JP6697284B2 - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、使い捨ておむつ等のパンツ型吸収性物品に関する。
従来、着用者の腹側に配される腹側部及び着用者の背側に配される背側部とそれらの間に位置する股下部とを有すると共に、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有し、且つ該腹側部から該背側部にわたって延在する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、外装体における腹側部を構成する腹側外装体及び背側部を構成する背側外装体それぞれの両側縁部どうしが接合されて、縦方向に延びる一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品が知られている。斯かる構成のパンツ型吸収性物品におけるサイドシール部は、複数枚のシート材が接着や融着等によって互いに接合されてなる比較的硬い接合部の占める割合が比較的多いため、パンツ型吸収性物品の他の部位に比して柔軟性に乏しく、パンツ型吸収性物品の着用感等を低下させる要因となり得る。またサイドシール部には、パンツ型吸収性物品の着用中にシート材どうしの接合が破壊されることのないような実用上十分な接合強度と、廃棄時等における引き剥がしやすさとのバランスが要求されており、前述した柔軟性を含めて種々の課題がある。
サイドシール部の改良技術に関し、例えば特許文献1には、サイドシール部における腹側外装体と背側外装体との接合部を平面視における大きさが互いに異なる2種類とし、その2種類の接合部を、縦方向即ちサイドシール部の長手方向に交互に配置することが記載されている。特許文献1記載のサイドシール部においては、複数の接合部は、それぞれその一部を、パンツ型吸収性物品の横方向最外方に位置して縦方向に延びるサイドシール部の外側縁に一致させて配置され、且つ該外側縁に沿って延びる連続直線状の接合部を共有することで、1個の連続した接合部をなしている。特許文献1によれば、斯かる構成のサイドシール部の採用により、サイドシール部を備えながらも下着のような外観を有し、サイドシール部が柔らかく肌触りに優れ引き裂きが容易なパンツ型吸収性物品が得られるとされている。
また特許文献2には、サイドシール部を吸収性本体から近い順に、腹側外装体と背側外装体との接合部が縦方向に間欠配置された第1接合領域と、サイドシール部の外側縁に沿って連続的に延びる第2接合領域とに区分し、第1接合領域の接合強度を第2接合領域の接合強度よりも高くすることが記載されている。また、特許文献2記載のパンツ型吸収性物品は、外装体に伸長状態で固定された弾性部材が該外装体から脱落したり位置ずれを起こしたりするといった不都合を解消することを主たる課題としており、斯かる課題の解決の観点から、第1接合領域及び第2接合領域それぞれの接合部の配置は、該弾性部材の配置との関係を考慮して決定されている。
また従来、吸収性本体の縦方向端部からの尿等の排泄液の漏れを防止する等の目的で、吸収性本体の縦方向端部からウエスト開口部付近にわたる幅を有して横方向に延びる防漏性の帯状部材を、外装体の肌対向面側に配置することが行われている。この帯状部材は通常、その横方向端部がサイドシール部に達し、そこでサイドシール部を構成する腹側外装体及び背側外装体それぞれの両側縁部に挟持・接合されるところ、斯かる構成により、サイドシール部の引き裂き性が低下するという問題がある。これに対し、例えば特許文献3には、腹側外装体と背側外装体との接合部が縦方向に複数間欠配置されたサイドシール部において、帯状部材の横方向に延びる端縁を挟んでその上下に位置する接合部の横方向長さを互いに異ならせることで、帯状部材が介在されたサイドシール部の引き裂き性を向上させ得ることが記載されている。
特開2015−85089号公報 特開2013−128575号公報 特開2010−131193号公報
図10には、従来のパンツ型吸収性物品におけるサイドシール部の典型的な形態が示されている。図10に示すサイドシール部90Aにおいては、腹側外装体81と背側外装体82との接合部91が縦方向Xに複数間欠配置され、各接合部91は、両外装体81,82が互いに接合されていない部位である非接合部95に包囲されている。複数の接合部91は互いに同形状同寸法であり、また、両外装体81,82それぞれには、横方向Yに伸長状態で固定された複数の外装体形成用弾性部材85が縦方向Xに間欠配置されている。このような構成のサイドシール部90は、フィルム状の樹脂やそれに準ずる形態をなす比較的硬い各接合部91を非接合部95がビーム状(梁状)に囲んでおり、サイドシール部90の横方向Yの外側に縦方向Xに連続する比較的厚みの厚い均一な厚さの非接合部が存在するため、特に縦方向Xに縮みにくい傾向がみられ、そのため着用者の身体の動きに対する追従性の点で改良の余地がある。斯かる課題を解消するべく各接合部91の面積を小さくすると、サイドシール部90の接合強度(剥離積分強度)が低下するため、吸収性物品の着用中にサイドシール部90が意図せずに裂けるおそれがある。このような、トレードオフの関係にあるサイドシール部の諸特性を高レベルで両立させ得る技術は未だ提供されていない。
従って本発明の課題は、着用中に意図せずに裂ける不都合を起こし難く且つ身体追従性及び着用感が改善されたサイドシール部を備えたパンツ型吸収性物品を提供することに関する。
本発明は、着用者の腹側に配される腹側部及び着用者の背側に配される背側部とそれらの間に位置する股下部とを有すると共に、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有し、且つ液保持性の吸収性コアを具備し該腹側部から該背側部にわたって延在する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、該外装体における該腹側部を構成する腹側外装体及び該背側部を構成する背側外装体それぞれの両側縁部どうしが接合されて、縦方向に延びる一対のサイドシール部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、前記サイドシール部には、前記腹側外装体と前記背側外装体との接合部が縦方向に複数間欠配置されており、前記接合部は、それぞれ、前記吸収性物品の横方向中央から相対的に遠い横方向外方端と相対的に近い横方向内方端とを有し、該横方向外方端は、前記サイドシール部の縦方向に沿う外側縁と一致し、前記接合部それぞれの前記横方向内方端は、横方向において互いに同位置に存しているパンツ型吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、着用中に意図せずに裂ける不都合を起こし難く且つ身体追従性及び着用感が改善されたサイドシール部を備えたパンツ型吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつの展開且つ伸長状態における肌対向面側を模式的に示す展開平面図である。 