JP5946182B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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本発明は、展開型の使い捨ておむつに関する。
従来、尿や軟便の横漏れを防ぐ為に、吸収性本体の両側部に、弾性部材の収縮力により立ち上がる所謂立体ギャザーを設けた使い捨ておむつ等の吸収性物品が知られている。一般的に、該立体ギャザーは、撥水性の不織布を用いて形成されており、該立体ギャザーには、通気性、柔軟性及び防漏性が求められる。
所謂立体ギャザーを設けた使い捨ておむつとして、例えば、特許文献1には、不織布を折り返し、折り返した層間に伸長状態の弾性部材を配して立ち上がりバリヤカフ(所謂立体ギャザー)及び伸縮性脚カフを形成した使い捨ておむつが記載されている。
また、立体ギャザーに類似する別の技術として、本出願人は、先に、サイド防漏部形成シートを折り返して形成された一対のサイド防漏部を備えた吸収性物品を提案した(特許文献2参照)。
特開平8−66424号公報 特開2008−55107号公報
しかし、特許文献1には、不織布を折り返した層間を、融着による複数の融着部で固定することに関して、何ら記載されていない。例えば、不織布を折り返した層間を、ホットメルト接着剤等を用いて固定すると、通気性、或いは、柔軟性を向上させることが難しい。
また、特許文献2に記載の吸収性物品の備えるサイド防漏部は、サイド防漏部形成シートを折り返し、折り返した層間を、融着による複数の融着部で固定して形成されている。しかし、特許文献2に記載の吸収性物品の備えるサイド防漏部は、伸長状態の弾性部材が配されておらず、弾性部材の収縮力により立ち上がる立体ギャザーとは異なるものである。その為、特許文献2には、折り返した層間に配される弾性部材と、折り返した層間を固定する複数の融着部との位置関係について何ら記載されていない。
したがって、本発明の課題は、通気性、柔軟性及び防漏性の高い立体ギャザーを設けた使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、液保持性の吸収体、該吸収体の肌当接面側に配された表面シート及び該吸収体の非肌当接面側に配された外層複合シートを有し、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部、背側に位置する背側部及び該腹側部と該背側部との間に配される股下部に区分された縦長の吸収性本体を備えた使い捨ておむつであって、前記吸収性本体は、該吸収性本体の長手方向の両側部それぞれに、1枚の縦長の疎水性シートの幅方向両側を、長手方向に沿って折り返し、該疎水性シートを前記表面シートの肌当接面に吸収性本体の長手方向に沿って固定部を介して配設固定してなるサイドシートを備え、前記サイドシートの幅方向内方側においては、前記疎水性シートの長手方向に沿う内方端部の縁が、前記固定部の位置迄又は該固定部を越えて、肌当接面側又は非肌当接面側に長手方向に沿って折り返されてなる折返しの頂部を有し、前記股下部における該折返しの頂部の近傍には、長手方向に伸長状態で複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材が前記疎水性シート間に配設固定されており、前記サイドシートの幅方向外方側においては、前記疎水性シートの長手方向に沿う外方端部の縁が、前記固定部の位置迄又はそれより幅方向外方側で、長手方向に沿って、肌当接面側及び非肌当接面側の内の前記内方端部の縁が折り返された側と同じ側に折り返されてなる折り返しの頂部を有し、前記股下部における該折り返しの頂部から間隔を空けて、長手方向に伸長状態で複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材が前記疎水性シート間に配設固定されており、前記サイドシートは、前記複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材が配された領域及び前記複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材が配された領域それぞれを除いた領域における折り返されて重なる前記疎水性シート間が、間欠的に配された複数の融着部によって接合固定されており、隣り合う該融着部どうしの間の前記疎水性シート間が非接合状態であり、着用時には、前記股下部において、前記立体ギャザー形成用の弾性部材の収縮力によって、前記サイドシートの前記固定部よりも幅方向内方側が立体ギャザーとなると共に、前記レッグギャザー形成用の弾性部材の収縮力によって、前記サイドシートの前記固定部よりも幅方向外方側がレッグギャザーとなる使い捨ておむつを提供するものである。
本発明によれば、通気性、柔軟性及び防漏性の高い立体ギャザーを設けた使い捨ておむつが提供される。
図1は、本発明の本実施形態である使い捨ておむつを、表面シート側から見た展開平面図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。 図3は、図1に示す使い捨ておむつのサイドパネル及びその近傍を示す拡大平面図である。 図4は、図3のI−I線断面図である。 図5は、図1に示す使い捨ておむつの股下部の着用状態を示すII−II線断面図である。 図6は、本実施形態の使い捨ておむつにおけるサイドパネルの製造方法の一例を示す斜視図である。
以下、本発明を、その好ましい実施態様に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の本実施形態の使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)は、図1に示すように、液保持性の吸収体23、該吸収体23の肌当接面側に配された表面シート21及び該吸収体23の非肌当接面側に配された外層複合シート22を有する吸収性本体2を備えている。また、吸収性本体2は、図1に示すように、縦長の形状を有しており、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部A、着用者の背側に位置する背側部B、及び股間部に位置する股下部Cに区分される。
おむつ1は、図1に示すように、背側部Bにおいては、吸収性本体2の長手方向に沿う両側部それぞれに、伸縮性のサイドパネル3,3が設けられた所謂展開型の使い捨ておむつである。以下、具体的に説明する。
おむつ1の吸収性本体2は、図1に示すように、平面状に拡げた状態において長方形状である。サイドパネル3,3は、背側部Bにおける吸収性本体2の両側部に、それぞれ吸収性本体2の両側縁部から外方に突出するように取り付けられている。サイドパネル3,3は、使い捨ておむつ1において、吸収性本体2と後述するサイドシート24とに接着剤層を介して固定されている。
使い捨ておむつ1の長手方向は、図中のY方向であり、吸収性本体の長手方向と同方向である。使い捨ておむつ1の幅方向は、図中のX方向であり、吸収性本体2の幅方向と同方向である。以下の説明においては、おむつの長手方向又は該おむつの構成部材のおむつ長手方向に対応する方向を単にY方向、おむつの幅方向又は該おむつの構成部材のおむつ幅方向に対応する方向を単にX方向ともいう。また、おむつやおむつの構成部材における肌当接面は、着用時に、着用者の肌側に向けられる面であり、おむつやおむつの構成部材における非肌当接面は、着用時に、着用者の肌とは反対側に向けられる面である。
吸収性本体2は、図4及び図5に示すように、液透過性の表面シート21と、外層複合シート22と、これら両シート21,22間に介在された液保持性の吸収体23とを有している。表面シート21は、図4に示すように、X方向の幅が小さい以外は、外層複合シート22と同様の平面視形状を有している。外層複合シート22は、液難透過性(撥水性を含む)の防漏シート22aと、該防漏シート22aの非肌当接面側(図4中Q側)に外層接着剤層61を介して接合された外層不織布22bとを有している。外層不織布22bは、平面状に拡げた状態の吸収性本体2と平面視形状が等しく、防漏シート22aは、図4に示すように、X方向の幅が若干小さい以外は、外層不織布22bと同様の平面視形状を有している。外層不織布22bの存在により、おむつ外面の肌触りが良好となる。
おむつ1は、図1に示すように、吸収性本体2の長手方向中央線CLに対して左右対称に形成されている。そのため、サイドパネル3,3の構成、サイドシート24の積層状態及びそれらと吸収性本体2との接合態様については、主に図1の左側を例に説明するが、右側についても左右対称となる以外は同様である。
サイドパネル3は、図3に示すように、先端部3aにファスニングテープ4が設けられており、おむつ1においては、2枚のシート31,32及び該2枚のシート31,32間に固定された弾性部材33を有している。おむつ1におけるサイドパネル3は、図3に示すように、平面状に拡げた状態において、矩形状である。また、サイドパネル3は、図4に示すように、不織布製の2枚のシート31,32と、2枚のシート31,32間に、おむつ幅方向(X方向)に伸長した状態で固定されている複数本の弾性部材33とを有している。サイドパネル3の先端部3aに設けられたファスニングテープ4は、サイドパネル3を、他の部位に止着するためのものである。弾性部材33は、それぞれ、おむつ1の幅方向(X方向)に沿って配されている。また、各サイドパネル3における複数本の弾性部材33は、おむつの長手方向(Y方向)に略等しい間隔を設けて配されている。
