JPH08511709A - 無孔破線を有する使い捨て訓練用パンツ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 訓練用パンツのような使い捨て下着の内容物の排出及び除去用の無孔破線。無孔破線は、完全にパンツを取り外すために、ウエストバンドに配置された非弾性部分並びに弾性体、パンツの本体及び弾性レグバンドの切断を可能にする弱化領域を提供するような形状、寸法、間隔で配置されている一連の結合場所を有する。結合場所は、厚い外縁が厚さの薄い弱化領域を形成するように材料の一部を移動することによって形成される。従って、ウエストバンドの弾性体は、着用者のウエストの周りに３６０°連続的に配置され、レグバンドの弾性体は、着用者の足の周りに３６０°連続して配置される。さらにパンツ本体の弾性イヤフラップを有する改良されたパンツは着用者から容易に取り外される。個々の結合場所の形状、寸法空隙は、早期の外れを防止しながら、特定の材料の切断を可能にするように使用される材料によって決定される。本発明の破線は、弾性体を分離することができるので、破線の場所はサイドシームに制限はされないが、便宜のためにパンツの前方に配置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 無孔破線を有する使い捨て訓練用パンツ 本発明は、迅速に開き、内容の排出及び着用者からの取り外しを容易にする使 い捨て下着に関する。このような下着の例は、使い捨ておしめ、使い捨てトレー ニングパンツ、及び失禁する大人等の使い捨て下着を含む。本発明は、弾性ウエ ストバンドが連続しており、弾性体が適合を改良するためにパンツのシャシを通 して配置されるようにパンツのシャシの弾性ウエストバンド、弾性レグバンド及 び弾性体を破ることができる個々の結合部を有する破線を有する使い捨て下着に 関する。 発明の背景 幼児及び失禁する大人は排泄物を吸収し含むために使い捨て下着を着用する。 トイレの訓練の過程はおしめを着用することから下着を着用するまでに移行する 子供によって行われる。子供はトイレの訓練中に、下着を汚さないでトイレを使 用するように身体を制御することを学ぶ。訓練用パンツは、子供が新しい下着を 着用する身体の作用を制御するようにおしめか下着かを識別できない下着で子供 を学習させることによってトイレのトレーニングを容易に行うために使用される 。使い捨てトレーニングパンツは、使い捨ておしめより大きさが小さいだけでな く、着脱の方法、すなわち、足の開口部に着用者の足を挿入し、パンツを胴の下 方にまで滑らせ、脱ぐときにはその逆を行う方法は下着と同じである。従って、 子供はトイレを使用するために訓練用パンツを引き降ろし、引っ張り上げること に身体を慣らす。 しかしながら、トイレ訓練過程でのアクシデントは避けられない。従って、訓 練用パンツを迅速に容易に除去することは重要である。この方法において、使い 捨て訓練用パンツは、使い捨ておしめと同じである。なぜならば、パンツを通し て子供の足を引っ張らないでパンツを開き、子供から除去することができるから である。こうしないと子供を排泄物または尿で汚す結果を招く。一旦パンツが除 去されると、使い捨て訓練用パンツは、廃棄され、使い捨て訓練用パンツは、洗 濯し再使用するようには構成されていない。 子供は異なるサイズであり、トイレの訓練は異なる年齢で行われるので、訓練 用パンツは、広範な寸法の身体に適合しなければならない。さらに、失禁する大 人も使い捨て下着を使用する。訓練用パンツは、必要な寸法の範囲を製造するた めにいくつかの製造装置の異なる組を使用しなければならない。しかしながら、 広範囲の寸法に適合する改良された訓練用パンツは、ハッセ等によって米国特許 出願第７９５，５６０号によって開発され、ここに組み込まれている。ハッセの 使い捨て訓練用パンツは、種々の寸法の着用者に適合するために下着の本体に少 なくとも２つの弾性イヤフラップを有する。従って、パンツを迅速に開放し、汚 れたパンツを除去するための手段を有することが望ましい。これまでは、弾性体 を破ることができる開放装置は利用することができなかった。 大部分の従来技術は、使い捨て訓練パンツを除去するために分割されたサイド フラップを示している。訓練用パンツを除去するために使用される他の機構は破 断パネル及び破りストランドを有する。パンティ除去の分離可能なサイドシーム を使用するためにいくつかの欠点がある。第１の欠点は、シームが簡単で便利な 分離を行うことができなければならず、また使用中に早期の開放を防止するため に十分な強度を有しなければならない。ウエストバンド及びレグバンドのサイド シームが使用中に最も汚れる。従って、早期の開放を防止するために十分な強さ を提供する１つの目的でサイドシームを製造することが有利である。サイドシー ムのこの１つの目的を有するように、パンツの破線または分離点はサイドシーム 以外のいずれかの部分に配置することが必要になる。サイドシームの容易で有効 な分離の要求は、サイドシームに付与される強度の量を自動的に制限する。さら に、サイドシームの破線は、子供等を世話する世話人がパンツを十分な強度で把 持し、ねじってパンツを破るために子供を各側に回転することを必要とする。側 方にではなく前方に向かってパンツを開放することができる開放方法を有するこ とが有利である。 使い捨て訓練用パンツのサイドシームで分離する公知の方法は、破るときにシ ーム自身が破れるか、シームに隣接した材料が破れるようにサイドシームに孔部 またはスコアリングを含む。ステッチの端部が引かれるとき、シームが解けず、 シームが分離するように分離可能なサイドシームに使用されるチェインステッチ が使用される。開放の他の方法は、サイドシームが開放される前にこの材料が途 を与えるように破断パネルが弱い材料で製造される一方または双方の側の２つの シームの間に破断パネルを挿入することである。通常、従来技術で示されたシー ム領域は、パンツの分離性に干渉することを避けるためにウエストバンドまたは レグバンドの空所である。弾性体を分離することができる除去方法は、適合感及 び着心地を改良する腰及び脚部の連続的な弾性バンドを訓練用パンツに与えるこ とができる。 米国特許出願第７９５，５６０号のハッセによって示された改良された訓練用 パンツは、広範な寸法の着用者に適合するように高度な伸長性を有する弾性使い 捨てパンツを示す。使い捨て訓練用パンツが薄層を形成するように固定された弾 性部材を有し、最初の伸長力が薄層から除去されると、イヤフラップが永久的に 細長く、薄層が最初の伸長の方向に弾性的に伸長可能であるように機械的に薄層 を伸長する。従って、広範な寸法への改良された適合を容易にするためにウエス トバンド及びレグバンドの連続的または非連続的な弾性体及びパンツのシャシに 配置された弾性体を有する使い捨て訓練用パンツが提供される。 