図3は、図2のI−I線断面を模式的に示す横断面図である。 図4は、図1に示すおむつの外面を構成する外装体の一部を模式的に示す斜視図である。 図5(a)は、図1に示すおむつにおける一対のサイドシール部のうちの一方を模式的に示す斜視図、図5(b)は、図5(a)に示すサイドシール部の外側縁を同図の矢印Aで示す方向から見た場合を模式的に示す側面図である。 図6(a)及び図6(b)は、それぞれ、図5に示すサイドシール部の接合部が採り得る形態を模式的に示す斜視図である。 図7は、図1に示すおむつにおけるサイドシール部の積層構造の説明図である。 図8は、本発明の吸収性物品の他の実施形態における片側のサイドシール部を模式的に示す斜視図(図5(a)相当図)である。 図9(a)及び図9(b)は、それぞれ、図8に示すサイドシール部の接合部が採り得る形態を模式的に示す斜視図である。 図10(a)は、本発明の範囲外の吸収性物品におけるサイドシール部を模式的に示す斜視図(図5(a)相当図)、図10(b)は、図10(a)に示すサイドシール部の外側縁を同図の矢印Aで示す方向から見た場合を模式的に示す側面図(図5(b)相当図)である。 図11は、本発明の範囲外の他の吸収性物品におけるサイドシール部を模式的に示す斜視図(図5(a)相当図)である。
以下本発明の吸収性物品を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1〜図3には、本発明の吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの一例であるおむつ1の基本構成が示されている。図1及び図2に示すように、おむつ1は、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部1F、背側に配される背側部1R、及びそれらの間に位置して着用者股間部に配される股下部1Mを有すると共に、縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有する。おむつ1の縦方向Xは、腹側部1Fから股下部1Mを介して背側部1Rに延びる方向であり、吸収性本体2の長手方向に一致する。おむつ1における股下部1Mは、縦方向Xにおけるサイドシール部40の非形成領域、即ち縦方向Xにおいて、腹側外装体31の縦方向Xに沿う両側縁部31S,31Sと背側外装体32の縦方向Xに沿う両側縁部32S,32Sどうしの接合部が形成されていない領域である。
おむつ1は、液保持性の吸収性コア230を具備し、腹側部1Fから背側部1Rにわたって延在する吸収性本体2と、吸収性本体2の非肌対向面側に配された外装体3とを備える。吸収性本体2は、図2に示すように平面視長方形形状をなし、その長手方向を展開且つ伸長状態におけるおむつ1の縦方向Xに一致させて、外装体3の横方向Yの中央部に接着剤により接合されている。おむつ1の「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1をサイドシール部40で切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法となるまで拡げた状態をいう。ここでいう設計寸法は、弾性部材の影響を一切排除した状態で吸収性物品を平面状に広げたときの寸法と同じである。
吸収性本体2は、図3に示すように、肌対向面を形成する液透過性の表面シート21、非肌対向面を形成する液不透過性又は液難透過性の裏面シート22、及び両シート21,22間に介在配置された液保持性の吸収体23を含んで構成されており、これらが接着剤等の公知の接合手段により一体化されて構成されている。表面シート21及び裏面シート22としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、裏面シート22としては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。裏面シート22には、例えば、液不透過性のフィルムシート単独の形態と、該フィルムシートの非肌対向面側に外装シートとして例えば不織布を積層配置した形態とがある。吸収体23は、吸収性材料の集合体からなる液保持性の吸収性コア230と、吸収性コア230の外面を被覆する紙、不織布等の液透過性のコアラップシート(図示せず)とを含んで構成されている。吸収性コア230に用いる吸収性材料としては、吸水性ポリマー、木材パルプや親水化処理された合成繊維等の繊維材料等を用いることができる。
本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材(例えば外装体3)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側に向けられる面即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。尚、ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置が維持された状態を意味し、吸収性物品が該着用位置からずれた状態にある場合は含まない。
吸収性本体2の肌対向面における縦方向Xに沿う左右両側部には、図2及び図3に示すように、液抵抗性又は撥水性で且つ通気性のシート材から構成された一対の防漏カフ24,24が設けられている。防漏カフ24の自由端部の近傍には糸状の防漏カフ形成用弾性部材25が少なくとも1本伸長状態で配されている。防漏カフ24は、伸長状態で配された弾性部材25がおむつ1の着用状態において収縮することによって起立し、液の側方への流出を阻止する。
外装体3は、図1及び図2に示すように、腹側部1Fを構成する腹側外装体31と背側部1Rを構成する背側外装体32とに分割されている。即ち、本実施形態のおむつ1は、着用者の腹側に配される腹側外装体31と、着用者の背側に配される背側外装体32と、両外装体31,32に架け渡して固定された縦長の吸収性本体2とを備え、腹側外装体31の両側縁部31S,31Sと背側外装体32の両側縁部32S,32Sとが重ね合わされ接合されて一対のサイドシール部40,40が形成されていると共に、ウエスト開口部WH及び一対のレッグ開口部LH,LHが形成されている。