吸収性本体2は、図1に示すように、該吸収性本体2の長手方向の両側部それぞれに、固定部27を介して配設固定されたサイドシート24,24を有している。サイドシート24は、図4及び図5に示すように、おむつ1においては、吸収性本体2の表面シート21の側部の肌当接面上、即ち、吸収体23の長手方向(Y方向)に沿う両側縁部から幅方向外方に延在する表面シート21の肌当接面(図4中P側)上に、各種公知の方法により接着剤を塗工したり、各種公知の方法により互いに融着加工したりして形成される固定部27を介して、吸収性本体2の全長に亘って配されている。該固定部27は、サイドシート24と吸収性本体2の全長に亘って配されている。
サイドシート24は、図4及び図5に示すように、1枚の縦長(Y方向に長い)の疎水性シートの幅方向(X方向)両側を、長手方向(Y方向)に沿って折り返し、該疎水性シートを表面シート21の肌当接面に吸収性本体2の長手方向(Y方向)に沿って固定部27を介して配設固定してなる。サイドシート24は、その幅方向内方側(中央線CL側)においては、疎水性シートの長手方向(Y方向)に沿う内方端部の縁24Iが、固定部27の位置迄まで該シートの非肌当接面側(図4中Q側)に長手方向(Y方向)に沿って折り返されてなる折り返しの頂部24T1を有している。股下部Cにおける折り返しの頂部24T1近傍には、長手方向(Y方向)に伸長状態で複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材25が疎水性シート間に配設固定されている。ここで、頂部24T1近傍に複数本の弾性部材25が配されているとは、実質的には、折り返しの頂部24T1先端に、複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材25の内の一本が配されており、該先端から所定の間隔を空けて複数本の弾性部材25が間欠的に配されていることを意味する。立体ギャザー形成用の弾性部材25は、1本以上4本以下配されていることが好ましく、おむつ1においては2本配されている。尚、おむつ1のサイドシート24は、上述したように、疎水性シートの内方端部の縁24Iが、固定部27の位置迄まで折り返されているが、固定部27の位置を越えて折り返されていてもよい。
また、シートを折り返す方向に関し、「シートの非肌当接面側」は図中Q側(着用者の肌とは反対側に向けられる面側)であり、「シートの肌当接面側」は図中P側(着用者の肌側に向けられる面側)である。
また、サイドシート24は、図4及び図5に示すように、その幅方向外方側においては、疎水性シートの長手方向(Y方向)に沿う外方端部の縁24Oが、固定部27の位置迄、長手方向(Y方向)に沿って、肌当接面側及び非肌当接面側の内の内方端部の縁24Iが折り返された側と同じ側、具体的におむつ1においては、シートの非肌当接面側(図4中Q側)に折り返されてなる折り返しの頂部24T2を有している。股下部Cにおける折り返しの頂部24T2から間隔Sを空けて、長手方向(Y方向)に伸長状態で複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材26が疎水性シート間に配設固定されている。ここで、間隔Sには弾性部材が配されておらず、折り返しの頂部24T2とレッグギャザー形成用の弾性部材26との間の間隔Sは弾性部材非存在領域となっている。このように、折り返しの頂部24T2に隣接して弾性部材非存在領域である間隔Sを設け、そして弾性部材25が頂部24T2から間隔Sを空けて間欠的に複数本の配されている。レッグギャザー形成用の弾性部材26は、1本以上4本以下配されていることが好ましく、おむつ1においては2本配されている。尚、おむつ1のサイドシート24は、上述したように、疎水性シートの外方端部の縁24Oが、固定部27の位置迄まで折り返されているが、固定部27の位置より幅方向(X方向)外方側まで折り返されていてもよい。このように固定部27の位置を越えない範囲で折り返された方が外方端部の縁24Oが肌に接しないため好ましい。
折り返して形成されたサイドシート24の幅方向(X方向)の長さW1に対する間隔Sの幅W2の割合(図4参照)は、鼠径部まわりに柔らかく沿い肌への痕付きを低減したり漏れ防止の観点から、5%以上が好ましく、8%以上が更に好ましく、また40%以下が好ましく、35%以下が更に好ましく、具体的には10%以上30%以下であることが好ましく、15%以上25%以下であることが更に好ましい。具体的には、間隔Sの幅W2は、前述の面積の割合と同様の観点から、4mm以上が好まし、6mm以上が更に好ましく、35mm以下が好ましく、30mm以下が更に好ましく、具体的には8mm以上25mm以下が好ましく、10mm以上20mm以下であることが更に好ましい。
サイドシート24は、折り返された内方端部の縁24Iと、折り返された外方端部の縁24Iとが突き合わせ状態で一体化していることが好ましい。即ち、折り返された内方端部の縁24Iと、折り返された外方端部の縁24Iとが面一で合わさって、サイドシート24が環状(無端状)に形成されていることが好ましい。これら内方と外方の縁同士が隙間なく突き合せられている場合と、隙間がある場合は、隙間3mm以内が好ましい。このように、サイドシート24が環状(無端状)に形成されていることによって、全体的に二重構造となることによって防漏性を高めしかも端部同士が重ならないためにサイドシート自体に硬い部分が生じにくく身へのフィット性を阻害しにくいとの効果を奏する。
また、サイドシート24は、図3に示すように、複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材25が配された領域25T(図1参照)及び複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材26が配された領域26T(図1参照)それぞれを除いた領域24Zにおける折り返されて重なる疎水性シート間が間欠的に配された複数の融着部28によって接合固定されている。具体的に説明すると、サイドシート24は、おむつ1においては、図3に示すように、立体ギャザー形成用の弾性部材25が配された領域25Tを吸収性本体2の長手方向(Y方向)の全域に延在させた立体ギャザー弾性部材の延在領域250Tと、レッグギャザー形成用の弾性部材26が配された領域26Tを吸収性本体2の長手方向(Y方向)の全域に延在させたレッグギャザー弾性部材の延在領域260Tとを有している。おむつ1のサイドシート24において、前記除いた領域24Zとは、立体ギャザー弾性部材の延在領域250Tとレッグギャザー弾性部材の延在領域260Tとの間の領域、及びサイドシート24の幅方向外方側の折り返しの頂部24T2とレッグギャザー弾性部材の延在領域260Tとの間の領域である。そして、図3に示すように、立体ギャザー弾性部材の延在領域250Tとレッグギャザー弾性部材の延在領域260Tとの間の領域における折り返されて重なる疎水性シート間が熱融着による複数の融着部28によって接合されており、同様に、サイドシート24の幅方向外方側の折り返しの頂部24T2とレッグギャザー弾性部材の延在領域260Tとの間の領域における折り返されて重なる疎水性シート間が熱融着による複数の融着部28によって接合されている。このようにして、サイドシート24は、複数の融着部28によって接合されて一体化している。尚、隣り合う融着部28どうしの間の疎水性シート間は、固定されておらず、非接合状態となっている。非接合状態とすることで、サイドシートの風合いと柔軟性を損なうことがない。
おむつ1のサイドシート24においては、融着部28は、図3に示すように、散点状に配されている。融着部28の形状は、特に制限されず、例えば、円形、楕円形、菱形、三角形、多角形等の任意の形状であってもよい。1個の融着部28のシールパターン面積は、装着感を損なわないようにする観点から、0.1mm2以上であることが好ましく、0.2mm2以上であることが更に好ましく、また、3mm2以下であることが好ましく、2mm2以下であることが更に好ましく、より具体的には0.3mm2以上1mm2以下であることが好ましく、0.4mm2以上0.8mm2以下であることが更に好ましい。最も近接する隣り合う融着部28どうしの間隔は、装着感を損なわないようにする観点から、1mm以上が好ましく、1.5mm以上であることが更に好ましく、また10mm以下であることが好ましく、8mm以下であることが更に好ましく、より具体的には2mm以上6mm以下であることが好ましく、2mm以上4mm以下であることが更に好ましい。間隔を長くすることで、サイドシートのもつ風合いと柔軟性が損なわれることがない。ここでいう間隔は、2融着部間の向かい合う縁間の最短距離を間隔とする。また、融着部28は、配置する個数が、装着感を損なわないようにする観点から、1個/cm2以上であることが好ましく、2個/cm2以上であることが更に好ましく、また、20個/cm2以下であることが好ましく、15個/cm2以下であることが更に好ましく、より具体的には3個/cm2以上10個/cm2以下であることが好ましく、4個/cm2以上8個/cm2以下であることが更に好ましい。更に、折り返して形成されたサイドシート24の総面積に対する複数の融着部28の総シールパターン面積の割合は、製品の柔らかさ確保の観点から、0.5%以上であることが好ましく、1%以上であることが更に好ましく、また、10%以下であることが好ましく、8%以下であることが更に好ましく、より具体的には1.5%以上6%以下であることが好ましく、2%以上4%以下が更に好ましい。