本発明の目的は、着用者から容易に除去するために訓練用パンツを開放する使 い捨て訓練用パンツを提供することである。 本発明の他の目的は、ウエストバンドに配置された弾性体を通してレグバンド 及びパンツシャシを破ることができる無孔破りラインを有する使い捨て訓練用パ ンツを提供することである。 本発明の他の目的は、訓練用パンツの前部に配置することができる無孔破線を 有する使い捨て訓練用パンツを提供することである。 本発明の目的は製造するのに簡単で経済的な使い捨て訓練用パンツを提供する ことである。 本発明の他の目的は、着用者からパンツが早期に脱げることを防止するために 規則的に使用中に十分な強度を有するように破線が配置され、個々の寸法、形状 、間隔を有する無孔破線を有する使い捨て訓練用パンツを提供することである。 本発明の他の目的は、破線が弾性材料、弾性ウエスト及びレグバンド及びパン ツ材料及び弾性部材のいくつかの層を破ることができるように配置され、個々の 寸法、形状、間隔を有する無孔破線を有する使い捨て訓練用パンツを提供するこ とである。 本発明の他の目的は、パンツを破るか目で確認するために適当な開始点に世話 人に案内するためにマーカーを有する使い捨て訓練用パンツを提供することであ る。 本発明の他の目的は、訓練用パンツのサイドシームへの位置決めの必要のない 無孔破線を有する使い捨て訓練用パンツを提供することである。 本発明の他の目的は、おしめの外観及び感触ではなく布製の下着の外観及び感 触を有する使い捨て訓練用パンツを提供することである。 発明の要約 使い捨ての訓練用パンツは、少なくとも２つの層と、吸収部材と、弾性レグカ フと、弾性ウエストバンドと、異なるサイズの着用者に適合するためにパンツシ ャシのエアフラップに配置された弾性体とを有する使い捨て訓練用パンツが提供 される。本発明は、排泄物の排出を容易にし、汚れたパンツを容易に除去するた めの弾性部分を有する使い捨て下着を分離する無孔破線を有する。 本発明は、非弾性訓練用パンツに配置された無孔破線と、２つの弾性体を有す る他の実施例とを示すが、これらの破線はいかなる使い捨て下着にも使用するこ とができる。本発明の弾性体の他の実施例の内の１つは、米国特許出願第７９５ ，５６０号に示されたハッセのパンツに示された無孔破線を有する。第２の弾性 体の実施例は、無孔破線が伸びている連続的な弾性ウエストバンドと連続的な弾 性レグバンドを有するハッセのパンツの変形例である。 汚れたパンツを迅速に能率的に除去するためにウエストバンド、パンツ本体及 びレグバンドを通して伸びるパンツの１つまたはそれ以上の場所に無孔破線を配 置することができる。本発明の破線は、大人が両方の手でウエストの破線の両側 を把持しそれを引き離すときに開放するように構成されている。弾性ウエストバ ンドで破れ始め、１つの弾性レグバンドを通って進展し、１つの弾性レグバンド を通って終わり、それによって破線を通じてパンツの分離を行う。破線は、パン ツの前方及び後方のいずれにおいてサイドシームと吸収体組立体との間のいずれ の場所にも配置することができる。もし破線がサイドシームの近傍に配置される ならば、世話人は子供を回転し手の位置を変化することなく双方の場所を破るこ とができる。さらに、サイドシームは破線がサイドシーム以外の場所に配置され るならば、最大限の強度を有するように製造することができる。 破線は、パンツのシャシ及びレグバンドを通してウエストバンドから伸びてい る所望の弱化線を形成するために幾何学的に配置され、形状、寸法、空隙の一連 の結合場所を有孔パンツに材料を融解することによってつくられる。結合場所の 寸法、形状空隙及び構成は、材料の性質によって変化する。弱化領域に沿って破 ることができるように十分に密接した結合部の間に平衡を維持しなければならな ず、結合部は下着が十分な残留強度を有するように十分間隔を置いていなければ ならない。もしウエストバンドを弾性化するために弾性ストランドを使用するな らば、各ストランドを切断するために重複した結合部が使用される。重複した結 合場所は、各弾性ストランドがその位置に無関係に切断され、胴回りの強化のた めに結合部の間に十分な材料を残す。弾性ストランド重複結合場所の代わりに弾 性フィルムを有する弾性部分を使用するが、必ずしも使用する必要はない。有孔 部とは異なり、結合部は材料の穴ではないが、薄い硬化した薄膜である。このよ うに無孔破線は有孔線よりさらに強い使用中に早期の破れが生じない弱化領域で ある。 シャシの層の数は、破線の長さに沿って変化する。１つまたはそれ以上の層は 、第１の強化ポリマーとは異なる点で溶けるポリエチレンのようなポリマーであ る。 上述した内容は本発明の好ましい実施例を説明した添付図面と共に行われる次 の詳細な説明を考慮した後に当業者にはさらに明らかになる。 図面の簡単な説明 第１図は破線を示す基本的な訓練用パンツの斜視図である。 第１Ａ図は、第１図のシャシを通る破線の拡大図である。 第１Ｂ図は、第１図の弾性ウエストバンドを通る破線の拡大図である。 第１Ｃ図は、第１図の結合場所の拡大図である。 第１Ｄ図は、切断線１Ｄ−１Ｄに沿って切った第１Ｃ図の結合場所の断面図で ある。 第１Ｅ図は、他の破線の拡大図である。 第１Ｆ図は、第１図のウエストバンドで見るとき第１Ｅ図の破線の拡大図であ る。 第１Ｇ図は、他の破線の拡大図である。 第１Ｈ図は、他の破線の拡大図である。 第２図は、ウエストバンド及びレグバンド及び弾性イヤフラップの部分に弾性 体を有する訓練用パンツの好ましい実施例である。 第３図は、下の構造を明らかにするために破断した部分を有する第２図の広が った訓練用パンツの平面図である。 第４図は、第３図に示されたシャシの部分断面図である。 第５図は、第３図の断面線５−５に沿ったシャシの部分断面図である。 第６図は、前方部分及び後方部分が重複するようにクロッチ部分で折曲げられ ている第３図のシャシの平面図である。 第６Ａ図は、第６図の断面線６Ａ−６Ａに沿って切った第６図に示す折り曲げ られたシャシの部分断面図である。 第７図は、ウエストバンド及びレグバンドに連続的に配置された弾性体を有す る訓練用パンツの好ましい実施例の斜視図である。 第８図は、下の構造を明らかにするために破断部分を有する第７図の展開Ｌ訓 練用パンツの平面図である。 第９図は、第８図の断面線９−９に沿ったシャシの部分断面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 本発明の破線は使い捨て訓練用パンツの特別な実施例に使用するように説明す る。しかしながら、本発明は、谷訓練用パンツの構造に、並びにブリーフ並びに 使い捨ておしめ等を有する他のタイプの使い捨て下着に使用することが意図され ていることも理解すべきである。 