外装体3を構成する背側外装体32は、図2及び図3に示すように、相対的に着用者の肌から遠い側に配されておむつ1の外面を形成する外層シート33と、該外層シート33よりも着用者の肌に近い側に配される内層シート34と、両シート33,34間に伸長状態で固定された複数本の糸状又は帯状の外装体形成用弾性部材35とを具備し、図2に示す如きおむつ1の展開状態において、横方向Yに長い長方形形状をなしている。腹側外装体31も背側外装体32と同様に、外層シート33、内層シート34及び弾性部材35を含んで構成されている。腹側外装体31及び背側外装体32の何れにおいても、各外装体31,32を構成する外層シート33及び内層シート34は、縦方向Xの長さ及び横方向Yの長さが互いに同じである。
本実施形態のおむつ1においては、図2に示すように、背側外装体32は腹側外装体31に比して縦方向Xの長さが長い。そのため図1に示すように、腹側外装体31及び背側外装体32それぞれの縦方向Xの外方端(ウエスト開口部WH側の縦方向端)を一致させつつ、両外装体31,32の両側縁部31S,32Sどうしを重ね合わせた状態では、その重ね合わせ部であるサイドシール部40の下端(ウエスト開口部WH側とは反対側の縦方向端)から股下部1M側に背側外装体32の縦方向Xの内方端側が延出し、延出部32Eが形成される。このように背側外装体32が腹側外装体31に比して縦方向Xの長さが長いことにより、おむつ1の着用時において脚部の伸縮や体の屈伸などによる変形量が多い臀部が背側外装体32の延出部32Eによって被覆されるため、良好な身体追従性を外観から印象づけるという効果が奏される。斯かる効果をより確実に奏させるようにする観点から、背側外装体32の延出部32Eの縦方向Xの長さは、背側外装体32の縦方向Xの全長の20〜40%が好ましい。
また、本実施形態のおむつ1においては、腹側外装体31及び背側外装体32は、それぞれ図2及び図4に示すように、下記(1)ないし(3)の構成を全て具備している。下記(1)ないし(3)の構成を全て具備する外装体3は、例えば、本出願人の先の出願に係る特開2009−118986号公報に記載の複合伸縮部の製造方法の形成方法に準じる方法によって製造することができる。
(1)外層シート33及び内層シート34は、縦方向X及び横方向Yの両方向において間欠的に配置された複数の外装体接合部36により互いに接合されている。
(2)外装体形成用弾性部材35は、外装体接合部36を通らないように横方向Yに伸長状態で配置されている。
(3)両シート33,34それぞれが複数本の弾性部材35に亘って連続して延びる複数本の襞37を形成している。
外装体3(腹側外装体31及び背側外装体32)における外装体接合部36は、外装体3を構成する外層シート33と内層シート34との融着の他、接着剤の塗布によっても形成することができるが、本実施形態のおむつ1においては、両シート33,34の融着によって形成されている。そのような両シート33,34の融着からなる外装体接合部36では、不織布等からなるシート33,34がフィルム状又はそれに準じた形態をなしている。両シート33,34の融着による外装体接合部36の形成は、熱を伴うエンボス加工、超音波シール加工等の公知の樹脂製シートの融着方法によって実施できる。
外装体3を構成する腹側外装体31及び背側外装体32それぞれにおいて、複数の外装体接合部36は、縦方向X及び横方向Yにそれぞれ列をなすように形成されており、その横方向Yに延びる外装体接合部36の列と弾性部材35とが縦方向Xに交互に配されている。尚、外装体接合部36の平面視形状は、図示の如き矩形形状に制限されず、円形形状、楕円形状等、任意に設定可能である。そして、自然状態即ち外力を加えない状態において、弾性部材35が横方向Yに収縮して、外層シート33及び内層シート34のそれぞれが、各々複数本の弾性部材35に亘って縦方向Xに連続して延びる複数本の襞37を形成している。本実施形態においては、図4に示すように、横方向Yにおいて隣り合う外装体接合部36,36間に1本の襞37が形成されている。
外装体3において複数本の襞37は、外装体3の伸縮方向に直交する方向の全長に亘って連続している。外装体3の伸縮方向は、弾性部材35の伸縮方向である横方向Yに一致しており、従って、複数本の襞37はそれぞれ縦方向Xの全長に亘って連続している。襞37は中空であり、その内部は空気が流れる通気路として機能し得る。このように、外装体3即ち腹側外装体31及び背側外装体32には、通気路として機能し得る中空の複数の襞37がそれらの縦方向Xの全長に亘って形成されているため、おむつ1は通気性及びクッション性に優れている。また、外装体3の外面に縦方向Xに延びる複数の襞37が横方向Yに規則的に整列しているため、おむつ1は外観にも優れている。
尚、腹側外装体31及び背側外装体32それぞれにおける吸収性本体2(吸収性コア230)と重なる部分には、外装体形成用弾性部材35の伸縮性の発現が抑制された非伸縮部(図示せず)が形成されており、この非伸縮部においては縦皺が形成されず、襞37は形成されない。外装体3が吸収性本体2と重なる部分に前記非伸縮部を有していると、吸収性コア230を含む吸収性本体2に縦皺を生じさせることなく吸収性本体2の縦方向Xの端部を着用者の身体に沿わせることが可能となり、それによって、漏れが効果的に防止されると共に、吸収性本体2に生じた皺の頂部が肌に当たることに起因する跡付き等の不都合が効果的に防止される。前記非伸縮部の形成方法としては、この種の使い捨ておむつにおいて通常用いられている方法を特に制限無く用いることができ、例えば、弾性部材35を細かく分断して伸縮しないようにする方法、あるいは接着剤等を用いた接合によって弾性部材35が伸縮しないようにする方法等が挙げられる。
外装体3においては、全ての弾性部材35が全ての外装体接合部36を通らないように配置されていることが好ましいが、製造誤差等の理由により意図せずに、一部の弾性部材35が一部の外装体接合部36を通ってしまうことがあり得る。しかしその場合でも、複数の外装体接合部36の大部分、より具体的には、腹側外装体31及び背側外装体32それぞれにおける全ての外装体接合部36の数の70%以上に相当する数の外装体接合部36において、弾性部材35が通っていない場合は、通気性、クッション性、外観等の特性向上といった、外装体3に期待される作用効果が十分に発現される。従って、外装体3に設けられた複数の外装体接合部36のうちの70%以上の数の外装体接合部36を弾性部材35が通っていない場合には、前記(2)で規定するように、弾性部材35が外装体接合部36を通らないように配置されているのとその作用効果において同様である。
