JP6008512B2 - パンツ型吸収性物品 - Google Patents
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本発明の第1実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1A(以下、「おむつ1A」ともいう)は、図2に示すように、外装体11と、該外装体11の内面側に固定された吸収体4を含む吸収性本体10とを備えている。
おむつ1Aは、着用時に着用者の腹側に配される腹側部A、着用時に着用者の背側に配される背側部B、及び腹側部Aと背側部Bとの間に位置して、着用時に着用者の股間部に配される股部Cを有している。
以下、主としておむつ1Aの腹側部Aにおけるウエスト領域A1、上腹部領域A2及び下腹部領域A3の構成について、図3を参照しつつ説明するが、背側部Bにおけるウエスト領域B1、上背部領域B2及び下背部領域B3も同様の構成を有している。本明細書で説明する他の実施形態についても同様である。
上腹部領域A2における上腹部非接合領域R1の縦方向Yの長さL1は、おむつ1Aの縦方向Yの全長L(図2参照)の1〜12%、特に、2〜9.5%であることが、おむつ外表面の広い範囲を柔軟で肌触りの良い領域とし、おむつを柔らかな印象を与えるものとする観点から好ましい。
おむつ1Aの着用状態においては、上腹部弾性部材71の収縮により、内層シート14(中間シート13)と補助シート15とに多数の襞ないし凹凸が生じて、内側ギャザー(不図示)が形成される。内側ギャザーは、上腹部非接合領域R1より内側に位置するため、おむつ1Aの外表面からは視認し難いものである。
表面シート2、裏面シート3、吸収体4、及び側方カフス8形成用シート等としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のもの等を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、単層又は多層構造の不織布や、開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート3としては、樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができ、通気性の観点から透湿性のものが好ましい。吸収体4は、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)からなる吸収性コア又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、ティッシュペーパ等からなるコアラップシートで被覆したものを用いることができる。
弾性部材51,61,71,81,91の太さは、470〜1240dtex、特に620〜940dtexとすることが好ましい。特に、上胴部領域の弾性部材71に関しては、装着感とずれ落ち抑制の両立、また、着用者肌当接側に配置されることからから痕付き抑制を考慮して620〜1670dtexとし、下胴部領域の弾性部材91としては、装着感とずれ落ちの両立に加え、すっきりした外観を与える観点、また、吸収体を十分に抑える観点から470〜680dtexを使用することが好ましい。また、これらの効果を確実に達成する観点からは、上胴部弾性部材71よりも下胴部弾性部材91の方が細く、かつ本数が多いように配置されることが好ましい。
ウエスト弾性部材51の配置間隔は、1〜15mm、特に2〜10mmとすることが好ましい。上腹部弾性部材71の配置間隔(非接合領域Mの縦方向Yの長さ)は、2〜40mm、特に3〜30mmとすることが好ましい。下腹部弾性部材91の配置間隔(非接合領域Nの縦方向Yの長さ)は、5〜25mm、特に8〜15mmとすることが好ましい。
上腹部接着剤17を上腹部弾性部材71に直接塗工したり、下腹部接着剤18を下腹部弾性部材91に直接塗工したりする方法としては、弾性部材71,91に直接塗工するコームガンによる塗工方法が挙げられる。
おむつ1Aの上腹部領域A2,上背部領域B2には、図1に示すように、外層シート12と内層シート14(中間シート13)との間が非接合状態の非接合領域R1が形成されている。上腹部弾性部材71の収縮により形成される内側ギャザー(不図示)は非接合領域R1より内側に位置するため、おむつ1Aの外表面からは視認し難く、すっきりとした外観を呈している。また、おむつ1Aは吸収体4の位置する下腹部領域A3,下背部領域B3において、外層シート12と内層シート14(中間シート13)との間が、図3に示すように下腹部弾性部材91に塗布された下腹部接着剤18を介して固定されている。従って、おむつ1Aの着用時に、外層シート12の動きに吸収体4が追従し易く、吸収体4がズレ難く、ヨレを生じ難いので、漏れが生じ難く、しかも着用感が向上する。更に、おむつ1Aは図3に示すように、縦方向Yに隣り合う下腹部弾性部材91どうしの間に外層シート12と内層シート14(中間シート13)とが接合されていない非接合領域Nが形成されているので、着用時の通気性にも優れている。