ここで使用する“使い捨て訓練用パンツ”は身体からの排泄物を吸収し、それ を収容する使い捨て下着を言い、さらに詳細には中に吸収手段を有し、膀胱及び 内蔵の動きを制御し、トイレを使用するように子供を訓練する間、子供が着用す るようになっている使い捨て下着を言う。 図面を詳細に参照すると、同じ参照符号は第１図を通して同様の部材を表し、 第１図は、基本的な訓練用パンツの本発明の斜視図であり、参照符号２０は訓練 用パンツを言う。訓練用パンツ２０は、隣接するクロッチ部分５７を通して結合 された前方部分５６と後方部分５８とを有する。前方部分５６と、後方部分５８ とクロッチ部分５７は、パンツ１４のシャシを有する。前方部分５６及び後方部 分５８はウエスト開口部及び２つのレグ開口部が形成されるようにサイドシーム １０で結合される。破線２９は前方部分５６に配置されており、右側で右の開口 部からウエスト開口部まで、左側で左のレグ開口部からウエスト開口部まで連続 的に伸びている。シャシ１４は、内層４６に固定された外層４８と内層４６に固 定された吸収組立体２２とを有する。 使い捨て訓練用パンツのウエストバンドは、着用者の腰に隣接している訓練用 パンツの部分である。外層４８及び内層４６は、一緒に結合されてウエストバン ド３４を形成し、ウエストバンド３４の一部にウエストバンド３４全体にわたっ て配置された弾性体バンドを有する。弾性体は無孔破線の破り能力に干渉せず、 またはそれを妨げないので、本発明の使い捨て訓練用パンツは、着用者のウエス ト全体を包囲する弾性ウエストバンドを有するように製造される。従来技術の弾 性ウエストバンドは、パンツの開放方法に関する弾性体の逆効果によってウエス トバンドの一部にわたってのみ弾性体を有する好ましい実施例を示す。 レグバンド３２は、着用者の足の周りに密接に適合して着用者の足の下のパン ツから漏れることを防ぐために足の開口部を包囲する訓練用パンツ２０の部分で ある。弾性レグバンド３２は、種々の足のサイズに適合し、さらによく適合する 。外層４８及び内層４６は、一緒に結合してレグバンド３２を形成し、（通常、 クロッチ部分の）レグバンドの部分かまたはレグバンド３２全体に配置された弾 性バンドを含む。弾性体は無孔破線の破り性能を阻害せず干渉しないので、本発 明の使い捨て訓練用パンツは、着用者の足を完全に包囲する弾性レグバンドで構 成されている。従来技術は、弾性体がパンツの分離性に干渉しないようにレグバ ン ドの一部のみ、通常クロッチ部分に弾性体を配置することが好ましい。しかしな がら、弾性体を破るための本発明の能力によって、以下に詳細に説明する本発明 の好ましい実施例は、漏れ防止を向上するために着用者の足の周りに密着して適 合することを容易にするためにレグバンド全体の長さにわたる弾性体を示す。 第１図に示すように、使い捨て訓練用パンツ２０は前方部分５６に各レグ開口 部、右足開口部及び左足開口部からウエスト開口部に伸びる２つの連続した無孔 破線２９を有する。破線２９は、一方の破線２９の両側のウエストバンドを把持 し、破線２９に沿って引き離し、他の破線２９に沿ってこれを繰り返すことによ って訓練用パンツ２０を着用者から容易に除去することができる。訓練用パンツ ２０は、ウエスト開口部と訓練用パンツ２０の右側の右足開口部との間、及びウ エスト開口部と訓練用パンツ２０の左側の左足開口部との間で開放する。破線の 好ましい場所は、それらが着用者のももの上に接触する点から最も短い線に配置 されるような場所である。 破線２９は、訓練用パンツ２０のウエストバンド３４、シャシ１４及びレグバ ンド３２への一連の個々の結合部を溶融することによってつくられる弱化領域で ある。 結合場所の寸法、形状、空隙及び構成は、結合する材料のタイプに依存し、同 じ破線内で変化する。結合部は、ほとんど幾何学的な形状（すなわち、卵形、円 形、楕円形、矩形、カプセル形、３角形）であるが、本発明の結合部の好ましい 形状は卵形、円形またはカプセル形である。早期の開放を防止するために材料が 十分な強度を保持するように十分に間隙を置いた結合場所に対して破ることがで きるように材料を十分に弱めるながらバランスが達成される。このバランスは一 緒に結合する正確な材料毎に決定しなければならない。しかしながら、この業界 の当業者は、適当な材料を容易に選択し、結合場所の形状、寸法、空隙及び構成 を決定する。 無孔破線は、弾性体フィルムまたは弾性体ストランドを分離することができる が、弾性体ストランドを有するパンツの分離部分は、第１Ｂ図に示すような重複 結合場所１１４を必要とする。第１Ｂ図は、重複する楕円形の結合部１１４がそ の位置とは無関係にすべての弾性ストランド１１５を切断し、胴周りの強度のた めの結合部の間に未結合材料を残す方法を示す。弾性体バンド１０５の重複構成 １１４は、弾性体ストランド１１５を破ることができるが、全体において弾性体 バンド１０５の作用を破壊することはできず、バンドは着心地及び適合感を最大 限にするために弾性的な伸長性を保持する。隣接する結合部は水平方向の平面及 び垂直方向の平面に重複しているが、それらは、互いには接触しない。重複する 結合場所の構成の使用は弾性体ストランドを含む部分を制限しないが、非弾性部 分または弾性フィルムを含む弾性部分で使用することができる。 第１Ａ図は、結合場所が重複することを必要としない訓練用パンツシャシ１４ の一部を通る破線２９の一部を示す。第１Ａ図に示す結合場所６は、特定の材料 が破線２９に沿って破れが進展することができるように十分に弱くなるように間 隔が十分に接近している。しかしながら、破線の早期の開口が生じないように未 結合の織物の十分な残留強度を保持するように十分に間隔が空いている。 結合部は、超音波結合または回転圧力結合によってつくられる。双方の方法は 、材料を柔らかくして流すパンツのポリマー材料層の特定の点に高エネルギーを 付与し、この点のシャシ材料の５０％乃至９０％は厚くされた外縁に移動する。 それは、第１Ｃ図及び第１Ｄ図に示すように、材料が凝固するとき、溶融した材 料の厚くなった外縁によって規定された薄い厚さのウインドウまたは領域に似て いる。結合場所の厚くなった外縁７は、隣接した未結合材料の層より厚い。第１ Ｄ図に示すように、織物のほぼ５０乃至９０％は結合場所の内側部分８から円周 部分または外縁７に移動し、厚さの薄い領域、すなわちウインドウに織物のほぼ １０乃至５０％を残す。この端部は第１Ｃ図に示すような結合場所を生じ、これ は、 穴を有しないが溶融材料の厚い外縁７によって包囲される薄い材料層８を有する ことを除いて楕円形のドーナツに似ている。厚さ８の薄い領域は、結合部５の溶 融再硬化材料であり、厚い外縁８は、大きい機械領域から押し出される溶融硬化 材料である。 破線２９は、第１図、第２図及び第７図に示すように世話人によって容易に除 去されるように前方部分５６に配置されることが好ましい。