外装体3(腹側外装体31及び背側外装体32)を構成する外層シート33及び内層シート34としては、それぞれ、前述したように外装体接合部36を融着部とする観点から、樹脂を主成分として形成されているものが好ましく、具体的には例えば、樹脂としてポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の熱融着性樹脂を含むものが好ましく、特に、不織布、フィルム、不織布とフィルムとのラミネートシート等が好ましい。不織布としては、エアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等が挙げられる。
本実施形態のおむつ1においては、図1及び図2に示すように、吸収性本体2の縦方向Xの両端部20,20の肌対向面が、外装体3(外層シート33、内層シート34)とは別体の帯状部材5によって被覆されている。帯状部材5は、横方向Yに長い矩形形状をなし、腹側外装体31及び背側外装体32それぞれの横方向Yの全長にわたって連続している。帯状部材5によって、両外装体31,32それぞれにおける、吸収性本体2の縦方向端部20と縦方向Xにおいて同位置にある部分からウエスト開口部WHの近傍にわたる平面視帯状の領域が被覆されている。帯状部材5は、これに対向するおむつ1の他の構成部材、例えば表面シート21、防漏カフ24、内層シート34に対し、ホットメルト型接着剤等の公知の接着剤によって部分的に又は全面的に接合されている。このように帯状部材5が配されていることにより、吸収性本体2の縦方向端部20からの尿等の排泄液の漏れ防止、吸収性本体2の縦方向端部20の露出防止による外観良化等の効果が奏される。帯状部材5の縦方向長さ即ち幅は、特に制限されないが通常20〜60mm程度である。帯状部材5としては、強度、熱融着性、防漏性(疎水性)を備えたものが好ましく、例えば、外層シート33及び内層シート34として使用可能な各種不織布、該不織布の素材として使用可能な樹脂からなるフィルム状シートなどを用いることができる。
図5には、おむつ1における一対のサイドシール部40,40の一方が示されている。サイドシール部40は、腹側外装体31と背側外装体32とがそれらの両側縁部31S,32Sにて合掌状に重ね合わされ接合されて形成されており、腹側外装体31と背側外装体32との接合部41を含んで構成されている。サイドシール部40は、縦方向Xに延びる外側縁40S1及び内側縁40S2を有し、両側縁40S1,40S2間に接合部41が配されている。サイドシール部40の外側縁40S1は、おむつ1の横方向Yの最外方に位置する縁部であり、内側縁40S2は、腹側外装体31と背側外装体32とが一体化している部分と一体化していない部分との境界であり、外側縁40S1よりも横方向Yの内方に位置している。サイドシール部40は、その両側縁40S1,40S2に挟まれた領域全体が接合部41となってはおらず、接合部41に加えて、腹側外装体31と背側外装体32とが接合されていない部位である非接合部45を有している。
接合部41は、腹側外装体31と背側外装体32との融着、より具体的には両外装体31,32を構成する外層シート33と内層シート34との融着によって形成されている。このようなシート33,34の融着部からなる接合部41の形成は、熱を伴うエンボス加工、超音波シール加工等の公知の樹脂製シートの融着方法によって実施できる。接合部41は、シート33,34の融着によりフィルム状又はそれに準じた形態をなしており、非接合部45に比して硬くて厚みが小さい。接合部41は、柔軟性の点では非接合部45に劣るが、非接合部45よりも厚みが小さいため、サイドシール部40が縦方向Xに縮む際の屈曲部として機能しやすいという特徴を有する。
複数の接合部41は、それぞれ図5(a)に示すように、おむつ1の横方向Yの中央、即ち、おむつ1を横方向Yに二分して縦方向Xに延びる仮想中心線LCy(図2参照)を基準として、該基準LCyから相対的に遠い横方向外方端410と相対的に近い横方向内方端411とを有している。より具体的には本実施形態においては、複数の接合部41は、それぞれ、平面視長方形形状をなし且つその長手方向を横方向Yに一致させてサイドシール部40に配置されているところ、その長方形形状の接合部41における相対向する二辺の短辺が、横方向外方端410及び横方向内方端411となっている。また本実施形態においては、複数の接合部40は平面視において互いに同形状同寸法である。
本実施形態のおむつ1の主たる特徴の1つとして、サイドシール部40が下記構成1ないし3の全てを具備する点が挙げられる。サイドシール部40は、前記構成1ないし3の全てを具備しているため、着用中に意図せずに裂ける不都合を起こし難く且つ身体追従性及び着用感が改善されている。
・構成1:腹側外装体31と背側外装体32との接合部41が縦方向Xに複数間欠配置されている(図1及び図5参照)。
・構成2:複数の接合部41は、それぞれ、おむつ1の横方向Yの中央(仮想中心線LCy)から相対的に遠い横方向外方端410が、サイドシール部40の縦方向Xに沿う外側縁40S1と一致している(図5参照)。
・構成3:複数の接合部41それぞれの横方向内方端411は、横方向Yにおいて互いに同位置に存している(図5参照)。
前記構成1を具備するサイドシール部40においては、図5に示すように、相対的に柔軟性が低くて厚みの小さい接合部41と、相対的に柔軟性が高くて厚みの大きい非接合部45とが、縦方向X即ちサイドシール部40の長手方向に、それらの横方向Yの外方端がサイドシール部40の縦方向Xに沿う外側縁と一致するように交互に配置されているため、サイドシール部40全体として、外層シート33及び内層シート34が本来有する柔らかさが実質的に維持されている。また、おむつ1の着用者の動き等に起因して、サイドシール部40に対してこれを縦方向Xに圧縮するような外力が作用した場合には、サイドシール部40の長手方向に間欠配置された複数の接合部41が、それぞれ、その外力に応じて横方向Yに延びる折曲線に沿って縦方向Xに容易に屈曲し得るため、サイドシール部40は着用者の動きに追従して速やかに縦方向Xに縮むことができる。つまり前記構成1の採用によって、柔軟でありながら身体追従性にも優れるサイドシール部40が得られるようになる。
また前記構成2を具備するサイドシール部40においては、図5に示すように、各接合部41の横方向外方端410がサイドシール部40の外側縁40S1と一致しているため、各接合部41における外側縁40S1に沿う近傍には非接合部45は存在しないところ、これにより、接合部41が屈曲部として機能しやすくなるため、前記構成1による作用効果と相俟って、サイドシール部40の身体追従性がより一層向上する。