第2〜4実施形態のおむつ1B〜1D(以下、「おむつ1B〜1D」ともいう)については、第1実施形態のおむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aと同様であり、おむつ1Aの説明が適宜適用される。また、作用効果についても同様である。
また、パンツ型吸収性物品は、成人用又は幼児用のパンツ型使い捨ておむつの他、パンツ型の生理用ナプキン等であっても良い。
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
10 吸収性本体
11 外装体
12 外層シート
13 中間シート
14 内層シート
15 補助シート
16,19 接着剤
17 上腹部接着剤
18 下腹部接着剤
51 ウエスト弾性部材
61 レッグ部弾性部材
71 上腹部弾性部材
81 側方カフス弾性部材
91 下腹部弾性部材
91a 分断弾性部材
A 腹側部
A1 ウエスト領域
A2 上腹部領域
A3 下腹部領域
B 背側部
B1 ウエスト領域
B2 上背部領域
B3 下背部領域
C 股部
R1 上腹部非接合領域
M 非接合領域
N 非接合領域
S サイドシール部
Claims (4)
- 外装体と、該外装体の内面側に固定された吸収体を含む吸収性本体とを備え、腹側部と背側部との間を股部を介して延びる縦方向と該縦方向に交差する横方向とを有するパンツ型吸収性物品であって、
前記外装体は、外表面を形成する外層シートを有しており、
前記パンツ型吸収性物品は、前記外層シートと前記吸収体との間に位置し、該吸収体から縦方向外方に延出する中間シートを有しており、
前記腹側部は、ウエスト領域と、前記吸収体の位置する下腹部領域と、該ウエスト領域と該下腹部領域との間に位置する上腹部領域とを有しており、
前記上腹部領域においては、上腹部弾性部材が前記中間シートに、横方向に延びて固定され、該上腹部弾性部材が前記外層シートとは接合されておらず、該外層シートが該上腹部弾性部材及び前記中間シートと非接合状態となっている上腹部非接合領域が存在し、
前記下腹部領域においては、下腹部弾性部材が、該下腹部弾性部材の配置位置に配された下腹部接着剤を介して前記外層シートと前記中間シートとの間に横方向に延びて固定されており、縦方向に隣り合う該下腹部弾性部材どうしの間に、該外層シートと該中間シートとが接合されていない非接合領域が形成され、
前記ウエスト領域は、横方向に延びて配された複数本のウエスト弾性部材と、複数本の該ウエスト弾性部材を間に配する前記外層シート及び該外層シートの肌対向面に対向するシートとを有し、該ウエスト領域においては、複数本の前記ウエスト弾性部材及び縦方向に隣り合う複数本の前記ウエスト弾性部材どうしの間が、前記外層シート及び前記外層シートの肌対向面に対向するシートのそれぞれに配された接着剤で接合されているパンツ型吸収性物品。 - 前記下腹部弾性部材各々は、前記吸収体と重なる領域において、横方向に、複数個に分断されている請求項1に記載のパンツ型吸収性物品。
- 前記下腹部弾性部材における複数個に分断された分断弾性部材それぞれは、横方向に収縮力を有している請求項2に記載のパンツ型吸収性物品。
- 前記吸収性本体の肌対向面側における縦方向の両端部それぞれを覆う補助シートを備え、
前記中間シートは、前記外装体の有する内層シート又は前記吸収性本体の有する裏面シートであり、
前記上腹部領域においては、前記上腹部弾性部材が、該上腹部弾性部材の配置位置に配された上腹部接着剤を介して、前記裏面シートの縦方向の延出部分又は前記内層シートと、前記吸収性本体の有する表面シートの縦方向の延出部分又は前記補助シートとの間に横方向に延びて固定されており、縦方向に隣り合う該上腹部弾性部材どうしの間に、前記裏面シートの縦方向の延出部分又は前記内層シートと、前記吸収性本体の有する表面シートの縦方向の延出部分又は前記補助シートとが接合されていない非接合領域が形成されている請求項1〜3の何れか1項に記載のパンツ型吸収性物品。
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