープ間領域R内に終端している。即ち、防漏シート23は、おむつ1の長手方向Yにおける背側部B側の端縁23bが、該長手方向Yにおいて、テープ間領域R内に位置している。これに代えて、防漏シート23は、テープ間領域Rよりも股下部C側に終端していても良い。即ち、防漏シート23は、おむつ1の長手方向Yにおける背側部B側の端縁23bが、該長手方向Yにおいて、テープ間領域Rよりも股下部C側に位置していても良い。
また、図1及び図3に示すように、表面シート22は、テープ間領域Rよりも股下部C側に終端している。即ち、表面シート22は、おむつ1の長手方向Yにおける背側部B側の端縁22bが、該長手方向Yにおいて、テープ間領域Rよりも股下部C側(図3では左側)に位置している。
表面シート22及び防漏シート23は、腹側部A側の端縁22a,23aの位置が、おむつ1及び吸収性本体2の端縁1a,2aの位置と一致しているが、それに代えて、該端縁22a,23aを吸収体の腹側部A側の端部21aの位置に一致させてても良いし、おむつ1又は吸収性本体2の端縁と吸収体の端部21aとの間に位置させても良い。好ましくは、防漏シート23の腹側部側の端縁23aは、表面シート22の腹側部A側の端縁22aよりも、おむつ1又は吸収性本体2の端縁1a,2a側に位置している。
伸縮性シート7は、吸収体21の背側部B側の端部21bとおむつ1の背側部側の端縁1bとの間における、表面被覆シート31と外装不織布24との間に配されている。
また、伸縮性シート7は、テープ間領域R内に少なくとも一部を有している。
より詳細には、伸縮性シート7は、おむつ1の幅方向Xに沿う2つの長辺と長手方向Yに沿う2つの短辺を有する平面視して横長長方形状をなしており、図3に示すように、おむつ1(吸収性本体2)の長手方向Yにおいては、テープ間領域Rよりおむつの背側部側の端部1b側に、伸縮性シート7の背側部B側の端縁7bが位置し、テープ間領域Rより股下部C側に、伸縮性シート7の腹側部A側の端縁7aが位置している。
また、伸縮性シート7は、図3に示すように、股下部C側に、防漏シート23と重なる部分73を有している。
本実施形態のおむつ1によれば、吸収体21は、テープ間領域Rよりも股下部C側に終端し、防漏シート23が、テープ間領域R内に終端しているため、ファスニングテープを止着する際、吸収体の剛性が邪魔することなく、伸縮シート7の伸縮性が発揮され、着用者の体に効果的にフィットさせることができる。
このような効果は、防漏シート23がテープ間領域Rよりも股下部側に終端している場合も同様に奏される。
しかも、本実施形態のおむつ1によれば、伸縮性シート7は、テープ間領域R内に少なくとも一部を有するため、ファスニングテープを引っ張ることにより、伸縮性シートに張力が作用され、着用者の腹囲に合せて止着し易くなるとともに、着用時のフィット性も得られる。
このような効果は、伸縮性シート7の背側部B側の端縁7b及び腹側部A側の端縁7aの何れか一方又は双方が、テープ間領域R内に位置する場合も同様に奏される。
このような作用により、本実施形態のおむつ1は、通気性、フィット性及び防漏性が共に優れている。
また、本実施形態のおむつ1においては、図1及び図3に示すように、伸縮性シート7は、おむつの背側部側の端縁1bとの間に間隔L6を有している。間隔L6を設けることで、背側部側の端縁の構成材料が少なくなり、柔らかさや通気性が向上するとともに、おむつ先端部(切断部)の柔らかさも確保される。また、製造時の切断工程におけるずれが生じた場合に、腹側部A側の端縁に伸縮シート7が混入することを防ぐことができる。
間隔L6は、好ましくは8mm以上、より好ましくは10mm以上であり、また、好ましくは40mm以下、より好ましくは35mm以下である。
上述した一又は二以上の効果が一層確実に奏されるようにする観点から、以下の構成を有することが好ましい。
伸縮性シート7は、おむつ長手方向の長さL7(図3参照)が、テープ間領域Rの同方向の長さLRの、好ましくは70%以上、より好ましくは80%以上であり、また、好ましくは180%以下、より好ましくは170%以下である。また、伸縮性シート7は、おむつ長手方向の長さL7(図3参照)が、好ましくは15mm以上、より好ましくは20mm以上であり、また、好ましくは60mm以下、より好ましくは55mm以下である。
また、おむつの長手方向Yにおいて、伸縮性シート7が、テープ間領域R内に位置する長さは、テープ間領域Rの長さLRの、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上である。また、おむつの長手方向Yにおいて、防漏シート23が、テープ間領域R内に位置する長さは、テープ間領域Rの長さLRの、好ましくは70%以下、より好ましくは60%以下である。
伸縮性シート7と防漏シート23との重なり幅L3(図3参照)は、好ましくは20mm以下、より好ましくは10mm以下であり、また、好ましくは1mm以上である。