融着部28は、例えばヒートシール、超音波シール、高周波シール、又はこれらの2種以上の組み合わせ等を用いて形成することができる。おむつ1の融着部28の形成パターンは、上述のように、散点状に配されたドットパターンであるが、それに制限されるものではなく、例えば、線状の融着部がおむつ1の長手方向等に1本又は複数本形成される線状パターンや、格子状パターン等であってもよい。また、2種以上のシールパターンを併用してもよい。
おむつ1においては、図1に示すように、サイドシート24に伸長状態で配された立体ギャザー形成用の弾性部材25及びサイドシート24に伸長状態で配されたレッグギャザー形成用の弾性部材26は、それぞれの長さが、吸収性本体2の吸収体23の長さよりも短く配されている。また、おむつ1においては、図1に示すように、サイドシート24に伸長状態で配された立体ギャザー形成用の弾性部材25の長さが、サイドシート24に伸長状態で配されたレッグギャザー形成用の弾性部材26の長さよりも長く配されている。吸収体23の長手方向(Y方向)の長さに対する伸長状態の立体ギャザー形成用の弾性部材25の長手方向(Y方向)の長さの割合は、60%以上であることが好ましく、65%以上であることが更に好ましく、また、95%以下であることが好ましく、90%以下であることが更に好ましく、より具体的には70%以上90%以下であることが好ましく、75%以上85%以下が更に好ましい。吸収体23の長手方向(Y方向)の長さに対する伸長状態レッグギャザー形成用の弾性部材26の長手方向(Y方向)の長さの割合は、40%以上であることが好ましく、50%以上であることが更に好ましく、また、90%以下であることが好ましく、80%以下であることが更に好ましく、より具体的には55%以上75%以下であることが好ましく、60%以上70%以下が更に好ましい。伸長状態の立体ギャザー形成用の弾性部材25の長さは、伸長状態のレッグギャザー形成用の弾性部材26の長さに対して、1.1倍長いことが好ましく、1.2倍長いことが更に好ましい。
サイドシート24に伸長状態で配されたレッグギャザー形成用の弾性部材26は、その伸長率が、サイドシート24に伸長状態で配された立体ギャザー形成用の弾性部材25の伸長率よりも大きい。具体的には、レッグギャザー形成用の弾性部材26及び立体ギャザー形成用の弾性部材25は、その材料を統一し、その太さを同じにしているが、その伸長率を異ならせている。レッグギャザー形成用の弾性部材26及び立体ギャザー形成用の弾性部材25の材料としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。おむつ1においては、伸長率100%に伸長した時の応力が30gf(15gf〜60gfの範囲の応力であることが好ましい)のレッグギャザー形成用の弾性部材26が、伸長率75%以上250%以下の範囲で伸長させた状態で配設固定されていることが好ましく、100%以上200%以下の範囲で伸長させた状態で配設固定されていることが更に好ましい。また、レッグギャザー形成用の弾性部材26と同様に、伸長率100%に伸長した時の応力が30gf(15gf〜60gfの範囲の応力であることが好ましい)の立体ギャザー形成用の弾性部材25が、伸長率50%以上200%以下の範囲で伸長させた状態で配設固定されていることが好ましく、75%以上150%以下の範囲で伸長させた状態で配設固定されていることが更に好ましい。尚、伸長率は、自然長に対する、伸長されて増加した分の長さの割合であり、例えば、長さ10cmのものを20cmに伸長するとその伸長率は100%とされる。
以上のように形成されたサイドシート24は、装着時には、図5に示すように、股下部Cにおいて、立体ギャザー形成用の弾性部材25の収縮力によって、サイドシート24の固定部27よりも幅方向内方側が立体ギャザーとなる。具体的には、股下部Cにおいて、サイドシート24の固定部27よりも幅方向内方側の折り返しの頂部24T1が表面シート21から離間して立体ギャザーを形成する。それと共に、レッグギャザー形成用の弾性部材26の収縮力によって、サイドシート24の固定部27よりも幅方向外方側がレッグギャザーとなる。
上述したように、おむつ1は、図1に示すように、背側部Bにおいて、吸収性本体2の両側部それぞれに、伸縮性のサイドパネル3,3が配されている。また、上述したように、サイドシート24は、おむつ1においては、図4及び図5に示すように、吸収性本体2の表面シート21の側部の肌当接面(図4中P側)上に、吸収性本体2の全長に亘って配された固定部27を介して、吸収性本体2の全長に亘って配されている。おむつ1は、背側部Bにおけるサイドパネル3が配された領域において、サイドシート24が、図4に示すように、サイドパネル3を構成するシート31に、表面側接着剤層66を介して固定されていると共に、表面シート21に固定部27を介して固定され、該表面シートの側縁から幅方向(X方向)外方に延出した外層複合シート22に長手方向に連続する複数条の接着剤(接続用接着剤層62)を介して固定されて形成されている。表面側接着剤層66は、サイドパネル3が配される部分にのみ形成されるものである。
また、おむつ1は、背側部Bにおけるサイドパネル3が配された領域を除いた領域、股下部C及び腹側部Aにおいて、サイドシート24が、図 に示すように、表面シート21に固定部27を介して固定され、サイドシート24の固定部27よりも幅方向外方側の領域が、外層複合シート22に、長手方向に連続する複数条の接着剤(接続用接着剤層62)を介して固定されて形成されている。固定部27及び複数条の接続用接着剤層62は、吸収性本体2の略全長に亘って形成されている。長手方向(Y方向)に延びる接続用接着剤層62は、幅方向(X方向)に間隔を空けて、固定部27よりも幅方向(X方向)外方の、外層複合シート22の防漏シート22a及び防漏シート22aよりも幅方向(X方向)外方の外層不織布22bに亘る領域に、2本以上10本以下配されていることが好ましく、おむつ1においては3本配されている。
また、おむつ1は、吸収性本体2の長手方向の両端部、即ち、背側部Bの一部及び腹側部Aの一部において、サイドシート24が、図4に示すように、表面シート21に接着剤層67を介して固定されている。接着剤層67は、図4に示すように、固定部27よりも幅方向(X方向)内方側(長手方向中央線CL側)に設けられており、腹側部A及び背側部Bの一部に設けられる一方、股下部Cには設けられない。
おむつ1におけるサイドパネル3は、図4に示すように、本体側接着剤層35、先端側接着剤層36及び複数本の中間接着剤層37を有している。これらの接着剤層35,36,37は、何れも、おむつ長手方向(Y方向)に延びて形成されている。また、これらの接着剤層35,36,37においては、複数本の弾性部材33が、各接着剤層を構成する接着剤を介して2枚のシート31,32間に伸長状態で固定されていると共に、弾性部材33が介在していない部位においては2枚のシート31,32どうしが各接着剤層を構成する接着剤を介して直接接合されている。
本体側接着剤層35は、図4に示すように、サイドパネル3の延出方向における吸収性本体2側に設けられており、個々の弾性部材33の、吸収性本体2側の端部又はその近傍を固定している。先端側接着剤層36は、サイドパネル3の延出方向における先端部3a側に設けられており、個々の弾性部材33の、サイドパネル3の先端部3a側の端部又はその近傍を固定している。中間接着剤層37は、サイドパネル3の延出方向における本体側接着剤層35と先端側接着剤層36との間の領域である中間領域30に複数本設けられている。中間接着剤層37は、前記の両接着剤層35,36の何れよりも幅が小さく、中間領域30に間欠的に複数本形成されている。サイドパネル3の延出方向において、本体側接着剤層35とそれと隣接する中間接着剤層37との間、隣接する中間接着剤層37どうし間、及び、先端側接着剤層36とそれと隣接する中間接着剤層37との間には、それぞれ、接着剤が配されていない非接着領域38が形成されている。本実施形態のおむつ1においては、サイドパネル3の延出方向は、おむつ幅方向と一致している。
本体側接着剤層35、先端側接着剤層36及び中間接着剤層37は、図3に示すように、何れも、X方向に延びる複数本(より好ましくは3本以上)の弾性部材33と交差しておむつ長手方向(Y方向)に延びている。本体側接着剤層35、先端側接着剤層36及び中間接着剤層37は、何れも、X方向に延びる総ての弾性部材33と交差しておむつ長手方向(Y方向)に延びていることが好ましく、サイドパネル3の上下縁3u,3d間の全長に亘っていることが更に好ましい。
非接着領域38も同様に、X方向に延びる複数本(より好ましくは3本以上)の弾性部材33と交差しておむつ長手方向(Y方向)に延びている。非接着領域38も、X方向に延びる総ての弾性部材33と交差しておむつ長手方向(Y方向)に延びていることが好ましく、サイドパネル3の上下縁3u,3d間の全長に亘っていることが更に好ましい。
おむつ1におけるサイドパネル3は、図4に示すように、吸収性本体2側の端部3b(以下、基端部3bともいう)が、本体側接着剤層35と一部が重なる補強用接着剤層63を用いて補強されている。より具体的には、図4に示すように、サイドパネル3を構成する前記2枚のシート31,32のうちの、サイドパネル3の非肌当接面側(図4中Q側)に位置するシート32が、サイドパネル3の基端部3bにおいて該シート32の非肌当接面側(図4中Q側)に折り返されており、その折り返された部分が、補強用接着剤層63を介して該シート32の非肌当接面に接合されている。