無孔破線２９は、各 破線２９が足開口部とウエスト開口部との間に連続して伸びる限り、サイドシー ム１０の中央近傍の後方部分５８、または後方部分５８または前方部分５６のよ うな訓練用パンツの吸収組立体２２とサイドシーム１０との間のいずれかに配置 することができる。第１図、第２図及び第７図は、破線の好ましい形状を示して いるが、破線２９の形状は直線または曲線またはその組み合わせである。破線の 向きは製品の機械方向に対して平行か、または直角またはその間の角度である。 従って、結合部の幾何学的な形状及び構成は、破線２９がウエスト開口部と足開 口部との間で連続的に伸びている限り、非制限的である。さらに、破線２９の開 始点に世話人を案内するか、またはパンツの外観を向上するために追加的な結合 部（図示せず）を訓練用パンツに配置することができる。 当業者は訓練用パンツを製造するために適当な材料を容易に選択し、それらが パンツを破り、十分な胴周りの強度を保持するような形状、寸法、間隔に配置さ れた結合部分を使用する。好ましい破線は、第１Ｇ図に示すようなにしんの骨形 状のカプセル状の結合部を有する。好ましい他の破線は第１Ｈ図に示すようなジ グザク形状のカプセル結合場所を有する。さらに、第１Ｅ図及び第１Ｆ図は、ジ グザグ形状の円形結合場所を示す。各円形結合場所は、０，０５インチ（０．１ ３センチメートル）の直径を有する。隣接する結合場所は、訓練用パンツの十分 な胴回りの強度を保証するために縁部対縁部から互いに０，０１離れている。 第２図に示される好ましい実施例は、ハッセによる米国特許出願第７９５，５ ６０号の訓練用パンツに本発明の破線を重ねたものである。第７図に示し、以下 に詳細に説明するような本発明の他の好ましい実施例は、ハッセの訓練用パンツ の変形例に本発明の破線を示すものである。第２図及び第７図の双方に示す訓練 用パンツ２０はシャシ１４と、サイドシーム１０と、吸収組立体２２と、破線２ ９とを有する。 第３図は、シャシ１４の前方部分５６と後方部分５８がシーム１０によって一 緒に固定される前に第２図の使い捨て訓練用パンツの一部を破断した平面図であ る。本発明のシャシ１４は、変形された砂時計形状を有する。シャシ１４は、少 なくとも前方部分５６と、後方部分５８と、隣接するクロッチ部分５７と、長手 方向側方領域８８と、イアフラップ７２とを有する。イアフラップ７２は、以下 にさらに詳細に説明する機械的な引っ張り方法によって弾性的に作動する薄層の イヤフラップを形成するように各イヤフラップと作動的に関連する弾性イヤフラ ップ部材９０を有する。吸収材組立体２２は、クロッチ部分５７のシャシに接続 されている。 第２図及び第３図に示すように、前方部分５６と後方部分５８は、クロッチ部 分５７を通って隣接している。前方部分５６及び後方部分５８はウエスト開口部 及び２つの脚部開口部が形成されるようにサイドシーム１０で一緒に結合されて いる。長手方向の側方領域においてサイドシーム１０は各足の開口部からウエス ト開口部まで断続的に伸びている。好ましくは、破線２９の各々は、シャシ１４ の前方部分５６に配置されており、各足部からウエスト開口部に連続している。 第３図に示すように、シャシ１４の好ましい実施例は外層４８と、弾性イヤフ ラップ部材９０を有する内層４６と、好ましくは、内層４６と外層４８との間に 固定された弾性ストランド１０５（この図面は重複結合場所の構成を示すために 弾性ストランドを示すが、代わりに弾性フィルムも使用することができる）とを 有する。外層４８は、使い捨て訓練用パンツ２０の外側を形成するシャシ１４の 部分である。外層４８は、柔軟で柔らかい感じの着用者の皮膚に刺激を与えない ものである。適当な外層は、プラスティックフィルム、天然繊維（例えば木また は木綿繊維）の織物または不織ウエブ、合成繊維（例えば、ポリエステルまたは ポリプロピレン繊維）、剛性繊維、（例えば、ポリエステルまたはポリプロピレ ン繊維）または天然繊維と合成繊維との組み合わせのような広範な材料から製造 することができる。好ましくは、外層４８は疎水性であり、典型的には５０％， またはそれ以上好ましくは、１００％の大きい量の熱可塑性繊維を含む材料から 製造される。好ましくは、外層は、ポリプロピレンまたはポリエチレン繊維の不 織布である。適当な外層は、Ｎ．Ｊのランジスビルのスコット不織布社によって 製造されたシリーズ６７００である。 内層４６は、シャシ１４の内側を形成し、着用者の少なくとも１つのウエスト 及び足に接触するシャシ１４の部分である。内層も柔軟で柔らかい感触の着用者 の皮膚に刺激のないものである。適当な内層４６は、プラスティックフィルム、 天然繊維（例えば、木または木綿の繊維）の織物または不織布、合成繊維（例え ば、ポリエステルまたはポリプロピレン繊維）または天然及び合成繊維のような 広範な材料から製造することができる。好ましくは、内層４６は外層４８と同じ 材料から製造される。適当な内層は、Ｎ．Ｊ州のスコット不織布社によって製造 されたシリーズ６７００である。 内層４６は、外層４８に隣接して配置されることが好ましく、従来技術のよう な取付装置（図示せず）によって外層４８に隣接して配置されることが好ましい 。例えば、内層４６は接着剤の連続層、パターン化された接着剤の層または接着 剤の分離したライン、螺旋または点の配列によって外層４８に固定される。適切 な接着剤はウイスコンシンのＥ１ｍグローブのフィンドリ接着剤社によって製造 されフィンドリ２３０１として市販されている。別の案として取付手段は、熱結 合、圧力結合、超音波結合、動的機械的な結合、またはこの技術分野でよく知ら れて いるような他の適当な取付装置または組み合わせを有する。本発明の好ましい実 施例において、内層４６及び外層４８は、それらを弾性フラップ部材９０、弾性 イヤフラップ部材９０、弾性ウエストバンド部材７６、及び弾性ストランド１０ ５に直接結合することによって間接的に接続され、弾性イヤフラップ部材９０と 、弾性ウエスト部材７６と、弾性ストランド１０５とを越えて伸びる領域で互い に直接接続される。 本発明の好ましい実施例において、シャシの内層及び外層４６，４８の少なく とも一部は、弾性イヤフラップ３０を形成する「ゼロストレイン」ストレッチを 提供するために機械的に伸長される。 弾性レグバンド３２は、パンツから漏れを防ぐために着用者の足の周りに緊密 に適合する足の開口部を包囲するシャシ１４の部分である。各弾性レグバンド３ ２は、足の領域で体からの排泄物が漏れることを少なくするためにいくつかの異 なる実施例を有する。しかしながら、各弾性レグバンド３２はサイドフラップ１ ０４と１つまたはそれ以上の弾性ストランド１０５または弾性フィルム（図示せ ず）とを有することが好ましい。 シャシ１４のウエストバンド３４は、着用者の腰に隣接した訓練用パンツの部 分である。