また、伸縮性シート7は、おむつ幅方向Xの長さL8(図1参照)が、吸収体21の同方向の長さL9(図1参照)より長い。また、伸縮性シート7は、おむつ幅方向Xの長さL8(図1参照)が、吸収性本体2の同方向の長さL10(図1参照)の好ましくは55%以上、より好ましくは65%以上であり、また、好ましくは95%以下である。
液不透過性又は液難透過性の伸縮性シートとしては、例えば、エラストマー樹脂を溶融しフィルム状とした伸縮性フィルム等を用いることができる。
「エラストマー樹脂」としては、ポリウレタンやスチレンのような熱可塑性エラストマー樹脂等が挙げられる。
おむつの通気性の一層の向上の観点から、伸縮性シート7は、通気性を有することが好ましい。通気性を有する伸縮性シート7としては、例えば、熱可塑性ポリウレタンを薄い(5〜100μm)フィルム状に加工したシートが好ましい。この伸縮性フィルムは、通気性と伸縮性を備える。具体的には、武田薬品工業社製の商品名タフグレイスシリーズ(ポリエステル系)、ミラーグレイスシリーズ(ポリエーテル系)等が使用できる。
他方、液不透過性又は液難透過性の樹脂フィルムからなる防漏シート23としては、従来この種の物品に使用されている防漏シートを特に制限なく用いることができる。
防漏シート23としては、透湿性で且つ液不透過性のフィルム、例えば微多孔性フィルム等を用いることが好ましい。微多孔性フィルムは、例えば、疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラー又は前記熱可塑性樹脂と相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸又は二軸延伸して得られる。
また、伸縮性シート7は、それを挟むシート間に、おむつ1の幅方向に伸長させた状態で固定されてい。伸縮性シート7は、例えば、非肌当接面を、外装不織布24に接着剤により接合し、肌当接面を、表面被覆シート31に、接着剤により接合する。
伸縮性シート7を、それを挟むシートに接合するための接着剤は、通気性の観点から、ビードガン、スパイラルスプレーガン、オメガ字状スプレーガン、転写ロール等を用いて、直線状、スパイラル状、オメガ字状、ドット状等のパターン塗工を行うことが好ましい。
本実施形態のおむつ1における表面被覆シート31は、図3に示すように、面塗工された接着剤81により、吸収体21の背側部側の端部21bの内外に亘って、吸収性本体2の構成部材(表面シート22及び防漏シート23等)に固定されているとともに、股下部C側に、表面シート22と接合されずに表面シート22を覆っている非接合領域3Aを有している。
より具体的には、表面被覆シート31の、図3に符号3Cで示す領域は、面塗工された接着剤81により、その非肌当接面側のシートに接合されている。面塗工は、例えば、
接着剤塗工機として、スプレーガン、コーターガン等を用いて、面状に塗工する。他方、表面被覆シート31の、図3に符号3Bで示す領域は、パターン塗工された接着剤82により、その非肌当接面側のシートに接合されている。
このような構成を有することで、吸収体21上に、背側部方向に流れた尿や軟便を堰き止める防漏ポケットPが形成され、排泄物が、背側部側から漏れ出すことを、一層確実に防止することができる。また、吸収体21の背側部B側端縁に排泄物が濡れ拡がった場合においても、染み出しを防止することができる。
なお、表面被覆シート31が面塗工された接着剤81により接合されている領域3C及び前記非接合領域3Aは、吸収体21のおむつ幅方向の長さL9の、50%以上の範囲に亘っていることが好ましく、60%以上の範囲に亘っていることがより好ましい。
本実施形態における立体ガード6は、排泄部対向部Bのみならず、背側部B及び腹側部Aの一部にも亘っており、一対の立体ガード6,6それぞれの長手方向の一部が、表面被覆シートの非肌対向面側に位置している。これにより、前述した防漏ポケットPの開口部をより確実に開口させることができ、背側部側からの排泄物の漏れを一層確実に防止することができる。なお、表面被覆シート31は、一対の立体ガード6,6と重なる部分が、該部分に接着剤を介して接合されていることが好ましく、その接着剤は、面塗工されていても、パターン塗工されていても良い。
おむつ1の構成材料について説明する。各構成材料は、従来、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられている各種材料を、特に制限なく用いることができる。
例えば、表面シート22としては、親水性且つ液透過性の不織布や立体開孔フィルム等を用いることができる。外装不織布24としては、各種製法による不織布、例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等を用いることができ、多層構造のものであっても良い。吸収体21としては、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コア(図示せず)を、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシート(図示せず)で被覆したもの等を用いることができる。立体ガードを形成する立体ガード形成用シート61としては、フィルム、不織布、織物又はこれらの積層シート等を用いることができる。ファスニングテープ4のテープ基材42としては、例えば、不織布、織物、フィルム又はこれらの積層シート等を用いることができる。
