JP5377200B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、吸収コアを有し、おむつ長手方向の一端部の両側にウエストバンド部が設けられており、左右のウエストバンド部を連結することにより装着することができる使い捨ておむつが開示されている。特許文献1に記載の使い捨ておむつには、両側のウエストバンド部に、高弾性領域と、弾性を示すが該高弾性領域より低弾性の低弾性領域とが形成されている。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、図2に示すように、中心線CLに対して左右対称に形成されている。従って以下の説明では、左右対称な部分については、主に、右側について説明する。
例えば、装着対象者が幼児である場合には、図2に示すように、背側非伸縮部6bの短辺の先端とおむつ1Aの中心線CLとの間の距離W2は、20〜80mmであることが好ましく、背側非伸縮部6bの長辺の先端とおむつ1Aのウエスト開口部WOの端縁との間の距離L2は、8〜30mmであることが好ましい。
パンツ型使い捨ておむつ1Aに使用する伸縮性不織布をX方向の長さ70mm、Y方向の長さ20mmにカットし、以下の、測定サンプルA、B及びCを作成した。測定サンプルAは、エンボス処理を施していないサンプルであり、測定サンプルBは、X方向中央にエンボス処理を施し、幅(7.5mm)の非伸縮部を形成したサンプルであり、測定サンプルCは、X方向中央にエンボス処理を施し、測定サンプルBの倍の幅(15mm)の非伸縮部を形成したサンプルである。これらの測定サンプルA,B及びCそれぞれを測定機械「テンシロンRTC−1150」(オリエンテック社製)にて、自然状態でチャック間の距離K0が50mmとなるよう各サンプルのX方向両端部を把持し、引張速度300mm/min、戻り速度300mm/minで、伸長率100%の距離まで引張り、引張応力を測定した。表1では、各伸長率に相当する距離K1まで引張った時における各サンプルの引張応力を、測定サンプルAの引張応力を基準値100とした比率(INDEX)で示している。このときの伸長率とは次式で定義されるものとする。
伸長率(%)=〔(K1−K0)/K0〕×100
表面シート21、裏面シート22及び吸収体23としては、それぞれ、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、親水性且つ液透過性の不織布等を用いることができ、裏面シート22としては、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。吸収体23としては、吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成され、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されているものを用いることができる。
第1実施形態のおむつ1Aは、図1〜図3に示すように、背側部Bの伸縮領域Eには、非伸縮化された背側非伸縮部6bが形成されている。背側非伸縮部6bは、その形成位置が、パンツ型使い捨ておむつ1Aの装着時における装着者の第3腰椎から第5腰椎にかけての部位(図3参照)に対応する幅方向の領域Tb(図2参照)内に配されている。その為、背側非伸縮部6bを形成した部分を幅方向(X方向)に延ばした領域は、有効伸縮長が短く、この領域以外の伸縮力は伸縮領域Eの伸縮力よりも強くなっている。一般的に、パンツ型使い捨ておむつを装着すると、装着者の背側の第3腰椎から第5腰椎にかけての部位が、図3に示すように、腹側に隆起しているので、背中のその部分に窪みが生じ、パンツ型使い捨ておむつを密着させることが難しい。しかし、第1実施形態のおむつ1Aにおいては、上述したように、背側非伸縮部6bを形成した部分を幅方向(X方向)に延ばした領域は、その伸縮力が強く、背中の前記窪みにおいて弛みを生じ難いので、パンツ型使い捨ておむつ1Aを密着させることができる。このように、パンツ型使い捨ておむつ1Aは、ウエスト回りの一部分の締め付け力を向上させることにより、ウエスト回り全域の締め付けを強めることによる装着者のお腹を苦しめるという不具合が生じ難いにも拘わらず、背側部Bの弛みを生じ難く、漏れを起こし難い。
第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1B(以下、「おむつ1B」ともいう)については、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと同様であり、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aの説明が適宜適用される。
例えば、装着対象者が幼児である場合には、図7に示すように、背側非伸縮部6bの中心とおむつ1Aの中心線CLとの間の距離W4は、20〜80mmであることが好ましく、背側非伸縮部6bの中心とおむつ1Aのウエスト開口部WOの端縁との間の距離L4は、8〜30mmであることが好ましい。
例えば、装着対象者が幼児である場合には、図7に示すように、腹側非伸縮部6aの中心とおむつ1Bのウエスト開口部WOの端縁との間の距離L6は、20mm〜50mmであることが好ましい。
第2実施形態のおむつ1Bの効果については、第1実施形態のおむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態のおむつ1Aの効果と同様であり、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
2 吸収性本体
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
3 外層体
3a,3b 側縁部
3a1,3b1 側縁
31 外層シート
32 内層シート
4 サイドシール部
5 弾性部材
51 ウエスト弾性部材
52 胴廻り弾性部材
53 レッグ弾性部材
6a 腹側非伸縮部
6b 背側非伸縮部
6b’ 非伸縮性部材
7a 第3腰椎
7b 第5腰椎
Claims (3)
- 腹側部及び背側部それぞれに伸縮領域を有し、前記腹側部及び前記背側部それぞれの両側縁部が接合されて形成された一対のサイドシール部を有するパンツ型使い捨ておむつであって、
前記背側部の前記伸縮領域には、その伸縮性を非伸縮化した背側非伸縮部が配されており、該背側非伸縮部は、おむつの装着時における装着者の第3腰椎から第5腰椎に亘る部位に対応する幅方向の領域内に形成されており、
表面シート、裏面シート、両シート間に介在する吸収体を有する実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の前記裏面シート側に配された外層体とを備えており、
前記外層体は、前記吸収性本体の外方全域に亘って延出しており、伸縮性不織布で形成されており、
前記伸縮領域は、前記吸収性本体が配された部位を除く前記外層体に形成されているパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記背側非伸縮部は、その外形形状が楕円形状であり、その中央部が、おむつの装着時における装着者の第4腰椎に対応する幅方向の領域内に配されている請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記腹側部の前記伸縮領域には、その伸縮性を非伸縮化した腹側非伸縮部が配されており、該腹側非伸縮部は、おむつの装着時における装着者の第4腰椎より下方の部位に対応する幅方向の領域内に形成されている請求項1又は2に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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JP2009224625A JP5377200B2 (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | パンツ型使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009224625A JP5377200B2 (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | パンツ型使い捨ておむつ |
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Family Applications (1)
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