サイドパネル3の基端部3bは、このような構成によって補強されているため、剛性が適度に高く、またX方向の引っ張り力に対して破損しにくい充分な強度を有するものとなっている。
このように形成されたサイドパネル3は、サイドシート24における幅方向(X方向)外方側の折り返しの頂部24T2に空けた間隔Sに位置する部分と外層複合シート22の外層不織布22bとで挟まれて固定されている。具体的には、サイドパネル3の補強された基端部3bが、サイドシート24の間隔Sに位置する部分と外層複合シート22の外層不織布22bとで挟まれており、表面側接着剤層66によってサイドシート24に固定されていると共に、複数条の接続用接着剤層62によって外層複合シート22に固定されている。
尚、おむつ1においては、図4に示すように、サイドパネル3を構成する前記2枚のシート31,32のうちの、他方の、サイドパネル3の肌当接面側(図4中P側)に位置するシート31は、その端部3bが、該シート31の非肌当接面側にも肌当接面側にも折り返されていないが、シート32のように、折り返されて補強されていてもよい。
図4に示すように、おむつ1の幅方向(X方向)において、本体側接着剤層35は、外層接着剤層61より外方に離間させて形成されている。即ち、本体側接着剤層35は、外層接着剤層61のおむつ幅方向外方側の端部61aより外方(図4中左側)に形成されており、本体側接着剤層35と外層接着剤層61とは、相互に重なる部分を有することなくX方向に離間させて形成されている。
他方、おむつ幅方向(X方向)において、本体側接着剤層35、補強用接着剤層63、接続用接着剤層62及び外層接着剤層61は、おむつ幅方向に隙間(接着剤層の不存在部)が生じないように重ね合わされていることが好ましい。
本体側接着剤層35、補強用接着剤層63、接続用接着剤層62及び外層接着剤層61は、上述した態様(特に図4に示す態様)で、ファスニングテープ4のY方向の全長に亘って延在していることが好ましく、同様の態様で、サイドパネル3のY方向の全長に亘って延在していることがより好ましい。
また、おむつ1におけるサイドパネル3は、図4に示すように、その先端部3aも、先端側接着剤層36と一部が重なる第2補強用接着剤層64を用いて補強されている。より具体的には、図4に示すように、サイドパネル3を構成する前記2枚のシート31,32のうちの、サイドパネル3の非肌当接面側(図4中Q側)に位置するシート32が、サイドパネル3の先端部3aにおいて該シート32の非肌当接面側(図4中Q側)に折り返されており、その折り返された部分が、第2補強用接着剤層64を介して該シート32の非肌当接面に接合されている。
サイドパネル3の先端部3aは、このような構成によって補強されているため、適度に剛性が高く、またX方向の引っ張り力に対して破損しにくい充分な強度を有するものとなっている。
そして、図4に示すように、サイドパネル3は、このようにして補強された先端部3aが、第2接続用接着剤層65によってファスニングテープ4と接合されている。
ファスニングテープ4は、テープ基材42と、該テープ基材42に接合されて止着部41を形成する機械的面ファスナーのオス部材とからなる。そして、ファスニングテープ4における、テープ基材42のみからなる部分が、サイドパネル3の先端部3aに重ねて接合されている。本実施形態においては、サイドパネル3の先端部3aとテープ基材42との間は、第2接続用接着剤層65を介して接合されている。機械的面ファスナーのオス部材をテープ基材42に固定する方法としては、熱融着や接着剤による接着等の任意の接合方法が用いられる。
なお、おむつ1の腹側部Aの非肌当接面には、図1に示すように、ファスニングテープ4、より具体的にはファスニングテープ4の止着部41を止着させるランディングゾーン5が設けられている。
尚、おむつ1においては、図4に示すように、サイドパネル3を構成する前記2枚のシート31,32のうちの、他方の、サイドパネル3の肌当接面側(図4中P側)に位置するシート31は、その先端部3aが、該シート31の非肌当接面側にも肌当接面側にも折り返されていないが、シート32のように、折り返されて補強されていてもよい。
図4に示すように、おむつ1の幅方向(X方向)において、先端側接着剤層36は、第2接続用接着剤層65より内方に離間させて形成されている。即ち、先端側接着剤層36は、第2接続用接着剤層65のおむつ幅方向内方側の端部65bより内方(図4中右側)に形成されており、先端側接着剤層36と第2接続用接着剤層65とは、相互に重なる部分を有することなくX方向に離間させて形成されている。
他方、おむつ幅方向(X方向)において、先端側接着剤層36、第2補強用接着剤層64及び第2接続用接着剤層65は、おむつ幅方向に隙間(接着剤層の不存在部)が生じないように重ね合わされている。
先端側接着剤層36及び第2補強用接着剤層64は、上述した態様(特に図4に示す態様)で、ファスニングテープ4のY方向の全長に亘って延在していることが好ましく、同様の態様で、サイドパネル3のY方向の全長に亘って延在していることがより好ましい。第2接続用接着剤層65は、ファスニングテープ4のY方向の全長の50%以上の長さに亘って、上述した態様(特に図4に示す態様)で延在していることが好ましく、同様の態様で、ファスニングテープ4のY方向の全長に亘って延在していることがより好ましい。
本実施形態の使い捨ておむつ1を、装着者に装着する際には、図2に示すように、ファスニングテープ4を手で引っ張り、サイドパネル3を伸長させた状態で、該ファスニングテープ4の止着部41を、ランディングゾーン5に押し付けて止着する。
次に上述した本発明の実施形態のおむつ1を使用した際の作用効果について説明する。
おむつ1は、図4及び図5に示すように、着用時には、股下部Cにおいて、立体ギャザーとなると共にレッグギャザーとなるサイドシート24が、一枚のシートからなり、その内方端部の縁24Iが、固定部27の位置までシートの非肌当接面側(図4中Q側)に折り返され、その外方端部の縁24Iが、固定部27の位置までシートの非肌当接面側(図4中Q側)に折り返されて2層に形成されている。その為、立体ギャザー及びレッグギャザーの防漏性が向上する。そして、立体ギャザー形成用の弾性部材25が配された領域25T及びレッグギャザー形成用の弾性部材26が配された領域26Tそれぞれを除いた領域24Zの折り返されたシート間が間欠的に配された複数の融着部28によって接合されているため、隣り合う融着部28同士の間のシート間に空気層を形成し易いので、立体ギャザー及びレッグギャザーの通気性及び柔軟性が向上すると共に、体液が通過し難く、立体ギャザー及びレッグギャザーの防漏性が更に向上する。また、折り返しの頂部24T2から間隔S(弾性部材非存在領域)を空けてレッグギャザー形成用の弾性部材26が配設固定されているので、弾性部材26よりも幅方向(X方向)外方部分の柔軟性が更に向上する。特に、おむつ1においては、複数の融着部28が散点状に配されているので、通気性、柔軟性及び防漏性が更に向上する。
また、おむつ1は、図3に示すように、立体ギャザー形成用の弾性部材25が配された領域25Tを長手方向(Y方向)の全域に延在させた立体ギャザー弾性部材の延在領域250Tと、レッグギャザー形成用の弾性部材26が配された領域26Tを長手方向(Y方向)の全域に延在させたレッグギャザー弾性部材の延在領域260Tとを有しており、立体ギャザー弾性部材の延在領域250T及びレッグギャザー弾性部材の延在領域260Tには、融着部28が配されていない。その為、立体ギャザー及びレッグギャザーの通気性及び柔軟性が更に向上する。
また、おむつ1のサイドシート24は、伸長状態で配されたレッグギャザー形成用の弾性部材26の伸長率が、伸長状態で配された立体ギャザー形成用の弾性部材25の伸長率よりも大きくなされている。その為、おむつ1は、レッグギャザーによって着用者の脚回りに固定され易く、それに従い立体ギャザーが着用者のそけい部に追従し易くなる。その結果、吸収性本体2の側部が身体にフィットし易くなり、防漏性を高めることができる。
また、おむつ1は、図1に示すように、伸長状態の立体ギャザー形成用の弾性部材25の長さが、伸長状態のレッグギャザー形成用の弾性部材26の長さよりも長くなっている。その為、サイドシート24を有効に使用でき、吸収体23の形状、並びに立体ギャザー及びレッグギャザーの形状を身体に合わせ易くなり、防漏性を高めることができる。
また、おむつ1のサイドシート24は、図4及び図5に示すように、固定部27から幅方向(X方向)外方の部分が、外層複合シート22に複数条の接着剤(接続用接着剤層62)を介して固定されている。その為、レッグギャザーの通気性及び柔軟性が向上する。
また、おむつ1のサイドパネル3は、図4に示すように、サイドシート24の間隔S(弾性部材非存在領域)に位置する部分と外層複合シート22の外層不織布22bとで挟まれて固定されている。サイドシート24の間隔S(弾性部材非存在領域)においては、隣り合う融着部28同士の間のシート間に空気層を形成し易いので、サイドパネル3固定部分での防漏性を高めることができる。