使い捨て訓練用パンツ２０のシャシ１４は、少なくとも後方部分５８ に使い捨て訓練用パンツ２０の端縁６４に隣接して配置された弾性ウエストバン ド３４を有し、さらに好ましくは、前方部分５６及び後方部分５８の双方に配置 された弾性バンド３４を有する。弾性ウエストバンド３４は、使い捨て訓練用パ ンツ２０のシャシ１４に固定された別の部材を有するが、ウエストバンドは、内 層と、外層と、これらの部材の組み合わせ及び弾性ウエストバンドを形成するた めにそれに結合された弾性材料のような使い捨て訓練用パンツ２０の他の部材の 延長部である。使い捨て訓練用パンツは、２つの弾性ウエストバンドを有するよ うに製造され、一方は前方部分５６に一方が後方部分５８に配置される。使い捨 て訓練用パンツ２０の実施例は少なくとも後方部分５８の少なくとも中央領域６ ８に配置された弾性ウエストバンド３４を有する。好ましくは、第２図及び第３ 図に示すように、他の前方部分５６に配置される。好ましくは、双方の弾性ウエ ストバンド３４は弾性イヤフラップ３０の間に配置される。 弾性ウエストバンド３４は弾性サイドパネルに関してここに示したものを含む 多数の異なる形状に製造される。第４図に示す本発明の実施例において、弾性ウ エストバンド３４は、内側カバー４６と外側カバー４８との間に配置された弾性 バンド７６を有し、使い捨て訓練用パンツ２０の前方部分５６と後方部分５８で ギャザーを形成するために内側カバー４６と外側カバー４８のいずれか、または 双方に作動的に関連する。 この業界で知られているように適当な弾性材料を本発明の弾性バンドとして使 用することもできる。適当な弾性材料の例は、エラストマーフィルム、成形弾性 スクライム、熱収縮性エラストマーフィルム及び弾性部材の薄層のようなエラス トマーフィルム薄層、以下に説明するような「ゼロストレイン」ストレッチ薄層 または機械的に伸長される予備的に張力がかけられたストレッチ薄層、及びゴム 、ＬＹＣＲＡまた他の材料から製造される弾性ストランドを含む。好ましい実施 例において弾性バンド７６は、熱収縮性エラトスマーフィルムを有する。適当な エラストマーフィルムはエクソン社のExxtra Flex Filmである。 好ましい実施例において、シャシ１４は前方部分５６及び後方部分５８で弾性 イヤフラップ３０を有する。弾性イヤフラップ３０は、シャシの一体的な部材で あり、すなわち、それらは、シャシに固定された別に分かれた操作性部材ではな く、シャシ材料から形成され、その延長部である。弾性イヤフラップ３０は、弾 性イヤフラップが使い捨て下着の側面を収縮することができるので使い捨て下着 に排泄物が付加されて時間が経過しても、最初使い捨て下着を着用者に心地よく 適合し、着用時間を通してこの適合を維持することによってさらに快適でしっか りとした適合を行う弾性的に伸長可能な特徴を提供する。 第３図に示すように、各イヤフラップ７２は、シャシ１４の中央領域６８に沿 ってそこからシャシ１４の長手方向側方領域８８に側方の外側に伸びているシャ シ１４の部分を有する。イヤフラップ７２はシャシ１４の端縁６４から足の開口 部を形成するシャシ１４の長手方向縁部６２の部分に伸びている（長手方向の縁 部６２のこの部分は、足の縁部１０６として指定される）。本発明の好ましい実 施例において、各イヤフラップ７２はシャシ１４の中央領域６８を越えて伸びて いる内層４６と外層４８の部分によって形成される。 本発明の好ましい実施例において、弾性イヤフラップ部材３０は、弾性イヤフ ラップ部材９０が弾性イヤフラップ３０を側方に弾性的に伸長可能になるように 、好ましくは、内層４６と外層４８との間のイヤフラップ７２のシャシ１４で作 動的に関連する。ここに使用するように、用語の“弾性的に伸長可能な”は、引 っ張り力（典型的にはイヤフラップ及びウエストバンドに側方の張力）が適用さ れたとき、少なくとも１つの方向（好ましくは、イヤフラップ及びウエストンバ ンドの側方の方向に）に細長くなり、張力が除去されたとき、その前の大きさに 戻るシャシの部分または部材を意味する。通常、本発明で使用されるエラストマ ー材料は、伸長してすぐに開放したときに約５秒以内で元の形状の少なくとも約 ７５％に戻る。 弾性イヤフラップ部材９０は、間断的な結合形状またはほぼ連続的な結合形状 のいずれかを使用して内層４６、外層４８のいずれかまたはその双方に結合する ことができる。ここで使用する“間断的な”結合薄層ウエブは、層が最初に別に 分かれた点で互いに結合された薄層か、または層が別に離れた領域で互いに未結 合である薄層ウエブを意味する。逆に“ほぼ連続した”結合薄層ウエブは、層が 接合領域にわたって互いにほぼ連続的に最初に結合される薄層ウエブを意味する 。 本発明の好ましい実施例において、弾性イヤフラップ部材９０は、接着剤を使 用して内層４６と外層４８の双方に連続的に結合されている。ほぼ張力がかから ない弾性イヤフラップ部材９０が配置されている所定の領域の外層４８、内層４ ６のいずれか、または双方に接着剤のほぼ一様な連続層を適用するためにのりア プリケータを使用することができる。特に好ましい実施例において、選択された 接着材は伸長可能であり、のりアプリケータは螺旋パターン適用装置である。 使い捨て訓練用パンツ２０の“ゼロストレン”部分は別の案として弾性イヤフ ラップ部材９０及び他の部材は 未加熱接着剤、加熱結合、圧力結合、超音波結合、動的な機械結合またはこの技 術分野で公知の他の方法を使用して互いに結合される。 弾性イヤフラップ部材９０は、多数の異なる寸法、形状、構成及び材料で製造 される。例えば、弾性イヤフラップ３０は、各イヤフラップ７２で作動的に関連 する１つまたは複数の弾性イヤフラップ部材９０から形成することができる。弾 性イヤフラップ部材は、種々の幅及び長さを有するか、または弾性イヤフラップ 部材は、比較的に狭いエラストマー材料または大きい領域の弾性パッチを有する 。弾性イヤフラップ部材９０として使用する適当なエラストマー材料は、生の合 成または天然ゴム、エラストマースクライム、エラストマー織物または不織布、 エラストマー不織薄層等のようなエラストマー複合物を含む。弾性イヤフラップ 部材９０として使用するのに適している１つのエラストマー材料はエクソン社の Exxtra Flex filmである。 第２図に示すように、弾性イヤフラップ部材９０は、前方及び後方部分５６， ５８のイヤフラップ７２の全体の長さにわたって伸びているエラストマー材料の パッチ（エラストマー材料パッチ）を有する。従って、弾性イヤフラップ部材９ ０は、シャシ１４の端縁６４からイヤフラップ７２のレグ縁部１０６に向かって 内側に伸びていることが好ましい。弾性イヤフラップ部材９０の長さ及び幅は、 使い捨て下着の作用的な設計によって決定される。従って、弾性イヤフラップ部 材９０は、イヤフラップ７２の長さ全体を通って伸びており、弾性イヤフラップ 部材９０はイヤフラップ７２の長さの一部のみに伸びている。 