これに対し、例えば図10に示す従来のサイドシール部90Aにおいては、各接合部91の周囲の全域に接合部91よりも厚みの大きな非接合部95が存在しているため、接合部91が外力に応じて屈曲しようとしても、接合部91を梁のように包囲する非接合部95によってその屈曲が妨げられるため、接合部91が屈曲部として機能し難く、そのため、サイドシール部90Aは縦方向Xに縮みにくく身体追従性に劣る。
また一般に、接合部41に隣接する非接合部45は、接合部41における腹側外装体31と背側外装体32との接合の解除(接合部剥がれ)の起点となり得るところ、前記構成2を具備するサイドシール部40は、前記構成2を具備しないサイドシール部90Aに比して、そのような接合部剥がれの起点となり得る部位が少ないため、おむつ1の着用中に意図せずにサイドシール部40が裂けるといった不都合を起こし難い。
また前記構成3を具備するサイドシール部40においては、図5に示すように、複数の接合部41それぞれの横方向内方端411が横方向Yにおいて互いに同位置に存しているため、各内方端411を結ぶ仮想線VL1(図5(a)参照)が縦方向Xに延びる直線となるところ、これにより、比較的硬い部位であるサイドシール部40によって着用者の肌が刺激される不都合が低減し、さらにおむつ1の適正な着用がより一層確実になされるようになり、これらが相俟っておむつ1の着用感が向上する。
これに対し、例えば図11に示す従来のサイドシール部90Bにおいては、横方向Yの長さが互いに異なる2種類の接合部91A,91Bが縦方向Xに交互に配置されていることに起因して、各接合部91A,91Bの横方向内方端を結ぶ仮想線VL1は、縦方向Xに延びる直線とはならずにジグザグ線となる。そのため、サイドシール部90Bが可撓性を発現した際にこのジグザグ線VL1の角が着用者の肌を刺激するおそれがある。また、おむつ1を着用する際には通常、レッグ開口部LHに脚を挿入しておむつ1全体を股間部に引き上げる操作を行うところ、ジグザグ線VL1の角がこのおむつ引き上げ操作を妨げる引っ掛かりとなるおそれがあり、おむつ1の適正な着用を妨げるおそれがある。前記構成3を具備するサイドシール部40は、このようなサイドシール部90Bで懸念される不都合が生じ難い。
サイドシール部40において、複数の接合部41それぞれの縦方向Xの長さ、即ち横方向外方端410及び横方向内方端411それぞれの長さは、好ましくは0.1mm以上、さらに好ましくは0.2mm以上、そして、好ましくは8.0mm以下、さらに好ましくは4.0mm以下である。
また、複数の接合部41それぞれの横方向Yの長さは、好ましくは0.1mm以上、さらに好ましくは0.2mm以上、そして、好ましくは8.0mm以下、さらに好ましくは4.0mm以下である。
縦方向Xにおいて隣り合う接合部41,41の間隔は、好ましくは0.5mm以上、さらに好ましくは1mm以上、そして、好ましくは8mm以下、さらに好ましくは4mm以下である。
サイドシール部40における接合部40の数は、サイドシール部40の長手方向(縦方向X)の単位長さ30mm当たり、好ましくは5個以上、さらに好ましくは10個以上、そして、好ましくは30個以下、さらに好ましくは15個以下である。
図6には、サイドシール部40の接合部41が採り得る形態が例示されている。複数の接合部41は、図6(a)に示す形態でも良く、あるいは図6(b)に示す形態でも良く、あるいはサイドシール部40において両形態が混在していても良い。図6(a)に示す接合部41は厚みが均一である。
一方、図6(b)に示す接合部41は、厚みが均一ではなく、周縁部が肉厚部42X,42Y、該周縁部に囲まれた部分が該周縁部と比較して厚みの薄い肉薄部43となっている。より具体的には、図6(b)に示す平面視長方形形状の接合部41は、縦方向Xに延びる肉厚部42X及び横方向Yに延びる一対の肉厚部42Y,42Yと、これら平面視コ字状の肉厚部に三方を囲まれた平面視長方形形状の肉薄部43とを含んで構成されている。このように、接合部41が互いに厚みの異なる肉厚部42X,42Yと肉薄部43とを有していることにより、肉厚部と肉薄部との境界が屈曲の起点となり得るため、接合部41が屈曲部としてより一層機能しやすくなる。また、接合部41における、おむつ1の着用中に着用者に最も近接する部位が、肉厚部42Xであることにより、おむつ1の着用中にサイドシール部40の意図しない剥がれが効果的に防止されると共に、サイドシール部40の引き裂きやすさが確保されているため、例えば着用しているおむつ1を脱ぐためにサイドシール部40を引き裂く必要が生じた場合には、これを容易に引き裂くことができる。つまり、図6(b)に示す接合部41は、サイドシール部40の可撓性を担保しつつも、実用に耐え得る接合強度と引き裂き容易性とをサイドシール部40に付与し得る。接合部41に肉厚部と肉薄部とを設けるには、例えば、接合部41を形成する際に加工対象に加える圧力、エネルギー等を部分的に異ならせれば良く、斯かる圧力等が相対的に小さい部位が肉薄部、相対的に大きい部位が肉厚部となる。
接合部41の全面積に占める、肉厚部42X,42Yの総面積の割合は、好ましくは10%以上、さらに好ましくは20%以上、そして、好ましくは70%以下、さらに好ましくは50%以下である。
接合部41の全面積に占める、肉薄部43の総面積の割合は、好ましくは40%以上、さらに好ましくは50%以上、そして、好ましくは90%以下、さらに好ましくは80%以下である。
サイドシール部40における非接合部45の厚みに対する、肉厚部42X,42Yの厚みの割合は、好ましくは20%以上、さらに好ましくは40%以上、そして、好ましくは80%以下、さらに好ましくは60%以下である。
サイドシール部40における非接合部45の厚みに対する、肉薄部43の厚みの割合は、好ましくは1%以上、さらに好ましくは2%以上、そして、好ましくは20%以下、さらに好ましくは10%以下である。
サイドシール部40における非接合部45の厚み、即ちエンボス加工が施されていない部位の厚みは、好ましくは50μm以上、さらに好ましくは150μm以上、そして、好ましくは600μm以下、さらに好ましくは500μm以下である。
サイドシール部40の各部の厚みは、1つの接合部を縦方向Xの中点を通る横方向Yに平行な直線に沿って厚さ方向に切断し、走査型電子顕微鏡(例えば、日本電子株式会社製のJCM−5100)を用いて切断面の2500倍の拡大画像を得ることで測定することができる。
本実施形態のおむつ1においては、サイドシール部40の複数の接合部41は、図5に示すように、縦方向Xにおいて等間隔で離間し且つ平面視において互いに同形状同寸法である。つまりサイドシール部40においては、可撓性を発現する屈曲部となる接合部41が偏在せずに、サイドシール部40全体に偏りなく均一配置されているため、おむつ1の着用中にサイドシール部40にかかる種々の外力に対応して、サイドシール部40が種々の変形を採りやすくなされており、これにより、前述したサイドシール部40による作用効果がより一層確実に奏されるようになる。