おむつ1におけるサイドパネル3のように、例えば、サイドパネル3の基端部3bが、シート32の折り返し及び補強用接着剤層63により補強されている一方、本体側接着剤層35と外層接着剤層61とがX方向に離間していると、シート31から外層不織布22bまでの総ての層間がX方向の同じ位置で接合されている場合に比して、サイドパネル3の基端部3bやその付近に過度に硬くなった部分が生じることを防止することができる。
X方向に離間する接着剤層が本体側接着剤層35と外層接着剤層61であることの意義は、サイドパネル3と外層複合シート22の接着強度の向上や、接着したときの外観向上にある。サイドパネル3における本体側接着剤層35の配設箇所は弾性部材33の収縮によって皴になりやすい。本体側接着剤層35と外層接着剤層61とがX方向に離間していない場合、外層複合シート22と、サイドパネル3の皴を有する面とが接合してしまい、接触面積が減って接合強度が低下してしまう。また、サイドパネル3の皴が接合によって外層複合シートの外面にも現れてしまう。しかしながら、おむつ1においては、X方向に離間する接着剤層が本体側接着剤層35と外層接着剤層61であるため、そのような不具合を回避することができる。
また、シート31,32等に不織布等の通気性シートを用いることにより、サイドパネル3と吸収性本体2との接合部付近に良好な通気性を確保することも容易となる。
また、おむつ1のように、例えば、本体側接着剤層35、補強用接着剤層63、接続用接着剤層62及び外層接着剤層61が、相互間に隙間が生じないように重ね合わされ、接着剤層が、X方向に実質的に連続していると、サイドパネル3及び吸収性本体2における、本体側接着剤層35から外層接着剤層61に亘る部分に、サイドパネル3を引っ張っても破損しにくい充分な強度を確保することができる。
しかも、おむつ1のサイドパネル3のように、例えば、サイドパネル3の先端部3aも、シート32の折り返し及び第2補強用接着剤層64により補強されており、補強された先端部3aが、第2接続用接着剤層65によりファスニングテープ4と接合されているため、サイドパネル3におけるファステニングテープ4の固定箇所の強度を強化できる。
更に、おむつ1のように、例えば、先端側接着剤層36と第2接続用接着剤層65とがX方向に離間していると、シート31からファスニングテープ4のテープ基材42までの総ての層間がX方向の同位置で接合されている場合に比して、ファスニングテープ4とサイドパネル3との接続部やその付近に過度に硬くなった部分が生じることを防止することができる。また、シート31,32等に不織布等の通気性シートを用いることにより、サイドパネル3と先端部3a付近に良好な通気性を確保することも容易となる。
また、おむつ1のように、例えば、先端側接着剤層36、第2補強用接着剤層64及び第2接続用接着剤層65が、相互間に隙間が生じないように重ね合わされ、接着剤層がX方向に実質的に連続していると、ファスニングテープ4及びサイドパネル3における、第2接続用接着剤層65から先端側接着剤層36に亘る部分に、ファスニングテープ4を引っ張っても破損しにくい充分な強度を確保することができる。
本実施形態のおむつ1においては、上記の構成を有するため、ファスニングテープ4やサイドパネル3に強い引っ張り力が加わっても、ファスニングテープ4から吸収性本体2に亘る全域において裂けや破れ等の破損が生じにくい。
なお、使い捨ておむつ1における中間領域30には、中間接着剤層37が、隣接する接着剤層との間に非接着領域38を設けて形成されており、おむつ1の自然状態においては、弾性部材33の収縮によって、非接着領域38における2枚のシート31,32が、それぞれ弾性部材33から離れる方向に膨出し、サイドパネル3の両面に、複数本の弾性部材33に跨るように延びる複数本の襞(図示せず)が形成される。そして、その襞は、おむつの着用状態においても完全には消失しない。そのため、サイドパネル3における、接着剤層36〜37により硬くなった部分、特に中間接着剤層37によって硬くなった部分が、着用者の肌に当たりにくく、違和感を与えにくい。
前述した、表面側接着剤層66、本体側接着剤層35、補強用接着剤層63、接続用接着剤層62、外層接着剤層61、先端側接着剤層36、第2補強用接着剤層64、第2接続用接着剤層65及び中間接着剤層37は、そのそれぞれを挟む2枚のシートの何れか一方又は双方に各種公知の方法により接着剤を塗工した後、それら2枚のシートを重ね合わせて加圧することにより形成することができる。
なお、各接着剤層を形成する接着剤の塗工パターンは、接着剤塗工機として、スプレーガン、コーターガン等を用いて、所謂ベタ塗りすることが好ましいが、接着剤塗工機として、ビードガン、スパイラルスプレーガン、オメガ字状スプレーガン、転写ロール等を用いて、直線状、スパイラル状、オメガ字状、ドット状等のパターン塗工を行うこともできる。
おむつ1の構成材料について説明する。
サイドパネル3を構成するシート31,32、ファスニングテープ4のテープ基材42としては、従来、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられている各種のシート材を、特に制限なく用いることができる。
例えば、シート31,32、テープ基材42としては、不織布、織物、フィルム又はこれらの積層シート等を用いることができる。
吸収性本体2を構成する表面シート21、外層複合シート22、吸収体23としては、それぞれ、従来、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられるもの等を、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、親水性且つ液透過性の不織布や立体開孔フィルム等を用いることができる。外層複合シート22としては、防漏シート22aが、液不透過性又は液難透過性(撥水性を含む)の樹脂フィルム、外層不織布22bが、各種製法による不織布(例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等)からなるものを用いることができる。外層不織布22bは多層構造のものであっても良い。また、吸収体23としては、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したもの等を用いることができる。立体ギャザー及びレッグギャザーを構成するサイドシート24としては、フィルム、不織布、織物又はこれらの積層シート等を用いることができる。
弾性部材33、立体ギャザー形成用の弾性部材25、レッグギャザー形成用の部弾性部材26としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状ないし紐状の弾性部材を用いることができる。一枚のサイドパネルに配する複数本の弾性部材33は、同一種類のものが同一の伸長率で配されていることが、製造コストや製造工程の簡易化等の観点から好ましい。
弾性部材33,25,26を固定する接着剤としては、非晶性ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体(EEA)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)などの熱可塑性ポリマー及びそれらの混合物等が挙げられる。接着剤はホットメルト型が好ましい。
本発明の使い捨ておむつやサイドパネル3、サイドシート24は、その製造方法に何ら制限がなく、任意の方法により製造することができる。
使い捨ておむつにおけるサイドパネルの製造方法の好ましい例について、おむつ1におけるサイドパネル3を製造する場合を例に説明する。
サイドパネル3の好ましい製造方法の一例について、図6を参照して説明すると、図6に示す伸縮性シートの製造装置7は、所定間隔離間して平行配置された一対の糸搬送用長手構造体71,71と、一対の該糸搬送用長手構造体に弾性部材を巻回して該弾性部材の向きを該糸搬送用長手構造体の長手方向(図中R方向)に交差する向きとする弾性体巻回手段72と、該弾性体巻回手段72に巻回されて該糸搬送用長手構造体により搬送される該弾性部材33を、一対の帯状シート31’,32’間に挟んで一体化する一体化手段73とを備えている。糸搬送用長手構造体71としては、R方向に移動する順走部分とR方向とは逆向きに移動する逆送部分とを有し、順走部分のみが弾性部材33と係合して該弾性部材33をR方向に搬送する無端ベルトが好ましく用いられる。無端ベルトは、プーリーやギアに架け渡し、そのプーリーやギアを回転させて駆動させる。また、個々の糸搬送用長手構造体71として、そのような無端ベルトを一本のみ使用することもできるが、図6に示すように、個々の糸搬送用長手構造体71として、そのような無端ベルトを上下二段に配したものを用いることが好ましい。上下のベルトに速度差を設けることにより、一対の糸搬送用長手構造体71,71に巻き付けた当初は、平面視ジグザグ状であった弾性部材33の向きを、弾性部材33がR方向に間隔を開けて多数平行状に配向した状態に修正した上で一対の帯状シート31’,32’間に固定することができる。糸搬送用長手構造体71として、周面に溝や凸条を螺旋状に設けた丸棒状体で中心軸線周りに回転駆動されるものを用いることもできる。