第３図に示す好ましい一実施例において、長手方向の側方領域８８は、イヤフ ラップ７２から側方外側にシャシ１４の長手方向縁部６２に伸びているシャシ１ ４の部分である。長手方向の側方領域８８は、シャシ１４の端縁６４から足の開 口部を形成するシャシ１４の長手方向の縁部６２の部分まで長手方向に伸びてい る（長手方向の縁部６２のこの部分は脚部縁部１０６として指定される）。長手 方向の側方領域８８はシャシ１４のイヤフラップ７２に固定された別の部材を有 するが、長手方向の側方領域は、内層４６、外層４８、トップシート２４または バックシート２６またはこれらの部材の組み合わせのようなシャシ１４の他の部 材の延長部であることが好ましい。本発明の好ましい実施例において、各長手方 向の側方領域８８はイヤフラップ７２を越える内層４６及び外層４８の部分によ って形成される。 第２図を再び参照すると、シーム１０は、前方部分５６の長手方向側方領域８ ８と後方部分５８の長手方向側方領域８８とを結合することによって形成するこ とが好ましい。シーム１０は多数の異なる方法で形成することが好ましい。例え ば、シーム１０は、外側に伸びる長手方向側方領域８８を結合して外側に伸びる フィンシームを形成し、内側に伸びる長手方向の側方領域８８の部分を結合して 内側に伸びるフィンシームを形成することによって形成され、長手方向のサイド 領域８８は、重複するか一緒に結合され、長手方向のサイド領域８８は、この技 術分野でよく知られた他のシーム形状を使用して一緒に結合される。結合はシャ シ１４の長手方向の側方領域８８に使用された特定の材料に適したこの技術分野 でよく知られた適当な装置によって行われ、音波密封、熱密封、接着剤結合、縫 合等が適当な技術である。 本発明の好ましい実施例において、使い捨て可能な下着は、前方部分５６の長 手方向の側方領域８８が第６図に示すような２つのシーム領域４０を形成する後 方部分５８の長手方向側方領域８８とほぼ重複するようにクロッチ部分５７でシ ャシを折り曲げることによって形成される。第６Ａ図は、前方部分５６の長手方 向側方領域８８及び後方部分５８の長手方向側方領域８８を有するシーム領域４ ０の好ましい実施例を示す。好ましくは、シーム領域をつくる材料の層は、同じ 融点を有する。さらに好ましくは、シーム領域の各層は同じ材料から製造される 。好ましい実施例において、シーム領域４０の各層は、１００％のポリプロピレ ン繊維を有する。 シーム１０は、切断部に隣接する狭い協会領域を同時に溶融しながら、シーム 領域４０の一部を切断するために十分な機械的なエネルギーでシーム領域４０を 処理することによって形成することが好ましい。溶融境界領域は、比較的に小さ い領域であり、完成したフランジレスシームを提供する。ここで使用する用語の “フランジレスシーム”は、使い捨て訓練用パンツ２０から約１／１６インチ（ １．６ミリメートル）またはそれ以下伸びているシームを言う。好ましくは、フ ランジレスシームは下着から約１／３２インチ（０．８ミリメートル）伸びてい る。好ましい実施例において、フランジレスシームは、シャシ１４の前方部分５ ６と後方部分５８との間の接合部である。ここに使用するような用語の「接合部 」は、結合部の厚さがシート材料の厚さ以下か、あまり厚くないようにシート材 料の２つの部分の端部と端部を接合させるように作用することまたその結果生じ る部分を言う。ここに使用するような用語「機械的なエネルギー」は機械的なエ ネルギー（例えば、超音波結合または自家発生圧力結合に用いられるエネルギー ）並びに熱エネルギー（例えば、熱密封に使用されるエネルギー）を言うために 使用される。好ましくは、超音波エネルギーは、本発明のシーム１０をつくるた めにシーム領域を同時に切断しそれを結合するために使用される。好ましくは、 機械的なエネルギーは、超音波装置を使用するシーム領域４０に入力される。 また訓練用パンツ２０は、吸収材組立体２２を有する。使い捨て訓練用パンツ ２０の吸収材組立体２２は、挿入体であり、シャシとは別に形成され、中に挿入 された部材である。吸収材組立体２２は、圧縮可能で柔軟で着用者の皮膚に刺激 がなく、尿及び他の身体からの排泄物のような液体を吸収し保持することができ る吸収装置である。 第５図に示すように、使い捨て訓練用パンツ２０の吸収組立体２２は、吸収コ ア２８と、トップシート２４及びバックシート２６を有する外側のカバー層とを 有する。吸収材組立体２２は、内層４６に隣接して配置されることが好ましく、 この技術分野でよく知られたような（図示しない）取付装置によって結合される ことが好ましい。適当な取付装置はバックシート２６を吸収コア２８に結合する ことに関して説明する。 吸収コア２８は、圧縮可能で、柔軟で、着用者の皮膚に刺激のないものであり 、尿及び他の身体からの排泄物のような液体を吸収して維持することができる吸 収手段である。第３図及び第５図に示すように、吸収コア２８は下着面１００、 身体面１０１，側縁８２及び端縁８３を有する。 吸収コア２８は、広範な寸法及び形状（例えば、矩形、砂時計形、Ｔ形状、非 対称形等）に製造され、通常、エアフェルトと称される細かくされた木のパルプ のような使い捨ておしめ及び他の吸収材に使用される広範な液体吸収材料から製 造される。他の適当な吸収材の例は、クリープセルロースワディング、コフォー ム、クロスリンクセルロース繊維を含むメルトブローポリマー、吸収フォーム、 吸収スポンジ、超吸収ポリマー、吸収ゲル材料、または等価材料または材料の組 み合わせを含む。吸収コアの形状及び構造は、変化する（例えば、吸収コアは毛 管領域、親水性勾配、超吸収性勾配、または下方の平均密度及び下方の屁金重量 獲得領域が変化するか、または１つまたはそれ以上の層または構造を有する）。 しかしながら、吸収コア２８の全体の吸収性能は、構造の適用及び使い捨て訓練 用パンツ２０の意図する使用法に依存する。さらに、吸収コア２８の寸法及び吸 収性能は、幼児期から大人の範囲で着用者に適合するように変化する。 吸収組立体２２の好ましい実施例は、変形された砂時計形の吸収コア２８を有 する。吸収材組立体２２の好ましい実施例は、変形された砂時計形の吸収コア８ を有するが、吸収コア２８の寸法、形状、構造及び全体の吸収性能は幼児から大 人へ変化する着用者に適合するために変化する。従って、吸収コアの寸法、形状 及び構造は、変化する（例えば、吸収コアは、変化する厚み、または親水性勾配 を有するか、または吸収ゲル材料を含むか、含まない）。吸収コア２８は、約１ ３センチメートルの幅（側方の寸法）、約３７センチメートルの長さ（長手方向 の寸法）、クロッチ部分５７の最も狭い部分にわたってほぼ８センチメートルの エアフェルト及び吸収ゲル材料であることが好ましい。好ましくは、前方部分５ ６及びクロッチ部分５７に配置された吸収コアの部分は、後方部分５８に配置さ れた吸収コアの部分より重い重量を有する。