立体ガード形成用の弾性部材62や、脚周りにレッグギャザーを形成するためのレッグ部弾性部材25としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状ないし紐状の弾性部材を用いることができる。
表面被覆シート31を固定する接着剤をはじめ、各部材間を接合するための接着剤の好ましい材料としては、非晶性ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体(EEA)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)などの熱可塑性ポリマー及びそれらの混合物等が挙げられる。接着剤はホットメルト型が好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は、上記の各実施形態に制限されず、種々の変更可能である。
例えば、本発明の使い捨ておむつは、立体ガードを有しないものであっても良い。
また、ファスニングテープ4は、不織布等からなるテープ基材の片面に、機械的面ファスナーのオス部材を熱融着や接着剤等により貼り付けてなるものに代えて、不織布等からなるテープ基材の片面に粘着剤を塗布して粘着剤からなる止着部を形成したものであっても良い。また、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部41を止着させるランディングゾーンは、外装不織布24の非肌当接面に、機械的面ファスナーのメス部材を接合して形成しても良いし、外装不織布24の非肌当接面を、係合性に富む不織布から構成し、その所定領域をランディングゾーンとしても良い。
また、ファスニングテープ4は、腹側部Aにおける吸収性本体2の両側部に取り付けた腹側パネル(図示せず)に止着させるものであっても良い。腹側パネルの形成材料としては、不織布、織物、フィルム又はこれらの積層シート等を用いることができる。
また、伸縮性シート7の股下部C側の端部と防漏シート24の背側部側の端部とは、隣接していても良い。隣接しているとは、両シートの先端が突合せ状態とされていることを意味し、縮性シート7と防漏シート24との間に隙間がない(0mm)ことを意味する。ただし、隙間がない場合としては、伸縮性シートの端部と防漏シートの端部とが全部接触している場合と、一部が接触して該接触部分以外の端部間に隙間がある場合がある。
表面被覆シートは、1枚のシートであり、好ましくは横長矩形状のシートであり、更に好ましくは不織布で構成される。前記表面被覆シートは、フラップ部を構成するシートと、吸収性本体を覆うシートとが別体でもよく、その場合、それぞれを接合して1枚の横長のシート状に形成されていても良い。接合する場合は、1〜10mmの範囲で重ね合わせて接着固定してシート化することが好ましい。表面被覆シートが1枚のシートであるとは、1枚の不織布で構成される場合の他、1枚の不織布を2枚重ねるか、折り畳んで2重にするなども含む。フラップ部が別体である場合は、フラップ部は非伸縮又は、伸縮性でもかまわない。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の使い捨ておむつを開示する。
<1>
吸収体、該吸収体の肌当接面側に配された液透過性の表面シート、該吸収体の非肌当接面側に配された液不透過性又は液難透過性の樹脂フィルムからなる防漏シート、及び該防漏シートの非肌当接面側に配された外装不織布を有する縦長の吸収性本体を備え、長手方向に背側部、股下部及び腹側部を有する縦長の使い捨ておむつであって、
前記背側部に、前記吸収性本体の両側縁から延出する一対のフラップ部を有し、該一対のフラップ部の先端部に一対のファスニングテープが設けられており、
前記背側部における前記吸収性本体の肌当接面側に、表面被覆シートが、前記表面シートの一部を覆うように配されており、
前記表面被覆シートは、前記吸収体の両側縁それぞれの外方及び該吸収体の長手方向の端部より外方において該吸収性本体に固定されており、
前記外装不織布は、おむつの長手方向において、前記防漏シートの前記背側部側の端縁よりも外方まで延在しており、
前記防漏シートの前記背側部側の端縁は、一対の前記ファスニングテープの上端どうし間を結ぶ直線と下端どうし間を結ぶ直線とに挟まれた領域であるテープ間領域内又は該テープ間領域よりも股下部側に終端しており、前記吸収体の前記背側部側の端部は、前記テープ間領域よりも股下部側に終端しており、
前記防漏シートの前記背側部側の端縁とおむつの前記背側部側の端縁との間における、前記表面被覆シートと前記外装不織布との間に、液不透過性又は液難透過性の伸縮性シートが配されており、