前述したサイドシール部40による作用効果は、外装体3(腹側外装体31、背側外装体32)の影響を少なからず受ける。この点、本実施形態のおむつ1においては、図2及び図4に示す通り、外装体3(腹側外装体31、背側外装体32)を構成する外層シート33と内層シート34との外装体接合部36が縦方向Xに複数間欠配置されているため、外装体3自体が横方向Yに延びる折曲線に沿って縦方向Xに折れ曲がりやすい。そのため、サイドシール部40の可撓性がより一層効果的に発現し得る。
また、本実施形態のおむつ1においては、外層シート33と内層シート34との間に伸長状態で固定され横方向Yに延びる複数の弾性部材35が、それぞれ、サイドシール部40とおむつ1の横方向Yの中央即ち仮想中心線LCyとの間において、両シート33,34に対して不連続に接合されているところ、弾性部材35が両シート33,34に対して接合されていない領域は、外装体3の動きの自由度が高いため、外装体3(腹側外装体31、背側外装体32)は該領域において特に折れ曲がりやすく、そのため、サイドシール部40の可撓性がより一層効果的に発現し得る。
尚、本実施形態においては、各弾性部材35は、その長手方向の両端部及び平面視において吸収性コア230と重なる部位の一部においてのみ、外層シート33及び内層シート34に対して接合されている。より具体的には、横方向Yに伸長状態で配置されている複数本の弾性部材35は、それぞれ、その長手方向の両端部が位置するサイドシール部40と、吸収性コア230と重なる部位における吸収性コア230の縦方向Xに沿う両側縁及びその近傍との合計4箇所において、両シート33,34に対して接着剤により接合されており、これら4箇所以外では両シート33,34に対して非接合となっている。即ち各弾性部材35は、サイドシール部40と吸収性コア230(吸収性本体2)との間においては他の部材に接合されておらず、両者40,230の間は、外装体3(腹側外装体31、背側外装体32)の動きの自由度が特に高い領域となっている。
また、本実施形態のおむつ1においては、図5(a)に示すように、各弾性部材35の長手方向の端部は、サイドシール部40の外側縁40S1と同位置に存しているところ、斯かる構成により、接合部41での屈曲がより一層確実に起こるようになる。即ち、おむつ1の着用者の動き等に起因して、サイドシール部40に対してこれを縦方向Xに圧縮するような外力が作用した場合には通常、屈曲部として機能し得る接合部41の横方向Yに沿う辺に沿ってサイドシール部40の屈曲が起こるところ、接合部41の近傍を横方向Yに延びる弾性部材35が、接合部41の横方向Yに沿う辺(即ち折曲線として機能する辺)と同様に、サイドシール部40の外側縁40S1に達していることで、弾性部材35による応力が接合部41全体に及ぶため、接合部41の屈曲がより一層効果的に誘起される。
また、サイドシール部40の可撓性がより一層効果的に発現させる観点から、腹側外装体31及び/又は背側外装体32におけるサイドシール部40と縦方向Xにおいて同位置に存する部分を縦方向Xに3等分した場合、その縦方向Xの中央部は、残り2つの部分に比して高応力で横方向に伸びることが好ましい。ここでいう「サイドシール部40と縦方向Xにおいて同位置に存する部分」は、本実施形態においては、腹側外装体31についてはその全体であり、背側外装体32については延出部32Eを除いた他の部分である。前記構成1ないし3を具備し可撓性が向上したサイドシール部40の存在により、腹側外装体31及び背側外装体32自体が肌対向面側に折れ曲がりやすくなるため、おむつ1の適正位置での着用と、その適正な着用による適正な機能発現が妨げられることが懸念されるが、前記のように両外装体31,32の少なくとも一方、好ましくは両方の縦方向中央部を相対的に高応力で伸びるようにすることで、ウエスト開口部WHの開口が拡がりやすくなるため、斯かる懸念が払拭される。
外装体3(腹側外装体31、背側外装体32)における相対的に高応力で伸びる部分及び相対的に低応力で伸びる部分は、例えば、同一材料から形成された複数の弾性部材35の太さを変えることにより設けることができる。一般に、同一材料から形成された、異なる太さの弾性部材においては、太い弾性部材の伸長応力は、細い弾性部材の伸長応力よりも大きくなるため、太い弾性部材が配された部分は、高応力で伸びる部分となり、細い弾性部材が配された部分は、低応力で伸びる部分となる。従ってこの方法では、腹側外装体31及び/又は背側外装体32において、相対的に高応力で伸びる部分である縦方向Xの中央部に、相対的に太い弾性部材35を配置し、相対的に低応力で伸びる部分であるそれ以外の他の部分に、相対的に細い弾性部材35を配置すれば良い。 尚、ここでいう「弾性部材の太さ」は、弾性部材の非伸長状態における太さをいい、弾性部材が糸状である場合には、その断面の直径で表すものである。
また、複数の弾性部材35を外層シート33と内層シート34との間に伸長状態で配置固定する際に、その伸長状態を複数の弾性部材35間で均一にせずに異ならせることで、外装体3(腹側外装体31、背側外装体32)に相対的に高応力で伸びる部分及び相対的に低応力で伸びる部分を設けることもできる。 この方法では、腹側外装体31及び/又は背側外装体32において、相対的に高応力で伸びる部分である縦方向Xの中央部には、弾性部材35を相対的に高伸長率で配置し、相対的に低応力で伸びる部分であるそれ以外の他の部分には、弾性部材35を相対的に低伸長率で配置すれば良い。
腹側外装体31又は背側外装体32において、相対的に高応力で伸びる部分即ち縦方向Xの中央部の伸長応力HSと、相対的に低応力で伸びる他の部分の伸長応力LSとの比率は、前者HS/後者LSとして、好ましくは1.00以上、さらに好ましくは1.25以上、そして、好ましくは3.00以下、さらに好ましくは2.75以下である。
腹側外装体31又は背側外装体32の相対的に高応力で伸びる部分(縦方向中央部)の伸長応力HSは、好ましくは2cN以上、さらに好ましくは3cN以上、そして、好ましくは20cN以下、さらに好ましくは15cN以下である。
腹側外装体31又は背側外装体32の相対的に低応力で伸びる部分(縦方向中央部以外の部分)の伸長応力LSは、好ましくは2cN以上、さらに好ましくは3cN以上、そして、好ましくは20cN以下、さらに好ましくは15cN以下である。