さらに好ましくは、前方部分５６及 びクロッチ部分５７に配置された吸収コアの部分は、後方部分５８に配置された 吸収コアの部分より３倍重い基礎重量重量を有する。 吸収コア２８の好ましい実施例において、約２５．４センチメートルの長さの 吸収コアが前方部分５６とクロッチ部分５７に配置され、１平方インチ当たり０ ．６９グラム（１平方センチメートル当たり０．１１グラム）の基礎重量を有し 、約２５．４センチメートルの長さの吸収コアが前方部分５６とクロッチ部分５ ７に配置され、１平方インチ当たり０．２３グラム（１平方センチメートル当た り（０．０００２グラム）の基礎重量を有する。 バックシート２６は、吸収コア２８の下着面１００に隣接して配置され、当業 者がよく知るような取付手段（図示せず）によって結合する事が好ましい。例え ば、バックシート２６は、接着剤の一様な連続層、接着剤のパターン化された層 、または接着剤の分離線、螺旋または点によって吸収コア２８に固定することが で きる。満足のゆく接着剤は、オハイオ州コロンバスのセンチュリー社によって製 造されて市販されているセンチュリー５２２７、ミネソタ州セントポール社のＨ ．Ｂフュラー社によって市販されているＨＬ−１２５８である。取付装置は、１ ９８６年３月４日にミネトラ及びタッカに付与された“使い捨てウエスト収容下 着”と題された米国特許第４，５７３，９８６号に示されており、参照によりこ こに組み込まれている。別の案としては、取付手段は、熱結合、圧力結合、超音 波結合、動的な機械結合を有するか、またはこの技術分野で公知のこれらの取付 手段の他の適当な取付手段または組み合わせを有する。 バックシート２６は液体（例えば尿）に対して不透過性であり、薄いフィルム から製造されることが好ましいが、他の可撓性を有する液体不透過性材料も使用 することができる。ここで使用する用語の可撓性は、柔軟で人間の体及び輪郭に 容易に適合する材料を言う。バックシート２６は、ベッドシート及び下着のよう な使い捨て訓練用パンツ２０に接触する衣類を吸収コア２８に吸収され含まれる 排泄物が濡らすことを防止する。バックシート２６は、織物または不織布、ポリ エチレンまたはポリプロピレンのような熱可塑性フィルムのようなポリマー材料 、またはフィルムコートされた不織布のような複合材料を有する。好ましくは、 バックシートは約０．０１２ｍｍ（０．５ミル）から約０．０５１ｍｍ（２．０ ミル）の厚さを有する。 バックシート２６の大きさは、吸収コア２８の寸法及び正確な選択された使い 捨て下着によって決定される。好ましい実施例において、バックシート２６は弾 性レグカフ３２がバックシート材料から自由であり、従ってバックシート材料に よって阻害されないように、バックシートによって少なくとも吸収コアの周り及 び少なくともクロッチ部分５７のトップシート２４の縁部部分上を包む。別の案 として、トップシート２４は、コアの周りと少なくともクロッチ部分５７のバッ クシート２６の縁部部分の下を包囲するか、またトップシート２４及びバックシ ート２６は、弾性レグカフがバックシート材料によって禁止されないようにクロ ッチ部分５７に「サイドノッチを」形成する。 トップシート２４は吸収コア２８の身体面１０１に隣接して配置され、これら のよく知られた取付装置（図示せず）によってバックシート２６に結合されるこ とが好ましい。適当な取付装置をバックシート２６を吸収コア２８に結合するこ とに関して説明する。本発明の好ましい実施例において、トップシート２４は柔 軟で、柔らかい感じで着用者の皮膚に刺激のないものである。さらに、トップシ ート２４は、液体（例えば、尿）がその厚みを容易に浸透することができる液体 透過性である。適当なトップシートは、多孔性フォーム、レチキュレートフォー ム、有孔プラスティックフィルム、天然繊維（例えば木または木綿繊維）の織物 または不織繊維ウエブ、または天然及び合成繊維の組み合わせのような広範な材 料から製造される。好ましくは、トップシート２４は、トイレの訓練をしている 子供に濡れたこと及び尿が出たことを知らせるように約２０％乃至３０％のレー ヨンを有する親水性材料から製造される。 トップシート２４を製造するために使用する多数の製造技術がある。例えば、 トップシート２４は繊維の不織ウエブである。トップシートが不織ウエブからな るとき、ウエブは、スパンボンド、カード、ウエットレイド、メルトブロー、ハ イドロエンタングル、これらの組み合わせ等の加工が行われる。好ましいトップ シートは、カード加工され、繊維技術における当業者によって熱的に結合される 。好ましくは、トップシート２４は、トイレの訓練をしている子供に濡れたこと 及び尿が出たことを知らせるように約２０％乃至３５％のレーヨンを有する親水 性材料から製造される。適当なトップシートは、ファイバーウエブノースアメリ カ及び８０／２０ポリプロピレン／レーヨンカード熱結合不織布として市販され ている。 本発明の好ましい実施例において、トップシート２４は、シャシ１４の一部を 形成しないが、別に製造されてシャシに吸収材組立体２２の部分として挿入され 、シャシ１４は内層４６なしに製造され、吸収組立体２２のトップシート２４は 、弾性イヤフラップ部材９０上に配置され、（ハッセンの出願における第１０図 に示すように）シャシ１４の内面を形成する。この実施例において、トップシー ト２４の少なくとも一部は、イヤフラップ３０を形成する“ゼロストレイン”ス トレッチ薄層を提供するように機械的な張力を受ける。従って、この実施例のト ップシート２４は、伸長可能であり、好ましくは、引っ張ることができるようで なければならないが、機械的な張力を受けるときに完全には元の形状に戻らない ようにある程度永久的に細長くなるように必ずしもエラストマーである必要では ない。しかしながら、この実施例は、好ましくない。なぜならば、尿はシャシ１ ４の中央領域６８を越えて染み、吸収組立体内に閉じ込めることに失敗するから である。 第７図は、ウエストバンドの長さ全体にわたって、また弾性イヤフラップ３０ に重複するレグバンドの長さ全体にわたって配置された弾性バンドを有するハッ セの訓練用パンツ２０の他の実施例を示す。第７図及び第８図は、第１の実施例 に示すようなイヤフラップ７２の間ではなく、前方部分５６と後方部分５８の双 方のサイドシーム１０の間に伸びる連続的な弾性ウエストバンド３４を示してい る。連続的な弾性ウエストバンド３４は、着用者にさらに固定を行い、快適な適 合を提供し、訓練用パンツ２０を広範な着用者に適合することができるようにす る。第９図は、弾性バンド７６と弾性イヤフラップ部材９０との重複領域を示す 。弾性体は無孔破線の分離性に干渉せず、それを阻害しないので、本発明の使い 捨て訓練用パンツは、着用者のウエストを包囲する全体のウエストバンドにわた って配置された弾性体によって製造される。