前記伸縮性シートは、前記テープ間領域内に少なくとも一部を有し、且つ前記防漏シートと隣接するか又は該防漏シートと一部が重なっている、使い捨ておむつ。
<2>
前記伸縮性シートは、おむつの前記背側部側の端縁との間に間隔を設けて配置されている、<1>記載の使い捨ておむつ。
<3>
前記表面被覆シートは、面塗工された接着剤により、前記吸収体の背側部側の端縁の内外に亘って前記吸収性本体の構成部材に固定されているとともに、股下部側に、前記表面シートと接合されずに該表面シートを覆っている非接合領域を有している、<1>又は<2>記載の使い捨ておむつ。
<4>
前記吸収性本体の両側部に一対の立体ガードが形成されており、一対の該立体ガードそれぞれの長手方向の一部が、前記表面被覆シートの非肌対向面側に位置している、<1>〜<3>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<5>
前記伸縮性シートと前記防漏シートとの重なり幅が20mm以下である、<1>〜<4>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<6>
前記表面被覆シートが、横長の形状を有し、前記吸収性本体を横断するように配されており、前記吸収性本体の両側縁から延出する部分が前記一対のフラップ部を形成しており、
前記表面被覆シートは、1枚の不織布で形成されているか、又は前記フラップ部を形成する部分が、別体のシート状部材を接合して形成されている、<1>〜<5>の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
<7>
前記一対のフラップ部が、前記表面被覆シートとは別の一対のシート状部材から形成されており、該表面被覆シートの、おむつ長手方向に沿う両側部と、前記シート状部材それぞれのおむつ幅方向中央側の端部とが平面視において重ねた状態で一体化されている、<1>〜<6>の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
<8>
前記表面被覆シートにおける別体のシート状部材は、伸縮性がある、<6>又は<7>に記載の使い捨ておむつ。
<9>
前記一対の立体ガードは、おむつ1の幅方向中央側に位置する内側縁近傍に立体ガード形成用の弾性部材62を有する立体ガード形成用シートから形成されている。該立体ガード形成用シートは、おむつの幅方向の内方側に、非肌対向面側に位置するシートに固定されていない所定幅の非固定領域を有し、おむつの幅方向の外方側に、非肌対向面側に位置するシートに固定されている固定領域とを有しており、非固定領域と固定領域との境界部が表面シートの側縁に沿って該側縁よりやや内側に形成されており、非固定領域は、おむつの長手方向において、腹側部の一部から背側部の一部に亘っており、少なくとも排泄部対向部Bにおける非固定領域が、おむつの着用時に、立体ガード形成用の弾性部材の収縮力により表面シートから離間して立ち上がることが可能である、<4>〜<8>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<10>
前記表面被覆シートは、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布の何れかであり、同種又は異種の不織布が2層以上に積層された積層構造を、全体又は一部に有するものである<1>〜<9>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<11>
前記ファスニングテープは、テープ基材と、該テープ基材に接合されて止着部を形成する機械的面ファスナーのオス部材とからなり、ファスニングテープにおける、テープ基材のみからなる部分が、フラップ部3の先端部に重ねて接合されている<1>〜<10>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<12>
前記伸縮性シートは、おむつの少なくとも幅方向Xに伸縮性を有し、おむつの長手方向Yには伸縮性を有しないか又は該長手方向Yにも伸縮性を有するものである<1>〜<11>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<13>
前記一対のファスニングテープは、おむつ1の長手方向において、おむつ1の背側部側の端縁1bとの間に間隔L4を開けて設けられており、前記間隔L4は、10mm以上、好ましくは15mm以上であり、45mm以下、好ましくは40mm以下である<1>〜<12>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<14>
前記表面シートは、前記テープ間領域Rよりも股下部C側に終端している<1>〜<13>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<15>