サイドパネル3の好ましい製造方法においては、図6に示すように、シート32の原反である帯状シート32’に、補強用接着剤層63及び第2補強用接着剤層64を形成するための接着剤63’及び64’を、公知の接着剤塗工機75により、それぞれ帯状に連続塗工し、次いで、それら両接着剤63’及び64’を覆うように、該帯状シート32’の両側部を、セーラーガイド(不図示)等により、帯状シート31’と対向しない面側に折り返す。他方、シート31の原反である帯状シート31’には、本体側接着剤層35、先端側接着剤層36及び中間接着剤層37を形成するための接着剤34を、公知の接着剤塗工機76により、それぞれ帯状に連続塗工する。なお、接着剤34は、帯状シート32’に連続塗工してもよい。
そして、接着剤塗工後の両帯状シート31’,32’を、両者間に、伸長状態の弾性部材33が挟まれるように合流させ、一体化手段73としての一対のニップロール74で、それらを上下から加圧して一体化させる。そして、側方に延出する弾性部材33を、切断刃を備えたカッター等の切断手段77により切断することにより、伸縮性シート3’が得られる。
そして、得られた伸縮性シート3’を、任意の切断手段により、個々のサイドパネルの長さに順次切断する。このようにして、サイドパネル3を効率よく連続生産することができる。
使い捨ておむつの製造方法においては、上記のサイドパネル3(伸縮性シート3’)を用いる以外は、従来公知の方法に従って、使い捨ておむつを製造することができる。
好ましい製造方法においては、例えば上記のサイドパネル3(伸縮性シート3’)を用いて以下の(1)〜(10)の手順でおむつを効率的に製造可能である。(1)第2接続用接着剤層65を形成するための接着剤が塗られたファスニングテープ4の連続ウェブをカットして、上記のようにして得られた伸縮性シート3’の連続ウェブに間欠的に取り付ける。(2)ファスニングテープ4を折り返して伸縮シート3’に仮止めする。(3)接続用接着剤層62を形成するための(本体接続用の)接着剤を伸縮シート3’に連続的に塗工する。(4)サイドシート24を得るため、別工程で連続シートの両側部を折り返す。折り返した一方の折り返し頂部には弾性部材25を伸長状態で接着剤にて固定し、他方の折り返し頂部には弾性部材26を伸長状態で接着剤にて固定する。次に、ヒートシール等により、弾性部材25が配された領域25T及び弾性部材26が配された領域26Tを除く領域24Zに融着部28を設けて一体化する。(5)別工程で得たサイドシート24と表面シート21とをヒートシール等による固定部27を介し、更に接着剤層67を介して一体化させたトップシート連続体を形成する。(6)別工程で防漏シート22aと外層不織布22bを一体化させ外層複合シート22を形成する。(7)伸縮シート3’を間欠的にカットして表面シート21(サイドシート24)に表面側接着剤層66を介して取り付け、接続用接着剤層62を介して外層複合シート22に取り付ける。(8)表面シート21と外層複合シート22の間に吸収体23を挟みこんで一体化する。(9)製品両側(サイドパネル飛び出し部)を内側に折りたたむ。(10)製品1個にカットする。
使い捨ておむつの製造方法は、上述のようにして得たサイドパネル3を用いて、使い捨ておむつを製造する以外は、従来公知の方法に従って、使い捨ておむつを製造することができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明の使い捨ておむつは、上述の実施形態のおむつ1に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、上述の実施形態のおむつ1において、サイドシート24は、図4及び図5に示すように、一枚のシートの内方端部の縁24Iがシートの非肌当接面側(図4中Q側)に折り返されて形成されているが、シートの肌当接面側(図4中P側)に折り返されて形成されていてもよい。また、おむつ1において、サイドシート24は、内方端部の縁24Iと同様に、一枚のシートの外方端部の縁24Iがシートの非肌当接面側(図4中Q側)に折り返されて形成されているが、シートの肌当接面側(図4中P側)に折り返されて形成されていてもよい。即ち、内方端部の縁24I及び外方端部の縁24Iが、共に非肌当接面側(図4中Q側)或いは肌当接面側(図4中P側)に折り返されていればよい。
また、上述の実施形態のおむつ1においては、図3に示すように、サイドシート24は、立体ギャザー弾性部材の延在領域250T及びレッグギャザー弾性部材の延在領域260Tの全域に融着部28を形成していないが、立体ギャザー弾性部材の延在領域250Tの内の立体ギャザー形成用の弾性部材25が配された領域25T以外の領域、即ち該領域25Tよりも長手方向(Y方向)両外方の領域には融着部28を形成していてもよく、レッグギャザー弾性部材の延在領域260Tの内のレッグギャザー形成用の弾性部材26が配された領域26T以外の領域、即ち該領域26Tよりも長手方向(Y方向)両外方の領域には融着部28を形成していてもよい。
また、上述の実施形態のおむつ1においては、サイドシート24は、表面側接着剤層66を介してシート31に固定されているが、接着剤以外の熱融着による固定であってもよい。
また、上述の実施形態のおむつ1においては、図4に示すように、サイドパネル3を構成するシート32を折り返して補強用接着剤層63(第2補強用接着剤層64)と接合していたが、折り返さずともよい。また、サイドパネル3を構成するシート32を折り返して補強用接着剤層63(第2補強用接着剤層64)と接合するとしても、サイドパネル3の基端部3b側又は先端部3a側のシート32の端部を肌当接面側(図4中P側)に折り返してもよいし、サイドパネル3を構成するシート32の代わりにシート31を折り返してもよい。また、シート32とシート31の両方を折り返してもよい。更に、サイドパネル3を構成するシート32を折り返す代わりに別材のシートを重ねて配置し補強用接着剤層63(第2補強用接着剤層64)と接合してもよい。
また、上述の実施形態のおむつ1においては、図4に示すように、ファスニングテープ4のテープ基材42が、シート32の非肌当接面(シート31側ではない面)側に、接着剤により接合された例を示したが、テープ基材42が、シート31の肌当接面(シート32側ではない面)側に、接着剤により接合されたり、シート31とシート32との間に配され、接着剤により接合されたりしていてもよい。
本発明の使い捨ておむつは、おむつ1のような、伸縮性のサイドパネル3,3が設けられた展開型の使い捨ておむつ以外に、例えば、サイドパネル3,3が設けられていない展開型の使い捨ておむつであってもよく、パンツ型使い捨ておむつであってもよい。
上述した実施形態に関し、さらに以下の使い捨ておむつを開示する。
<1>
液保持性の吸収体、該吸収体の肌当接面側に配された表面シート及び該吸収体の非肌当接面側に配された外層複合シートを有し、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部、背側に位置する背側部及び該腹側部と該背側部との間に配される股下部に区分された縦長の吸収性本体を備えた使い捨ておむつであって、
前記吸収性本体は、該吸収性本体の長手方向の両側部それぞれに、1枚の縦長の疎水性シートの幅方向両側を、長手方向に沿って折り返し、該疎水性シートを前記表面シートの肌当接面に吸収性本体の長手方向に沿って固定部を介して配設固定してなるサイドシートを備え、
前記サイドシートの幅方向内方側においては、前記疎水性シートの長手方向に沿う内方端部の縁が、前記固定部の位置迄又は該固定部を越えて、肌当接面側又は非肌当接面側に長手方向に沿って折り返されてなる折返しの頂部を有し、前記股下部における該折返しの頂部の近傍には、長手方向に伸長状態で複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材が前記疎水性シート間に配設固定されており、
前記サイドシートの幅方向外方側においては、前記疎水性シートの長手方向に沿う外方端部の縁が、前記固定部の位置迄又はそれより幅方向外方側で、長手方向に沿って、肌当接面側及び非肌当接面側の内の前記内方端部の縁が折り返された側と同じ側に折り返されてなる折り返しの頂部を有し、前記股下部における該折り返しの頂部から間隔を空けて、長手方向に伸長状態の複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材が前記疎水性シート間に配設固定されており、
前記サイドシートは、前記複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材が配された領域及び前記複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材が配された領域それぞれを除いた領域における折り返されて重なる前記疎水性シート間が、間欠的に配された複数の融着部によって接合固定されており、隣り合う該融着部間は、前記疎水性シート同士が非接合であり、
着用時には、前記股下部において、前記立体ギャザー形成用の弾性部材の収縮力によって、前記サイドシートの前記固定部よりも幅方向内方側が立体ギャザーとなると共に、前記レッグギャザー形成用で弾性部材の収縮力によって、前記サイドシートの前記固定部よりも幅方向外方側がレッグギャザーとなる使い捨ておむつ。
<2>
前記複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材が配された領域を前記吸収性本体の長手方向の全域に延在させた立体ギャザー弾性部材の延在領域と、前記複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材が配された領域を前記吸収性本体の長手方向の全域に延在させたレッグギャザー弾性部材の延在領域とを有し、