この実施例は、最良の適合及び最良 の機能的な製品を提供するという観点で本発明の好ましい実施例であるが、第２ 図及び第３図に示す実施例以上に高価になる。従来技術で説明した弾性ウエスト バ ンドはウエストバンド及びレグバンドの弾性部材を分離することができない開口 装置を示しているが、本発明は、ウエストバンド、レグバンド及びイヤフラップ の弾性体を切断することができる。 別の実施例は漏れの少ないさらによく適合する訓練用パンツを提供するために 全体のレグ開口部を包囲する連続的な弾性レグバンド３２を有する。従って、弾 性レグバンド３２が弾性イヤフラップ３０に重複する重複弾性体の部分がある。 従来技術は、レグバンド全体を通って弾性体を有することが好ましいが、開放装 置との干渉によってルグバンドの一部のみが弾性部材を収容することができるこ とを示している。本発明は弾性部分を分離することができるので、本発明の好ま しい実施例は、漏れ防止をさらに改良するために着用者の足の周りに緊密に適合 することができるようにルグバンドの全体の長さにわたる弾性体を示す。 前述した説明及び図示は例示としてのものであり、当業者が行う変形及び変更 は請求の範囲で定義した本発明の範囲内のものであることは理解すべきである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＮ，ＣＺ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，Ｋ Ｐ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＩ，ＳＫ， ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ラング，スティーブン ジョセフ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 パインメドウ、レイン、7997 (72)発明者 マディル，マイケル ジョセフ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ウェスト、シャーロット、アベニュ、49 (72)発明者 ジークフリート，ロバート ハリス アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 エバンズウッド、プレイス、514

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． クロッチ部分を介して隣接している前方部分及び後方部分を有するシャ シと、少なくとも１つの破線を有する容易に取り外し可能な使い捨て下着におい て、前記破線は、前記シャシに配置された一連の結合場所を有し、前記結合場所 は、前記下着を取り外す間、前記シャシが前記破線で破れるように弱化領域を形 成していることを特徴とする容易に取り外し可能な使い捨て下着。 ２． 前記弾性バンドは、前記シャシに配置され、前記破線は、前記シャシ及 び前記弾性バンドに配置され、好ましくは、前記弾性バンドは、弾性フィルムま たは弾性ストランドである請求項１に記載の使い捨て下着。 ３． 前記前方部分は、端縁、長手方向の側縁、レグ縁部、中央領域、ウエス トバンド、及び複数のイヤフラップを有し、各前記イヤフラップは、前記中央領 域から側方に伸びており、前記端縁から前記レグ縁部に中央領域に沿って長手方 向に伸びており、前記イヤフラップは弾性フィルムまたは弾性ストランドを有す る弾性バンドから成り、 前記後方部分は、端縁、長手方向の側縁、レグ縁部、中央領域、イヤフラップ 及びウエストバンドを有し、各前記イヤフラップは、前記中央領域から側方に伸 びており、前記端縁から前記レグ縁部に中央領域に沿って長手方向に伸びており 、 前記シャシは、少なくとも外層と前記外層に固定された内層とを有し、前記弾 性部材は、前記シャシの前記外層と前記内層との間に配置されている請求項１に 記載の使い捨て下着。 ４． 各前記イヤフラップに配置された弾性部材を有し、エラストマー薄層を 形成するために前記イヤフラップに作動的に関連する弾性イヤフラップであって 、前記エラストマー薄層は、前記弾性イヤフラップを形成するために機械的に伸 長される弾性イヤフラップと、 ２つのレグ開口部と前記端縁によってほぼ包囲されたウエスト開口部とを形成 するように前記前方部分を前記後方部分に結合するシームとを有し、 前記破線は前記レグ開口部から前記ウエスト開口部まで伸びている請求項３に 記載の使い捨て下着。 ５． 前記シャシは、前記内層に固定された吸収組立体を有し、前記吸収組立 体は、トップシートと、前記トップシートに固定されたバックシートと、前記ト ップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収コアとを有し、前記バッ クシートは前記内層に固定されており、 前記シームは、溶融されたポリマー材料を有することが好ましく、さらに好まし くは、約１／１６インチ（０.１６センチメートル）またはそれ以下で前記下着 から伸びており、最も好ましくは、前記前方部分と前記後方部分との間に接合部 を形成し、 前記シャシは、少なくとも前記後方部分に配置された弾性ウエストバンドと、 前記クロッチ部分に配置された弾性レグバンドと、前記前方部分に配置された弾 性ウエストバンドとを有する請求項４に記載の使い捨て下着。 ６． 各前記結合場所は、薄い厚さの領域を規定する厚い外縁を形成するため に前記シャシの一部を移動することによって形成され、前記シャイシのほぼ５０ ％乃至９０％は、前記外縁に移動され、前記破線は前記シャシの前記前方部分に 配置される請求項１乃至５のいずれか１項に記載の使い捨て下着。 ７． 前記結合場所は、０．０５インチ（１．３ｍｍ）の直径、０，０１イン チ（０．２６ｍｍ）互いに離れていることが好ましい卵形、カプセル形または円 形状の形状を有し、前記結合場所は、にしんの骨の形状またはジグザグパターン に配置され、前記結合場所は、回転圧力結合または超音波結合によって形成され る請求項１乃至６項のいずれか１項に記載の使い捨て下着。 ８． 前記隣接結合場所は、前記シャシの強度を維持しするために前記結合場 所の間に前記シャシの十分な量を保持しながら前記弾性バンドを切断するために 前記シャシの水平方向平面と垂直方向の平面で重複している請求項２，３，４， ５，６または７のいずれか１項に記載の使い捨て下着。 ９． 前記破線は、前記シームの一方と前記吸収組立体との間の前記前方部分 に配置され、前記他の破線は、前記シームの他方と前記吸収組立体との間に配置 され、前記各破線は前記破線が前記足の開口部と前記ウエスト開口部との間に短 い距離になるように配置される請求項１乃至８のいずれか１項に記載の使い捨て 下着。 １０． 前記破線は直線または曲線またはその組み合わせである請求項１乃至 ９のいずれか１項に記載の使い捨て下着。