外装体3(腹側外装体31、背側外装体32)について以上のような工夫を施すことで、前述したサイドシール部40による作用効果をより一層確実に発現させることが可能となるが、外装体3以外にもサイドシール部40の可撓性等に少なからず影響を及ぼす部材があり、斯かる部材についてもサイドシール部40の可撓性等を考慮した工夫を施すことが好ましい。その工夫の1つとして、サイドシール部40の積層構造に関するものが挙げられる。
即ち本実施形態のおむつ1においては、図7に示すように、サイドシール部40は複数の層が積層してなる積層構造を有しているところ、その層の数が縦方向Xにおいて部分的に異なる。即ち本実施形態のおむつ1においては、図1及び図2に示すように、腹側外装体31及び背側外装体32それぞれにおける、吸収性本体2の縦方向端部20と縦方向Xにおいて同位置にある部分からウエスト開口部WHの近傍にわたる部分に、該部分の横方向Yの全長にわたって帯状部材5が配置されているところ、シートの枚数=層数とした場合に、サイドシール部40における帯状部材5の配置部分は、両外装体31,32それぞれを構成する外層シート33及び内層シート34の2枚のシートと両外装体31,32それぞれに1枚ずつ配置された帯状部材5とにより、6層構造となっているのに対し、サイドシール部40における帯状部材5の非配置部分は4層構造となっており、サイドシール部40を構成する層の数が、サイドシール部40の延びる方向である縦方向Xにおいて部分的に異なる。斯かるシート積層構造を有するサイドシール部40においては、層数が異なる部分の境界、即ち帯状部材5の配置部分と非配置部分との境界が剛性の変化点となるため、この境界がサイドシール部40の折れ曲がりの起点となり、サイドシール部40の可撓性の発現に寄与し得る。
このサイドシール部40の折れ曲がりの起点となり得る、サイドシール部40を構成する層数の変化点、本実施形態においては帯状部材5の配置部分と非配置部分との境界は、サイドシール部40即ち腹側外装体31の側縁部31S又は背側外装体32の側縁部32Sを縦方向Xに二分して横方向Yに延びる仮想直線VL2(図2参照)を基準として、該基準VL2よりもウエスト開口部WH寄りに少なくとも1つ位置していることが好ましい。これにより、おむつ1の着用者の股下体型にもよるが、前記層数の変化点が概ね、着用者の足のつけ根に相当する部位又はその付近に位置するため、着用者の活動、特に、開脚のような脚部周囲の変形量が大きい活動に対して、効果的におむつ1の可撓性が向上し得る。
また、サイドシール部40の可撓性等を考慮した工夫の他の1つとして、吸収性コア230の背側外装体32と重なる領域の坪量を、吸収性コア230の他の領域の坪量に比して小さくすることが挙げられる。即ち、吸収性コア230は、腹側が背側に比して相対的に坪量の大きい偏在吸収性コアであることが好ましい。一般に、吸収性コア230において背側に配される部位は、腹側に配される部位に比して、着用者の屈伸等の動きの影響を受けやすく変形量が大きいところ、吸収性コア230の背側外装体32と重なる領域が吸収性コア230の他の領域に比して坪量が小さいことにより、サイドシール部40の可撓性の向上に繋がり得る。
吸収性コア230において、背側外装体32と重なる領域の坪量LWと、それ以外の他の領域の坪量HWとの比率は、前者LW/後者HWとして、好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.5以上、そして、好ましくは0.9以下、さらに好ましくは0.7以下である。
吸収性コア230における背側外装体32と重なる領域の坪量LWは、好ましくは100g/m2以上、さらに好ましくは200g/m2以上、そして、好ましくは700g/m2以下、さらに好ましくは600g/m2以下である。
吸収性コア230における背側外装体32と重なる領域以外の他の領域の坪量HWは、好ましくは100g/m2以上、さらに好ましくは200g/m2以上、そして、好ましくは700g/m2以下、さらに好ましくは600g/m2以下である。
以下、本発明の他の実施形態について図8及び図9を参照して説明する。後述する他の実施形態については、前記実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、前記実施形態の説明が適宜適用される。
前記実施形態におけるサイドシール部40はその長手方向(縦方向X)の全長にわたって連続していたが、複数の接合部41の一部又は全部が破断していることで、長手方向(縦方向X)において不連続であっても良い。図8に示すサイドシール部40Aは、この不連続なサイドシール部の一例である。サイドシール部40Aにおいては、複数の接合部41の全部が破断部44を有しているところ、各破断部44の横方向Yの一端(横方向外方端)が、サイドシール部40の外側縁40S1と一致している。接合部41にこのような破断部44が存在することにより、サイドシール部40Aにおける、破断部44を挟んで縦方向Xの両側に位置する部分の動きの自由度が増すため、サイドシール部40の可撓性がより一層向上し得る。破断部44は、例えば、接合部41を形成する際に加工対象に加える圧力、エネルギー等を高めることで意図的に形成することができる。また例えば、図6(b)に示す接合部41の如き、肉薄部43を有する接合部を採用した場合に、その肉薄部43が意図せずに破断することによって破断部44が形成される場合もあり得る。
図9には、図8に示すサイドシール部40Aの接合部41が採り得る形態が例示されている。図9(a)に示す接合部41は、図6(b)に示す接合部41から肉薄部43が完全に欠損したものと同一構成を有するもので、破断部44は平面視コ字状の肉厚部42X,42Yに三方を囲まれている。また、図9(b)に示す接合部41は、図6(b)に示す接合部41における肉薄部43の一部が横方向Yに破断して形成された破断部44を有している。つまり、図9(b)に示す接合部41における破断部44は、肉薄部43に三方を囲まれている。図9(a)及び図9(b)に示す接合部41は、何れもその破断部44が、平面視コ字状の肉厚部42X,42Yに包囲された領域に存し且つサイドシール部40の外側縁40S1から横方向Yの内方に向かって延びているところ、このような破断部44を有する接合部41が複数配置されたサイドシール部40Aは、特に、外装体3(腹側外装体31、背側外装体32)の面方向の可撓性が向上し得る。
接合部41の縦方向Xの長さに対する、破断部44の同方向Xの長さの割合は、好ましくは10%以上、さらに好ましくは30%以上、そして、好ましくは90%以下、さらに好ましくは70%以下である。