前記表面シート22及び前記防漏シート23は、腹側部A側の端縁22a,23aの位置が、おむつ1及び吸収性本体2の端縁1a,2aの位置と一致している<1>〜<14>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<16>
前記伸縮性シートは、おむつの背側部側の端縁1bとの間に間隔L6を有しており、該間隔L6は、8mm以上、好ましくは10mm以上であり、40mm以下、好ましくは35mm以下である<2>〜<15>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<17>
前記伸縮性シートは、おむつ長手方向の長さL7が、テープ間領域Rの同方向の長さLRの、70%以上、好ましくは80%以上であり、また、180%以下、好ましくは170%以下であり、また、前記伸縮性シートは、おむつ長手方向の長さL7が、15mm以上、好ましくは20mm以上であり、また、60mm以下、好ましくは55mm以下であり、おむつの長手方向Yにおいて、伸縮性シート7が、テープ間領域R内に位置する長さは、テープ間領域Rの長さLRの、60%以上、好ましくは70%以上であ、おむつの長手方向Yにおいて、防漏シート23が、テープ間領域R内に位置する長さは、テープ間領域Rの長さLRの、70%以下、好ましくは60%以下である<1>〜<16>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<18>
前記伸縮性シート7と防漏シート23との重なり幅L3は、20mm以下、好ましくは10mm以下であり、また、1mm以上であり、前記伸縮性シート7は、おむつ幅方向Xの長さL8が、吸収体21の同方向の長さL9より長く、伸縮性シート7は、おむつ幅方向Xの長さL8が、吸収性本体2の同方向の長さL10の55%以上、好ましくは65%以上であり、また、95%以下である<1>〜<17>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<19>
前記伸縮性シートは、液不透過性又は液難透過性の伸縮性シートであり、(1)エラストマー樹脂を溶融しフィルム状とした伸縮性フィルムであり、前記(1)のエラストマー樹脂からなるシートの「エラストマー樹脂」としては、ポリウレタンやスチレンのような熱可塑性エラストマー樹脂である前記<1>〜<18>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<20>
前記防漏シートとしては、透湿性で且つ液不透過性のフィルムであり、微多孔性フィルムを用いており、該微多孔性フィルムは、疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウムからなる微小な無機フィラー又は前記熱可塑性樹脂と相溶性のない有機高分子とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸又は二軸延伸して得られた<1>〜<19>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<21>
前記伸縮性シート7は、それを挟むシート間に、おむつ1の幅方向に伸長させた状態で固定されており、該伸縮性シート7は、非肌当接面を、外装不織布24に接着剤により接合し、肌当接面を、表面被覆シート31に、接着剤により接合し、前記伸縮性シート7を、それを挟むシートに接合するための接着剤は、ビードガン、スパイラルスプレーガン、オメガ字状スプレーガン、転写ロールお何れかを用いて、直線状、スパイラル状、オメガ字状、ドット状の何れか又はこれらの組合せのパターン塗工を行い接合した<1>〜<20>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<22>
前記表面被覆シート31は、面塗工された接着剤81により、吸収体21の背側部側の端部21bの内外に亘って、吸収性本体2の構成部材(表面シート22及び防漏シート23等)に固定されているとともに、股下部C側に、表面シート22と接合されずに表面シート22を覆っている非接合領域3Aを有し、前記表面被覆シート31の、前記面塗工された接着剤81の塗工は、スプレーガン、コーターガンを用いて、面状に塗工されている<1>〜<21>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<23>
前記表面被覆シート31は、一対の立体ガード6,6と重なる部分が、該部分に接着剤を介して接合されており、その接着剤は、面塗工又はパターン塗工の何れかである<4>〜<22>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<24>
前記表面シート22としては、親水性且つ液透過性の不織布や立体開孔フィルムを用い、前記外装不織布24としては、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布何れかを用い、吸収体21としては、パルプ繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシート)で被覆したものを用い、前記ファスニングテープ4のテープ基材42としては、不織布、織物、フィルム又はこれらの積層シートを用いた<1>〜<23>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<25>