前記複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材が配された領域及び前記複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材が配された領域それぞれを除いた領域は、前記立体ギャザー弾性部材の延在領域と前記レッグギャザー弾性部材の延在領域との間の領域、及び前記サイドシートの幅方向外方側の前記折り返しの頂部と前記レッグギャザー弾性部材の延在領域との間の領域である前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<3>
前記融着部は、散点状に配されている前記<1>又は<2>に記載の使い捨ておむつ。
<4>
着用時には、前記サイドシートは、股下部において、立体ギャザーとなると共にレッグギャザーとなる前記<1>〜<3>のいずれか1に記載の使い捨ておむつ。
<5>
前記サイドシートにおいては、前記融着部は散点状に配されており、該融着部の形状は、円形、楕円形、菱形、三角形、多角形形状である前記<1>〜<4>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<6>
前記融着部は、1個のシールパターン面積が0.1mm2以上3mm2以下である前記<1>〜<5>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<7>
隣り合う前記融着部同士の間隔が1mm以上10mm以下である前記<1>〜<6>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<8>
前記融着部は、配置する個数が1個/cm2以上20個/cm2以下である前記<1>〜<7>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<9>
前記融着部は、1個のシールパターン面積が0.1mm2以上3mm2以下であり、隣り合う前記融着部同士の間隔が1mm以上10mm以下であり、配置する個数が1個/cm2以上20個/cm2以下である前記<1>〜<8>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<10>
前記融着部は、ヒートシール、超音波シール、高周波シール、又はこれらの2種以上の組み合わせを用いて形成され、
前記融着部の形成パターンは、線状の融着部がおむつ1の長手方向等に1本又は複数本形成される線状パターンや、格子状パターン、または、2種以上のシールパターンを併用しものである前記<1>または<2>に記載の使い捨ておむつ。
<11>
前記レッグギャザー形成用の弾性部材は、その伸長率が、前記立体ギャザー形成用の弾性部材の伸長率よりも大きい前記<1>〜<10>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<12>
伸長状態で配された前記立体ギャザー形成用の弾性部材及び伸長状態で配された前記レッグギャザー形成用の弾性部材は、それぞれの長さが、前記吸収体の長さよりも短く、
伸長状態で配された前記立体ギャザー形成用の弾性部材の長さが、伸長状態で配された前記レッグギャザー形成用の弾性部材の長さよりも長い前記<1>〜<11>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<13>
前記股下部においては、前記サイドシートの前記固定部よりも幅方向外方側の領域は、前記外層複合シートに、長手方向に連続する複数条の接着剤にて固定されている前記<1>〜<12>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<14>
前記背側部においては、吸収性本体の両側部それぞれに、伸縮性のサイドパネルが配されている前記<1>〜<13>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<15>
前記背側部においては、前記吸収性本体の長手方向に沿う両側部それぞれに伸縮性のサイドパネルが設けられており、
前記外層複合シートは、液難透過性の防漏シートと、該防漏シートの外面側に接合された外層不織布とを有しており、
前記サイドパネルの幅方向内方側は、サイドシートにおける幅方向外方側の前記折り返しの頂部に空けた前記間隔に位置する部分と前記外層複合シートの前記外層不織布とで挟まれて固定されている前記<1>〜<14>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<16>
前記サイドパネルは、本体側接着剤層、先端側接着剤層及び複数本の中間接着剤層を有しており、
前記接着剤層は、何れも、使い捨ておむつ長手方向(Y方向)に延びて形成されており、
前記接着剤層においては、複数本の弾性部材が、該接着剤層を構成する接着剤を介して2枚のシート間に伸長状態で固定されていると共に、該弾性部材が介在していない部位においては2枚のシートどうしが該接着剤層を構成する該接着剤を介して直接接合されている前記<15>に記載の使い捨ておむつ。
<17>
使い捨ておむつの幅方向(X方向)において、前記本体側接着剤層は、前記外層接着剤層より外方に離間させて形成されている前記<16>に記載の使い捨ておむつ。
<18>
前記サイドパネルは、補強用接着剤層を用いて補強されており、
前記サイドシートは、前記表面シートの側縁から幅方向(X方向)外方に延出した前記外層複合シートに、長手方向に連続する複数条の接続用接着剤層を介して固定されており、
使い捨ておむつ幅方向(X方向)において、前記本体側接着剤層、前記補強用接着剤層、前記接続用接着剤層及び前記外層接着剤層は、おむつ幅方向に隙間(接着剤層の不存在部)が生じないように重ね合わされている前記<16>または<17>に記載の使い捨ておむつ。
<19>
前記サイドパネルは、先端部にファスニングテープが設けられており、2枚のシート及び該2枚のシート間に固定された弾性部材を有しており、該サイドパネルは、平面状に拡げた状態において、矩形状である前記<14>〜<18>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<20>
前記サイドパネルは、不織布製の2枚のシートと、2枚のシート間に、使い捨ておむつ幅方向(X方向)に伸長した状態で固定されている複数本の弾性部材とを有しており、
前記サイドパネルの先端部に設けられたファスニングテープは、該サイドパネルを、他の部位に止着するためのものであり、
前記弾性部材は、それぞれ、使い捨ておむつの幅方向(X方向)に沿って配されており、
前記サイドパネルにおける複数本の前記弾性部材は、使い捨ておむつの長手方向(Y方向)に略等しい間隔を設けて配されている前記<14>〜<19>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<21>
前記サイドパネルを構成する前記2枚のシートのうちの、該サイドパネルの外面側に位置するシートが、該サイドパネルの先端部において該シートの外面側に折り返されており、その折り返された部分が、第2補強用接着剤層を介して該シートの外面に接合されている前記<19>または<20>に記載の使い捨ておむつ。
<22>
前記サイドシートは、前記疎水性シートが折り返された前記内方端部の縁と、折り返された前記外方端部の縁とが突き合わせ状態で一体化している前記<1>〜<21>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<23>
前記立体ギャザー形成用の弾性部材は、1本以上4本以下配されている前記<1>〜<22>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<24>
前記レッグギャザー形成用の弾性部材は、1本以上4本以下配されている前記<1>〜<23>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<25>
前記サイドシートの幅方向(X方向)の長さW1に対する、前記間隔の幅の割合は5%以上40%以下である前記<1>〜<24>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<26>
前記サイドシートは、折り返された前記内方端部と、折り返された前記外方端部とが突き合わせ状態で一体化して、折り返された該内方端部の縁と、折り返された該外方端部の縁とが面一で合わさって、サイドシートが環状に形成されている前記<1>〜<25>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<27>
前記サイドシートは、前記表面シートの側縁から幅方向(X方向)外方に延出した前記外層複合シートに、長手方向に連続する複数条の接続用接着剤層を介して固定されており、
前記固定部及び複数条の前記接続用接着剤層は、前記吸収性本体の略全長に亘って形成されており、
前記接続用接着剤層は、幅方向(X方向)に間隔を空けて、前記固定部よりも幅方向(X方向)外方の、前記外層複合シートの防漏シート及び防漏シートよりも幅方向(X方向)外方の外層不織布に亘る領域に、2本以上10本以下配されている前記<1>〜<26>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<28>