接合部41の横方向Yの長さに対する、破断部44の同方向Yの長さの割合は、好ましくは10%以上、さらに好ましくは30%以上、そして、好ましくは90%以下、さらに好ましくは70%以下である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に制限されず、適宜変更可能である。例えば前記実施形態においては、腹側外装体31と背側外装体32とで縦方向Xの長さが異なっていたが、両者の縦方向Xの長さは同じでも良い。また前記実施形態においては、外装体3が腹側外装体31と背側外装体32とに分割されており、吸収性本体2が両シート部材31,32に架け渡して固定されていたが、本発明のパンツ型着用物品は、斯かる構成に限定されず、例えば、外装体が、腹側部と背側部とで分割されずに、腹側部、股下部及び背側部に亘る砂時計状等の外装体であっても良い。前述した一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。
1 パンツ型使い捨ておむつ(パンツ型吸収性物品)
2 吸収性本体
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
24 防漏カフ
3 外装体
31,81 腹側外装体
31S 腹側外装体の側縁
32,82 背側外装体
32S 背側外装体の側縁
32E 背側外装体の延出部
33 外層シート
34 内層シート
35,85 外装体形成用弾性部材
36 外層シートと内層シートとの外装体接合部
37 襞
40,40A,90A,90B サイドシール部
40S1 サイドシール部の外側縁
40S2 サイドシール部の内側縁
41,91,91A,91B 腹側外装体と背側外装体との接合部
410 接合部の横方向外方端
411 接合部の横方向内方端
42X,42Y 接合部の肉厚部
43 接合部の肉薄部
44 破断部
5 帯状部材
1F 腹側部
1M 股下部
1R 背側部
WH ウエスト開口部
LH レッグ開口部
LCy 仮想中心線(吸収性物品の横方向中央位置)
X 縦方向
Y 横方向

Claims (9)

  1. 着用者の腹側に配される腹側部及び着用者の背側に配される背側部とそれらの間に位置する股下部とを有すると共に、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有し、且つ液保持性の吸収性コアを具備し該腹側部から該背側部にわたって延在する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、該外装体における該腹側部を構成する腹側外装体及び該背側部を構成する背側外装体それぞれの両側縁部どうしが接合されて、縦方向に延びる一対のサイドシール部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
    前記サイドシール部には、前記腹側外装体と前記背側外装体との接合部が縦方向に複数間欠配置されており、
    前記接合部は、それぞれ、前記吸収性物品の横方向中央から相対的に遠い横方向外方端と相対的に近い横方向内方端とを有し、該横方向外方端は、前記サイドシール部の縦方向に沿う外側縁と一致し、
    前記接合部それぞれの前記横方向内方端は、横方向において互いに同位置に存しており、
    前記サイドシール部の前記接合部は、それぞれ、周縁部が肉厚部、該周縁部に囲まれた部分が該周縁部と比較して厚みの薄い肉薄部であり、
    前記肉薄部は、平面視長方形形状を有し且つ前記肉厚部に三方を囲まれているパンツ型吸収性物品。
  2. 着用者の腹側に配される腹側部及び着用者の背側に配される背側部とそれらの間に位置する股下部とを有すると共に、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有し、且つ液保持性の吸収性コアを具備し該腹側部から該背側部にわたって延在する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に配された外装体とを備え、該外装体における該腹側部を構成する腹側外装体及び該背側部を構成する背側外装体それぞれの両側縁部どうしが接合されて、縦方向に延びる一対のサイドシール部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
    前記サイドシール部には、前記腹側外装体と前記背側外装体との接合部が縦方向に複数間欠配置されており、
    前記接合部は、それぞれ、前記吸収性物品の横方向中央から相対的に遠い横方向外方端と相対的に近い横方向内方端とを有し、該横方向外方端は、前記サイドシール部の縦方向に沿う外側縁と一致し、
    前記接合部それぞれの前記横方向内方端は、横方向において互いに同位置に存しており、
    前記サイドシール部の前記接合部の少なくとも一部が破断しており、その破断部の横方向一端が、前記サイドシール部の縦方向に沿う外側縁と一致しているパンツ型吸収性物品。
  3. 前記サイドシール部の前記接合部は、縦方向において等間隔で離間し且つ平面視において互いに同形状同寸法である請求項1又は2に記載のパンツ型吸収性物品。
  4. 前記サイドシール部は複数の層が積層してなる積層構造を有し、該層の数が縦方向において部分的に異なる請求項1〜の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  5. 前記吸収性コアの前記背側外装体と重なる領域は、該吸収性コアの他の領域に比して坪量が小さい請求項1〜の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  6. 前記外装体は、着用者の肌から相対的に遠い外層シートと相対的に近い内層シートとを具備し、両シートは互いに接合されており、その両シートの外装体接合部が縦方向に複数間欠配置されている請求項1〜の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  7. 前記外装体は、前記外層シートと前記内層シートとの間に伸長状態で固定され横方向に延びる弾性部材を複数具備し、該弾性部材は、前記サイドシール部と前記吸収性物品の横方向中央との間において両シートに対して不連続に接合されている請求項に記載のパンツ型吸収性物品。
  8. 前記弾性部材の長手方向の端部は、前記サイドシール部の前記外側縁と同位置に存している請求項に記載のパンツ型吸収性物品。
  9. 前記腹側外装体又は前記背側外装体における前記サイドシール部と縦方向において同位置に存する部分を縦方向に3等分した場合、その縦方向中央部は、残り2つの部分に比して高応力で横方向に伸びる請求項1〜の何れか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
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