前記立体ガードを形成する立体ガード形成用シートとしては、フィルム、不織布、織物又はこれらの積層シートを用い、前記立体ガード形成用の弾性部材としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレンのポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状ないし紐状の弾性部材を用いる<4>〜<24>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<26>
前記伸縮性シート7の股下部側の端部と防漏シート24の背側部側の端部とは、両シートの先端が突合せ状態とされており、伸縮性シートと防漏シートとの間に隙間がない、<1>〜<25>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
1 使い捨ておむつ
2 吸収性本体
21 吸収体
22 表面シート
23 防漏シート
24 外装不織布
25 レッグ部弾性部材
3,3 フラップ部
31 表面被覆シート
4 ファスニングテープ
41 止着部
42 テープ基材
6,6 立体ガード
61,61 立体ガード形成用シート
62 弾性部材
7 伸縮性シート

Claims (6)

  1. 吸収体、該吸収体の肌当接面側に配された液透過性の表面シート、該吸収体の非肌当接面側に配された液不透過性又は液難透過性の樹脂フィルムからなる防漏シート、及び該防漏シートの非肌当接面側に配された外装不織布を有する縦長の吸収性本体を備え、長手方向に背側部、股下部及び腹側部を有する縦長の使い捨ておむつであって、
    前記背側部に、前記吸収性本体の両側縁から延出する一対のフラップ部を有し、該一対のフラップ部の先端部に一対のファスニングテープが設けられており、
    前記背側部における前記吸収性本体の肌当接面側に、表面被覆シートが、前記表面シートの一部を覆うように配されており、
    前記表面被覆シートは、前記吸収体の両側縁それぞれの外方及び該吸収体の長手方向の端部より外方において該吸収性本体に固定されており、
    前記外装不織布は、おむつの長手方向において、前記防漏シートの前記背側部側の端縁よりも外方まで延在しており、
    前記防漏シートの前記背側部側の端縁は、一対の前記ファスニングテープの上端どうし間を結ぶ直線と下端どうし間を結ぶ直線とに挟まれた領域であるテープ間領域内又は該テープ間領域よりも股下部側に終端しており、前記吸収体の前記背側部側の端部は、前記テープ間領域よりも股下部側に終端しており、
    前記防漏シートの前記背側部側の端縁とおむつの前記背側部側の端縁との間における、前記表面被覆シートと前記外装不織布との間に、液不透過性又は液難透過性の伸縮性シートが配されており、
    前記伸縮性シートは、前記テープ間領域内に少なくとも一部を有し、且つ前記防漏シートと隣接するか又は該防漏シートと一部が重なっている、使い捨ておむつ。
  2. 前記伸縮性シートは、おむつの前記背側部側の端縁との間に間隔を設けて配置されている、請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記表面被覆シートは、面塗工された接着剤により、前記吸収体の背側部側の端縁の内外に亘って前記吸収性本体の構成部材に固定されているとともに、前記股下部側に、前記表面シートと接合されずに該表面シートを覆っている非接合領域を有している、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記吸収性本体の両側部に一対の立体ガードが形成されており、一対の該立体ガードそれぞれの長手方向の一部が、前記表面被覆シートの非肌対向面側に位置している、請求項1〜3の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記伸縮性シートと前記防漏シートとの重なり幅が20mm以下である、請求項1〜4の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記表面被覆シートが、横長の形状を有し、前記吸収性本体を横断するように配されており、前記吸収性本体の両側縁から延出する部分が前記一対のフラップ部を形成しており、
    前記表面被覆シートは、1枚の不織布で形成されているか、又は前記フラップ部を形成する部分が、別体のシート状部材を接合して形成されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
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