前記ファスニングテープは、テープ基材を有し、
前記テープ基材としては、不織布、織物、フィルム又はこれらの積層シートを用いる前記<19>に記載の使い捨ておむつ。
<29>
前記表面シートとしては、親水性且つ液透過性の不織布や立体開孔フィルムを用いる前記<1>〜<28>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<30>
前記外層複合シートとしては、防漏シートが、液不透過性又は液難透過性(撥水性を含む)の樹脂フィルム、外層不織布が、不織布(エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布)からなるものを用いる前記<1>〜<29>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<31>
前記吸収体としては、パルプ繊維等の繊維の集合体又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したものを用いる前記<1>〜<30>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<32>
前記立体ギャザー及び前記レッグギャザーを構成する前記サイドシートとしては、フィルム、不織布、織物又はこれらの積層シートを用いる前記<1>〜<31>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
1 使い捨ておむつ
2 吸収性本体
21 表面シート
22 外層複合シート
22a 防漏シート
22b 外層不織布
23 吸収体
24 サイドシート
24O 外方端部の縁
24I 内方端部の縁
24T1,24T2 折り返しの頂部
25 立体ギャザー形成用の弾性部材
25T 複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材25が配された領域
250T 立体ギャザー弾性部材の延在領域
26 レッグギャザー形成用の弾性部材
26T 複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材26が配された領域
260T レッグギャザー弾性部材の延在領域
24Z 領域25T及び領域26Tそれぞれを除いた領域
27 固定部
28 融着部
3 サイドパネル
3a サイドパネルの先端部
3b サイドパネルの基端部(吸収性本体側の端部)
30 中間領域
31,32 シート
33 弾性部材
35 本体側接着剤層
36 先端側接着剤層
37 中間接着剤層
38 非接着領域
4 ファスニングテープ
41 止着部
42 テープ基材
5 ランディングゾーン
61 外層接着剤層
62 接続用接着剤層
63 補強用接着剤層
64 第2補強用接着剤層
65 第2接続用接着剤層
66 表面側接着剤層
67 接着剤層

Claims (10)

  1. 液保持性の吸収体、該吸収体の肌当接面側に配された表面シート及び該吸収体の非肌当接面側に配された外層複合シートを有し、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部、背側に位置する背側部及び該腹側部と該背側部との間に配される股下部に区分された縦長の吸収性本体を備えた使い捨ておむつであって、
    前記吸収性本体は、該吸収性本体の長手方向の両側部それぞれに、1枚の縦長の疎水性シートの幅方向両側を、長手方向に沿って折り返し、該疎水性シートを前記表面シートの肌当接面に吸収性本体の長手方向に沿って固定部を介して配設固定してなるサイドシートを備え、
    前記サイドシートの幅方向内方側においては、前記疎水性シートの長手方向に沿う内方端部の縁が、前記固定部の位置迄又は該固定部を越えて、肌当接面側又は非肌当接面側に長手方向に沿って折り返されてなる折返しの頂部を有し、前記股下部における該折返しの頂部の近傍には、長手方向に伸長状態で複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材が前記疎水性シート間に配設固定されており、
    前記サイドシートの幅方向外方側においては、前記疎水性シートの長手方向に沿う外方端部の縁が、前記固定部の位置迄又はそれより幅方向外方側で、長手方向に沿って、肌当接面側及び非肌当接面側の内の前記内方端部の縁が折り返された側と同じ側に折り返されてなる折り返しの頂部を有し、前記股下部における該折り返しの頂部から間隔を空けて、長手方向に伸長状態で複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材が前記疎水性シート間に配設固定されており、
    前記サイドシートは、前記複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材が配された領域及び前記複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材が配された領域それぞれを除いた領域における折り返されて重なる前記疎水性シート間が、間欠的に配された複数の融着部によって接合固定されており、隣り合う該融着部どうしの間の前記疎水性シート間が非接合状態であり、
    着用時には、前記股下部において、前記立体ギャザー形成用の弾性部材の収縮力によって、前記サイドシートの前記固定部よりも幅方向内方側が立体ギャザーとなると共に、前記レッグギャザー形成用の弾性部材の収縮力によって、前記サイドシートの前記固定部よりも幅方向外方側がレッグギャザーとなる使い捨ておむつ。
  2. 前記複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材が配された領域を前記吸収性本体の長手方向の全域に延在させた立体ギャザー弾性部材の延在領域と、前記複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材が配された領域を前記吸収性本体の長手方向の全域に延在させたレッグギャザー弾性部材の延在領域とを有し、
    前記複数本の立体ギャザー形成用の弾性部材が配された領域及び前記複数本のレッグギャザー形成用の弾性部材が配された領域それぞれを除いた領域は、前記立体ギャザー弾性部材の延在領域と前記レッグギャザー弾性部材の延在領域との間の領域、及び前記サイドシートの幅方向外方側の前記折り返しの頂部と前記レッグギャザー弾性部材の延在領域との間の領域である請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記融着部は、散点状に配されている請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 着用時には、前記サイドシートは、股下部において、立体ギャザーとなると共にレッグギャザーとなる請求項1〜3記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記融着部は、1個のシールパターン面積が0.1mm2以上3mm2以下であり、隣り合う前記融着部同士の間隔が1mm以上10mm以下であり、配置する個数が1個/cm2以上20個/cm2以下である請求項1〜4の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記レッグギャザー形成用の弾性部材は、その伸長率が、前記立体ギャザー形成用の弾性部材の伸長率よりも大きい請求項1〜5の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 伸長状態で配された前記立体ギャザー形成用の弾性部材及び伸長状態で配された前記レッグギャザー形成用の弾性部材は、それぞれの長さが、前記吸収体の長さよりも短く、
    伸長状態で配された前記立体ギャザー形成用の弾性部材の長さが、伸長状態で配された前記レッグギャザー形成用の弾性部材の長さよりも長い請求項1〜6の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記股下部においては、前記サイドシートの前記固定部よりも幅方向外方側の領域は、前記外層複合シートに、長手方向に連続する複数条の接着剤にて固定されている請求項1〜7の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  9. 前記背側部においては、前記吸収性本体の長手方向に沿う両側部それぞれに伸縮性のサイドパネルが設けられており、
    前記外層複合シートは、液難透過性の防漏シートと、該防漏シートの非肌当接面側に接合された外層不織布とを有しており、
    前記サイドパネルの幅方向内方側は、サイドシートにおける幅方向外方側の前記折り返しの頂部に空けた前記間隔に位置する部分と前記外層複合シートの前記外層不織布とで挟まれて固定されている請求項1〜8の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  10. 前記サイドシートは、前記疎水性シートが折り返された前記内方端部の縁と、折り返された前記外方端部の縁とが突き合わせ状態で一体化している請求項1〜9の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
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